JP2017148432A - 内視鏡用光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光量が異なる複数の発光素子が発する照明光をそれぞれ受光する光量センサが用いられる場合において、光量が小さい発光素子の射出光量と設定光量値との関係を精度よく線形化することを可能とする内視鏡用光源装置を提供する。【解決手段】光源制御部52は、緑色LED57、紫色LED58、第1及び第2白色LED59A、59Bのそれぞれに印加する駆動電流の印加時間を設定可能範囲T1〜TM内で制御する。第1光量センサ54は、光を受光して信号値を生成する。緑色LED57が発する緑色光LGと紫色LED58が発する紫色光LVを受光して生成された信号値は、設定可能範囲T1〜TM内の全てで非飽和となる。第1及び第2白色LED59A、59Bが発する第1及び第2白色光LWA、LWBを受光して生成された信号値は、設定可能範囲T1〜TM内のうち、閾値Th未満で非飽和となり、閾値Th以上で飽和となる。【選択図】図15

Description

本発明は、電子内視鏡に供給する照明光を生成する内視鏡用光源装置に関する。
近年の医療においては、内視鏡用光源装置(以下、光源装置という)、電子内視鏡(以下、内視鏡という)、及びプロセッサ装置を備える内視鏡システムを用いた診断等が広く行われている。光源装置は、従来、照明光として白色光を発するキセノンランプやハロゲンランプ等のランプ光源が使用されていたが、最近では、ランプ光源に代えて、特定の波長帯域の光を発する発光ダイオード(LED:Light emitting diode)やレーザダイオード(LD:Laserdiode)等の発光素子を有する半導体光源が用いられつつある。
例えば、特許文献1に記載の光源装置は、青色光、緑色光、及び赤色光をそれぞれ発する3つのLEDと、各LEDに駆動電流を印加するLED駆動部と、LED駆動部を制御する制御部とを備えている。各LEDは、LED駆動部から駆動電流が印加されることにより発光する。特許文献1に記載の光源装置は、ユーザが光量を調整するために操作部を操作して設定した設定光量値をプロセッサ装置から受信し、制御部によって、設定光量値に従って各LEDの駆動条件が決定される。駆動条件は、各LEDに対してそれぞれ印加する駆動電流の電流値及びデューティー比(印加時間)である。駆動電流の電流値及び印加時間は、射出光量と設定光量値との関係が線形になる値に決定される。設定光量値は段階的に設定可能であり、光源装置は、設定光量値に基づき駆動電流の電流値及び印加時間を決定することにより、射出光量を段階的に変更することができる。
LEDなどの発光素子は、経時劣化などで射出光量が徐々に低下することが知られている。特に、射出光量を駆動電流の印加時間で制御する場合に、設定光量値が小さいほど上記光量の低下が顕著に現れる。具体的には、LEDなどの発光素子は、駆動電流の印加が開始されてから目標の強度になるまでに一定の立ち上がり遷移時間を要する。設定光量値が小さいほど、印加時間に占める立ち上がり遷移時間の割合が大きくなり、発光強度が足りずに光量が低下する。光源装置は、上記のようにプロセッサ装置からの設定光量値に従って駆動電流の印加時間を決定するので、発光素子に上記光量の低下が生じると、実際の射出光量と設定光量値との関係が非線形になるという問題がある。内視鏡システムを用いた診断においては照明光の安定性が求められるので、射出光量と設定光量値との関係を線形化させるために、特許文献1に記載の光源装置は、各LEDの射出光量を測定する1つの光量センサを備えている。光量センサが射出光量を測定して出力した信号値に基づき、各LEDに印加する駆動電流の印加時間が個別に補正される。
また、近年では、通常観察画像を得る通常観察モードと、観察対象の血管コントラストが高い特殊観察画像を得る特殊観察モードとを備えた光源装置が知られている(特許文献2参照)。例えば、特許文献2に記載されている光源装置は、通常観察モードでは演色性の高い広帯域光が用いられ、特殊観察モードでは広帯域光より波長帯域(光強度スペクトル)が狭い狭帯域光が用いられている。特許文献2において、広帯域光は、白色LEDが発する白色光であり、狭帯域光は、紫色LEDが発する紫色光及び緑色LEDが発する緑色光である(段落0040〜段落0059)。特殊観察画像は、粘膜の表面から浅い位置に有る表層血管が強調表示される。表層血管の観察は、がん等の診断に有効である。
特許文献2に記載の光源装置のように、狭帯域光を発する発光素子と広帯域光を発する発光素子を有する光源装置において、各発光素子に印加する駆動電流の電流値と印加時間を同じとした場合は、狭帯域光の射出光量が広帯域光の射出光量よりも小さいことが多い。また、狭帯域光が用いられるケースでは、狭帯域光の射出光量を小さくして使用することも考慮する必要がある。例えば、特殊観察モードは、内視鏡を観察対象に近接させた拡大観察時に使用されることもあり、その場合には特殊観察画像にいわゆる白とびが生じ易い。このように特殊観察画像の視認性が低下することを防止するために、特殊観察モードで、拡大観察時には狭帯域光の射出光量を小さくする。
また、複数の発光素子を有する光源装置には、各発光素子を別々の基板に設けたシングルチップ構成の半導体光源を用いたものと、各発光素子を1つの基板に設けたマルチチップ構成の半導体光源を用いたものとがある。マルチチップ構成の半導体光源として、例えば、特許文献2に記載されているように、波長帯域の異なる光を発する複数のLEDにより構成したものが知られている(段落0091)。
特開2010−158413号 国際公開第2012/101904号
特許文献2に記載の光源装置のように、射出光量の異なる複数の発光素子を有する光源装置においても、射出光量と設定光量値との関係を線形化させる必要がある。異なる射出光量を1つの光量センサで測定するためには、光量センサの測定レンジ(ダイナミックレンジ)を、射出光量が大きくても信号値が非飽和となるレンジに拡大することが考えられる。例えば、第1発光素子(紫色LED)と第2発光素子(白色LED)に印加する駆動電流の電流値と印加時間を同じとした場合に第1発光素子の射出光量よりも第2発光素子の射出光量の方が大きい場合には、光量センサのダイナミックレンジの上限を第2発光素子の最大射出光量に合わせる。上記のようにダイナミックレンジを拡大させるためには、例えば、光量センサの前面に減光フィルタを設けて、光量に対する感度を低下させる方法が考えられる。
上記のようにダイナミックレンジの拡大のために光量センサの感度を低下させると、射出光量が小さい発光素子(例えば紫色LEDのように光強度スペクトルが狭い狭帯域光)に対する分解能が低下するので、射出光量と設定光量値との関係を線形化させる精度が低下する。しかしながら、がん等の診断に有用な表層血管を観察するためには、射出光量が小さい発光素子(紫色LED)が用いられることが多い。さらに、射出光量が小さい発光素子は、光量を小さくして使用することも考慮する必要があるので、発光素子の経時劣化などによる光量の低下が顕著に現れるという問題がある。このため、光量が異なる複数の発光素子が発する照明光をそれぞれ受光する光量センサが用いられる場合においては、光量が小さい発光素子の射出光量と設定光量値との関係を精度よく線形化させる必要性が特に高い。
本発明は、光量が異なる複数の発光素子が発する照明光を受光する光量センサが用いられる場合において、光量が小さい発光素子の射出光量と設定光量値との関係を精度よく線形化することを可能とする内視鏡用光源装置を提供することを目的とする。
本発明の内視鏡用光源装置は、第1駆動電流が印加されることにより第1光を発する第1発光素子と、第2駆動電流が印加されることにより第2光を発する第2発光素子であって、第1駆動電流と第2駆動電流との各電流値が一定値の場合であり、かつ第1駆動電流の印加時間と第2駆動電流の印加時間が同じである場合に、第2光の光量が第1光の光量よりも大きい第2発光素子と、外部から入力される設定光量値に基づき、第1及び第2駆動電流の各印加時間を設定可能範囲内で制御する光源制御部と、第1光の一部の受光による第1信号値の生成と、第2光の一部の受光による第2信号値の生成とを行う第1光量センサであって、第1信号値は、設定可能範囲内の全てにおいて非飽和となり、第2信号値は、設定可能範囲のうち、閾値未満で非飽和となり、閾値以上で飽和となる第1光量センサとを備える。
第1信号値に基づいて、第1駆動電流の印加時間の補正を行う第1補正部を備えることが好ましい。
光源制御部は、設定光量値と第1駆動電流の印加時間との関係を表す第1の設定光量データテーブルを記憶し、第1補正部は、第1信号値に基づいて、第1の設定光量データテーブルに含まれる第1駆動電流の印加時間の補正を行い、光源制御部は、補正後の第1の設定光量データテーブルから、外部から入力される設定光量値に対応する第1駆動電流の印加時間を選択することが好ましい。
第1補正部は、第1駆動電流の印加時間と第1信号値との関係が線形となり、かつ設定光量値と第1光の光量との関係が線形となる目標信号値を記憶しており、設定光量値に対応する第1駆動電流の印加時間と第1信号値との関係を示す特性曲線上において、目標信号値に対応する第1駆動電流の印加時間を、第1の設定光量データテーブルの更新に用いるテーブル更新用印加時間として求め、第1の設定光量データテーブルに含まれる第1駆動電流の印加時間をテーブル更新用印加時間に置き換えることが好ましい。
第1補正部は、テーブル更新用印加時間が設定可能範囲を超える場合、第1の設定光量データテーブルに含まれる第1駆動電流の印加時間を補正せずに、第1駆動電流の電流値を補正することが好ましい。
非飽和の第2信号値に基づいて、閾値未満の第2駆動電流の印加時間の補正を行う第2補正部を備えることが好ましい。
光源制御部は、設定光量値と第2駆動電流の印加時間との関係を表す第2の設定光量データテーブルを記憶し、第2補正部は、非飽和の第2信号値に基づいて、第2の設定光量データテーブルに含まれる閾値未満の第2駆動電流の印加時間の補正を行い、光源制御部は、補正後の第2の設定光量データテーブルから、外部から入力される設定光量値に対応する第2駆動電流の印加時間を選択することが好ましい。
第1光の一部の受光による第3信号値の生成と、第2光の一部の受光による第4信号値の生成とを行い、第1光量センサよりも感度が低い第2光量センサであって、第3及び第4信号値は、設定可能範囲内の全てにおいて非飽和となる第2光量センサを備えることが好ましい。
第1光量センサは、第1受光素子により構成され、第2光量センサは、第2受光素子と、第2受光素子に入射する光の光量を減光させる減光部とにより構成されることが好ましい。
減光部は、NDフィルタまたはアパチャーであることが好ましい。
非飽和の第2信号値に基づいて、閾値未満の第2駆動電流の印加時間の補正を行い、非飽和の第4信号値に基づいて、閾値以上の第2駆動電流の印加時間の補正を行う第3補正部を備えることが好ましい。
光源制御部は、設定光量値と第2駆動電流の印加時間との関係を表す第2の設定光量データテーブルを記憶し、第3補正部は、非飽和の第2信号値に基づいて、第2の設定光量データテーブルに含まれる閾値未満の第2駆動電流の印加時間の補正を行い、非飽和の第4信号値に基づいて、第2の設定光量データテーブルに含まれる閾値以上の第2駆動電流の印加時間を補正し、光源制御部は、補正後の第2の設定光量データテーブルから、外部から入力される設定光量値に対応する第2駆動電流の印加時間を選択することが好ましい。
第1発光素子と第2発光素子とは1つの基板に設けられていることが好ましい。
第1光は、青色光を含む狭帯域光であり、第2光は、緑色光を含む広帯域光であることが好ましい。
第1発光素子及び第2発光素子は、LEDであることが好ましい。
本発明の内視鏡用光源装置は、光量が異なる複数の発光素子が発する照明光を受光する光量センサが用いられる場合において、光量が小さい発光素子の射出光量と設定光量値との関係を精度よく線形化することができる。
