JP2017152145A - プッシュスイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の少ないプッシュスイッチを提供する。
【解決手段】ガイド部53が内周面に形成された中空構造のハウジング50と、第1ラチェット歯15が形成された操作体10と、カム部26、及び、第2ラチェット歯27を有し、ハウジング50内で軸方向に昇降可能かつ周方向に回転可能であるカムフォロワ20と、第1ばね70と、カムフォロワ20に係合する被係合片33、及び、可動接点32aを有し、カムフォロワ20と一体で回転する金属製のコンタクト部材30と、コンタクト部材30が回転することで接点が切り換わる固定端子40と、固定端子40が取り付けられたベース60と、を備え、コンタクト部材30の回転中心に貫通孔31aが形成され、ベース60は、貫通孔31aに挿入されると共にコンタクト部材30の回転中心となる回転軸部62を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、プッシュスイッチに関する。
図13に示すように、操作体110をプッシュ操作することでリング状の可動接点130が固定接点140に対して回転し、接点が切り換わるプッシュスイッチ100が知られている(特許文献1参照)。プッシュスイッチ100は、プッシュ操作によって段階的に回転するカムフォロワ120と、カムフォロワ120と一体で回転する樹脂製の作動部材121と、作動部材121と一体で回転し電流が流れる金属製の可動接点130と、を備えている。可動接点130は、作動部材121に吊り下げ固定されている。
特開2009−59578号公報
ところで、このようなプッシュスイッチにおいて、部品点数の削減すること継続的な課題である。
そこで、本発明は、部品点数の少ないプッシュスイッチを提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、回転規制部及び復帰規制部を有するガイド部が内周面に形成された中空構造のハウジングと、軸方向に昇降可能であると共に、周方向に延びる第1ラチェット歯が形成された操作体と、前記回転規制部及び前記復帰規制部に案内されるカム部、及び、前記第1ラチェット歯に係合する第2ラチェット歯を有し、前記ハウジング内で軸方向に昇降可能かつ周方向に回転可能であるカムフォロワと、前記第1ラチェット歯及び第2ラチェット歯が噛合するように、前記カムフォロワを復帰方向に向けて付勢する第1ばねと、前記カムフォロワに係合する被係合部、及び、可動接点を有し、前記カムフォロワと一体で回転する金属製のコンタクト部材と、前記可動接点が接触し、前記コンタクト部材が回転することで接点が切り換わる固定接点と、前記固定接点が取り付けられたベースと、を備え、前記カム部が前記回転規制部にある復帰許容状態において前記操作体がプッシュ操作されると、前記カム部が前記回転規制部から前記復帰規制部へ移行すると共に前記カムフォロワ及び前記コンタクト部材が回転した後、前記カム部が前記復帰規制部に係止し前記カムフォロワの復帰が規制された復帰規制状態となり、前記復帰規制状態において前記操作体がプッシュ操作されると、前記カム部が前記復帰規制部から前記回転規制部へ移行すると共に前記カムフォロワ及び前記コンタクト部材が回転した後、前記復帰許容状態になり、前記コンタクト部材の回転中心に貫通孔が形成され、前記ベースは、前記貫通孔に挿入されると共に前記コンタクト部材の回転中心となる回転軸部を備えていることを特徴とするプッシュスイッチである。
このような構成によれば、コンタクト部材は特許文献1における作動部材及び可動接点の2つの部品の機能を発揮するものであり、プッシュスイッチの部品点数が少なくなっている。また、コンタクト部材は、その貫通孔に挿通されたベースの回転軸部を回転中心として良好に回転できる。
また、前記回転軸部の先端は、コイルばねで構成される前記第1ばね内に挿入され、前記第1ばねの傾倒を防止している構成としてもよい。
このような構成によれば、回転軸部の先端がコイルばねで構成される前記第1ばね内に挿入されているので、第1ばねの傾倒を防止できる。
また、前記ベースには、前記固定接点よりも前記コンタクト部材側に突出し短絡を防止するための環状の台座部が形成されている構成としてもよい。
このような構成によれば、ベースに形成された環状の台座部によって、コンタクト部材と固定接点との不要な短絡(ショート)を防止できる。
