JP2017151320A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】帯電部材に付着した付着物が固化しても、固化前の帯電性能を維持する。【解決手段】汚染回復処理モード実行指示部236では、画像形成処理量が100Kpv以降は、画像形成処理量が10Kpv毎に汚染回復処理モードとして、画像形成処理で適用する電源(−800V、950Hz)の周波数を500Hzまで下げて、振幅Vppを3500Vとした交流電流を重畳し、帯電電圧を生成する。この帯電ロール汚染回復処理モード用の帯電電圧は、画像形成処理には不向きであるが、帯電ロール16の表面に発生したフィルムを膜厚方向に破断(分断)して、帯電機能を回復するのに有効となる。【選択図】図4
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
像保持体としての感光体の表面に帯電部材(帯電ロール)を接触させ、帯電部材を標準電圧で印加することで、感光体の表面を一様に帯電した後、画像情報に基づいて静電潜像を形成し、現像剤(例えばトナー)供給して現像し、被転写体へ現像された画像を転写する画像形成装置において、帯電部材の汚れが帯電性能を低下させ、画質に影響を及ぼすことが知られている。
特許文献1には、接触型帯電部材に印加される電位バイアスを接地電位に切り換え、帯電部材から感光体へのクリーニングバイアスを形成することが記載されている。
帯電部材に付着物が固着すると、帯電性能に影響を与える。
本発明は、帯電部材に付着した付着物が固化しても、固化前の帯電性能を維持することができる画像形成装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、標準電圧が印加された帯電部材により帯電された像保持体に対して、画像情報に基づいて静電潜像を形成し、現像剤を供給することで、画像を形成する画像形成手段と、前記帯電部材に、画像形成時よりも少なくとも振幅が大きい特別交流電圧を印加する印加手段と、前記画像形成手段による画像形成期間以外の期間内の特定時期に、前記印加手段による特別交流電圧の印加を指示する指示手段と、を有する画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記標準電圧が、直流電圧に、画像形成処理に適合した標準交流電圧が重畳されて生成され、前記標準交流電圧の周波数を下げることで、前記印加手段で印加する特別交流電圧の振幅を、前記標準電圧に重畳される標準交流電圧の振幅よりも大きくする。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記指示手段が、前記画像形成手段での画像形成処理において、予め定めた画像形成処理量を超えていることを条件に、前記特別交流電圧の印加を指示する。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1〜請求項3の何れか1項記載の発明において、前記特別交流電圧が、画像形成処理を継続することで前記帯電部材に付着する付着物の固化によって発生する膜を破断しうる振幅に設定される。
請求項5に記載の発明は、前記請求項4に記載の発明において、前記指示手段が、前記帯電部材で付着物が固化し始める劣化時期の予測に基づき設定される画像形成処理量を超えてから、前記帯電部材が交換されるまで、前記印加手段による交流電圧の印加を適宜指示する。
請求項1に記載の発明によれば、帯電部材に付着した付着物が固化しても、固化前の帯電性能を維持することができる。
請求項2に記載の発明によれば、周波数の調整によって所望の交流電圧の振幅を設定することができる。
請求項3に記載の発明によれば、定常的に実行するよりも、適正時期に特別交流電圧を印加することができる。
請求項4に記載の発明によれば、帯電部材に付着する付着物の固化によって発生する膜を破断することができる。
請求項5に記載の発明によれば、帯電部材の劣化時期を予測することで、実行時期を設定することができる。
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置10の概略構成図である。
この画像形成装置10は、4連タンデム方式のフルカラーで画像形成(「印刷」という場合がある。)が可能であり、上流側から順に、それぞれ画像形成手段の一例であるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を出力する電子写真方式の第1画像形成ユニット12Y、第2画像形成ユニット12M、第3画像形成ユニット12C、第4画像形成ユニット12Kが、互いに予め定められた間隔をもって配置されている。