内視鏡システムの外観図である。 内視鏡の先端部の正面図である。 内視鏡システムの電気的構成を示すブロック図である。 撮像素子の構成を示す図である。 カラーフィルタの光透過率を示すグラフである。 設定光量値と射出光量の関係を示すグラフである。 光源部の構成を示す図である。 紫色光と緑色光の光強度スペクトルを示すグラフである。 白色光の光強度スペクトルを示すグラフである。 第1発光素子の光量と第2発光素子の光量との関係を示す図である。 光源制御部の構成を示す図である。 緑色光の設定光量データテーブルと、紫色光の設定光量データテーブルとを示す図である。 第1白色光の設定光量データテーブルと、第2白色光の設定光量データテーブルとを示す図である。 緑色LEDの応答特性を示す図である。 印加時間と第1光量センサの信号値との関係を表すグラフである。 緑色LEDの立ち上がり遷移時間及び立ち下がり遷移時間の変化を示す図である。 補正部の構成を示す図である。 第1テーブル補正部の補正を説明する図である。 補正後の緑色光の設定光量データテーブルと、補正後の紫色光の設定光量データテーブルとを示す図である。 第2テーブル補正部の補正を説明する図である。 補正後の第1白色光の設定光量データテーブルと、補正後の第2白色光の設定光量データテーブルとを示す図である。 補正部の作用を説明するフローチャートである。 第2実施形態の内視鏡システムの電気的構成を示すブロック図である。 印加時間と第2光量センサの信号値との関係を表すグラフである。 第2実施形態の補正部の構成を示す図である。 第2実施形態の補正後の第1白色光の設定光量データテーブルと、補正後の第2白色光の設定光量データテーブルとを示す図である。 電流値の補正を説明する図である。 電流値の補正後の緑色光の設定光量データテーブルを示す図である。
[第1実施形態]
図1において、内視鏡システム10は、電子内視鏡(以下、単に内視鏡という)11と、プロセッサ装置12と、内視鏡用光源装置(以下、単に光源装置という)13と、表示部としてのモニタ14とを備えている。内視鏡11は、観察対象を撮像して、撮像信号を出力する。プロセッサ装置12は、内視鏡11により出力された撮像信号に基づいて、観察対象の表示画像を生成する。光源装置13は、観察対象を照明する照明光を内視鏡11に供給する。モニタ14は、プロセッサ装置12により生成された表示画像を表示する。プロセッサ装置12には、キーボードやマウス等の操作入力部15が接続されている。
内視鏡システム10は、観察対象を観察するための通常観察モードと、観察対象の粘膜内部に存在する血管を強調して観察するための血管強調観察モードとが実行可能である。血管強調観察モードは、血管情報として血管のパターンを可視化して、腫瘍の良悪鑑別等の診断を行うためのモードである。この血管強調観察モードでは、血中ヘモグロビンに対する吸光度が高い特定の波長帯域の光の成分を多く含む狭帯域光を観察対象に照射する。一方、通常観察モードでは、演色性の高い広帯域光を観察対象に照射する。
通常観察モードでは、観察対象の全体の観察に適した通常観察画像が表示画像として生成される。血管強調観察モードでは、血管のパターンの観察に適した血管強調観察画像が表示画像として生成される。
内視鏡11は、生体の消化管内に挿入される挿入部16と、挿入部16の基端部分に設けられた操作部17と、内視鏡11をプロセッサ装置12及び光源装置13に接続するためのユニバーサルコード18とを備えている。挿入部16は、先端部19と、湾曲部20と、可撓管部21とで構成されており、先端側からこの順番に連結されている。
先端部19の先端面には、図2に示すように、観察対象に狭帯域光または広帯域光を照射する2つの照明窓22と、観察対象の像を取り込むための観察窓23と、観察窓23を洗浄するために送気・送水を行う送気・送水ノズル24と、鉗子や電気メス等の処置具を突出させて各種処置を行うための鉗子出口25とが設けられている。観察窓23の奥には、撮像素子35(図3参照)が内蔵されている。
湾曲部20は、連結された複数の湾曲駒で構成されており、操作部17のアングルノブ17aの操作に応じて、上下左右方向に湾曲する。湾曲部20を湾曲させることにより、先端部19が所望の方向に向けられる。可撓管部21は、可撓性を有しており、食道や腸等の曲がりくねった管道に挿入可能である。挿入部16には、撮像素子35を駆動するための駆動信号や、撮像素子35が出力する撮像信号を伝達する通信ケーブルや、光源装置13から供給される照明光を照明窓22に導光するライトガイド32(図3参照)が挿通されている。
操作部17には、アングルノブ17aの他、鉗子口17bと、送気・送水ボタン17cとが設けられている。鉗子口17bは、処置具を挿入するための挿入口である。送気・送水ボタン17cは、送気・送水ノズル24から送気・送水を行う際に操作される。また、操作部17には、静止画像を取得する際に操作されるフリーズボタンなども設けられる。フリーズボタンの操作により取得された静止画像は、後述するコントローラ40により、モニタ14に表示される。また、静止画像は、ストレージ(図示せず)に記録させることも可能とされている。
ユニバーサルコード18には、挿入部16から延設される通信ケーブルやライトガイド32(図3参照)が挿通されており、プロセッサ装置12及び光源装置13側の一端には、コネクタ29が取り付けられている。コネクタ29は、通信用コネクタ29aと光源用コネクタ29bからなる複合タイプのコネクタである。通信用コネクタ29aはプロセッサ装置12と着脱自在に接続される。通信用コネクタ29aには通信ケーブルの一端が配置されている。光源用コネクタ29bは光源装置13と着脱自在に接続される。光源用コネクタ29bにはライトガイド32の入射端32a(図3参照)が配置されている。
図3において、内視鏡11は、ライトガイド32と、照射レンズ33と、対物光学系34と、撮像素子35と、撮像制御部36とを有している。
ライトガイド32は、例えば、複数本の光ファイバが束ねられたファイババンドルである。ライトガイド32の入射端32aには、光源用コネクタ29bが光源装置13に接続された場合に、光源装置13から照明光が入射される。ライトガイド32の出射端は、2本に分岐しており、先端部19の2つの照明窓22にそれぞれ光を導光させる。
照射レンズ33は、照明窓22の奥に配置されている。光源装置13から供給された照明光は、ライトガイド32により照射レンズ33に導光されて照明窓22から観察対象に向けて照射される。照射レンズ33は、凹レンズであり、ライトガイド32から射出した照明光を、観察対象の広い範囲に照射する。
対物光学系34は、観察窓23の奥に配置されている。照明光で照明された観察対象の光像(戻り光)は、観察窓23を通して対物光学系34に入射する。対物光学系34は、戻り光を撮像素子35に入射させる。
撮像素子35は、カラー撮像素子であり、観察対象の光像を撮像して画像信号を出力する。図4に示すように、撮像素子35の撮像面35aには、光電変換により画素信号を生成する複数の画素38が形成されている。画素38は、行方向(X方向)及び列方向(Y方向)にマトリクス状に2次元配列されている。
撮像素子35の光入射側には、カラーフィルタアレイ39が設けられている。カラーフィルタアレイ39は、青色(B)フィルタ39aと、緑色(G)フィルタ39bと、赤色(R)フィルタ39cとを有している。これらのフィルタのうちいずれか1つが各画素38上に配置されている。カラーフィルタアレイ39の色配列は、ベイヤー配列であり、Gフィルタ39bが市松状に1画素おきに配置され、残りの画素上に、Bフィルタ39aとRフィルタ39cとがそれぞれ正方格子状となるように配置されている。
以下、Bフィルタ39aが配置された画素38をB画素と称し、Gフィルタ39bが配置された画素38をG画素と称し、Rフィルタ39cが配置された画素38をR画素と称する。偶数(0,2,4,・・・,N−1)の各画素行には、B画素とG画素とが交互に配置されている。奇数(1,3,5,・・・,N)の各画素行には、G画素とR画素とが交互に配置されている。ここで、画素行とは、行方向に並んだ1行分の画素38を指している。画素列とは、列方向に並んだ1列分の画素38を指している。
カラーフィルタアレイ39は、図5に示す分光特性を有する。Bフィルタ39aは、例えば380nm〜560nmの波長帯域に対して高い光透過率を有している。Gフィルタ39bは、例えば450nm〜630nmの波長帯域に対して高い光透過率を有している。Rフィルタ39cは、例えば580nm〜760nmの波長帯域に対して高い光透過率を有している。
撮像素子35は、撮像制御部36により駆動され、照明光により照明された観察対象からの戻り光を、カラーフィルタアレイ39を介して複数の画素38により受光して画像信号を出力する。撮像制御部36は、プロセッサ装置12内のコントローラ40に接続され、コントローラ40から入力される基準クロック信号に同期して、撮像素子35に対して駆動信号を入力する。撮像素子35は、撮像制御部36からの駆動信号に基づいて、特定のフレームレートで画像信号を出力する。撮像素子35が出力する画像信号は、B画素信号、G画素信号、及びR画素信号からなるBGR画像信号である。
本実施形態では、撮像素子35として、CMOS(Complementary Metal-OxideSemiconductor)イメージセンサを用いる。CMOSイメージセンサは、一般に、ローリングシャッタ方式で撮像動作を行う。ローリングシャッタ方式では、撮像素子35は、「順次読み出し方式」により信号読み出しが実行される。順次読み出し方式では、全画素38について、先頭画素行「0」から最終画素行「N」まで、1画素行ずつ順に信号の読み出しが行われる。
撮像素子35は、リセット方式として、「順次リセット方式」及び「一括リセット方式」が実行可能である。順次リセット方式では、先頭画素行「0」から最終画素行「N」まで、1画素行ずつ順にリセットが行われる。一括リセット方式では、全画素行が一括して同時にリセットされる。本実施形態では、順次リセット方式によりリセットが行われる。
なお、撮像素子35には、相関二重サンプリング(CDS;Correlated Double Sampling)回路、自動利得制御(AGC;AutomaticGain Control)回路、アナログ/デジタル(A/D)変換器(いずれも図示せず)なども適宜設けられる。CDS回路は、画素38から出力される画素信号に相関二重サンプリング処理を施してノイズを除去する。AGC回路は、相関二重サンプリング処理が行われた画素信号に対してゲイン調整を行う。A/D変換器は、AGC回路によりゲイン調整された画素信号を、所定ビット数のデジタル信号に変換してプロセッサ装置12に入力する。
なお、本実施形態では、上記のように撮像素子35としてローリングシャッタ方式のCMOSイメージセンサを用いているが、これに限られず、グローバルシャッタ方式のCMOSイメージセンサを用いても良い。さらに、撮像素子35として、CMOSイメージセンサに代えて、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサを用いても良い。
プロセッサ装置12は、制御部としてのコントローラ40と、DSP(Digital Signal Processor)41と、フレームメモリ42と、画像処理部43と、表示制御部44とを有している。
コントローラ40は、CPU(Central processing unit)、制御プログラムや制御に必要な設定データを記憶するROM(Read only memory)や、制御プログラムをロードする作業メモリとしてのRAM(Random access memory)等を有し、CPUが制御プログラムを実行することにより、プロセッサ装置12の各部と、撮像制御部36と、後述する光源制御部52とを制御する。
コントローラ40は、ユーザが操作入力部15で設定した設定光量値Sを後述する光源装置13の光源制御部52に出力する。設定光量値Sは、S〜Sまで複数段階に設定可能とされており、例えば、13段階である(M=13)。設定光量値Sは、後述する補正部55によって、図6に示すように、光源装置13から射出される狭帯域光及び広帯域光のどちらについても射出光量P(P〜P)との関係が線形化される。光源装置13は、プロセッサ装置12のコントローラ40(外部)から入力された設定光量値Sに従って照明光の射出光量Pを段階的に変更することができる。光源装置13は、設定光量値Sが大きいほど狭帯域光及び広帯域光のどちらについても射出光量Pを大きくさせる。
