JP2017145016A - シャリ玉用容器 - Google Patents

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俊明 北原
Toshiaki Kitahara
俊明 北原
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Abstract

【課題】本体及び蓋体の強固な連結を実現しながら、本体及び蓋体を合わせる手間が低減できるようにする。【解決手段】シャリ玉を収納する収納部11を複数備えた本体1a及び蓋体1bを重ねて構成されるシャリ玉用容器において、本体1a及び蓋体1bは、密な嵌合関係にある凸部12及び凹部13を、収納部11を囲むフレーム14に形成した同一構造で、対となる凸部12及び凹部13は、本体12及び蓋体13の短手方向中間線Sを挟んで線対称位置に設けられたことを特徴とするシャリ玉用容器である。【選択図】図7

Description

本発明は、握り寿司用のシャリ玉を収納して搬送又は保管に供するシャリ玉用容器に関する。
近年では、工場で大量生産された握り寿司用のシャリ玉が、飲食店やスーパーに搬送され、握り寿司の製造、販売に利用される。シャリ玉は、シャリ玉をシャリ玉用容器に収納して搬送又は保管に供される。シャリ玉用容器(シャリ塊搬送容器)は、例えば特許文献1に見られるように、シャリ玉(シャリ塊)を収納する多数の収納部(凹部)を設けた樹脂製の本体(容器本体)及び蓋体から構成される(特許文献1・[請求項1])。シャリ玉は、本体及び蓋体の収納部が合わさって形成される空間に収納され、過度な乾燥や形崩れが防止された状態で、搬送又は保管される。
特許文献1が開示するシャリ玉用容器は、本体の外周壁(本体周壁部)に設けられた突起部(特許文献1・[請求項2])に蓋体の外周フランジ(蓋体フランジ部)を掛合させ、蓋体を本体から外れにくくしている(特許文献1・[0016][0017])。また、本体及び蓋体それぞれのフレーム面(本体:底部、蓋体:天部)に設けた凸部及び収納部(嵌合収納部)(特許文献1・[請求項3])の嵌合により、本体及び蓋体の強固な連結を実現し、蓋体を本体から外れにくくしている(特許文献1・[0018])。
登録実用新案第3167901号公報
特許文献1が開示するシャリ玉用容器は、本体及び蓋体それぞれに対となる掛合部位(本体の突起部と蓋体の外周フランジ、本体の凸部と蓋体の収納部)を設けている。これは、シャリ玉用容器を構成するため、それぞれが別構造の本体及び蓋体である2種類の製品が必要になることを意味する。特許文献1が図示する例示からも明らかなように、シャリ玉用容器を構成する本体及び蓋体は、非常に似通った外観を有する。このため、従来のシャリ玉用容器は、本体同士又は蓋体同士を合わせようとして、シャリ玉の収納に時間が掛かる問題がある。そこで、特許文献1が開示するような本体及び蓋体の強固な連結を実現しながら、本体及び蓋体を合わせる手間が低減できるようにするため、検討した。
検討の結果開発した物が、シャリ玉を収納する収納部を複数備えた本体及び蓋体を重ねて構成されるシャリ玉用容器において、本体及び蓋体は、密な嵌合関係にある凸部及び凹部を、収納部を囲むフレームに形成した同一構造で、対となる凸部及び凹部は、本体及び蓋体の長手方向中間線又は短手方向中間線を挟んで線対称位置に設けられたことを特徴とするシャリ玉用容器である。本体及ぶ蓋体は、通常、樹脂製の一体成形品として形成されるが、シャリ玉用容器として利用可能であれば、金属製又は木製でもよい。また、凸部又は凹部のみをゴム製で構成してもよい。