本発明によれば、部品点数の少ないプッシュスイッチを提供することができる。
本実施形態に係るプッシュスイッチの正面図である。 本実施形態に係るプッシュスイッチの平面図である。 本実施形態に係るプッシュスイッチの縦断面図であり、図2のX1−X1線断面に対応している。 本実施形態に係る操作体、カムフォロワ及びハウジングの組み付け状態を示す下面図である。 本実施形態に係るプッシュスイッチの分解斜視図である。 本実施形態に係るプッシュスイッチの分解斜視図である。 本実施形態に係るコンタクト部材の斜視図である。 本実施形態に係るコンタクト部材の斜視図である。 本実施形態に係るベース及び固定接点の斜視図である。 本実施形態に係るベースの斜視図である。 本実施形態に係る固定接点の斜視図である。 本実施形態に係るプッシュスイッチの動作を段階的に示す展開図である。 従来に係るプッシュスイッチの縦断面図である。
本発明の一実施形態について、図1〜図12を参照して説明する。ここで、明確に説明するために図1等に「上、下、左、右、前、後」を設定するが、プッシュスイッチ1の使用向きを限定するものでない。
≪プッシュスイッチの構成≫
プッシュスイッチ1は、操作体10を軸線O1方向(軸方向、上下方向)にプッシュ操作することで、固定端子40に対してコンタクト部材30が軸線O1を中心として回転し、接点が切り換わるロータリースイッチである。プッシュスイッチ1は、例えば、車両用のルームランプをON/OFFするスイッチとして使用される。プッシュスイッチ1は、操作体10と、カムフォロワ20と、コンタクト部材30と、固定端子40と、ハウジング50と、ベース60と、第1ばね70と、第2ばね80と、カバー90と、を備えている。
<操作体>
操作体10は、作業者(運転者等)が直接操作する部品であって、ハウジング50に対して軸方向(上下方向)に昇降可能に構成されている。操作体10は、例えば、熱可塑性樹脂で形成されている。操作体10は、四角柱状の操作部11と、操作部11の下端から径外方向に段違いに大径で下方に延びる円筒部12と、円筒部12の下端から延びる4本の被ガイド部13と、操作部11の下面から円筒部12内を軸線O1に沿って下方に延びる軸部14と、を備えている(図3、図5、図6参照)。
円筒部12の下端面には周方向に延びる第1ラチェット歯15が形成されている。第1ラチェット歯15は、下側の凸する8つの山部15aと、上側に凹む8つの谷部15bとを備えており、山部15aと谷部15bとは周方向において交互に配列している(図5、図6、図12参照)。
4本の被ガイド部13は、周方向において等間隔(90°間隔)で配置されている(図4、図5、図6参照)。各被ガイド部13は、円筒部12の下端から径外方向に延びた後、下方に延びており、略L字形を呈している。被ガイド部13は後記する回転規制部54に軸方向に摺動自在に収容されている(図4、図6参照)。これにより、操作体10は、ハウジング50に対して、軸方向に昇降可能であるが、周方向において回転不能となっている。また、このように径外方向に張り出した被ガイド部13は軸方向においてハウジング50に係止し、操作体10がハウジング50から上方に抜けないように構成されている。
軸部14の下端は、カムフォロワ20の貫通孔21aを貫通している(図3参照)。そして、軸部14の貫通した部分には、他よりも大径の大径部14aが形成されている。大径部14aは貫通孔21a周りの底壁部21に係止しており、これにより、軸部14(操作体10)がカムフォロワ20から上方に抜けないようになっている。なお、大径部14aは、貫通孔21aから下方に突出する軸部14を加熱し、加締めることで形成される。ここで、軸部14は熱可塑性樹脂製であるから、加熱することで塑性変形可能である。
<カムフォロワ>
カムフォロワ20は、ハウジング50内に配置された二重円筒状で樹脂製の部材であり(図3参照)、操作体10の昇降動作に連動して、軸方向に昇降し周方向に回転する部材である。カムフォロワ20は、中心側のリング状を呈する底壁部21と、底壁部21の外周縁から上方に延びる内円筒部22と、内円筒部22の上端から径外方向に延びるリング状の天壁部23と、天壁部23の外周縁から下方に延びる外円筒部24と、外円筒部24の下端から径外方向に延びるリング状の鍔部25と、鍔部25の外周縁から径外方向に延びる4つのカム部26と、を備えている(図4、図5、図6参照)。
