JP2017145109A - シート収納カセット及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートの重量によるカセット挿入時のカーソル部材のずれを簡易な構成で抑制可能なシート収納カセット及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート収納カセットは、ハウジングと、カーソル部材と、ロック機構と、を備え、画像形成装置本体に対し着脱可能に装着される。ハウジングは、カセットベース及びカセットベースの周縁部に立設される複数の側壁で構成され、シート状の記録媒体を収納する。カーソル部材は、ハウジングのカセットベースに移動可能に設けられ、ハウジング内に収納されたシートの端縁に当接してシートの位置決めを行う。ロック機構は、ハウジング内に収納されるシートが所定枚数以上のとき、カセットベースに対するカーソル部材の移動を規制する。
【選択図】図3
【解決手段】シート収納カセットは、ハウジングと、カーソル部材と、ロック機構と、を備え、画像形成装置本体に対し着脱可能に装着される。ハウジングは、カセットベース及びカセットベースの周縁部に立設される複数の側壁で構成され、シート状の記録媒体を収納する。カーソル部材は、ハウジングのカセットベースに移動可能に設けられ、ハウジング内に収納されたシートの端縁に当接してシートの位置決めを行う。ロック機構は、ハウジング内に収納されるシートが所定枚数以上のとき、カセットベースに対するカーソル部材の移動を規制する。
【選択図】図3
Description
本発明は、デジタル複写機、レーザープリンター等の画像形成装置に用いられる、シート状の記録媒体を収納するシート収納カセット及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
従来、シート状の用紙(記録媒体)を複数枚積載して収納するとともに、画像形成動作に応じて画像形成装置本体の画像形成部へ用紙を1枚ずつ分離して搬送する給紙カセットが広く用いられている。このような給紙カセットは、用紙の補給時における操作性を考慮して、画像形成装置本体に対し挿入及び引き出し可能とされている。
また、給紙カセットには、用紙を給紙カセット内の所定位置に収納するための幅合わせカーソル及び後端カーソルから成るカーソル部材が配置されている。これらのカーソル部材を積載される用紙サイズに合わせて移動させることにより、用紙を給紙位置に位置決めする。
ここで、用紙の積載量が多い状態で給紙カセットを画像形成装置本体へ挿入すると、用紙の重量によりカーソル部材に大きな負荷が加わり、カーソル部材が予め位置決めされた位置からずれることがある。カーソル部材の位置がずれると、カーソル部材によって規制される用紙位置もずれるため、画像位置ずれや給紙不良等の不具合が発生するという問題点があった。
そこで、カーソル部材の不用意な移動を防止する方法が提案されており、例えば特許文献1には、鋸歯状のラック歯を有するラックを案内レールと平行に設けておき、後端カーソルに取り付けられたロックレバーを所定の位置でラックに係合させるロック機構を備えた給紙カセットが開示されている。また、特許文献2には、第1のガイド部材の固定を凹凸嵌合によって行うとともに、第1のガイド部材の撓み変形によってその凹凸嵌合による固定を解除するようにした給紙カセットが開示されている。
特許文献1、2のように、カーソル部材をロックする専用のロック機構を設けた場合であっても、ラック歯や凹凸の係合が浅い場合は給紙カセットの挿入時にカーソル部材に加わる負荷によってロック機構の係合が外れ、カーソル部材の位置ずれが発生するおそれがあった。
また、カーソル部材を強固にロックできるロック機構を設けた場合、カーソル部材の位置ずれは防止できるものの、ユーザーがロック機構の操作を忘れるとカーソル部材がロックされず、給紙カセット内で用紙の位置ずれが発生するおそれがあった。