DSP41は、通信用コネクタ29aを介して、撮像素子35から入力された画像信号に対して、画素補間処理、ガンマ補正、ホワイトバランス補正等の信号処理を施す。画素補間処理は、B画素信号、G画素信号、及びR画素信号の各信号について画素補間処理を行う。DSP41は、信号処理を施した画像信号を、撮像の1フレーム周期毎に画像データとして、フレームメモリ42に記憶させる。
画像処理部43は、フレームメモリ42から画像データを読み出して、所定の画像処理を施し、観察画像を生成する。具体的には、画像処理部43は、広帯域光による観察対象の照明時に出力されたB画素信号、G画素信号、及びR画素信号に基づき通常観察画像を生成する。
また、画像処理部43は、狭帯域光による観察対象の照明時に出力されたB画素信号及びG画素信号に基づき血管強調観察画像を生成する。画像処理部43は、表層血管を強調するために、例えば、画像データ中のB画素信号に基づいて画像内の表層血管の領域を抽出して、抽出した表層血管の領域に対して輪郭強調処理等を施す。そして、輪郭強調処理が施されたB画素信号を、BGR画像信号を元に生成したフルカラー画像に合成する。表層血管に加えて中深層血管に対しても同様の処理を行っても良い。中深層血管を強調する場合には、中深層血管の情報が多く含まれるG画素信号から中深層血管の領域を抽出して、抽出した中深層血管の領域に対して輪郭強調処理を施す。
表示制御部44は、画像処理部43により生成された画像を、コンポジット信号やコンポーネント信号等のビデオ信号に変換してモニタ14に出力する。なお、画像処理部43によりR画素信号を用いずに、B画素信号及びG画素信号のみで血管強調観察画像を生成する場合、表示制御部44は、B画素信号をモニタ14のBチャンネル及びGチャンネルに割り当て、G画素信号をモニタ14のRチャンネルに割り当てても良い。
光源装置13は、光源部50と、光源駆動部51と、光源制御部52とを有している。光源部50は、光源制御部52により制御され、照明光として、広帯域光と狭帯域光とのいずれか一方を射出する。光源部50が射出した狭帯域光または広帯域光は、内視鏡11のライトガイド32の入射端32aに入射する。
図7において、光源部50は、基板56と、緑色光LGを射出する緑色LED(Light Emitting Diode)57と、紫色光LVを射出する紫色LED58と、第1白色光LWAを射出する第1白色LED59Aと、第2白色光LWBを射出する第2白色LED59Bとで構成される。紫色LED58及び緑色LED57は、特許請求の範囲に記載の「第1発光素子」に対応する。第1及び第2白色LED59A、59Bは、特許請求の範囲に記載の「第2発光素子」に対応する。
光源部50は、1つの基板56に、緑色LED57、紫色LED58、第1及び第2白色LED59A、59Bが実装されたマルチチップ構成のLED光源である。基板56は、例えば、矩形形状をしており、各LED57、58、59A、59Bを保持する。基板56上において、緑色LED57、紫色LED58、第1及び第2白色LED59A、59Bは正方配列されており、一方の対角には緑色LED57と紫色LED58がそれぞれ配置され、他方の対角には第1白色LED59Aと第2白色LED59Bがそれぞれ配置されている。
図8に示すように、緑色LED57は、例えば、波長帯域が500nm〜550nmであり、中心波長が540±10nmである緑色光LGを発光する。紫色LED58は、例えば、波長帯域が395nm〜415nmであり、中心波長が405±10nmである紫色光LVを発光する。緑色光LG及び紫色光LVは、それぞれの中心波長とピーク波長とが同じであっても良いし、異なっていても良い。緑色光LG及び紫色光LVは、特許請求の範囲に記載の「第1光」に対応する。第1及び第2白色LED59A、59Bは、同一の発光特性を有する白色発光素子である。「同一の発光特性」とは、波長帯域がほぼ等しいことを言う。
第1及び第2白色LED59A、59Bは、例えば、励起用発光素子としての励起用青色LED(図示せず)と、蛍光体(いずれも図示せず)とによりそれぞれ構成される。図9に示すように、励起用青色LEDは、例えば、青色光の波長帯域である420nm〜440nmの励起光を発光する。励起光は、蛍光体に入射する。蛍光体は、励起光の一部を透過させ、残りの励起光により励起されて蛍光を発光する。蛍光は、例えば、波長帯域が500nm〜700nmであり、緑色光と赤色光を含む。第1及び第2白色LED59A、59Bは、励起光と蛍光とにより第1及び第2白色光LWA、LWBをそれぞれ発光する。第1及び第2白色光LWA、LWBは、特許請求の範囲に記載の「第2光」に対応する。
光源駆動部51は、光源制御部52により制御され、緑色LED57、紫色LED58、第1及び第2白色LED59A、59Bに対して、それぞれ独立に駆動電流を印加する。緑色LED57及び紫色LED58に印加する駆動電流は、特許請求の範囲に記載の「第1駆動電流」に対応する。第1及び第2白色LED59A、59Bに印加する駆動電流は、特許請求の範囲に記載の「第2駆動電流」に対応する。
緑色LED57、紫色LED58、第1及び第2白色LED59A、59Bの駆動条件は、後述する光源制御部52により決定される。駆動条件は、駆動電流の電流値I、及び駆動電流の印加時間Tで定められる。緑色LED57及び紫色LED58に印加する駆動電流(第1駆動電流)の電流値Iと第1及び第2白色LED59A、59Bに印加する駆動電流(第2駆動電流)の電流値Iがそれぞれ一定値の場合であり、かつ、図10に示すように、緑色LED57及び紫色LED58に印加する駆動電流の印加時間Tが第1及び第2白色LED59A、59Bに印加する駆動電流の印加時間Tと同じである場合(例えば、i=N)には、第1及び第2白色光LWA、LWB(第2光)の射出光量PWAN、PWBNが、緑色光LG及び紫色光LV(第1光)の射出光量PGN、PVNよりも大きい。なお、複数のLEDに印加する駆動電流ついて「印加時間が同じ」とは、完全に同じでなくてもよく、ある程度幅を持っていてもよい。例えば、2つのLEDにそれぞれ印加する駆動電流の印加時間T1、T2は、|T1−T2|/T1+T2<0.02を満たす場合に同じとみなす。
光源制御部52は、撮像制御部36と同期して、緑色LED57、紫色LED58、第1及び第2白色LED59A、59Bの点灯及び消灯制御をそれぞれ行う。具体的には、光源制御部52は、撮像素子35のリセットの完了時刻tから読み出しの開始時刻tまでの間の期間内において、緑色LED57、紫色LED58、第1及び第2白色LED59A、59Bを点灯させ、それ以外の期間には緑色LED57、紫色LED58、第1及び第2白色LED59A、59Bを全て消灯させる。撮像素子35はローリングシャッタ方式であるが、全ての画素行が受光可能な期間内に緑色LED57、紫色LED58、第1及び第2白色LED59A、59Bの発光が行われるので、実際に露光が行われる露光期間は、全ての画素行で同一である。したがって、上記の点灯及び消灯制御により、いわゆる同時性が確保される。
また、光源制御部52は、緑色LED57、紫色LED58、第1及び第2白色LED59A、59Bに印加する駆動電流をそれぞれ独立に制御することが可能である。具体的には、光源制御部52は、コントローラ40から入力された設定光量値Sに基づいて、各LED57、58、59A、59Bに印加する駆動電流の電流値I及び駆動電流の印加時間Tを決定する。
駆動電流の電流値Iと駆動電流の印加時間Tは、設定光量値Sと印加時間Tと電流値Iとの関係を表す設定光量データテーブルに基づいて決定される。設定光量データテーブルの詳細な説明は後で述べる。本実施形態では、光源制御部52は、電流値Iを一定とし、印加時間Tを設定可能範囲内で制御する。印加時間の設定可能範囲は、撮像素子35のリセットの完了時刻tから読み出しの開始時刻tまでの時間である(図14参照)。また、印加時間の設定可能範囲は、設定光量値Sに応じて設定される。設定光量値SがS〜Sまで設定可能なので、印加時間の設定可能範囲はT〜Tである。印加時間の設定可能範囲T〜Tは、例えば、6μsec〜16.6msecである。
光源制御部52は、図11に示すように、狭帯域光の設定光量データテーブルを記憶した第1の設定光量データテーブル記憶部62と、広帯域光の設定光量データテーブルを記憶した第2の設定光量データテーブル記憶部63とを有する。
第1の設定光量データテーブル記憶部62には、図12に示すように、狭帯域光としての緑色光LGの設定光量データテーブル65と、狭帯域光としての紫色光LVの設定光量データテーブル66とが記憶されている。緑色光LGの設定光量データテーブル65と紫色光LVの設定光量データテーブル66は、特許請求の範囲に記載の「第1の設定光量データテーブル」に対応する。
緑色光LGの設定光量データテーブル65は、設定光量値Sと、緑色LED57に印加する駆動電流(第1駆動電流)の印加時間T(以下、印加時間Tという)と、駆動電流の電流値Iとの関係を表している。印加時間TGiは、設定可能範囲TG1〜TGM内で段階的な値とされる。電流値IGiは、一定の電流値IGCとされている。
同様に、紫色光LVの設定光量データテーブル66は、設定光量値Sと、紫色LED58に印加する駆動電流(第1駆動電流)の印加時間T(以下、印加時間Tという)と、駆動電流の電流値Iとの関係を表している。印加時間TViは、設定可能範囲TV1〜TVM内で段階的な値とされる。電流値IViは、一定の電流値IVCとされている。
第2の設定光量データテーブル記憶部63には、図13に示すように、広帯域光としての第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aと、広帯域光としての第2白色光LWBの設定光量データテーブル67Bとが記憶されている。第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aと第2白色光LWBの設定光量データテーブル67Bは、特許請求の範囲に記載の「第2の設定光量データテーブル」に対応する。
第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aは、設定光量値Sと、第1白色LED59Aに印加する駆動電流(第2駆動電流)の印加時間T(以下、印加時間TWAという)と、駆動電流の電流値IWAとの関係を表している。印加時間TWAiは、設定可能範囲TWA1〜TWAM内で段階的な値とされる。電流値IWAiは、一定の電流値IWACとされている。
同様に、第2白色光LWBの設定光量データテーブル67Bは、設定光量値Sと、第2白色LED59Bに印加する駆動電流(第2駆動電流)の印加時間T(以下、印加時間TWBという)と、駆動電流の電流値IWBとの関係を表している。印加時間TWBiは、設定可能範囲TWB1〜TWBM内で段階的な値とされる。電流値IWBiは、一定の電流値IWBCとされている。
また、光源制御部52は、緑色LED57に印加する駆動電流の電流値IGCと紫色LED58に印加する駆動電流の電流値IVCを一定の比率に維持することにより、緑色LED57と紫色LED58の射出光量比を一定に維持させる。また、光源制御部52は、第1及び第2白色LED59A、59Bに印加する駆動電流の電流値IWAC、IWBCを同じ値とする。
光源制御部52は、コントローラ40から設定光量値Sが入力されると、上記各設定光量データテーブル65,66,67A,67Bを参照して、設定光量値Sに対応する印加時間Tと電流値Iをそれぞれ読み出す。光源制御部52は、読み出した印加時間Tと電流値Iとに基づき、緑色LED57、紫色LED58、第1及び第2白色LED59A、59Bを駆動させる指示信号をそれぞれ生成して光源駆動部51に入力する。これにより、緑色LED57、紫色LED58、第1及び第2白色LED59A、59Bは、光源制御部52により決定された電流値I及び印加時間Tに対応する発光強度で発光する。
また、光源制御部52は、緑色LED57と紫色LED58をONとさせ、第1及び第2白色LED59A、59BをそれぞれOFFとさせることにより緑色光LGと紫色光LVとを発光させる。この結果、緑色光LGと紫色光LVが狭帯域光としてライトガイド32に入射する。紫色光LVは、粘膜表面から浅い位置にある表層血管の観察用に最適な波長帯域の光である。緑色光LGは、表層血管よりも深い位置にある中深層血管の観察用に最適な波長帯域の光である。
