JP2017154301A - フレキソ印刷版、フレキソ印刷版の製造方法およびフレキソ印刷版の製造装置 - Google Patents
フレキソ印刷版、フレキソ印刷版の製造方法およびフレキソ印刷版の製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017154301A JP2017154301A JP2016037866A JP2016037866A JP2017154301A JP 2017154301 A JP2017154301 A JP 2017154301A JP 2016037866 A JP2016037866 A JP 2016037866A JP 2016037866 A JP2016037866 A JP 2016037866A JP 2017154301 A JP2017154301 A JP 2017154301A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image data
- printing plate
- image
- flexographic printing
- correction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Abstract
【課題】フレキソ印刷における、ベタ部と網点部の小点の境界近傍で発生するベタ脇印刷欠陥を低減し、印刷画像のハイライト階調に対応するハイライト小点を印刷物上で均一に再現させることができるフレキソ印刷版、フレキソ印刷版の製造方法およびフレキソ印刷版の製造装置を提供する。【解決手段】フレキソ印刷版は画像部と非画像部を有する。画像部は予め定められた面積率以上の領域であるベタ部と小点を有する網点部を備える。網点部の小点は第1の小点と第2の小点を含み、第1の小点はベタ部の輪郭から最も近い位置にあり、第2の小点は第1の小点よりも輪郭から離れた位置にあり、ベタ部は基準面高さを有する。第1の小点はベタ部の基準面高さと同じか、または基準面高さから第1の小点の頂点までの第1の差L1を有し、第2の小点は基準面高さから第2の小点の頂点までの第2の差L2を有する。第1の差L1と第2の差L2はL1<L2である。【選択図】図1
Description
本発明は、フレキソ印刷版、フレキソ印刷版の製造方法およびフレキソ印刷版の製造装置に関し、特に、印刷の精度が高いフレキソ印刷版、フレキソ印刷版の製造方法およびフレキソ印刷版の製造装置に関する。
樹脂製またはゴム製の柔軟な画像形成層を有するフレキソ印刷版は、画像部となる印刷用の凸部が比較的柔らかく、種々の形状に追従可能なことから、様々な材質の被印刷体および厚みのある被印刷体等への印刷に利用されている。
フレキソ印刷版は、多数の凸状の小点からなる網点部が形成されており、網点部における小点の大きさまたは密度を変化させることで、被印刷体上に印刷される画像の濃度を変えることができる。フレキソ印刷版の種々の製造方法が、例えば、特許文献1に記載されている。
フレキソ印刷版は、多数の凸状の小点からなる網点部が形成されており、網点部における小点の大きさまたは密度を変化させることで、被印刷体上に印刷される画像の濃度を変えることができる。フレキソ印刷版の種々の製造方法が、例えば、特許文献1に記載されている。
特許文献1には、「マスクCTP(computer to plate)方式」と称されるフレキソ印刷版の製造方法が記載されている。「マスクCTP方式」は、感光性樹脂層の上に配置したマスク層をレーザーで焼き飛ばした後、光硬化させ、未露光部を洗い流して画像部を形成する。このとき、大気中の酸素が感光性樹脂の重合を阻害し、網点上部のエッジが丸みを帯びてしまい、点の大きさが、小さい場合には網点の高さレベルが低下してしまう。
また、「直彫りCTP(computer to plate)方式」と称されるフレキソ印刷版の製造方法が記載されている。「直彫りCTP方式」はレーザー光量で彫刻深さをコントロールしながら、直接原版にレリーフを形成するが、レーザーのスポットをオーバーラップさせながら彫刻していくため、網点上部のエッジが丸みを帯びてしまい、網点の大きさが小さい場合には網点の高さレベルが低下してしまう。
また、「直彫りCTP(computer to plate)方式」と称されるフレキソ印刷版の製造方法が記載されている。「直彫りCTP方式」はレーザー光量で彫刻深さをコントロールしながら、直接原版にレリーフを形成するが、レーザーのスポットをオーバーラップさせながら彫刻していくため、網点上部のエッジが丸みを帯びてしまい、網点の大きさが小さい場合には網点の高さレベルが低下してしまう。
上述の「マスクCTP方式」および「直彫りCTP方式」で生じる網点の高さレベルが低下することは、いずれも意図しない網点部の小点の高さレベルの低下であり、製版条件と網点の大きさで概ね決まる。上述の意図しない網点部の小点の高さレベルの低下のことを、なりゆき低層化ともいう。なりゆき低層化は、図22に示すフレキソ印刷版100のように、ベタ部102と網点部104が隣接している場合、ベタ部102の外縁102bに隣接する網点部104の小点104aの網点高さDhがベタ部102の表面102aである基準面高さBhに比して低くなることである。基準面高さBhと網点高さDhの差δのことを低層化量という。
上述の網点部の小点の高さレベルの低下がおこった場合に、高さレベルの高いベタ部と高さレベルの低い小点が隣接すると、印刷時に印圧がかかりにくく、ベタ部と網点部の境界近傍の網点の小点がかすれたり、境界近傍の小点が印刷されない問題、すなわち、ベタ脇印刷欠陥が発生する。
ここで、ベタ脇印刷欠陥の具体的としては、図23に示すようにベタ枠108の内側に画像部109を有する画像106を表す画像データを用いて印刷した場合、図24に示す画像110のように、本来、画像部109に対応する画像部114において、画像ベタ部112の内周縁112bに印刷されない部分が生じることである。
ここで、ベタ脇印刷欠陥の具体的としては、図23に示すようにベタ枠108の内側に画像部109を有する画像106を表す画像データを用いて印刷した場合、図24に示す画像110のように、本来、画像部109に対応する画像部114において、画像ベタ部112の内周縁112bに印刷されない部分が生じることである。
一方、フレキソ印刷では、印刷画像のハイライト階調に対応するハイライト小点が印刷時の押込み圧で太ってしまう問題があり、これを緩和するため、意図的に網点部の小点の高さレベルを低くする技術が知られている。しかし、この場合もベタ部と網点部の小点の境界近傍で、ベタ脇印刷欠陥が発生する。
特許文献2には、ベタ脇印刷欠陥の問題を解決する方法として、平網部領域中で、隣接して形成される高さレベルが異なる網点突起部を有することが記載されている。しかしながら、特許文献2の上述の方法では、意図しない高さレベルの低下が起こらないところまで網点の小点の大きさを大きくしなければならない。この場合、フレキソ印刷版の平網での大小網点構造が、印刷物のざらつきとなって視認されるという問題が発生する。
特許文献2には、ベタ脇印刷欠陥の問題を解決する方法として、平網部領域中で、隣接して形成される高さレベルが異なる網点突起部を有することが記載されている。しかしながら、特許文献2の上述の方法では、意図しない高さレベルの低下が起こらないところまで網点の小点の大きさを大きくしなければならない。この場合、フレキソ印刷版の平網での大小網点構造が、印刷物のざらつきとなって視認されるという問題が発生する。
本発明の目的は、前述の従来技術に基づく問題点を解消し、フレキソ印刷における、ベタ部と網点部の小点の境界近傍で発生するベタ脇印刷欠陥を低減し、印刷画像のハイライト階調に対応するハイライト小点を印刷物上で均一に再現させることができるフレキソ印刷版、フレキソ印刷版の製造方法およびフレキソ印刷版の製造装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明は、画像部と非画像部を有するフレキソ印刷版であって、画像部は、予め定められた面積率以上の領域であるベタ部と、小点を有する網点部を備え、網点部の小点は、第1の小点と、第2の小点を含み、第1の小点は、ベタ部の輪郭から最も近い位置にあり、第2の小点は、第1の小点よりも輪郭から離れた位置にあり、ベタ部は基準面高さを有し、第1の小点は、ベタ部の基準面高さと同じか、または基準面高さから第1の小点の頂点までの第1の差L1を有し、第2の小点は、基準面高さから第2の小点の頂点までの第2の差L2を有しており、第1の差L1と第2の差L2は、L1<L2であることを特徴とするフレキソ印刷版を提供するものである。
第2の小点よりも輪郭から離れた位置にある網点部の平均の高さの小点は、基準面高さから小点の頂点までの差Ldを有しており、第2の差L2と差Ldは、L2≦Ldであることが好ましい。
第1の小点と第2の小点は、ベタ部の輪郭から2mmの範囲に存在することが好ましい。
第2の小点よりも輪郭から離れた位置にある網点部の平均の高さの小点は、基準面高さから小点の頂点までの差Ldを有しており、第2の差L2と差Ldは、L2≦Ldであることが好ましい。
第1の小点と第2の小点は、ベタ部の輪郭から2mmの範囲に存在することが好ましい。
本発明は、非画像部と画像部を有するフレキソ印刷版の製造方法であって、印刷する画像の元画像データを取得する工程と、元画像データを補正し、補正画像データを得る工程と、補正画像データから網点画像データを得る工程と、網点画像データに基づいて、フレキソ印刷版原版を加工するための出力画像データを得る工程と、出力画像データに基づいて、フレキソ印刷版原版を加工する工程とを有し、補正画像データを得る工程は、元画像データの画素に対して、画素のレベル値が高くなると値が単調減少する第1の補正強度関数と、元画像データにおいて予め定められた面積率以上の領域であるベタ画像部からの距離が増すと値が単調減少する第2の補正強度関数を用いて、元画像データの補正を補正することを特徴とするフレキソ印刷版の製造方法を提供するものである。
第1の補正強度関数と第2の補正強度関数は、ベタ部と、レベル値が異なる複数の平網画像部を有する製版を印刷して得られた、ベタ部で得られたベタ画像部と、レベル値が異なる複数の平網画像部で得られたハイライト部を有するチャート画像を用い、チャート画像のベタ画像部とハイライト部の画像情報を取得し、画像情報に基づき、第1の補正強度関数と第2の補正強度関数を得ることが好ましい。
本発明は、非画像部と画像部を有するフレキソ印刷版の製造装置であって、印刷する画像の元画像データを取得する取得部と、元画像データを補正し、補正画像データを得る補正部と、補正画像データから網点画像データを得る網点画像データ取得部と、網点画像データに基づいて、フレキソ印刷版原版を加工するための出力画像データを得る出力画像データ取得部と、出力画像データに基づいて、フレキソ印刷版原版を加工する加工部とを有し、補正部は、元画像データの画素に対して、画素のレベル値が高くなると値が単調減少する第1の補正強度関数と、元画像データにおいて予め定められた面積率以上の領域であるベタ画像部からの距離が増すと値が単調減少する第2の補正強度関数を用いて、元画像データの補正を補正することを特徴とするフレキソ印刷版の製造装置を提供するものである。
ベタ部と、レベル値が異なる複数の平網画像部を有する製版を印刷して得られた、ベタ部で得られたベタ画像部と、レベル値が異なる複数の平網画像部で得られたハイライト部を有するチャート画像について、ベタ画像部とハイライト部の画像情報を取得する画像情報取得部と、画像情報に基づき、第1の補正強度関数と第2の補正強度関数を得る補正量算出部と、第1の補正強度関数と第2の補正強度関数を用いて、元画像データの画素値を補正する補正演算部とを有することが好ましい。
本発明のフレキソ印刷版によれば、フレキソ印刷における、ベタ部と網点部の小点の境界近傍で発生するベタ脇印刷欠陥を低減し、印刷画像のハイライト階調に対応するハイライト小点を印刷物上で均一に再現させることができる。
また、本発明のフレキソ印刷版の製造方法、および本発明のフレキソ印刷版の製造装置によれば、ベタ部と網点部の小点の境界近傍で発生するベタ脇印刷欠陥を低減し、印刷画像のハイライト階調に対応するハイライト小点を印刷物上で均一に再現させることができるフレキソ印刷を得ることができる。
また、本発明のフレキソ印刷版の製造方法、および本発明のフレキソ印刷版の製造装置によれば、ベタ部と網点部の小点の境界近傍で発生するベタ脇印刷欠陥を低減し、印刷画像のハイライト階調に対応するハイライト小点を印刷物上で均一に再現させることができるフレキソ印刷を得ることができる。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明のフレキソ印刷版、フレキソ印刷版の製造方法およびフレキソ印刷版の製造装置を詳細に説明する。
なお、以下において数値範囲を示す「〜」とは両側に記載された数値を含む。例えば、εが数値α〜数値βとは、εの範囲は数値αと数値βを含む範囲であり、数学記号で示せばα≦ε≦βである。
「直交」等の角度、ならびに「同一」、「全部」および「全面」等は一般的に許容される誤差範囲を含む。
なお、以下において数値範囲を示す「〜」とは両側に記載された数値を含む。例えば、εが数値α〜数値βとは、εの範囲は数値αと数値βを含む範囲であり、数学記号で示せばα≦ε≦βである。
「直交」等の角度、ならびに「同一」、「全部」および「全面」等は一般的に許容される誤差範囲を含む。
図1は本発明の実施形態の印刷版の第1の例を示す平面図であり、図2は本発明の実施形態の印刷版の画像部の一例を示す模式図である。
図1に示すフレキソ印刷版10は、画像部12と非画像部11を有する。非画像部11は、印刷時にインキを付着させない領域であり、すなわち、非画像部11は印刷時に画像を形成しない領域である。画像部12は印刷時にインキを付着させて、このインキを被印刷体に転写する。すなわち、画像部12は印刷時に画像を形成する領域である。
フレキソ印刷版10の画像部12は、図2示すように、ベタ部13と、小点15(図5参照)を有する網点部14を備える。図2の符号Eはベタ部13の輪郭を示す。
図1に示すフレキソ印刷版10は、画像部12と非画像部11を有する。非画像部11は、印刷時にインキを付着させない領域であり、すなわち、非画像部11は印刷時に画像を形成しない領域である。画像部12は印刷時にインキを付着させて、このインキを被印刷体に転写する。すなわち、画像部12は印刷時に画像を形成する領域である。
フレキソ印刷版10の画像部12は、図2示すように、ベタ部13と、小点15(図5参照)を有する網点部14を備える。図2の符号Eはベタ部13の輪郭を示す。
ベタ部13は、予め定められた面積率以上の領域であり、インキを全面的に転写することで塗りつぶすように印刷される。ベタ部13の形状および配置位置は、印刷する画像に応じて適宜決定されるものである。
網点部14は、多数の凸状の小点15からなり、小点15の大きさおよびは密度のうち、少なくとも一方を変化させることで被印刷体上に印刷される画像の濃淡を表現する領域である。小点15の大きさは、例えば、小点15の高さにより調整することができる。この場合、小点15の大きさを小さくすると小点15の高さが低くなる。すなわち、後述の基準面高さBhから小点15の頂点17までの差が大きくなる。
網点部14を構成する小点15は、通常、予め定められたスクリーン線数、例えば、100〜175lpi(line per inch)程度のスクリーン線数で形成される。
網点部14は、多数の凸状の小点15からなり、小点15の大きさおよびは密度のうち、少なくとも一方を変化させることで被印刷体上に印刷される画像の濃淡を表現する領域である。小点15の大きさは、例えば、小点15の高さにより調整することができる。この場合、小点15の大きさを小さくすると小点15の高さが低くなる。すなわち、後述の基準面高さBhから小点15の頂点17までの差が大きくなる。
網点部14を構成する小点15は、通常、予め定められたスクリーン線数、例えば、100〜175lpi(line per inch)程度のスクリーン線数で形成される。
フレキソ印刷版10は、図3に示すように、例えば、支持体20上に画像形成層22が設けられている。支持体20の裏面20bから画像形成層22の表面22aの距離が版厚tである。画像形成層22の表面22aが基準面であり、版厚tが基準面高さBhとなる。画像形成層22に上述の画像部12が形成されるが、画像形成層22の表面22aがベタ部13の表面と一致する(図4参照)。図3に示すフレキソ印刷版10は、画像部12が形成される前の状態を示しており、この状態のものをフレキソ印刷版原版ともいう。
ベタ部13は、図4に示すように画像形成層22に画像部12を形成した後も画像形成層22の表面22aが残る。このため、基準面高さBhを含むフレキソ印刷版10の断面形状を観察すると、ベタ部13の頂部13aが平坦になっている。このことから、平坦になっている頂部13aの面積率を求めることで、ベタ部13であるか否かを判別することができる。
なお、基準面高さBhとはベタ部13の頂部13aの高さと同じ高さのことを表し、相対的高さを表している。つまり、網点部14の小点15の高さは基準面高さBhを基準に考える。
ここで、ベタ部13とは、面積率が30%以上の領域である。面積率は1mm平方の範囲で測定された値である。ベタ部13の下限としては、領域の大きさで示せば、円形換算で直径100μmの領域である。
ベタ部13については、光学顕微鏡を用いて、領域の大きさを特定し、ベタ部13か否か、さらにはベタ部13の大きさを特定することができる。
なお、基準面高さBhとはベタ部13の頂部13aの高さと同じ高さのことを表し、相対的高さを表している。つまり、網点部14の小点15の高さは基準面高さBhを基準に考える。
ここで、ベタ部13とは、面積率が30%以上の領域である。面積率は1mm平方の範囲で測定された値である。ベタ部13の下限としては、領域の大きさで示せば、円形換算で直径100μmの領域である。
ベタ部13については、光学顕微鏡を用いて、領域の大きさを特定し、ベタ部13か否か、さらにはベタ部13の大きさを特定することができる。
図5に示すように網点部14の小点15は、第1の小点15aと、第2の小点15bを含む。第1の小点15aは、ベタ部13の輪郭Eから最も近い位置にあり、第2の小点15bは、第1の小点15aよりも輪郭Eから離れた位置にある。上述のようにベタ部13は基準面高さBhを有する。第1の小点15aは、基準面高さBhから第1の小点15aの頂点17までの第1の差L1を有する。第2の小点15bは、基準面高さBhから第2の小点15bの頂点17までの第2の差L2を有する。上述の第1の差L1と第2の差L2は、L1<L2である。
更に、図5では、第3の小点15cを有する。第3の小点15cは、第2の小点15bよりも低く、かつ第2の小点15bよりも輪郭Eから離れた位置にある。第3の小点15cは、基準面高さBhから第3の小点15cの頂点17までの第3の差L3を有する。網点部14の平均の高さDvの小点15vは、第3の小点15cよりも輪郭Eから離れた位置にある。網点部14の平均の高さDvの小点15vは、基準面高さBhから小点15vの頂点17までの差Ldを有している。図5では、上述の第1の差L1と第2の差L2と第3の差L3と差Ldは、L1<L2<L3<Ldである。
なお、第2の小点15bは、第2の小点15bよりも輪郭Eから離れた位置にある網点部14の小点15vの平均の高さDvと同じかそれを超える高さを有することが好ましい。この場合、第2の差L2と差Ldは、L2≦Ldであることが好ましい。
なお、第2の小点15bは、第2の小点15bよりも輪郭Eから離れた位置にある網点部14の小点15vの平均の高さDvと同じかそれを超える高さを有することが好ましい。この場合、第2の差L2と差Ldは、L2≦Ldであることが好ましい。
図5では、網点部14の小点15は、ベタ部13の輪郭Eからの距離に応じた高さを有しており、第1の小点15a、第2の小点15bおよび第3の小点15cの各頂点17を結んだ場合、輪郭Eを起点とし、基準面高さBhから平均の高さDvの範囲で単調に減少する直線Sが引かれる。
