JP2017148715A - 圧力変動吸着式水素製造装置およびその運転方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 吸着工程において昇圧された吸着塔A1の圧力を用いて、脱着工程において、オフガスを回収する減圧路L3aを設けるとともに、減圧路L3aに第一オフガスタンクT3aを設け、吸着塔A1を真空ポンプP4でさらに減圧吸引してオフガスを回収する真空減圧路L4を設けるとともに、真空減圧路L4に第二オフガスタンクT4aを設け、真空減圧路L4における真空ポンプP4の上流側にバッファタンクT4bを設けるとともに、吸着塔A1からバッファタンクT4bに至る流路に減圧弁V4aを設けた。
【選択図】図1
Description
前記各吸着塔において、吸着対象成分を吸着する吸着工程と、吸着対象成分を脱着して吸着塔を再生する脱着工程とを交互に行い、脱着工程において回収したオフガスを燃焼装置に供給する制御装置を設けた圧力変動吸着式水素製造装置およびその運転方法に関する。
前記各吸着塔において、吸着対象成分を吸着する吸着工程と、吸着対象成分を脱着して吸着塔を再生する脱着工程とを交互に行い、脱着工程において回収したオフガスを燃焼装置に供給する制御装置を設けた圧力変動吸着式水素製造装置は、複数の吸着塔が、原料ガスから吸着工程および脱着工程を交互に繰り返し、原料ガス中のオフガス成分を吸着して排出する工程を、周期をずらせて順次行うことにより、ほぼつねに、いずれかの吸着塔において脱着工程が行われるように運転することが可能となるので、排出されるオフガスを燃焼装置に供給するのに適した構成となる。
そのための方法として、脱着工程の吸着塔に対して吸引作用する真空ポンプを設けることによって、吸着対象成分を的確に離脱させるようにする圧力変動吸着式水素製造方法が考えられるが、この方法においては、燃焼装置に対してオフガスを適切に供給できない虞があった。
上記目的を達成するための本発明の特徴構成は、
水素成分および水素成分以外の可燃性成分を含む原料ガスから水素成分以外の吸着対象成分を吸着剤に吸着して製品ガスを生成する複数の吸着塔を設け、
前記各吸着塔において、吸着対象成分を吸着する吸着工程と、吸着対象成分を脱着して吸着塔を再生する脱着工程とを交互に行い、脱着工程において回収したオフガスを燃焼装置に供給する制御装置を設けた圧力変動吸着式水素製造装置であって、
前記脱着工程において、前記吸着工程で昇圧された吸着塔の圧力を用いて、オフガスを回収する減圧路を設けるとともに、前記減圧路に第一オフガスタンクを設け、前記吸着塔を真空ポンプでさらに減圧吸引してオフガスを回収する真空減圧路を設けるとともに、前記真空減圧路に第二オフガスタンクを設け、
前記真空減圧路における真空ポンプの上流側にバッファタンクを設けるとともに、前記吸着塔から前記バッファタンクに至る流路に開閉弁を設けた点にある。
上記構成によると、前述の通り、水素成分および水素成分以外の可燃性成分を含む原料ガスから水素成分以外の吸着対象成分を吸着剤に吸着して製品ガスを生成する複数の吸着塔において、吸着対象成分を吸着する吸着工程と、吸着対象成分を脱着して吸着塔を再生する脱着工程とを交互に行い、脱着工程において回収したオフガスを燃焼装置に供給する制御装置を設けた圧力変動吸着式水素製造装置は、複数の吸着塔が、原料ガスから吸着工程および脱着工程を交互に繰り返し、原料ガス中のオフガス成分を吸着して排出する工程を、周期をずらせて順次行うことにより、ほぼ常に、いずれかの吸着塔において脱着工程が行われるように運転することが可能となるので、排出されるオフガスを燃焼装置に供給するのに適した構成となる。
また、前記減圧路で回収されるオフガスを、前記第一オフガスタンクをバイパスして燃焼装置に供給するバイパス路を設けてあってもよい。