光源制御部52は、第1及び第2白色LED59A、59BをそれぞれONとさせ、緑色LED57と紫色LED58をOFFとさせることにより第1及び第2白色光LWA、LWBを発光させる。この結果、演色性の高い第1及び第2白色光LWA、LWBが広帯域光としてライトガイド32にそれぞれ入射する。第1及び第2白色LED59A、59Bが基板56上において対角に配置されているので、第1及び第2白色光LWA、LWBは、照明ムラが生じにくい。
また、光源制御部52には、集光光学系53と、第1光量センサ54と、補正部55とを有している。集光光学系53と第1光量センサ54と補正部55は、緑色LED57、紫色LED58、第1及び第2白色LED59A、59Bの各射出光量Pと設定光量値Sとの関係を線形化するために設けられている。
集光光学系53は、コリメータレンズ53Aと、透光部材としてのガラス板53Bと、集光レンズ53Cとで構成されている。コリメータレンズ53Aとガラス板53Bと集光レンズ53Cは、光源部50の光軸AX上において、光源部50側からこの順に配置されている。
コリメータレンズ53Aは、緑色LED57、紫色LED58、第1白色LED59A、及び第2白色LED59Bから射出された各光を集光して、平行光としてガラス板53Bに射出する。コリメータレンズ53Aが平行化する光は、完全に平行光でなくてもよく、実質的に平行とみなせる程度であれば良い。この平行光の平行度は、コリメータレンズ53Aの位置から集光レンズ53Cの位置までの距離が長いほど、高いことが好ましい。
ガラス板53Bは、フレネル反射による反射率が所定値(例えば、4%〜8%程度)となるように、光源部50の光軸AXに対して所定の角度だけ傾けて配置されている。ガラス板53Bは、緑色LED57、紫色LED58、第1白色LED59A、及び第2白色LED59Bから射出された、緑色光LG、紫色光LV、第1色光LWA、及び第2白色光LWBの一部をそれぞれフレネル反射して、第1光量センサ54に導光する。緑色光LG、紫色光LV、第1色光LWA、及び第2白色光LWBの残りの一部は、ガラス板53Bを透過して集光レンズ53Cに入射する。なお、「光の一部」とは、LEDから射出された光と同じ波長帯域であるが、LEDの射出光量よりも光量が小さい光のことをいう。
集光レンズ53Cは、ライトガイド32の入射端32aの近傍に配置されており、ガラス板53Bから射出する緑色光LG、紫色光LV、第1色光LWA、及び第2白色光LWBをライトガイド32の入射端32aに集光する。
第1光量センサ54は、各LED57、58、59A、59Bからの射出光量をそれぞれ測定するためのセンサである。第1光量センサ54は、第1受光素子54Aと、第1積算部54Bとで構成されている。
第1受光素子54Aは、例えば、カラーフィルタが配置されていないフォトダイオードである。第1受光素子54Aは、緑色光LGと紫色光LVと第1及び第2白色光LWA、LWBをそれぞれ受光して、各光の発光強度に応じた受光電流IR1を出力する。
第1積算部54Bは、第1受光素子54Aから出力される受光電流IR1を積算し、積算値に応じて信号値VFを出力する。第1積算部54Bは、例えば、オペアンプとコンデンサを含む積分回路であり、第1受光素子54Aから受光電流IR1が出力されると、コンデンサに電荷が蓄積される。
第1積算部54Bは、設定光量値Sに対応する印加時間Tの経過後において、コンデンサに蓄積された総電荷量に対応する電圧値を信号値VFとして出力する。その後、コンデンサに蓄積された電荷を放出する。信号値VFは、印加時間Tに流れる駆動電流の積算値に対応し、射出光量Pと比例関係にある。射出光量Pは、印加時間Tに発光される光の積算光量である。第1光量センサ54において、緑色光LGを受光して出力する信号値VF及び紫色光LVを受光して出力する信号値VFは特許請求の範囲に記載の「第1信号値」に対応し、第1白色光LWAを受光して出力する信号値VFWA及び第2白色光LWBを受光して出力する信号値VFWBは特許請求の範囲に記載の「第2信号値」に対応する。
第1光量センサ54のダイナミックレンジDR1(図15参照)は、第1積算部54Bのコンデンサの容量によって定められる。コンデンサの電荷が放出された状態で、駆動電流の印加が開始されてからコンデンサに蓄積される電荷量が飽和電荷量に達した場合における信号値VFは飽和となり、コンデンサに蓄積される電荷量が飽和電荷量未満の場合における信号値VFは非飽和となる。本実施形態において、「信号値は飽和となる」とは、コンデンサに蓄積される電荷量が飽和電荷量に達することをいい、「信号値は非飽和となる」とは、コンデンサに蓄積される電荷量が飽和電荷量未満であることをいう。本実施形態では、緑色LED57と紫色LED58に印加する各駆動電流の印加時間Tを、最大の設定光量値Sに対応する印加時間Tとした場合でも、第1光量センサ54から出力される信号値VFGM、VFVMが非飽和となるようにコンデンサの容量が設定されている。第1光量センサ54が出力する信号値のうち非飽和の信号値VFが、後述する設定光量データテーブルの補正に用いられる。
ここで、LEDなどの発光素子は、駆動電流に対する発光強度の応答特性として、駆動電流の印加が開始してから目標の強度となるまでに、一定の時定数により定められる立ち上がり遷移時間を要する。例えば、図14に示すように、緑色LED57において、発光開始タイミングtONから、第1光量センサ54の受光電流IR1が一定の受光電流IRCとなる立ち上がり完了時刻tまでの時間が立ち上がり遷移時間TR1である。一定の受光電流IRCは、緑色LED57の発光強度が目標の強度となった場合に、第1光量センサ54から出力される電流である。同様に、発光終了タイミングtOFFにおいて駆動電流の印加が終了してから、受光電流IR1が0となる立ち下がり完了時刻tまでに、一定の立ち下がり遷移時間TF1を要する。
発光開始タイミングtONと発光終了タイミングtOFFは、光源制御部52により設定される。本実施形態では、光源制御部52は、撮像制御部36と同期して、撮像素子35の読み出しの開始時刻tを発光終了タイミングtOFFとしている。発光開始タイミングtONは、撮像素子35のリセットの完了時刻tから読み出しの開始時刻tまでの間の期間内に制御される。なお、光源制御部52は、発光開始タイミングtONをリセットの完了時刻tとし、発光終了タイミングtOFFを、リセットの完了時刻tから読み出しの開始時刻tまでの間の期間内で制御しても良い。
設定光量値Sが最大の設定光量値Sから段階的に小さくされた場合、光源制御部52は、印加時間TGiを短くするために、発光開始タイミングtONを遅らせる。印加時間TGiが上記立ち上がり遷移時間TR1未満になるまでは、印加時間TGi内に立ち上がり遷移時間TR1が含まれ、立ち上がり遷移時間TR1以降の時間のみが短くなる。すなわち、印加時間TGiに占める立ち上がり遷移時間TR1の割合が線形的に増大する。これに伴い、第1光量センサ54から出力される信号値VFGiは、印加時間TGiに対し線形的に減少する。一方、設定光量値Sが更に小さくされ、印加時間TGiが立ち上がり遷移時間TR1未満になると、信号値VFGiは印加時間TGiに対し非線形的に漸減する。
もし、駆動電流に対する発光強度の応答特性が、発光開始タイミングTON時に瞬時に目標の強度となる理想的な特性であれば、上記のような立ち上がり遷移時間TR1による光量の低下が生じないため、印加時間Tと信号値VFとの関係は線形となり、設定光量値Sと射出光量Pとの関係が線形となる。このように理想的な応答特性を有するLEDの光量を第1光量センサ54で測定する場合に生成される信号値が、理想的な信号値VFである(図18及び図20参照)。
しかし、実際には、緑色LED57には一定の立ち上がり遷移時間TR1が存在するので、印加時間Tと信号値VFとの関係は非線形となる。同様に、紫色LED58、第1及び第2白色LED59A、59Bについても、立ち上がり遷移時間TR1が存在する。図15を用いて、設定光量値Sに対応する印加時間Tと、第1光量センサ54の信号値VFとの関係を説明する。
図15において、符号71は、緑色LED57の実際の特性曲線を示し、符号72は、紫色LED58の実際の特性曲線を示している。符号73は、第1白色LED59Aの実際の特性曲線を示している。また、符号75は、緑色LED57の理想的な特性線を示し、符号76は、紫色LED58の理想的な特性線を示している。符号77は、第1白色LED59Aの理想的な特性線を示している。LEDが理想的な応答特性を有する場合に理想的な特性線となる。なお、第2白色LED59Bの実際の特性曲線及び理想的な特性線については、第1白色LED59Aの実際の特性曲線73及び理想的な特性線77と同様であるので、詳細な説明は省略する。
図15に示すように、緑色LED57の実際の特性曲線71は、立ち上がり遷移時間TR1に対応する印加時間T以上の各印加時間では、設定光量値Sに対応する印加時間Tと信号値VFとの関係が線形となるが、印加時間T未満の各印加時間では、上記関係が非線形となる。信号値VFGiは、印加時間TGiの設定可能範囲TG1〜TGM内の全てにおいて非飽和となる。緑色LED57の実際の特性曲線71は、上記立ち上がり遷移時間TR1による光量の低下によって、緑色LED57の理想的な特性線75よりも下側となる。
同様に、紫色LED58の実際の特性曲線72は、印加時間T以上の各印加時間では印加時間Tと信号値VFとの関係が線形となり、印加時間T未満の各印加時間では上記関係が非線形となる。信号値VFViは、印加時間TViの設定可能範囲TV1〜TVM内の全てにおいて非飽和となる。紫色LED58の実際の特性曲線72は、紫色LED58の理想的な特性線76よりも下側となる。
第1白色LED59Aの実際の特性曲線73では、印加時間TWAiの設定可能範囲TWA1〜TWAM内のうち、信号値VFWAi(第2信号値)が飽和し始める時の印加時間を示す閾値Tが定められており、この閾値T未満で信号値VFWAiが非飽和となり、閾値T以上で信号値VFWAiが飽和となる。閾値Tは、具体的には、印加時間の設定可能範囲のうち、第1光量センサ54のコンデンサが飽和電荷量に達して信号値VFが飽和する最小の印加時間である。
第1白色LED59Aの実際の特性曲線73において閾値T以上で信号値VFWAiが飽和となるのは、上記のように各LEDの駆動条件(駆動電流の電流値I及び印加時間T)が同じである場合に、第1白色光LWA(第2光)の光量が、緑色光LG及び紫色光LV(第1光)の光量よりも大きいことに起因する。第1白色LED59Aの実際の特性曲線73は、立ち上がり遷移時間TR1に対応する印加時間T未満の各印加時間では、印加時間Tと信号値VFとの関係が非線形となる。閾値Tは、例えば、印加時間T未満とされる。第1白色LED59Aの実際の特性曲線73は、第1白色LED59Aの理想的な特性線77よりも下側となる。
同様に、第2白色LED59Bの実際の特性曲線において、印加時間TWBiの設定可能範囲TWB1〜TWBM内のうち、閾値T未満で信号値VFWBiが非飽和となり、閾値T以上で信号値VFWBiが飽和となる。なお、本実施形態では、第1及び第2白色LED59A、59Bが同一の発光特性を有しているので、信号値VFWAiが飽和し始める時の印加時間と、信号値VFWBiが飽和し始める時の印加時間は同じである。このため、第1白色LED59Aの実際の特性曲線73と第2白色LED59Bの実際の特性曲線とのそれぞれにおいて、同じ閾値Tが定められる。
上記のように、緑色LED57、紫色LED58、第1及び第2白色LED59A、59Bには立ち上がり遷移時間TR1が存在するので、印加時間Tと信号値VFとの関係が非線形となる。このため、仮に、設定光量値Sと印加時間Tとが比例関係にあるとすると、設定光量値Sと射出光量Pとの関係は非線形となる。このため、光源制御部52には、設定光量値Sと射出光量Pとの関係が線形になるように、設定光量値Sと印加時間Tとの関係を補正する設定光量データテーブルが設けられている。この設定光量データテーブルに含まれる駆動電流の印加時間及び電流値の初期のデータは、工場出荷段階において、後述するキャリブレーションモードが少なくとも1回実行されることにより作成される。
