JP2017149801A - エポキシ樹脂、該樹脂に基づく硬化性エポキシ樹脂組成物、硬化物、及び電気・電子部品 - Google Patents
エポキシ樹脂、該樹脂に基づく硬化性エポキシ樹脂組成物、硬化物、及び電気・電子部品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017149801A JP2017149801A JP2016031234A JP2016031234A JP2017149801A JP 2017149801 A JP2017149801 A JP 2017149801A JP 2016031234 A JP2016031234 A JP 2016031234A JP 2016031234 A JP2016031234 A JP 2016031234A JP 2017149801 A JP2017149801 A JP 2017149801A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- epoxy resin
- curing agent
- resin composition
- biphenyl
- reaction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Epoxy Resins (AREA)
Abstract
Description
また、本発明は該硬化性エポキシ樹脂組成物からなる電気・電子部品に関する。
これに加えて、電子デバイスの生産性向上を目的として、封止材の結晶化速度の向上が求められていることとともに、エポキシ樹脂組成物、硬化物において、より厳しい高温高湿環境下でも電子デバイスが使用できるように絶縁信頼性、耐熱性、吸湿性等の改良要求がある。
また、本発明の第2の課題は、硬化性、絶縁信頼性、耐熱性、吸湿性に優れた硬化性エポキシ樹脂組成物及びその硬化物の提供である。このような硬化性エポキシ樹脂組成物及びその硬化物は電気・電子部品に好適に用いられる。
即ち本発明の要旨は、次の[1]〜[7]に存する。
[1] 下記式(1)で表されるエポキシ化合物由来の構成単位を含有するエポキシ樹脂
であって、エポキシ当量が223〜241g/eqであることを特徴とするエポキシ樹脂(以下、「ビフェニル系エポキシ樹脂」と記す)。
[3] 融点が73〜76℃であることを特徴とする上記[1]又は[2]に記載のビフェニル系エポキシ樹脂。
[4] 上記[1]〜[3]のいずれかに記載のビフェニル系エポキシ樹脂と、該エポキシ樹脂100重量部あたり0.01〜1000重量部の多官能エポキシ樹脂とを含有してなる硬化性エポキシ樹脂組成物。
[5] 更に硬化剤として、フェノール系硬化剤、アミン系硬化剤、単官能型酸無水物系硬化剤、及びアミド系硬化剤からなる群から選ばれる少なくとも1種の硬化剤を、上記ビフェニル系エポキシ樹脂100重量部あたり0.1〜1000重量部含有することを特徴とする請求項4に記載の硬化性エポキシ樹脂組成物。
[6] 上記[4]又は[5]に記載の硬化性エポキシ樹脂組成物を硬化させてなる硬化物。
[7] 上記[6]に記載の硬化物からなる電気・電子部品。
本発明の硬化性エポキシ樹脂組成物は、上記の特性を有していて、半導体封止材、積層板等の電気・電子部品に特に有効に適用することができる。
なお、本明細書において「〜」という表現を用いる場合、その前後の数値又は物性値を含む表現として用いるものとする。
1.エポキシ樹脂
(1)特徴
本発明のエポキシ樹脂は、特定のエポキシ当量を有する下記式(1)で表されるエポキシ化合物由来の構成単位を含有するエポキシ樹脂(ビフェニル型エポキシ樹脂)であり、加水分解性塩素量が低く絶縁信頼性に優れ、結晶化速度が速く生産性に優れたものである。
本発明では、ビフェニル系エポキシ樹脂に含まれるエポキシ基数の尺度として「エポキシ当量」を用いる。「エポキシ当量」とは、「1当量のエポキシ基を含むエポキシ樹脂の質量」と定義され、JIS K7236に従って測定することができる。
本発明のビフェニル系エポキシ樹脂のエポキシ当量は223〜241g/eq(「eq」は「当量」を意味する)であることが必要であり、エポキシ当量をこの範囲とすることにより、本発明の効果である十分速い結晶化速度を得ることができる。
エポキシ当量を230〜241g/eqとすることで、より結晶化速度が速くなるため、エポキシ樹脂の粉砕による製品化の際の生産性を更に向上できるので、より好ましい。
エポキシ当量を241g/eq以下とするためには、上記とは反対に、脱塩素化反応時のアルカリ濃度を低くしたり、反応時の樹脂含量を低くしたり、反応温度を低く及び/又は反応時間を短くする等の操作をすればよい。
なお、オリゴマー化反応の進捗状況は、上記反応中に適時サンプリングを行い、エポキシ当量を測定することで確認できる。
ビフェニル系エポキシ樹脂は、加水分解性塩素の含有量(以下、「加水分解性塩素量」と称する場合がある。)が1000ppm以下であることが好ましい。
加水分解性塩素量が少ないほど、得られる製品の電気的な信頼性等の面で好ましく、490ppm以下であることがより好ましい。なお、加水分解性塩素量の下限は0ppm、即ち、下記の加水分解性塩素量の測定において「検出限界以下」となることであるが、加水分解性塩素量を過度に低くすると、エポキシ当量等の特性を上記範囲とすることが困難になることがあるので、加水分解性塩素量の下限は通常10ppm、より好ましくは1ppmである。
加水分解性塩素量の測定方法としては、例えば約0.5gの精秤したエポキシ樹脂を20mlのジオキサンに溶解し、1NのKOH/エタノール溶液5mlで30分間還流した後、0.01N硝酸銀溶液で滴定することにより定量する方法が挙げられる。
本発明のビフェニル系エポキシ樹脂の融点は、結晶化速度の観点から、73〜76℃であることが好ましく、73〜75℃であることが、エポキシ樹脂製造時の反応時間が短縮できるのでより好ましい。
なお、本発明において「融点」とは、示差走査熱量計(DSC:例えばセイコーインスツルメント社製 EXSTAR7020等)を用いて、30℃〜150℃まで1℃/分で
昇温して測定した融点である。
本発明のエポキシ樹脂は、結晶化速度が高く、生産性に優れている。なお、本発明において「結晶化速度」の優劣は、以下の手順で評価した。
<結晶化速度の評価方法>
50ccのバイアル瓶にエポキシ樹脂を20g秤取し、これを150℃に加温してエポ
キシ樹脂を完全に溶融させた後、23℃にて1時間保管した。1時間後に、バイアル瓶中で結晶化していたものを「○」、結晶化しなかったものを「×」とした。
エポキシ当量、加水分解性塩素量、及び融点が前述の条件を満たす、本発明のビフェニル系エポキシ樹脂の製造方法を、以下説明するが、本発明のビフェニル系エポキシ樹脂の製造方法は、エポキシ樹脂が上記各項目の条件を満たす限り、下記の製造方法に限定されるものではない。
以下の説明は、より効率的なビフェニル系エポキシ樹脂の製造方法を例示するためのものである。このような方法としては、一段法による製造方法や、下記式(2)で示される4−フェニルフェノール(以下「4PP」と記す場合がある)を経由する方法が例示できる。