前記減圧路で回収されるオフガスは、第一オフガスタンクに一旦貯留することができる。ここで、前記第一オフガスタンクの内圧がやや高めの低圧状態に達した時点で、第一オフガスタンクに供給されるオフガスが、第一オフガスタンクを通過できず前記減圧路から燃焼装置に供給されなくなる状態となる。この状態では、前記吸着塔の内圧は十分に低下しきっているとは言えない状態であるので、吸着塔をそのまま、真空減圧路に切替接続すると、前記バッファタンクに過剰のオフガスが急激に流れ込むため、真空ポンプの負荷が十分に軽減されないことになる。そのため、この負荷を十分に緩和するため、前記バッファタンクを比較的大容量に設定しておく必要がある。そこで、やや高めの低圧状態となっている吸着塔を、第一オフガスタンクを介さず排出可能にバイパスして燃焼装置に供給するように接続するバイパス路を設けることにより、第一オフガスタンクの内圧によらず、前記吸着塔の内圧を燃焼装置の内圧近傍のある程度低い低圧状態にまで低下可能に構成することができる。したがって、第一オフガスタンクにより、オフガスを貯留する機能を確保しながら、吸着塔の内圧を燃焼装置の内圧近傍のある程度低い低圧状態にまで低下させられるようになり、前記真空減圧路による減圧を大きなバッファタンクによることなくコンパクトな構成で行えるようになる。
上記圧力変動吸着式水素製造装置の運転方法としては、
前記各吸着塔において、吸着対象成分を吸着する吸着工程と、吸着対象成分を脱着して吸着塔を再生する脱着工程とを交互に行うにあたり、
前記脱着工程は、前記減圧路を介して前記吸着塔と前記第一オフガスタンクとの圧力差によりオフガスを前記第一オフガスタンクに回収する減圧工程と、前記真空減圧路の前記バッファタンクおよび前記真空ポンプを通じてオフガスを前記第二オフガスタンクに回収する真空減圧工程とを含むものとすることができる。
上記構成により、圧力変動吸着式水素製造装置は、吸着工程と脱着工程を交互に行い、前記脱着工程において減圧工程、真空減圧工程を行う運転ができる。
また、前記各吸着塔において、吸着対象成分を吸着する吸着工程と、吸着対象成分を脱着して吸着塔を再生する脱着工程とを交互に行うにあたり、
前記脱着工程は、前記減圧路を介して前記吸着塔と前記第一オフガスタンクとの圧力差によりオフガスを前記第一オフガスタンクに回収する第一減圧工程と、前記バイパス路を介して前記吸着塔と、前記燃焼装置との圧力差によりオフガスを直接燃焼装置に供給する第二減圧工程と、前記真空減圧路の前記バッファタンクおよび前記真空ポンプを通じてオフガスを前記第二オフガスタンクに回収する真空減圧工程とを含むものとすることができる。
前記脱着工程において、減圧工程、真空減圧工程を行うにあたって、前記減圧工程が第一、第二減圧工程を行う構成としてあれば、第一減圧工程から、真空減圧工程に切り替えるにあたり、吸着塔の内圧が比較的高い脱着工程初期は、昇圧された吸着塔の内圧と、大気圧に近い第一オフガスタンクとの圧力差により、吸着塔内のガスを排気することができる。その後、第一オフガスタンクの内圧がある程度上昇して、吸着塔と第一オフガスタンクとの圧力差が小さくなってしまった場合には、第二減圧工程として、バイパス路を介して前記吸着塔と、前記燃焼装置との圧力差によりオフガスを直接燃焼装置に供給することができる。そのため、第一均圧工程で十分量のオフガスを貯留した後、第一オフガスタンクの内圧が高くなって、吸着塔の再生効率が低下したときに、吸着塔の内圧がまだ真空減圧工程を行うのに十分低下していないような状態であっても、あらかじめ第二均圧工程を行い、吸着塔の内圧を低下した後、真空減圧工程を行えるようになる。
ガス精製装置は、図1に示すように、吸着剤A11〜A41を充填した吸着塔A1〜A4を備える。各吸着塔A11〜A41には、天然ガスから水素ガスを製造する改質装置Rから供給される改質ガス(メタン含有水素ガス)を原料ガスとして供給する原料ガス供給路L1、吸着剤A11〜A41に吸着されなかった精製対象ガスとしての水素を製品ガスとして回収する製品ガス回収路L2および製品ガスタンクT2、吸着剤A11〜A41に吸着した雑ガスとしてのメタンを含むオフガスを脱着させて排気する減圧路としてのオフガス排出路L3が設けられる。本実施形態では、吸着塔A1〜A4の4塔を備える構成としたが、塔数は複数であれば限定されるものではなく、3塔、5塔その他、適宜必要に応じ選択することが可能である。
