JP2017161765A - 光素子及び光生成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化した光素子を提供する。【解決手段】光素子は、光導波路12aと、光導波路12aに沿って配置される複数の回折格子DBR1〜DBR11であって、回折格子DBR1〜DBR11それぞれは、光導波路12aを伝搬する光の一部を、光導波路12aの延びる向きと交差する方向に反射し、各回折格子DBR1〜DBR11が反射する光の反射光スペクトルの最大値の波長が異なっている複数の回折格子BR1〜DBR11と、を備える。【選択図】図7
Description
本発明は、光素子及び光生成装置に関する。
従来、半導体レーザ等を有する光生成装置が通信において用いられている。インターネット等の普及に伴う通信量の増加に対応して、光生成装置を用いた光通信又は光伝送における通信速度の高速化及び通信容量の増大が図られている。
例えば、長距離の大容量光伝送システムとして市場規模が拡大しているディジタル・コヒーレント通信に対応するべく、広い波長範囲で波長が可変であり、且つスペクトル幅が100kHz以下の波長可変レーザ装置の開発が精力的に行なわれている。
この波長可変レーザ装置の例として、シリコン系材料で形成された波長フィルタ機能を有するシリコンプラットフォームと化合物半導体で形成された利得素子(例えば、半導体光増幅素子:SOA)を備える波長可変レーザ装置がある。
波長可変レーザ装置は、所定の間隔で規定された発振波長(グリッド波長)で光を発振するために、発振した光の波長を検出して目標とする波長になるように光の波長を制御する。
図1は、従来例の波長可変レーザ装置を示す図である。
波長可変レーザ装置101は、生成したレーザを光ファイバ140に向かって出力する光素子110と、コリメートレンズ132と、ビームスプリッタ135と、集光レンズ134と、エタロン136と、受光部118aを備える。
光素子110が生成した光の一部は、ビームスプリッタ135で分岐されて、エタロン136を介して、受光部118aにおいて受光される。また、ビームスプリッタ135を透過した光は、集光レンズ134により光ファイバ140に集光される。
また、波長可変レーザ装置101が生成したレーザの一部は、光ファイバ140とは反対側に出力されて、コリメートレンズ132を介して、受光部118bにおいて受光される。受光部118bで受光された光の強度は、光素子110におけるレーザの出力の制御に用いられる。
図2に示すように、エタロン136の光の透過率は、波長に対して周期的に変化する。従って、光素子110が生成した光の発振波長によって、エタロン136を透過する光の強度が変化する。受光部118aにより光の強度が検出されて、光素子110が発振しているレーザの発振波長が検出される。
通常、目標とする波長(グリッド波長)は、エタロン136の波長に対する透過率の変化率が大きい(スロープの傾きが大きい)波長の位置に設定される。
光素子110の発振波長が目標とする波長よりも長波長側にずれると、光のエタロン136の透過率が上昇して、受光部118aで検出される光の強度が増加するので、光素子110の発振波長を、短波長側に短くするように制御される。
一方、光素子110の発振波長が目標とする波長よりも短波長側にずれると、光のエタロン136の透過率が下降して、受光部118aで検出される光の強度が減少するので、光素子110の発振波長は、長波長側に長くするように制御される。
このようにして、波長可変レーザ装置101が発振するレーザの発振波長が検出されて、グリッド波長と一致した波長でレーザが出力されるように動的に制御される。
図1に示す例では、エタロンを用いた発振波長を検出するための光学素子を、光素子110の光路方向の横に並列して配置している。また、発振波長を検出するための光学素子は、光素子110の光路方向と直列する位置(受光部118b側の位置)に配置してもよい。
図1に示すように、エタロンを用いて光素子の発振波長を検出することは、ビームスプリッタ又はエタロン等の光学素子を光路方向に並列又は直列して配置するので、波長可変レーザ装置の寸法を増加する要因となる。
一方、近年、波長可変レーザ装置等の光モジュールの寸法(フォームファクタ)を低減することが求められている。そのため、波長可変レーザ装置においてもCFP2又はCFP4等に対応するべく装置の小型化が図られており、上述したように光学素子を光路に並列又は直列して配置することは困難になってきている。
