JP2017152873A - 設定装置、方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】例えばイコライザの周波数特性カーブなど、複数パラメータを組み合わせて決定される制御対象パラメータの適切な設定を補助する。
【解決手段】
設定装置100は、複数のパラメータの組み合わせにより決定される制御対象パラメータを変更する変更部101と、前記変更後の制御対象パラメータが該制御対象パラメータの可変範囲を制限するための閾値を超える場合は、前記変更部による制御対象パラメータの変更を行わないように制御する変更制御部102を備える。このように制御対象パラメータの可変範囲を閾値により制限することにより、制御対象パラメータの適切な設定を補助できる。制御対象パラメータは、例えばイコライザの周波数特性カーブであり、これは1以上の周波数帯域の中心周波数、ゲイン及び帯域の幅の各パラメータの組み合わせにより決定される。
【選択図】 図1
【解決手段】
設定装置100は、複数のパラメータの組み合わせにより決定される制御対象パラメータを変更する変更部101と、前記変更後の制御対象パラメータが該制御対象パラメータの可変範囲を制限するための閾値を超える場合は、前記変更部による制御対象パラメータの変更を行わないように制御する変更制御部102を備える。このように制御対象パラメータの可変範囲を閾値により制限することにより、制御対象パラメータの適切な設定を補助できる。制御対象パラメータは、例えばイコライザの周波数特性カーブであり、これは1以上の周波数帯域の中心周波数、ゲイン及び帯域の幅の各パラメータの組み合わせにより決定される。
【選択図】 図1
Description
この発明は、例えばイコライザの周波数特性カーブなど、複数パラメータを組み合わせて決定される制御対象パラメータを設定するための設定装置、方法及びプログラムに関する。
従来、音響機器の1種としてイコライザがある。イコライザは、周波数帯域毎の音量を調整することにより、音響信号の周波数特性を調整するものである。イコライザは、例えば音響機器や録音/リスニング環境等が持つ周波数特性の補正、楽曲毎の音質的差異の平均化、あるいは、特定の周波数帯域の強調/減少による積極的な音作りなど、様々な用途に利用される。
イコライザにおいて、複数の周波数帯域それぞれの音量を適切に調整する操作は、習熟を要するもので、容易でない。例えば、或る周波数帯域の音量を大きくし過ぎると、ハウリングが発生してしまう場合がある。また、例えば、イコライザを使って特定周波数帯域の音量を抑制してハウリング発生を防止することがある。その場合、ハウリングの原因となる周波数帯域の音量を適切に抑制する必要がある。ハウリングに関係しない周波数帯域の音量を抑制し過ぎてしまうと、音質を損ない、それにより、聴覚上の違和感が生じる。
従来のイコライザを用いたハウリング防止技術として、例えば、下記特許文献1は、ハウリングを起こす周波数成分を検出して、該検出されたハウリングポイントの周波数成分をイコライザによって減衰させることを開示している。また、下記特許文献2は、ループゲインを推定し、推定されたループゲインに基づいてイコライザのゲインを制御することを開示している。
この発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、例えばイコライザの周波数特性など、複数パラメータを組み合わせて決定される制御対象パラメータの適切な設定を補助できるようにした設定装置、方法及びプログラムを提供しようとするものである。
この発明は、複数のパラメータの組み合わせにより決定される制御対象パラメータを変更する変更部と、前記変更後の制御対象パラメータが、該制御対象パラメータの可変範囲を制限するための閾値を超える場合は、前記変更部による制御対象パラメータの変更を行わないように制御する変更制御部を備える設定装置である。
この発明によれば、変更後の制御対象パラメータが、該制御対象パラメータの可変範囲を制限するための閾値を越える場合には前記変更部による制御対象パラメータの変更を行わないように制御する構成により、制御対象パラメータの可変範囲が、閾値によって自動的に制限されるようになっている。したがって、制御対象パラメータが該閾値を越えて過大に設定されることが防止される。例えば、前記制御対象パラメータは、音響信号の周波数特性を調整するための周波数特性カーブからなり、前記閾値は、前記周波数特性カーブに対応する閾値カーブからなる。この場合、例えば、周波数帯域毎の音量設定が過大にならないように閾値カーブが制限するので、簡単にハウリングを防止できる。
この発明に係る設定装置は、それぞれの機能を実現するように構成された専用装置又は回路によって構成され得るし、それぞれの機能を実現するように構成されたプログラムモジュール及び該プログラムモジュールを実行可能なプロセッサの組み合わせによっても構成され得る。
また、この発明は、装置の発明として実施しうるのみならず、設定装置の機能を実現するステップからなる方法の発明としても実施することができ、また、録音システの機能を実現するステップをコンピュータに実行させるためのプログラムの発明としても実施することができる。
この発明に係る設定装置、設定方法及びプログラムによれば、制御対象パラメータが該閾値を越えて過大に設定されることが防止できるので、簡単且つ分かりやすい方法で、複数パラメータを組み合わせて決定される制御対象パラメータの適切な設定を補助できるようになる、という優れた効果を奏する。
以下、添付図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