第1の小点15a、第2の小点15bおよび第3の小点15cは、ベタ部13の輪郭Eから2mmの範囲RDに存在することが好ましい。2mmの範囲RDには、例えば、網点の小点が10個程度入る。
ベタ部13の輪郭Eから2mmの範囲RDに第1の小点15a、第2の小点15bおよび第3の小点15cが存在していれば、ベタ脇印刷欠陥の発生を抑制するには十分である。
第1の小点15a、第2の小点15bおよび第3の小点15cは、ベタ部13の輪郭Eから2mmの範囲RDに存在することが好ましい。2mmの範囲RDには、例えば、網点の小点が10個程度入る。
ベタ部13の輪郭Eから2mmの範囲RDに第1の小点15a、第2の小点15bおよび第3の小点15cが存在していれば、ベタ脇印刷欠陥の発生を抑制するには十分である。
フレキソ印刷版10では、図22に示すフレキソ印刷版100の低層化がない。ベタ部13の輪郭Eと網点部14の境界近傍にある第1の小点15a、第2の小点15bおよび第3の小点15cには、印刷時に印圧がかかり、第1の小点15a、第2の小点15bおよび第3の小点15cはかすれることなく印刷される。この場合、例えば、網点率が0%超10%以下と、印刷画像のハイライト階調に対応する小点は、従来のフレキソ印刷版では小点の高さが低下するが、小点の高さの低下を抑制できる。このため、上述のハイライト階調に対応する小点であっても、かすれることなく印刷できる。これにより、ベタ部13の輪郭Eと網点部14の境界近傍で発生するベタ脇印刷欠陥を低減できる。しかも、印刷画像のハイライト階調に対応するハイライト小点を印刷物上で均一に再現できる。
第1の小点15aはベタ部13の基準面高さBhと同じか、基準面高さBhから第1の小点15aの頂点17までの第1の差L1を有するものであればよく、フレキソ印刷版10の画像部12は図5に示す構成に限定されるものではない。例えば、図6に示す画像部12のように第1の小点15aは基準面高さBhと同じであってもよい。
また、図7に示す画像部12のように、頂点17が基準面高さBhと同じ第1の小点15aが輪郭Eから離れる方向に並んで配置され、更に第2の小点15bを有する構成でもよい。図7では、第1の小点15aと第2の小点15bがベタ部13の輪郭Eと平均の高さDvの小点15の間に存在している。図7に示す画像部12でも、図5に示す画像部12と同じく第1の小点15aと第2の小点15bがベタ部13の輪郭Eから2mmの範囲RDに存在していることが好ましい。
また、図7に示す画像部12のように、頂点17が基準面高さBhと同じ第1の小点15aが輪郭Eから離れる方向に並んで配置され、更に第2の小点15bを有する構成でもよい。図7では、第1の小点15aと第2の小点15bがベタ部13の輪郭Eと平均の高さDvの小点15の間に存在している。図7に示す画像部12でも、図5に示す画像部12と同じく第1の小点15aと第2の小点15bがベタ部13の輪郭Eから2mmの範囲RDに存在していることが好ましい。
また、図8に示すように、輪郭Eに近い位置から、第1の小点15a、第2の小点15b、第3の小点15cおよび第4の小点15dの順で配置される構成でもよい。第4の小点15dは、基準面高さBhから第4の小点15dの頂点17までの第4の差L4を有する。上述の第1の差L1と第2の差L2と第3の差L3と第4の差L4と差Ldは、L1<L2<L3<L4<Ldである。すなわち、第4の小点15dは、第3の小点15cよりも低く、かつ平均の高さDvよりも高い。
図8に示す画像部12でも、図5に示す画像部12と同じく第1の小点15a、第2の小点15b、第3の小点15cおよび第4の小点15dがベタ部13の輪郭Eから2mmの範囲RDに存在していることが好ましい。
図8に示す画像部12でも、図5に示す画像部12と同じく第1の小点15a、第2の小点15b、第3の小点15cおよび第4の小点15dがベタ部13の輪郭Eから2mmの範囲RDに存在していることが好ましい。
図6〜図8に示す画像部12の構成であっても、図5に示す画像部12と同じくベタ脇印刷欠陥を低減でき、印刷画像のハイライト階調に対応するハイライト小点を印刷物上で均一に再現できる。
なお、図6〜図8に示す画像部12において、図5に示す画像部12と同一構成物には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
上述の第1の小点15a、第2の小点15b、第3の小点15cおよび第4の小点15dを含め、画像部12の網点部14の小点15の高さは、光学顕微鏡を用いて、フレキソ印刷版10の断面を観察し、断面の画像から特定することができる。この場合、ベタ部13の頂部13aを特定し、ベタ部13の頂部13aを基準面高さBhとする。そして、基準面高さBhから小点15の頂点17までの距離を求める。これにより、上述の第1の差L1等を得ることができる。
なお、図6〜図8に示す画像部12において、図5に示す画像部12と同一構成物には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
上述の第1の小点15a、第2の小点15b、第3の小点15cおよび第4の小点15dを含め、画像部12の網点部14の小点15の高さは、光学顕微鏡を用いて、フレキソ印刷版10の断面を観察し、断面の画像から特定することができる。この場合、ベタ部13の頂部13aを特定し、ベタ部13の頂部13aを基準面高さBhとする。そして、基準面高さBhから小点15の頂点17までの距離を求める。これにより、上述の第1の差L1等を得ることができる。
次に、フレキソ印刷版の製造装置およびフレキソ印刷版の製造方法について説明する。
図9は、網点を構成する画素を示す模式図であり、図10は網点サイズと低層化量の関係を示すグラフである。
発明者は、FLENEX DLE Setter DL-50(製品名、富士フイルム社製)を用い、フレキソ版であるDLE型フレキソ版 FLENEX FD−H(富士フイルム株式会社製)に解像度2540dpi(dot per inch)で彫刻したとき、概ね網点を構成する画素数が、図9に示す画素24a、24b、24c、24dのように10ピクセル未満において、意図しない低層化、すなわち、なりゆき低層化(図22参照)が発生することを見つけた。この場合、網点サイズと低層化量δとは図10に示す関係となり、網点サイズが小さくなる程、なりゆき低層化の低層化量δ(図22参照)が増加することを見つけた。
なお、図9に示す画素24aは1ピクセル、画素24bは2ピクセル、画素24cは3ピクセル、画素24dは4ピクセルである。
図9は、網点を構成する画素を示す模式図であり、図10は網点サイズと低層化量の関係を示すグラフである。
発明者は、FLENEX DLE Setter DL-50(製品名、富士フイルム社製)を用い、フレキソ版であるDLE型フレキソ版 FLENEX FD−H(富士フイルム株式会社製)に解像度2540dpi(dot per inch)で彫刻したとき、概ね網点を構成する画素数が、図9に示す画素24a、24b、24c、24dのように10ピクセル未満において、意図しない低層化、すなわち、なりゆき低層化(図22参照)が発生することを見つけた。この場合、網点サイズと低層化量δとは図10に示す関係となり、網点サイズが小さくなる程、なりゆき低層化の低層化量δ(図22参照)が増加することを見つけた。
なお、図9に示す画素24aは1ピクセル、画素24bは2ピクセル、画素24cは3ピクセル、画素24dは4ピクセルである。
上述のなりゆき低層化の低層化量δ(図22参照)を制御する方法として、ドットサイズを補正する方法を見つけ、本発明に至った。なりゆき低層化の低層化量δ(図22参照)は、概ねドットサイズで決まるため、網点面積率に対する補正量はスクリーンの線数に依存する。
基準面高さBh(図5参照)に近い小点、例えば、第1の小点15a(図5参照)の頂部に掛かる応力は、単独の網点部14(図5参照)の小点15v(図5参照)と比較して緩和され、印刷時の網点太りが最小限に抑えられるため、印刷時に大きさの揃った網点を再現することができる。これにより、ベタ脇印刷欠陥を低減し、網点部の小点を印刷物上で均一に再現できる。
基準面高さBh(図5参照)に近い小点、例えば、第1の小点15a(図5参照)の頂部に掛かる応力は、単独の網点部14(図5参照)の小点15v(図5参照)と比較して緩和され、印刷時の網点太りが最小限に抑えられるため、印刷時に大きさの揃った網点を再現することができる。これにより、ベタ脇印刷欠陥を低減し、網点部の小点を印刷物上で均一に再現できる。
次に、印刷版の製造装置および印刷版の製造方法についてより具体的に説明する。
図11は本発明の実施形態の印刷版の製造装置の一例を示す模式図であり、図12は本発明の実施形態の印刷版の製造装置の補正部の一例を示す模式図である。
図13は本発明の実施形態の印刷版の製造方法の一例を示すフローチャートであり、図14は本発明の実施形態の印刷版の製造方法の補正画像データの算出方法の一例を示すフローチャートである。
図11は本発明の実施形態の印刷版の製造装置の一例を示す模式図であり、図12は本発明の実施形態の印刷版の製造装置の補正部の一例を示す模式図である。
図13は本発明の実施形態の印刷版の製造方法の一例を示すフローチャートであり、図14は本発明の実施形態の印刷版の製造方法の補正画像データの算出方法の一例を示すフローチャートである。
図11に示す印刷版の製造装置30は、非画像部11(図1参照)と画像部12(図1参照)を有するフレキソ印刷版10(図1参照)の製造装置である。
製造装置30は、印刷する画像の元画像データを取得する取得部32と、元画像データを補正し、補正画像データを得る補正部34と、補正画像データから網点画像データを得る網点画像データ取得部36と、網点画像データに基づいて、フレキソ印刷版原版を加工するための出力画像データを得る出力画像データ取得部38と、出力画像データに基づいて、フレキソ印刷版原版を加工する加工部40とを有する。
製造装置30は、印刷する画像の元画像データを取得する取得部32と、元画像データを補正し、補正画像データを得る補正部34と、補正画像データから網点画像データを得る網点画像データ取得部36と、網点画像データに基づいて、フレキソ印刷版原版を加工するための出力画像データを得る出力画像データ取得部38と、出力画像データに基づいて、フレキソ印刷版原版を加工する加工部40とを有する。
更に、取得部32、補正部34、網点画像データ取得部36および出力画像データ取得部38で得られた各種のデータ、および入力される各種のデータが記憶されるメモリ42を有する。また、メモリ42には加工部40における加工条件等も記憶されている。
取得部32、補正部34、網点画像データ取得部36、出力画像データ取得部38、加工部40およびメモリ42の各構成部は制御部44で制御される。
製造装置30には、印刷する画像の元画像データを製造装置30に供給する画像データ供給部46が接続されている。画像データ供給部46は、例えば、取得部32またはメモリ42に接続される。画像データ供給部46がメモリ42に接続された場合、取得部32は元画像データをメモリ42から取得する。
取得部32、補正部34、網点画像データ取得部36、出力画像データ取得部38、加工部40およびメモリ42の各構成部は制御部44で制御される。
製造装置30には、印刷する画像の元画像データを製造装置30に供給する画像データ供給部46が接続されている。画像データ供給部46は、例えば、取得部32またはメモリ42に接続される。画像データ供給部46がメモリ42に接続された場合、取得部32は元画像データをメモリ42から取得する。
取得部32、補正部34、網点画像データ取得部36、出力画像データ取得部38および制御部44は、例えば、コンピュータ等のハードウェアを用いて構成される。
加工部40は、印刷版原版を加工し、印刷版を製造することができれば、その構成は特に限定されるものではなく、例えば、レーザーを用いて印刷版原版を彫刻するもの等が適宜利用可能である。レーザーを用いる場合、加工方法としては、上述の「マスクCTP(computer to plate)方式」および「直彫りCTP(computer to plate)方式」等がある。
加工部40は、印刷版原版を加工し、印刷版を製造することができれば、その構成は特に限定されるものではなく、例えば、レーザーを用いて印刷版原版を彫刻するもの等が適宜利用可能である。レーザーを用いる場合、加工方法としては、上述の「マスクCTP(computer to plate)方式」および「直彫りCTP(computer to plate)方式」等がある。
補正部34は、元画像データの画素に対して、画素のレベル値が高くなると値が単調減少する第1の補正強度関数と、元画像データにおいて予め定められた面積率以上の領域であるベタ画像部からの距離が増すと値が単調減少する第2の補正強度関数を用いて、元画像データの補正を補正するものである。第1の補正強度関数および第2の補正強度関数については、後に詳細に説明する。第1の補正強度関数および第2の補正強度関数は、メモリ42に記憶されていてもよい。この場合、制御部44により補正部34で第1の補正強度関数および第2の補正強度関数を読み出させ、補正を実行する。
また、補正部34では、上述の第1の補正強度関数および第2の補正強度関数に代えて、ルックアップテーブルに予め特定の画素位置と画素のレベル値における画素値の補正量を記憶させておき、ルックアップテーブルを用いて補正してもよい。
ルックアップテーブルは、メモリ42に記憶されていてもよい。この場合、制御部44により補正部34でルックアップテーブルを読み出させ、補正を実行する。補正部34のより具体的な構成については、後に詳細に説明する。画素のレベル値は画素の階調のことである。
また、補正部34では、上述の第1の補正強度関数および第2の補正強度関数に代えて、ルックアップテーブルに予め特定の画素位置と画素のレベル値における画素値の補正量を記憶させておき、ルックアップテーブルを用いて補正してもよい。
ルックアップテーブルは、メモリ42に記憶されていてもよい。この場合、制御部44により補正部34でルックアップテーブルを読み出させ、補正を実行する。補正部34のより具体的な構成については、後に詳細に説明する。画素のレベル値は画素の階調のことである。
網点画像データ取得部36は、例えば、補正画像データがベクトル形式で網点画像データがラスター形式の場合、補正画像データに対して、例えば、RIP(Raster Image Processor)処理により網点画像データを得る。RIP(Raster Image Processor)処理には、例えば、公知のベクトルデータ−ラスターデータ変換プログラムが用いられる。
出力画像データ取得部38は、網点画像データを、加工部40に利用可能なデータ形式に変換して、フレキソ印刷版原版を加工するための出力画像データを作成する。なお、加工部40が網点画像データをそのまま利用することができる構成であれば、出力画像データの作成は必ずしも必要ない。
出力画像データ取得部38は、網点画像データを、加工部40に利用可能なデータ形式に変換して、フレキソ印刷版原版を加工するための出力画像データを作成する。なお、加工部40が網点画像データをそのまま利用することができる構成であれば、出力画像データの作成は必ずしも必要ない。
印刷版の製造方法は、図13に示すように、まず、印刷する画像の元画像データを取得する(ステップS10)。
次に、元画像データを補正し、補正画像データを得る(ステップS12)。補正画像データを得る工程については後に詳細に説明する。
次に、補正画像データから網点画像データを得る(ステップS14)。網点画像データは、補正画像データに対して、例えば、RIP(Raster Image Processor)処理することにより得られる。なお、網点画像データを得る際、予め設定された印刷線数にすることができる。
次に、元画像データを補正し、補正画像データを得る(ステップS12)。補正画像データを得る工程については後に詳細に説明する。
次に、補正画像データから網点画像データを得る(ステップS14)。網点画像データは、補正画像データに対して、例えば、RIP(Raster Image Processor)処理することにより得られる。なお、網点画像データを得る際、予め設定された印刷線数にすることができる。
次に、網点画像データに基づいて、フレキソ印刷版原版を加工するための出力画像データを得る(ステップS16)。出力画像データは、加工部40に利用可能なデータ形式であり、加工部40に応じたデータ形式に変換されて出力画像データが得られる。
次に、出力画像データに基づいて、予め設定された加工条件にて、フレキソ印刷版原版を加工する(ステップS18)。これにより、例えば、図5に示す画像部12を有するフレキソ印刷版10が得られる(ステップS20)。
ステップS18において、フレキソ印刷版原版を加工する際、版胴に巻きつけてもよく、フレキソ印刷原版を平板状態で加工してもよい。
次に、出力画像データに基づいて、予め設定された加工条件にて、フレキソ印刷版原版を加工する(ステップS18)。これにより、例えば、図5に示す画像部12を有するフレキソ印刷版10が得られる(ステップS20)。
ステップS18において、フレキソ印刷版原版を加工する際、版胴に巻きつけてもよく、フレキソ印刷原版を平板状態で加工してもよい。
印刷版の製造方法では、網点画像データを補正するのではなく、網点画像データを得る前の元画像データを補正する。元画像データは、入力データであり、何の処理もされていない。元画像データはベクトル形式であることが多く、網点画像データはラスター形式であることが多い。ラスター形式は、ベクトル形式に比してデータ量が多くなり、ラスター形式の修正には時間を要する。このため、元画像データを補正し、補正画像データを作成することで、出力画像データを得る迄の時間を短縮でき、フレキソ印刷版の製造効率を高めることができる。
次に、補正の一例について、図12、図14および図15〜図18を用いて説明する。
図15は本発明の実施形態の印刷版の製造方法に用いられるチャート画像の一例を示す模式図であり、図16は第1の補正強度関数の一例を示すグラフであり、図17は第2の補正強度関数の一例を示すグラフである。図18は補正対象の画素の一例を示す模式図である。
図15は本発明の実施形態の印刷版の製造方法に用いられるチャート画像の一例を示す模式図であり、図16は第1の補正強度関数の一例を示すグラフであり、図17は第2の補正強度関数の一例を示すグラフである。図18は補正対象の画素の一例を示す模式図である。
補正部34は、基準面高さBhのベタ部13の輪郭Eに隣接する小点の元画像データをベタ部13の輪郭Eからの距離に応じて補正するものである。フレキソ印刷版において、網点の大きさによって網点の高さレベルが異なる場合、網点の高さが高い網点から高さが低い網点が隣接するとき、徐々に高さを変えるように補正する。
元画像データは印刷画像を表すものであり、フレキソ印刷版の画像部のベタ部は、例えば、特定数の画素数以上の領域をベタ部と判定する等、判定基準を決めておくことで、ベタ部を特定できる。また、ベタ部の輪郭に対して補正する範囲を、予め設定してもよい。元画像データにおけるベタ部の情報および補正する範囲の情報を、元画像データに付加して、画像データ供給部46から供給するようにしてもよい。
元画像データは印刷画像を表すものであり、フレキソ印刷版の画像部のベタ部は、例えば、特定数の画素数以上の領域をベタ部と判定する等、判定基準を決めておくことで、ベタ部を特定できる。また、ベタ部の輪郭に対して補正する範囲を、予め設定してもよい。元画像データにおけるベタ部の情報および補正する範囲の情報を、元画像データに付加して、画像データ供給部46から供給するようにしてもよい。
補正部34は、例えば、図12に示すように、チャート画像の画像情報を取得する画像情報取得部50と、画像情報に基づき、第1の補正強度関数と第2の補正強度関数を得る補正量算出部52と、第1の補正強度関数と第2の補正強度関数を用いて、元画像データの画素値を補正する補正演算部54とを有する。画像情報取得部50が取得部32に接続され、補正演算部54が網点画像データ取得部6に接続されている。
