JP2017145259A - 神経変性の治療のための細胞療法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】NCS−01と呼ばれる、神経変性に有効である不均質な骨髄細胞の集団を、分離及び選択する方法を記載する。例えば、NCS−01細胞は虚血により生じた神経変性を治療することが示された。インビボ試験で、選択されたNCS−01細胞集団が、一過性又は永続性の総動脈閉塞条件下にある標準的なラット中大脳動脈閉塞(MCAO)動物モデルにおいて神経変性を治療することが立証された。これらの試験は、神経変性が脳梗塞により生じた場合に、選択されたNCS−01細胞集団の投与と血栓溶解剤及び/又は機械的な血塊除去方法を組み合わせると、神経変性の急性発症により生じた梗塞の体積が低減することをも示す。開示した細胞療法は、発作後の患者生存率に著しい臨床効果を及ぼすことを保証する。
【選択図】図1A
Description
a)未処理骨髄から骨髄細胞の集団を採取し;
b)その骨髄細胞の集団を低密度でプラスチック表面に播種し;
c)播種した細胞集団を洗浄して、付着していない細胞を除去し;
d)付着した細胞集団を血清含有培地中でほぼ集密状態まで培養し;
e)培養細胞の集団を約7連続継代以下で連続継代し、各継代において培養細胞を低密度で播種し;
f)不均質な骨髄細胞の亜集団を採取すること
を含む方法により調製された、不均質な骨髄(BM)細胞の亜集団(heterogeneous subpopulation of BM cells)であって、
有効量が神経変性の治療に有効である、不均質な骨髄細胞の亜集団を提供する。
a)未処理骨髄から不均質な骨髄細胞の集団を採取し;
b)その不均質な骨髄細胞の集団を低密度でプラスチック表面に播種し;
c)播種した細胞集団を洗浄して、付着していない細胞を除去し;
d)洗浄した細胞集団からの付着した細胞を血清含有培地中でほぼ集密状態まで培養し;
e)培養細胞の各集団を約7連続継代以下で連続継代し、各継代において培養細胞を低密度で播種し、これによって不均質な骨髄細胞の亜集団が得られること、
を含む方法を提供する。
ある実験プロトコルに従って細胞集団を分離するステップを含み、
その細胞集団で虚血により生じた神経変性を治療し、
そのプロトコルの各段階の最適パラメーターが、分離した細胞集団が虚血の実験動物モデルにおいて虚血により生じた神経変性を治療する効力に対して各パラメーターが及ぼす作用を試験することにより決定される、
方法を提供できる。
1)骨髄細胞の集団の候補の分離
[111] 不均質な骨髄細胞の集団を下記の調製方法により分離した:
・ヒトの未処理骨髄は、予備スクリーニングした健康な50歳以下のドナーから資格をもつ業者により採取された。骨髄は、5−フルオロウラシルなどの細胞分裂抑制剤で前処理されていないドナーから採取された;
・処理済み又は未処理の骨髄を、次いで低密度(102〜106細胞/cm2)で組織/細胞培養プラスチック表面に播種し、血清含有培地の存在下で培養した;
・数日おいて細胞をプラスチックに付着させた後、付着していない細胞を洗浄により除去した;そして
・付着した細胞集団を血清含有培地中でほぼ集密状態まで培養した;培養細胞の集団を約7連続継代以下で連続継代し、各継代に際して培養細胞を低密度で播種した。
[115] 前記に概説した調製プロセスにおける種々のパラメーター、例えば密度分画の存在下又は不存在下での骨髄調製、播種密度、継代数、培養培地、及び/又はそれらの組合わせを、インビトロ酸素/グルコース枯渇(OGD)実験プロトコルにより評価して、神経変性を治療することができる骨髄細胞の集団の候補を分離するのに最適な方法を決定した。