さらに、緑色LED57、紫色LED58、第1及び第2白色LED59A、59Bなどの発光素子は、経時劣化が生じると立ち上がり遷移時間が長くなる。例えば、図16に示すように、緑色LED57において、立ち上がり遷移時間TR1を工場出荷段階での初期の時間とすると、劣化後の立ち上がり遷移時間TR2は工場出荷段階での初期の立ち上がり遷移時間TR1よりも長くなる。同様に、劣化後の立ち下がり遷移時間TF2は、工場出荷段階での初期の立ち下がり遷移時間TF1よりも長くなる。劣化後の立ち上がり遷移時間TR2は、発光開始タイミングtONから、立ち上がり完了時刻tよりも後の立ち上がり完了時刻tまでの時間である。劣化後の立ち下がり遷移時間TF2は、発光終了タイミングtOFFから、立ち下がり完了時刻tよりも後の立ち下がり完了時刻tまでの時間である。
上記のように立ち上がり遷移時間が長くなると、設定光量データテーブルにより設定光量値Sと印加時間Tとの関係を補正したとしても、設定光量値Sと射出光量Pとの関係が非線形となる。その結果、印加時間の設定可能範囲T〜Tにおいて、緑色LED57、紫色LED58、第1及び第2白色LED59A、59Bからの各射出光量が低下する。この光量の低下は、印加時間Tが劣化後の立ち上がり遷移時間TR2より短い場合に顕著である。特に、本実施形態のように、設定光量値Sに対応する印加時間Tを変更することにより射出光量Pの制御をする場合において、上記光量の低下が特に顕著に現れる。
内視鏡システム10を用いた診断においては狭帯域光及び広帯域光の安定性が求められるため、光源装置13では、上記LEDの経時劣化が生じた場合に備えて、補正部55によって設定光量値Sと射出光量Pとの関係が線形となるように設定光量データテーブルを補正することが可能とされている。この設定光量データテーブルの補正は、内視鏡システム10の非発光動作時において、例えば、ユーザが操作入力部15を操作することにより、キャリブレーションモードとして適宜実行される。
図17に示すように、補正部55は、第1テーブル補正部68と、第2テーブル補正部69とを有している。第1テーブル補正部68は、緑色光LGの設定光量データテーブル65と紫色光LVの設定光量データテーブル66を補正する。第2テーブル補正部69は、第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aと第2白色光LWBの設定光量データテーブル67Bを補正する。第1テーブル補正部68は、特許請求の範囲に記載の「第1補正部」に対応し、第2テーブル補正部69は、特許請求の範囲に記載の「第2補正部」に対応する。
第1テーブル補正部68について説明する。第1テーブル補正部68は、光源制御部52と同期して設定光量値SをS〜Sまで変更させる。例えば、光源制御部52は、緑色LED57について設定光量値SをS〜Sまで順に変更して発光させ、その次に、紫色LED58について設定光量値SをS〜Sまで順に変更して発光させる。これにより、第1テーブル補正部68は、緑色LED57と紫色LED58のそれぞれについて、設定光量値S〜Sに対応する印加時間の設定可能範囲T〜Tにおいて、信号値VF〜VFを取得する。このように、緑色LED57について取得される信号値VFGi及び紫色LED58について取得される信号値VFViは、上記設定可能範囲T〜T内の全てにおいて非飽和となる。
第1テーブル補正部68は、緑色LED57と紫色LED58のそれぞれについて、印加時間Tと信号値VFとの関係が線形となり、設定光量値Sと射出光量Pとの関係が線形となる理想的な信号値VFを記憶している。第1テーブル補正部68は、理想的な信号値VFと印加時間Tとの関係を示す理想的な特性線上において、設定光量値Sに対応する印加時間Tにおける理想的な信号値VF を求める。第1テーブル補正部68における理想的な信号値VF は、特許請求の範囲に記載の「目標信号値」に対応する。
第1テーブル補正部68は、作成した実際の特性曲線上において、求めた理想的な信号値VF に対応する新たな印加時間T を求める。第1テーブル補正部68は、設定光量データテーブルに含まれる印加時間Tを、新たな印加時間T に置き換える。これにより、設定光量データテーブルが更新される。上記のように、新たな印加時間T を求めて設定光量データテーブルを更新することを「設定光量データテーブルを補正する」という。このように、設定光量データテーブルを補正することによって、LEDの経時劣化により射出光量が低下することを防止できる。第1テーブル補正部68における新たな印加時間T は、特許請求の範囲に記載の「テーブル更新用印加時間」に対応する。
以下、図18及び図19を参照しながら、第1テーブル補正部68により緑色光LGの設定光量データテーブル65の補正を行う例を説明する。図18に示すように、第1テーブル補正部68は、第1光量センサ54から、ある設定光量値S(i=N)に対応する印加時間TGNでの信号値VFGNを取得する。この第1光量センサ54は、緑色LED57に印加する駆動電流(第1駆動電流)の印加時間TGiを最大の印加時間TGMとした場合でも、非飽和の信号値VFGMが出力されるようにダイナミックレンジDR1が設定されている。このため、第1テーブル補正部68は、印加時間TGiの設定可能範囲TG1〜TGMに対応する非飽和の信号値VFG1〜VFGMを取得することができる。第1テーブル補正部68は、取得した信号値VFG1〜VFGMに基づいて、緑色LED57の実際の特性曲線71を作成する。
第1テーブル補正部68は、緑色LED57の理想的な特性線75上において、ある設定光量値S(i=N)に対応する印加時間TGNでの理想的な信号値VFGN を求める。これをi=1〜Mまで行うことにより、印加時間TGiの設定可能範囲TG1〜TGMに対応する理想的な信号値VFG1 〜VFGM が取得される。
第1テーブル補正部68は、緑色LED57の実際の特性曲線71上において、理想的な信号値VFGN に対応する新たな印加時間TGN を求める。これをi=1〜Mまで行うことにより、理想的な信号値VFG1 〜VFGM のそれぞれについて、新たな印加時間TG1 〜TGM が求められる。
第1テーブル補正部68は、緑色光LGの設定光量データテーブル65に含まれる印加時間TG1〜TGMを新たな印加時間TG1 〜TGM に置き換えることで、図19に示すように、緑色光LGの設定光量データテーブル65を更新する。これにより、緑色光LGの設定光量データテーブル65が補正される。
第1テーブル補正部68による紫色光LVの設定光量データテーブル66の補正は、緑色光LGの設定光量データテーブル65の補正と同じ方法で行われる。第1テーブル補正部68は、第1光量センサ54から取得した非飽和の信号値VFV1〜VFVMに基づき新たな印加時間TV1 〜TVM を求める。そして、第1テーブル補正部68は、紫色光LVの設定光量データテーブル66に含まれる印加時間TV1〜TVMを新たな印加時間TV1 〜TVM に置き換えることで、図19に示すように、紫色光LVの設定光量データテーブル66を更新する。これにより、紫色光LVの設定光量データテーブル66が補正される。
上記補正後の緑色光LGの設定光量データテーブル65に基づき、光源制御部52により、緑色LED57に印加する駆動電流の印加時間T及び電流値Iが決定される。同様に、上記補正後の紫色光LVの設定光量データテーブル66に基づき、光源制御部52により、紫色LED58に印加する駆動電流の印加時間T及び電流値Iが決定される。
次に、第2テーブル補正部69について説明する。第2テーブル補正部69は、光源制御部52と同期して設定光量値SをS〜Sまで変更させる。例えば、光源制御部52は、第1白色LED59Aについて設定光量値SをS〜Sまで順に変更して発光させ、その次に、第2白色LED59Bについて設定光量値SをS〜Sまで順に変更して発光させる。これにより、第2テーブル補正部69は、第1白色LED59Aと第2白色LED59Bのそれぞれについて、設定光量値S〜Sに対応する印加時間の設定可能範囲T〜Tにおいて、信号値VF〜VFを取得する。
第1白色LED59Aの場合、第1光量センサ54から取得される信号値VFWAiは、印加時間TWAiの設定可能範囲TWA1〜TWAM内のうち、閾値T未満で非飽和となり、閾値T以上で飽和となる(図20参照)。このため、第2テーブル補正部69は、閾値T未満で取得される非飽和の信号値VFWAiを使用して、第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aの一部を補正する。同様に、第2白色LED59Bの場合は、第2テーブル補正部69は、閾値T未満で取得される非飽和の信号値VFWBiを使用して、第2白色光LWBの設定光量データテーブル67Bの一部を補正する。第2テーブル補正部69による補正の方法については、第1テーブル補正部68と同様である。
図20及び図21を参照しながら、第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aを補正する例を説明する。図20に示すように、第2テーブル補正部69は、第1テーブル補正部68と同様に、第1光量センサ54から、設定光量値S〜Sに対応する印加時間TWA1〜TWAMでの信号値VFWA1〜VFWAMを取得する。第2テーブル補正部69は、取得した信号値VFWA1〜VFWAMに基づき、第1白色LED59Aの実際の特性曲線73を作成する。
第1白色LED59Aの実際の特性曲線73において、閾値T未満の印加時間TWA1、TWA2で取得される信号値VFWA1、VFWA2はそれぞれ非飽和となり、それ以外の閾値T以上の印加時間TWA3〜TWAMで取得される信号値VFWA3〜VFWAMは飽和となる。このため、第2テーブル補正部69は、非飽和の信号値VFWA1に対応する印加時間TWA1と、非飽和の信号値VFWA2に対応する印加時間TWA2とをそれぞれ補正し、それ以外の印加時間TWA3〜TWAMは補正しない。
第2テーブル補正部69は、第1白色LED59Aと第2白色LED59Bのそれぞれについて、印加時間Tと信号値VFとの関係が線形となり、設定光量値Sと射出光量Pとの関係が線形となる理想的な信号値VFを記憶している。第2テーブル補正部69は、第1白色LED59Aの理想的な特性線77上において、設定光量値Sに対応する印加時間TWA1での理想的な信号値VFWA1 と、設定光量値Sに対応する印加時間TWA2での理想的な信号値VFWA2 とを求める。
第2テーブル補正部69は、第1白色LED59Aの実際の特性曲線73上において、理想的な信号値VF に対応する新たな印加時間T を求める。具体的には、第2テーブル補正部69は、理想的な信号値VFWA1 に対応する新たな印加時間TWA1 を求め、理想的な信号値VFWA2 に対応する新たな印加時間TWA2 を求める。
第2テーブル補正部69は、第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aに含まれる印加時間TWA1〜TWAMのうち、印加時間TWA1を新たな印加時間TWA1 に置き換え、印加時間TWA2を新たな印加時間TWA2 に置き換えることで、図21に示すように、第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aを更新する。これにより、第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aの一部が補正される。
同様に、第2テーブル補正部69により第2白色光LWAの設定光量データテーブル67Bの補正を行う場合は、第2テーブル補正部69は、新たな印加時間TWB1 と新たな印加時間TWB2 とを求める。そして、第2テーブル補正部69は、第2白色光LWAの設定光量データテーブル67Bに含まれる印加時間TWB1〜TWBMのうち、印加時間TWB1を新たな印加時間TWB1 に置き換え、印加時間TWB2を新たな印加時間TWB2 に置き換えることで、図21に示すように、第2白色光LWAの設定光量データテーブル67Bを更新する。これにより、第2白色光LWAの設定光量データテーブル67Bの一部が補正される。
上記一部補正後の第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aに基づき、光源制御部52により、第1白色LED59Aに印加する駆動電流の印加時間TWA及び電流値IWAが決定される。同様に、上記一部補正後の第2白色光LWAの設定光量データテーブル67Bに基づき、光源制御部52により、第2白色LED59Bに印加する駆動電流の印加時間TWB及び電流値IWBが決定される。