また、シリコンプラットフォーム上に、入力光の波長に対して周期的な透過特性を有するリング共振器又は非対称マッハツェンダ型干渉フィルタ等の半導体素子を集積してエタロンと同様の機能を実現することも提案されている。しかし、これらの半導体素子は、エタロンを形成する石英等の誘電体材料を用いた光学素子と比べて屈折率の波長分散が大きい。そのため、エタロンと同様の周期的な光透過特性を有するリング共振器等を形成しても、光の透過特性のピークの間隔(Free Spectral Range:FSR)が不等間隔となる。従って、これらの半導体素子を用いると、等間隔なグリッド波長(実際は周波数グリッド)が得られないので、発振波長の制御が複雑になる。
本発明は、光素子を小型化することを課題とする。
また、本発明は、光生成装置を小型化することを課題とする。
1つの態様では、光素子は、光導波路と、前記光導波路に沿って配置される複数の回折格子であって、前記回折格子それぞれは、前記光導波路を伝搬する光の一部を、前記光導波路の延びる向きと交差する方向に反射し、各前記回折格子が反射する光の反射光スペクトルの最大値の波長が異なっている複数の回折格子と、を備える。
また、1つの態様では、光生成装置は、光導波路と、前記光導波路に沿って配置される複数の回折格子であって、前記回折格子それぞれは、前記光導波路を伝搬する光の一部を、前記光導波路の延びる向きと交差する方向に反射し、各前記回折格子が反射する光の反射光スペクトルの最大値の波長が異なっている複数の回折格子と、を有する光素子と、生成した光を前記光導波路に伝搬させる光生成部と、前記光導波路内で発振する光の波長を選択する波長選択部と、前記光導波路内で、前記波長選択部により選択された波長の光を発振させる発振部と、を備える。
1つの側面として、光素子を小型化することができる。
また、1つの側面として、異なる波長の光を生成する光生成装置を小型化できる。
本発明の目的及び効果は、特に請求項において指摘される構成要素及び組み合わせを用いることによって認識され且つ得られるだろう。
前述の一般的な説明及び後述の詳細な説明の両方は、例示的及び説明的なものであり、特許請求の範囲に記載されている本発明を制限するものではない。
以下、本明細書で開示する波長可変レーザ装置の好ましい第1実施形態を、図面を参照して説明する。但し、本発明の技術範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
図3は、本明細書に開示する第1実施形態の波長可変レーザ装置を示す図である。図4は、第1実施形態の波長可変レーザ装置の要部である光素子を示す図である。図5は、図4のX1−X1線拡大断面図である。図6は、図4のX2−X2線拡大断面図である。
本実施形態の波長可変レーザ装置1(以下、単に装置1ともいう)は、発振するレーザの波長を変化させてレーザを生成する。そのため、装置1は、発振しているレーザの波長を検出して、目標とする波長と一致していない場合には、目標とする波長と一致するように発振波長の制御が行われる。
装置1は、所定の波長でレーザを発振して出力する光素子10と、光素子10の温度を制御する温度調整部31と、光素子10及び温度調整部31の動作を制御する制御部30を備える。
また、装置1は、光素子10から出力された光を平行光に変換するコリメートレンズ32と、平行光を光ファイバ40に集光する集光レンズ34と、戻り光が光素子10へ入射することを阻止するアイソレータ33を備える。集光レンズ34から出力された光は、光ファイバ40を伝搬して外部へ出力される。光素子10と、温度調整部31と、制御部30と、アイソレータ33等の光学素子は、基板2上に配置される。
図4に示すように、光素子10は、3つの光導波路12a〜12cと、2つのリング共振器13a、13bと、光生成部20と、ループミラー14等の光学素子を有する。3つの光導波路12a〜12cは、直線状に延びており、間隔をあけて並べて配置される。各光学素子は、光生成部20を除いて、シリコンプラットフォーム技術を用いて、一枚のシリコンの基板11a上に集積される。3つの光導波路12a〜12c及び2つのリング共振器13a、13bとして、例えばシリコン細線光導波路を用いることができる。
リング共振器13aは、光導波路12aと光導波路12bとの間に配置される。光導波路12a及び光導波路12bは、リング共振器13aと光学的に結合する。また、リング共振器13bは、光導波路12bと光導波路12cとの間に配置される。光導波路12b及び光導波路12cは、リング共振器13bと光学的に結合する。
リング共振器13aは、リング共振器13aを透過する光の透過率が、波長と共に周期的に変化する。同様に、リング共振器13bも、リング共振器13bを透過する光の透過率が、波長と共に周期的に変化する。リング共振器13a及びリング共振器13bを透過する光の透過特性は、その曲率半径及び屈折率等に基づいて決定される。リング共振器13aの曲率半径は、リング共振器13bとは異なっていることが、バーニア効果を用いて、発振する波長を精度良く制御する観点から好ましい。例えば、リング共振器13aの曲率半径を700μmとし、リング共振器13bの曲率半径を650μmとすることができる。なお、ループミラー14の曲率半径は、300μmとすることができる。