[118] ラットのニューロン及びアストロサイトの一次混合培養物を、業者のプロトコル(CAMBREX,メリーランド州)に従った培養により維持した。融解した直後に、細胞(4×104細胞/ウェル)をポリリジンでコートした96ウェルプレートに播種し、Neuro basal media(神経基礎培地)(GIBCO,カリフォルニア州)[2mMのL−グルタミン,2%のB27(GIBCO,カリフォルニア州),ならびに50U/mlのペニシリン及びストレプトマイシンを含有]中、37℃で、5% CO2を含む加湿雰囲気において7〜10日間増殖させた。次いでニューロン及びアストロサイト細胞集団の純度をそれぞれMAP2及びGFAP免疫染色により評価して、99%を超えることが認められた。
[119] 以前の記載(Malagelada et al., Stroke (2004) 35(10): 2396-2401)をわずかに改変したものに従って、培養細胞にOGD傷害モデル条件を付与した。簡単に述べると、培養培地を、下記の組成をもつグルコースを含まないアールの平衡塩類溶液(BSS)で置き換えた:116mMのNaCl,5.4mMのKCl,0.8mMのMgSO4,1mMのNaH2PO4,26.2mMのNaHCO3,0.01mMのグリシン,1.8mMのCaCl2,pHを7.4に調整。培養細胞を加湿チャンバーに入れて、92% N2及び8% O2ガスの連続流で15分間平衡化した。平衡に達した後、チャンバーを密閉し、37℃のインキュベーターに90分間入れた。この期間後に、培養培地にグルコースを添加しかつ培養物を標準的な95% O2及び5% CO2のインキュベーターに戻すことにより、OGDを終結した。次いで標準培地及び正常酸素条件で2時間の'再潅流'を行ない、その後、このOGD処理した混合ニューロン−グリア培養物に骨髄(BM)細胞集団の候補を添加して約3時間おいた。次いで上清及び骨髄細胞の集団を混合培養物から洗浄により分離した。その後、下記に従って細胞について細胞生存率及び免疫細胞化学の試験を実施し、分泌された栄養因子の量を市販のELISAアッセイ法により測定した。
[120] 細胞生存率を2つの時点で評価した:OGDの直後及びOGDの5時間後(すなわち、2時間の再潅流+選択した骨髄細胞の集団による3時間の処理)。OGD後の生存率アッセイのために、骨髄由来細胞を含有する上清を、付着した混合神経系細胞培養物から分離した。トリパンブルー染色法を実施し、各ウェル(処理条件当たりn=5)のランダムに選択した3領域(0.2mm2)において平均生存細胞数を計算して、それぞれの処理条件についての細胞生存率を調べた。さらに、上清からペレットとして収穫した骨髄由来細胞のサブセットについてトリパンブルー染色を実施した。
[121] 骨髄由来細胞が分泌する栄養因子、例えばbFGF及びIL−6ならびに可能性のある神経栄養因子が、OGD培養条件により模倣した神経変性の治療に関与すると推定される。したがって、培養培地中へ分泌されたこれらの分子の量を測定することにより、インビボで神経変性を治療することができる骨髄細胞の集団の候補を評価するための基準が得られる。神経系細胞と骨髄細胞の集団の候補を標準培養条件下で共培養したもの又はOGD曝露したものから上清を採集し、市販のELISAキットを用いて製造業者の指示に従って栄養因子分泌の存在を分析した。
[124] インビトロOGDモデルにおける一次スクリーニングで得られた結果に基づいて、骨髄細胞の集団の候補で処置したMCAOラットの神経欠損及び梗塞体積を、生理食塩水のみの投与で処置したMCAOラットと比較することにより、骨髄細胞の集団の候補それぞれが神経変性を治療する生物活性を評価した。