図1は、この発明に係る設定装置100の概念的構成を説明するブロック図である。設定装置100は、複数のパラメータの組み合わせにより決定される制御対象パラメータを変更する変更部101と、前記変更後の制御対象パラメータが、該制御対象パラメータの可変範囲を制限するための閾値を超える場合は、前記変更部による制御対象パラメータの変更を行わないように制御する変更制御部102を備える。
一例として、設定装置100は、音響信号の音響信号の周波数特性を調整するイコライザのパラメータを設定するために適用し得る。その場合、制御対象パラメータは、音響信号の周波数特性を調整するための周波数特性カーブからなる。閾値は、前記周波数特性カーブに対応する閾値カーブからなる。変更制御部102は、周波数特性カーブの少なくとも一部が閾値カーブを超える場合は、変更部101による制御対象パラメータの変更を行わないように制御する。
図2は、図1に示す設定装置100を適用したイコライザ10の電気的ハードウェア構成例を示すブロック図である。イコライザ10は、CPU(中央処理ユニット)11、ROM(リードオンリメモリ)及びRAM(ランダムアクセスメモリ)、ハードディスクを含むメモリ12、操作部13、表示部14、オーディオインタフェース(I/F)15、信号処理部(DSP)16を含み、各部が通信バス17により接続される。
CPU11は、メモリ12に記憶された各種プログラムを実行してイコライザ10の動作を制御する。メモリ12には、前記各種プログラムが記憶されるとともに、イコライジング処理に必要な各種パラメータの値を含む各種データが記憶される。表示部14は、CPU11の制御に基づき、各種画面を表示する。操作部13は、各種操作子及び操作子に対する操作を検出する検出部を含む。
イコライザ10は、オーディオI/F15を介して、例えば楽器など図示しない入力機器から音響信号を入力し、また、信号処理済みの音響信号を例えばアンプなど図示しない出力機器へ出力する。信号処理部16は、例えばDSP(Digital Signal Processor)や、CPU11およびメモリ12に記憶されたソフトウェアにより仮想的に実現された信号処理装置で構成される。信号処理部16は、信号処理用のプログラムを実行することにより、入力された音響信号に対して信号処理を施す。信号処理部16が実行する信号処理は、音響信号の周波数特性を変更するイコライジング処理を含む。このイコライジング処理は、メモリ12に記憶された複数のパラメータの値に基づいて制御される。
なお、イコライザ10は、例えばコンピュータネットワークに接続するためのネットワークインタフェースなど、図示外のその他の構成部品を備えてもよい。
図3は、イコライザ10の操作パネル30の構成例を示す。操作パネル30には、イコライザ設定画面40を表示するディスプレイ(図2の表示部14)と、物理的操作子31〜33(図2の操作部13)が備わる。
図3は、一例として3バンドのパラメトリックイコライザ10の操作パネルを例示している。バンドのパラメトリックイコライザ10は、任意の3つの周波数帯域(バンド)について、中心となる周波数(以下、「中心周波数」という)、該周波数帯域の音量(以下、「ゲイン」という)、及び、周波数帯域の帯域幅(以下「Q」という)の3種類のパラメータを設定できる。周波数帯域A,B及びCのそれぞれに対応して、ゲイン(「Gain」)操作用ノブ31a、31b及び31cと、中心周波数(「Frequency」)操作用ノブ32a、32b及び32cと、Q操作用ノブ33a、33b及び33cが設けられている。なお、ノブを周波数帯域別に区別して言及する必要の無い場合は、例えば、ノブ31、ノブ32・・・という具合に、符号に添えたアルファベット文字を省略する場合もある。
ノブ31、32及び33は、回転操作によりパラメータの値の変更指示を入力するように構成されており、ノブ31、32,33を右に回すとパラメータの値が大きくなり、左に回すとパラメータの値が小さくなる。一例として、ノブ31、32及び33は、例えば、回転位置に対応する入力値をパラメータの値として入力するように構成される。別の例として、ノブ31、32及び33は、回転操作量に応じたパラメータの値の変更量を入力値として入力するように構成されてもよい。ノブ31、32及び33が、前記制御対象パラメータを変更するための入力値を前記変更部に入力する入力部の一例である。
ユーザは、各周波数帯域A、B、C毎にフィルタ特性を選択できる。図3の例では、帯域Aにはローパスフィルタが、また、帯域B及びCにはバンドパスフィルタが選択されている。各周波数帯域A、B、Cのフィルタ特性は、それぞれ対応するゲイン、中心周波数及びQに基づいて決定される。当該イコライザ10の周波数特性カーブは、各周波数帯域A、B、Cのフィルタ特性カーブを合成したものからなる。明細書においては、周波数特性カーブを「EQカーブ」と呼ぶ。イコライザ10は、EQカーブに基づいて音響信号の周波数特性を調整する。「EQカーブ」が複数のパラメータの組み合わせにより決定される「制御対象パラメータ」に相当する。
イコライザ設定画面40は、EQカーブ41と閾値カーブ42(閾値)を表示する表示部であり、図3の画面構成例では、縦軸にゲインを、横軸に周波数を示す。EQカーブ41は、各周波数帯域A、B及び、Cのゲイン、中心周波数及びQの組み合わせにより決定される。イコライザ10は、EQカーブ41に基づき、音響信号の周波数特性を調整する。
閾値カーブ42は、EQカーブ41の可変範囲を制限する閾値であり、EQカーブ41に対応するカーブ、すなわち、該EQカーブ41を決定する複数のパラメータ(すなわち周波数帯域A、B及びCのゲイン、中心周波数及びQ)の組み合わせにより規定されるカーブからなる。図3では、一例として、全ての周波数帯域のゲインに対して共通の上限を規定する直線状の閾値カーブ42が示されている。一例として、閾値カーブ42の表示態様(例えば表示色)は、EQカーブ41の表示態様と異なっていてよい。