リング共振器13aの上には、リング共振器13aの温度を変化させて屈折率を変えることにより、光の透過特性を変化させるヒータ16aが配置される。同様に、リング共振器13bの上にも、リング共振器13bの温度を変化させて屈折率を変えることにより、光の透過特性を制御するヒータ16bが配置される。
また、光導波路12cにおける長手方向のループミラー14側の部分の上には、光導波路12cの温度を変化させて屈折率を変えることにより、伝搬する光の位相を制御するヒータ16cが配置される。
ヒータ16a〜16cは、アルミニウムあるいはチタン等の電流を流すことにより発熱する金属層を用いて形成され得る。ヒータ16a〜16cの動作は、制御部30により制御される。
図6に示すように、光素子10では、シリコンの基板11a上にクラッド層11bが配置され、3つの光導波路12a〜12c及び2つのリング共振器13a、13bは、クラッド層11b内に埋め込まれている。クラッド層11b上には、上クラッド層11cが配置される。クラッド層11b及び上クラッド層11cは、例えば、酸化シリコンを用いて形成され得る。
3つの光導波路12a〜12c及び2つのリング共振器13a、13bの厚さは、例えば250nmとすることができ、幅は、例えば500nmとすることができる。光導波路12aとリング共振器13aとの距離は、例えば180nmとすることができる。
光生成部20は、光を生成し、生成した光を光導波路12aに伝搬させる。光生成部20は、電流が注入されて光子を生成する利得部を有する光導波路21を有する。光生成部20としては、例えば、化合物半導体を有する半導体光増幅素子を用いることができる。利得部としては、量子井戸活性層、量子ドット活性層、バルク型の活性層等を用いることができる。光導波路21は、光生成部20の第2端面20b側において、光導波路12aと光学的に結合する。光導波路21は、第2端面20bに対して、その法線から所定の角度(例えば7度)だけ傾斜して延びている。光導波路12aも、第2端面20bに対して、その法線から所定の角度(例えば15度)だけ傾斜して延びている。
光素子10を伝搬する光の経路は、光生成部20の光導波路21と、光導波路12a〜12cと、リング共振器13a、13bにより形成される。この光の経路を伝搬する光は、光生成部20の第1端面20aと、光導波路12cの一方の端部に光学的に結合されるループミラー14との間で反射するようになされている。即ち、装置1は、発振部(共振部)として、光生成部20の第1端面20a及びループミラー14を備える。光生成部20の第1端面20aは、光導波路21を第1端面20aに向かって伝搬して来た光の一部を第2端面20b側に向かって反射する。また、光生成部20の第1端面20aは、光導波路21を第1端面20aに向かって伝搬して来た光の他の部分を外部へ透過して、レーザとして出力する。光生成部20の第1端面20aは、例えば、劈開面を用いることができる。ループミラー14は、光導波路12cをループミラー14に向かって伝搬して来た光を反対側に向かって反射する。
光導波路12a〜12c及び光導波路21を含む光路長は、発振するレーザに対して求められるスペクトル幅に応じて、適宜決定され得る。一般に、光路長を長くする程、狭いスペクトル幅を得ることができる。
次に、光素子10において、発振波長を検出する仕組みを以下に説明する。
光素子10は、光導波路12aに沿って配置される複数の回折格子DBR1〜DBR11を有する。本実施形態では、光素子10は、11個の回折格子DBR1〜DBR11を有する。それぞれの回折格子は、光導波路12aを伝搬する光の一部を、光導波路12aの延びる向きと交差する方向に反射する。本実施形態では、回折格子DBR1〜DBR11それぞれは、光導波路12aを伝搬する光の一部を、光導波路12aの延びる向きと直交する同じ方向(図4の上方)に向かって反射する。
図5に示すように、複数の回折格子DBR1〜DBR11は、光導波路12aに沿って直列に並べて配置される。複数の回折格子DBR1〜DBR11は、クラッド層11bが上方から加工されて形成され得る。光導波路12aを伝搬する光に対する、回折格子の反射率及び反射光ピーク幅(帯域幅)は、回折格子の結合定数に基づいて決定され得る。回折格子の結合定数は、溝の深さ及び光導波路12aとの距離等に基づいて決定され得る。複数の回折格子DBR1〜DBR11が形成されるクラッド層11b上には、回折格子の溝を埋め込むように、上クラッド層11cが配置される。複数の回折格子DBR1〜DBR11は、シリコンプラットフォーム技術を用いて、他の光学素子と共にシリコンの基板上に配置することができる。