[125] 動物をイソフルラン(1.5%〜2.5%,酸素含有)により麻酔した。頭皮を剃毛し、アルコール及びクロルヘキシジン外科用スクラブで拭いた。次いで動物を定位固定装置に置いた。眼のわずかに後方から始めて約2.5cm長さの正中線矢状面切開を行ない、スパーテルの丸めた端を用いて頭蓋領域を露出させた。ブレグマを基準点として、ベースライン(すなわち、脳卒中の外科処置前)レーザードップラー記録を下記の座標から求めた(AP:+2.0,ML:±2.0)。頸部腹側の皮膚を顎から胸骨柄(manubrium)まで剃毛し、アルコール及びクロルヘキシジン外科用スクラブで拭いた。次いで動物を外科用顕微鏡下へ移動させた。右頸動脈上部の皮膚切開を行なった。外頚動脈を分離し、可能な限り遠位で結紮した。後頭動脈を焼灼した。場合により外頚動脈から伸びる分枝がもう一つ又は二つあり、それも焼灼する必要があった。第2結紮を外頚動脈の近位に配置し、結紮間で切断した。翼口蓋動脈(pterygopalatine artery)を結紮した。これに続いて、張力を付与して血流を制限するために、総頚動脈の周囲に仮の縫合を施した。結紮を使って外頚動脈の近位断端を引き戻して、頚動脈分岐部を効率的に伸ばした。外頚動脈の断端にミクロ鋏を用いて切開を行ない、端が予め加工された4−0ナイロン糸を挿入し、抵抗が感じられるまで内頚動脈中へ通した(約15〜17mm)。これによって中大脳動脈(MCA)が効率的に遮断される。外頚動脈の近位断端の周囲の結紮で糸を適所に固定した。反対側の総頚動脈を分離し、仮の結紮で固定した。皮膚切開部をステープルで閉じた。次いで、レーザードップラー記録のために動物を定位固定装置に固定し、MCA閉塞の成功を確認した。5分後に、反対側の総頚動脈の結紮を取り除いた。イソフルランを停止し、動物を回復ケージに入れて保温ブランケット上に置いた。60分後、動物を再びイソフルランで麻酔し、この一過性モデルにおける試験のために切開部を開いた。閉塞の原因となっている糸を取り除き、外頚動脈の断端を頚動脈分岐部近くで連結した(ligated)。皮膚切開部をステープルで閉じた。レーザードップラー記録のために動物を再び定位固定装置に固定し、再潅流の成功を確認した。最後に動物を回復ケージに入れて保温ブランケット上に置いた。
[126] 十分に認識されている改変ベーダーソン神経学的試験を各ラットについて実施した;これは下記のそれぞれからのスコアを求めることを伴う:
・対側後足の引き戻し;これは後足を外側へ2〜3cmずらされた後に動物がそれを元に戻す能力を測定し、0(即時引き戻し)から3(戻さない)まで格付けされる;
・ビーム歩行能力;0(幅2.4−cm、長さ80−cmのビームを直ちに横切るラット)から3(ビーム上に10秒間留まることができないラット)まで格付けされる;及び ・両前足握力;これは直径2−mmのスチール棒にしがみつく能力を測定し、0(正常な前足握り挙動を伴うラット)から3(前足で握ることができないラット)まで格付けされる。
脳切片標本
[129] 脳傷害の領域を同定するために脳切片標本をデザインする。MCA閉塞後、7日目又は28日目にラットを安楽死させ、生理食塩水に続いて4%パラホルムアルデヒドの経心臓潅流により潅流した。次いで脳を4%パラホルムアルデヒド中に固定し、その後25%ショ糖に浸漬した。それぞれの前脳を、各動物につきブレグマ5.2mmからブレグマ−8.8mmまでに対応する前−後座標で30μm厚さの冠状組織切片に切断した。
[130] 脳当たり少なくとも4つの冠状組織切片をヘマトキシリン及びエオシン(H&E)染色又はニッスル染色用に処理した。脳梗塞を確認するために、対側半球の面積から同側半球の無傷面積を差し引いた間接病変面積を用いた。
[134] 皮質の梗塞周囲領域に対応するランダムに選択した高倍率視野を用いて、この虚血領域中で生存している細胞を計数した(Yasuhara et al., Stem Cells and Dev, 2009)。虚血皮質領域内のホスト神経系細胞の生存率を推定するために、クリスタルバイオレット液(Sigma,ミズーリ州セントルイス)を用いてニッスル染色を実施し、3切片におけるランダムに選択した皮質領域及び対応する対側無傷皮質の視野を写真撮影し(Carl Zeiss,Axiophot2)、ランダムに選択した高倍率視野(28,800μm2)の細胞を計数することにより細胞数を測定した。無傷側に対する損傷を受けた皮質中の保存されたニューロンのパーセントを計算し、統計分析に用いた。脳切片を盲目コードし、計数された染色細胞の総数をAbercrombie式により補正した。