吸着塔A1〜A4は、それぞれ、吸着剤A11〜A41を充填してなる。各吸着塔A1〜A4の下部には、改質装置Rから供給ポンプP1により改質ガスを供給する供給路L11〜L41を設けて原料ガス供給路L1を構成する。また、各吸着塔A1〜A4の上部に、吸着塔A1〜A4に供給された改質ガスのうち吸着剤A11〜A41に吸着されなかった精製対象ガスとしての水素を回収する回収路L12〜L42を設けて製品ガス回収路L2を構成してある。これにより、原料ガス供給路L1から吸着塔A1〜A4に改質ガスを供給するとともに、吸着剤A11〜A14に吸着されなかった水素を製品ガス回収路L2から排出することによって、吸着剤A11〜A14に雑ガスを吸着して水素と分離可能に構成してある。また、前記吸着塔A1〜A4には、吸着剤A11〜A14に吸着された雑ガスを排出する排ガス路L13〜L43を各吸着塔A1〜A4の下部に設けて前記オフガス排出路L3を構成してあり、原料ガス供給路L1から供給された改質ガスのうち吸着剤A11〜A41に吸着され、濃縮後の高濃度の純水素を取出し可能に構成する。
前記制御装置Cは、表1下段に示すように、前記各切換弁V11〜V46および各ポンプP1、P4を制御して、表1上段にしたがって、各吸着塔A1〜A4で、
前記各吸着塔A1〜A4において、吸着対象成分を吸着する吸着工程と、吸着対象成分を脱着して吸着塔A1〜A4を再生する脱着工程とを交互に行い、脱着工程において回収したオフガスを燃焼装置Bに供給する。ここで、前記脱着工程は、前記減圧路L3aを介して前記吸着塔A1〜A4と前記第一オフガスタンクT3aとの圧力差によりオフガスを前記第一オフガスタンクT3aに回収する第一減圧工程と、前記バイパス路L3bを介して前記吸着塔A1〜A4と前記燃焼装置との圧力差によりオフガスを直接燃焼装置に供給する第二減圧工程と、前記真空減圧路の前記バッファタンクおよび前記真空ポンプP4を通じてオフガスを前記第二オフガスタンクT4aに回収する真空減圧工程とを含む。
吸着塔A1〜A4下部から供給ポンプP1にて昇圧済みの改質ガスを前記吸着剤A11〜A41に供給し、メタンを含む雑ガスを吸着するとともに、精製対象ガスとしての製品水素ガスを吸着塔A1〜A4上部から放出する前記吸着工程を行い、(たとえば吸着塔A1におけるステップ1〜4、以下同様)
吸着工程の後、高圧状態の吸着塔A1〜A4内の、比較的雑ガス濃度の低いガスを、当該吸着塔A1〜A4より低圧の中間圧状態の他の吸着塔A1〜A4に移送して、吸着塔A1〜A4内の圧力を高圧側の中間圧状態とする初段均圧(降圧)工程(ステップ5、6)、
吸着塔A1〜A4の動作を行わない休止工程(ステップ7)、
低圧状態より高圧側の中間圧状態の吸着塔A1〜A4内の、初段均圧(降圧)工程に比べて雑ガス濃度のやや高められたガスを、低圧状態の他の吸着塔A1〜A4に移送して、吸着塔A1〜A4内の圧力を低圧側の中間圧状態とする最終均圧(降圧)工程(ステップ8)、
均圧(降圧)工程により塔内圧力が低下した後、さらに前記吸着塔と前記第一オフガスタンクとの圧力差により、前記吸着剤A11〜A41を低圧状態まで減圧して、前記吸着剤A11〜A41に吸着された雑ガスを、前記減圧路を介して脱着させて吸着塔A1〜A4下部から第一オフガスタンクに回収する第一減圧工程(ステップ9)、
さらに、前記バイパス路を介して前記吸着塔と前記燃焼装置との圧力差によりオフガスを直接燃焼装置に供給する第二減圧工程(ステップ10)、
前記真空減圧路の前記バッファタンクおよび前記真空ポンプを通じてオフガスを前記第二オフガスタンクに回収する真空減圧工程(ステップ11)
低圧状態の吸着塔A1〜A4内に、前記高圧側の中間圧状態の吸着塔A1〜A4内のガスを受け入れて、吸着塔A1〜A4内の圧力を低圧側の中間圧状態とする最終均圧(昇圧)工程と(ステップ12)、
低圧側の中間圧状態の吸着塔A1〜A4内に、高圧状態の他の吸着塔A1〜A4内のガスを受け入れて、吸着塔A1〜A4内の圧力を高圧側の中間圧状態とする初段均圧(昇圧)工程(ステップ13、14)と、
初段均圧(昇圧)工程により塔内圧力を上昇した後、さらに、前記吸着塔A1〜A4内に吸着塔A1〜A4上部から製品ガスを供給して、前記吸着剤A11〜A41を雑ガスを選択的に吸着可能な高圧状態に復元する昇圧工程(ステップ15)、
休止工程(ステップ16)、