上クラッド層11c上には、ヒータ15が配置される。ヒータ15は、各回折格子DBR1〜DBR11の上方に配置される。各回折格子DBR1〜DBR11の反射光のピーク波長は、回折格子の溝の周期に基づいて決定されるが、製造工程等の影響により回折格子の寸法に誤差が生じ得る。この回折格子の寸法の誤差に基づく反射光のピーク波長のずれを、ヒータ15による加熱を用いて、各回折格子を含む部分の屈折率を変化させることにより調整する。ヒータ15の動作は、制御部30により制御される。
図7に示すように、各回折格子DBR1〜DBR11は、光導波路12aの延びる向きと交差する方向に延びる、周期的に形成された複数の溝を有する。
具体的には、各回折格子DBR1〜DBR11には、光導波路12aの光が伝搬する光軸方向に対して45度傾斜した向きを有する複数の溝が所定の周期で形成される。各回折格子DBR1〜DBR11は、光導波路12aを伝搬する光の一部を、光軸方向と直交する向きに反射して、光導波路17に導波する。光導波路17を伝搬する光は、受光部18により受光される。受光部18は、受光した光の強度を電気信号に変換して制御部30に出力する。各回折格子DBR1〜DBR11と対応させて配置される11個の受光部18は、受光部のアレイ18Aを形成する。受光部18は、例えば、Ge又はSiGe等を用いて形成される。
光導波路17及び受光部18の各組は、各回折格子DBR1〜DBR11に対して配置される。回折格子それぞれで反射された反射光は、各回折格子に接続された光導波路17を伝搬して、各受光部18において受光される。隣接する回折格子が反射した反射光は、隣接して配置される異なる受光部18により受光される。
回折格子DBR1〜DBR11の長さは、例えば50μmとすることができる。隣接する回折格子同士の間の距離は、例えば5μmとすることができる。回折格子DBR1〜DBR11と、受光部18とを接続する光導波路17の幅は、例えば回折格子の長さと同じ50μmとすることができる。
図8は、複数の回折格子の反射光スペクトルを示す図である。
各回折格子DBR1〜DBR11は、異なる周期の溝を有しており、反射する光の反射光スペクトルの最大値の波長が異なっている。即ち、一の回折格子の溝の周期及び反射光スペクトルの最大値の波長は、他の回折格子とは異なっている。
反射光スペクトルの最大値は、回折格子の結合定数に基づいて決定され得る。回折格子の結合定数が増加するのと共に、反射光スペクトルの最大値も増大する。反射光スペクトルの最大値が増大すると、受光部18における受光量が増加するので、発振波長の検出精度が向上し得る。
一方、反射光スペクトルの最大値が増大するのと共に、光導波路12aを伝搬する光量が減少するので、光素子10から出力されるレーザの強度が低減する。回折格子の結合定数を大きくすると、光導波路を伝搬する光の量を減少し、結合定数を小さくすると、反射する反射光量を低減するので、発振波長の検出精度に影響を与え得る。
従って、回折格子の結合定数は、上述した観点を考慮して適宜決定され得る。例えば、回折格子の溝における山谷の比を1:1とし、結合係数は150cm−1として、反射光スペクトルの最大値を40%としてもよい。
一の回折格子の反射光スペクトルの包絡線R1〜R11は、該反射光スペクトルの最大値の1/10以上、好ましくは3/10以上の大きさのスペクトル成分を有する波長の位置で、他の回折格子の反射光スペクトルの包絡線と交差している。
具体的には、一の回折格子DBR1の反射光スペクトルの包絡線R1は、該反射光スペクトルの最大値の1/10以上、好ましくは3/10以上の大きさのスペクトル成分を有する波長の位置で、隣接する他の回折格子DBR2の反射光スペクトルの包絡線R2と交差している。この説明は、他の隣接する回折格子同士に対しても適用される。本実施形態では、隣接する回折格子の反射光スペクトルの包絡線R1〜R11同士が交差する位置は、反射光スペクトルの最大値の1/2の大きさのスペクトル成分を有する波長の位置に設定される。
また、一の回折格子の反射光スペクトルの包絡線R1〜R11が、一の回折格子に隣接する他の回折格子の反射光スペクトルの包絡線と交差する波長の位置は等間隔である。本実施形態では、隣接する回折格子の反射光スペクトルの包絡線R1〜R11同士が、反射光スペクトルの最大値の1/10以上のスペクトル成分を有する波長において交差する位置は、4.5nm(周波数50GHz)の間隔で配置される。
なお、一の回折格子DBR1の反射光スペクトルの包絡線と、該反射光スペクトルの最大値の1/10以上の大きさのスペクトル成分を有する波長の位置で交差する反射光スペクトルの包絡線を有する回折格子は、隣接する回折格子でなくてもよい。また、一の回折格子の反射光スペクトルの包絡線R1〜R11が、一の回折格子に隣接する他の回折格子の反射光スペクトルの包絡線と交差する波長の位置は、不等間隔であってもよい。