エポキシ当量、加水分解性塩素量、融点が前述の好適範囲を満たす本発明のビフェニル系エポキシ樹脂の製造方法については、本願で規定する条件を満たすエポキシ樹脂が得られるものであれば、特に制限はされないが、例えば、以下に説明する一段法による製造方法、アリル化反応を経由する製造方法等が挙げられる。これらの方法について以下に詳述する。
<一段法による製造方法>
一段法による製造方法では、式(2)のフェノール化合物(4PP)と、エピハロヒドリンとを反応させることにより、本発明のビフェニル系エポキシ樹脂が製造できる。
但し、上記の場合でも、本発明の趣旨に従って、原料ヒドロキシ化合物中の4PPの比率は、30モル%以上とすることが好ましく、より好ましくは50モル%以上、更に好ましくは80モル%以上である。特に好ましいのは100モル%である。
上記その他の多価ヒドロキシ化合物としては、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、ビスフェノールAD、ビスフェノールAF、ハイドロキノン、レゾルシン、メチルレゾルシン、ビフェノール、テトラメチルビフェノール、ジヒドロキシナフタレン、ジヒドロキシジフェニルエーテル、チオジフェノール類、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、フェノールアラルキル樹脂、ビフェニルアラルキル樹脂、ナフトールアラルキル樹脂、テルペンフェノール樹脂、ジシクロペンタジエンフェノール樹脂、ビスフェノールAノボラック樹脂、ナフトールノボラック樹脂、臭素化ビスフェノールA、臭素化フェノールノボラック樹脂等の種々の多価フェノール類(ただし、上記式(2)の4PPを除く。)や、種々のフェノール類とベンズアルデヒド、ヒドロキシベンズアルデヒド、クロトンアルデヒド、グリオキザール等の種々のアルデヒド類との縮合反応で得られる多価フェノール樹脂類、キシレン樹脂とフェノール類との縮合反応で得られる多価フェノール樹脂類、重質油又はピッチ類とフェノール類とホルムアルデヒド類との共縮合樹脂等の各種のフェノール樹脂類、エチレングリコール、トリメチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール等の鎖状脂肪族ジオール類;シクロヘキサンジオール、シクロデカンジオール等の環状脂肪族ジオール類;ポリエチレンエーテルグリコール、ポリオキシトリメチレンエーテルグリコール、ポリプロピレンエーテルグリコール等のポリアルキレンエーテルグリコール類等が例示できる。
次いで、その溶液を撹拌しながら、これに原料のヒドロキシ化合物の水酸基1当量当たり通常0.5〜2.0当量、好ましくは0.7〜1.8当量、より好ましくは0.9〜1.6当量に相当する量のアルカリ金属水酸化物を固体又は水溶液で加えて反応させる。アルカリ金属水酸化物の量を0.5当量以上とすることで、未反応の水酸基と生成したエポキシ樹脂が反応しにくく、高分子量化反応を制御しやすいために好ましい。また、アルカリ金属水酸化物の量を上記2.0当量以下とすることで、副反応による不純物生成が抑制できるので好ましい。ここで用いられるアルカリ金属水酸化物としては通常、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムが挙げられる。
の観点からも好ましい。
なお、この反応においては、テトラメチルアンモニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムブロミド等の第四級アンモニウム塩;ベンジルジメチルアミン、2,4 ,6−ト
リス(ジメチルアミノメチル)フェノール等の第三級アミン;2−エチル−4−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール等のイミダゾール類;エチルトリフェニルホスホニウムアイオダイド等のホスホニウム塩;トリフェニルホスフィン等のホスフィン類等の触媒を用いてもよい。
ビフェニル系エポキシ樹脂はアリル化反応を経由する方法で製造することもできる。この場合、フェノール化合物である4PPにアリル化反応を行ってアリル基を導入した後、更にこのアリル基を酸化することにより、上記粗エポキシ樹脂を得ることができる。
アリル化反応を経由する製造方法としては、4PPを原料として用いること以外は、特開2011−225711号公報、特開2012−092247号公報、特開2012−111858号公報等に記載された方法を用いることができる。
上記で得られた粗エポキシ樹脂中には、未反応の原料化合物やエピクロルヒドリン等のエピハロヒドリンの反応により生成した塩素や塩素含有化合物などの塩素系不純物が含まれている。このような塩素系不純物を強アルカリと反応させることにより、含まれる塩素を無機塩素系の水溶性化合物に変換し、水洗除去することによって、精製されたエポキシ樹脂を得ることができる。
有機溶媒の使用量は、粗エポキシ樹脂の濃度が通常3〜70重量%となる量であり、好ましくは5〜50重量%となる量であり、より好ましくは10〜40重量%となる量である。
ここで用いる強アルカリ成分としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物を固体又は溶液として使用することができる。これらのアルカリ金属水酸化物は水や有機溶媒に溶解して使用してもよい。使用するアルカリ金属水酸化物の量としては、粗エポキシ樹脂100重量部に対して、アルカリ金属水酸化物の固形分換算で0.01重量部以上、2.0重量部以下が好ましい。
また、反応時間は通常0.1〜15時間、好ましくは0.3〜12時間である。反応時間を上記範囲とすることで、反応の過度な進行を予防しつつ、反応を進めることができる。
上記のような精製工程を経ることによって、本願のエポキシ当量が223〜241g/eqで、好ましくは加水分解性塩素が1000ppm以下、融点が73〜76℃のエポキシ樹脂を得ることができる。
(1)硬化性エポキシ樹脂組成物の特徴
本発明の硬化性エポキシ樹脂組成物は、少なくとも前述した本発明のビフェニル系エポキシ樹脂100重量部と多官能エポキシ樹脂とを0.01〜1000重量部含む硬化可能なエポキシ樹脂組成物である。
上記以外にも、本発明のエポキシ樹脂を更に他のエポキシ基を有する成分との共重合体とし、それ自体を多官能エポキシ樹脂として、多官能及び/又は単官能硬化剤と組み合わせた組成物も、本願の硬化性エポキシ樹脂組成物に相当する。
本発明の硬化性エポキシ樹脂組成物は、その主成分であるビフェニル系エポキシ樹脂が、加水分解性塩素量が低く、結晶化速度が速い、という特徴を有することで、硬化性に優れるとともに、この組成物から得られる硬化物の絶縁信頼性、吸湿性、耐熱性等の特性が優れており、電気・電子部品を始めとする各種の用途に好適に使用することができる。
以下、組成物を構成する必須成分及び任意成分について個別に説明する。
本発明において硬化剤とは、エポキシ樹脂のエポキシ基間の架橋反応及び/又は鎖延長反応に寄与する物質を言う。なお、通常「硬化促進剤」と呼ばれるものであってもエポキシ樹脂のエポキシ基間の架橋反応及び/又は鎖延長反応に寄与する物質であれば、本発明においては「硬化剤」とみなすこととする。