を順に行うように運転制御する。この際の他の塔の工程は、表1上段に対応し、その際各開閉弁等の動きについては表1下段のとおりである。
表1に示すように、吸着塔A1に改質ガスを導入する。また、供給路L11の切換弁V11を介してメタンを含む雑ガスを前記吸着剤A11に吸着させつつ、水素を製品ガスタンクT2に回収する。
8000L/minで水素約73%、メタン約6%、一酸化炭素1%、二酸化炭素20%を含む改質ガスを処理したところ、
吸着工程を、供給圧を0.75MPaG程度として60秒間行った場合、水素濃度99.999%、圧力0.70MPaG程度の製品ガスを製品ガスタンクT2に回収することができた。
吸着工程を終えた吸着塔A1では、最終均圧(昇圧)工程を終えた吸着塔A3との間で初段均圧(降圧)工程を行う。すなわち、表1に示すように、均圧路L15の切換弁V15を介して、塔内の非吸着ガスを排出し、均圧路L35の切換弁V35を介して吸着塔A3に移送する構成となっている。これにより吸着塔A1は、図2に示すように、低圧側の中間圧状態の吸着塔A3と圧力平衡が行われる。
次に、吸着塔A1は休止状態となり、高圧側の中間圧状態が維持される。
次に、表1に示すように、吸着塔A1は、脱着工程を終え、初段均圧(昇圧)工程を行う吸着塔A4との間で最終均圧(降圧)工程を行う。すなわち、均圧路L15の切換弁V15を介して、塔内の非吸着ガスおよび吸着剤A11から初期に脱着し始める雑ガスを排出し、均圧路L45の切換弁V45を介して吸着塔A4に移送する構成となっている。これにより、吸着塔A1は、脱着工程を終えて低圧状態の吸着塔A4と圧力平衡が行われる。
次に、吸着塔A1は、吸着塔A1を第一オフガスタンクT3aを経由して燃焼装置Bに接続し、前記吸着塔の内圧を、第一オフガスタンクT3aとの圧力差により減圧する第一減圧工程を行う。この時、吸着塔A2、A4は初段均圧(降圧)工程および初段均圧(昇圧)工程を行っており、吸着塔A3は吸着工程を行っている。
次に、吸着塔A1は、吸着塔A1を直接燃焼装置Bに接続して、前記吸着塔の内圧を、燃焼装置Bの内圧との圧力差により減圧する第二減圧工程を行う。このとき、吸着塔A2、A4は初段均圧(降圧)工程および初段均圧(昇圧)工程を継続しており、吸着塔A3は吸着工程を継続している。
ある程度低い定圧状態にまで減圧された吸着塔A1は、バッファタンクT4bを介して、真空ポンプP4により減圧する真空減圧工程に移行する。これにより、吸着塔A1の吸着剤A11は、吸着したメタンを含む雑ガスを、オフガスとして排出し、再生される。このとき吸着塔A2は休止工程にあり、吸着塔A3は吸着工程、吸着塔A4は昇圧工程にある。
表1、図2に示すように、低圧状態となって、吸着したメタンを放出し、吸着剤A11を再生された吸着塔A1では、吸着塔A2との間で初段均圧(昇圧)工程を行うことにより、塔内の圧力を回復するとともに、吸着塔A2における最終均圧(降圧)工程で排出された、吸着剤A11からの脱離ガスにより比較的メタンを含有しない排ガスを受け入れる。すなわち、均圧路L5において、均圧路L25における切換弁V25を介して高圧側の中間圧状態の吸着塔A2から排出される塔内ガスを、均圧路L15における切換弁V15より受け入れる。これにより吸着塔A1は、図2に示すように、最低圧状態から低圧側の中間圧状態にまで圧力を回復する。
低圧側の中間圧状態にまで圧力を回復した吸着塔A1は、次に吸着工程を終えた直後で初段均圧(降圧)工程を行う吸着塔A3との間で初段均圧(昇圧)工程を行うことにより、さらに塔内の圧力の回復を図る。すなわち、均圧路L15〜L35において、切換弁V17、V37を介して、高圧状態の吸着塔A3から排出される塔内ガスを受け入れる。これにより吸着塔A1は、図2に示すように、低圧側の中間圧状態から高圧側の中間圧状態にまで圧力を回復する。
高圧側の中間圧状態にまで圧力を回復した吸着塔A1では、塔内圧力を、吸着工程の行える高圧状態にまで昇圧する昇圧工程を行う。すなわち、製品ガスタンクT2から昇圧路L6を通じて吸着塔A1に製品ガスを流入し、吸着塔A1内を昇圧する。なお、このとき、吸着塔A2は真空減圧工程、吸着塔A3は休止工程、吸着塔A4は吸着工程を行っている。