補正には、例えば、図15に示すチャート画像60が用いられる。チャート画像60は、例えば、ベタ部(図示せず)と、レベル値が異なる複数の平網画像部(図示せず)を有する製版(図示せず)を印刷して得られた画像である。チャート画像60は、上述のベタ部で得られたベタ画像部62と、上述のレベル値が異なる複数の平網画像部で得られた複数のハイライト部64a〜64fを有する画像である。チャート画像60は、例えば、ハイライトをレベル0、ベタをレベル255とした8ビットの階調で表される。ハイライト部64a〜64fはレベル値が異なり、例えば、ハイライト部64aがレベル1、ハイライト部64bがレベル2、ハイライト部64cがレベル3、ハイライト部64dがレベル4、ハイライト部64eがレベル5、ハイライト部64fがレベル6である。ハイライト部64a〜64fはレベル1の間隔で設けられている。
画像情報取得部50は、例えば、チャート画像60を光学的に読み取るスキャナと、スキャナで得られた画像情報に基づき、後述の補正範囲基準値、距離補正範囲基準値およびレベル補正基準値を得る処理部(図示せず)を有する。スキャナは、白と黒を読み取ることができればよく、読取精度は、印刷版に要求される仕様に応じて適宜決定されるものであり、読取階調は、例えば、8ビットである。画像情報としては、読み取った画像の画素の位置と画素の階調である。
画像情報取得部50で図15に示すチャート画像60が読み取られる。画像情報取得部50では、チャート画像60のベタ画像部62と、複数のハイライト部64a〜64fの画像情報を取得する。画像情報、補正範囲基準値、距離補正範囲基準値およびレベル補正基準値は、例えば、メモリ42(図11参照)に記憶される。
画像情報取得部50で図15に示すチャート画像60が読み取られる。画像情報取得部50では、チャート画像60のベタ画像部62と、複数のハイライト部64a〜64fの画像情報を取得する。画像情報、補正範囲基準値、距離補正範囲基準値およびレベル補正基準値は、例えば、メモリ42(図11参照)に記憶される。
補正範囲基準値とは、ベタ脇小点補正が必要な画素のレベル値(p)のことである。
距離補正範囲基準値とは、ベタ脇小点補正を行なう範囲、すなわち、ベタ部の輪郭からの距離(w)のことである。
レベル補正基準値とは、ベタ部の輪郭に直近の小点の大きさが、レベル1の平網画像部中央と同程度であるレベル値(v)のことである。レベル補正基準値により、どの画素のレベル値まで、ベタ脇印刷欠陥が生じているかを特定できる。チャート画像60のベタ画像部62と、複数のハイライト部64a〜64fの画像位置は読取りの際に特定することができ、レベル1のハイライト部64aの中央の画素値が平網画像部中央のレベル値に相当する。各ハイライト部64b〜64fに対して、ベタ画像部62の輪郭近傍を予め設定しておき、輪郭近傍の画素値と、ハイライト部64aの中央の画素値を比較することでレベル補正基準値を特定することができる。なお、輪郭近傍の画素値とは、精度等に応じて適宜決定することができ、例えば、輪郭近傍の画素の平均画素値である。
ハイライト部64aの中央の画素値と輪郭近傍の画素値との差に対して、予め許容値を設定しておき、上述の差が許容値にあれば、ベタ部の輪郭に直近の小点の大きさが、レベル1の平網画像部中央と同程度であるとする。
なお、レベル値(v)は4以上が好ましく、6〜10がより好ましい。
距離補正範囲基準値とは、ベタ脇小点補正を行なう範囲、すなわち、ベタ部の輪郭からの距離(w)のことである。
レベル補正基準値とは、ベタ部の輪郭に直近の小点の大きさが、レベル1の平網画像部中央と同程度であるレベル値(v)のことである。レベル補正基準値により、どの画素のレベル値まで、ベタ脇印刷欠陥が生じているかを特定できる。チャート画像60のベタ画像部62と、複数のハイライト部64a〜64fの画像位置は読取りの際に特定することができ、レベル1のハイライト部64aの中央の画素値が平網画像部中央のレベル値に相当する。各ハイライト部64b〜64fに対して、ベタ画像部62の輪郭近傍を予め設定しておき、輪郭近傍の画素値と、ハイライト部64aの中央の画素値を比較することでレベル補正基準値を特定することができる。なお、輪郭近傍の画素値とは、精度等に応じて適宜決定することができ、例えば、輪郭近傍の画素の平均画素値である。
ハイライト部64aの中央の画素値と輪郭近傍の画素値との差に対して、予め許容値を設定しておき、上述の差が許容値にあれば、ベタ部の輪郭に直近の小点の大きさが、レベル1の平網画像部中央と同程度であるとする。
なお、レベル値(v)は4以上が好ましく、6〜10がより好ましい。
補正量算出部52では、画像情報に基づく、補正範囲基準値、距離補正範囲基準値およびレベル補正基準値から、第1の補正強度関数と第2の補正強度関数を得る。
第1の補正強度関数は、画素のレベル値に応じた補正強度関数である。図16に示すように、第1の補正強度関数fpは、最小レベル値、すなわち、レベル1で最大値を取り、レベルが上がるに従って値が減少し、レベルpで0となる関数である。第1の補正強度関数fpは、レベルp以上は全て0の値をとる。
第2の補正強度関数は、ベタ部の輪郭からの距離に応じた補正強度関数である。図17に示すように、第2の補正強度関数fwは、距離0で最大値を取り、距離が大きくなるに従って値が減少し、距離wで0となる関数である。第2の補正強度関数fwは、距離w以上は全て0の値をとる。第1の補正強度関数と第2の補正強度関数は、例えば、メモリ42(図11参照)に記憶される。
第1の補正強度関数は、画素のレベル値に応じた補正強度関数である。図16に示すように、第1の補正強度関数fpは、最小レベル値、すなわち、レベル1で最大値を取り、レベルが上がるに従って値が減少し、レベルpで0となる関数である。第1の補正強度関数fpは、レベルp以上は全て0の値をとる。
第2の補正強度関数は、ベタ部の輪郭からの距離に応じた補正強度関数である。図17に示すように、第2の補正強度関数fwは、距離0で最大値を取り、距離が大きくなるに従って値が減少し、距離wで0となる関数である。第2の補正強度関数fwは、距離w以上は全て0の値をとる。第1の補正強度関数と第2の補正強度関数は、例えば、メモリ42(図11参照)に記憶される。
補正演算部54は、第1の補正強度関数と第2の補正強度関数を用いて、元画像データの画素値を補正する。補正演算部54では、着目画素に対し、第1の補正強度関数および第2の補正強度関数とレベル補正基準値vから補正量を算出し、画素値Q(A)を補正する。補正量は、以下に示す数式で求めることができる。数式は、例えば、メモリ42(図11参照)に記憶されている。
Qc(A)=Q(A)+(v−1)×fp(Q)×fw(D)
Qc(A)=Q(A)+(v−1)×fp(Q)×fw(D)
上述の数式において、Q(A)は元画像データの任意の画素の画素値である。Qc(A)は任意の画素の補正後の画素値であり、補正画像データの画素値である。vはレベル補正基準値であり、画像の状態で補正が必要な画素のレベル値、すなわち、画像の状態で補正が必要な階調を示す。D(A)は基準版面高さを有するベタ部の輪郭からの距離のことである。
ここで、図18に示す補正対象画像66は、画像部68とベタ部69を有し、元画像データにより表される画像である。画像部68の着目画素67において、着目画素67を中心として直交する線を2本引いた場合、各線においてベタ部69に最も近い距離をD(A)とする。図18では、ベタ部69の第1のエッジ69a迄の距離の方が、第2のエッジ69b迄の距離よりも近い。このため、D(A)は第1のエッジ69a迄の距離とする。
D(A)に関し、元画像データに対して予め補正の範囲を設定しておき、補正の範囲にある画素について上述のD(A)を求めておいてもよい。これにより、元画像データから補正画像データを得る時間を短縮することができる。
ここで、図18に示す補正対象画像66は、画像部68とベタ部69を有し、元画像データにより表される画像である。画像部68の着目画素67において、着目画素67を中心として直交する線を2本引いた場合、各線においてベタ部69に最も近い距離をD(A)とする。図18では、ベタ部69の第1のエッジ69a迄の距離の方が、第2のエッジ69b迄の距離よりも近い。このため、D(A)は第1のエッジ69a迄の距離とする。
D(A)に関し、元画像データに対して予め補正の範囲を設定しておき、補正の範囲にある画素について上述のD(A)を求めておいてもよい。これにより、元画像データから補正画像データを得る時間を短縮することができる。
補正画像データの作成方法においては、まず、図14に示すように、チャート画像60(図15参照)を作成する(ステップS30)。次に、画像情報取得部50(図12参照)により画像情報を得る(ステップS32)。このとき、画像情報から、補正範囲基準値、距離補正範囲基準値およびレベル補正基準値を得る。
次に、画像情報に基づく、補正範囲基準値、距離補正範囲基準値およびレベル補正基準値から、第1の補正強度関数fp(図16参照)と第2の補正強度関数fw(図17参照)を得る(ステップS34)。
次に、画像情報に基づく、補正範囲基準値、距離補正範囲基準値およびレベル補正基準値から、第1の補正強度関数fp(図16参照)と第2の補正強度関数fw(図17参照)を得る(ステップS34)。
次に、第1の補正強度関数fpと第2の補正強度関数fwを用いて、元画像データの画素の画素値を補正する(ステップS36)。このとき、画素に対してD(A)を求め、上述の式を用いて画素値を補正する。これにより、補正画像データを得ることができる。補正画像データは、網点画像データ取得部36に出力される。なお、補正画像データは、例えば、メモリ42(図11参照)に記憶してもよい。
補正画像データを作成しないで、フレキソ印刷版を製造した場合、例えば、図19に示す画像部120のように、ベタ部122の輪郭Eに最も近い小点15を含め、網点部124の小点15が全て平均の高さDvとなる。図19に示す画像部120を有するフレキソ印刷版では、上述のベタ脇印刷欠陥が生じる。これに対して、補正画像データを作成することにより、図5に示す画像部12を有する印刷版を得ることができる。図5に示すフレキソ印刷版10では、上述のようにベタ脇印刷欠陥を低減することができる。
フレキソ印刷版原版の加工については、レーザー彫刻により彫刻するのが好ましい。レーザー光量と彫刻深度の間には一定の関係があり、光量を制御することで任意の形状を印刷版原版に彫刻することができる。このため、加工部40(図11参照)はレーザーを用いたものであることが好ましい。
レーザー彫刻の方法については、基本的に、従来のフレキソ印刷版の製造方法で用いられるレーザー彫刻の方法と同様である。
レーザー彫刻の方法としては、例えば、円筒形を有するドラムの外周面にシート状のレーザー彫刻用のフレキソ印刷版原版を巻き付けてドラムを回転させて、フレキソ印刷版原版に向けて露光ヘッドから、上述の出力画像データに応じたレーザー光を射出し、露光ヘッドを主走査方向と直交する副走査方向に、予め設定されたピッチで走査させることで、フレキソ印刷版原版の表面に2次元画像を高速で彫刻する方法等が利用可能である。
レーザー彫刻の方法としては、例えば、円筒形を有するドラムの外周面にシート状のレーザー彫刻用のフレキソ印刷版原版を巻き付けてドラムを回転させて、フレキソ印刷版原版に向けて露光ヘッドから、上述の出力画像データに応じたレーザー光を射出し、露光ヘッドを主走査方向と直交する副走査方向に、予め設定されたピッチで走査させることで、フレキソ印刷版原版の表面に2次元画像を高速で彫刻する方法等が利用可能である。
レーザー彫刻において利用されるレーザーの種類については特に限定はないが、赤外線レーザーが好ましく用いられる。赤外線レーザーが照射されると、画像形成層中の分子が分子振動し、熱が発生する。赤外線レーザーとして炭酸ガスレーザーまたはYAGレーザーのような高出力のレーザーを用いると、レーザー照射部分に大量の熱が発生し、画像形成層中の分子は分子切断またはイオン化されて選択的な除去、すなわち、彫刻がなされる。レーザー彫刻の利点は、彫刻深さを任意に設定できるため、構造を3次元的に制御することができる点である。例えば、微細な網点を印刷する部分は、浅くまたはショルダーをつけて彫刻することで、印圧で網点部の小点が転倒しないようにすることができ、細かい抜き文字を印刷する溝の部分は深く彫刻することで、溝にインキが埋まりにくくなり、抜き文字つぶれを抑制することが可能となる。
中でも、光熱変換剤の吸収波長に対応した赤外線レーザーで彫刻する場合には、より高感度で画像形成層の選択的な除去が可能となり、成形精度が高い画像部が得られる。
中でも、光熱変換剤の吸収波長に対応した赤外線レーザーで彫刻する場合には、より高感度で画像形成層の選択的な除去が可能となり、成形精度が高い画像部が得られる。
赤外線レーザーとしては、生産性およびコスト等の面から、炭酸ガスレーザーまたは半導体レーザーが好ましく、ファイバー付き半導体赤外線レーザーが特に好ましい。一般に、半導体レーザーは、炭酸ガスレーザーに比べレーザー発振が高効率、かつ安価で小型化が可能である。また、小型であるためアレイ化が容易である。更に、ファイバーの処理によりビーム形状を制御できる。
半導体レーザーとしては、波長が700〜1,300nmのものが好ましく、800〜1,200nmのものがより好ましく、860〜1,200nmのものが更に好ましく、900〜1,100nmのものが特に好ましい。
また、ファイバー付き半導体レーザーは、更に光ファイバーを取り付けることで効率よくレーザー光を出力できるため、レーザー彫刻には有効である。更に、ファイバーの処理によりビーム形状を制御できる。例えば、ビームプロファイルはトップハット形状とすることができ、安定に版面にエネルギーを与えることができる。半導体レーザーの詳細は、「レーザーハンドブック第2版」レーザー学会編、「実用レーザー技術」電子通信学会編著等に記載されている。
また、特開2009−172658号公報および特開2009−214334号公報に詳細に記載されるファイバー付き半導体レーザーを備えた製版装置は、上述の加工に好適に使用することができる。
半導体レーザーとしては、波長が700〜1,300nmのものが好ましく、800〜1,200nmのものがより好ましく、860〜1,200nmのものが更に好ましく、900〜1,100nmのものが特に好ましい。
また、ファイバー付き半導体レーザーは、更に光ファイバーを取り付けることで効率よくレーザー光を出力できるため、レーザー彫刻には有効である。更に、ファイバーの処理によりビーム形状を制御できる。例えば、ビームプロファイルはトップハット形状とすることができ、安定に版面にエネルギーを与えることができる。半導体レーザーの詳細は、「レーザーハンドブック第2版」レーザー学会編、「実用レーザー技術」電子通信学会編著等に記載されている。
また、特開2009−172658号公報および特開2009−214334号公報に詳細に記載されるファイバー付き半導体レーザーを備えた製版装置は、上述の加工に好適に使用することができる。
なお、フレキソ印刷版の製造方法は、レーザー彫刻(DLE(Direct Laser Engraving)方式)に限定はされず、レーザーで印刷版原版の表面に画像を書き込み現像するLAMS(Laser Abration Masking System)方式等の種々の公知の製造方法が利用可能である。
〔フレキソ印刷版原版〕
フレキソ印刷版原版は、公知のフレキソ印刷用の樹脂版またはゴム版であれば特に限定はない。また、印刷版原版は、シート状であっても円筒状であってもよい。
フレキソ印刷版原版は、画像形成層として、以下の樹脂シートを有することが好ましい。
フレキソ印刷版原版は、公知のフレキソ印刷用の樹脂版またはゴム版であれば特に限定はない。また、印刷版原版は、シート状であっても円筒状であってもよい。
フレキソ印刷版原版は、画像形成層として、以下の樹脂シートを有することが好ましい。
<樹脂シート>
樹脂シートとしては、ジエン系炭化水素に由来する単量体単位を有するポリマーを少なくとも含有する硬化性樹脂組成物(以下、「樹脂シート形成用樹脂組成物」ともいう。)をシート状にした後に、熱および/または光の作用により硬化させたシートであることが好ましく、後述する樹脂シート形成用樹脂組成物により形成されることがより好ましい。
また、上述の樹脂シートは、レーザー彫刻が可能であることが好ましい。
樹脂シートとしては、ジエン系炭化水素に由来する単量体単位を有するポリマーを少なくとも含有する硬化性樹脂組成物(以下、「樹脂シート形成用樹脂組成物」ともいう。)をシート状にした後に、熱および/または光の作用により硬化させたシートであることが好ましく、後述する樹脂シート形成用樹脂組成物により形成されることがより好ましい。
また、上述の樹脂シートは、レーザー彫刻が可能であることが好ましい。
樹脂シートの形成方法としては、樹脂シート形成用樹脂組成物を調製し、必要に応じて、この樹脂組成物から溶剤を除去した後に、支持体上に溶融押し出しする方法、または樹脂シート形成用樹脂組成物を調製し、上述の樹脂組成物を支持体上に流延し、これをオーブン等の中で加熱乾燥して溶剤を除去する方法、図20に示すようなカレンダーロールを用い、上述の樹脂組成物をシート状に成型する方法が好ましく例示できる。
図20中、カレンダーロール70は第1〜第4ロール72a〜72dを有しており、これらのロールの間隔、ロールの温度、および、ロールの回転速度が設定可能となっている。このロールの間に混練物80をセットし、圧延成形することにより、樹脂シート81を得ることができる。
図20中、カレンダーロール70は第1〜第4ロール72a〜72dを有しており、これらのロールの間隔、ロールの温度、および、ロールの回転速度が設定可能となっている。このロールの間に混練物80をセットし、圧延成形することにより、樹脂シート81を得ることができる。
<支持体>
樹脂シートの形成に支持体を使用する場合、印刷シリンダー上に取り付けることができる物であれば、支持体に使用する素材は特に限定されないが、寸法安定性の高いものが好ましく使用され、例えば、スチール、ステンレス、アルミニウム等の金属、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、およびPAN(ポリアクリロニトリル)等のポリエステル、ならびにポリ塩化ビニル等のプラスチック樹脂、スチレン−ブタジエンゴム等の合成ゴム、ガラスファイバーで補強された、エポキシ樹脂またはフェノール樹脂等のプラスチック樹脂が挙げられる。支持体としては、PETフィルムおよびスチール基板が好ましく用いられる。
樹脂シートの形成に支持体を使用する場合、印刷シリンダー上に取り付けることができる物であれば、支持体に使用する素材は特に限定されないが、寸法安定性の高いものが好ましく使用され、例えば、スチール、ステンレス、アルミニウム等の金属、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、およびPAN(ポリアクリロニトリル)等のポリエステル、ならびにポリ塩化ビニル等のプラスチック樹脂、スチレン−ブタジエンゴム等の合成ゴム、ガラスファイバーで補強された、エポキシ樹脂またはフェノール樹脂等のプラスチック樹脂が挙げられる。支持体としては、PETフィルムおよびスチール基板が好ましく用いられる。
樹脂シート形成用樹脂組成物は、例えば、ジエン系炭化水素に由来する単量体単位を有するポリマー、重合性化合物、香料、可塑剤等を適当な溶剤に溶解または分散させ、次いで、架橋剤、重合開始剤、架橋促進剤等を溶解させることによって製造できる。樹脂シートの形成の容易さ、得られる円筒状印刷版原版の厚み精度、および、樹脂シートの取扱いの観点から、溶剤成分の少なくとも一部は、好ましくは、殆ど全部を、円筒状印刷版原版を製造する段階で除去する必要があるので、溶剤としては、適度の揮発性を有する有機溶剤が好ましい。
次に、樹脂シートおよび樹脂シート形成用樹脂組成物が含む成分について説明する。
(ジエン系炭化水素に由来する単量体単位を有するポリマー)
樹脂シートは、ジエン系炭化水素に由来する単量体単位を有するポリマー(以下、「特定ポリマー」ともいう。)を必須成分として含有することが好ましい。
特定ポリマーの重量平均分子量は、0.5万〜160万が好ましく、1万〜100万であることがより好ましく、1.5万〜60万であることが更に好ましい。重量平均分子量が0.5万以上であると、単体樹脂としての形態保持性に優れ、160万以下であると、溶媒に溶解しやすくレーザー彫刻用樹脂組成物を調製するのに好都合である。