硬化剤の含有量が0.01重量部未満では、エポキシ樹脂組成物を硬化させるために過大な時間を要することとなり、実用的でない。一方、この含有量が1000重量部を超えるほど多量に硬化剤を使用すると、エポキシ樹脂の硬化反応が極めて速くなり、成形品が不均一になったり、歪みを生じやすくなったりするだけでなく、硬化反応に寄与しない硬化剤が硬化物中に多量に残存して、成形品表面にベタつきが発生したり、所望の硬度が得られなかったりすることがある。
また硬化剤の含有量の下限は0.5重量部が好ましく、1重量部がより好ましい。このような量とすることで、より迅速に所望の硬度を得ることができる。
硬化剤としては、特に制限はなく一般にエポキシ樹脂用硬化剤として知られているものはすべて使用できる。例えば、フェノール系硬化剤、脂肪族アミン、ポリエーテルアミン、脂環式アミン、芳香族アミンなどのアミン系硬化剤、単官能型の酸無水物系硬化剤、アミド系硬化剤、第3級アミン、イミダゾール類等が挙げられる。
硬化剤は1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。2種以上の硬化剤を併用する場合、これらを予め混合して混合硬化剤を調製してから使用してもよ
いし、硬化性エポキシ樹脂組成物の各成分を混合する際に硬化剤の各成分をそれぞれ個別に添加して同時に混合してもよい。
フェノール系硬化剤の具体例としては、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、ビスフェノールAD、ハイドロキノン、レゾルシン、メチルレゾルシン、ビフェノール、テトラメチルビフェノール、ジヒドロキシナフタレン、ジヒドロキシジフェニルエーテル、チオジフェノール類、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、フェノールアラルキル樹脂、ビフェニルアラルキル樹脂、ナフトールアラルキル樹脂、テルペンフェノール樹脂、ジシクロペンタジエンフェノール樹脂、ビスフェノールAノボラック樹脂、トリスフェノールメタン型樹脂、ナフトールノボラック樹脂、臭素化ビスフェノールA、臭素化フェノールノボラック樹脂等の種々の多価フェノール類や、種々のフェノール類とベンズアルデヒド、ヒドロキシベンズアルデヒド、クロトンアルデヒド、グリオキザール等の種々のアルデヒド類との縮合反応で得られる多価フェノール樹脂類、キシレン樹脂とフェノール類との縮合反応で得られる多価フェノール樹脂類、重質油又はピッチ類とフェノール類とホルムアルデヒド類との共縮合樹脂、フェノール・ベンズアルデヒド・キシリレンジメトキサイド重縮合物、フェノール・ベンズアルデヒド・キシリレンジハライド重縮合物、フェノール・ベンズアルデヒド・4,4’−ジメトキサイドビフェニル重縮合物、フェノール・ベンズアルデヒド・4,4’−ジハライドビフェニル重縮合物等の各種のフェノール樹脂類等が挙げられる。
これらの中でも組成物の硬化後の耐熱性、硬化性等の観点から、上記フェノール性硬化剤として、フェノールノボラック樹脂(例えば下記式(3)で表される化合物)、フェノールアラルキル樹脂(例えば下記式(4)で表される化合物)、ビフェニルアラルキル樹脂(例えば下記式(5)で表される化合物)、ナフトールノボラック樹脂(例えば下記式(6)で表される化合物)、ナフトールアラルキル樹脂(例えば下記式(7)で表される化合物)、トリスフェノールメタン型樹脂(例えば下記式(8)で表される化合物)、フェノール・ベンズアルデヒド・キシリレンジメトキサイド重縮合物(例えば下記式(9)で表される化合物)、フェノール・ベンズアルデヒド・キシリレンジハライド重縮合物(例えば下記式(9)で表される化合物)、フェノール・ベンズアルデヒド・4,4’−ジメトキサイドビフェニル重縮合物(例えば下記式(10)で表される化合物)、フェノール・ベンズアルデヒド・4,4’−ジハライドビフェニル重縮合物(例えば下記式(10)で表される化合物)等を用いることが好ましく、特にフェノールノボラック樹脂(例えば下記式(3))、フェノールアラルキル樹脂(例えば下記式(4))、ビフェニルアラルキル樹脂(例えば下記式(5))、フェノール・ベンズアルデヒド・キシリレンジメトキサイド重縮合物(例えば下記式(9))、フェノール・ベンズアルデヒド・キシリレンジハライド重縮合物(例えば下記式(9))、フェノール・ベンズアルデヒド・4,4’−ジメトキサイドビフェニル重縮合物(例えば下記式(10))、フェノール・ベンズアルデヒド・4,4’−ジハライドビフェニル重縮合物(例えば下記式(10))が好ましい。
アミン系硬化剤としては、第3級アミン以外の硬化剤、例えば脂肪族アミン類、ポリエーテルアミン類、脂環式アミン類、芳香族アミン類等、及び(これらの硬化剤以外の)第3級アミン類があげられる。
第3級アミン以外の硬化剤を以下に列挙する。
脂肪族アミン類としては、エチレンジアミン、1,3−ジアミノプロパン、1,4−ジアミノプロパン、ヘキサメチレンジアミン、2,5−ジメチルヘキサメチレンジアミン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン、イミノビスプロピルアミン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン、テトラ(ヒドロキシエチル)エチレンジアミン等が例示される。
脂環式アミン類としては、イソホロンジアミン、メタセンジアミン、N−アミノエチルピペラジン、ビス(4−アミノ−3−メチルジシクロヘキシル)メタン、ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、3,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ(5,5)ウンデカン、ノルボルネンジアミン等が例示される。
ル)エチルアミン、ジアミノジエチルジメチルジフェニルメタン、α,α’−ビス(4−アミノフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン等が例示される。
なお、第3級アミンは、上記第1級アミンや第2級アミンと異なり、分子中に活性水素を有していないためエポキシ基との反応性が低いが、硬化促進剤として硬化反応の触媒作用を有し、かつその後硬化に寄与することがある、という特徴を有している。
また、硬化物の物性をより優れたものとするためには、上記当量配合比を0.9〜1.1とすることがより好ましい。当量配合比をこの範囲内とすることにより未反応のエポキシ基や硬化剤が残留しにくくなるので好ましい。
当量配合比=(硬化剤量(g)/硬化剤の当量(g/eq))/(エポキシ樹脂量(g)
/エポキシ樹脂のエポキシ当量(g/eq))
(但し、「硬化剤の当量」は、一当量のエポキシ基と反応可能な硬化剤の質量である。)
本発明で用いることができる単官能型酸無水物系硬化剤としては、単官能の酸無水物や、その変性物等が例示できるが、中でも単官能の酸無水物系硬化剤が好ましい。
単官能の酸無水物系硬化剤を用いることにより、本発明で好ましく用いられるビフェニル系エポキシ樹脂と多官能エポキシ樹脂とを有する硬化系において、良好な硬化反応の制御性を保つことができる。
以上で挙げた単官能型酸無水物系硬化剤は1種のみでも2種以上を任意の組み合わせ及び配合量で組み合わせて用いてもよい。
上記の酸無水物系硬化剤を用いる場合、硬化性エポキシ樹脂組成物の全エポキシ樹脂成分に含まれるエポキシ基に対する硬化剤中の官能基の当量比で0.8〜1.5の範囲となるように用いることが好ましい。この範囲内であると未反応のエポキシ基や硬化剤の官能基が残留しにくくなるので好ましい。