本発明は、上記問題点に鑑み、シートの重量によるカセット挿入時のカーソル部材のずれを簡易な構成で抑制可能なシート収納カセット及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、ハウジングと、カーソル部材と、ロック機構と、を備え、画像形成装置本体に対し着脱可能に装着されるシート収納カセットである。ハウジングは、カセットベース及びカセットベースの周縁部に立設される複数の側壁で構成され、シート状の記録媒体を収納する。カーソル部材は、ハウジングのカセットベースに移動可能に設けられ、ハウジング内に収納されたシートの端縁に当接してシートの位置決めを行う規制面と、規制面の下端からベースに沿って内側に延びる支持面と、を有する。ロック機構は、カーソル部材の支持面に上下方向に揺動可能に設けられる係合部材と、カセットベースに形成され、カーソル部材が所定サイズのシートの端縁に当接する位置に配置されたとき係合部材に対向する係合溝と、を有し、カセットベースに対する前記カーソル部材の移動を規制する。係合部材は、ハウジング内に収納されるシートが所定枚数未満のとき、支持面の上方に突出して係合溝から離間することによりカーソル部材の移動を許容する第1の位置に配置され、ハウジング内に収納されるシートが所定枚数以上のとき、支持面の下方に埋没して係合溝に係合することにより係合溝に係合してカーソル部材の移動を規制する第2の位置に配置される。
本発明の第1の構成によれば、カーソル部材を予めハウジング内に収納するシートサイズに応じた位置に合わせておき、所定枚数以上のシートを積載するだけで、係合部材が第2の位置に配置されてカーソル部材の移動が規制される。また、画像形成装置にシート収納カセットを挿入した後、印字動作によりシートが所定枚数よりも少なくなると、係合部材が第1の位置に配置されてカーソル部材のロックが自動的に解除される。従って、シートの積載枚数(積載量)が多い状態で画像形成装置にシート収納カセットを挿入する際のカーソル部材の位置ずれ、及びそれに起因する画像位置ずれやシート給送不良を確実に防止することができる。また、ユーザーがカーソル部材の移動を規制(ロック)する操作や、画像形成装置からシート収納カセットを引き出してシートを補給する際にロックを解除する操作も不要となる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る給紙カセット2を備えた画像形成装置100の概略断面図である。なお、ここでは画像形成装置100として、モノクロ複合機について示している。画像形成装置100本体内には、帯電、露光、現像及び転写の各工程によりモノクロ画像を形成する画像形成部Pが配設されている。
画像形成部Pには、感光体ドラム1の回転方向(図1の反時計回り方向)に沿って、帯電部10、露光ユニット3、現像装置4、転写ローラー7、クリーニング装置8、及び除電装置(図示せず)が配設されている。画像形成部Pでは、感光体ドラム1を図1において反時計回り方向に回転させながら、感光体ドラム1に対する画像形成プロセスが実行される。
コピー動作を行う場合、画像読取部21において原稿の画像データを読み取り画像信号に変換する。一方、画像形成部Pにおいて、帯電部10により図中の反時計回り方向に回転する感光体ドラム1が一様に帯電される。そして、画像読取部21で読み取られた原稿画像データに基づいて露光ユニット3から感光体ドラム1上にレーザービーム(光線)を照射することで、その画像データに基づく静電潜像を感光体ドラム1表面に形成する。その後、現像装置4が静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する。
上記のようにトナー像が形成された画像形成部Pに向けて、給紙カセット2から用紙26が用紙搬送路11及びレジストローラー対13を経由して所定のタイミングで搬送され、画像形成部Pにおいて転写ローラー7により感光体ドラム1表面のトナー像が用紙に転写される。そして、トナー像が転写された用紙26は感光体ドラム1から分離され、定着部9に搬送されて加熱及び加圧されることで用紙26にトナー像が定着される。
定着部9を通過した用紙26は、複数方向に分岐した分岐部16によって搬送方向が振り分けられる。用紙26の片面のみに画像を形成する場合は、そのまま排出ローラー対14によって排出トレイ15に排出される。
一方、用紙26の両面に画像を形成する場合は、定着部9を通過した用紙26は一旦排出ローラー対14方向に搬送され、用紙26の後端が分岐部16を通過した後に排出ローラー対14を逆回転させるとともに分岐部16の搬送方向を切り換えることで、用紙26の後端から反転搬送路17に振り分けられ、画像面を反転させた状態でレジストローラー対13に再搬送される。そして、感光体ドラム1上に形成された次の画像が転写ローラー7により用紙26の画像が形成されていない面に転写され、定着部9に搬送されてトナー像が定着された後、排出トレイ15に排出される。