EQカーブ4は、ユーザの各ノブ31,32及び33の操作に応じて、変更される。EQカーブ41を決定する各パラメータ(周波数帯域A、B及びCのゲイン、中心周波数及びQ)を適切に設定することは、イコライザの操作に疎いユーザには難しいものである。ユーザは、音響信号を聴きながら感覚的にノブ31,32及び33を操作していると、或る周波数帯域のゲインを大きくし過ぎてしまうなど、不適切な設定を行いがちである。この点、後述の通り、閾値カーブ42によりEQカーブ41の可変範囲を自動的に制限することにより、不適切な設定がされないようEQカーブ41の変更・設定を補助することができる。また、図3のイコライザ設定画面40において、EQカーブ41とともに閾値カーブ42が表示されているので、ユーザは、イコライザ設定画面40に表示された閾値カーブ42を視覚的に確認しながら、EQカーブ41の変更操作を行うことができる。
図4は、第1実施形態に係るEQカーブ41の変更を制御するための処理例を説明するためのフローチャートである。図4の処理は、例えばイコライザ10の電源投入時などに開始する。
ステップS1において、CPU11は、イコライザ設定画面40に所定の閾値カーブ42を表示する。CPU11は、例えばメモリ12に予め保存されているプリセットデータに基づいて、閾値カーブ42を表示し得る。また、CPU11は、メモリ12に記憶された各周波数帯域A、B及びCのゲイン、中心周波数及びQの値に基づくEQカーブ41をイコライザ設定画面40に表示する。
前記ステップS1で表示する閾値カーブ42は、例えば、予め決められたものであってよい。別の例として、閾値カーブ42は、複数のプリセットデータからユーザにより選択されたものであってよい。更に、別の例として、閾値カーブ42は、ユーザにより任意に入力されたものでもよい。例えば、閾値カーブ設定モードにおいて、操作パネル30のノブ31、32及び33を用いて閾値カーブ42を、イコライザ設定画面40上で形状を確認しながら、任意の形状に変更できるように構成されてよい。その場合、操作パネル30のノブ31、32及び33が前記閾値を設定するための閾値設定部の一例である。
ステップS2において、CPU11は、何れかのノブ31、32又は33の操作を検出する。該ステップS2のノブ操作の検出は、CPU11が所定の検出周期毎に行う処理である。CPU11は、該検出された操作に応じた入力値を取得できる。
ステップS3において、CPU11は、前操作によりパラメータの値が変更された後の全てのパラメータ、すなわち、各周波数帯域A,B及びCのゲイン、中心周波数及びQに基づいて、EQカーブ41を再計算する。再計算されたEQカーブは、前記ステップS2で検出された操作により変更された後のEQカーブを示すものである。再計算されたEQカーブは、未だ、イコライザ設定画面40の表示や、信号処理部16によるイコライジング処理には反映されない。前記ステップS3が、前記入力値に基づき変更された前記制御対象パラメータを再計算する再計算部を構成する。
ステップS4において、CPU11は、前記再計算されたEQカーブと閾値カーブ42を比較する。CPU11は、前記再計算されたEQカーブが閾値カーブ42よりも大きい場合を「越えている」と判断してもよいし、あるいは、前記再計算されたEQカーブが閾値カーブ42以上の場合に「越えている」と判断してもよい。比較処理は、一例として、前記再計算されたEQカーブの何れかの周波数帯域のゲインピークが、閾値カーブ42を越えているかどうかを判断する。なお、再計算されたEQカーブと閾値カーブを周波数領域毎に比較する方法は、周知技術を用いて行い得る。
前記再計算されたEQカーブが、閾値カーブ42を超えていない場合(前記ステップS4のNO)、CPU11は、ステップS5において、当該操作による変更をEQカーブ41に反映する、すなわち、該操作に応じてEQカーブ41を変更する。EQカーブ41の変更は、イコライザ設定画面40のEQカーブ41の表示更新、メモリ12に記憶された各周波数帯域A、B及びCのゲイン、中心周波数及びQの各値の更新を含む。また、信号処理部16は、変更後のEQカーブに基づくイコライジング処理を行う。
例えば、図3において、ノブ31bとノブ31cが、それぞれ、位置Gb1、Gc1からGb2、Gc2に操作され、再計算されたEQカーブは符号41´に示すものとなったとする。再計算されたEQカーブ41´では、周波数帯域BのゲインピークはB1からB2に上がり、周波数帯域Cのゲインピークは操作前の位置C1からC2に上がる。図3に示す通り、再計算されたEQカーブ41´は閾値カーブ42を越えていないので、EQカーブ41は、EQカーブ41´に変更される。
CPU11は、例えばイコライザの電源オフなどの終了指示に応じて(ステップS7のYES)、図4の処理を終了する。終了指示がないうちは(ステップS7のNO)、CPU11は、操作されたノブ31、32、33毎に、前記ステップS2以下の処理を繰り返す。これにより、ノブの操作に応じて再計算されたEQカーブが閾値カーブ42に達する限界(最も近接する位置)までは、CPU11は、当該ノブの操作に応じてEQカーブ41を変更し続けることができる(前記ステップS5)。再計算されたEQカーブが閾値カーブ42に達する限界では、変更後のEQカーブ41は、閾値カーブ42に達する限界(最も近接した位置)に位置するものとなるだろう。