次に、図22に示すフローチャートに沿って、補正部55の作用を説明する。ユーザにより操作入力部15が操作されてキャリブレーションモードが実行されると、補正部55は、光源制御部52と同期して、緑色光LGの設定光量データテーブル65の補正と、紫色光LVの設定光量データテーブル66の補正と、第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aの補正と、第2白色光LWBの設定光量データテーブル67Bの補正を、例えばこの順に行う。
まず、光源制御部52は、設定光量値SをS(i=1)とし(ステップS11)、緑色光LGの設定光量データテーブル65から設定光量値Sに対応する印加時間TG1を読み出す(ステップS12)。また、光源制御部52は、緑色光LGの設定光量データテーブル65から設定光量値Sに対応する電流値Iを読み出す。この電流値Iは、設定光量値S〜Sにおいて、一定の電流値IGCとされている。
光源制御部52は、読み出した印加時間TG1と電流値IGCで緑色LED57を駆動させる指示信号を生成し、光源駆動部51に入力する。光源駆動部51は、光源制御部52から入力された指示信号に基づいて緑色LED57を駆動する(ステップS13)。
緑色LED57が発光した緑色光LGは、コリメータレンズ53Aにより平行化されてガラス板53Bに入射する。緑色光LGの一部は、ガラス板53Bによりフレネル反射して、第1光量センサ54に入射する。第1光量センサ54は、緑色光LGを受光して信号値VFG1を出力する。この信号値VFG1は、緑色LED57の射出光量Pと比例関係にある。
第1テーブル補正部68は、第1光量センサ54から信号値VFG1を取得する(ステップS14)。その後、第1テーブル補正部68が設定光量値Sに対応する信号値VFGMを取得するまで(ステップS15)、光源制御部52が設定光量値SをS〜Sに順に変えながら(ステップS16)、上記ステップS12〜S14が繰り返し実行される。これにより取得される信号値VFGi(i=1〜M)は非飽和となる。
第1テーブル補正部68は、信号値VFGi(i=1〜M)を取得すると、緑色LED57の実際の特性曲線71を作成する(ステップS17)。第1テーブル補正部68は、緑色LED57の理想的な特性線75上において、印加時間TGi(i=1〜M)に対応する理想的な信号値VFGi (i=1〜M)を求める。第1テーブル補正部68は、緑色LED57の実際の特性曲線71上において、求めた理想的な信号値VFGi に対応する新たな印加時間TGi (i=1〜M)を求める(ステップS18)。
第1テーブル補正部68は、緑色光LGの設定光量データテーブル65に含まれる印加時間TGiを、新たな印加時間TGi に置き換えることにより、緑色光LGの設定光量データテーブル65を更新する(ステップS19)。これにより、緑色光LGの設定光量データテーブル65の補正が行われる。紫色光LVの設定光量データテーブル66の補正は、緑色光LGの設定光量データテーブル65の補正と同様に行われる。
上記のように、緑色LED57に印加する印加時間TGiを設定可能範囲TG1〜TGMとした場合に、第1光量センサ54が出力する信号値VFGi(i=1〜M)は非飽和となるので、設定可能範囲TG1〜TGM内の印加時間TGiを正確に補正することができる。これにより、緑色光LGの射出光量Pと設定光量値Sの関係が精度よく線形化される。同様に、紫色LED58についても、信号値VFVi(i=1〜M)が非飽和となり、設定可能範囲TV1〜TVMの印加時間TViを正確に補正することができるので、紫色光LVの射出光量Pと設定光量値Sの関係が精度よく線形化される。
また、がん等の診断に有用な表層血管を観察可能とする血管強調観察モードは、内視鏡11を観察対象に近接させた拡大観察時に使用されることが多いので、血管強調観察画像の白とびを防止するために射出光量が小さくされる。したがって、血管強調観察モードでは、緑色LED57に印加する駆動電流(第1駆動電流)の印加時間TGiと、紫色LED58に印加する駆動電流(第1駆動電流)の印加時間TViとが、立ち上がり遷移時間TR1に対応する印加時間Tより短くされることが多い(図14及び図15参照)。
さらに、上記のように各LEDの駆動条件(駆動電流の電流値I及び印加時間T)が同じである場合には、緑色光LG及び紫色光LV(第1光)の光量は、第1及び第2白色光LWA、LWB(第2光)の光量よりも小さい。このため、血管強調観察モードにおいて、緑色光LG及び紫色光LVの射出光量が小さくされることを考慮すると、緑色光LG及び紫色光LVのそれぞれついて、射出光量Pと設定光量値Sの関係を精度よく線形化する効果は特に大きい。そこで、第1光量センサ54は、緑色LED57の射出光量Pと比例関係にある信号値VFGiと、紫色LED58の射出光量Pと比例関係にある信号値VFViとが非飽和となるように、ダイナミックレンジDR1が設定されている。
次に、第2テーブル補正部69により第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aの補正が行われる。第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aの補正には、図20に示すように、第1光量センサ54から出力される非飽和の信号値VFWA1、VFWA2が使用され、それ以外の飽和となった信号値VFWA3〜VFWAMは使用されない。このため、第2テーブル補正部69により、非飽和の信号値VFWA1、VFWA2に対応する新たな印加時間TWA1 、TWA2 が求められる(ステップS18)。
第2テーブル補正部69は、第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aに含まれる印加時間TWA1、TWA2を、新たな印加時間TWA1 、TWA2 に置き換えることにより、第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aを更新する(ステップS19)。これにより、第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aの補正が行われる。なお、第2白色光LWBの設定光量データテーブル67Bの補正は、第2白色光LWAの設定光量データテーブル67Aと同様に行われる。
光源制御部52は、上記補正後の各設定光量データテーブル65、66、67A、67Bから、設定光量値Sに対応する駆動電流の印加時間Tをそれぞれ選択して決定する。これにより、LEDの経時劣化などによる光量の低下が防止される。
なお、上記第1実施形態では、第2テーブル補正部69は、閾値T未満の印加時間Tを補正しているが、閾値T以上の印加時間Tを補正しても良い。印加時間Tが立ち上がり遷移時間TR1に対応する印加時間Tより長い場合は、上記のように印加時間Tと信号値VFとの関係が線形となるので(図14及び図15参照)、第2テーブル補正部69は、閾値T未満の印加時間Tで取得される非飽和の信号値VFに基づいて、閾値T以上の印加時間Tでの信号値VFを外挿することができる。
例えば、第2テーブル補正部69は、図20に示す非飽和の信号値VFWA1、VFWA2に基づき、外挿によって信号値VFWA3〜VFWAMを求める。これにより、印加時間TWAiの設定可能範囲TWA1〜TWAMに対応する信号値VFWA1〜VFWAMが得られる。印加時間T以上の印加時間TWA3〜TWAMは、信号値VFWA3〜VFWAMと線形の関係にある。第2テーブル補正部69は、非飽和の信号値VFWA1、VFWA2と、外挿で求めた信号値VFWA3〜VFWAMに基づき特性曲線を作成することにより、新たな印加時間TWA1 〜TWAM を求める。
第2テーブル補正部69は、第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aに含まれる印加時間TWA1〜TWAMを、新たな印加時間TWA1 〜TWAM に置き換えることにより、第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aを更新する。これにより、第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aが補正される。第2白色光LWBの設定光量データテーブル67Bについても、上記と同様に外挿を行うことにより補正することができる。
このように、第1光量センサ54の信号値VFが飽和となる場合においても、印加時間Tが立ち上がり遷移時間TR1に対応する印加時間Tより長い場合に印加時間Tと信号値VFとの関係が線形となることを利用して上記外挿をすることにより、LEDの経時劣化などによる光量の低下を防止することができる。
なお、上記第1実施形態では、補正部55に第1テーブル補正部68と第2テーブル補正部69の両方が設けられているが、いずれか一方が設けられていてもよい。
[第2実施形態]
上記のように、緑色LED57、紫色LED58、第1白色LED59A、及び第2白色LED59Bの駆動条件(駆動電流の電流値I及び印加時間T)が同じ場合、第1及び第2白色光LWA、LWB(第2光)の光量は、緑色光LG及び紫色光LVの光量(第1光)よりも大きい。上記第1実施形態では、光量が小さい緑色光LG及び紫色光LVの射出光量Pを第1光量センサ54により正確に測定可能としているが、第2実施形態では、光量が大きい第1及び第2白色光LWA、LWBの射出光量Pを正確に測定可能とする。
図23に示すように、第2実施形態の光源装置13は、第1実施形態の光源装置13の各構成に加え、第2光量センサ93を備えている。第2光量センサ93は、第1光量センサ54と同様に、緑色LED57と紫色LED58と第1及び第2白色LED59A、59Bとからの射出光量Pを測定するためのセンサである。
第2光量センサ93は、第1光量センサ54に隣接して配置される。第2光量センサ93の位置と第1光量センサ54の位置との間の距離は、コリメータレンズ53Aにより集光される集光径以下とする。これにより、コリメータレンズ53Aを射出した平行光を1枚のガラス板53Bで第1及び第2光量センサ54、93に導光することができる。集光径は、例えば、平行光の伝播方向と直交する面内において、平行光の光強度が最大強度の半分となる幅(半値全幅)に対応する。
第2光量センサ93は、第2受光素子93Aと、第2積算部93Bと、減光部93Cとを有している。第2受光素子93Aは、第1受光素子54Aと同様に、フォトダイオードであり、緑色光LGと紫色光LVと第1及び第2白色光LWA、LWBをそれぞれ受光して、各受光光量に応じた受光電流IR2を出力する。
第2積算部93Bは、第2受光素子93Aから出力される受光電流IR2を積算し、積算値に応じて信号値VSを出力する。第2積算部93Bは、第1積算部54Bと同様に、オペアンプとコンデンサを含む積分回路であり、第2受光素子93Aから受光電流IR2が出力されると、コンデンサに電荷が蓄積される。
減光部93Cは、第2受光素子93Aの受光面に配置されており、第2受光素子93Aに入射する光の光量を減光させる。減光部93Cは、ND(Neutral Density)フィルタまたはアパチャーである。このため、第2光量センサ93は、第1光量センサ54よりも光量に対する感度が低い。なお、アパチャーの場合は、減光量を多段的に調整可能である。
減光部93Cは、第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aと第2白色光LWBの設定光量データテーブル67Bの補正を正確に行うために設けられている。具体的には、第1及び第2白色LED59A、59Bに印加する駆動電流(第2駆動電流)の印加時間TWAi、TWBiを最大の印加時間TWAM、TWBMとした場合でも、第2光量センサ93から出力される信号値VSWAM、VSWBMがともに非飽和となるように減光部93Cの減光量が設定される。
第2光量センサ93のダイナミックレンジDR2(図24参照)は、第2積算部93Bのコンデンサの容量と減光部93Cの減光量とによって定められる。第2積算部93Bのコンデンサの容量は、第1積算部54Bのコンデンサの容量と同じである。このため、減光部93Cが設けられている第2光量センサ93のダイナミックレンジDR2は、図24に示すように、第1光量センサ54のダイナミックレンジDR1よりも大きい。