次に、給紙カセット2の構成について説明する。図2及び図3は、それぞれ本発明の第1実施形態に係る給紙カセット2の斜視図及び平面図であり、図4は、給紙カセット2を幅合わせカーソル37aの幅規制部41近傍で給紙方向に沿って切断した側面断面図(図3のAA矢視断面図)、図5は、幅合わせカーソル37aを用紙幅方向に沿って切断した側面断面図である。図2及び図3において、画像形成装置100に対する給紙カセット2の挿入方向を矢印B、引き出し方向を矢印B′で示し、給紙カセット2の給紙方向を矢印Cで示す。カセットベース25は、給紙カセット2のハウジング(筐体)を構成するものであり、矩形状の底面の四辺に側壁25a〜25dが形成されたトレイ状をなしている。
給紙カセット2の挿入方向に対し下流側の側壁25aにはカセットカバー33が装着されている。カセットカバー33は、その表面側(図2の左手前側)が外部に露出して画像形成装置100(図1参照)本体の外装面の一部を構成する。なお、図3ではカセットカバー33を取り外した状態を示している。
用紙26(図1参照)が積載される用紙積載板28は、給紙方向上流側(図3の左側)の揺動軸28aを支点として支持されており、給紙方向下流側(図3の右側)の端部がコイルバネ(図示せず)によってカセットベース25に対し上下に昇降可能に設けられている。
用紙積載板28の幅方向両側には、用紙積載板28に積載される用紙26の幅方向の位置決めを行う一対の幅合わせカーソル37a、37bが、カセットベース25の底面に形成された案内溝38aに沿ってそれぞれ用紙幅方向(図の矢印BB′方向)に往復移動可能に設けられている。
幅合わせカーソル37a、37bは、カセットベース25の底面から垂直に立設される幅規制部41と、幅規制部41の下端部から水平方向に延在し、案内溝38aに沿って配置されるラック部43とを有し、給紙方向(図3の右方向)から見た形状が略L字形をなしている。幅規制部41は、用紙積載板28に載置される用紙26の側端縁に当接する。各ラック部43の給紙方向の対向面には、用紙幅方向に延びるラック歯が形成されている。
幅規制部41の用紙幅方向(図3の上下方向)へのスライド移動とともに、ラック部43も用紙幅方向に移動する。なお、2個の幅合わせカーソル37a、37bの各ラック部43は、給紙方向(図3の左右方向)に位置をずらして配置されているので、用紙幅方向に移動しても互いが衝突することはない。
カセットベース25の略中央部に配置されるピニオンギア(図示せず)と各ラック部43のラック歯とで構成されるラック&ピニオン機構により、一方の幅合わせカーソル37aを用紙幅方向に移動させると、これに連動して他方の幅合わせカーソル37bも反対方向に移動する。即ち、各幅合わせカーソル37、37bは用紙幅方向の中心線に対して左右対称に移動する。
また、幅合わせカーソル37aには、カセットベース25に対し幅合わせカーソル37a、37bを任意の位置で固定するための位置規制機構50が設けられている。位置規制機構50は、図5に示すように、幅規制部41の背面側(用紙の当接面と反対側)に設けられた位置規制部45と、幅規制部41と位置規制部45の間に配置されるコイルバネ46と、を含む。
位置規制部45の下端部には係合爪45aが形成されている。係合爪45aは、カセットベース25の底面に案内溝38a(図3参照)に沿って連続的に形成されたラック歯25eに係合するように形成されている。そして、幅合わせカーソル37aの移動に伴って、係合爪45aとラック歯25eの係合位置が移動する。また、位置規制部45の上方にはレバー部45bが形成されている。
レバー部45bに力を加えない図5の状態では、コイルバネ46の付勢力により幅合わせカーソル37aの下端から係合爪45aが突出してカセットベース25の底面に形成されたラック歯25eに係合している。これにより、幅合わせカーソル37aの用紙幅方向への移動が規制されている。前述したように、幅合わせカーソル37bはラック&ピニオン機構により幅合わせカーソル37aに連動して移動するため、幅合わせカーソル37aの移動を規制することで幅合わせカーソル37bの移動も規制される。
図5の状態から、位置規制部45のレバー部45bを幅規制部41と共に把持することにより、位置規制部45がレバー部45bと共にカセットベース25に対し幅規制部41側に弾性変形する。その結果、係合爪45aが上方に退避してラック歯25eとの係合が解除され、幅合わせカーソル37a、37bが移動可能となる。