図8に示すように、これらの隣接する回折格子の反射光スペクトルの包絡線R1〜R11同士が交差する波長の位置は、装置1が発振するレーザの目標とする波長(グリッド波長)λ1〜λ10と一致するように決定され得る。
次に、本実施形態の11個の回折格子DBR1〜DBR11の寸法の例について、以下に説明する。
回折格子DBR1〜DBR11は、回折格子の周期が、410.060nmから420.923nmの範囲にある。これらの回折格子DBR1〜DBR11により反射される反射光スペクトルの中心波長は、4.5nmの間隔で、1528.084nmから1568.563nmの範囲にある。
回折格子DBR1及び隣接する回折格子DBR2の反射光スペクトルの包絡線R1,R2の交点の波長の位置は、1530.334nm(周波数195.9THz)であり、グリッド波長λ1となる。同様にして、回折格子DBR2及び隣接する回折格子DBR3の反射光スペクトルの包絡線R2,R3の交点の波長の位置は、グリッド波長λ2となる。以下同様にして、回折格子DBR10及び隣接する回折格子DBR11の反射光スペクトルの包絡線R10,R11の交点の波長の位置は、グリッド波長λ10となる。
例えば、光素子10が、グリッド波長λ1で発振している時には、光導波路12aを伝搬する光の波長は、回折格子DBR1及び隣接する回折格子DBR2の反射光スペクトルの包絡線R1,R2の交点の波長の付近に位置する。そのため、光導波路12aを伝搬する光の一部は、隣接する2つの回折格子DBR1、DBR2により反射されて、反射した光それぞれは、光導波路17を介して隣接する2つの受光部18により受光される。
この場合、グリッド波長λ1の波長は、回折格子DBR3〜DBR11の反射光スペクトルの包絡線R3〜R11の波長とは実質的に重ならないので(図8参照)、回折格子DBR3〜DBR11は、光導波路12aを伝搬する光を反射しない。従って、回折格子DBR3〜DBR11は、光導波路12aを伝搬するグリッド波長λ1付近の光に対して、回折格子DBR3〜DBR11は実質的に透明となる。
本明細書において、光導波路12aを伝搬する光の波長が、回折格子の反射光スペクトルの包絡線の波長とは実質的に重ならないことは、光導波路12aを伝搬する光の波長が、反射光スペクトルの最大値の1/10以上の波長の領域で重ならないことを意味する。
また、一の回折格子DBR1、DBR2の反射光スペクトルの包絡線R1、R2は、該反射光スペクトルの最大値の1/10以上、好ましくは1/30の大きさのスペクトル成分を有する波長の領域では、一の回折格子DBR1、DBR2とは隣接しない他の回折格子DBR3〜DBR11の反射光スペクトルの包絡線とは交差しない。上述した説明は、他の隣接する回折格子にも適宜適用される。
また、グリッド波長λ1の光を発振している場合、光は、光生成部20の第1端面20aとループミラー14との間で反射しているが、回折格子DBR1、DBR2により反射される光は、光導波路17に向かって反射される。そのため、回折格子DBR1、DBR2により反射される光が、光導波路12aを含む光経路の発振に与える影響は実質的にはないと考えられる。
各回折格子DBR1〜DBR11は、反射光スペクトルの包絡線R1〜R11の交差する位置に対応するグリッド波長λ1〜λ10の光を受光部18に向かって反射する機能を有するが、グリッド波長λ1〜λ10の光の発振には実質的には影響を与えない。
次に、グリッド波長λ1〜λ11の光を発振するための制御について、以下に説明する。
まず、グリッド波長λ1を目標として光を発振する場合を考える。
制御部30は、グリッド波長λ1の光を発振するために、リング共振器13a、13b及び光導波路12cの屈折率を、予め設定されている値となるように、各ヒータ16a〜16cを制御する。その結果、光導波路12aには、グリッド波長λ1に近い波長λrを有する光が生成される。
波長λrは、回折格子DBR1、DBR2の反射光スペクトルの波長領域とで重なるので、回折格子DBR1及び回折格子DBR2は、光導波路12aを伝搬する光の一部を反射する。反射光は、光導波路17を介して、隣接する2つの受光部18で受光される。各受光部18は、受光強度を電気信号に変換して制御部30へ出力する。
図9(A)に示すように、光導波路12aを伝搬する光の波長λrが、グリッド波長λ1と一致する場合には、回折格子DBR1により反射される反射光の強度S1と、回折格子DBR2により反射される反射光の強度S2とが等しくなる。波長λrが、グリッド波長λ1と一致することには、受光部18により受光される光の強度に対して許容される誤差を設けてもよい。
次に、図9(B)に示すように、光導波路12aを伝搬する光の波長λrが、グリッド波長λ1よりも大きい場合には、回折格子DBR1により反射される反射光の強度S1は、回折格子DBR2により反射される反射光の強度S2よりも小さくなる。