重量平均分子量は、ゲル透過クロマトグラフ法(GPC)にて測定され、標準ポリスチレンで換算して求められる。具体的には、例えば、ゲル透過クロマトグラフ法は、HLC−8220GPC(東ソー株式会社製)を用い、カラムとして、TSKgeL SuperHZM−H、TSKgeL SuperHZ4000、TSKgeL SuperHZ2000(東ソー株式会社製、4.6mmID×15cm)を3本用い、溶離液としてTHF(テトラヒドロフラン)を用いる。また、条件としては、試料濃度を0.35質量%、流速を0.35ml/min、サンプル注入量を10μL、測定温度を40℃とし、IR(infrared)検出器を用いて行う。また、検量線は、東ソー株式会社製「標準試料TSK standard,polystyrene」:「F−40」、「F−20」、「F−4」、「F−1」、「A−5000」、「A−2500」、「A−1000」、「n−プロピルベンゼン」の8サンプルから作製する。
樹脂シートは、ジエン系炭化水素に由来する単量体単位を有するポリマー(以下、「特定ポリマー」ともいう。)を必須成分として含有することが好ましい。
特定ポリマーの重量平均分子量は、0.5万〜160万が好ましく、1万〜100万であることがより好ましく、1.5万〜60万であることが更に好ましい。重量平均分子量が0.5万以上であると、単体樹脂としての形態保持性に優れ、160万以下であると、溶媒に溶解しやすくレーザー彫刻用樹脂組成物を調製するのに好都合である。
重量平均分子量は、ゲル透過クロマトグラフ法(GPC)にて測定され、標準ポリスチレンで換算して求められる。具体的には、例えば、ゲル透過クロマトグラフ法は、HLC−8220GPC(東ソー株式会社製)を用い、カラムとして、TSKgeL SuperHZM−H、TSKgeL SuperHZ4000、TSKgeL SuperHZ2000(東ソー株式会社製、4.6mmID×15cm)を3本用い、溶離液としてTHF(テトラヒドロフラン)を用いる。また、条件としては、試料濃度を0.35質量%、流速を0.35ml/min、サンプル注入量を10μL、測定温度を40℃とし、IR(infrared)検出器を用いて行う。また、検量線は、東ソー株式会社製「標準試料TSK standard,polystyrene」:「F−40」、「F−20」、「F−4」、「F−1」、「A−5000」、「A−2500」、「A−1000」、「n−プロピルベンゼン」の8サンプルから作製する。
特定ポリマーは、非共役ジエン系炭化水素に由来する単量体単位を有する特定ポリマーであってもよいが、共役ジエン系炭化水素に由来する単量体単位を有する特定ポリマーであることが好ましい。
(共役ジエン系炭化水素に由来する単量体単位を有する特定ポリマー)
共役ジエン系炭化水素に由来する単量体単位を有する特定ポリマー特定ポリマーとしては、共役ジエン系炭化水素を重合して得られる重合体、共役ジエン系炭化水素と他の不飽和化合物、好ましくはモノオレフィン系不飽和化合物とを重合させて得られる共重合体等が好ましく挙げられる。また、上述の重合体および共重合体は、修飾されていてもよく、例えば、末端に(メタ)アクリロイル基等の反応性基を導入してもよく、また、内部オレフィンの一部が水素添加されていてもよい。なお、以下の説明において、内部オレフィンの一部が水素添加されたポリブタジエンを「部分水素化ポリブタジエン」、同様に内部オレフィンの一部が水素添加されたポリイソプレンを「部分水素化ポリイソプレン」ともいう。更に共重合体は、ランダム重合体でも、ブロック共重合体でも、グラフト重合体でもよく、特に限定されない。
共役ジエン系炭化水素に由来する単量体単位を有する特定ポリマー特定ポリマーとしては、共役ジエン系炭化水素を重合して得られる重合体、共役ジエン系炭化水素と他の不飽和化合物、好ましくはモノオレフィン系不飽和化合物とを重合させて得られる共重合体等が好ましく挙げられる。また、上述の重合体および共重合体は、修飾されていてもよく、例えば、末端に(メタ)アクリロイル基等の反応性基を導入してもよく、また、内部オレフィンの一部が水素添加されていてもよい。なお、以下の説明において、内部オレフィンの一部が水素添加されたポリブタジエンを「部分水素化ポリブタジエン」、同様に内部オレフィンの一部が水素添加されたポリイソプレンを「部分水素化ポリイソプレン」ともいう。更に共重合体は、ランダム重合体でも、ブロック共重合体でも、グラフト重合体でもよく、特に限定されない。
上述の共役ジエン系炭化水素としては、具体的には、例えば、1,3−ブタジエン、イソプレン等が挙げられる。これらの化合物は単独または2種類以上組み合わせて用いられる。
上述のモノオレフィン系不飽和化合物としては、具体的には、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、イソブテン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリルアミド酢酸ビニル、(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸等が挙げられる。
上述のモノオレフィン系不飽和化合物としては、具体的には、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、イソブテン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリルアミド酢酸ビニル、(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸等が挙げられる。
上述の共役ジエン系炭化水素を重合させて得られる重合体または共役ジエン系炭化水素とモノオレフィン系不飽和化合物とを重合させて得られる共重合体としては、特に限定されず、具体的にはブタジエン重合体、イソプレン重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、アクリル酸エステル−イソプレン共重合体、メタクリル酸エステルと上述の共役ジエンの共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、イソブテン−イソプレン共重合体(ブチルゴム)等が挙げられる。これらの重合体は、乳化重合させてもよいし、また、溶液重合させてもよい。
特定ポリマーは、末端にエチレン性不飽和基を有していてもよく、下記式(A−1)で表される部分構造を有していてもよい。下記式(A−1)中、R1は水素原子またはメチル基を表し、AはOまたはNHを表し、*は他の構造との結合位置を表す。
式(A−1)中、AはOであることが好ましい。
すなわち、特定ポリマーは、分子内に(メタ)アクリロイルオキシ基または(メタ)アクリルアミド基を有していてもよく、(メタ)アクリロイルオキシ基を有することがより好ましい。
特定ポリマーは、式(A−1)で表される部分構造を主鎖末端または側鎖のいずれに有してもよいが、主鎖末端に有することが好ましい。
耐刷性の観点から、特定ポリマーは、式(A−1)で表される部分構造を分子内に2個以上有することが好ましい。
すなわち、特定ポリマーは、分子内に(メタ)アクリロイルオキシ基または(メタ)アクリルアミド基を有していてもよく、(メタ)アクリロイルオキシ基を有することがより好ましい。
特定ポリマーは、式(A−1)で表される部分構造を主鎖末端または側鎖のいずれに有してもよいが、主鎖末端に有することが好ましい。
耐刷性の観点から、特定ポリマーは、式(A−1)で表される部分構造を分子内に2個以上有することが好ましい。
式(A−1)で表される部分構造を有する特定ポリマーとしては、ポリブタジエンジ(メタ)アクリレート、部分水素化ポリブタジエンジ(メタ)アクリレート、ポリイソプレンジ(メタ)アクリレート、部分水素化ポリイソプレンジ(メタ)アクリレート等、水酸基含有ポリオレフィンの水酸基にエチレン性不飽和基含有化合物を反応させて得られたポリオレフィン(メタ)アクリレート(例えば、BAC−45(大阪有機化学工業株式会社製)、TEA−1000、TE−2000、EMA−3000(日本曹達株式会社製))が例示される。
また、ポリオレフィンを変性してエチレン性不飽和結合を導入した変性ポリオレフィン(例えば、メタクリレート導入ポリイソプレン(クラプレンUC−203、UC−102(株式会社クラレ製))も好ましく例示される。
また、ポリオレフィンを変性してエチレン性不飽和結合を導入した変性ポリオレフィン(例えば、メタクリレート導入ポリイソプレン(クラプレンUC−203、UC−102(株式会社クラレ製))も好ましく例示される。
(ブタジエンおよび/またはイソプレンに由来する単量体単位を有するポリマー)
特定ポリマーは、ブタジエンおよび/またはイソプレンに由来する単量体単位を有するポリマーであることが好ましい。
具体的には、ポリブタジエン(ブタジエンゴム)、部分水素化ポリブタジエン、末端変性ポリブタジエン、ポリイソプレン(イソプレンゴム)、部分水素化ポリイソプレン、末端変性ポリイソプレン、SBR(スチレン−ブタジエンゴム)、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレン トリブロック共重合体)、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)、SIS(スチレン−イソプレン−スチレン トリブロック共重合体)、イソプレン/ブタジエン共重合体等が挙げられる。
なお、末端変性とは、主鎖または側鎖末端がアミド基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、(メタ)アクリロイル基、グリシジル基等で変性されていていることを意味する。
これらの中でも、ポリブタジエン、部分水素化ポリブタジエン、水酸基末端ポリブタジエン、グリシジルエーテル変性ポリブタジエン、ポリイソプレン、部分水素化ポリイソプレン、末端変性ポリイソプレン、水酸基末端ポリイソプレン、グリシジルエーテル変性ポリイソプレン、SBS、SISが好ましい。
特定ポリマーは、ブタジエンおよび/またはイソプレンに由来する単量体単位を有するポリマーであることが好ましい。
具体的には、ポリブタジエン(ブタジエンゴム)、部分水素化ポリブタジエン、末端変性ポリブタジエン、ポリイソプレン(イソプレンゴム)、部分水素化ポリイソプレン、末端変性ポリイソプレン、SBR(スチレン−ブタジエンゴム)、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレン トリブロック共重合体)、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)、SIS(スチレン−イソプレン−スチレン トリブロック共重合体)、イソプレン/ブタジエン共重合体等が挙げられる。
なお、末端変性とは、主鎖または側鎖末端がアミド基、カルボキシ基、ヒドロキシ基、(メタ)アクリロイル基、グリシジル基等で変性されていていることを意味する。
これらの中でも、ポリブタジエン、部分水素化ポリブタジエン、水酸基末端ポリブタジエン、グリシジルエーテル変性ポリブタジエン、ポリイソプレン、部分水素化ポリイソプレン、末端変性ポリイソプレン、水酸基末端ポリイソプレン、グリシジルエーテル変性ポリイソプレン、SBS、SISが好ましい。
ブタジエン、イソプレンまたはそれらの水素添加物に由来する単量体単位の割合が、合計して30mol%以上であることが好ましく、50mol%以上であることがより好ましく、80mol%以上であることが更に好ましい。
イソプレンは、触媒または反応条件により、1,2−、3,4−または1,4−付加により重合することが知られているが、上述のいずれの付加により重合されたポリイソプレンでもよい。これらの中でも所望の弾性を得る観点から、主成分としてcis−1,4−ポリイソプレンを含有することが好ましい。なお、特定ポリマーがポリイソプレンである場合、cis−1,4−ポリイソプレンの含有量は、50質量%以上であることが好ましく、65質量%以上であることがより好ましく、80質量%以上であることが更に好ましく、90質量%以上であることが特に好ましい。
また、ポリイソプレンとしては、天然ゴムを使用してもよく、また、上市されているポリイソプレンを使用することもでき、例えば、NIPOL IRシリーズ(日本ゼオン株式会社製)が例示される。
また、ポリイソプレンとしては、天然ゴムを使用してもよく、また、上市されているポリイソプレンを使用することもでき、例えば、NIPOL IRシリーズ(日本ゼオン株式会社製)が例示される。
ブタジエンは、触媒または反応条件により1,2−または1,4−付加により重合することが知られているが、本発明では上述のいずれの付加により重合されたポリブタジエンでもよい。これらの中でも、所望の弾性を得る観点から、1,4−ポリブタジエンが主成分であることがより好ましい。
なお、特定ポリマーがポリブタジエンである場合、1,4−ポリブタジエンの含有量は、50質量%以上であることが好ましく、65質量%以上であることがより好ましく、80質量%以上であることが更に好ましく、90質量%以上であることが特に好ましい。
なお、cis体とtrans体の含有量は特に制限はないが、ゴム弾性を発現させる観点から、cis体が好ましく、cis−1,4−ポリブタジエンの含有量が50質量%以上であることが好ましく、65質量%以上であることがより好ましく、80質量%以上であることが更に好ましく、90質量%以上であることが特に好ましい。
ポリブタジエンとしては、上市されている製品を使用してもよく、例えば、NIPOL BRシリーズ(日本ゼオン株式会社製)、UBEPOL BRシリーズ(宇部興産株式会社製)等が例示される。
なお、特定ポリマーがポリブタジエンである場合、1,4−ポリブタジエンの含有量は、50質量%以上であることが好ましく、65質量%以上であることがより好ましく、80質量%以上であることが更に好ましく、90質量%以上であることが特に好ましい。
なお、cis体とtrans体の含有量は特に制限はないが、ゴム弾性を発現させる観点から、cis体が好ましく、cis−1,4−ポリブタジエンの含有量が50質量%以上であることが好ましく、65質量%以上であることがより好ましく、80質量%以上であることが更に好ましく、90質量%以上であることが特に好ましい。
ポリブタジエンとしては、上市されている製品を使用してもよく、例えば、NIPOL BRシリーズ(日本ゼオン株式会社製)、UBEPOL BRシリーズ(宇部興産株式会社製)等が例示される。
(非共役ジエン系炭化水素に由来する単量体単位を有する特定ポリマー)
特定ポリマーは、非共役ジエン系炭化水素に由来する単量体単位を有する特定ポリマーであってもよい。
特定ポリマーとしては、非共役ジエン系炭化水素と他の不飽和化合物、好ましくはαオレフィン系不飽和化合物とを重合させて得られる共重合体等が好ましく挙げられる。共重合体は、ランダム重合体でも、ブロック共重合体でも、グラフト重合体でもよく、特に限定されない。
特定ポリマーは、非共役ジエン系炭化水素に由来する単量体単位を有する特定ポリマーであってもよい。
特定ポリマーとしては、非共役ジエン系炭化水素と他の不飽和化合物、好ましくはαオレフィン系不飽和化合物とを重合させて得られる共重合体等が好ましく挙げられる。共重合体は、ランダム重合体でも、ブロック共重合体でも、グラフト重合体でもよく、特に限定されない。
上述の非共役ジエン系炭化水素としては、具体的には、例えば、ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、シクロオクタジエン、メチレンノルボルネン、エチリデンノルボルネン等が挙げられ、ジシクロペンタジエンおよびエチリデンノルボルネンが好ましく、エチリデンノルボルネンがより好ましい。これらの化合物は単独または2種類以上組み合わせて用いられる。
上述のモノオレフィン系不飽和化合物としては、具体的には、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−ペンテン等の炭素数2〜20のα−オレフィンが挙げられ、エチレンおよびプロピレンが好ましく、エチレンとプロピレンを組み合わせて用いることがより好ましい。これらの化合物は単独または2種類以上組み合わせて用いられる。
上述のモノオレフィン系不飽和化合物としては、具体的には、例えば、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−ペンテン等の炭素数2〜20のα−オレフィンが挙げられ、エチレンおよびプロピレンが好ましく、エチレンとプロピレンを組み合わせて用いることがより好ましい。これらの化合物は単独または2種類以上組み合わせて用いられる。
上述の共役ジエン系炭化水素を重合させて得られる重合体または共役ジエン系炭化水素とα−オレフィン系不飽和化合物とを重合させて得られる共重合体としては、特に限定されないが、エチレン−αオレフィン−ジエン共重合体であることが好ましく、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)がより好ましい。
上述の中でも、特定ポリマーとしては、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、または、エチレン−プロピレン−ジエンゴムであることが好ましく、ブタジエンゴムであることがより好ましい。
また、特定ポリマーは、主鎖が主としてイソプレンまたはブタジエンを単量体単位とするポリマーであることが好ましく、一部が水素添加されて飽和結合に変換されていてもよい。また、ポリマーの主鎖中または末端が、アミド、カルボキシ基、ヒドロキシ基、(メタ)アクリロイル基等で変性されていてもよく、エポキシ化されていてもよい。
これらの中でも、特定ポリマーとしては、溶剤への溶解性または、取り扱いの観点から、ポリブタジエン、ポリイソプレン、イソプレン/ブタジエン共重合体が好ましく例示され、ポリブタジエンおよびポリイソプレンがより好ましく、ポリブタジエンが更に好ましい。
これらの中でも、特定ポリマーとしては、溶剤への溶解性または、取り扱いの観点から、ポリブタジエン、ポリイソプレン、イソプレン/ブタジエン共重合体が好ましく例示され、ポリブタジエンおよびポリイソプレンがより好ましく、ポリブタジエンが更に好ましい。
特定ポリマーは20℃以下のガラス転移温度Tgを有することが、柔軟性とゴム弾性発現の観点から好ましい。
なお、特定ポリマーのガラス転移温度は、示差走査熱量計を用いてJIS K7121−1987に従って測定する。
なお、特定ポリマーが2以上のガラス転移温度を有する場合、少なくとも1つが20℃以下であることが好ましく、全てのガラス転移温度が20℃以下であることがより好ましい。
なお、特定ポリマーのガラス転移温度は、示差走査熱量計を用いてJIS K7121−1987に従って測定する。
なお、特定ポリマーが2以上のガラス転移温度を有する場合、少なくとも1つが20℃以下であることが好ましく、全てのガラス転移温度が20℃以下であることがより好ましい。
特定ポリマーはSP値が14.0〜18.0MPa1/2であることが好ましく、15.0〜17.5MPa1/2であることがより好ましく、16.0〜17.5MPa1/2であることが更に好ましい。
SP値は、分子の凝集エネルギー密度の平方根であり、分子間の凝集する力の大小を表し、極性の尺度となる。
SP値が上述の範囲であると、ウレタン系接着剤との適度な接着性が得られるため好ましい。
上述のSP値は、日本接着学会誌29(3)1993,204−211に記載の沖津法に基づき計算される。
SP値は、分子の凝集エネルギー密度の平方根であり、分子間の凝集する力の大小を表し、極性の尺度となる。
SP値が上述の範囲であると、ウレタン系接着剤との適度な接着性が得られるため好ましい。
上述のSP値は、日本接着学会誌29(3)1993,204−211に記載の沖津法に基づき計算される。
特定ポリマーはエラストマーまたはプラストマーであることが好ましい。特定ポリマーがエラストマーまたはプラストマーであると、これから得られるレーザー彫刻用印刷版原版をシート状、若しくは円筒状に成形する際に、良好な厚み精度および寸法精度を達成することができる。また、フレキソ印刷版に必要な弾性を付与することができるので好ましい。