アミド系硬化剤としてはジシアンジアミド及びその誘導体、ポリアミド樹脂等が挙げられる。このようなアミド系硬化剤は1種のみで用いても、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で混合して用いてもよい。
アミド系硬化剤を用いる場合、硬化性エポキシ樹脂組成物中の全エポキシ樹脂成分とアミド系硬化剤との合計量に対してアミド系硬化剤が0.1〜20重量%となるように用いることが好ましい。
イミダゾール類としては、2−フェニルイミダゾール、2−エチル−4(5)−メチルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール、1−ベンジル−2−フェニルイミダゾール、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾール、1−シアノ−2−フェニルイミダゾール、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾールトリメリテイト、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾリウムトリメリテイト、2,4−ジアミノ−6−[2’−メチルイミダゾリル−(1’)]−エチル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−[2’−エチル−4’−メチルイミダゾリル−(1’)]−エチル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−[2’−メチルイミダゾリル−(1’)]−エチル−s−トリアジンイソシアヌル酸付加体、2−フェニルイミダゾールイソシアヌル酸付加体、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール、及びエポキシ樹脂と上記イミダゾール類との付加体等が例示される。
以上に挙げたイミダゾール類は1種のみでも、2種以上を任意の組み合わせ及び比率で混合して用いてもよい。
イミダゾール類を用いる場合、硬化性エポキシ樹脂組成物中の全エポキシ樹脂成分とイミダゾール類との合計に対してイミダゾール類が0.1〜20重量%となるように用いることが好ましい。
本発明の硬化性エポキシ樹脂組成物においては前記硬化剤以外にその他の硬化剤を用いることができる。その他の硬化剤としては、一般的にエポキシ樹脂の硬化剤として知られているものは、本発明の目的・効果を阻害しない限り、特に制限なく使用できる。これらの他の硬化剤は1種のみで用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の硬化性エポキシ樹脂組成物には、多官能性エポキシ樹脂を上記ビフェニル系エポキシ樹脂に加えて使用する。
このような多官能エポキシ樹脂としては、一分子中に2以上のエポキシ基を有するエポキシ樹脂を特に制限なく用いることができる。
多官能エポキシ樹脂をこのような範囲で含有することにより、良好な硬化反応性と、ビフェニル系エポキシ樹脂が有する上記の諸特性とが、優れたバランスで発揮できる。
このようなエポキシ樹脂としては、以下に例示するエポキシ樹脂の内、多官能のものを挙げることができる。
本発明の硬化性エポキシ樹脂組成物に用いることのできる上記多官能エポキシ樹脂及び他のエポキシ樹脂とは、前記ビフェニル系エポキシ樹脂に相当しないエポキシ樹脂を言う。
その具体例としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、トリスフェノールメタン型エポキシ樹脂、アントラセン型エポキシ樹脂、フェノール変性キシレン樹脂型エポキシ樹脂、ビスフェノールシクロドデシル型エポキシ樹脂、ビスフェノールジイソプロピリデンレゾルシン型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、ハイドロキノン型エポキシ樹脂、メチルハイドロキノン型エポキシ樹脂、ジブチルハイドロキノン型エポキシ樹脂、レゾルシン型エポキシ樹脂、メチルレゾルシン型エポキシ樹脂、ビフェノール型エポキシ樹脂、テトラメチルビフェノール型エポキシ樹脂、テトラメチルビスフェノールF型エポキシ樹脂、ジヒドロキシジフェニルエーテル型エポキシ樹脂、チオジフェノール類から誘導されるエポキシ樹脂、ジヒドロキシナフタレン型エポキシ樹脂、ジヒドロキシアントラセン型エポキシ樹脂、ジヒドロキシジヒドロアントラセン型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、ジヒドロキシスチルベン類から誘導されるエポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂、ナフトールノボラック型エポキシ樹脂、フェノールアラルキル型エポキシ樹脂、ナフトールアラルキル型エポキシ樹脂、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂、テルペンフェノール型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエンフェノール型エポキシ樹脂、フェノール・ヒドロキシベンズアルデヒドの縮合物から誘導されるエポキシ樹脂、フェノール・クロトンアルデヒドの縮合物から誘導されるエポキシ樹脂、フェノール・グリオキザールの縮合物から誘導されるエポキシ樹脂、重質油又はピッチ類とフェノール類とホルムアルデヒド類との共縮合樹脂から
誘導されるエポキシ樹脂、ジアミノジフェニルメタンから誘導されるエポキシ樹脂、アミノフェノールから誘導されるエポキシ樹脂、キシレンジアミンから誘導されるエポキシ樹脂、メチルヘキサヒドロフタル酸から誘導されるエポキシ樹脂、ダイマー酸から誘導されるエポキシ樹脂等が挙げられる。
これらのエポキシ樹脂の中でも組成物の流動性、及び硬化物の耐熱性・耐吸湿性・難燃性等を改良できる点で、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、テトラメチルビフェノール型エポキシ樹脂、4,4’−ビフェノール型エポキシ樹脂、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂、フェノールアラルキル型のエポキシ樹脂、ジヒドロキシアントラセン型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、及びトリスフェノールメタン型エポキシ樹脂が好ましい。
<硬化促進剤>
本発明の硬化性エポキシ樹脂組成物は硬化促進剤を含むことが好ましい。硬化促進剤を含むことにより、硬化時間の短縮、硬化温度の低温化が可能となり、より容易に所望の硬化物を得ることができる。
硬化促進剤の種類としては、エポキシ樹脂の硬化反応を促進するものであれば特に限定されないが、具体例としては、有機ホスフィン類、ホスホニウム塩等のリン系化合物、テトラフェニルボロン塩、有機酸ジヒドラジド、ハロゲン化ホウ素アミン錯体等が挙げられる。
硬化促進剤として使用できるリン系化合物として以下のようなものが例示できる。