なお、以下において、4連の第1画像形成ユニット12Y、第2画像形成ユニット12M、第3画像形成ユニット12C、第4画像形成ユニット12Kは同一の構成であるため、総称する場合、「画像形成ユニット12」とする。また、画像形成ユニット12の各構成部材を区別しないで説明する場合、図面では記載している各構成部材の符号の末尾(「Y」、「M」、「C」、「K」)を省略する場合がある。
画像形成ユニット12には、表面に感光体層を有するドラム状の感光体ドラム14と、この感光体ドラム14を一様に帯電する帯電ロール16と、一様に帯電された感光体ドラム14に像光を照射して静電潜像を形成する露光部18と、潜像にトナーを転移させてトナー像とする現像部20と、転写後に感光体ドラム14に残留したトナーを除去するクリーニング部26と、を備えている。なお、帯電ロール16には、帯電ロールクリーナロール16A(図4参照)が配置されている。
また、画像形成装置10は、4連の各画像形成ユニット12の感光体ドラム14のそれぞれに接触する経路で周回可能に張架された、像保持体としての無端ベルト状の中間転写ベルト22と、感光体ドラム14上に形成されたトナー像を中間転写ベルト22へ転写する一次転写ロール24と、を備えている。この感光体ドラム14と一次転写ロール24とが対峙する領域を一次転写部T1という。
さらに、画像形成装置10は、用紙トレイ29に収容された記録用紙Pを搬送する記録紙搬送機構28と、記録用紙P上のトナー像を定着する定着部30と、を備えている。
中間転写ベルト22は、回転駆動されるドライブロール32と、張力を調整するテンションロール34と、対向部材としてのバックアップロール36とに掛け回されている。前記一次転写ロール24は、中間転写ベルト22の内側に配置されている。
また、中間転写ベルト22を挟んでバックアップロール36と対向する位置には、記録紙搬送機構28によって搬送される記録用紙P上に、中間転写ベルト22上のトナー像を転写する転写部材としての二次転写ロール38が設けられている。このバックアップロール36と二次転写ロール38とが対峙される領域を、二次転写部T2という。
また、中間転写ベルト22を挟んでドライブロール32と対向する位置には、二次転写ロール38によって記録用紙P上にトナー像を転写した後に、中間転写ベルト22上に残留するトナーを除去するトナー除去部40を備えている。
記録紙搬送機構28は、ピックアップロール42と、搬送ロール44及び46と、その搬送移動経路を案内するペーパーガイド48、50、52、54及び56と、排紙ロール58と、排紙トレイ(不図示)等から成る。記録紙搬送機構28は、用紙トレイ29に収容された記録用紙Pを、二次転写ロール38とバックアップロール36とが中間転写ベルト22を挟んで対向する二次転写位置へ搬送駆動し、次いで、二次転写位置から定着部30へ搬送駆動し、次いで、定着部30から排紙トレイへと搬送駆動する。
(エンジン部制御系)
図2は、画像形成装置10の制御系の一例を示すブロック図である。
図2は、画像形成装置10の制御系の一例を示すブロック図である。
画像形成装置10の主制御機能であるメインコントローラ120には、ユーザインターフェイス142が接続されている。ユーザインターフェイス142は、画像形成等に関する指示を入力するための入力部、及び画像形成時等の情報を表示又は音声で報知するための出力部を備えている。
また、このメインコントローラ120には、図示しない外部ホストコンピュータとのネットワークラインが接続されており、ネットワークラインを介して画像データが入力されるようになっている。
画像データが入力されると、メインコントローラ120では、例えば、画像データに含まれるプリント指示情報と、イメージデータとを解析し、画像形成装置10に適合する形式(例えば、ビットマップデータ)に変換し、MCU118の一部として機能する画像形成処理制御部144へ、変換した画像データを送出する。
画像形成処理制御部144では、入力された画像データに基づいて、画像形成処理制御部144と共に、それぞれMCU118として機能する駆動系コントロール部146、帯電コントロール部148、露光コントロール部150、転写コントロール部152、定着コントロール部154、除電コントロール部156、クリーナコントロール部158及び現像コントロール部160のそれぞれを同期制御し、画像形成を実行する。なお、本実施の形態では、MCU118で実行される機能をブロックに分類し、記載したものであり、MCU18のハード構成を限定するものではない。
なお、メインコントローラ120には、温度センサ162及び湿度センサ164等が接続され、温度センサ162及び湿度センサ164に基づき、画像形成装置10の筐体内の環境温度・湿度を検出する場合がある。
(画像形成ユニット12の寿命)
画像形成ユニット12は、予め定めた画像形成処理量(処理枚数)で寿命と判断し、交換する必要がある。寿命の要因の1つとしては、帯電ロール16の表面の汚染が挙げられる。