「プラストマー」とは、高分子学会編「新版高分子辞典」(日本国、朝倉書店、1988年発行)に記載されているように、加熱により容易に流動変形し、かつ冷却により変形された形状に固化できるという性質を有する高分子体を意味する。プラストマーは、エラストマー(外力を加えたときに、その外力に応じて瞬時に変形し、かつ外力を除いたときには、短時間に元の形状を回復する性質を有するもの)に対する言葉であり、エラストマーのような弾性変形を示さず、容易に塑性変形するものである。
プラストマーは、元の大きさを100%としたときに、室温20℃において小さな外力で200%まで変形させることができ、上述の外力を除いても、130%以下に戻らないものを意味する。小さな外力とは、具体的には、引張強度が1〜100MPaである外力をいう。より詳細には、JIS K 6262−1997の引張永久ひずみ試験に基づき、JIS K 6251−1993に規定するダンベル状4号形の試験片を用いた場合に、20℃における引張試験で上述の試験片を引張前の標線間距離の2倍に破断せずに伸ばすことが可能であり、かつ、引張前の標線間距離の2倍に伸ばしたところで60分間保持した後、引張外力を除いて5分後に引張永久ひずみが30%以上であるポリマーを意味する。なお、本発明では、試験片をJIS K6251−1993に規定するダンベル状4号形にすること、保持時間を60分、および、試験室の温度を20℃とすること以外は、全てJIS K 6262−1997の引張永久ひずみ試験方法に準拠した。
なお、上述の測定ができないポリマーの場合、すなわち、引張試験において、引張外力を加えなくとも変形して元の形状に戻らないポリマー、および上述の測定時の小さな外力を与えて破断するポリマーは、プラストマーに相当する。
更に、プラストマーは、ポリマーのガラス転移温度Tgが20℃未満である。ガラス転移温度Tgを2つ以上有するポリマーの場合は、全てのガラス転移温度Tgが20℃未満である。なお、ポリマーのガラス転移温度Tgは、示差走査熱量測定法により測定することができる。
「プラストマー」とは、高分子学会編「新版高分子辞典」(日本国、朝倉書店、1988年発行)に記載されているように、加熱により容易に流動変形し、かつ冷却により変形された形状に固化できるという性質を有する高分子体を意味する。プラストマーは、エラストマー(外力を加えたときに、その外力に応じて瞬時に変形し、かつ外力を除いたときには、短時間に元の形状を回復する性質を有するもの)に対する言葉であり、エラストマーのような弾性変形を示さず、容易に塑性変形するものである。
プラストマーは、元の大きさを100%としたときに、室温20℃において小さな外力で200%まで変形させることができ、上述の外力を除いても、130%以下に戻らないものを意味する。小さな外力とは、具体的には、引張強度が1〜100MPaである外力をいう。より詳細には、JIS K 6262−1997の引張永久ひずみ試験に基づき、JIS K 6251−1993に規定するダンベル状4号形の試験片を用いた場合に、20℃における引張試験で上述の試験片を引張前の標線間距離の2倍に破断せずに伸ばすことが可能であり、かつ、引張前の標線間距離の2倍に伸ばしたところで60分間保持した後、引張外力を除いて5分後に引張永久ひずみが30%以上であるポリマーを意味する。なお、本発明では、試験片をJIS K6251−1993に規定するダンベル状4号形にすること、保持時間を60分、および、試験室の温度を20℃とすること以外は、全てJIS K 6262−1997の引張永久ひずみ試験方法に準拠した。
なお、上述の測定ができないポリマーの場合、すなわち、引張試験において、引張外力を加えなくとも変形して元の形状に戻らないポリマー、および上述の測定時の小さな外力を与えて破断するポリマーは、プラストマーに相当する。
更に、プラストマーは、ポリマーのガラス転移温度Tgが20℃未満である。ガラス転移温度Tgを2つ以上有するポリマーの場合は、全てのガラス転移温度Tgが20℃未満である。なお、ポリマーのガラス転移温度Tgは、示差走査熱量測定法により測定することができる。
エラストマーとは、上述の引張試験において、標線間距離の2倍に伸ばすことが可能であり、かつ、引張外力を除いて5分後に引張永久ひずみが30%未満であるポリマーを意味する。
特定ポリマーの20℃における粘度は、好ましくは10Pa・s〜10kPa・sであり、より好ましくは50Pa・s〜5kPa・sである。粘度が上述の範囲内の場合には、シート状に樹脂組成物を成形しやすく、プロセスも簡便である。特定ポリマーがプラストマーであることにより、樹脂シート形成用樹脂組成物をシート状に成形する際に、良好な厚み精度および寸法精度を達成することができる。
特定ポリマーの20℃における粘度は、好ましくは10Pa・s〜10kPa・sであり、より好ましくは50Pa・s〜5kPa・sである。粘度が上述の範囲内の場合には、シート状に樹脂組成物を成形しやすく、プロセスも簡便である。特定ポリマーがプラストマーであることにより、樹脂シート形成用樹脂組成物をシート状に成形する際に、良好な厚み精度および寸法精度を達成することができる。
特定ポリマーは1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
上述の樹脂シートにおける特定ポリマーの総含有量は、樹脂シートの固形分全質量に対し、5〜90質量%が好ましく、15〜85質量%がより好ましく、30〜80質量%が更に好ましい。
また、上述の樹脂シート形成用樹脂組成物における特定ポリマーの総含有量は、樹脂組成物の固形分全質量に対し、5〜90質量%が好ましく、15〜85質量%がより好ましく、30〜80質量%が更に好ましい。特定ポリマーの含有量を5質量%以上とすることで、得られた円筒状印刷版を印刷版として使用するに足る耐刷性が得られ、また、90質量%以下とすることで、他成分が不足することがなく、円筒状印刷版とした際においても印刷版として使用するに足る柔軟性を得ることができる。
なお、「固形分全質量」とは、樹脂シートまたは樹脂シート形成用樹脂組成物から溶剤等の揮発性成分を除いた全質量を意味する。
上述の樹脂シートにおける特定ポリマーの総含有量は、樹脂シートの固形分全質量に対し、5〜90質量%が好ましく、15〜85質量%がより好ましく、30〜80質量%が更に好ましい。
また、上述の樹脂シート形成用樹脂組成物における特定ポリマーの総含有量は、樹脂組成物の固形分全質量に対し、5〜90質量%が好ましく、15〜85質量%がより好ましく、30〜80質量%が更に好ましい。特定ポリマーの含有量を5質量%以上とすることで、得られた円筒状印刷版を印刷版として使用するに足る耐刷性が得られ、また、90質量%以下とすることで、他成分が不足することがなく、円筒状印刷版とした際においても印刷版として使用するに足る柔軟性を得ることができる。
なお、「固形分全質量」とは、樹脂シートまたは樹脂シート形成用樹脂組成物から溶剤等の揮発性成分を除いた全質量を意味する。
上述の樹脂シート、および樹脂シート形成用樹脂組成物は、重合開始剤、光熱変換剤、溶剤、および、その他の成分を含有することが好ましい。以下、これらの成分について詳述する。
(重合開始剤)
レーザー彫刻用樹脂組成物は、重合開始剤を含有する樹脂シート形成用樹脂組成物を用いて形成されることが好ましい。重合開始剤を含有することにより、特定ポリマー、および後述する重合性化合物が含有するエチレン性不飽和結合同士の架橋が促進される。
重合開始剤としては、当業者間で公知のものを制限なく使用することができ、光重合開始剤および熱重合開始剤のいずれも使用することができるが、簡便な装置で架橋が形成できることから、熱重合開始剤が好ましい。以下、好ましい重合開始剤であるラジカル重合開始剤について詳述するが、本発明はこれらの記述により制限を受けるものではない。
レーザー彫刻用樹脂組成物は、重合開始剤を含有する樹脂シート形成用樹脂組成物を用いて形成されることが好ましい。重合開始剤を含有することにより、特定ポリマー、および後述する重合性化合物が含有するエチレン性不飽和結合同士の架橋が促進される。
重合開始剤としては、当業者間で公知のものを制限なく使用することができ、光重合開始剤および熱重合開始剤のいずれも使用することができるが、簡便な装置で架橋が形成できることから、熱重合開始剤が好ましい。以下、好ましい重合開始剤であるラジカル重合開始剤について詳述するが、本発明はこれらの記述により制限を受けるものではない。
好ましい重合開始剤としては、(a)芳香族ケトン類、(b)オニウム塩化合物、(c)有機過酸化物、(d)チオ化合物、(e)ヘキサアリールビイミダゾール化合物、(f)ケトオキシムエステル化合物、(g)ボレート化合物、(h)アジニウム化合物、(i)メタロセン化合物、(j)活性エステル化合物、(k)炭素ハロゲン結合を有する化合物、(l)アゾ系化合物等が挙げられる。以下に、上述の(a)〜(l)の具体例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
彫刻感度と、樹脂シートに適用した際には、ベタ部と網点部の小点形状を良好とするといった観点から、(c)有機過酸化物および(l)アゾ系化合物がより好ましく、(c)有機過酸化物が特に好ましい。
上述の(a)芳香族ケトン類、(b)オニウム塩化合物、(d)チオ化合物、(e)ヘキサアリールビイミダゾール化合物、(f)ケトオキシムエステル化合物、(g)ボレート化合物、(h)アジニウム化合物、(i)メタロセン化合物、(j)活性エステル化合物、および(k)炭素ハロゲン結合を有する化合物としては、特開2008−63554号公報の段落0074〜0118に挙げられている化合物を好ましく用いることができる。
また、(c)有機過酸化物および(l)アゾ系化合物としては、以下に示す化合物が好ましい。
また、(c)有機過酸化物および(l)アゾ系化合物としては、以下に示す化合物が好ましい。
(c)有機過酸化物
熱重合開始剤として好ましい(c)有機過酸化物としては、3,3’,4,4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、3,3’,4,4’−テトラ(t−アミルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、3,3’,4,4’−テトラ(t−ヘキシルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、3,3’,4,4’−テトラ(t−オクチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、3,3’,4,4’−テトラ(クミルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、3,3’,4,4’−テトラ(p−イソプロピルクミルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、ジ−t−ブチルジパーオキシイソフタレート、ジ−t−ブチルジパーオキシイソフタレート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシ−3−メチルベンゾエート、t−ブチルパーオキシラウレート、t−ブチルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシネオヘプタノエート、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシアセテート等の過酸化エステル系、α,α’−ジ(t−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシイソプロピルモノカーボネート、およびt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルモノカーボネート等の過酸化エステル系が好ましい。これらの中でも、相溶性に優れる観点から、t−ブチルパーオキシベンゾエートが特に好ましい。
熱重合開始剤として好ましい(c)有機過酸化物としては、3,3’,4,4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、3,3’,4,4’−テトラ(t−アミルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、3,3’,4,4’−テトラ(t−ヘキシルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、3,3’,4,4’−テトラ(t−オクチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、3,3’,4,4’−テトラ(クミルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、3,3’,4,4’−テトラ(p−イソプロピルクミルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン、ジ−t−ブチルジパーオキシイソフタレート、ジ−t−ブチルジパーオキシイソフタレート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシ−3−メチルベンゾエート、t−ブチルパーオキシラウレート、t−ブチルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシネオヘプタノエート、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシアセテート等の過酸化エステル系、α,α’−ジ(t−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシイソプロピルモノカーボネート、およびt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルモノカーボネート等の過酸化エステル系が好ましい。これらの中でも、相溶性に優れる観点から、t−ブチルパーオキシベンゾエートが特に好ましい。
(l)アゾ系化合物
重合開始剤として好ましい(l)アゾ系化合物としては、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビスプロピオニトリル、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、4,4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)、2,2’−アゾビスイソ酪酸ジメチル、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミドオキシム)、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]、2,2’−アゾビス{2−メチル−N−[1,1−ビス(ヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチル]プロピオンアミド}、2,2’−アゾビス[2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロピオンアミド]、2,2’−アゾビス(N−ブチル−2−メチルプロピオンアミド)、2,2’−アゾビス(N−シクロヘキシル−2−メチルプロピオンアミド)、2,2’−アゾビス[N−(2−プロペニル)−2−メチルプロピオンアミド]、2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタン)等を挙げることができる。
重合開始剤として好ましい(l)アゾ系化合物としては、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビスプロピオニトリル、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、4,4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)、2,2’−アゾビスイソ酪酸ジメチル、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミドオキシム)、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]、2,2’−アゾビス{2−メチル−N−[1,1−ビス(ヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチル]プロピオンアミド}、2,2’−アゾビス[2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロピオンアミド]、2,2’−アゾビス(N−ブチル−2−メチルプロピオンアミド)、2,2’−アゾビス(N−シクロヘキシル−2−メチルプロピオンアミド)、2,2’−アゾビス[N−(2−プロペニル)−2−メチルプロピオンアミド]、2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタン)等を挙げることができる。
なお、上述の(c)有機過酸化物が重合開始剤として、樹脂シートの架橋性および彫刻感度向上の観点で特に好ましい。
彫刻感度の観点からは、この(c)有機過酸化物と、後述する光熱変換剤とを組み合わせた態様が特に好ましい。
これは、有機過酸化物を用いて樹脂シートを熱架橋により硬化させる際、ラジカル発生に関与しない未反応の有機過酸化物が残存するが、残存した有機過酸化物は、自己反応性の添加剤として働き、レーザー彫刻時に発熱的に分解する。その結果、照射されたレーザーエネルギーに発熱分が加算されるので彫刻感度が高くなったと推定される。
なお、光熱変換剤の説明において詳述するが、この効果は、光熱変換剤としてカーボンブラックを用いる場合に著しい。これは、カーボンブラックから発生した熱が(c)有機過酸化物にも伝達される結果、カーボンブラックだけでなく有機過酸化物からも発熱するため、特定ポリマー等の分解に使用されるべき熱エネルギーの発生が相乗的に生じるためと考えている。
これは、有機過酸化物を用いて樹脂シートを熱架橋により硬化させる際、ラジカル発生に関与しない未反応の有機過酸化物が残存するが、残存した有機過酸化物は、自己反応性の添加剤として働き、レーザー彫刻時に発熱的に分解する。その結果、照射されたレーザーエネルギーに発熱分が加算されるので彫刻感度が高くなったと推定される。
なお、光熱変換剤の説明において詳述するが、この効果は、光熱変換剤としてカーボンブラックを用いる場合に著しい。これは、カーボンブラックから発生した熱が(c)有機過酸化物にも伝達される結果、カーボンブラックだけでなく有機過酸化物からも発熱するため、特定ポリマー等の分解に使用されるべき熱エネルギーの発生が相乗的に生じるためと考えている。
重合開始剤は、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
樹脂シート中の重合開始剤の含有量は、固形分全質量に対して、0.01〜30質量%であることが好ましく、0.1〜20質量%であることがより好ましく、1〜15%であることが更に好ましい。
樹脂シート形成用樹脂組成物中の重合開始剤の含有量は、固形分全質量に対して、0.01〜30質量%であることが好ましく、0.1〜20質量%であることがより好ましく、1〜15%であることが更に好ましい。含有量が上述の範囲内であると、硬化性(架橋性)に優れ、レーザー彫刻した際のベタ部と網点部の小点形状が良好であり、更に、リンス性に優れるので好ましい。
樹脂シート中の重合開始剤の含有量は、固形分全質量に対して、0.01〜30質量%であることが好ましく、0.1〜20質量%であることがより好ましく、1〜15%であることが更に好ましい。
樹脂シート形成用樹脂組成物中の重合開始剤の含有量は、固形分全質量に対して、0.01〜30質量%であることが好ましく、0.1〜20質量%であることがより好ましく、1〜15%であることが更に好ましい。含有量が上述の範囲内であると、硬化性(架橋性)に優れ、レーザー彫刻した際のベタ部と網点部の小点形状が良好であり、更に、リンス性に優れるので好ましい。
(光熱変換剤)