幅合わせカーソル37a、37bを用紙26の幅に合わせて移動した後、レバー部45bを把持していた指を離すことにより、コイルバネ46の付勢力によって再び幅合わせカーソル37aの下端から係合爪45aが突出してラック歯25eに係合する。これにより、幅合わせカーソル37a、37bが用紙幅方向の所定の位置に保持される。
また、用紙搬送路11(図1参照)に向けて用紙26が矢印B′方向(図2参照)に送出されるため、用紙26の後端を揃える後端カーソル31は、カセットベース25に形成された案内溝38bに沿って給紙方向(図3の矢印C方向)と平行に往復移動可能に設けられている。なお、ここでは説明を省略するが、後端カーソル31にも幅合わせカーソル37aと同様の構成の位置規制機構が設けられている。
この幅合わせカーソル37a、37b、及び後端カーソル31を、用紙積載板28に積載される用紙26のサイズに合わせて移動させることにより、用紙26を給紙カセット2内の所定位置に収納する。
上述のように、幅合わせカーソル37a、37bには位置規制機構50が設けられているが、幅合わせカーソル37a、37bの移動方向に負荷が加わると、係合爪45aとラック歯25eとの係合が外れることがある。特に、上述したように給紙カセット2の挿入方向と給紙方向とが直交する場合、給紙カセット2の挿入方向に沿って幅合わせカーソル37a、37bが移動するため、用紙積載板28上の用紙26の積載量が多い状態で給紙カセット2を画像形成装置100本体へ挿入すると、挿入時の衝撃によって用紙26から挿入方向に対し下流側に位置する幅合わせカーソル37aに大きな負荷が加わり、幅合わせカーソル37a、及びラック&ピニオン機構により幅合わせカーソル37aに連結される幅合わせカーソル37bがずれるおそれがある。
そこで、幅合わせカーソル37aの給紙方向上流側の端部には、用紙積載板28上の用紙26の積載量に応じてカセットベース25に対する幅合わせカーソル37aの移動を規制(ロック)するためのロック機構60が設けられている。以下、ロック機構60の詳細な構成について説明する。
図6及び図7は、図4におけるロック機構60周辺(図4の破線円S内)の部分拡大図である。図6は用紙積載板28上に用紙26が積載されていない状態を示しており、図7は用紙積載板28上に所定枚数以上の用紙26が積載された状態を示している。なお、図7では用紙26の記載を省略している。
ロック機構60は、幅合わせカーソル37aの幅規制部41の用紙給送方向後端の下端部から内側に向けて、カセットベース25の底面に沿って突出する係合部材支持部47に支持された係合部材61と、カセットベース25側に形成された係合溝63と、圧縮バネ65とを含む。係合部材61は側面視V字形状の棒状または板状の部材であり、係合部材支持部47に揺動可能に支持される支点部61aと、支点部61aから上方に凸形状となるように延在する屈曲部61bと、を有している。係合溝63は、係合部材61が幅方向(図6の紙面と垂直な方向)において挿入可能な程度の溝幅を有する。
係合溝63は、カセットベース25の給紙方向(図6、図7の左右方向)においては係合部材61の揺動端61c(図6、図7の左端)に対向する位置に形成されている。また、幅合わせカーソル37aの移動方向(用紙幅方向、図6、図7の紙面と垂直な方向)
においては、複数種の定型サイズの用紙26の幅方向の寸法に応じて、用紙幅方向に沿って所定の間隔を隔てて複数個形成されている。なお、係合部材支持部47にも係合部材61の屈曲部61bが通過可能なスリット47aが形成されている。
においては、複数種の定型サイズの用紙26の幅方向の寸法に応じて、用紙幅方向に沿って所定の間隔を隔てて複数個形成されている。なお、係合部材支持部47にも係合部材61の屈曲部61bが通過可能なスリット47aが形成されている。
圧縮バネ65は、係合部材支持部47と係合部材61の間に配置されており、係合部材61をカセットベース25から突出する方向(図6、図7の上方向)に付勢する。
用紙積載板28上に用紙26が積載されていない状態では、図6に示すように、圧縮バネ65の付勢力によって係合部材61の屈曲部61bがカセットベース25から突出しており、係合部材61の屈曲部61bは係合溝63の上方に退避した位置(第1の位置)に配置されている。また、係合部材61の揺動端61cがスリット47aの開口縁に係合することで屈曲部61bの突出量を規制している。この状態では幅合わせカーソル37aはロック機構60によってロックされておらず、位置規制機構50を解除すれば用紙幅方向に沿って往復移動可能となっている。