本発明のシャリ玉用容器は、特許文献1と同様、シャリ玉を収納する収納部を複数備えた本体及び蓋体とを重ねて構成される。しかし、本発明のシャリ玉用容器は、本体及び蓋体がそれぞれ構成されるのではなく、本体及び蓋体が密な嵌合関係にある凸部及び凹部を、収納部を囲むフレームに形成した同一構造である。このため、本発明のシャリ玉用容器は、2つの同一構造の製品の一方を本体、他方を蓋体として、重ねて構成される。
「密な嵌合関係にある凸部及び凹部」は、嵌合した際、凸部の表面と凹部の表面とが接触して摩擦抵抗を発生し、容易に分離しない程度の嵌合状態となる凸部及び凹部を意味する。これから、凸部及び凹部は、転写関係にある外形状であることが好ましいが、前記嵌合状態を実現できれば、凸部及び凹部の外形状は限定されない。また、接触する凸部の表面と凹部の表面とは、それぞれ凸部又は凹部の全部でなくてもよく、容易に分離しない程度の嵌合状態を形成できれば、凸部の表面と凹部の表面とは一部が接触するだけでもよい。
対となる凸部及び凹部が「本体及び蓋体の長手方向中間線又は短手方向中間線を挟んで線対称位置に設けられ」るとは、凸部及び凹部を一組として、凸部を設けた位置と凹部を設けた位置とが、本体及び蓋体の長手方向中間線(長手方向二等分線)又は短手方向中間線(短手方向二等分線)を挟んで線対称な関係にあることを意味する。凸部及び凹部の組が複数ある場合、各組における凸部及び凹部が前記線対称な関係にある。これから、本体及び蓋体に設けられる凸部及び凹部は同数となる。
本発明により、特許文献1が開示するような本体及び蓋体の強固な連結を実現しながら、本体及び蓋体の区別なく両者を合わせられる。これは、製造の観点から、1種類の製品を製造すれば、本体及び蓋体のいずれにも利用できることを意味し、本体及び蓋体に費やす製造コストや管理コストを低減できる効果をもたらす。また、本体及び蓋体の構造が同一であるため、両者を合わせるため、蓋体及び蓋体を区別することなく、同一構造の製品を2つ用意すれば済むことになり、使用に際する手間が低減される効果も得られる。
本発明を適用したシャリ玉用容器の一例を表す平面図である。 本例のシャリ玉用容器の正面図である。 本例のシャリ玉用容器の右側面図である。 図1中A-A断面図である。 図1中B-B断面図である。 図1中C-C断面図である。 蓋体と本体とを重ね合わせている状態を表す図4相当断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図を参照しながら説明する。本発明のシャリ玉用容器は、図1〜図6に見られる同形の樹脂一体成形品である本体1a及び蓋体1bから構成される。本発明のシャリ玉用容器は、本体1a及び蓋体1bが同一構造であり、いずれも図1〜図6に見られる構造である。これから、図示された樹脂一体成形品を本体1aとして説明する。蓋体1bは、本体1aと同一構造なので、前記説明が当てはまる。
本体1aは、シャリ玉(図示略)の外径に倣った水平に長い直方体を上下に半割した形状の収納部11を、長手方向(図1中上下方向)に5個、短手方向(図1中左右方向)に12個、合計60個を配列した樹脂一体成形品である。シャリ玉は、本体1aの収納部11と蓋体1bの収納部11とが上下に合わさった空間に収納される。各収納部11は、平面視略長方形の平板であるフレーム14に上面を開口させることにより、前記フレーム14を介して相互の位置関係を固定している。
本例の収納部11は、長手方向等間隔に、左右の壁面管にわたって延びる補強リブ111を複数設けている。また、隣り合う収納部11,11は、フレーム14から降りるそれぞれの壁面を一体に仕切142として区切られている。仕切142は、中央に収納部11の深さの半分程度に落ち込んだ仕切凹部143を設けている。仕切凹部143は、下半分が収納部11に収納されるシャリ玉を容易に掴んで取り出せるようにする。