底壁部21の中心には、軸部14の貫通する貫通孔21aが形成されている。
内円筒部22と軸部14との間には第2ばね80を収容する円筒状の空間が形成されている。外円筒部24と内円筒部22との間には、第1ばね70を収容する円筒状の空間が形成されている。
鍔部25の上面には、第2ラチェット歯27が形成されている(図5、図6参照)。第2ラチェット歯27は、第1ラチェット歯15と軸方向において対向しており、第1ばね70に付勢されて、第1ラチェット歯15と噛み合わさる歯である。第2ラチェット歯27は、上側に凸する6つの山部27aと、下側に凹む6つの谷部27bとを備えており、山部27aと谷部27bとは周方向において交互に配列している。
鍔部25には、軸方向に貫通した2つの係合孔25aが形成されている(図5、図6参照)。2つの係合孔25aは、軸線O1を挟んで1つの直径線上に配置されている。係合孔25aは、コンタクト部材30の被係合片33が差し込まれる孔である。被係合片33が係合孔25aに差し込まれることで、カムフォロワ20とコンタクト部材30とが周方向において係合しスプライン結合している。これにより、カムフォロワ20とコンタクト部材30とは軸線O1を中心として一体回転するようになっている。
ただし、被係合片33と係合孔25aとは、軸方向において、相対的に移動自在である。これにより、カムフォロワ20は、コンタクト部材30に対して軸方向において昇降可能である。
4つのカム部26は、周方向において等間隔(90°間隔)で配置されている(図4、図5、図6参照)。カム部26は、後記するガイド部53でガイドされる部分である。ガイドの内容については後で説明する。
<コンタクト部材>
コンタクト部材30は、固定端子40に対して回転することで、接点を切り換える部材である(図7、図8参照)。コンタクト部材30は、特許文献1における作動部材及び可動接点の2つの部品の機能を発揮するものであり、部品点数を少なくしている。コンタクト部材30は、金属製の薄板を、打ち抜き加工、曲げ加工、プレス加工等することで形成された金属製の部材であって通電可能である。
コンタクト部材30は、ベース部31と、一対の舌片32、32と、一対の被係合片33、33(被係合部)と、を備えている。
ベース部31は、ベースとなる板枠状の部分であり、その中心である軸線O1上には貫通孔31aが形成されている。貫通孔31aは、後記する回転軸部62が挿通される孔であり、コンタクト部材30が回転軸部62を回転中心として良好に回転するようになっている。
2つの舌片32は、ベース部31及び軸線O1を挟み対向して配置されている。各舌片32は、略半円状であり、ベース部31から径外方向且つ下方に鈍角で斜めに延びている。舌片32とベース部31とのなす鈍角は、後記する可動接点32aが固定端子40に接する程度に設計されている。各舌片32の略中心には、下方に突出する半球殻状の可動接点32aが形成されている。すなわち、2つの可動接点32aは、ベース部31及び軸線O1を挟み対向して配置されている。つまり、2つの可動接点32aは、軸線O1を中心として、周方向において180°間隔で配置されている。
そして、2つの可動接点32aが、軸線O1を中心として、固定端子40に対して45°毎で段階的に回転することで、接点が切り換わるようになっている。
2つの被係合片33は、ベース部31から上方に延びる細長の板片であって、周方向において隣り合う舌片32の中間において軸線O1を挟み対向するように配置されている。すなわち、2つの舌片32と、2つの被係合片33は、周方向において等間隔(90°間隔)で交互に配置されている。
2つの被係合片33は、前記したカムフォロワ20の2つの係合孔25aにそれぞれ差し込まれている。これにより、カムフォロワ20とコンタクト部材30とは周方向において係合しており、カムフォロワ20とコンタクト部材30とは軸線O1を中心として一体で回転するようになっている。各被係合片33の上端には幅広の幅広部33aが形成されている。幅広部33aが係合孔25a周りの鍔部25に引っ掛かり、被係合片33が係合孔25aから抜けないようになっている。
<固定端子>
固定端子40は、ベース60に部分的に埋設された固定側(非回転側)の端子である(図9、図10、図11参照)。固定端子40は、第1固定端子41と、第2固定端子42と、第3固定端子43と、を備えており、各端子は、電源、負荷等の外部回路に接続されている。第1固定端子41、第2固定端子42及び第3固定端子43は、金属製の薄板をプレス加工等することで形成された金属製の部材であり通電可能である。