[135] 3匹(IV投与)又は6匹(ICA投与)の雄ラット/グループに1時間の一過性MCAOを施し、次いで生理食塩水又は前記のプロトコルに従って分離した骨髄由来細胞(NCS−01細胞集団と呼ぶ)7.5×106個を含有する注入用媒体1mlを注入した。細胞投与後7日目まで動物を追跡した。
[139] 未処理の全骨髄は、いずれかの細胞分裂抑制剤、又は代謝拮抗剤、例えば5−フルオロウラシル(5−FU)で前処理されていない哺乳動物から採取される。この骨髄は密度分画又はACK溶解により処理されていないので、出発時の全骨髄細胞集団は造血細胞及び非造血細胞、ならびに有核骨髄細胞及び非有核骨髄細胞の両方を含有する可能性がある。
1)Li et al.に従った骨髄細胞の集団の分離
[159] 刊行物Li et al. Journal of Cerebral Blood Flow and Metabolism (2000) 20: 131 1-1319の記載に厳密に従って骨髄細胞の集団を調製した(以下、Li骨髄細胞の集団と呼ぶ)。
Claims (63)
- a)未処理骨髄から骨髄細胞の集団を採取し;
b)前記骨髄細胞の集団を低密度でプラスチック表面に播種し;
c)前記播種した細胞集団を洗浄して、付着していない細胞を除去し;
d)前記付着した細胞集団を血清含有培地中でほぼ集密状態まで培養し;前記培養細胞の集団を約7連続継代以下で連続継代し、各継代において前記培養細胞を低密度で播種し;
e)不均質な骨髄細胞の亜集団を採取すること、
を含む方法により調製された、不均質な骨髄細胞の亜集団であって、
有効量が神経変性の治療に有効である、不均質な骨髄細胞の亜集団。 - 前記神経変性が虚血による、請求項1に記載の不均質な骨髄細胞の亜集団。
- さらに神経変性の実験モデルにおいて試験し、神経変性を治療する能力を示す細胞集団が選択された、請求項2に記載の不均質な骨髄細胞の亜集団。
- 前記神経変性の実験モデルが、酸素/グルコース枯渇(OGD)細胞培養モデルである、請求項3に記載の不均質な骨髄細胞の亜集団。
- 前記神経変性の実験モデルが、脳卒中の動物モデルである、請求項3に記載の不均質な骨髄細胞の亜集団。
- 前記骨髄細胞の集団が約102〜106細胞/cm2の密度で播種される、請求項1に記載の不均質な骨髄細胞の亜集団。
- 前記採取された骨髄細胞の亜集団が血清含有培地中で培養される、請求項1に記載の不均質な骨髄細胞の亜集団。
- 各継代において前記培養細胞が約750細胞/cm2未満の密度で播種される、請求項1に記載の不均質な骨髄細胞の亜集団。
- 血流に注入した後、前記亜集団内の細胞が神経変性の部位へ移行する、請求項1に記載の不均質な骨髄細胞の亜集団。
- 前記未処理骨髄が、化学療法剤で前処理されていない対象から採取される、請求項1に記載の不均質な骨髄細胞の亜集団。
- 前記化学療法剤が5−フルオロウラシルである、請求項10に記載の不均質な骨髄細胞の亜集団。
- 前記骨髄細胞の集団が密度分画又はACK溶解により分離できない、請求項1に記載の不均質な骨髄細胞の亜集団。
- 前記密度分画がFicoll(商標)又はPercoll(商標)勾配を必要とする、請求項12に記載の不均質な骨髄細胞の亜集団。
- 神経変性の治療方法であって、
請求項1に記載の不均質な骨髄細胞の亜集団を、神経変性を伴う哺乳動物の血流に注入することを含み、
前記骨髄細胞の亜集団の注入によって、前記神経変性により生じた神経欠損が低減する、方法。 - 神経変性が脳梗塞による、請求項14に記載の神経変性の治療方法。
- さらに、閉塞した血管を通る血流を増大させるための追加処置を含み、