この場合には、制御部30は、ヒータ16a〜16cを制御し、リング共振器13a、13b又は光導波路12cの屈折率を調整して、回折格子DBR1により反射される反射光の強度S1と、回折格子DBR2により反射される反射光の強度S2とを一致させる。
また、図9(C)に示すように、光導波路12aを伝搬する光の波長λrが、グリッド波長λ1よりも小さい場合には、回折格子DBR1により反射される反射光の強度S1は、回折格子DBR2により反射される反射光の強度S2よりも大きくなる。
この場合には、制御部30は、ヒータ16a〜16cを制御し、リング共振器13a、13b又は光導波路12cの屈折率を調整して、回折格子DBR1により反射される反射光の強度S1と、回折格子DBR2により反射される反射光の強度S2とを一致させる。
このようにして、光導波路12aを伝搬する光の波長λrを検出して、グリッド波長λ1〜λ10と一致するように波長λrが制御される。また、波長λrを制御した結果、発振される光の強度が変化した場合には、光生成部20に注入する電流も制御され得る。
光導波路12aを伝搬する光の波長λrを検出する感度を高める観点からは、反射光スペクトルの包絡線の傾きの大きい位置で、隣接する反射光スペクトルの包絡線を交差させることが好ましい。
同様にして、他のグリッド波長λ2〜λ10において発振する光の波長が制御される。
上述した本実施形態の装置1によれば、異なる波長で発振する光の波長を、複数の回折格子を用いて検出する。複数の回折格子は、シリコンプラットフォーム技術を用いて、他の光学素子と共にシリコンの基板上に配置することができるので、光素子を小型化することができる。そのため、小型化した波長可変レーザ装置を実現できる。
また、上述した本実施形態では、一の回折格子の反射光スペクトルの包絡線R1〜R11が、一の回折格子に隣接する他の回折格子の反射光スペクトルの包絡線と交差する波長の位置は等間隔であった。装置1では、隣接する回折格子同士の反射光スペクトルの包絡線が交差する波長の位置は、回折格子の溝の周期の設計により変更可能であり、不等間隔にすることもできる。このようにグリッド波長が不等間隔であっても、2つの受光部により受光される光強度を一致させるようにして、発振波長を容易に制御できる。
次に、上述した第1実施形態の波長可変レーザ装置の変形例1及び変形例2を、図面を参照しながら、以下に説明する。
図10は、第1実施形態の変形例1の光素子を示す図である。
本変型例の光素子10では、各回折格子DBR1〜DBR11に対して、光導波路12aの両側の位置に、光導波路17及び受光部18が配置されて、光導波路12aの両側に受光部のアレイ18A及び受光部のアレイ18Bが配置される。
上述した第1実施形態では、図7に示すように、各回折格子DBR1〜DBR11は、光導波路12aを左側から右側に向かって伝搬する光を上方に反射して、反射光が受光部18で受光される。一方、光導波路12aを右側から左側に向かって伝搬する光は、各回折格子DBR1〜DBR11において反射されるが、光導波路及び受光部が配置されていないので、反射光が検出されることはない。
そこで、本変型例の光素子10では、光導波路12aを右側から左側に向かって伝搬する光も下方に反射して、受光して検出することにより、発振している波長の検出精度を向上できるようになされている。
図11は、第1実施形態の変形例2の光素子を示す図である。図12は、図11の要部を示す図である。
本変型例の光素子10では、回折格子DBR1〜DBR11と受光部18との間に光導波路が配置されない点が、上述した変形例1とは異なっている。
図12に示すように、各回折格子DBR1〜DBR11が配置される光導波路12aの領域に対して間隔をあけて受光部18が両側に配置される。受光部18は、クラッド層11b内に埋め込まれている。光導波路12aと受光部18との間の距離を、光導波路12aを伝搬する光のエンベロープが十分に低減した距離に設定することが、光導波路12aを伝搬する光の強度を低減し過ぎない観点から好ましい。
本変型例によれば、回折格子DBR1〜DBR11と受光部18との間に光導波路が配置されないことにより、光素子10の寸法を低減すると共に、受光部18に受光される反射光の強度を高めることができる。
次に、上述した光生成装置の第2実施形態を、図13〜図18を参照しながら以下に説明する。第2実施形態について特に説明しない点については、上述の第1実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。また、同一の構成要素には同一の符号を付してある。
図13は、本明細書に開示する第2実施形態の波長可変レーザ装置を示す図である。図14は、第2実施形態の波長可変レーザ装置の要部である光素子を示す図である。図15は、図14のY1−Y1線拡大断面図である。図16は、図14のY2−Y2線拡大断面図である。