画像形成ユニット12は、予め定めた画像形成処理量(処理枚数)で寿命と判断し、交換する必要がある。寿命の要因の1つとしては、帯電ロール16の表面の汚染が挙げられる。
帯電ロール16は、感光体ドラム18と接触しているため、画像形成処理後に、記録用紙Pに転写しきれず、かつクリーニング部26で除去しきれずに、感光体ドラム18に残留するトナーが付着することがある。
帯電ロール16には、帯電ロールクリーナ16Aが設けられており、定常的なトナー付着による汚染は解消し得るが、経時的に残留して累積したトナーが、感光体ドラム18との間の摩擦熱が主要因となって、膜状に固化するフィルミング現象が発生する。
フィルミング現象が発生すると、その領域に対応する感光体ドラム18で帯電不良が起き、記録用紙Pの搬送方向(副走査方向)に沿って、筋状の画質不良となる場合がある。
基本的には、画像形成ユニット12の寿命時期で、フィルミング現象の発生を予測しているが、画像形成装置10の使用環境によっては、寿命時期よりも早くフィルミング現象が発生する場合がある。
より具体的には、画像形成ユニット12の寿命が、A4サイズの記録用紙Pで換算して、150Kpvとした場合、フィルミング現象が、100Kpvで発生する場合がある。
ここで、出願人は、帯電ロール16のフィルミング現象が発生した場合、帯電ロール16に画像形成処理のための帯電時よりも大きい振幅Vppの交流電圧を印加することで、フィルミング、すなわち帯電ロール16の表面に形成された膜が膜厚方向に破断(分断)して、帯電性が回復することを見出した。
本実施の形態では、MCU118の帯電コントロール部148の機能として、通常の画像形成処理時に感光体ドラム18を帯電するための画像形成処理時電圧印加モードに加え、帯電ロール16のフィルミング現象である帯電ロール16の汚染を回復するための汚染回復処理電圧印加モードを設けた。
帯電ロール16には、印加電圧が、直流電圧に特定の周波数の交流電圧が重畳されて生成される。交流電圧を重畳することで、安定、かつ直流電圧のみよりも低電圧で、感光体ドラム14を帯電することが可能である。
(画像形成処理モードでの設定交流電圧)
画像形成処理電圧印加モードでは、帯電部16に適用される交流電圧の周波数(以下、帯電部周波数fという)は、露光部18による画像情報に応じた静電潜像の書き込み時の走査線と干渉して、画質不良(特に、モアレ)を発生させないことが必須となる。モアレとは、画像に発生する濃淡のピッチを言う。モアレの発生は、交流電圧の周波数に依存し、プロセススピードに依存してモアレ発生ピーク周波数が存在する。
画像形成処理電圧印加モードでは、帯電部16に適用される交流電圧の周波数(以下、帯電部周波数fという)は、露光部18による画像情報に応じた静電潜像の書き込み時の走査線と干渉して、画質不良(特に、モアレ)を発生させないことが必須となる。モアレとは、画像に発生する濃淡のピッチを言う。モアレの発生は、交流電圧の周波数に依存し、プロセススピードに依存してモアレ発生ピーク周波数が存在する。
図3(A)は、画像形成処理電圧印加モードで適用可能な交流電圧の種類(凡例)を示した特性図である。
一例として、画像形成処理電圧印加モードで実用される印加電圧は、直流電圧が−600〜−800V、交流電圧ACの振幅Vppが1000V〜2500Vが適用範囲である。なお、印加電圧の符号は、適用される現像剤(トナー粒子)の電荷に依存する。
このため、図3(A)に示す種類(凡例)において、プロセススピード依存によるモアレ発生や、振動等の不具合が解消し得る種類を選択し、交流電圧種として適用する。
図3(A)に示される如く、振幅Vppを高くするには、周波数を低くすることが有用であることがわかる。
(帯電ロール疲労回復処理モードの設定交流電圧)
一方、帯電ロール疲労回復処理モードでは、前述したように、画像形成処理のための帯電時よりも大きい振幅Vppの交流電圧を印加する。
一方、帯電ロール疲労回復処理モードでは、前述したように、画像形成処理のための帯電時よりも大きい振幅Vppの交流電圧を印加する。
この場合、画像形成処理時のようにモアレといった画質を考慮する必要がない。
さらに、図3(B)に示される如く、同一の電圧(−800V)の交流電圧であっても、周波数を低くした方が、最大振幅Vppを大きくすることが可能である。
以上を踏まえ、本実施の形態では、帯電ロール疲労回復処理モードとして、図3(A)において、画像形成処理モードで適用される種類の交流電圧を、周波数を下げて適用するようにした。
図4は、画像形成処理制御部144及び帯電コントロール部148(図2参照)における帯電ロール16に印加する電圧を生成するための機能ブロック図である。なお、各ブロックは、機能別に分類したものであり、画像形成処理制御部144及び帯電コントロール部148のハード構成を限定するものではない。