高圧状態になった吸着塔A1は吸着工程開始までのあいだ休止工程が行われる。このとき、吸着塔A2、A3では、最終均圧昇圧工程、最終均圧降圧工程が行われ、吸着塔A4では吸着工程が行われる。
(1)
上記ガス精製装置には、圧力センサ、温度センサ等は適宜設けることができる。具体的には、通常、原料ガスの供給圧や、製品ガスのメタン濃度などをモニタする圧力センサやガスセンサを設けるのであるが、上述の実施形態においては詳細な説明を省略してあるものとする。
上記実施形態では4塔の吸着塔A1〜A4を備えたガス精製装置としたが、これに限らず2塔、3塔で交互に処理する方式のものであっても良く、複数塔備えて連続的な圧力変動吸着運転が行える構成であればよい。たとえば、5塔であれば、図3のように構成することができ、表4のような運転サイクルを採用することができる。
第二減圧工程は必ずしも必要ではなく、第一減圧工程により、大きく遅延することなく吸着塔A1内の圧力が、真空脱着工程を行える程度にまで低下する場合には、省略することができる。
A11〜A41
:吸着剤
B :燃焼装置
C :制御装置
L1 :原料ガス供給路
L2 :製品ガス回収路
L3 :オフガス排出路
L3a :減圧路
L3b :バイパス路
L4 :真空減圧路
L5 :均圧路
L6 :昇圧路
P1 :供給ポンプ
P4a :真空ポンプ
R :改質装置
T2 :製品ガスタンク
T3a :第一オフガスタンク
T4a :第二オフガスタンク
T4b :バッファタンク
V3a :減圧弁
V4a :減圧弁
Vc2 :圧力制御弁
Vc3a :流量調整弁
Vc6 :圧力制御弁
Claims (4)
- 水素成分および水素成分以外の可燃性成分を含む原料ガスから水素成分以外の吸着対象成分を吸着剤に吸着して製品ガスを生成する複数の吸着塔を設け、
前記各吸着塔において、吸着対象成分を吸着する吸着工程と、吸着対象成分を脱着して吸着塔を再生する脱着工程とを交互に行い、脱着工程において回収したオフガスを燃焼装置に供給する制御装置を設けた圧力変動吸着式水素製造装置であって、
前記吸着工程において昇圧された吸着塔の圧力を用いて、前記脱着工程において、オフガスを回収する減圧路を設けるとともに、前記減圧路に第一オフガスタンクを設け、前記吸着塔を真空ポンプでさらに減圧吸引してオフガスを回収する真空減圧路を設けるとともに、前記真空減圧路に第二オフガスタンクを設け、
前記真空減圧路における真空ポンプの上流側にバッファタンクを設けるとともに、前記吸着塔から前記バッファタンクに至る流路に開閉弁を設けた圧力変動吸着式水素製造装置。 - 前記減圧路で回収されるオフガスを前記第一オフガスタンクをバイパスして燃焼装置に供給するバイパス路を設けてある請求項1に記載の圧力変動吸着式水素製造装置。
- 請求項1に記載の圧力変動吸着式水素製造装置の運転方法であって、
前記各吸着塔において、吸着対象成分を吸着する吸着工程と、吸着対象成分を脱着して吸着塔を再生する脱着工程とを交互に行うにあたり、
前記脱着工程は、前記減圧路を介して前記吸着塔と前記第一オフガスタンクとの圧力差によりオフガスを前記第一オフガスタンクに回収する減圧工程と、前記真空減圧路の前記バッファタンクおよび前記真空ポンプを通じてオフガスを前記第二オフガスタンクに回収する真空減圧工程とを含む圧力変動吸着式水素製造装置の運転方法。 - 請求項2に記載の圧力変動吸着式水素製造装置の運転方法であって、
前記各吸着塔において、吸着対象成分を吸着する吸着工程と、吸着対象成分を脱着して吸着塔を再生する脱着工程とを交互に行うにあたり、
前記脱着工程は、前記減圧路を介して前記吸着塔と前記第一オフガスタンクとの圧力差によりオフガスを前記第一オフガスタンクに回収する第一減圧工程と、前記バイパス路を介して前記吸着塔と前記燃焼装置との圧力差によりオフガスを直接燃焼装置に供給する第二減圧工程と、前記真空減圧路の前記バッファタンクおよび前記真空ポンプを通じてオフガスを前記第二オフガスタンクに回収する真空減圧工程とを含む圧力変動吸着式水素製造装置の運転方法。
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