ここで用いることができる他の化合物としては、無水マレイン酸、1,4−ベンゾキノン、2,5−トルキノン、1,4−ナフトキノン、2,3−ジメチルベンゾキノン、2,6−ジメチルベンゾキノン、2,3−ジメトキシ−5−メチル−1,4−ベンゾキノン、2,3−ジメトキシ−1,4−ベンゾキノン、フェニル−1,4−ベンゾキノン等のキノン化合物、ジアゾフェニルメタン等が例示できる。
上記例示した硬化促進剤の中でも有機ホスフィン類及びホスホニウム塩が好ましく、有機ホスフィン類が最も好ましい。また、硬化促進剤は、単独で用いても、また2種以上の化合物を任意の組み合わせ及び比率で混合して用いてもよい。
硬化促進剤の含有量が上記下限値以上とすることで、良好な硬化促進効果を得ることができ、上記上限値以下とすることで、所望の硬化物性を得やすくなる。
本発明の硬化性エポキシ樹脂組成物には無機充填材を配合することができる。無機充填材としては例えば、溶融シリカ、結晶性シリカ、ガラス粉、アルミナ、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、タルク、チッ化ホウ素等が挙げられる。これらは、1種のみで用いても2種以上を任意の組み合わせ及び配合比率で組み合わせて用いてもよい。
ましくは2〜30μmである。平均粒子径が上記下限値以上であると溶融粘度があまり高くならないので、流動性が低下しにくい。また平均粒子径が上記上限値以下であると成形時に金型の狭い隙間に充填材が目詰まりしにくく、材料の充填性が向上して成形不良が少なくなるので好ましい。
本発明の硬化性エポキシ樹脂組成物に無機充填材を用いる場合、無機充填材の配合量は硬化性エポキシ樹脂組成物全体の30〜95重量%の範囲とすることが好ましい。
本発明の硬化性エポキシ樹脂組成物には離型剤を配合することができる。離型剤としては例えば、カルナバワックス等の天然ワックス、ポリエチレンワックス等の合成ワックス、ステアリン酸やステアリン酸亜鉛等の高級脂肪酸類及びその金属塩類、パラフィン等の炭化水素系離型剤を用いることができる。これらは、1種のみで用いても2種以上を任意の組み合わせ及び配合比率で組み合わせて用いてもよい。
本発明の硬化性エポキシ樹脂組成物には、カップリング剤を配合することが好ましい。カップリング剤を無機充填材と併用すると、マトリックスであるエポキシ樹脂と無機充填材との接着性を向上させることができる。カップリング剤としてはシランカップリング剤
、チタネートカップリング剤等が挙げられる。
本発明の硬化性エポキシ樹脂組成物にカップリング剤を用いる場合、その配合量は、全エポキシ樹脂成分100重量部に対し、好ましくは0.1〜3重量部とすることが好ましい。カップリング剤の配合量を上記範囲内とすることで、カップリング剤によるエポキシ樹脂と無機充填材との密着性が向上するとともに、得られる硬化物からのカップリング剤のブリードアウトを抑制できるので好ましい。
本発明の硬化性エポキシ樹脂組成物には、前記以外の成分(「その他の成分」と記すことがある)を配合することができる。このような「その他の成分」としては例えば、難燃剤、可塑剤、反応性希釈剤、顔料等が挙げられ、必要に応じて本発明の趣旨・効果を阻害しない範囲で適宜配合することができる。ただし、本発明の硬化性エポキシ樹脂組成物に上記で挙げた成分以外のものを配合することを何ら妨げるものではない。
<硬化反応>
本発明の硬化性エポキシ樹脂組成物は優れた硬化性を有しており、また得られた硬化物は、絶縁信頼性、吸湿性、耐熱性が優れている。
本発明の硬化性エポキシ樹脂組成物を硬化させる方法は特に限定されないが、通常、加熱による熱硬化反応により硬化させることができる。このときの加熱温度は用いる硬化剤の種類によって適宜選択すればよい。例えば、フェノール系硬化剤を用いた場合、硬化温
度は通常130〜300℃である。
硬化反応の反応時間は、通常1〜20時間程度で、好ましくは2〜18時間、より好ましくは3〜15時間である。反応時間を上記範囲内とすることで、硬化反応が十分に進行しかつ加熱による樹脂成分の劣化や加熱時の放熱ロスを少なくできる。
[絶縁信頼性]
本発明の硬化性エポキシ樹脂組成物から得られる硬化物は絶縁信頼性が優れている。特に、エポキシ樹脂硬化物の抽出水の塩素量が1000ppm以下のように低いことは、高温高湿環境下における電気電子部品が絶縁悪化防止に有効である。より好ましい抽出水の塩素量の上限は390ppm以下である。
硬化物の抽出水の塩素量が少ない程、塩素イオンのマイグレーションによる半導体などの絶縁不良や短絡(ショート)を防ぐことができるので好ましい。
なお、抽出水の塩素量の測定方法は実施例の項に記載する。
本発明の硬化性エポキシ樹脂組成物から得られる硬化物は吸湿性が低いものとなる。例えば3cm×3cmの厚さ5mmの試験片を温度85℃、湿度85%の環境下で168hr静置した場合の吸水率を1.4%以下とすることができる。
硬化物の吸湿率が低いほど、高温環境下でも吸水した水の膨張による熱応力が小さくなりクラックが入りにくくなるので、より厳しい環境下で電気電子部品を使用することができる。
吸湿性の測定・評価方法は、実施例の項に記載する。
本発明の硬化性エポキシ樹脂組成物から得られる硬化物は耐熱応力性に優れており、200℃の弾性率を84MPa以下、250℃の弾性率を12MPa以下のようにすることができる。
硬化物の高温での弾性率が低いと熱応力が小さくなり、高温環境下でのクラックが入りにくくなり、電気電子部品の使用可能環境が広くなる。
なお、高温時の弾性率の測定方法は、実施例の項に記載する。
5.本発明のエポキシ樹脂、その組成物、及び硬化物の用途
本発明のビフェニル系エポキシ樹脂は加水分解性塩素量が少なく電気信頼性に優れ、かつ結晶化速度が速く生産性も良好である。
従って、本発明のエポキシ樹脂及び硬化性エポキシ樹脂組成物は、上記のような特性が求められる用途であれば、いかなる用途にも好適に用いることができる。
このような特徴を活かすことができる用途としては、例えば、自動車用電着塗料、船舶・橋梁用重防食塗料、飲料用缶の内面塗装用塗料等の塗料分野;積層板、半導体封止材、絶縁粉体塗料、コイル含浸絶縁塗料、及びコイル含浸絶縁被覆材等の電気電子分野;橋梁の耐震補強、コンクリート補強、建築物の床材、水道施設のライニング、排水・透水舗装、車両・航空機用接着剤等の土木・建築・接着剤分野等を例示できる。
なお、上記用途に本発明の硬化性エポキシ樹脂組成物を適用する際は、組成物を硬化させた後の硬化物として使用しても、また当該製品の製造工程の途中で硬化させてもよい。
なお、以下の実施例における各種の製造条件や評価結果の値は、本発明の実施態様における上限又は下限の好ましい値としての意味を持つものでもあり、好ましい範囲は前記した上限又は下限の値と、下記実施例の値又は実施例同士の値との組み合わせで規定される範囲であってもよい。
(1)薬品類
本実施例で使用した薬品類は以下の通りである。
4−フェニルフェノール:東京化成工業(株)製、試薬1級
エピクロルヒドリン:鹿島ケミカル(株)製
1−メトキシ−2−プロパノール(メトキシプロパノール):東京化成工業(株)製、試薬)
2−プロパノール:和光純薬工業(株)製、試薬特級
メタノール:和光純薬工業(株)製、試薬特級
水酸化ナトリウム:和光純薬工業(株)製、試薬特級
メチルイソブチルケトン:和光純薬工業(株)製、試薬特級
樹脂組成物の硬化試験に用いた硬化剤、硬化促進剤は以下の通り。