画像形成処理制御部144は、交換情報受付部200、画像処理量情報受付部202、及び画像処理状況情報受付部204を備えている。
交換情報受付部200は、画像形成ユニット12が交換されたことを示す情報を受け付ける。
画像処理量情報受付部202は、例えば、A4サイズ換算での画像形成処理枚数(pv「プリントボリューム」)に関する情報を受け付ける。
画像処理状況情報受付部204は、画像形成処理が開始されたとき、又は画像形成処理が終了したときを含む、画像形成処理状況に関する情報を受け付ける。
画像形成処理制御部144では、帯電ロール16の汚染回復処理を実行するか否かを判断するべく、画像処理量情報受付部202で受け付けた画像処理量を処理量累積部206で累積し、逐次、累積処理量メモリ208に記憶する。
累積処理量は、画像形成ユニット12の交換時期が起点とされ、このため、交換情報受付部200で画像形成ユニット12の交換情報を受け付けた場合は、リセット部210を介して、累積処理量メモリ208に記憶された累積処理量をリセット(0pv)とする。
また、画像処理状況情報受付部204において、画像形成処理開始情報を受け付けると、当該画像形成処理開始情報を、帯電コントロール部148の画像形成処理モード実行指示部212へ送出する。
画像形成処理モード実行指示部212は、印加手段の一例である電源生成指示部214に接続されている。電源生成指示部214は、DC電圧生成部216、印加手段の一例であるAC電圧生成部218、及び印加手段の一例である周波数設定部220に接続されている。周波数設定部220は、AC電圧生成部218に接続され、生成されるAC電圧の周波数が設定される。DC電圧生成部216及びAC電圧生成部218は、重畳部222に接続され、予め設定された直流電圧に、予め設定した周波数、振幅の交流電圧を重畳し、帯電ロール16への帯電電圧を生成する。
一例として、図3(A)の凡例から、直流電圧が−800V、モアレが発生しない周波数として950Hzを選択し、振幅Vppが2000Vの交流電圧を重畳した帯電電圧を生成する。
生成された帯電電圧は、出力部224を介して、帯電時期に出力される。これにより、帯電ロール16は、帯電する。
一方、画像形成処理制御部14の画像処理状況受付部204において、画像形成処理終了情報を受け付けると、読出部226に対して、累積処理量メモリ208から累積処理量を読み出すように指示する。
読出部226は、比較部228に接続されており、読み出した累積処理量を比較部228へ送出する。
比較部228では、累積処理量をしきい値と比較するべく、しきい値読出部230からしきい値を読み出す。
このとき、しきい値読出部230は、汚染回復期間フラグ管理部232で管理されているフラグの状態(フラグFが0又は1)によって、読み出すしきい値が異なる。
すなわち、汚染回復期間フラグ管理部232には、前記リセット部210と、前記比較部228とが接続されている。
リセット部210は、汚染回復期間フラグ管理部232に対して、画像形成ユニット12が交換されたとき、フラグFをリセット(0)する信号を出力する。
一方、比較部228は、汚染回復期間フラグ管理部232に対して、画像形成処理量が汚染回復期間(例えば、150Kpv)に到達したとき、フラグFをセット(1)する信号を出力する。
しきい値読出部230では、フラグFが0のときは、しきい値メモリ234から汚染回復期間に到達したか否かを判断するしきい値を読み出す。
一方、しきい値読出部230では、フラグFが1のときは、しきい値メモリ234から汚染回復処理を実行する時期か否かを判断するしきい値を読み出す。
比較部228は、指示手段の一例である汚染回復処理モード実行指示部236に接続されている。汚染回復処理モード実行指示部236は、汚染回復期間フラグ管理部232からフラグの状態を認識可能であり、フラグFがセット(1)のときに有効に機能し、比較部228からの実行指示を受けて、帯電コントローラ148の電源生成指示部214へ汚染回復処理のための田電源生成を指示する。
汚染回復処理モード実行指示部236の実行例を以下に示す。
(実行例1) フラグF0の期間中、すなわち、画像形成処理量が100Kpvまでは、汚染回復処理モードは実行しない。
(実行例2) フラグF1の期間中、すなわち、画像形成処理量が100Kpv以降は、画像形成処理量が10Kpv毎に汚染回復処理モードを実行する。
一例として、図3(A)の凡例から選択され、画像形成処理で適用する電源(−800V、950Hz)を適用し、モアレ等の画質を考慮する必要がないため、図3(B)に示される如く、周波数を500Hzまで下げて、振幅Vppを3500Vとした交流電流を重畳し、帯電電圧を生成する。