前記再計算されたEQカーブが、閾値カーブ42を超えた場合(前記ステップS4のNO)、CPU11は、ステップS6において、当該操作による変更をEQカーブ41に反映しない。すなわち、CPU11は、該操作に応じたEQカーブの変更を行わずに、当該操作の直前のEQカーブ41を維持する。再計算されたEQカーブが閾値カーブ42に達する限界までは、EQカーブ41を変更しているので、当該操作の直前のEQカーブ41は、閾値カーブ42に達する限界に位置するものとなる。これにより、EQカーブ41の可変範囲を閾値カーブ42により制限することができる。すなわち、操作パネル30及びCPU11により前記ステップS2で検出された操作に基づいてEQカーブ41を変更する(前記ステップS5)構成が、図1の変更部101に相当し、CPU11による前記ステップS4の比較と該比較結果に基づきステップS5又はS6を行う構成が図1の変更制御部102に相当する。
例えば、図3において、ノブ31bが位置Gb2からGb3まで操作され、また、ノブ31cがGc2からGc3まで操作され、各操作に応じて再計算されたEQカーブは符号41´´に示すものになったとする。この再計算されたEQカーブ41´´において、周波数帯域BのゲインピークB3は閾値カーブ42を越えていないが、周波数帯域CのゲインピークC3にて閾値カーブ42を越えてしまう。この場合、CPU11は、ノブ31bの操作に応じたEQカーブ41の変更を行うが、ノブ31cのGc3への操作に応じたEQカーブ41の変更は行わない。Gc3への操作の直前の操作(ここで、直前の操作とは、Gc3への操作を検出した検出タイミングの直前の検出タイミングで検出された操作であり、図3においては操作位置Gc4への操作とする)に応じたEQカーブ41´´´のまま維持される。再計算されたEQカーブが閾値カーブ42に達する限界までは、ノブ31cの操作に応じてEQカーブ41が変更されているので、EQカーブ41´´´のゲインピークC4は閾値カーブ42に達する限界に位置するものとなる。なお、再計算されたEQカーブ41´´とEQカーブ41´´´では、周波数帯域Cのゲインが異なることの影響で周波数帯域Bのピーク形状が異なる。
すなわち、図3において、EQカーブ41´´´から更にノブ31cが更にゲインを上げる方向に操作されたとしても、その操作はEQカーブ41に反映されずEQカーブ41´´´のまま維持される(前記ステップS6)。よって、前記ノブ31cの更なる操作は無効となる。一方、ノブ31c以外のノブ(例えばノブ31bなど)の操作は、有効となる場合もあるし無効となる場合もある。例えば、ノブ31bの操作に応じて何れのピークゲインも閾値カーブ42を超えなければ、該ノブ31bの操作に応じてEQカーブ41´´´は変更されるだろう。また、例えば、ノブ31bの操作に応じて周波数帯域Bのピークゲインが閾値カーブ42を超える場合は、該ノブ31bの操作はEQカーブ41に反映されないだろう。また、ノブ31bの操作の影響により例えば周波数帯域Cのピークゲインが閾値カーブ42を超えてしまう場合も、該ノブ31bの操作はEQカーブ41に反映されない。
以上の通り、前記第1実施形態によれば、EQカーブ41の可変範囲は、閾値カーブ42により自動的に制限される。したがって、EQカーブ41の周波数帯域毎のゲインが過大に設定されることを防止できる。このため、例えばイコライザの操作に疎いユーザがイコライザ10を操作するであっても、簡単且つ効果的にハウリングを防止できる。このように、この発明に係る第1実施形態によれば、簡単且つ分かりやすい方法で、EQカーブ41の適切な設定を補助できる。
次に、第2実施形態に係るEQカーブ41の変更を制御するための処理例を、図5及び図6を参照して説明する。前記第1実施形態に係るEQカーブ41の変更制御処理は、ノブ31、32又は33の操作毎にリアルタイムでEQカーブの再計算を行い(前記ステップS3)、再計算されたEQカーブと閾値カーブを比較する(前記ステップS4)ように構成されていたが、第2実施形態に係るEQカーブ41の変更制御処理は、ユーザの操作を受け付ける前に、閾値カーブ42に基づいて、ユーザの操作による入力値に対する限界値を設定しておく点に特徴がある。
図5は、3バンドのパラメトリックイコライザ10の操作パネルの別の構成例を示す。図5に示す操作パネル60には、イコライザ設定画面40を表示するディスプレイ(図2の表示部14)と、物理的操作子61〜65(図2の操作部13)が備わる。イコライザ設定画面40は、図3の操作パネル30と同様にEQカーブ41と閾値カーブ42を表示する。
操作パネル60は、物理的操作子群として、ゲイン操作用ノブ61と、1つの中心周波数操作ノブ62と、1つのQ操作用ノブ63と、それぞれ周波数帯域A、B及びCに対応するボタン64a、64b、及び64cとを有する。ボタン64a、64b、及び64cにより操作対象となる周波数帯域A,B又はCが選択され、ノブ61〜63の操作により、該選択された周波数帯域のゲイン、中心周波数及びQが変更される。ユーザは、操作パネル60の各操作子61〜65を用いて、イコライザ設定画面40を表示された閾値カーブ42を視覚的に確認しながら、EQカーブ41を変更できる。
図6は、第2実施形態に係るEQカーブ41の変更制御処理例を説明するためのフローチャートである。図6の処理は、例えばイコライザ10の電源投入時などに開始する。CPU11は、ステップS8において、イコライザ設定画面40に所定の閾値カーブ42及びEQカーブ41を表示する。
ステップS9において、CPU11は、閾値カーブ42に基づいて、図5の各ノブ61、62及び63の入力値に対する限界値を求め、各限界値をメモリ12に保存する。各限界値は、操作後のEQカーブ41が閾値カーブ42を超えないように、対応する入力値の可変範囲を制限するものであり、操作後のEQカーブ41が閾値カーブ42を超える境界となる入力値を示す。図5に示す3バンドのパラメトリックイコライザの場合、CPU11は、各周波数帯域A,B、Cのゲイン、中心周波数、及びQそれぞれの限界値を求める。別の例として、CPU11は、例えば周波数帯域A、B及びCそれぞれのゲインの限界値のみ求めるなど、一部のパラメータの限界値のみを求めてよい。前記ステップS9が前記閾値に基づいて前記入力値の限界値を設定する限界値設定部を構成する。