エポキシ樹脂X(多官能エポキシ樹脂):オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬(株)製、商品名 EOCN-1020-65(エポキシ当量:199g/当量))
硬化剤1:フェノ−ルノボラック樹脂(群栄化学(株)製、商品名 PSM4261(水酸基当量:103g/当量))
硬化促進剤1:トリフェニルホスフィン(東京化成工業(株)製、商品名 トリフェニルホスフィン)
硬化剤2:グリセリンビスアンヒドロトリメリテート モノアセテート(新日本理化(
株)製、商品名 TMTA−C(酸無水物当量:182g/当量))
硬化促進剤2:2−エチル−4(5)−メチルイミダゾール(三菱化学(株)製、商品名 EMI−24)
本実施例における、エポキシ当量、加水分解性塩素量、融点、及び結晶化速度の測定・評価方法は、本明細書の[発明を実施するための形態]の、[発明の詳細な説明]、「1.エポキシ樹脂」の、(2)〜(5)に記載した通りである。
(1)実施例、比較例用エポキシ樹脂の合成
[実施例1、2](本発明のビフェニル系エポキシ樹脂A、Bの調製)
温度計、撹拌装置、冷却管を備えた内容量2Lの四口フラスコに4−フェニルフェノール90g、エピクロルヒドリン688g、メトキシプロパノール268g、水96gを仕込み、40℃に昇温して均一に溶解させた。
5重量%)51gを滴下した。滴下終了後、65℃で30分保持し反応を完了させた。
水44gを追加した後、3Lの分液ロートに反応液を移し、温度を65℃に保って1時間静置して油層と水層に分離した。ここから水層を抜き出して、副生塩及び過剰の水酸化ナトリウムを除去した。
この粗製エポキシ樹脂を、上記と同様の四口フラスコに移してメチルイソブチルケトン(以下「MIBK」と略記することがある)180gに溶解し、48.5重量%水酸化ナトリウム水溶液2.5gを加え、65℃の温度で1時間再び反応させた。
上記で得られたエポキシ樹脂Aを60g秤取して、200mlの四口フラスコに仕込み、MIBK40gを加え、窒素雰囲気下でオイルバスを用いて70℃に加熱・溶解した。
洗浄済みの結晶50gを再び上記四口フラスコに仕込み、新しいMIBK20gを加えて、70℃に昇温して溶解させた。エポキシ樹脂が十分溶解した後、25℃に冷却して生成した結晶を濾別し、少量のMIBKで洗浄した。
[実施例3](本発明のビフェニル系エポキシ樹脂Cの調製)
エピクロルヒドリンの仕込量を319g、水の使用量を44gとし、メトキシプロパノールに代えて2−プロパノール124gを用いたこと以外は実施例1と同様にして反応を実施した。
この粗製エポキシ樹脂について、実施例1と同様にして追反応を行い、水で洗浄した後、150℃に加熱し減圧下で溶媒のMIBKを留去してエポキシ樹脂(「エポキシ樹脂C」)を得た。
上記実施例3において、エピクロルヒドリンの仕込量を147g、2−プロパノールの使用量を57g、水の使用量を20gとしたこと以外は同様にして反応・分離・洗浄を行い、続いて生成物から減圧下で過剰のエピクロルヒドリンと2−プロパノールを留去して粗製エポキシ樹脂を得た。
この粗製エポキシ樹脂について、実施例3と同様に追反応、水洗浄及び150℃での溶媒の減圧留去を行ってエポキシ樹脂(「エポキシ樹脂D」)を得た。
公知文献(WO2010/137501号公報)に記載された合成例2に準じてエポキシ樹脂を合成した。
ノール80gを仕込み、70℃に昇温して均一に溶解させた後、フレーク状の水酸化ナトリウム44gを90分掛けて分割添加した。
添加終了後、70℃で60分保持し反応を完了させ、水200gを追加した後、3Lの分液ロートに反応液を移し65℃の状態で1時間静置後、分離した油層と水層から水層を抜き出し、副生塩及び過剰の水酸化ナトリウムを除去した。この水洗操作を2回実施した。
この粗製エポキシ樹脂をMIBK480gに溶解させ、70℃に昇温した後、10重量%の水酸化ナトリウム水溶液12gを加え、70℃の温度で1時間追反応を行った。
水500gを用いて水洗水が中性になるまで水洗を行い、、次いで150℃の減圧下でMIBKを完全に除去してエポキシ樹脂(「エポキシ樹脂E」)を得た。
実施例1〜3及び比較例1で得られたエポキシ樹脂のエポキシ当量、加水分解性塩素量、融点、結晶化速度を前述の方法で測定行った。結果を表1に示す。
[実施例5〜11及び比較例2〜4、参考例1]
(1)硬化性エポキシ樹脂組成物の製造
表2、表3に示す割合でエポキシ樹脂と硬化剤を配合し、100℃まで加温して均一になるまで撹拌した。その後、80℃まで冷却し、硬化促進剤を表2に示す割合で添加し、均一になるまで撹拌して硬化性エポキシ樹脂組成物を調製した。
なお、表2、表3中、「部」は「重量部」を表し、表中の空欄は当該樹脂等を使用しなかったこと(即ち添加量がゼロであること)を、「−」はデータがないことをそれぞれ示す。
上記で得られた硬化性エポキシ樹脂組成物について、その硬化性及び物性を以下の通り評価した。結果を表2、3にまとめて示す。
一方の面に離型フィルム(PET製)を積層したガラス板を2枚用いて、離型フィルム側を内側にし、ガラス板間隔を5mmに調整して注型板を作成した。
この注型板に、硬化性エポキシ樹脂組成物50gを80℃で注型し、この注型板を「120℃×2時間+175℃×6時間」の条件でオーブン内に保持した。上記の所定時間が経過後、加熱を停止し、室温となるまでオーブン内に保持した後で、注型板から成形体を取り出した。
得られた成形体を再度175℃に加熱して溶融しなかったものを硬化性「○」、溶融し
たものを硬化性「×」と評価した。
上記で得られた硬化物をワンダーブレンダー(大阪ケミカル(株)製)で粉砕し、20メッシュの金網を通して、粉砕された硬化物を作成した。
この硬化物20gをポリエチレン製の瓶に8g秤取し、超純水を80mL加えた後、密閉して、95℃の乾燥機中で加熱した。20時間加熱した後、室温まで冷却し、内容物をろ紙5Aでろ過して抽出水を得た。
得られた抽出水1gをビーカーに入れ、アセトン100mL、酢酸25mLを追加し、0.002モル/L濃度の硝酸銀溶液を用いて、電位差滴定法により塩素量を測定した。得られた結果を表3に示す。
得られた硬化物を「縦3cm×横3cm×厚さ5mm」のサイズに切削して試験片を作成し、これを85℃、85%RHに調整した恒温恒湿漕中に設置した。168時間経過後の重量変化率を吸湿率とした。
硬化物を「縦5cm×横1cm×厚さ5mm」のサイズに切削して試験片を作成し、熱機械分析装置(DMS:セイコーインスツルメント社製 EXSTAR6100)により
、3点曲げモードで分析を行い、1Hzの200℃(E')を高温時の弾性率とした。な
お、昇温パターンは初期温度30℃、到達温度280℃として、昇温速度は5℃/分として測定した。
表1より本発明の範囲内のエポキシ当量、加水分解性塩素量、融点が本発明の規定範囲内である、実施例1〜4のエポキシ樹脂は、比較例1のエポキシ樹脂に対し、加水分解性塩素量に優れ、結晶化速度が速いことが判る。
表2、表3から本発明のエポキシ樹脂を用いた実施例5〜11の硬化性エポキシ樹脂組成物に基づく硬化物は、比較例2、3の、本発明の範囲外のエポキシ樹脂硬化物に比べて、抽出水の塩素量も吸湿率も少なく、成形品とした時の絶縁信頼性に優れており、また熱時弾性率も高くなっている。なお、比較例3は2官能エポキシ樹脂(エポキシ樹脂1)のみを用いた硬化物であり、架橋が進んでいるため熱時弾性率は高いが、強度的には脆くなっているものと思われる。また抽出水の塩素量も多い。