第2光量センサ93は、設定光量値Sに対応する印加時間Tで発光される緑色光LG、紫色光LV、第1及び第2白色光LWA、LWBをそれぞれ受光して、各受光光量に応じた信号値VSを出力する。第2光量センサ93により出力された信号値VSは、上記のように印加時間の設定可能範囲T〜Tの全てにおいて非飽和となる。このため、第2光量センサ93は、印加時間Tが閾値T以上の場合であっても、第1及び第2白色LED59A、59Bの射出光量Pを正確に測定できる。第2光量センサ93において、緑色光LGを受光して出力する信号値VS及び紫色光LVを受光して出力する信号値VSは特許請求の範囲に記載の「第3信号値」に対応し、第1白色光LWAを受光して出力する信号値VSWA及び第2白色光LWBを受光して出力する信号値VSWBは特許請求の範囲に記載の「第4信号値」に対応する。
第2実施形態の補正部55は、第1実施形態の第2テーブル補正部69の代わりに、図25に示すように、第3テーブル補正部95を有している。第3テーブル補正部95は、第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aと第2白色光LWBの設定光量データテーブル67Bを補正する。第3テーブル補正部95は、特許請求の範囲に記載の「第3補正部」に対応する。
第3テーブル補正部95には、第1光量センサ54から信号値VFが入力され、第2光量センサ93から信号値VSが入力される。第3テーブル補正部95は、閾値T未満の印加時間Tにおいて第1光量センサ54が生成する非飽和の信号値VFと、閾値T以上の印加時間Tにおいて第2光量センサ93が生成する非飽和の信号値VSとを使用して、第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aと第2白色光LWBの設定光量データテーブル67Bを補正する。第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aと第2白色光LWBの設定光量データテーブル67Bの補正方法は同じなので、以下では、第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aの補正についてのみ説明をする。
第3テーブル補正部95は、上記第1実施形態の第2テーブル補正部69と同様に、第1白色LED59Aと第2白色LED59Bのそれぞれについて、印加時間Tと信号値VFとの関係が線形となり、設定光量値Sと射出光量Pとの関係が線形となる理想的な信号値VF を記憶している。第3テーブル補正部95は、印加時間Tが閾値T未満である場合に第1光量センサ54から出力された非飽和の信号値VFに基づいて、新たな印加時間T を求める。具体的には、第3テーブル補正部95は、非飽和の信号値VFWA1、VFWA2に基づいて、新たな印加時間TWA1 、TWA2 をそれぞれ求める(図20参照)。
図26に示すように、第3テーブル補正部95は、第2光量センサ93から、設定光量値S(i=1〜M)に対応する印加時間TWAi(i=1〜M)での信号値VSWAi(i=1〜M)を取得して、第1白色LED59Aの実際の特性曲線96を作成する。第2光量センサ93の信号値により作成された実際の特性曲線96では、印加時間の設定可能範囲TWA1〜TWAM内の全てにおいて、信号値VSWAiは非飽和となる。
また、第3テーブル補正部95は、第1白色LED59Aと第2白色LED59Bのそれぞれについて、印加時間Tと信号値VFとの関係が線形となり、設定光量値Sと射出光量Pとの関係が線形となる理想的な信号値VSを記憶している。第3テーブル補正部95は、理想的な信号値VSと印加時間Tとの関係を示す理想的な特性線上において、設定光量値Sに対応する印加時間Tにおける理想的な信号値VS を求める。第3テーブル補正部95は、実際の特性曲線上において、理想的な信号値VS に対応する新たな印加時間T を求める。
具体的には、第3テーブル補正部95は、図24に示すように、第1白色LED59Aの理想的な特性線97上において、閾値T以上の印加時間TWANでの理想的な信号値VSWAN を求める。第3テーブル補正部95は、第1白色LED59Aの実際の特性曲線96上において、理想的な信号値VSWAN に対応する新たな印加時間TWAN を求める。より具体的には、第3テーブル補正部95は、印加時間Tが閾値T以上である場合に第2光量センサ93から出力された非飽和の信号値VSWA3〜VSWAMに基づいて、理想的な信号値VSWA3 〜VSWAM を求めることにより、新たな印加時間TWA3 〜TWAM を求める。
第3テーブル補正部95は、図26に示すように、第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aに含まれる印加時間TWA1〜TWAMのうち、閾値T未満の印加時間TWA1、TWA2を新たな印加時間TWA1 、TWA2 にそれぞれ置き換え、閾値T以上の印加時間TWA3〜TWAMを新たな印加時間TWA3 〜TWAM にそれぞれ置き換えることにより、第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aを更新する。これにより、第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aの全部が補正される。
第2白色光LWBの設定光量データテーブル67Bの補正は、第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aの補正と同じ方法で行われるので具体的な説明は省略するが、図26に示すように、第3テーブル補正部95は、第2白色光LWBの設定光量データテーブル67Bに含まれる印加時間TWB1〜TWBMのうち、印加時間TWB1、TWB2を新たな印加時間TWB1 、TWB2 にそれぞれ置き換え、印加時間TWB3〜TWBMを新たな印加時間TWB3 〜TWBM にそれぞれ置き換えることにより、第2白色光LWBの設定光量データテーブル67Bを更新する。これにより、第2白色光LWBの設定光量データテーブル67Bの全部が補正される。
上記のように、各LEDの駆動条件(駆動電流の電流値I及び印加時間T)が同じである場合、第1及び第2白色光LWA、LWB(第2光)の光量は、緑色光LG及び紫色光LVの光量(第1光)よりも大きい。このような光量の関係にある場合には、第1光量センサ54では、第1白色LED59A及び第2白色LED59Bのそれぞれについて、印加時間Tが閾値T未満の場合の信号値VFWAi、VFWBiは非飽和となるが、印加時間Tが閾値T以上の場合の信号値VFWAi、VFWBiは飽和となってしまう。しかし、第2実施形態では、第1光量センサ54だけでなく、第2光量センサ93を備えており、この第2光量センサ93では、印加時間Tが閾値T以上の場合であっても信号値VSWAi、VSWBiが非飽和となる。
このため、第2実施形態では、印加時間TWAiが閾値T未満である場合に第1光量センサ54から出力された非飽和の信号値VFWAiと、印加時間TWAiが閾値T以上である場合に第2光量センサ93から出力された非飽和の信号値VSWAiとに基づいて、印加時間の設定可能範囲TWA1〜TWAM内の全てにおいて印加時間TWAiを正確に補正することができる。同様に、第2白色LED59Bに印加する駆動電流(第2駆動電流)の印加時間の設定可能範囲TWB1〜TWBM内の全てにおいて印加時間TWBiを正確に補正することができる。これにより、第1白色LED59A及び第2白色LED59Bについて、射出光量Pと設定光量値Sとの関係を精度よく線形化することができる。
また、上記全部補正後の第1及び第2白色光LWAの設定光量データテーブル67A、67Bに基づき、光源制御部52により、第1及び第2白色LED59A、59Bにそれぞれ印加する駆動電流(第2駆動電流)の印加時間Tが決定されるので、LEDの経時劣化などによる光量の低下が防止される。
なお、上記第2実施形態では、補正部55に第1テーブル補正部68と第3テーブル補正部95の両方が設けられているが、いずれか一方が設けられていてもよい。
なお、上記各実施形態では、光源制御部52は、駆動電流の電流値Iを一定とさせ、印加時間Tの制御を行っているが、印加時間Tを一定とさせ、電流値Iの制御を行っても良い。
また、例えば緑色LED57において、駆動電流の電流値Iが一定の電流値IGCであり、図27に示すように、第1テーブル補正部68によって、印加時間TGiに対応する新たな印加時間TGi が求められた場合に、この新たな印加時間TGi が設定可能範囲の最大の印加時間(印加時間TGM)より長いことがある。例えば、印加時間TGMに対応する新たな印加時間TGM の場合などである。この場合は印加時間を補正できないので、第1テーブル補正部68は、緑色LED57の発光強度が目標の強度となるように、電流値IGCを補正する。
図18及び図28を参照して電流値IGCを補正する例を説明する。緑色LED57に印加する駆動電流(第1駆動電流)の電流値Iを一定の電流値IGCとして特性曲線71が作成された場合、第1テーブル補正部68により、印加時間の設定可能範囲TG1〜TGMのうち、例えば、最大の印加時間TGMについて新たな印加時間TGM が求められる。この新たな印加時間TGM は最大の印加時間TGMより長いので、第1テーブル補正部68は、図28に示すように、緑色光LGの設定光量データテーブル65において、設定光量値Sに対応する印加時間TGMを新たな印加時間TGM に置き換えずに、設定光量値Sに対応する電流値IGCの補正を行う。
具体的には、第1テーブル補正部68は、印加時間TGMにおいて第1光量センサ54から出力された信号値VFGMが、射出光量Pと設定光量値Sとの関係が線形となる理想的な信号値VFGM となるように新たな電流値IGC を求める。新たな電流値IGC は、電流値IGCより大きい値である。そして、第1テーブル補正部68は、緑色光LGの設定光量データテーブル65において、設定光量値Sに対応する電流値IGCを、新たな電流値IGC に置き換える。これにより、緑色光LGの設定光量データテーブル65が更新される。上記のような電流値の補正は、紫色光LVの設定光量データテーブル66に対して行っても良いし、第2テーブル補正部69により、第1白色光LWAの設定光量データテーブル67Aと第2白色光LWBの設定光量データテーブル67Bに対して行っても良い。
なお、上記各実施形態では、撮像素子35に、原色型のカラーフィルタアレイ39を設けているが、これに代えて、補色型のカラーフィルタアレイを設けても良い。
なお、上記各実施形態では、透光部材として、ガラス板53Bが設けられているが、ガラス板53Bの代わりに、ハーフミラーを設けても良いし、透光性を有する樹脂製の板を設けても良い。
なお、上記各実施形態では、ユーザが操作入力部15で設定光量値Sを設定することにより射出光量の調整が行われているが、このように手動で射出光量を調整する手動調光モードに加え、例えば、遠景から近景にした場合に表示画像に白とびが生じることを容易に防止するために、自動で射出光量を調整する自動調光モードを備えても良い。自動調光モードでは、コントローラ40により、DSP41から出力された画像データの輝度値が求められ、この輝度値が表示画像の最適輝度値となるように設定光量値Sが設定される。これにより、遠景から近景にした場合に射出光量が自動で小さくされるので、表示画像の視認性が低下することを容易に防止できる。更に、上記のように設定光量データテーブルが補正されているので、拡大観察時において画質の高い表示画像をモニタ14に表示することができる。
本願発明は、以下の付記項A1〜A5に示す特徴的な技術事項を含むものである。
[付記項A1]
第1駆動電流が印加されることにより第1光を発する第1発光素子と、
第2駆動電流が印加されることにより第2光を発する第2発光素子であって、前記第1駆動電流と前記第2駆動電流との各電流値が一定値の場合であり、かつ前記第1駆動電流の印加時間と前記第2駆動電流の印加時間が同じである場合に、前記第2光の光量が前記第1光の光量よりも大きい第2発光素子と、