前記ステップS9において、或る1つのパラメータの限界値を求める方法は、どのような方法であってもよい。その一例は、下記の通りである。まず、(1)CPU11は、該パラメータが現在値から或る値xに変化したと仮定して、EQカーブf(x)を計算する。(2)EQカーブf(x)を閾値カーブと比較して、EQカーブf(x)が閾値カーブを超えるかどうかを調べる。以下、(3)パラメータの値xを変えて(1)及び(2)を所定回数繰り返し行う。これにより、EQカーブf(x)が閾値カーブに達する限界となる値xを決定できる。
ステップS10において、CPU11は、何れかのノブ61、62又は63の操作を検出し、該操作に応じた入力値を取得する。ステップS11において、CPU11は、前記入力値と、該操作されたパラメータの限界値とを比較する。この比較は、入力値及び限界値それぞれの値の大きさを比較するだけのシンプルな処理である。
入力値が制限値を超えていない場合(前記ステップS11のNO)、CPU11は、ステップS12において、当該操作による変更をEQカーブ41に反映する、すなわち、前記入力値によるゲイン変更後の全てのパラメータ(各周波数帯域A,B及びCのゲイン、中心周波数及びQ)に基づいてEQカーブを計算し、該計算結果に基づいて、EQカーブ41を変更する。
CPU11は、イコライザ10の電源オフなど終了指示に応じて(ステップS14のYES)、CPU11は図5の処理を終了する。終了指示のされないうちは(ステップS14のNO)、CPU11は、操作されたノブ31、32又は33毎に、前記ステップS10以下を繰り返す。これにより、入力値が限界値に達する限界までは、検出されたノブ操作に応じたEQカーブ41の変更を行うことができる。入力値が限界値に達する限界では、変更後のEQカーブ41は、閾値カーブ42に達する限界(最も近接した位置)に位置するものとなるだろう。
前記入力値が限界値を超えた場合(前記ステップS11のYES)、CPU11は、ステップS13において、当該操作による変更をEQカーブ41に反映しない、すなわち、当該操作に応じたEQカーブ41の変更を行わず、当該操作直前のEQカーブ41が維持される。入力値が限界値に達する限界まではEQカーブ41を変更しているので、当該操作直前のEQカーブ41は、閾値カーブ42に達する限界に位置するものとなる。これにより、EQカーブ41の可変範囲は、閾値カーブ42により自動的に制限される。したがって、EQカーブ41が閾値カーブ42を越えて過大に設定されることを防止できる。すなわち、操作パネル30及びCPU11により前記ステップS10で検出された操作に基づいてEQカーブ41を変更する(前記ステップS12)構成が、図1の変更部101に相当し、CPU11により前記ステップS11の比較と該比較結果に基づきステップS12又はS13を行う構成が図1の変更制御部102に相当する。
次に、前記の第2実施形態の変形例ついて説明する。前記の第2実施形態では、ノブ31、32又は33により周波数帯域毎のパラメータを個別に変更する例を説明した。変更例は、複数の周波数帯域の複数パラメータを連動して変更する場合のパラメータ設定処理である。図5に示す操作パネル60には、前述した操作子61〜64に加えて、インテンシティ(「Instensity」)ノブ65が備わる。インテンシティ(「Instensity」)ノブ65は、1つのノブ65の操作に応じて倍率を入力し、該入力された倍率に応じてEQカーブ41全体、すなわち、該EQカーブ41を決定する複数のパラメータ(典型的には各周波数帯域A、B及びCのゲイン及びQ)を変更するように構成されている。
インテンシティノブ65を使用する場合、例えば、ノブ65の使用開始時点のEQカーブ41を中間値(50%)とし、0%(EQカーブがフラットな状態)から100%までの間で、EQカーブ41全体が、ノブ65の操作に応じて入力された倍率で増減変化する。例えば、図6に示す通り、ノブ65をP1からP2に操作すると、周波数帯域AのゲインピークA1からA2まで増加し、周波数帯域BのゲインピークB1はB2の位置に減少し、周波数帯域CのゲインピークC1はC2の位置まで増加する。このように、1つのインテンシティノブ65を操作するだけで簡単に、EQカーブ41の周波数特性(周波数帯域A,B及びCの各ゲインの相対的バランス)を例えば強調する等、EQカーブ41全体のバランスを損なうことなく、簡単にEQカーブ41を調整できる。
前記図5に示す第2実施形態に係るEQカーブ41の変更制御処理例を、インテンシティノブ65で操作するインテンシティパラメータに適用した場合、処理は以下のようになる。CPU11は、前記ステップS9において、閾値カーブ42に基づいて、インテンシティノブ65の入力値に対する限界値を求める。この場合、限界値は、操作後のEQカーブ41が閾値カーブ42を超えないように、インテンシティパラメータの入力値の可変範囲を制限するものである。「操作後のEQカーブ41が閾値カーブ42を超えない」とは、操作後のEQカーブ41における何れのピークゲインも閾値カーブ42を超えないことを言う。
限界値を求める方法は、どのような方法でもよい。例えば、或る値xを入力値と仮定して、該値xによる変更後されたEQカーブ41を計算し、変更後のEQカーブを閾値カーブ42と比較することを、値xを変更しながら複数回繰り返すことにより、変更後のEQカーブが閾値カーブ42に達する限界となる値xを決定し得る。例えば、図5において、EQカーブ41´´において、何れのゲインピークも閾値カーブ42を超えてはいないが、周波数帯域CのゲインピークC4が閾値カーブ42に達する限界の位置(言い換えれば最も近接した位置)にあるものとする。この場合、EQカーブ41をEQカーブ41´´まで変化させる入力値が限界値となる。