この帯電ロール汚染回復処理モード用の帯電電圧(DC−800V、周波数500Hz、Vpp3500V)は、画像形成処理には不向きであるが、帯電ロール16の表面に発生したフィルムを膜厚方向に破断(分断)して、帯電機能を回復するのに有効となる。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(通常の画像形成処理モードの流れ)
画像形成ユニット12は、略同一の構成を有しているため、ここでは中間転写ベルト22の走行方向上流側に配設されたイエロー画像を形成する第1画像形成ユニット40Yについて代表して説明する。なお、第1画像ユニット40Yと同一の機能を有する部材に、イエロー(Y)の代わりに、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)を付した同一参照符合を付すことにより、第2〜第4画像形成ユニット40M、40C、40Kの説明を省略する。
画像形成ユニット12は、略同一の構成を有しているため、ここでは中間転写ベルト22の走行方向上流側に配設されたイエロー画像を形成する第1画像形成ユニット40Yについて代表して説明する。なお、第1画像ユニット40Yと同一の機能を有する部材に、イエロー(Y)の代わりに、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)を付した同一参照符合を付すことにより、第2〜第4画像形成ユニット40M、40C、40Kの説明を省略する。
まず、動作に先立って、感光体ドラム14Yの回転が開始され、その後、帯電ロール16Yによって感光体ドラム14Yの表面が、本実施の形態では、直流と交流が重畳された電圧が印加されて、予め定められた電位に帯電される。なお、一般的には、−400V〜−800Vの範囲で選択可能である。例えば、感光体ドラム14Yを帯電する場合、帯電ロール16Yには、直流電圧に特定の振幅Vpp及び特定の周波数fの交流電圧を重畳させた電圧を印加する。
感光体ドラム14Yは、導電性の金属製基体上に感光層を積層して形成され、通常は高抵抗であるが、LED光が照射されると、LED光線が照射された部分の抵抗が変化する性質を持っている。
そこで、MCU118では、帯電した感光体ドラム14Yの表面に、メインコントローラ120から送られてくるイエロー用の画像データに従って、露光部18により露光用の光ビーム(例えば、LED光)が出力される。光ビームは、感光体ドラム14Yの表面の感光層に照射され、それにより、イエロー印字パターンの静電潜像が感光体ドラム14Yの表面に形成される。
静電潜像とは、帯電によって感光体ドラム14Yの表面に形成される像であり、光ビームによって、感光層の被照射部分の比抵抗が低下し、感光体ドラム14Yの表面の帯電した電荷が流れ、一方、光ビームが照射されなかった部分の電荷が残留することによって形成される、いわゆるネガ潜像である。
このようにして感光体ドラム14Y上に形成された静電潜像は、感光体ドラム14Yの回転により現像位置まで回転される。そして、この現像位置で、感光体ドラム14Y上の静電潜像が、現像部20Yによって可視像(トナー像)化される。
現像部20Y内には、乳化重合法により製造されたイエロートナーが収容されている。イエロートナーは、現像部20Yの内部で攪拌されることで摩擦帯電し、感光体ドラム14Y表面の電荷と同極性(−)の電荷を有している。
感光体ドラム14Yの表面が現像部20Yを通過していくことにより、感光体ドラム14Y表面の除電された潜像部にのみイエロートナーが静電的に付着し、潜像がイエロートナーによって現像される。
感光体ドラム14Yは、引き続き回転し、感光体ドラム14Y表面に現像されたトナー像が1次転写位置へ搬送される。感光体ドラム14Y表面のイエロートナー像が1次転写位置へ搬送されると、1次転写ロール24Yに1次転写バイアスが印加され、感光体ドラム14Yから1次転写ロール24Yに向う静電気力がトナー像に作用し、感光体ドラム14Y表面のトナー像が中間転写ベルト22表面に転写される。
このとき印加される転写バイアスは、トナーの極性(−)と逆極性の(+)極性であり、例えば第1画像形成ユニット40Yでは転写コントロール部152によって+20〜30μA程度に定電流制御されている。
一方、感光体ドラム14Y表面の転写残トナーは、クリーニング部26Yによりクリーニングされる。
第2画像形成ユニット40M以降の1次転写ロール24M、24C、24Kに印加される1次転写バイアスも前記と同様に制御されている。
こうして、第1画像形成ユニット40Yにてイエロートナー像の転写された中間転写ベルト22は、第2〜第4画像形成ユニット40M、40C、40Kを通して順次搬送され、各色のトナー像が同様に重ねられて多重転写される。