図6の状態から用紙積載板28上に所定枚数以上の用紙26が積載されると、係合部材61の屈曲部61bが用紙26に押圧され、係合部材61は圧縮バネ65の付勢力に抗して支点部61aを中心に図6の反時計回り方向に揺動する。その結果、図7に示すように、係合部材61の揺動端61cが係合溝63に係合する位置(第2の位置)に配置され、幅合わせカーソル37aがロックされる。また、幅合わせカーソル37aがロックされることで幅合わせカーソル37bもロックされる。
所定枚数以上の用紙26が収納された給紙カセット2を画像形成装置100に挿入した後、印字動作により用紙26が少なくなると用紙26による負荷が減少するため、係合部材61は圧縮バネ65の付勢力により図7の状態から時計回り方向に揺動する。その結果、再び図6に示すように係合部材61の揺動端61cが係合溝63の上方に退避し、幅合わせカーソル37aのロックが解除される。
本実施形態の構成によれば、幅合わせカーソル37a、37bを予め収納する用紙26のサイズに応じた位置に合わせておき、用紙積載板28上に所定枚数の用紙26を積載するだけで、係合部材61と係合溝63とが係合して幅合わせカーソル37a、37bの移動が規制される。従って、ユーザーが幅合わせカーソル37a、37bの移動を規制(ロック)する操作が不要となる。
また、用紙26の積載枚数(積載量)が多くなるほど、給紙カセット2の挿入時に幅合わせカーソル37aに加わる衝撃が大きくなる。これに伴い、係合部材61の揺動量も大きくなり、係合部材61の揺動端61cが係合溝63により深く入り込む。従って、幅合わせカーソル37aがロック機構60により強固に固定されるため、用紙積載板28上に用紙26を満載した状態で画像形成装置100に給紙カセット2を挿入する際の幅合わせカーソル37a、37bの位置ずれ、及びそれに起因する画像位置ずれや給紙不良を確実に防止することができる。
また、画像形成装置100に給紙カセット2を挿入した後、印字動作により用紙26が少なくなると、ロック機構60による幅合わせカーソル37a、37bのロックが自動的に解除されるため、画像形成装置100から給紙カセット2を引き出して用紙26を補給する際には従来と同様に位置規制機構50のみを解除すればよく、ロック機構60を解除する操作が不要となる。
さらに、印字動作により用紙26が少なくなり、ロック機構60が解除されたとしても、位置規制機構50によって幅合わせカーソル37a、37bの移動が規制されているため、画像位置ずれや給紙不良が発生するおそれはない。
図8は、本発明の第2実施形態に係る給紙カセット2の平面図であり、図9は、第2実施形態の給紙カセット2を幅合わせカーソル37a近傍の幅規制部41で給紙方向に沿って切断した側面断面図(図8のAA矢視断面図)である。本実施形態では、幅合わせカーソル37aの給紙方向上流側と下流側の2箇所にロック機構60を設けている。ロック機構60の構成は図6、図7に示した第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
本実施形態の構成によれば、用紙先端側(給紙方向下流側)と用紙後端側(給紙方向上流側)の両方において幅合わせカーソル37aをロックすることができる。従って、給紙方向における幅規制部41の寸法が長い幅合わせカーソル37aにおいても、給紙方向上流側と下流側の両方で用紙26の位置ずれを効果的に防止することができる。
図10及び図11は、本発明の第3実施形態に係る給紙カセット2におけるロック機構60周辺の部分拡大図である。図10は用紙積載板28上に用紙26が積載されていない状態を示しており、図11は用紙積載板28上に所定枚数以上の用紙26が積載された状態を示している。なお、図11では用紙26の記載を省略している。
本実施形態では、ロック機構60は圧縮バネ65を備えておらず、係合部材61を板バネ等の弾性変形可能な材料で形成している。そして、係合部材61の支点部61aを係合部材支持部47に固定している。給紙カセット2の他の部分の構成は第1実施形態と同様である。
用紙積載板28上に用紙26が積載されていない状態では、図10に示すように、係合部材61の屈曲部61bがカセットベース25から突出しており、係合部材61の揺動端61cは係合溝63の上方に退避した位置(第1の位置)に配置されている。この状態では幅合わせカーソル37a、37bはロックされておらず、用紙幅方向に沿って往復移動可能となっている。