前記ステップS10で検出されたノブ65の操作による入力値と前記限界値を比較し、入力値が限界値を超えない場合(前記ステップS11のYES)、該操作による変更をEQカーブ41に反映する、すなわち、該操作に応じてEQカーブ41を変更する(前記ステップS12)。入力値が限界値よりも小さければ、操作後のEQカーブ41は何れの周波数帯域のピークにおいても、閾値カーブ42を超えない。
前記ステップS10で検出されたノブ65の操作による入力値が限界値を超える場合(前記ステップS11のNO)、該入力値が制限値を越える場合、該操作による変更をEQカーブ41に反映しない、すなわち、該操作に応じたEQカーブ41の変更を行わない(前記ステップSS13)。制限値を越える入力値を入力するノブ65の操作は事実上無効となる。インテンシティノブ65は1つの操作によりEQカーブ41全体が変更される。従って、入力値が制限値を越える場合、つまり、操作後に少なくとも何れか1つのゲインピークでも閾値カーブ42を超えてしまう場合には、EQカーブ41が閾値カーブ42を超える方向へのノブ65の操作は、EQカーブ41に反映されないようになっている。
例えば、前記図5において、使用開始時点のEQカーブ41をEQカーブ41´´まで変化させる限界値をMxとする。ノブ65がM1からM2まで操作されたとき、その操作に応じた入力値が限界値Mxを超えないものとする。その場合、EQカーブ41は該操作に応じて例えばEQカーブ41´に変更される。このEQカーブ41´の各帯域A、B、CのゲインピークA2、B2及びC2は、閾値カーブ42に達しない。
続いて、ノブ65がM2からM3まで操作され、その操作に応じた入力値が限界値Mxを超えた場合、EQカーブは符号41´´´に示すものとなる。その場合、ゲインピークA3、及びC3が閾値カーブ42を超えてしまう。よって、この操作はEQカーブ41に反映されず、直前の操作M4に基づくEQカーブ41´´のまま維持される。このようにEQカーブ41の可変範囲が閾値カーブ42により自動的に制限されるので、EQカーブ41が閾値カーブ42を越えて過大に設定されることを防止できる。
以上の通り、前記第2実施形態においても、EQカーブ41の可変範囲は、閾値カーブ42により自動的に制限される。したがって、EQカーブ41の周波数帯域毎のゲインが過大に設定されることを防止できる。このため、例えばイコライザの操作に疎いユーザがイコライザ10を操作する場合であっても、簡単且つ効果的にハウリングを防止できる。このように、この発明に係る第2実施形態においても、簡単且つ分かりやすい方法で、EQカーブ41の適切な設定を補助できる。
以上、この発明の一実施形態を説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
例えば、別の実施形態は、インテンシティノブ65の操作に応じて、第1実施形態に係るEQカーブ41の変更制御処理を実行するように構成されてよい。この場合、CPU11は、前記ステップS2で検出されたノブ65の操作に応じた入力値に基づきEQカーブを再計算し(前記ステップS3)、再計算されたEQカーブを閾値カーブ42と比較し(前記ステップS4)、再計算したEQカーブが閾値カーブ42を超えていない場合は、前記操作に応じてEQカーブ41を変更し(前記ステップS5)、また、再計算したEQカーブが閾値カーブ42を超えている場合は、前記操作に応じたEQカーブ41の変更を行わない(前記ステップS6)。
また、別の実施形態は、図3の操作パネル30のノブ31,32及び33の操作に応じて、第2実施形態に係るEQカーブ41の変更制御処理を実行するように構成されてよい。また、別の実施形態は、図5の操作パネル60のノブ61,62及び63の操作に応じて、第1実施形態に係るEQカーブ41の変更制御処理を実行するように構成されてよい。
また、別の実施形態は、イコライザ設定画面40に閾値カーブ42を表示しないように構成されてよい。
また、別の実施形態は、前記ステップS6及び前記ステップS13において、イコライザ設定画面40の表示上はEQカーブ41が変更され続けるように構成されてもよい。この場合、イコライザ設定画面40での表示上は、EQカーブ41は閾値カーブ42を超えるものとなる。ユーザは、現在のEQカーブ41の設定が閾値カーブ42を超えていることを視認できる。しかし、イコライジング処理には前記操作に応じたEQカーブ41の変更を反映していないので、EQカーブ41を閾値カーブ42により制限することによるハウリング防止等の効果は得ることができる。
また、別の実施形態は、前記ステップS6及び前記ステップS13において、その操作に応じた入力値をメモリ12に保持するように構成されてもよい。例えば、或る周波数帯域のゲインピークが閾値カーブ42に達しており、その時点では、そのゲインを増加する操作が無効になってしまう状況であっても、別の操作によりEQカーブ41の形状が変更された後には、前記保持された入力値に基づいてEQカーブ41の変更できる場合があり得る。よって、操作が無効になる状況であっても、該操作による入力値を保持しておくことで、操作に応じた入力値を単に無効にする構成に比べて、ユーザの操作の意図を反映したEQカーブ41の設定を行い得る。
また、別の実施形態は、ノブの操作結果として得られるEQカーブ41の少なくとも一部が閾値カーブ42を超える場合、該閾値カーブ42を超える部分のみ変更せず、その他の部分は操作に応じて変更するように構成されてもよい。例えば、図3のEQカーブ41´´´に対するノブ61bの操作に応じて、周波数帯域Cのゲインピークが閾値を超えてしまうとする。その場合、周波数帯域Cのゲインピークは、閾値カーブ42の境界にて止めて、EQカーブ41´´´のその他の部分(典型的には周波数帯域Bのゲイン)を、前記ノブ61bの操作に応じて変更する。