Claims (7)
- 加水分解性塩素が1000ppm以下であることを特徴とする請求項1に記載のビフェニル系エポキシ樹脂。
- 融点が73〜76℃であることを特徴とする請求項1又は2に記載のビフェニル系エポキシ樹脂。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のビフェニル系エポキシ樹脂と、該エポキシ樹脂100重量部あたり0.01〜1000重量部の多官能エポキシ樹脂とを含有してなる硬化性エポキシ樹脂組成物。
- 更に硬化剤として、フェノール系硬化剤、アミン系硬化剤、単官能型酸無水物系硬化剤、及びアミド系硬化剤からなる群から選ばれる少なくとも1種の硬化剤を、上記ビフェニル系エポキシ樹脂100重量部あたり0.1〜1000重量部含有することを特徴とする請求項4に記載の硬化性エポキシ樹脂組成物。
- 請求項4又は5に記載の硬化性エポキシ樹脂組成物を硬化させてなる硬化物。
- 請求項6に記載の硬化物からなる電気・電子部品
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016031234A JP2017149801A (ja) | 2016-02-22 | 2016-02-22 | エポキシ樹脂、該樹脂に基づく硬化性エポキシ樹脂組成物、硬化物、及び電気・電子部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016031234A JP2017149801A (ja) | 2016-02-22 | 2016-02-22 | エポキシ樹脂、該樹脂に基づく硬化性エポキシ樹脂組成物、硬化物、及び電気・電子部品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017149801A true JP2017149801A (ja) | 2017-08-31 |
Family
ID=59738748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016031234A Pending JP2017149801A (ja) | 2016-02-22 | 2016-02-22 | エポキシ樹脂、該樹脂に基づく硬化性エポキシ樹脂組成物、硬化物、及び電気・電子部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017149801A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019214666A (ja) * | 2018-06-12 | 2019-12-19 | 日立化成株式会社 | 樹脂組成物及びその硬化物、並びに半導体装置の製造方法 |
| US20230257622A1 (en) * | 2020-06-17 | 2023-08-17 | Nippon Steel Corporation | Coating composition for electrical steel sheet, electrical steel sheet, laminated core, and rotary electric machine |
| US20230340291A1 (en) * | 2020-06-17 | 2023-10-26 | Nippon Steel Corporation | Coating composition for electrical steel sheet, electrical steel sheet, laminated core and rotary electric machine |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2181085A (en) * | 1938-08-17 | 1939-11-21 | Dow Chemical Co | Ether |
| US2848435A (en) * | 1955-03-28 | 1958-08-19 | Shell Dev | Process for the manufacture of epoxy resins |
| CN101585821A (zh) * | 2009-07-08 | 2009-11-25 | 广东榕泰实业股份有限公司 | 液晶环氧树脂低聚物的制备方法及环氧树脂组合物 |
-
2016
- 2016-02-22 JP JP2016031234A patent/JP2017149801A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2181085A (en) * | 1938-08-17 | 1939-11-21 | Dow Chemical Co | Ether |
| US2848435A (en) * | 1955-03-28 | 1958-08-19 | Shell Dev | Process for the manufacture of epoxy resins |
| CN101585821A (zh) * | 2009-07-08 | 2009-11-25 | 广东榕泰实业股份有限公司 | 液晶环氧树脂低聚物的制备方法及环氧树脂组合物 |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019214666A (ja) * | 2018-06-12 | 2019-12-19 | 日立化成株式会社 | 樹脂組成物及びその硬化物、並びに半導体装置の製造方法 |
| JP7259219B2 (ja) | 2018-06-12 | 2023-04-18 | 株式会社レゾナック | 樹脂組成物及びその硬化物、並びに半導体装置の製造方法 |
| US20230257622A1 (en) * | 2020-06-17 | 2023-08-17 | Nippon Steel Corporation | Coating composition for electrical steel sheet, electrical steel sheet, laminated core, and rotary electric machine |
| US20230340291A1 (en) * | 2020-06-17 | 2023-10-26 | Nippon Steel Corporation | Coating composition for electrical steel sheet, electrical steel sheet, laminated core and rotary electric machine |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6607009B2 (ja) | テトラメチルビフェノール型エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物、硬化物及び半導体封止材 | |
| JP2015000952A (ja) | エポキシ樹脂組成物およびその硬化物 | |