全ての画像形成ユニット12を通して全ての色のトナー像が多重転写された中間転写ベルト22は、矢印方向に周動搬送され、中間転写ベルト22内面に接するバックアップロール36と中間転写ベルト22の像保持面側に配置される2次転写ロール38とから構成された2次転写部T2へと至る。
一方、記録用紙Pが、供給機構を介して2次転写ロール38と中間転写ベルト22との間に予め定めたタイミングで給紙され、2次転写バイアスが2次転写ロール38に印加される。
このとき印加される転写バイアスは、トナーの極性(−)と逆極性(+)であり、中間転写ベルト22から記録用紙Pに向う静電気力がトナー像に作用し、中間転写ベルト22表面のトナー像が記録用紙P表面に転写される。
その後、記録用紙Pは定着部30へと送り込まれトナー像が加熱・加圧され、色重ねされたトナー像が溶融されて、記録用紙P表面へ永久定着される。カラー画像の定着が完了した記録用紙Pは、排出部へ向けて搬出され、一連のカラー画像形成動作が終了する。
(帯電ロール16の汚染回復処理関連制御)
図5〜図7のフローチャートは、画像形成処理制御部144及び帯電コントロール部148で実行される帯電ロール汚染回復処理に関連する制御フローチャートである。
図5〜図7のフローチャートは、画像形成処理制御部144及び帯電コントロール部148で実行される帯電ロール汚染回復処理に関連する制御フローチャートである。
図5は、本実施の形態に係る画像形成ユニット12の交換判別ルーチンを示す制御フローチャートである。
ステップ250では、画像形成ユニット12が交換されたか否かが判断され、否定判定された場合は、このルーチンは終了する。また、ステップ250で肯定判定されると、ステップ252へ移行して、累積処理量メモリ208(図4参照)に記憶されている累積処理量pvをリセット、すなわち、pv=0とし、ステップ254へ移行する。ステップ254では、汚染回復期間か否かを示すフラグFをリセット(0)し、次いで、ステップ256へ移行して、フラグFのリセット結果を、汚染回復期間フラグ管理部232(図4参照)へ通知して、このルーチンは終了する。
図6は、本実施の形態に係る処理量累積ルーチンを示す制御フローチャートである。
ステップ260では、フラグFがリセット(0)されているか否かが判断され、肯定判定(F=0)されると、ステップ262へ移行して、画像形成処理の終了時期か否かが判断される。また、ステップ260で否定判定(F=1)されると、ステップ278へ移行する。ステップ278については、後述する。
前記ステップ262において、否定判定された場合は、処理量を累積する時期ではないと判断し、このルーチンは終了する。
また、ステップ262で肯定判定されると、処理量を累積する時期であると判断し、ステップ264へ移行して、今回の画像形成処理で実行した処理量n(A4換算のpv)を読み出し、次いでステップ266へ移行して、累積処理量pvに加算する(pv←pv+n)。
次のステップ268は、しきい値pvs1を読み出す。この場合、フラグFがリセット(0)であるため、汚染回復期間しきい値であるpvs1が読み出される。本実施の形態では、しきい値pvs1は、寿命処理量(1500Kpv)の2/3の処理量である100Kpvとしたが、この数値に限定されるものではない。
次のステップ270では、累積処理量pvと、しきい値pvs1とが比較され、pv<pvs1と判定された場合は、処理量が汚染回復処理期間に達していないと判断し、このルーチンは終了する。
また、ステップ270でpv≧pvs1と判定された場合は、処理量が汚染回復処理期間に達したと判断し、ステップ272へ移行して、累積処理量pvをリセットする。
次のステップ274では、フラグFをセット(1)し、次いで、ステップ276へ移行して、フラグFのリセット結果を、汚染回復期間フラグ管理部232(図4参照)へ通知して、ステップ278へ移行する。このステップ278は、前記ステップ260で肯定判定された場合(すなわち、既にフラグFがセット(1)されている場合)も移行する。
ステップ278では、帯電ロール汚染回復処理実行判別制御が行われる(詳細は、図7)。
図7は、図6のステップ278で実行される帯電ロール汚染回復処理実行判別制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ280では、画像形成処理が終了したか否かが判断され、否定判定された場合は、帯電ロール汚染回復処理実行を判別する時期ではないと判断シ、このルーチンは終了する。
また、ステップ280で肯定判定されると、帯電ロール汚染回復処理実行を判別する時期であると判断し、ステップ282へ移行して、処理量m(A4換算のpv)を読み出し、次いでステップ284へ移行して、累積処理量pvに加算する(pv←pv+m)。