図7(a)〜(d)は閾値カーブ42の変形例を示す。閾値カーブ42は、図3、図5のように全ての周波数帯域に対して一定の値でゲインを制限する水平方向にのびる直線形状に限らない。例えば、図7(a),(b)のように、傾斜した直線形状であってもよい。また、(c)のように、周波数帯域毎に異なる値でゲインを制限する曲線であってもよい。また、(d)のように、ゲインの下限を制限するものであってもよい。
また、閾値カーブ42の設定方法の一例として、イコライザ10に入力された音響信号の周波数分析を行い、該分析結果に基づいて閾値カーブ42を設定するようにしてもよい。これにより、音響信号の再生環境に応じて適切な閾値カーブ42を設定できる。
この際、音響信号の周波数分析が時々刻々と行われる場合、それに伴って閾値カーブ42も常に変化される。このような場合には、図4のS2における「操作検出」の代わりに「閾値カーブの変更を検出」する。その後、閾値カーブ42とEQカーブとを比較し、EQカーブが閾値を上回っている場合にはEQカーブを更新し(S6)、EQカーブが閾値を上回っていない場合にはEQカーブを更新しない(S7)ように動作する。
なお、このように音響信号の周波数分析が時々刻々と行われる場合であっても、ある時間における音響信号の周波数分析結果のみを閾値カーブ42として扱っても良い。
この際、音響信号の周波数分析が時々刻々と行われる場合、それに伴って閾値カーブ42も常に変化される。このような場合には、図4のS2における「操作検出」の代わりに「閾値カーブの変更を検出」する。その後、閾値カーブ42とEQカーブとを比較し、EQカーブが閾値を上回っている場合にはEQカーブを更新し(S6)、EQカーブが閾値を上回っていない場合にはEQカーブを更新しない(S7)ように動作する。
なお、このように音響信号の周波数分析が時々刻々と行われる場合であっても、ある時間における音響信号の周波数分析結果のみを閾値カーブ42として扱っても良い。
また、閾値カーブ42の設定方法の一例として、例えば楽器など音響信号の入力源の特性に応じた設定を行うようにしてもよい。例えば、或る楽器が入力源の場合、その楽器の演奏音の周波数特性に適した閾値カーブ42を設定することで、例えば特定の周波数帯域を持ち上げ過ぎないように制限するなど、楽器の特性に合わせたEQカーブ41の設定を補助することが可能となる。
また、閾値カーブ42は、ゲインを制限するものに限らず、例えば中心周波数など、他の何れのパラメータの閾値を規定するものでもよい。
また、前記の第1及び第2実施形態では、操作パネル30、60に備わる物理的操作子を用いてEQカーブ41のゲインを変更する場合について専ら説明したが、中心周波数やQが変更された場合も、図4及び図6のEQカーブ41の変更制御処理は実行され得る。
また、操作パネル30、60に備わる物理的操作子を用いてEQカーブ41を変更する構成例を説明したが、EQカーブ41の変更を行う操作子は、回転操作される「ノブ」に限らず、ボタン、スライダーなどどのような形態でもよく、また、物理的操作子に限らず、画面上に表示された画像(GUI画像)からなる仮想的操作子でもよい。別の例として、操作部13及び表示部14をタッチパネル式ディスプレイにより構成し、ディスプレイに表示されたEQカーブ41に対するタッチ操作により、該EQカーブ41の変更を行うように構成してもよい。
この発明に係る設定装置100は、前述したハードウェア装置からなるイコライザ10に限らず、例えば、コンピュータにイコライジング処理を実行させるソフトウエアプログラムに適用することもできる。その場合、前記イコライジング処理を実行させるソフトウエアプログラムを実装したコンピュータは、ユーザの所有するコンピュータ機器に限らず、コンピュータネットワーク上のサーバコンピュータでも良い。例えば、ユーザは、自身の端末装置からコンピュータネットワーク上のサーバコンピュータにアクセスして、該サーバコンピュータの提供するイコライジング処理機能を通信ネットワーク経由で利用するだろう。
また、この発明に係る設定装置100は、単体装置からなるイコライザ10に限らず、例えばイコライザ機能を搭載したオーディオミキシング装置や電子楽器など任意の音楽機器に適用してもよい。
また、この発明に係る設定装置100は、前述したイコライザ10のEQカーブ41の設定に限らず、例えば、カットオフとレゾナンスの組み合わせにより音色を設定する設定装置など、複数のパラメータの組み合わせにより制御対象パラメータを決定する任意の設定装置に適用可能である。
また、イコライザ10のEQカーブ41のように音響信号に対する処理を行うための制御対象パラメータに限らず、例えばビデオ信号に対する処理を行うための制御対象パラメータなど、どのような種類の信号に対する処理を行うための制御対象パラメータの設定にも、この発明に係る設定装置100を適用できる。
また、この発明は、装置の発明として構成及び実施するのみならず、複数のパラメータの組み合わせにより決定される制御対象パラメータの変更指示を受け付けるステップと、前記変更指示による変更後の制御対象パラメータが、該制御対象パラメータの可変範囲を制限するための閾値を超える場合は、前記変更指示に基づく制御対象パラメータの変更を行わないよう制御するステップとを備える方法の発明として構成及び実施されてよい。また、コンピュータに、前記の方法を構成する各ステップを実行させるプログラムの発明として、構成及び実施されてもよい。