本実施形態の光素子10は、複数の回折格子の配置と、回折格子の反射光を受光部に伝搬する光導波路と、受光部の構成が、上述した第1実施形態とは異なっている。
図15及び図17に示すように、光素子10は、光導波路12aに沿って直列に並べて配置される所定数の回折格子DBR1〜DBR4を有する第1グループG1を有する。また、光素子10は、光導波路12aに沿って並べて配置され、第1グループG1と同じ所定数の回折格子DBR5〜DBR8を有する第2グループG2を有する。第1グループG1と第2グループG2は、光素子12a沿って直列に配置される。本実施形態では、第1グループG1及び第2グループG2は、4つの回折格子を有する。
図17に示すように、第1グループG1の回折格子DBR1〜DBR4及び第2グループG1の回折格子DBR5〜DBR8は、光導波路12aの延びる向きと交差する方向に延びる、周期的に形成された複数の溝を有する。各グループG1,G2において、各回折格子は、間隔をあけずに配置される。
各回折格子DBR1〜DBR8は、異なる周期の溝を有しており、反射する光の反射光スペクトルの最大値の波長が異なっている。即ち、一の回折格子の溝の周期及び反射光スペクトルの最大値の波長は、他の回折格子の溝の周期とは異なっている。
図14及び図15に示すように、第1グループG1の回折格子DBR1〜DBR4の上方には、ヒータ15aが配置される。同様に、第2グループG2の回折格子DBR5〜DBR8の上方には、ヒータ15bが配置される。回折格子の寸法の誤差に基づく反射光のピーク波長のずれを、ヒータ15a、15bによる加熱を用いて、各グループの回折格子の部分の屈折率を変化させることにより調整する。ヒータ15a、15bの動作は、制御部30により制御される。
第1グループG1の回折格子DBR1〜DBR4それぞれは、光導波路12aを伝搬する光の一部を、光導波路12aの延びる向きと直交又は交差する向きに反射して、光導波路19aに導波する。光導波路19aを伝搬する光は、受光部18aにより受光される。受光部18aは、受光した反射光の強度を電気信号に変換して制御部30に出力する。
同様に、第2グループG2の各回折格子DBR5〜DBR8は、光導波路12aを伝搬する光の一部を、光軸方向と直交又は交差する向きに反射して、光導波路19bに導波する。光導波路19bを伝搬する光は、受光部18bにより受光される。受光部18bは、受光した反射光の強度を電気信号に変換して制御部30に出力する。
光導波路19aは、第1グループG1の回折格子DBR1〜DBR4と接続する部分の幅は広く、受光部18aと接続する部分の幅は狭くなっており、全体としてテーパ形状を有する。光導波路19bも、光導波路19aと同様の形状を有する。
各グループG1,G2の回折格子それぞれの長さは、例えば80μmとすることができる。第1グループG1と第2グループG2との間の距離は、例えば5μmとすることができる。
例えば、回折格子DBR1〜DBR8の溝における山谷の比を1:1とし、結合係数は180cm−1として、反射光スペクトルの最大値を80%としてもよい。
図18は、第1グループ及び第2グループの回折格子の反射光スペクトルを示す図である。
第1グループG1の回折格子DBR1は、第2グループG2の回折格子DBR5と対になっている。同様に、第1グループG1の回折格子DBR2は第2グループG2の回折格子DBR6と、第1グループG1の回折格子DBR3は第2グループG2の回折格子DBR7と、第1グループG1の回折格子DBR4は第2グループG2の回折格子DBR8と、対になっている。
第1グループG1の回折格子DBR1の反射光スペクトルの包絡線R1は、該反射光スペクトルの最大値の1/10以上の大きさのスペクトル成分を有する波長の位置で、対となる第2グループG2の回折格子DBR5の反射光スペクトルの包絡線R2と交差している。他の対となる回折格子の反射光スペクトルの包絡線同士も同様の関係を有する。
具体的には、第1グループG1の回折格子DBR1の反射光スペクトルの包絡線R1は、該反射光スペクトルの最大値の1/10以上、好ましくは3/10以上の大きさのスペクトル成分を有する波長の位置で、対となる第2グループG2の回折格子DBR5の反射光スペクトルの包絡線R5と交差している。この説明は、他の対となる回折格子の反射光スペクトルの包絡線に対しても適用される。本実施形態では、対となる回折格子の反射光スペクトルの包絡線同士が交差する位置は、反射光スペクトルの最大値の1/2の大きさのスペクトル成分を有する波長の位置に設定される。
第1グループG1の一の回折格子DBR1〜DBR4の反射光スペクトルの包絡線R1〜R4が、対となる第2グループG2の回折格子DBR5〜DBR8の反射光スペクトルの包絡線R5〜R8と交差する波長の位置は等間隔である。本実施形態では、対となる反射光スペクトルの包絡線が交差する波長の間隔は、約20nmである。