第1固定端子41は、ベース60から上方に露出した第1A固定接点41Aを備えている。第1A固定接点41Aは、軸線O1を中心とした半円状で、その中心角は約170°である。これにより、コンタクト部材30が周方向においてどのようなポジションになっても、180°間隔である2つの可動接点32a、32aの一方が、第1A固定接点41Aに接触するように構成されている。
第2固定端子42は、ベース60から上方に露出した第2A固定接点42A及び第2B固定接点42Bを備えている。第2A固定接点42A及び第2B固定接点42Bは、軸線O1を中心とした扇形を呈しており、その中心角は約40°である。
第3固定端子43は、ベース60から上方に露出した第3A固定接点43A及び第3B固定接点43Bを備えている。第3A固定接点43A及び第3B固定接点43Bは、軸線O1を中心とした扇形を呈しており、その中心角は約40°である。
平面視で軸線O1を中心とする周方向において、第1A固定接点41A、第2A固定接点42A、第3A固定接点43A、第2B固定接点42B、第3B固定接点43Bの順で配置されている。そして、コンタクト部材30が軸線O1を中心として45°毎で回転すると、2つの可動接点32a、32aが、「第1ポジション→第2ポジション→第3ポジション→第4ポジション→第1ポジション→…」の順で切り換わるようになっている。
第1ポジションは、可動接点32a、32aが第1A固定接点41Aと第2A固定接点42Aとに接触し、第1A固定接点41Aと第2A固定接点42Aとが電気的に接続されるポジションである。
第2ポジションは、可動接点32a、32aが第1A固定接点41Aと第3A固定接点43Aとに接触し、第1A固定接点41Aと第3A固定接点43Aとが電気的に接続されるポジションである。
第3ポジションは、可動接点32a、32aが第1A固定接点41Aと第2B固定接点42Bとに接触し、第1A固定接点41Aと第2B固定接点42Bとが電気的に接続されるポジションである。
第4ポジションは、可動接点32a、32aが第1A固定接点41Aと第3B固定接点43Bとに接触し、第1A固定接点41Aと第3B固定接点43Bとが電気的に接続されるポジションである。
<ハウジング>
ハウジング50は、中空構造である筒状の筐体であって、その内部に円柱状の中空部51を備えている(図3、図4、図5、図6、図12参照)。中空部51は、操作体10、カムフォロワ20等を収容する空間である。中空部51を囲むハウジング50の内周面52には、操作体10の上下動作(昇降動作)と、カムフォロワ20の昇降動作(上下動作)及び回転動作とをガイドするガイド部53が形成されている。なお、ハウジング50の下部は、後記するベース60に部分的に差し込まれている。
<ハウジング−ガイド部>
ガイド部53は、4本の回転規制部54と、4つの復帰規制部55と、4つの導入部56と、を備えている(図4、図6、図12参照)。4本の回転規制部54は周方向に等間隔(90°間隔)で配置されている。そして、周方向において隣り合う回転規制部54の間に、復帰規制部55、導入部56が順に配置されている。なお、平面視において、右回りで、回転規制部54、復帰規制部55、導入部56の順で配置されている。
回転規制部54は、鉛直方向(上下方向)に延びると共に下端が開口すると共に上方が閉じた鉛直溝で構成されている。回転規制部54には、操作体10の被ガイド部13が軸方向に摺動自在で収容されている。これにより、操作体10は、回転規制部54によって、軸線O1周りの回転を規制されつつ、軸方向にガイドされるようになっている。
また、回転規制部54にカムフォロワ20のカム部26が収容された場合、カムフォロワ20は、回転規制部54によって、軸線O1周りの回転を規制されつつ、軸方向にガイドされるようになっている。つまり、回転規制部54にカム部26が収容された場合、カムフォロワ20は上方への復帰が許容された「復帰許容状態」となる(図12(a)参照)。
復帰規制部55、導入部56は、円筒状のハウジング50の内周面の下部が、部分的に径外方向に凹むことで形成された凹部(切欠部)である。
復帰規制部55は、カム部26の上方への移動と、カム部26の回転を規制する部分である。復帰規制部55は、周方向において回転規制部54から遠ざかるにつれて上方に傾斜した天壁面55aと、天壁面55aの再頂部から下方に延びる側壁面55bと、を備えている。