100 設定装置、101 変更部、102 変更制御部、10 イコライザ、11 CPU、12 メモリ、13 操作部、14 表示部、15 オーディオインタフェース、16 信号処理部、30 操作パネル、31〜33 ノブ、40 イコライザ設定画面、41 EQカーブ(制御対象パラメータ)、42 閾値カーブ(閾値)、60 操作パネル、61〜65 ノブ
Claims (9)
- 複数のパラメータの組み合わせにより決定される制御対象パラメータを変更する変更部と、
前記変更後の制御対象パラメータが、該制御対象パラメータの可変範囲を制限するための閾値を超える場合は、前記変更部による制御対象パラメータの変更を行わないように制御する変更制御部と
を備える設定装置。 - 前記制御対象パラメータは、音響信号の周波数特性を調整するための周波数特性カーブからなり、
前記閾値は、前記周波数特性カーブに対応する閾値カーブからなる
ことを特徴とする請求項1に記載の設定装置。 - 前記変更制御部は、前記周波数特性カーブの少なくとも一部が前記閾値カーブを超える場合に、前記変更部による制御対象パラメータの変更を行わないように制御することを特徴とする請求項2に記載の設定装置。
- 前記閾値を設定するための閾値設定部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の設定装置。
- 前記閾値を表示する表示部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の設定装置。
- 前記制御対象パラメータを変更するための入力値を前記変更部に入力する入力部と、
前記入力値に基づき変更された前記制御対象パラメータを再計算する再計算部と
を更に備え、
前記変更制御部は、前記入力部により変更指示が入力される毎に、前記再計算された制御対象パラメータと前記閾値とを比較し、該比較に基づいて前記変更部に対する制御を行うことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の設定装置。 - 前記制御対象パラメータを変更するための入力値を前記変更部に入力する入力部と、
前記閾値に基づいて前記入力値の限界値を設定する限界値設定部を更に備え、
前記変更制御部は、前記入力値と前記限界値を比較し、該入力値が該制限値を超えない場合は、該入力値に基づく制御対象パラメータの変更を行い、また、該入力値が該制限値を超える場合は、該入力値に基づく制御対象パラメータの変更を行わないように制御することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の設定装置。 - 複数のパラメータの組み合わせにより決定される制御対象パラメータの変更指示を受け付けるステップと、
前記変更指示に応じた変更後の制御対象パラメータが、該制御対象パラメータの可変範囲を制限するための閾値を超える場合は、前記変更指示に基づく制御対象パラメータの変更を行わないよう制御するステップと
を備える方法。 - コンピュータに、
複数のパラメータの組み合わせにより決定される制御対象パラメータの変更指示を受け付けるステップと、
前記変更指示に応じた変更後の制御対象パラメータが、該制御対象パラメータの可変範囲を制限するための閾値を超える場合は、前記変更指示に基づく制御対象パラメータの変更を行わないよう制御するステップと
を実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016032510A JP2017152873A (ja) | 2016-02-23 | 2016-02-23 | 設定装置、方法及びプログラム |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017152873A true JP2017152873A (ja) | 2017-08-31 |
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ID=59740941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017152873A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021132350A (ja) * | 2020-02-21 | 2021-09-09 | ヤマハ株式会社 | 音響処理方法、パラメータ設定装置及び音響処理プログラム |
| JP2023040231A (ja) * | 2018-09-19 | 2023-03-22 | ドルビー ラボラトリーズ ライセンシング コーポレイション | オーディオ・パラメータを制御するための方法および装置 |
-
2016
- 2016-02-23 JP JP2016032510A patent/JP2017152873A/ja active Pending
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| US12045539B2 (en) | 2018-09-19 | 2024-07-23 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Methods and devices for controlling audio parameters |
| JP7711112B2 (ja) | 2018-09-19 | 2025-07-22 | ドルビー ラボラトリーズ ライセンシング コーポレイション | オーディオ・パラメータを制御するための方法および装置 |
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