次のステップ286は、しきい値pvs2を読み出す。この場合、フラグFがセット(1)であるため、汚染回復期間しきい値であるpvs2が読み出される。本実施の形態では、しきい値pvs2は、10Kpvとしたが、この数値に限定されるものではない。
次のステップ288では、累積処理量pvと、しきい値pvs2とが比較され、pv<pvs2と判定された場合は、帯電ロール汚染回復処理実行時期ではないと判断し、このルーチンは終了する。
また、ステップ288でpv≧pvs2と判定された場合は、帯電ロール汚染回復処理実行時期であると判断し、ステップ290へ移行して、帯電ロール16の交流電圧値を上昇させる。具体的には、周波数を通常の画像形成処理時の周波数(例えば、950Hz)よりも下げて(例えば、500Hz)、振幅Vppを大きくする。
本実施の形態では、画像形成処理時の振幅Vppである2000KVに対して、3500Vppとした。
次のステップ292では、帯電ロール16をpサイクル回転して停止させる。この回転により、帯電ロール16の全周にわたり、3500Vppの電圧が印加され、フィルミング現像によって発生している膜が、膜厚方向破断(分断)され、以後の画像形成処理時の帯電機能が回復する。次のステップ294では、累積処理量pvをリセット(pv=0)して、このルーチンは終了する。
図8は、帯電ロール汚染回復処理を実行するときの、各画像形成ユニット12の電圧制御のタイミングチャートである。
帯電ロールACfは、各色供給の、帯電ロール16に印加する交流電圧の周波数である。
帯電ロールAC(各色記号)は、各色の帯電ロール16の交流電圧である。
帯電ロールDC(各色記号)は、各色の帯電ロール16の直流電圧である。
現像部DC(各色記号)は、各色の現像部20に印加する直流電圧である。
一次転写ロール(各色記号)は、各色の一次転写部T1における一次転写ロール24に印加する直流電圧である。
本実施の形態では、各色の帯電ロール16を対象に、同時に汚染回復処理を実行する。
各色において、画像後端が通過し、全ての色の帯電ロール16に対する帯電電圧立ち下げ終了時期が異なり、本実施の形態では、K(ブラック)色の帯電電圧立ち下げ終了後に、各色で共有スル帯電ロール16に印加する交流電圧の周波数を下げる。これにより、各色の帯電ロール16の振幅Vppが大きくなり、交流電圧が上昇する。
これにより、帯電ロール16の表面で固化して、膜状(フィルイング)となった付着物が膜厚方向に破断(分断)して、帯電性が回復する。
図9は、周波数を下げて振幅Vppを大きくすることが可能となった場合の、設定値毎の帯電ロール汚染回復評価の感応値を示す特性図である。
この図9に示される如く、振幅Vppを大きくするほど汚染回復効果が大きくなり、振幅Vppが4.0kVppを超えると、その効果が維持されることがわかる。
なお、本実施の形態では、処理量が100Kpvになったら、10Kpv毎に汚染回復処理を実行するようにしたが、オペレータの指示によって手動で行うようにしてもよい。また、例えば、インラインセンサ等、帯電ロール16の汚染状態が検出できるデバイスが存在すれば、当該デバイスの検出結果に基づいて、汚染回復処理の実行可否を判断してもよい。
インラインセンサとは、画像形成処理後の記録用紙Pの画像情報の、例えば、光学濃度を読み取るセンサである。読み取った光学濃度を解析して、記録用紙Pの搬送方向に沿った筋状の不良画像が存在した場合に、帯電ロール16の汚染を予測して、汚染回復処理を実行する。
P 記録用紙
T1 一次転写部
T2 二次転写部
10 画像形成装置
12 画像形成ユニット
12Y 第1画像形成ユニット
12M 第2画像形成ユニット
12C 第3画像形成ユニット
12K 第4画像形成ユニット
14 感光体ドラム
16 帯電ロール
18 露光部
20 現像部
22 中間転写ベルト
24 一次転写ロール
26 クリーニング部
28 記録紙搬送機構
29 用紙トレイ
30 定着部
32 ドライブロール
34 テンションロール
36 バックアップロール
38 二次転写ロール
40 トナー除去部
42 ピックアップロール
44、46 搬送ロール
48、50、52、54、56 ペーパーガイド
58 排紙ロール
118 MCU
120 メインコントローラ
142 ユーザインターフェイス
144 画像形成処理制御部
146 駆動系コントロール部
148 帯電コントロール部
150 露光コントロール部
152 転写コントロール部
154 定着コントロール部
156 除電コントロール部
158 クリーナコントロール部
160 現像コントロール部
162 温度センサ
164 湿度センサ
200 交換情報受付部
202 画像処理量情報受付部
204 画像処理状況情報受付部
206 処理量累積部
208 累積処理量メモリ
210 リセット部
212 画像形成処理モード実行指示部
214 電源生成指示部
216 DC電圧生成部
218 AC電圧生成部
220 周波数設定部