樹脂シートおよび樹脂シート形成用樹脂組成物は、更に、光熱変換剤を含有することが好ましい。すなわち、光熱変換剤は、レーザーの光を吸収し発熱することにより、レーザー彫刻時の硬化物の熱分解を促進すると考えられる。このため、彫刻に用いるレーザー波長の光を吸収する光熱変換剤を選択することが好ましい。
樹脂シートおよび樹脂シート形成用樹脂組成物は、更に、光熱変換剤を含有することが好ましい。すなわち、光熱変換剤は、レーザーの光を吸収し発熱することにより、レーザー彫刻時の硬化物の熱分解を促進すると考えられる。このため、彫刻に用いるレーザー波長の光を吸収する光熱変換剤を選択することが好ましい。
樹脂シートを、YAGレーザー、半導体レーザー、ファイバーレーザー、および面発光レーザー等の700〜1,300nmの赤外線を発するレーザーを光源とするレーザー彫刻に用いる場合、光熱変換剤としては、700〜1,300nmに極大吸収波長を有する化合物を用いることが好ましい。
光熱変換剤としては、種々の染料または顔料が用いられる。
光熱変換剤としては、種々の染料または顔料が用いられる。
光熱変換剤のうち、染料としては、市販の染料および例えば「染料便覧」(有機合成化学協会編集、昭和45年刊)等の文献に記載されている公知のものが利用できる。具体的には、700〜1,300nmに極大吸収波長を有するものが挙げられ、アゾ染料、金属錯塩アゾ染料、ピラゾロンアゾ染料、ナフトキノン染料、アントラキノン染料、フタロシアニン染料、カルボニウム染料、ジインモニウム化合物、キノンイミン染料、メチン染料、シアニン染料、スクワリリウム色素、ピリリウム塩、金属チオレート錯体等の染料が好ましく挙げられる。好ましく用いられる染料としては、ヘプタメチンシアニン色素等のシアニン系色素、ペンタメチンオキソノール色素等のオキソノール系色素、フタロシアニン系色素および特開2008−63554号公報の段落0124〜0137に記載の染料を挙げることができる。
光熱変換剤のうち、顔料としては、市販の顔料およびカラーインデックス(C.I.)便覧、「最新顔料便覧」(日本顔料技術協会編、1977年刊)、「最新顔料応用技術」(CMC出版、1986年刊)、「印刷インキ技術」CMC出版、1984年刊)に記載されている顔料が利用できる。また、顔料としては、特開2009−178869号公報の段落0122〜0125に記載の顔料が例示できる。
これらの顔料のうち、好ましいものはカーボンブラックである。
これらの顔料のうち、好ましいものはカーボンブラックである。
カーボンブラックは、組成物中における分散性等が安定である限り、ASTMによる分類のほか、例えば、カラー用、ゴム用、乾電池用等の用途の如何に拘らずいずれも使用可能である。カーボンブラックには、例えば、ファーネスブラック、サーマルブラック、チャンネルブラック、ランプブラック、アセチレンブラック等が含まれる。なお、カーボンブラック等の黒色着色剤は、分散を容易にするため、必要に応じて分散剤を用い、予めニトロセルロースまたはバインダー等に分散させたカラーチップまたはカラーペーストとして使用することができ、このようなチップおよびペーストは市販品として容易に入手できる。また、カーボンブラックとしては、特開2009−178869号公報の段落0130〜0134に記載されたものが例示できる。
樹脂シートおよび樹脂シート形成用樹脂組成物における光熱変換剤は、1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
樹脂シート中における光熱変換剤の含有量は、その分子固有の分子吸光係数の大きさにより大きく異なるが、固形分全質量の0.01〜30質量%の範囲が好ましく、0.05〜20質量%がより好ましく、0.1〜10質量%が特に好ましい。
樹脂シート形成用樹脂組成物中における光熱変換剤の含有量は、その分子固有の分子吸光係数の大きさにより大きく異なるが、固形分全質量の0.01〜30質量%の範囲が好ましく、0.05〜20質量%がより好ましく、0.1〜10質量%が特に好ましい。
樹脂シート中における光熱変換剤の含有量は、その分子固有の分子吸光係数の大きさにより大きく異なるが、固形分全質量の0.01〜30質量%の範囲が好ましく、0.05〜20質量%がより好ましく、0.1〜10質量%が特に好ましい。
樹脂シート形成用樹脂組成物中における光熱変換剤の含有量は、その分子固有の分子吸光係数の大きさにより大きく異なるが、固形分全質量の0.01〜30質量%の範囲が好ましく、0.05〜20質量%がより好ましく、0.1〜10質量%が特に好ましい。
(溶剤)
樹脂シート形成用樹脂組成物は、溶剤を含有してもよい。
溶剤としては、有機溶剤を用いることが好ましい。
非プロトン性有機溶剤の好ましい具体例は、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、トルエン、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、メチルエチルケトン、アセトン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシドが挙げられる。
プロトン性有機溶剤の好ましい具体例は、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、1−メトキシ−2−プロパノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,3−プロパンジオールが挙げられる。
これらの中でも、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートが特に好ましく例示できる。
樹脂シート形成用樹脂組成物は、溶剤を含有してもよい。
溶剤としては、有機溶剤を用いることが好ましい。
非プロトン性有機溶剤の好ましい具体例は、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、トルエン、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、メチルエチルケトン、アセトン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシドが挙げられる。
プロトン性有機溶剤の好ましい具体例は、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、1−メトキシ−2−プロパノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,3−プロパンジオールが挙げられる。
これらの中でも、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートが特に好ましく例示できる。
(その他の添加剤)
樹脂シートおよび樹脂シート形成用樹脂組成物には、公知の各種添加剤を、本発明の効果を阻害しない範囲で適宜配合することができる。例えば、架橋剤、架橋促進剤、可塑剤、充填剤、ワックス、プロセス油、金属酸化物、オゾン分解防止剤、老化防止剤、重合禁止剤、着色剤等が挙げられ、これらは1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
樹脂シートおよび樹脂シート形成用樹脂組成物には、公知の各種添加剤を、本発明の効果を阻害しない範囲で適宜配合することができる。例えば、架橋剤、架橋促進剤、可塑剤、充填剤、ワックス、プロセス油、金属酸化物、オゾン分解防止剤、老化防止剤、重合禁止剤、着色剤等が挙げられ、これらは1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
(重合性化合物)
樹脂シートは、架橋構造形成を促進するため、重合性化合物を含有する樹脂シート形成用樹脂組成物を用いて形成することもできる。重合性化合物を含有することにより、架橋構造形成が促進され、得られる円筒状印刷版の耐刷性に優れる。
また、上述のエチレン性不飽和基を有する特定ポリマーは、重合性化合物には含まれない物とする。
更に、重合性化合物は、分子量3,000未満の化合物であることが好ましく、分子量1,000未満の化合物であることがより好ましい。
重合性化合物は、ラジカル重合性化合物であることが好ましく、また、エチレン性不飽和化合物であることが好ましい。
樹脂シートは、架橋構造形成を促進するため、重合性化合物を含有する樹脂シート形成用樹脂組成物を用いて形成することもできる。重合性化合物を含有することにより、架橋構造形成が促進され、得られる円筒状印刷版の耐刷性に優れる。
また、上述のエチレン性不飽和基を有する特定ポリマーは、重合性化合物には含まれない物とする。
更に、重合性化合物は、分子量3,000未満の化合物であることが好ましく、分子量1,000未満の化合物であることがより好ましい。
重合性化合物は、ラジカル重合性化合物であることが好ましく、また、エチレン性不飽和化合物であることが好ましい。
重合性化合物は、多官能エチレン性不飽和化合物であることが好ましい。上述の態様であると、得られる円筒状印刷版の耐刷性により優れる。
多官能エチレン性不飽和化合物としては、末端エチレン性不飽和基を2〜20個有する化合物が好ましい。このような化合物群は当産業分野において広く知られるものであり、これらを特に制限なく用いることができる。
多官能エチレン性不飽和化合物におけるエチレン不飽和基が由来する化合物の例としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸等の不飽和カルボン酸、そのエステル類、およびアミド類が挙げられ、好ましくは、不飽和カルボン酸と脂肪族多価アルコール化合物とのエステル類、不飽和カルボン酸と脂肪族多価アミン化合物とのアミド類が用いられる。また、ヒドロキシ基、およびアミノ基等の求核性置換基を有する不飽和カルボン酸エステル、アミド類と多官能イソシアネート類、エポキシ類との付加反応物、多官能のカルボン酸との脱水縮合反応物等も好適に使用される。また、イソシアナト基およびエポキシ基等の親電子性置換基を有する、不飽和カルボン酸エステル、アミド類と単官能または多官能のアルコール類、アミン類との付加反応物、ハロゲン基、またはトシルオキシ基等の脱離性置換基を有する、不飽和カルボン酸エステル、アミド類と単官能若しくは多官能のアルコール類、アミン類との置換反応物も好適である。また、別の例として、上述の不飽和カルボン酸の代わりに、ビニル化合物、アリル化合物、不飽和ホスホン酸、またはスチレン等に置き換えた化合物群を使用することも可能である。
多官能エチレン性不飽和化合物としては、末端エチレン性不飽和基を2〜20個有する化合物が好ましい。このような化合物群は当産業分野において広く知られるものであり、これらを特に制限なく用いることができる。
多官能エチレン性不飽和化合物におけるエチレン不飽和基が由来する化合物の例としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸等の不飽和カルボン酸、そのエステル類、およびアミド類が挙げられ、好ましくは、不飽和カルボン酸と脂肪族多価アルコール化合物とのエステル類、不飽和カルボン酸と脂肪族多価アミン化合物とのアミド類が用いられる。また、ヒドロキシ基、およびアミノ基等の求核性置換基を有する不飽和カルボン酸エステル、アミド類と多官能イソシアネート類、エポキシ類との付加反応物、多官能のカルボン酸との脱水縮合反応物等も好適に使用される。また、イソシアナト基およびエポキシ基等の親電子性置換基を有する、不飽和カルボン酸エステル、アミド類と単官能または多官能のアルコール類、アミン類との付加反応物、ハロゲン基、またはトシルオキシ基等の脱離性置換基を有する、不飽和カルボン酸エステル、アミド類と単官能若しくは多官能のアルコール類、アミン類との置換反応物も好適である。また、別の例として、上述の不飽和カルボン酸の代わりに、ビニル化合物、アリル化合物、不飽和ホスホン酸、またはスチレン等に置き換えた化合物群を使用することも可能である。
重合性化合物に含まれるエチレン性不飽和基は、反応性の観点でアクリレート、メタクリレート、ビニル化合物、およびアリル化合物の各残基が好ましい。また、耐刷性の観点から、多官能エチレン性不飽和化合物は、エチレン性不飽和基を3個以上有することがより好ましい。
脂肪族多価アルコール化合物と不飽和カルボン酸とのエステルのモノマーの具体例としては、アクリル酸エステルとして、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、1,3−ブタンジオールジアクリレート、テトラメチレングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,4−シクロヘキサンジオールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ポリテトラメチレングリコールジアクリレート、1,8−オクタンジオールジアクリレート、1,9−ノナンジオールジアクリレート、1,10−デカンジオールジアクリレート、トリシクロデカンジメタノールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリ(アクリロイルオキシプロピル)エーテル、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、トリメチロールエタントリアクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールジアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ソルビトールトリアクリレート、ソルビトールテトラアクリレート、ソルビトールペンタアクリレート、ソルビトールヘキサアクリレート、トリ(アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート、ポリエステルアクリレートオリゴマー等が挙げられる。
メタクリル酸エステルとしては、テトラメチレングリコールジメタクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、プロピレングリコールジメタクリレート、ジプロピレングリコールジメタクリレート、トリプロピレングリコールジメタクリレート、ポリプロピレングリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリメチロールエタントリメタクリレート、1,3−ブタンジオールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、1,8−オクタンジオールジメタクリレート、1,9−ノナンジオールジメタクリレート、1,10−デカンジオールジメタクリレート、ペンタエリスリトールジメタクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールジメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート、ソルビトールトリメタクリレート、ソルビトールテトラメタクリレート、ビス〔p−(3−メタクリルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシ)フェニル〕ジメチルメタン、ビス〔p−(メタクリルオキシエトキシ)フェニル〕ジメチルメタン等が挙げられる。中でも、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレートが特に好ましい。
イタコン酸エステルとしては、エチレングリコールジイタコネート、プロピレングリコールジイタコネート、1,3−ブタンジオールジイタコネート、1,4−ブタンジオールジイタコネート、テトラメチレングリコールジイタコネート、ペンタエリスリトールジイタコネート、ソルビトールテトライタコネート等が挙げられる。
クロトン酸エステルとしては、エチレングリコールジクロトネート、テトラメチレングリコールジクロトネート、ペンタエリスリトールジクロトネート、ソルビトールテトラクロトネート等が挙げられる。
イソクロトン酸エステルとしては、エチレングリコールジイソクロトネート、ペンタエリスリトールジイソクロトネート、ソルビトールテトライソクロトネート等が挙げられる。
マレイン酸エステルとしては、エチレングリコールジマレート、トリエチレングリコールジマレート、ペンタエリスリトールジマレート、ソルビトールテトラマレート等が挙げられる。
その他のエステルの例として、例えば、特公昭46−27926号、特公昭51−47334号、特開昭57−196231号各公報記載の脂肪族アルコール系エステル類、特開昭59−5240号、特開昭59−5241号、特開平2−226149号各公報記載の芳香族系骨格を有するもの、または特開平1−165613号公報記載のアミノ基を含有するもの等も好適に用いられる。
上述のエステルモノマーは混合物としても使用することができる。
上述のエステルモノマーは混合物としても使用することができる。
また、脂肪族多価アミン化合物と不飽和カルボン酸とのアミドのモノマーの具体例としては、メチレンビスアクリルアミド、メチレンビスメタクリルアミド、1,6−ヘキサメチレンビス−アクリルアミド、1,6−ヘキサメチレンビスメタクリルアミド、ジエチレントリアミントリスアクリルアミド、キシリレンビスアクリルアミド、キシリレンビスメタクリルアミド等が挙げられる。
その他の好ましいアミド系モノマーの例としては、特公昭54−21726号公報記載のシクロへキシレン構造を有すものを挙げることができる。
また、イソシアネートと水酸基の付加反応を用いて製造されるウレタン系付加重合性化合物も好適であり、そのような具体例としては、例えば、特公昭48−41708号公報中に記載されている1分子に2個以上のイソシアナト基を有するポリイソシアネート化合物に、下記一般式(i)で示される水酸基を含有するビニルモノマーを付加させた1分子中に2個以上の重合性ビニル基を含有するビニルウレタン化合物等が挙げられる。
CH2=C(R)COOCH2CH(R’)OH (i)
ただし、RおよびR’は、それぞれ、HまたはCH3を示す。
ただし、RおよびR’は、それぞれ、HまたはCH3を示す。
また、特開昭51−37193号、特公平2−32293号、特公平2−16765号各公報に記載されているようなウレタンアクリレート類、特公昭58−49860号、特公昭56−17654号、特公昭62−39417号、または特公昭62−39418号各公報記載のエチレンオキサイド系骨格を有するウレタン化合物類も好適である。
更に、特開昭63−277653号、特開昭63−260909号、特開平1−105238号各公報に記載される、分子内にアミノ構造を有する付加重合性化合物類を用いることによって、短時間で硬化組成物を得ることができる。
その他の例としては、特開昭48−64183号、特公昭49−43191号、特公昭52−30490号各公報に記載されているようなポリエステルアクリレート類、エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸を反応させたエポキシアクリレート類等の多官能のアクリレートおよびメタクリレートを挙げることができる。また、特公昭46−43946号、特公平1−40337号、特公平1−40336号各公報記載の特定の不飽和化合物および、特開平2−25493号公報記載のビニルホスホン酸系化合物等も挙げることができる。また、ある場合には、特開昭61−22048号公報記載のペルフルオロアルキル基を含有する構造が好適に使用される。更に、日本接着協会誌vol.20、No.7、300〜308ページ(1984年)に光硬化性モノマーおよびオリゴマーとして紹介されているものも使用することができる。