図10の状態から用紙積載板28上に所定枚数以上の用紙26が積載されると、係合部材61の屈曲部61bが用紙26に押圧され、係合部材61は弾性変形して支点部61aを中心に図5の反時計回り方向に揺動する。その結果、図11に示すように、係合部材61の揺動端61cが係合溝63に係合する位置(第2の位置)に配置され、幅合わせカーソル37aがロックされる。また、幅合わせカーソル37aがロックされることで幅合わせカーソル37bもロックされる。
本実施形態の構成によれば、第1実施形態と同様に、用紙26の積載枚数(積載量)が多い状態で画像形成装置100に給紙カセット2を挿入する際の幅合わせカーソル37a、37bの位置ずれ、及びそれに起因する画像位置ずれや給紙不良を確実に防止することができる。また、ユーザーが幅合わせカーソル37a、37bの移動を規制(ロック)する操作や、画像形成装置100から給紙カセット2を引き出して用紙を補給する際にロックを解除する操作も不要となる。
その他、本発明は上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば上記各実施形態においては、用紙26の幅方向の位置を規制する幅合わせカーソル37a、37bのロック機構60を設けているが、幅合わせカーソル37a、37bと共に、或いは幅合わせカーソル37a、37bに代えて、用紙26の後端の位置を規制する後端カーソル31のロック機構60を設けてもよい。また、第1実施形態では圧縮バネ65のバネ定数を変更することにより、第3実施形態では係合部材61の弾性率(弾性係数)を変更することにより、給紙カセット2の仕様に応じて幅合わせカーソル37a、37bがロックされる用紙26の積載枚数(積載量)を適宜変更することができる。
また、本発明は給紙カセット2の挿入方向に沿って幅合わせカーソル37a、37bが移動する給紙カセット2について説明したが、給紙カセット2の挿入方向と幅合わせカーソル37a、37bの移動方向が直交する給紙カセットにも適用可能である。また、本発明は図1に示したモノクロプリンターに限らず、モノクロ複合機、カラープリンターやカラー複合機、インクジェット方式の画像形成部を備えたカラー複合機やカラープリンター等、画像形成装置本体に対して給紙カセットを備えた他の画像形成装置にも適用可能である。
本発明は、シート状の記録媒体を収納するシート収納カセット及びそれを備えた画像形成装置に利用可能である。本発明の利用により、シートの重量によるカセット挿入時のカーソル部材のずれを簡易な構成で抑制可能なシート収納カセット及びそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
2 給紙カセット(シート収納カセット)
25 カセットベース(ハウジング)
25a〜25d 側壁(ハウジング)
25e ラック歯(被係合部)
26 用紙(シート)
28 用紙積載板
31 後端カーソル(カーソル部材)
37a、37b 幅合わせカーソル(カーソル部材)
41 幅規制部(規制面)
43 ラック部(支持面)
45 位置規制部
45a 係合爪
50 位置規制機構
60 ロック機構
61 係合部材
61a 支点部
61b 屈曲部
61c 揺動端
63 係合溝
65 圧縮バネ(付勢部材)
100 画像形成装置
25 カセットベース(ハウジング)
25a〜25d 側壁(ハウジング)
25e ラック歯(被係合部)
26 用紙(シート)
28 用紙積載板
31 後端カーソル(カーソル部材)
37a、37b 幅合わせカーソル(カーソル部材)
41 幅規制部(規制面)
43 ラック部(支持面)
45 位置規制部
45a 係合爪
50 位置規制機構
60 ロック機構
61 係合部材
61a 支点部
61b 屈曲部
61c 揺動端
63 係合溝
65 圧縮バネ(付勢部材)
100 画像形成装置
Claims (6)
- カセットベース及び該カセットベースの周縁部に立設される複数の側壁で構成され、シート状の記録媒体を収納するハウジングと、
該ハウジングの前記カセットベースに移動可能に設けられ、前記ハウジング内に収納されたシートの端縁に当接してシートの位置決めを行う規制面と、該規制面の下端からベースに沿って内側に延びる支持面と、を有するカーソル部材と、
を備え、画像形成装置本体に対し着脱可能に装着されるシート収納カセットにおいて、
前記カーソル部材の前記支持面に上下方向に揺動可能に設けられる係合部材と、
前記カセットベースに形成され、前記カーソル部材が所定サイズのシートの端縁に当接する位置に配置されたとき前記係合部材に対向する係合溝と、
を有し、前記カセットベースに対する前記カーソル部材の移動を規制するロック機構を備え、