前記第1発光素子と前記第2発光素子とを保持する基板と、
外部から入力される設定光量値に基づき、前記第1及び第2駆動電流の各印加時間を設定可能範囲内で制御する光源制御部と、
前記第1光の一部の受光による第1信号値の生成と、前記第2光の一部の受光による第2信号値の生成とを行う第1光量センサとを備える内視鏡用光源装置。
[付記項A2]
前記第1光の一部の受光による第3信号値の生成と、前記第2光の一部の受光による第4信号値の生成とを行い、前記第1光量センサよりも感度が低い第2光量センサと、
前記第1発光素子からの前記第1光と前記第2発光素子からの前記第2光とを集光して平行光として射出するコリメータレンズと、
前記コリメータレンズを射出した前記第1光の一部と前記第2光の一部とをフレネル反射して、前記第1光量センサと前記第2光量センサとに導光する透光部材とを備える付記項A1に記載の内視鏡用光源装置。
[付記項A3]
前記第1光量センサは、第1受光素子により構成され、
前記第2光量センサは、第2受光素子と、前記第2受光素子に入射する光の光量を減光させる減光部とにより構成される付記項A2に記載の内視鏡用光源装置。
[付記項A4]
前記減光部は、NDフィルタまたはアパチャーである付記項A3に記載の内視鏡用光源装置。
[付記項A5]
前記第1発光素子は2つあり、
前記第2発光素子は2つあり、
前記基板上において、前記第1発光素子と前記第2発光素子は正方配列されており、一方の対角に前記第1発光素子が1つずつ配置され、他方の対角に前記第2発光素子が1つずつ配置されている付記項A1からA4のいずれか1項に記載の内視鏡用光源装置。
本願発明は、当初出願の特許請求の範囲に記載の請求項を具体化した付記項B1、B2の内容を含むものである。
[付記項B1]
当初出願の請求項7の構成を更に具体化したものであって、
前記第2補正部は、
前記第2駆動電流の印加時間と前記第2信号値との関係が線形となり、かつ前記設定光量値と前記第2光の光量との関係が線形となる第2目標信号値を記憶しており、
前記設定光量値に対応する前記第2駆動電流の印加時間と前記第2信号値との関係を示す特性曲線上において、前記第2目標信号値に対応する第2駆動電流の印加時間を、前記第2の設定光量データテーブルの更新に用いる第2テーブル更新用印加時間として求め、
前記第2の設定光量データテーブルに含まれる前記閾値未満の前記第2駆動電流の印加時間を前記第2テーブル更新用印加時間に置き換える内視鏡用光源装置。
[付記項B2]
当初出願の請求項12の構成を更に具体化したものであって、
前記第3補正部は、
前記第2駆動電流の印加時間と前記第2信号値との関係が線形となり、かつ前記設定光量値と前記第2光の光量との関係が線形となる第2目標信号値を記憶しており、
前記設定光量値に対応する前記第2駆動電流の印加時間と前記第2信号値との関係を示す特性曲線上において、前記第2目標信号値に対応する第2駆動電流の印加時間を、前記第2の設定光量データテーブルの更新に用いる第2テーブル更新用印加時間として求め、
前記第2の設定光量データテーブルに含まれる前記閾値未満の前記第2駆動電流の印加時間を前記第2テーブル更新用印加時間に置き換え、
更に、
前記第2駆動電流の印加時間と前記第4信号値との関係が線形となり、かつ前記設定光量値と前記第2光の光量との関係が線形となる第3目標信号値を記憶しており、
前記設定光量値に対応する前記第2駆動電流の印加時間と前記第4信号値との関係を示す特性曲線上において、前記第3目標信号値に対応する第2駆動電流の印加時間を、前記第2の設定光量データテーブルの更新に用いる第3テーブル更新用印加時間として求め、
前記第2の設定光量データテーブルに含まれる前記閾値以上の前記第2駆動電流の印加時間を前記第3テーブル更新用印加時間に置き換える内視鏡用光源装置。
なお、上記付記項B1に記載の「第2目標信号値」は、第2テーブル補正部69における理想的な信号値VF に対応し、付記項B1に記載の「第2テーブル更新用印加時間」は、第2テーブル補正部69における新たな印加時間T に対応する。上記付記項B2に記載の「第2目標信号値」は、第3テーブル補正部95における理想的な信号値VF に対応し、付記項B2に記載の「第2テーブル更新用印加時間」は、第3テーブル補正部95における新たな印加時間T に対応し、付記項B2に記載の「第3目標信号値」は、第3テーブル補正部95における理想的な信号値VS に対応し、付記項B2に記載の「第3テーブル更新用印加時間」は、第3テーブル補正部95における新たな印加時間T に対応する。なお、第1テーブル補正部68における理想的な信号値VF は、「第1目標信号値」に読み替えても良いし、第1テーブル補正部68における新たな印加時間T は、「第1テーブル更新用印加時間」に読み替えても良い。
10 内視鏡システム
11 内視鏡
12 プロセッサ装置
13 光源装置
14 モニタ
15 操作入力部
16 挿入部
17 操作部
17a アングルノブ
17b 鉗子口
17c 送気・送水ボタン
18 ユニバーサルコード
19 先端部
20 湾曲部
21 可撓管部
22 照明窓
23 観察窓
24 送気・送水ノズル
25 鉗子出口
29 コネクタ
29a 通信用コネクタ
29b 光源用コネクタ
32 ライトガイド
32a 入射端
33 照射レンズ
34 対物光学系
35 撮像素子
35a 撮像面
36 撮像制御部
38 画素
39 カラーフィルタアレイ
39a 青色フィルタ
39b 緑色フィルタ
39c 赤色フィルタ
40 コントローラ
41 DSP
42 フレームメモリ
43 画像処理部
44 表示制御部
50 光源部
51 光源駆動部
52 光源制御部
53 集光光学系
53A コリメータレンズ
53B ガラス板
53C 集光レンズ
54 第1光量センサ
54A 第1受光素子
54B 第1積算部
55 補正部
56 基板
57 緑色LED
58 紫色LED
59A 第1白色LED
59B 第2白色LED
62 第1の設定光量データテーブル記憶部
63 第2の設定光量データテーブル記憶部
65 緑色光LGの設定光量データテーブル
66 紫色光LVの設定光量データテーブル
67A 第1白色光LWAの設定光量データテーブル
67B 第2白色光LWBの設定光量データテーブル
68 第1テーブル補正部
69 第2テーブル補正部
71 緑色LEDの実際の特性曲線
72 紫色LEDの実際の特性曲線
73 第1白色LEDの実際の特性曲線
75 緑色LEDの理想的な特性線
76 紫色LEDの理想的な特性線
77 第1白色LEDの理想的な特性線
93 第2光量センサ
93A 第2受光素子
93B 第2積算部
93C 減光部
95 第3テーブル補正部
96 第1白色LEDの実際の特性曲線
97 第1白色LEDの理想的な特性線

Claims (15)

  1. 第1駆動電流が印加されることにより第1光を発する第1発光素子と、
    第2駆動電流が印加されることにより第2光を発する第2発光素子であって、前記第1駆動電流と前記第2駆動電流との各電流値が一定値の場合であり、かつ前記第1駆動電流の印加時間と前記第2駆動電流の印加時間が同じである場合に、前記第2光の光量が前記第1光の光量よりも大きい第2発光素子と、
    外部から入力される設定光量値に基づき、前記第1及び第2駆動電流の各印加時間を設定可能範囲内で制御する光源制御部と、
    前記第1光の一部の受光による第1信号値の生成と、前記第2光の一部の受光による第2信号値の生成とを行う第1光量センサであって、前記第1信号値は、前記設定可能範囲内の全てにおいて非飽和となり、前記第2信号値は、前記設定可能範囲のうち、閾値未満で非飽和となり、前記閾値以上で飽和となる第1光量センサとを備える内視鏡用光源装置。
  2. 前記第1信号値に基づいて、前記第1駆動電流の印加時間の補正を行う第1補正部を備える請求項1に記載の内視鏡用光源装置。
  3. 前記光源制御部は、前記設定光量値と前記第1駆動電流の印加時間との関係を表す第1の設定光量データテーブルを記憶し、
    前記第1補正部は、前記第1信号値に基づいて、前記第1の設定光量データテーブルに含まれる前記第1駆動電流の印加時間の補正を行い、
    前記光源制御部は、前記補正後の第1の設定光量データテーブルから、外部から入力される前記設定光量値に対応する前記第1駆動電流の印加時間を選択する請求項2に記載の内視鏡用光源装置。
  4. 前記第1補正部は、
    前記第1駆動電流の印加時間と前記第1信号値との関係が線形となり、かつ前記設定光量値と前記第1光の光量との関係が線形となる目標信号値を記憶しており、
    前記設定光量値に対応する前記第1駆動電流の印加時間と前記第1信号値との関係を示す特性曲線上において、前記目標信号値に対応する第1駆動電流の印加時間を、前記第1の設定光量データテーブルの更新に用いるテーブル更新用印加時間として求め、
    前記第1の設定光量データテーブルに含まれる前記第1駆動電流の印加時間を前記テーブル更新用印加時間に置き換える請求項3に記載の内視鏡用光源装置。
  5. 前記第1補正部は、前記テーブル更新用印加時間が前記設定可能範囲を超える場合、前記第1の設定光量データテーブルに含まれる前記第1駆動電流の印加時間を補正せずに、前記第1駆動電流の電流値を補正する請求項4に記載の内視鏡用光源装置。
  6. 前記非飽和の第2信号値に基づいて、前記閾値未満の前記第2駆動電流の印加時間の補正を行う第2補正部を備える請求項1から5のいずれか1項に記載の内視鏡用光源装置。
  7. 前記光源制御部は、前記設定光量値と前記第2駆動電流の印加時間との関係を表す第2の設定光量データテーブルを記憶し、
    前記第2補正部は、前記非飽和の第2信号値に基づいて、前記第2の設定光量データテーブルに含まれる前記閾値未満の前記第2駆動電流の印加時間の補正を行い、
    前記光源制御部は、前記補正後の第2の設定光量データテーブルから、外部から入力される前記設定光量値に対応する前記第2駆動電流の印加時間を選択する請求項6に記載の内視鏡用光源装置。
  8. 前記第1光の一部の受光による第3信号値の生成と、前記第2光の一部の受光による第4信号値の生成とを行い、前記第1光量センサよりも感度が低い第2光量センサであって、前記第3及び第4信号値は、前記設定可能範囲内の全てにおいて非飽和となる第2光量センサを備える請求項1から5のいずれか1項に記載の内視鏡用光源装置。
  9. 前記第1光量センサは、第1受光素子により構成され、
    前記第2光量センサは、第2受光素子と、前記第2受光素子に入射する光の光量を減光させる減光部とにより構成される請求項8に記載の内視鏡用光源装置。
  10. 前記減光部は、NDフィルタまたはアパチャーである請求項9に記載の内視鏡用光源装置。
  11. 前記非飽和の第2信号値に基づいて、前記閾値未満の前記第2駆動電流の印加時間の補正を行い、前記非飽和の第4信号値に基づいて、前記閾値以上の前記第2駆動電流の印加時間の補正を行う第3補正部を備える請求項8から10のいずれか1項に記載の内視鏡用光源装置。
  12. 前記光源制御部は、前記設定光量値と前記第2駆動電流の印加時間との関係を表す第2の設定光量データテーブルを記憶し、
    前記第3補正部は、前記非飽和の第2信号値に基づいて、前記第2の設定光量データテーブルに含まれる前記閾値未満の前記第2駆動電流の印加時間を補正し、前記非飽和の第4信号値に基づいて、前記第2の設定光量データテーブルに含まれる前記閾値以上の前記第2駆動電流の印加時間の補正を行い、
    前記光源制御部は、前記補正後の第2の設定光量データテーブルから、外部から入力される前記設定光量値に対応する前記第2駆動電流の印加時間を選択する請求項11に記載の内視鏡用光源装置。
  13. 前記第1発光素子と前記第2発光素子とは1つの基板に設けられている請求項1から12のいずれか1項に記載の内視鏡用光源装置。
  14. 前記第1光は、青色光を含む狭帯域光であり、
    前記第2光は、緑色光を含む広帯域光である請求項1から13のいずれか1項に記載の内視鏡用光源装置。
  15. 前記第1発光素子及び前記第2発光素子は、LEDである請求項1から14のいずれか1項に記載の内視鏡用光源装置。
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