ビニル化合物としては、ブタンジオール−1,4−ジビニルエーテル、エチレングリコールジビニルエーテル、1,2−プロパンジオールジビニルエーテル、1,3−プロパンジオールジビニルエーテル、1,3−ブタンジオールジビニルエーテル、1,4−ブタンジオールジビニルエーテル、ネオペンチルグリコールジビニルエーテル、トリメチロールプロパントリビニルエーテル、トリメチロールエタントリビニルエーテル、ヘキサンジオールジビニルエーテル、テトラエチレングリコールジビニルエーテル、ペンタエリスリトールジビニルエーテル、ペンタエリスリトールトリビニルエーテル、ペンタエリスリトールテトラビニルエーテル、ソルビトールテトラビニルエーテル、ソルビトールペンタビニルエーテル、エチレングリコールジエチレンビニルエーテル、エチレングリコールジプロピレンビニルエーテル、トリメチロールプロパントリエチレンビニルエーテル、トリメチロールプロパンジエチレンビニルエーテル、ペンタエリスリトールジエチレンビニルエーテル、ペンタエリスリトールトリエチレンビニルエーテル、ペンタエリスリトールテトラエチレンビニルエーテル、1,1,1−トリス〔4−(2−ビニロキシエトキシ)フェニル〕エタン、ビスフェノールAジビニロキシエチルエーテル、アジピン酸ジビニル等が挙げられる。
樹脂シート、および、その形成に用いられる樹脂組成物は、重合性化合物を1種のみ用いてもよく、2種以上併用してもよい。
樹脂シート中における重合性化合物の含有量は、樹脂組成物の固形分全質量に対し、0.1〜30質量%が好ましく、0.5〜20質量%がより好ましく、1〜10質量%が更に好ましい。
樹脂シート形成用樹脂組成物中における重合性化合物の含有量は、樹脂組成物の固形分全質量に対し、0.1〜30質量%が好ましく、0.5〜20質量%がより好ましく、1〜10質量%が更に好ましい。上述の範囲であると、レーザー彫刻時に発生する彫刻カスのリンス性により優れ、得られる円筒状印刷版の耐刷性により優れる。
樹脂シート中における重合性化合物の含有量は、樹脂組成物の固形分全質量に対し、0.1〜30質量%が好ましく、0.5〜20質量%がより好ましく、1〜10質量%が更に好ましい。
樹脂シート形成用樹脂組成物中における重合性化合物の含有量は、樹脂組成物の固形分全質量に対し、0.1〜30質量%が好ましく、0.5〜20質量%がより好ましく、1〜10質量%が更に好ましい。上述の範囲であると、レーザー彫刻時に発生する彫刻カスのリンス性により優れ、得られる円筒状印刷版の耐刷性により優れる。
(各成分の配合量)
樹脂シートの固形分全質量に対し、樹脂シート中における特定ポリマーの総含有量は、5〜90質量%が好ましく、重合開始剤の含有量は、0.01〜30質量%であることが好ましく、光熱変換剤の含有量は、0.01〜30質量%の範囲が好ましく、重合性化合物の含有量は、0〜30質量%が好ましい。
また、樹脂シート形成用樹脂組成物の固形分全質量に対し、樹脂シート形成用樹脂組成物中における特定ポリマーの総含有量は、5〜90質量%が好ましく、重合開始剤の含有量は、0.01〜30質量%であることが好ましく、光熱変換剤の含有量は、0.01〜30質量%の範囲が好ましく、重合性化合物の含有量は、0〜30質量%が好ましい。
樹脂シートの固形分全質量に対し、樹脂シート中における特定ポリマーの総含有量は、5〜90質量%が好ましく、重合開始剤の含有量は、0.01〜30質量%であることが好ましく、光熱変換剤の含有量は、0.01〜30質量%の範囲が好ましく、重合性化合物の含有量は、0〜30質量%が好ましい。
また、樹脂シート形成用樹脂組成物の固形分全質量に対し、樹脂シート形成用樹脂組成物中における特定ポリマーの総含有量は、5〜90質量%が好ましく、重合開始剤の含有量は、0.01〜30質量%であることが好ましく、光熱変換剤の含有量は、0.01〜30質量%の範囲が好ましく、重合性化合物の含有量は、0〜30質量%が好ましい。
(樹脂シート硬化方法)
以下、樹脂シート硬化方法について説明する。
樹脂シートは、熱および/または光の作用により硬化させたシートであることが好ましい。
樹脂シートが光重合開始剤を含有する場合、光を照射することにより硬化することができる。
光の照射は、樹脂シート全面に行うことが好ましい。
光としては、可視光、紫外光または電子線が挙げられるが、紫外光が最も好ましい。樹脂シートの支持体側を裏面とすれば、表面に光を照射するだけでもよいが、支持体が光を透過する透明なフィルムならば、更に裏面からも光を照射することが好ましい。表面からの照射は、保護フィルムが存在する場合、これを設けたまま行ってもよいし、保護フィルムを剥離した後に行ってもよい。酸素の存在下において架橋反応が阻害される恐れがある場合は、樹脂シートに塩化ビニルシートを被せて真空引きした上で、光の照射を行ってもよい。
樹脂シートが熱重合開始剤を含有する場合には(上述の光重合開始剤が熱重合開始剤にもなり得る。)、樹脂シートを加熱することにより硬化することができる(熱により架橋する工程)。熱による架橋を行うための加熱手段としては、樹脂シートを熱風オーブンまたは遠赤外オーブン内で所定時間加熱する方法、および加熱したロールに所定時間接する方法が挙げられる。
以下、樹脂シート硬化方法について説明する。
樹脂シートは、熱および/または光の作用により硬化させたシートであることが好ましい。
樹脂シートが光重合開始剤を含有する場合、光を照射することにより硬化することができる。
光の照射は、樹脂シート全面に行うことが好ましい。
光としては、可視光、紫外光または電子線が挙げられるが、紫外光が最も好ましい。樹脂シートの支持体側を裏面とすれば、表面に光を照射するだけでもよいが、支持体が光を透過する透明なフィルムならば、更に裏面からも光を照射することが好ましい。表面からの照射は、保護フィルムが存在する場合、これを設けたまま行ってもよいし、保護フィルムを剥離した後に行ってもよい。酸素の存在下において架橋反応が阻害される恐れがある場合は、樹脂シートに塩化ビニルシートを被せて真空引きした上で、光の照射を行ってもよい。
樹脂シートが熱重合開始剤を含有する場合には(上述の光重合開始剤が熱重合開始剤にもなり得る。)、樹脂シートを加熱することにより硬化することができる(熱により架橋する工程)。熱による架橋を行うための加熱手段としては、樹脂シートを熱風オーブンまたは遠赤外オーブン内で所定時間加熱する方法、および加熱したロールに所定時間接する方法が挙げられる。
上述の樹脂シート硬化方法としては、樹脂シートを表面から内部まで均一に硬化可能、または架橋可能という観点で、熱による架橋の方が好ましい。
樹脂シートを架橋することにより、第1にレーザー彫刻後形成されるベタ部と網点部の小点がシャープになり、第2にレーザー彫刻の際に発生する彫刻カスの粘着性が抑制されるという利点がある。
樹脂シートを架橋することにより、第1にレーザー彫刻後形成されるベタ部と網点部の小点がシャープになり、第2にレーザー彫刻の際に発生する彫刻カスの粘着性が抑制されるという利点がある。
また、フレキソ印刷版の製造方法は、彫刻工程に次いで、更に、必要に応じて下記リンス工程、乾燥工程、および/または、後架橋工程を含んでもよい。
リンス工程:彫刻後の画像形成層表面を、水または水を主成分とする液体で彫刻表面をリンスする工程。
乾燥工程:彫刻された画像形成層を乾燥する工程。
後架橋工程:彫刻後の画像形成層にエネルギーを付与し、画像形成層を更に架橋する工程。
彫刻工程を経た後、彫刻表面に彫刻カスが付着しているため、水または水を主成分とする液体で彫刻表面をリンスして、彫刻カスを洗い流すリンス工程を追加してもよい。リンスの手段として、水道水で水洗する方法、高圧水をスプレー噴射する方法、感光性樹脂凸版の現像機として公知のバッチ式または搬送式のブラシ式洗い出し機で、彫刻表面を主に水の存在下でブラシ擦りする方法等が挙げられ、彫刻カスのヌメリがとれない場合は、石鹸または界面活性剤を添加したリンス液を用いてもよい。
彫刻表面をリンスするリンス工程を行った場合、彫刻された記録層を乾燥してリンス液を揮発させる乾燥工程を追加することが好ましい。
更に、必要に応じて彫刻された記録層を更に架橋させる後架橋工程を追加してもよい。追加の架橋工程である後架橋工程を行うことにより、彫刻によって形成されたベタ部と網点部の小点をより強固にすることができる。
リンス工程:彫刻後の画像形成層表面を、水または水を主成分とする液体で彫刻表面をリンスする工程。
乾燥工程:彫刻された画像形成層を乾燥する工程。
後架橋工程:彫刻後の画像形成層にエネルギーを付与し、画像形成層を更に架橋する工程。
彫刻工程を経た後、彫刻表面に彫刻カスが付着しているため、水または水を主成分とする液体で彫刻表面をリンスして、彫刻カスを洗い流すリンス工程を追加してもよい。リンスの手段として、水道水で水洗する方法、高圧水をスプレー噴射する方法、感光性樹脂凸版の現像機として公知のバッチ式または搬送式のブラシ式洗い出し機で、彫刻表面を主に水の存在下でブラシ擦りする方法等が挙げられ、彫刻カスのヌメリがとれない場合は、石鹸または界面活性剤を添加したリンス液を用いてもよい。
彫刻表面をリンスするリンス工程を行った場合、彫刻された記録層を乾燥してリンス液を揮発させる乾燥工程を追加することが好ましい。
更に、必要に応じて彫刻された記録層を更に架橋させる後架橋工程を追加してもよい。追加の架橋工程である後架橋工程を行うことにより、彫刻によって形成されたベタ部と網点部の小点をより強固にすることができる。
リンス工程に用いられるリンス液のpHは、9以上であることが好ましく、10以上であることがより好ましく、11以上であることが更に好ましい。また、リンス液のpHは14以下であることが好ましく、13.5以下であることがより好ましく、13.1以下であることが更に好ましい。上述の範囲であると、取り扱いが容易である。リンス液を上述のpH範囲とするために、適宜、酸および/または塩基を用いてpHを調整すればよく、使用する酸および塩基は特に限定されない。
また、リンス液は、主成分として水を含有することが好ましい。また、リンス液は、水以外の溶媒として、アルコール類、アセトン、テトラヒドロフラン等の水混和性溶媒を含有していてもよい。
また、リンス液は、主成分として水を含有することが好ましい。また、リンス液は、水以外の溶媒として、アルコール類、アセトン、テトラヒドロフラン等の水混和性溶媒を含有していてもよい。
リンス液は、界面活性剤を含有することが好ましい。界面活性剤としては、彫刻カスの除去性、および、フレキソ印刷版への影響を少なくする観点から、カルボキシベタイン化合物、スルホベタイン化合物、ホスホベタイン化合物、アミンオキシド化合物、または、ホスフィンオキシド化合物等のベタイン化合物(両性界面活性剤)が好ましく挙げられる。なお、アミンオキシド化合物のN=O、および、ホスフィンオキシド化合物のP=Oの構造はそれぞれ、N+−O-、P+−O-と見なすものとする。
また、界面活性剤としては、公知のアニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤等も挙げられる。更に、フッ素系、シリコーン系のノニオン界面活性剤も同様に使用することができる。
界面活性剤は、1種単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
界面活性剤の使用量は特に限定する必要はないが、リンス液の全質量に対し、0.01〜20質量%であることが好ましく、0.05〜10質量%であることがより好ましい。
また、界面活性剤としては、公知のアニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤等も挙げられる。更に、フッ素系、シリコーン系のノニオン界面活性剤も同様に使用することができる。
界面活性剤は、1種単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
界面活性剤の使用量は特に限定する必要はないが、リンス液の全質量に対し、0.01〜20質量%であることが好ましく、0.05〜10質量%であることがより好ましい。
作製したフレキソ印刷版が有する画像形成層の厚さは、耐磨耗性またはインキ転移性のような種々の印刷適性を満たす観点からは、0.05mm以上10mm以下が好ましく、0.05mm以上7mm以下がより好ましく、0.05mm以上3mm以下が特に好ましい。
また、作製したフレキソ印刷版が有する画像形成層のショアA硬度は、50°以上90°以下であることが好ましい。画像形成層のショアA硬度が50°以上であると、彫刻により形成された微細な網点が凸版印刷機の強い印圧を受けても倒れてつぶれることがなく、正常な印刷ができる。また、画像形成層のショアA硬度が90°以下であると、印圧がキスタッチのフレキソ印刷でもベタ部での印刷かすれを防止することができる。
なお、本明細書におけるショアA硬度は、測定対象の表面に圧子(押針またはインデンタと呼ばれる)を押し込み変形させ、その変形量(押込み深さ)を測定して、数値化するデュロメータ(スプリング式ゴム硬度計)により測定した値である。
なお、本明細書におけるショアA硬度は、測定対象の表面に圧子(押針またはインデンタと呼ばれる)を押し込み変形させ、その変形量(押込み深さ)を測定して、数値化するデュロメータ(スプリング式ゴム硬度計)により測定した値である。
[フレキソ印刷装置]
次に、フレキソ印刷版を用いるフレキソ印刷装置の構成について詳細に説明する。フレキソ印刷装置は、上述のフレキソ印刷版を用いる以外は、基本的に、従来のフレキソ印刷装置と同様の構成を有する。
次に、フレキソ印刷版を用いるフレキソ印刷装置の構成について詳細に説明する。フレキソ印刷装置は、上述のフレキソ印刷版を用いる以外は、基本的に、従来のフレキソ印刷装置と同様の構成を有する。
図21は、フレキソ印刷装置の構成を概念的に示す模式図である。
図21に示すフレキソ印刷装置90は、上述のフレキソ印刷版10を用いて印刷するものである。フレキソ印刷装置90は、版胴91、圧胴92、アニロックスローラ93、ドクターチャンバ94およびドクターブレード96を有する。
図21に示すフレキソ印刷装置90は、上述のフレキソ印刷版10を用いて印刷するものである。フレキソ印刷装置90は、版胴91、圧胴92、アニロックスローラ93、ドクターチャンバ94およびドクターブレード96を有する。
版胴91は、円筒状のドラムであり、フレキソ印刷版10を周面に装着して、回転しつつ、フレキソ印刷版10を被印刷体Zに接触させるものである。
圧胴92は、被印刷体Zを所定の搬送経路で搬送する搬送部(図示せず)を構成するローラであり、その周面が、版胴91の周面と対面して配置されて、被印刷体Zをフレキソ印刷版10に接触させるものである。
版胴91はその回転方向が、被印刷体Zの搬送方向と一致するように配置されている。
圧胴92は、被印刷体Zを所定の搬送経路で搬送する搬送部(図示せず)を構成するローラであり、その周面が、版胴91の周面と対面して配置されて、被印刷体Zをフレキソ印刷版10に接触させるものである。
版胴91はその回転方向が、被印刷体Zの搬送方向と一致するように配置されている。
アニロックスローラ93、ドクターチャンバ94、およびドクターブレード96は、フレキソ印刷版10にインキを供給するためのものである。ドクターチャンバ94は、アニロックスローラ93の表面に密接して設けられ、内部にインキが保持されている。ドクターチャンバ94には、循環タンク(図示せず)によってインキが供給される。ドクターチャンバ94内のインキは、アニロックスローラ93の表面に供給される。ドクターブレード96は、アニロックスローラ93の表面に付着した不要なインキを掻き落とし、インキ量を調整する。アニロックスローラ93は、版胴91の周面に当接して同調回転し、インキをフレキソ印刷版10に塗布する。
このように構成されたフレキソ印刷装置90は、被印刷体Zを所定の搬送経路で搬送しつつ、版胴91に載置されたフレキソ印刷版10を回転させて、インキを被印刷体Zに転写して印刷を行う。すなわち、フレキソ印刷版10を装着する版胴の回転方向が印刷方向となる。
フレキソ印刷版10を用いるフレキソ印刷装置90で用いられる被印刷体Zの種類には、特に限定はなく、紙、フィルム、段ボール等の、通常のフレキソ印刷装置で用いられる、種々の公知の被印刷体を用いることができる。
また、フレキソ印刷版10を用いるフレキソ印刷装置90で用いられるインキの種類にも、特に限定はなく、水性インキ、UV(ultra violet)インキ、油性インキ、EB(electron beam)インキ等の、通常のフレキソ印刷装置で用いられる、種々の公知のインキを用いることができる。
また、フレキソ印刷版10を用いるフレキソ印刷装置90で用いられるインキの種類にも、特に限定はなく、水性インキ、UV(ultra violet)インキ、油性インキ、EB(electron beam)インキ等の、通常のフレキソ印刷装置で用いられる、種々の公知のインキを用いることができる。
本発明は、基本的に以上のように構成されるものである。以上、本発明のフレキソ印刷版、フレキソ印刷版の製造方法およびフレキソ印刷版の製造装置について詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良または変更をしてもよいのはもちろんである。
以下に実施例を挙げて本発明の特徴を更に具体的に説明する。以下の実施例に示す材料、使用量、物質量、割合、処理内容および処理手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。従って、本発明の範囲は以下に示す具体例により限定的に解釈されるべきものではない。
本実施例では、評価画像をもとに、実施例1〜5ならびに比較例1および2のフレキソ印刷版を製造して被印刷体に、評価画像を印刷し、被印刷体の評価画像を目視評価することで、フレキソ印刷版を評価した。
なお、実施例1〜5ならびに比較例1および2のフレキソ印刷版では、第1の小点の位置をベタ部輪郭から1/2セルピッチとし、第2の小点以降の位置については、第1の小点の位置からさらにセルピッチ間隔で配置されるとした。すなわち、第2の小点の位置をベタ部輪郭から3/2セルピッチとした。
なお、実施例1〜5ならびに比較例1および2のフレキソ印刷版では、第1の小点の位置をベタ部輪郭から1/2セルピッチとし、第2の小点以降の位置については、第1の小点の位置からさらにセルピッチ間隔で配置されるとした。すなわち、第2の小点の位置をベタ部輪郭から3/2セルピッチとした。
評価画像には、直線状のベタ部と、ベタ部に隣接したレベル2に相当する画像部を有する画像を用いた。評価画像を表すデータを元画像データとした。
実施例1〜5は、レベル1の間隔で設けた複数のハイライト部を有するチャート画像から得られた第1の補正強度関数および第2の補正強度関数と、上述のQcの式を用いて、上述の元画像データを補正した補正画像データを用いてフレキソ印刷版を製造した。
実施例1〜5では、上述のQcの式の各パラメータ、「p」、「w(μm)」、および「v」を下記表1に示す値とした。
比較例1および2は、補正することなく、上述の元画像データを用いてフレキソ印刷版を製造した。このため、比較例1および2については、下記表1の「p」、「w(μm)」、および「v」の欄に「−」と記している。
実施例1〜5は、レベル1の間隔で設けた複数のハイライト部を有するチャート画像から得られた第1の補正強度関数および第2の補正強度関数と、上述のQcの式を用いて、上述の元画像データを補正した補正画像データを用いてフレキソ印刷版を製造した。
実施例1〜5では、上述のQcの式の各パラメータ、「p」、「w(μm)」、および「v」を下記表1に示す値とした。
比較例1および2は、補正することなく、上述の元画像データを用いてフレキソ印刷版を製造した。このため、比較例1および2については、下記表1の「p」、「w(μm)」、および「v」の欄に「−」と記している。
<フレキソ印刷版の作製>
フレキソ印刷版原版として、DLE型フレキソ版 FLENEX FD−H(富士フイルム株式会社製)を用いた。実施例1〜5では補正画像データを用い、比較例1、2では元画像データを用いて、下記表1に示す条件にて、レーザー彫刻機(FLENEX DLE Setter DL-50(製品名、富士フイルム社製)により、解像度2540dpi、レーザーパワー(Depth power)100%、ドット形状プロファイル:スロープ60°で彫刻した。その後、洗浄剤(The Procter & Gamble Company社製 ジョイ2%水溶液)を版上に垂らし、豚毛ブラシで擦り、流水にて水洗することで彫刻カスを除去し、各フレキソ印刷版を製造した。