前記係合部材は、前記ハウジング内に収納されるシートが所定枚数未満のとき、前記支持面の上方に突出して前記係合溝から離間することにより前記カーソル部材の移動を許容する第1の位置に配置され、前記ハウジング内に収納されるシートが所定枚数以上のとき、前記支持面の下方に埋没して前記係合溝に係合することにより前記カーソル部材の移動を規制する第2の位置に配置されることを特徴とするシート収納カセット。 - 前記係合部材は、前記支持面に揺動可能に支持される支点部と、該支点部から上方に凸形状に延在する屈曲部と、該屈曲部の前記支点部と反対側に形成される揺動端と、を有し、前記第2の位置において前記揺動端が前記係合溝に係合することを特徴とする請求項1に記載のシート収納カセット。
- 前記ロック機構は、前記係合部材を前記第1の位置方向に付勢する付勢部材を有し、前記ハウジング内に収納されるシートが所定枚数未満のとき、前記係合部材が前記付勢部材の付勢力によって前記第1の位置に配置され、前記ハウジング内に収納されるシートが所定枚数以上のとき、前記係合部材が前記付勢部材の付勢力に抗して前記第2の位置に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート収納カセット。
- 前記係合部材は弾性変形可能な材料で形成されており、前記ハウジング内に収納されるシートが所定枚数未満のとき前記第1の位置に配置され、前記ハウジング内に収納されるシートが所定枚数以上のとき、前記係合部材が弾性変形により前記第2の位置に配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート収納カセット。
- 前記カーソル部材は、前記ハウジング内に収納されたシートの幅方向の端縁に当接してシートの幅方向の位置決めを行う一対の幅合わせカーソルであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のシート収納カセット。
- 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のシート収納カセットを備えた画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016028625A JP2017145109A (ja) | 2016-02-18 | 2016-02-18 | シート収納カセット及びそれを備えた画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016028625A JP2017145109A (ja) | 2016-02-18 | 2016-02-18 | シート収納カセット及びそれを備えた画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017145109A true JP2017145109A (ja) | 2017-08-24 |
Family
ID=59682725
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016028625A Pending JP2017145109A (ja) | 2016-02-18 | 2016-02-18 | シート収納カセット及びそれを備えた画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017145109A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023173697A (ja) * | 2022-05-26 | 2023-12-07 | 株式会社リコー | シート給送装置、自動シート送り装置、画像読取装置及び画像形成装置 |
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2016
- 2016-02-18 JP JP2016028625A patent/JP2017145109A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2023173697A (ja) * | 2022-05-26 | 2023-12-07 | 株式会社リコー | シート給送装置、自動シート送り装置、画像読取装置及び画像形成装置 |
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