前記追加処置と組み合わせた骨髄細胞の亜集団の注入によって、神経欠損が追加処置単独又は追加処置なしの骨髄細胞の亜集団の注入のいずれかの後より著しく低減する、
請求項15に記載の神経変性の治療方法。 - 前記閉塞した血管を通る血流を増大させるための追加処置を、前記骨髄細胞の亜集団の注入と同時に行なう、請求項16に記載の神経変性の治療方法。
- 前記閉塞した血管を通る血流を増大させるための追加処置を、前記骨髄細胞の亜集団の注入の前に行なう、請求項16に記載の神経変性の治療方法。
- 前記血管が血塊によって閉塞している、請求項16に記載の神経変性の治療方法。
- 前記血塊がアテローム硬化斑の破裂による、請求項20に記載の神経変性の治療方法。
- 前記閉塞した血管を通る血流を増大させるための追加処置が、血栓溶解剤の投与を含む、請求項16に記載の神経変性の治療方法。
- 前記血栓溶解剤が、ストレプトキナーゼ、ウロキナーゼ、及び組換え型組織プラスミノーゲンアクチベーターからなる群から選択される少なくとも一つである、請求項21に記載の神経変性の治療方法。
- 前記組換え型組織プラスミノーゲンアクチベーターが、アルテプラーゼ、レテプラーゼ、デスモテプラーゼ又はテネクテプラーゼである、請求項22に記載の神経変性の治療方法。
- 前記閉塞した血管を通る血流を増大させるための追加処置が、前記閉塞した血管から血塊を機械的に除去することを含む、請求項16に記載の神経変性の治療方法。
- 前記閉塞した血管を通る血流を増大させるための追加処置が、さらに血塊をフィルターで捕獲することを含む、請求項16に記載の神経変性の治療方法。
- 前記閉塞した血管を通る血流を増大させるための追加処置が、血管形成術及び/又は血管ステント挿入の実施を含む、請求項16に記載の神経変性の治療方法。
- 前記骨髄細胞の亜集団が静脈内又は動脈内に注入される、請求項14に記載の神経変性の治療方法。
- 前記骨髄細胞の亜集団が頚動脈に注入される、請求項14に記載の神経変性の治療方法。
- 前記骨髄細胞の亜集団を脳内に注入される、請求項14に記載の神経変性の治療方法。
- 脳梗塞により生じた神経変性の治療方法であって、
請求項1に記載の不均質な骨髄細胞の亜集団を、虚血により生じた神経変性を伴う哺乳動物の血流に注入することを含み、
前記骨髄細胞の亜集団の注入によって、前記神経変性により生じた梗塞の体積が低減する、方法。 - さらに、閉塞した血管を通る血流を増大させるための追加処置を含み、
前記追加処置と組み合わせた骨髄細胞の亜集団の注入によって、梗塞の体積が追加処置単独又は追加処置なしの骨髄細胞の亜集団の注入のいずれかの後より著しく低減する、
請求項30に記載の神経変性の治療方法。 - 前記閉塞した血管を通る血流を増大させるための追加処置が、血栓溶解剤の投与を含む、請求項31に記載の神経変性の治療方法。
- 前記血栓溶解剤が、ストレプトキナーゼ、ウロキナーゼ、及び組換え型プラスミノーゲンアクチベーターからなる群から選択される少なくとも一つである、請求項32に記載の神経変性の治療方法。
- 前記組換え型プラスミノーゲンアクチベーターが、アルテプラーゼ、レテプラーゼ、デスモテプラーゼ又はテネクテプラーゼである、請求項33に記載の神経変性の治療方法。
- 前記閉塞した血管を通る血流を増大させるための追加処置が、血管形成術及び/又はステント挿入の実施を含む、請求項31に記載の神経変性の治療方法。
- 前記閉塞した血管を通る血流を増大させるための追加処置が、梗塞部位付近の血塊を機械的に除去することを含む、請求項31に記載の神経変性の治療方法。
- 前記骨髄細胞の亜集団が静脈内又は動脈内に注入される、請求項30に記載の神経変性の治療方法。
- 前記骨髄細胞の亜集団が頚動脈に注入される、請求項30に記載の神経変性の治療方法。
- 前記骨髄細胞の亜集団が脳内に注入される、請求項30に記載の神経変性の治療方法。