そして、カム部26が、天壁面55a及び側壁面55bで構成される角部55cに配置されると、カム部26が軸方向において係止し、カムフォロワ20の上方へ復帰が規制される「復帰規制状態」となる。つまり、復帰規制状態において、カムフォロワ20は下方に押し下がった状態で維持される。また、これと同時に、カム部26は周方向において係止し、カムフォロワ20の回転も規制されるように構成されている。なお、角部55cは、周方向において、回転規制部54の略中間に配置されている。
導入部56は、プッシュ操作されることで復帰規制部55から下方に離脱したカム部26を、回転規制部54に案内し導入する部分である。導入部56は、側壁面55bから回転規制部54に向かうにつれて上方に傾斜した導入面56aを備えている。
<ベース>
ベース60は、プッシュスイッチ1の土台を構成する樹脂製の部材であり、ベース本体61と、回転軸部62と、台座部63と、を備えている(図5、図9、図10参照)。
ベース本体61は、上方が開口した浅底の四角箱状を呈している。また、ベース本体61の内部には、第1固定端子41、第2固定端子42、第3固定端子43が部分的にモールドされている。
回転軸部62は、ベース本体61の底壁部の中心から軸線O1に沿って上方に延びる円柱状の部分である。回転軸部62は、ベース部31の貫通孔31aを貫通しており、コンタクト部材30の回転中心となる部分である(図3参照)。このようにして、コンタクト部材30は回転軸部62を中心として傾倒せずに安定して回転するようになっている。なお、コンタクト部材30が傾いてしまうと、スムースに回転せず、接点不良となる虞がある。
回転軸部62の上端部は、第1ばね70の下部内にも挿入されている(図3参照)。これにより、第1ばね70の傾倒が防止され、第1ばね70がカムフォロワ20を上方に良好に付勢するようになっている。なお、第1ばね70が傾いてしまうと、第1ばね70の付勢方向が軸線O1方向からずれ、カムフォロワ20がスムースに回転し難くなる。
台座部63は、第1A固定接点41A、第2A固定接点42A、第2B固定接点42B、第3A固定接点43A、第3B固定接点43Bよりも上方(コンタクト部材30側)に突出すると共に、ベース部31に摺接し、コンタクト部材30と第1A固定接点41A等との不要な短絡を防止する部分である。これにより、第1ばね70によって下方に付勢されているコンタクト部材30が、2つの可動接点32a以外で、固定端子40に接触しないようになっている。
<第1ばね>
第1ばね70は、圧縮コイルばねで構成されており、カムフォロワ20の天壁部23と、コンタクト部材30のベース部31との間に縮設されている(図3参照)。そして、第1ばね70は、第1ラチェット歯15と第2ラチェット歯27が噛合するように、カムフォロワ20を上方(復帰方向)に付勢している。
<第2ばね>
第2ばね80は、圧縮コイルばねで構成されており、操作体10の操作部11と、カムフォロワ20の底壁部21との間に縮設されている(図3参照)。そして、第2ばね80は、カムフォロワ20に対して、操作体10を常に上方に付勢している。これにより、プッシュ操作されていない場合、操作体10の被ガイド部13が常にハウジング50に引っ掛かった状態となり、操作体10が軸方向に振動せず、操作体10がハウジング50に衝突を繰り返さず、衝突音も発生しない。
<カバー>
カバー90は、縦断面視において逆U字形を呈しており、ハウジング50に覆い被さると共に、その下端部がベース60に係止している。これにより、ハウジング50とベース60とは組み合わさった状態で維持されている。
≪プッシュスイッチの動作、効果≫
プッシュスイッチ1の動作について、図12を参照して説明する。
図12(a)に示すように、カム部26が回転規制部54にある復帰許容状態において、プッシュ操作、つまり、操作体10が押し下げられると、第1ラチェット歯15がカム部26を押し下げる。
カム部26が回転規制部54よりも押し下げられると(図12(b)参照)、カム部26は第1ラチェット歯15に沿って摺動し、カムフォロワ20が回転する(図12(c)参照)。
プッシュ操作が解除されると、操作体10の第1ラチェット歯15は上昇するが、カム部26は復帰規制部55の天壁面55aに沿って摺動する(図12(d)参照)。そして、カム部26は角部55cに係止され、カムフォロワ20の上方への復帰及び回転が規制された復帰規制状態となる(図12(e))。