フレーム14は、図1中右から4個までの収納部11の角部を突き合わせた位置に凸部12を、図1中左から4個までの収納部11の角部を突き合わせた位置に凹部13を、それぞれ12個ずつ設けている。凸部12及び凹部13は、本体1aの短手方向中間線Sを挟んで線対称位置に設けられている(図1参照)。凸部12は、天井面が半球状の円筒状突起で、凹部13は前記凸部12の転写構造で、底面が半球状の円筒状凹みである。これにより、凸部12及び凹部13は、本体1a及び蓋体1bを重ね合わせるとき、互いの側面を接触させて摩擦抵抗を発生させ、容易に分離しない程度の嵌合状態となる。
また、本例のフレーム14は、外向きに張り出す外周フランジの左辺に凸条リブ141、前記外周フランジの右辺に凹条リブ142を設けている。凸条リブ141及び凹条142は、本体1aの短手方向中間線Sを挟んで線対称位置に設けられている(図1参照)。凸条リブ141は、外周フランジの外縁に直交して内向きに延びる半円断面の凸部である。凹条リブ142は、前記凸条リブ141の転写構造で、外周フランジの外縁に直交して内向きに延びる半円断面の凹部である。凸条リブ141及び凹条リブ142は、本体1a及び蓋体1bを重ね合わせるとき、前記本体1a及び蓋体1bの位置ずれを防止するため、表面を接触させても摩擦抵抗を発生させることなく、緩く嵌合する。
本発明のシャリ玉用容器は、同一構造の樹脂一体成形品を2つ用意し、一方を本体1aとし、他方を上下反転させて蓋体1bとする。これは、前記樹脂一体成形品のみを用意して、適宜本体1a又は蓋体1bとして利用できることを意味し、両者の区別をなくすことにより、シャリ玉用容器の構成に掛かる作業の能率を向上させることができる効果をもたらす。本体1aは、収納部11にシャリ玉(図示略)を収納した状態で、図7に見られるように、蓋体1bを重ねる。このとき、本体1a及び蓋体1bそれぞれの凸部11及び凹部12や凸条リブ141及び凹条リブ142は、左右の位置関係が逆になっている。
これにより、本体1aの凸部11及び凸条リブ141が蓋体1bの凹部12及び凹条リブ142に嵌合し、本体1aの凹部12及び凹条リブ142が蓋体1bの凸部11及び凸条リブ141にそれぞれ嵌合する。凸条リブ141及び凹条リブ142の嵌合は、本体1a及び蓋体1bの位置合わせの働きを有する。凸部11及び凹部12の嵌合は、前記凸条リブ141及び凹条リブ142の嵌合の嵌合同様、本体1a及び蓋体1bの位置合わせの働きを発揮するほか、本体1a及び蓋体1bが容易に外れないようにしている。
凸部11及び凹部12は、それぞれの側面を密接させた摩擦抵抗により外れにくくしているが、例えば作業者が本体1aを押さえて蓋体1bを持ち上げれば簡単に分離できる。こうして凸部11及び凹部12を分離して本体1aから外した蓋体1bは、再利用してもいい。再利用される蓋体1bは、そのまま蓋体1bとしてもよいし、上下反転させて新たなシャリ玉用容器の本体1aとしてもよい。これは、本体1aを再利用する場合も同様である。こうした蓋体1bの本体1aへの転用又はその逆ができるのは、単一の樹脂一体成形品を適宜本体1a又は蓋体1bとして使い分けることによる効果である。
1a 本体
1b 蓋体
11 収納部
111 補強リブ
12 凸部
13 凹部
14 フレーム
141 凸条リブ
142 凹条リブ
143 仕切
144 仕切凹部

Claims (1)

  1. シャリ玉を収納する収納部を複数備えた本体及び蓋体を重ねて構成されるシャリ玉用容器において、
    本体及び蓋体は、密な嵌合関係にある凸部及び凹部を、収納部を囲むフレームに形成した同一構造で、
    対となる凸部及び凹部は、本体及び蓋体の長手方向中間線又は短手方向中間線を挟んで線対称位置に設けられたことを特徴とするシャリ玉用容器。
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