| US10913818B2 (en) | Epoxy resin, epoxy resin composition, cured product and electrical or electronic component | |
| JP6972943B2 (ja) | エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物、硬化物及び電気・電子部品 | |
| JP6379500B2 (ja) | エポキシ化合物、エポキシ化合物含有組成物、硬化物及び半導体封止材 | |
| TWI795486B (zh) | 環氧樹脂組成物、硬化物及電氣電子零件 | |
| JP2017149801A (ja) | エポキシ樹脂、該樹脂に基づく硬化性エポキシ樹脂組成物、硬化物、及び電気・電子部品 | |
| JP6772680B2 (ja) | エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物、硬化物及び電気・電子部品 | |
| JP2014159531A (ja) | エポキシ樹脂組成物、硬化物及び半導体封止材 | |
| JP5716512B2 (ja) | エポキシ樹脂及びその製造方法 | |
| JP6740619B2 (ja) | エポキシ樹脂とその製造法、及び該樹脂に基づくエポキシ樹脂組成物 | |
| JP2017048388A (ja) | エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物、硬化物及び電気・電子部品 | |
| JP2017155127A (ja) | 硬化性エポキシ樹脂組成物、その硬化物及び電気・電子部品 | |
| JP7711398B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物、硬化物及び電気・電子部品 | |
| JP7711397B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物、硬化物及び電気・電子部品 | |
| JP6520582B2 (ja) | エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物、硬化物及び電気・電子部品 | |
| JP6439612B2 (ja) | エポキシ樹脂、組成物、硬化物及び電気・電子部品 | |
| JP2016125007A (ja) | エポキシ樹脂組成物、硬化物、電気部品及び電子部品 | |
| JP5716511B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
| JP2025006978A (ja) | エポキシ樹脂およびその製造方法、並びにエポキシ樹脂組成物 | |
| WO2021187235A1 (ja) | エポキシ樹脂組成物、硬化物及び電気・電子部品 | |
| JP2018095608A (ja) | エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物、硬化物及び電気・電子部品 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20170421 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180824 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190619 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190625 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200128 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20200324 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20201006 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210105 |
|
| C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20210105 |
|
| C11 | Written invitation by the commissioner to file amendments |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C11 Effective date: 20210119 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210203 |
|
| A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20210208 |
|
| C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20210209 |
|
| A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20210416 |
|
| C211 | Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211 Effective date: 20210420 |
|
| C22 | Notice of designation (change) of administrative judge |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22 Effective date: 20220802 |
|
| C13 | Notice of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13 Effective date: 20220823 |
|
| C23 | Notice of termination of proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23 Effective date: 20221213 |
|
| C302 | Record of communication |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C302 Effective date: 20230106 |
|
| C03 | Trial/appeal decision taken |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03 Effective date: 20230117 |
|
| C30A | Notification sent |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012 Effective date: 20230117 |