復帰規制状態において、プッシュ操作されると、第1ラチェット歯15がカム部26を押し下げる(図12(f)参照)。カム部26が復帰規制部55よりも押し下げられると、カム部26は第1ラチェット歯15に沿って摺動し、カムフォロワ20が回転する(図12(g)参照)。
プッシュ操作が解除されると、操作体10の第1ラチェット歯15は上昇するが、カム部26は導入面56aに沿って摺動し(図12(h)参照)、回転規制部54に導入される(図12(i)参照)。そうすると、カム部26は回転規制部54を上昇し、復帰許容状態に戻る(図12(j)参照)。
ここで、周方向において回転規制部54は90°間隔であり、角部55cは周方向において隣り合う回転規制部54の略中間に配置されているから、カム部26(カムフォロワ20)はプッシュ操作によって約45°毎で回転する。そして、カムフォロワ20と一体であるコンタクト部材30も約45°毎で回転し、可動接点のポジションが、「第1ポジション→第2ポジション→第3ポジション→第4ポジション→第1ポジション→…」、の順で切り換わる。
コンタクト部材30は、前記したように、特許文献1における作動部材及び可動接点の2つの部品の機能を発揮するものであり、部品点数は削減されている。また、コンタクト部材30は、回転軸部62を中心として傾かずに回転できる。さらに、回転軸部62の上部は、第1ばね70に差し込まれているので、第1ばね70が倒れることはない。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、適宜に変更してもよい。
1 プッシュスイッチ
10 操作体
20 カムフォロワ
26 カム部
30 コンタクト部材
32a 可動接点
33 被係合片(被係合部)
41 第1固定端子
42 第2固定端子
43 第3固定端子
50 ハウジング
53 ガイド部
54 回転規制部
55 復帰規制部
60 ベース
62 回転軸部
63 台座部
70 第1ばね
80 第2ばね

Claims (3)

  1. 回転規制部及び復帰規制部を有するガイド部が内周面に形成された中空構造のハウジングと、
    軸方向に昇降可能であると共に、周方向に延びる第1ラチェット歯が形成された操作体と、
    前記回転規制部及び前記復帰規制部に案内されるカム部、及び、前記第1ラチェット歯に係合する第2ラチェット歯を有し、前記ハウジング内で軸方向に昇降可能かつ周方向に回転可能であるカムフォロワと、
    前記第1ラチェット歯及び第2ラチェット歯が噛合するように、前記カムフォロワを前記操作体に近づく復帰方向に向けて付勢する第1ばねと、
    前記カムフォロワに係合する被係合部、及び、可動接点を有し、前記カムフォロワと一体で回転する金属製のコンタクト部材と、
    前記可動接点が接触し、前記コンタクト部材が回転することで接点が切り換わる固定接点と、
    前記固定接点が取り付けられたベースと、
    を備え、
    前記カム部が前記回転規制部にある復帰許容状態において前記操作体がプッシュ操作されると、前記カム部が前記回転規制部から前記復帰規制部へ移行すると共に前記カムフォロワ及び前記コンタクト部材が回転した後、前記カム部が前記復帰規制部に係止し前記カムフォロワの復帰が規制される復帰規制状態となり、
    前記復帰規制状態において前記操作体がプッシュ操作されると、前記カム部が前記復帰規制部から前記回転規制部へ移行すると共に前記カムフォロワ及び前記コンタクト部材が回転した後、前記復帰許容状態になり、
    前記コンタクト部材の回転中心に貫通孔が形成され、
    前記ベースは、前記貫通孔に挿入されると共に前記コンタクト部材の回転中心となる回転軸部を備えている
    ことを特徴とするプッシュスイッチ。
  2. 前記回転軸部の先端は、コイルばねで構成される前記第1ばね内に挿入され、前記第1ばねの傾倒を防止している
    ことを特徴とする請求項1に記載のプッシュスイッチ。
  3. 前記ベースには、前記固定接点よりも前記コンタクト部材側に突出し短絡を防止するための環状の台座部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプッシュスイッチ。
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