224 出力部
226 読出部
228 比較部
230 しきい値読出部
232 汚染回復期間フラグ管理部
234 しきい値メモリ
236 汚染回復処理モード実行指示部
T1 一次転写部
T2 二次転写部
10 画像形成装置
12 画像形成ユニット
12Y 第1画像形成ユニット
12M 第2画像形成ユニット
12C 第3画像形成ユニット
12K 第4画像形成ユニット
14 感光体ドラム
16 帯電ロール
18 露光部
20 現像部
22 中間転写ベルト
24 一次転写ロール
26 クリーニング部
28 記録紙搬送機構
29 用紙トレイ
30 定着部
32 ドライブロール
34 テンションロール
36 バックアップロール
38 二次転写ロール
40 トナー除去部
42 ピックアップロール
44、46 搬送ロール
48、50、52、54、56 ペーパーガイド
58 排紙ロール
118 MCU
120 メインコントローラ
142 ユーザインターフェイス
144 画像形成処理制御部
146 駆動系コントロール部
148 帯電コントロール部
150 露光コントロール部
152 転写コントロール部
154 定着コントロール部
156 除電コントロール部
158 クリーナコントロール部
160 現像コントロール部
162 温度センサ
164 湿度センサ
200 交換情報受付部
202 画像処理量情報受付部
204 画像処理状況情報受付部
206 処理量累積部
208 累積処理量メモリ
210 リセット部
212 画像形成処理モード実行指示部
214 電源生成指示部
216 DC電圧生成部
218 AC電圧生成部
220 周波数設定部
224 出力部
226 読出部
228 比較部
230 しきい値読出部
232 汚染回復期間フラグ管理部
234 しきい値メモリ
236 汚染回復処理モード実行指示部
Claims (5)
- 標準電圧が印加された帯電部材により帯電された像保持体に対して、画像情報に基づいて静電潜像を形成し、現像剤を供給することで、画像を形成する画像形成手段と、
前記帯電部材に、画像形成時よりも少なくとも振幅が大きい特別交流電圧を印加する印加手段と、
前記画像形成手段による画像形成期間以外の期間内の特定時期に、前記印加手段による特別交流電圧の印加を指示する指示手段と、
を有する画像形成装置。 - 前記標準電圧が、直流電圧に、画像形成処理に適合した標準交流電圧が重畳されて生成され、
前記標準交流電圧の周波数を下げることで、前記印加手段で印加する特別交流電圧の振幅を、前記標準電圧に重畳される標準交流電圧の振幅よりも大きくする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記指示手段が、
前記画像形成手段での画像形成処理において、予め定めた画像形成処理量を超えていることを条件に、前記特別交流電圧の印加を指示する請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。 - 前記特別交流電圧が、画像形成処理を継続することで前記帯電部材に付着する付着物の固化によって発生する膜を破断しうる振幅に設定される請求項1〜請求項3の何れか1項記載の画像形成装置。
- 前記指示手段が、
前記帯電部材で付着物が固化し始める劣化時期の予測に基づき設定される画像形成処理量を超えてから、前記帯電部材が交換されるまで、前記印加手段による交流電圧の印加を適宜指示する請求項4記載の画像形成装置。
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|---|---|---|---|
| JP2016034617A JP2017151320A (ja) | 2016-02-25 | 2016-02-25 | 画像形成装置 |
| US15/222,194 US20170248865A1 (en) | 2016-02-25 | 2016-07-28 | Image forming apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016034617A JP2017151320A (ja) | 2016-02-25 | 2016-02-25 | 画像形成装置 |
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|---|---|
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016034617A Pending JP2017151320A (ja) | 2016-02-25 | 2016-02-25 | 画像形成装置 |
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