- 血栓溶解剤、及び請求項1に記載の不均質な骨髄細胞の亜集団を含む、キット。
- 前記血栓溶解剤が、ストレプトキナーゼ、ウロキナーゼ、及び組換え型組織プラスミノーゲンアクチベーターからなる群から選択される少なくとも一つである、請求項40に記載のキット。
- 前記組換え型組織プラスミノーゲンアクチベーターが、アルテプラーゼ、レテプラーゼ、又はテネクテプラーゼである、請求項41に記載のキット。
- 請求項1に記載の不均質な骨髄細胞の亜集団、及び血塊を機械的に除去する手段を含む、キット。
- 脳梗塞により生じた神経変性を治療するための組成物であって、血栓溶解剤、請求項1に記載の骨髄細胞の亜集団、及び当該組成物を注入するためのキャリヤーを含む組成物。
- 前記血栓溶解剤が、ストレプトキナーゼ、ウロキナーゼ、及び組換え型組織プラスミノーゲンアクチベーターからなる群から選択される少なくとも一つである、請求項44に記載の組成物。
- 前記組換え型組織プラスミノーゲンアクチベーターが、アルテプラーゼ、レテプラーゼ、又はテネクテプラーゼである、請求項45に記載の組成物。
- 神経変性の治療のための不均質な骨髄細胞の亜集団を調製する方法であって、
a)未処理骨髄から骨髄細胞の集団を採取し;
b)前記骨髄細胞の集団を低密度でプラスチック表面に播種し;
c)前記播種した細胞集団を洗浄して、付着していない細胞を除去し;
d)前記洗浄した細胞集団からの付着した細胞を血清含有培地中でほぼ集密状態まで培養し;
e)前記培養細胞を約7連続継代以下で連続継代し、各継代において前記培養細胞を低密度で播種し;
f)不均質な骨髄細胞の亜集団を採取すること
を含み、
不均質な骨髄細胞の亜集団により神経変性が治療される、方法。 - 前記未処理骨髄が、化学療法剤で前処理されていない対象から採取される、請求項47に記載の方法。
- 前記化学療法剤が5−フルオロウラシルである、請求項48に記載の方法。
- 前記骨髄細胞の集団が密度分画又はACK溶解により分離できない、請求項48に記載の方法。
- 前記密度分画がFicoll(商標)又はPercoll(商標)勾配を必要とする、請求項50に記載の方法。
- 前記神経変性が虚血による、請求項47に記載の方法。
- さらに、前記不均質な骨髄細胞の亜集団を神経変性の実験モデルにおいて試験することを含み、神経変性を治療する能力を示す集団のみが選択される、請求項47に記載の方法。
- 前記実験モデルが虚血の実験モデルである、請求項53に記載の方法。
- 前記虚血の実験モデルが、酸素/グルコース枯渇(OGD)細胞培養モデルである、請求項54に記載の方法。
- 前記実験モデルが脳卒中の動物モデルである、請求項54に記載の方法。
- 神経変性を治療する細胞集団を分離するための実験プロトコルを最適化する方法であって、実験プロトコルに従って細胞集団を分離することを含み、
前記細胞集団で神経変性を治療し、
前記プロトコルの各段階の最適パラメーターが、前記分離した細胞集団が神経変性の実験動物モデルにおいて神経変性を治療する効力に対して各パラメーターが及ぼす作用を試験することにより決定される、
方法。 - 前記神経変性が脳梗塞により生じたものである、請求項57に記載の方法。
- 前記パラメーターが、播種時の細胞密度、細胞継代数、培養培地組成、又は細胞分画を含む、請求項57に記載の方法。
- 前記神経変性の実験モデルが虚血の実験モデルである、請求項57に記載の方法。
- 前記虚血の実験動物モデルが、酸素/グルコース枯渇(OGD)細胞培養モデルである、請求項60に記載の方法。
- 前記虚血の実験動物モデルが脳卒中の動物モデルである、請求項60に記載の方法。
- 前記虚血の実験モデルが、中大脳動脈閉塞(MCAO)動物モデルである、請求項60に記載の方法。
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