フレキソ印刷版原版として、DLE型フレキソ版 FLENEX FD−H(富士フイルム株式会社製)を用いた。実施例1〜5では補正画像データを用い、比較例1、2では元画像データを用いて、下記表1に示す条件にて、レーザー彫刻機(FLENEX DLE Setter DL-50(製品名、富士フイルム社製)により、解像度2540dpi、レーザーパワー(Depth power)100%、ドット形状プロファイル:スロープ60°で彫刻した。その後、洗浄剤(The Procter & Gamble Company社製 ジョイ2%水溶液)を版上に垂らし、豚毛ブラシで擦り、流水にて水洗することで彫刻カスを除去し、各フレキソ印刷版を製造した。
(印刷工程)
印刷機は、MIRAFLEX AM(Windmoller & Holscher製)を使用し、版胴として、ROSSINI社製スリーブを用いた。
各フレキソ印刷版を、クッションテープ(Lohmann社製)を介して、版胴に張り込み、印刷機に設置した。その後、キスタッチ(画像全面が着肉し始める印圧)を0(基準印圧)とし、そこから、40μm押し込んだ条件で、印刷速度150m/minで印刷を行った。
被印刷体には、厚さ50μmのOPP(二軸延伸ポリプロピレン)フィルム(株式会社阿部紙業製)を用いた。インキには、水性フレキソインキ、ハイドリックFCF(大日精化株式会社製)を用いた。
印刷機は、MIRAFLEX AM(Windmoller & Holscher製)を使用し、版胴として、ROSSINI社製スリーブを用いた。
各フレキソ印刷版を、クッションテープ(Lohmann社製)を介して、版胴に張り込み、印刷機に設置した。その後、キスタッチ(画像全面が着肉し始める印圧)を0(基準印圧)とし、そこから、40μm押し込んだ条件で、印刷速度150m/minで印刷を行った。
被印刷体には、厚さ50μmのOPP(二軸延伸ポリプロピレン)フィルム(株式会社阿部紙業製)を用いた。インキには、水性フレキソインキ、ハイドリックFCF(大日精化株式会社製)を用いた。
(評価)
被印刷体の評価画像における、レベル2の平網の印刷物上の網点の付き具合を、下記に示す評価基準にて目視評価した。評価画像の目視評価の結果を下記表1の評価結果の欄に示した。なお、下記評価基準において、評価Bが許容限度である。
評価基準
A 平網画像部中央とベタ近傍の網点が概ね均一に付いている
B 平網画像部中央とベタ近傍の網点の大きさがやや違うことはわかるが、評価Cの不具合はない
C ベタ近傍で網点の消失もしくは中央部と比較して濃度低下しているのがはっきりわかる、またはベタ近傍から中央にかけての濃度変化に不自然さが見られる
被印刷体の評価画像における、レベル2の平網の印刷物上の網点の付き具合を、下記に示す評価基準にて目視評価した。評価画像の目視評価の結果を下記表1の評価結果の欄に示した。なお、下記評価基準において、評価Bが許容限度である。
評価基準
A 平網画像部中央とベタ近傍の網点が概ね均一に付いている
B 平網画像部中央とベタ近傍の網点の大きさがやや違うことはわかるが、評価Cの不具合はない
C ベタ近傍で網点の消失もしくは中央部と比較して濃度低下しているのがはっきりわかる、またはベタ近傍から中央にかけての濃度変化に不自然さが見られる
実施例1〜5ならびに比較例1および2のフレキソ印刷版について、光学顕微鏡を用いて網点部の小点を観察し、第1の小点、第2の小点および第3の小点について、ベタ部輪郭からの距離および補正後のドットサイズを求めた。この結果を下表2に示す。
また、実施例1〜5ならびに比較例1および2のフレキソ印刷版について、一部を切断し、光学顕微鏡を用いて断面を観察し、第1の小点、第2の小点および第3の小点の高さを求めた。第1の小点、第2の小点および第3の小点の高さについては、基準面高さBhからの差で表しており、下記表2の「基準面高さBhからの差」の欄の数値が小さい方が、高さが高いことを示す。
比較例1、2は補正していないため、下記表2の「レベル2ドットの補正後の画素値」の欄および「補正後のドットサイズ」の欄の数値に「*」を記した。なお、下記表2の「レベル2ドットの補正後の画素値」は、上述のQcの式から得られた値である。
また、実施例1〜5ならびに比較例1および2のフレキソ印刷版について、一部を切断し、光学顕微鏡を用いて断面を観察し、第1の小点、第2の小点および第3の小点の高さを求めた。第1の小点、第2の小点および第3の小点の高さについては、基準面高さBhからの差で表しており、下記表2の「基準面高さBhからの差」の欄の数値が小さい方が、高さが高いことを示す。
比較例1、2は補正していないため、下記表2の「レベル2ドットの補正後の画素値」の欄および「補正後のドットサイズ」の欄の数値に「*」を記した。なお、下記表2の「レベル2ドットの補正後の画素値」は、上述のQcの式から得られた値である。
表1に示すように、補正画像データを用いた実施例1〜5は、補正画像データを作成していない比較例1および比較例2に比して、平網画像部中央とベタ近傍の網点の付き方が良好であった。
表2に示すように、実施例1〜3および実施例5は、第1の小点、第2の小点および第3の小点の高さが、第1の小点、第2の小点および第3の小点の順で低くなっている。実施例4は第2の小点と第3の小点の高さが同じであり、2種類の小点を有するものであった。
一方、比較例1、2は補正していないため、いずれも第1の小点、第2の小点および第3の小点の高さが同じであった。
このように、本発明のフレキソ印刷版の製造方法では、本発明のフレキソ印刷版を製造することができた。本発明のフレキソ印刷版は、上述のように平網画像部中央とベタ近傍の網点の付き方が良好であった。
表2に示すように、実施例1〜3および実施例5は、第1の小点、第2の小点および第3の小点の高さが、第1の小点、第2の小点および第3の小点の順で低くなっている。実施例4は第2の小点と第3の小点の高さが同じであり、2種類の小点を有するものであった。
一方、比較例1、2は補正していないため、いずれも第1の小点、第2の小点および第3の小点の高さが同じであった。
このように、本発明のフレキソ印刷版の製造方法では、本発明のフレキソ印刷版を製造することができた。本発明のフレキソ印刷版は、上述のように平網画像部中央とベタ近傍の網点の付き方が良好であった。
10 フレキソ印刷版
11 非画像部
12、68、109、114,120 画像部
13、69、102、122 ベタ部
14、104、124 網点部
15、104a 小点
15a 第1の小点
15b 第2の小点
15c 第3の小点
15d 第4の小点
15v 小点
17 頂点
20 支持体
20b 裏面
22 画像形成層
22a 表面
24a、24b、24c、24d 画素
30 製造装置
32 取得部
34 補正部
36 網点画像データ取得部
38 出力画像データ取得部
40 加工部
42 メモリ
44 制御部
46 画像データ供給部
50 画像情報取得部
52 補正量算出部
54 補正演算部
60 チャート画像
62 ベタ画像部
64a、64b、64c、64d、64e、64f ハイライト部
66 補正対象画像
67 着目画素
69a 第1のエッジ
69b 第2のエッジ
70 カレンダーロール
72a 第1ロール
72b 第2ロール
72c 第3ロール
72d 第4ロール
80 混練物
81 樹脂シート
90 フレキソ印刷装置
91 版胴
92 圧胴
93 アニロックスローラ
94 ドクターチャンバ
96 ドクターブレード
100 フレキソ印刷版
102b 外縁
106、110 画像
108 ベタ枠
112 画像ベタ部
112b 内周縁
Bh 基準面高さ
Dh 網点高さ
Dv 高さ
E 輪郭
fp 第1の補正強度関数
fw 第2の補正強度関数
L1 第1の差
L2 第2の差
L3 第3の差
L4 第4の差
Ld 差
RD 範囲
S10、S12、S14、S16、S18、S20、S30、S32、S34、S36 ステップ
t 版厚
Z 被印刷体
11 非画像部
12、68、109、114,120 画像部
13、69、102、122 ベタ部
14、104、124 網点部
15、104a 小点
15a 第1の小点
15b 第2の小点
15c 第3の小点
15d 第4の小点
15v 小点
17 頂点
20 支持体
20b 裏面
22 画像形成層
22a 表面
24a、24b、24c、24d 画素
30 製造装置
32 取得部
34 補正部
36 網点画像データ取得部
38 出力画像データ取得部
40 加工部
42 メモリ
44 制御部
46 画像データ供給部
50 画像情報取得部
52 補正量算出部
54 補正演算部
60 チャート画像
62 ベタ画像部
64a、64b、64c、64d、64e、64f ハイライト部
66 補正対象画像
67 着目画素
69a 第1のエッジ
69b 第2のエッジ
70 カレンダーロール
72a 第1ロール
72b 第2ロール
72c 第3ロール
72d 第4ロール
80 混練物
81 樹脂シート
90 フレキソ印刷装置
91 版胴
92 圧胴
93 アニロックスローラ
94 ドクターチャンバ
96 ドクターブレード
100 フレキソ印刷版
102b 外縁
106、110 画像
108 ベタ枠
112 画像ベタ部
112b 内周縁
Bh 基準面高さ
Dh 網点高さ
Dv 高さ
E 輪郭
fp 第1の補正強度関数
fw 第2の補正強度関数
L1 第1の差
L2 第2の差
L3 第3の差
L4 第4の差
Ld 差
RD 範囲
S10、S12、S14、S16、S18、S20、S30、S32、S34、S36 ステップ
t 版厚
Z 被印刷体
Claims (7)
- 画像部と非画像部を有するフレキソ印刷版であって、
前記画像部は、予め定められた面積率以上の領域であるベタ部と、小点を有する網点部を備え、
前記網点部の前記小点は、第1の小点と、第2の小点を含み、
前記第1の小点は、前記ベタ部の輪郭から最も近い位置にあり、
前記第2の小点は、前記第1の小点よりも前記輪郭から離れた位置にあり、
前記ベタ部は基準面高さを有し、
前記第1の小点は、前記ベタ部の前記基準面高さと同じか、または前記基準面高さから前記第1の小点の頂点までの第1の差L1を有し、
前記第2の小点は、前記基準面高さから前記第2の小点の頂点までの第2の差L2を有しており、
前記第1の差L1と前記第2の差L2は、L1<L2であることを特徴とするフレキソ印刷版。 - 前記第2の小点よりも前記輪郭から離れた位置にある前記網点部の平均の高さの小点は、前記基準面高さから前記小点の頂点までの差Ldを有しており、前記第2の差L2と前記差Ldは、L2≦Ldである請求項1に記載のフレキソ印刷版。
- 前記第1の小点と前記第2の小点は、前記ベタ部の前記輪郭から2mmの範囲に存在する請求項1または2に記載のフレキソ印刷版。
- 非画像部と画像部を有するフレキソ印刷版の製造方法であって、
印刷する画像の元画像データを取得する工程と、
前記元画像データを補正し、補正画像データを得る工程と、
前記補正画像データから網点画像データを得る工程と、
前記網点画像データに基づいて、フレキソ印刷版原版を加工するための出力画像データを得る工程と、
前記出力画像データに基づいて、前記フレキソ印刷版原版を加工する工程とを有し、
前記補正画像データを得る工程は、前記元画像データの画素に対して、前記画素のレベル値が高くなると値が単調減少する第1の補正強度関数と、前記元画像データにおいて予め定められた面積率以上の領域であるベタ画像部からの距離が増すと値が単調減少する第2の補正強度関数を用いて、前記元画像データの補正を補正することを特徴とするフレキソ印刷版の製造方法。 - 前記第1の補正強度関数と前記第2の補正強度関数は、
ベタ部と、前記レベル値が異なる複数の平網画像部を有する製版を印刷して得られた、前記ベタ部で得られた前記ベタ画像部と、前記レベル値が異なる複数の前記平網画像部で得られたハイライト部を有するチャート画像を用い、
前記チャート画像の前記ベタ画像部と前記ハイライト部の画像情報を取得し、前記画像情報に基づき、前記第1の補正強度関数と前記第2の補正強度関数を得る請求項4に記載のフレキソ印刷版の製造方法。 - 非画像部と画像部を有するフレキソ印刷版の製造装置であって、
印刷する画像の元画像データを取得する取得部と、
前記元画像データを補正し、補正画像データを得る補正部と、
前記補正画像データから網点画像データを得る網点画像データ取得部と、
前記網点画像データに基づいて、フレキソ印刷版原版を加工するための出力画像データを得る出力画像データ取得部と、
前記出力画像データに基づいて、前記フレキソ印刷版原版を加工する加工部とを有し、
前記補正部は、前記元画像データの画素に対して、前記画素のレベル値が高くなると値が単調減少する第1の補正強度関数と、前記元画像データにおいて予め定められた面積率以上の領域であるベタ画像部からの距離が増すと値が単調減少する第2の補正強度関数を用いて、前記元画像データの補正を補正することを特徴とするフレキソ印刷版の製造装置。 - ベタ部と、前記レベル値が異なる複数の平網画像部を有する製版を印刷して得られた、前記ベタ部で得られた前記ベタ画像部と、前記レベル値が異なる複数の前記平網画像部で得られたハイライト部を有するチャート画像について、前記ベタ画像部と前記ハイライト部の画像情報を取得する画像情報取得部と、
前記画像情報に基づき、前記第1の補正強度関数と前記第2の補正強度関数を得る補正量算出部と、
前記第1の補正強度関数と前記第2の補正強度関数を用いて、前記元画像データの画素値を補正する補正演算部とを有する請求項6に記載のフレキソ印刷版の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016037866A JP2017154301A (ja) | 2016-02-29 | 2016-02-29 | フレキソ印刷版、フレキソ印刷版の製造方法およびフレキソ印刷版の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016037866A JP2017154301A (ja) | 2016-02-29 | 2016-02-29 | フレキソ印刷版、フレキソ印刷版の製造方法およびフレキソ印刷版の製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017154301A true JP2017154301A (ja) | 2017-09-07 |
Family
ID=59807732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016037866A Pending JP2017154301A (ja) | 2016-02-29 | 2016-02-29 | フレキソ印刷版、フレキソ印刷版の製造方法およびフレキソ印刷版の製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017154301A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018034414A (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | Dic株式会社 | フレキソ印刷の端部かすれ防止方法 |
| WO2021039107A1 (ja) * | 2019-08-23 | 2021-03-04 | 東洋紡株式会社 | フレキソ印刷版 |
| WO2023194387A1 (en) * | 2022-04-08 | 2023-10-12 | Xsys Prepress Nv | Method for imaging a mask layer and associated imaging system |
-
2016
- 2016-02-29 JP JP2016037866A patent/JP2017154301A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018034414A (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | Dic株式会社 | フレキソ印刷の端部かすれ防止方法 |
| WO2021039107A1 (ja) * | 2019-08-23 | 2021-03-04 | 東洋紡株式会社 | フレキソ印刷版 |
| JP6844754B1 (ja) * | 2019-08-23 | 2021-03-17 | 東洋紡株式会社 | フレキソ印刷版 |
| WO2023194387A1 (en) * | 2022-04-08 | 2023-10-12 | Xsys Prepress Nv | Method for imaging a mask layer and associated imaging system |
| NL2031541B1 (en) * | 2022-04-08 | 2023-11-03 | Xsys Prepress N V | Method for imaging a mask layer and associated imaging system |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6395920B2 (ja) | フレキソ印刷版 | |
| US20140265031A1 (en) | Resin composition for laser engraving, flexographic printing plate precursor for laser engraving and process for producing same, and process for making flexographic printing plate | |
| US20170368863A1 (en) | Flexo printing plate and method for manufacturing flexo printing plate | |
| JP6395928B2 (ja) | フレキソ印刷版 | |
| JP6554187B2 (ja) | 円筒状印刷版、円筒状印刷版原版、円筒状印刷版原版の製造方法、及び、円筒状印刷版の製造方法 | |
| JP6061911B2 (ja) | レーザー彫刻用樹脂組成物、レーザー彫刻用フレキソ印刷版原版及びその製造方法、並びに、フレキソ印刷版の製版方法 | |
| JP2015123714A (ja) | レーザー彫刻用樹脂組成物、レーザー彫刻型フレキソ印刷版原版及びその製造方法、並びに、フレキソ印刷版の製版方法 | |
| JP2015047745A (ja) | レーザー彫刻用樹脂組成物、レーザー彫刻用フレキソ印刷版原版及びその製造方法、並びに、フレキソ印刷版及びその製版方法 | |
| JP2016210104A (ja) | 接着層付フレキソ印刷版、接着層付フレキソ印刷版原版、積層構造物およびこれらの製造方法 | |
| JP6055092B2 (ja) | フレキソ印刷版の製版方法 | |
| JP5752752B2 (ja) | レーザー彫刻用樹脂組成物、レーザー彫刻用フレキソ印刷版原版の製造方法、フレキソ印刷版原版、フレキソ印刷版の製版方法及びフレキソ印刷版 | |
| JP2015071298A (ja) | レーザー彫刻用樹脂組成物、レーザー彫刻用フレキソ印刷版原版及びその製造方法、並びに、フレキソ印刷版及びその製版方法 | |
| CN114270265A (zh) | 柔性印刷版 | |
| WO2015190295A1 (ja) | レーザー彫刻用フレキソ印刷版原版およびフレキソ印刷版 | |
| JP2016221921A (ja) | フレキソ印刷版、フレキソ印刷版原版、および、これらの製造方法 | |
| WO2013180051A1 (ja) | レーザー彫刻用樹脂組成物、レーザー彫刻用レリーフ印刷版原版の製造方法、レリーフ印刷版原版、レリーフ印刷版の製版方法及びレリーフ印刷版 | |
| WO2015152213A1 (ja) | 円筒状印刷版原版の製造方法、円筒状印刷版の製版方法及び製造方法、並びに、フレキソ印刷版の取り外し方法 | |
| JP2015208929A (ja) | レーザー彫刻用樹脂組成物、レーザー彫刻用フレキソ印刷版原版の製造方法、フレキソ印刷版原版、フレキソ印刷版の製版方法及びフレキソ印刷版 |