第1グループG1の回折格子DBR1の反射光スペクトルの包絡線R1は、該反射光スペクトルの最大値の1/10以上、好ましくは1/30以上の大きさのスペクトル成分を有する波長の領域では、対となる第2グループG2の回折格子DBR5以外の第1グループG1及び第2グループG2の他の回折格子DBR2〜DBR4、DBR6〜DBR8の反射光スペクトルの包絡線R2〜R4、R6〜R8とは交差しない。この説明は、他の回折格子に対しても適用される。
図18に示すように、対となる第1グループG1及び第2グループG2の回折格子の反射光スペクトルの包絡線同士が交差する波長の位置は、装置1が発振するレーザの目標とする波長(グリッド波長)λ1〜λ4と一致するように決定され得る。
次に、本実施形態の第1グループG1の回折格子DBR1〜DBR4及び第2グループG2の回折格子DBR5〜DBR8の寸法の例について、以下に説明する。
第1グループG1の回折格子DBR1〜DBR4は、回折格子の周期が、410.06nmから431.33nmの範囲にある。回折格子DBR1により反射される反射光スペクトルの中心波長は、1528.084nmであり、回折格子DBR2〜DBR4により反射される反射光スペクトルの中心波長は、約20nmずつ増加する。
第2グループG2の回折格子DBR5〜DBR8は、回折格子の周期が、411.83nmから433.10nmの範囲にある。第2グループG2の回折格子DBR5〜DBR8それぞれにより反射される反射光スペクトルの中心波長は、対となる第1グループG1の回折格子DBR1〜DBR4により反射される反射光スペクトルの中心波長よりも約6.5nm大きい。
第1グループG1の回折格子DBR1及び対となる第2グループG2の回折格子DBR5の反射光スペクトルの包絡線R1,R5の交点の波長の位置は、約1530nmであり、グリッド波長λ1となる。同様にして、回折格子DBR2及び対となる回折格子DBR6の反射光スペクトルの包絡線R2,R6の交点の波長の位置は、グリッド波長λ2となる。以下同様にして、回折格子DBR3及び対となる回折格子DBR7の反射光スペクトルの包絡線R3,R7の交点の波長の位置は、グリッド波長λ3となり、回折格子DBR4及び対となる回折格子DBR8の反射光スペクトルの包絡線R4,R8の交点の波長の位置は、グリッド波長λ4となる。グリッド波長λ1〜λ4は、約20nmずつ波長が異なっており、CWDMの分割波長の周波数間隔と対応している。
次に、グリッド波長λ1〜λ4の光を発振するための制御について、以下に説明する。
まず、グリッド波長λ1を目標として光を発振する場合を考える。
制御部30は、グリッド波長λ1の光を発振するために、リング共振器13a、13b及び光導波路12cの屈折率を、予め設定されている値となるように、各ヒータ16a〜16cを制御する。その結果、光導波路12aには、グリッド波長λ1に近い波長λrを有する光が生成される。波長λrは、回折格子DBR1、DBR2の反射光スペクトルの波長領域と重なる。
第1グループG1の回折格子DBR1は、光導波路12aを伝搬する光の一部を反射して、光導波路19aを介して、反射された光が受光部18aで受光される。また、対となる第2グループG2の回折格子DBR5は、光導波路12aを伝搬する光の一部を反射して、光導波路19bを介して、反射された光が受光部18aで受光される。各受光部18a、18bは、受光強度を電気信号に変換して制御部30へ出力する。
受光部18aの受光強度が、受光部18bの受光強度と一致する場合には、目標とする波長で発振されていることになる。
一方、受光部18aの受光強度が、受光部18bの受光強度と一致しない場合には、制御部30は、ヒータ16a〜16cを制御して、リング共振器13a、13b又は光導波路12cの屈折率を調整して、受光部18aの受光強度と受光部18bの受光強度とを一致させる。
上述した本実施形態によれば、回折格子が反射した反射光を伝搬する光導波路及び受光素子の構成を、第1実施形態よりも簡易化されるので、製造が容易となる。また、上述した第1実施形態と同様の効果が奏される。
次に、上述した第2実施形態の波長可変レーザ装置の変形例1及び変形例2を、図面を参照しながら、以下に説明する。
図19は、第1実施形態の変形例1の光素子を示す図である。
本変型例の光素子10では、第1グループG1及び第2グループG2の回折格子DBR1〜DBR8に対して、光導波路12aの両側の位置に、光導波路19a〜19c及び受光部18a〜18dが配置される。
上述した第2実施形態では、図17に示すように、各回折格子DBR1〜DBR8は、光導波路12aを左側から右側に向かって伝搬する光を上方に反射して、反射光が受光部18a、18bで受光される。一方、光導波路12aを右側から左側に向かって伝搬する光は、各回折格子DBR1〜DBR8において反射されるが、光導波路及び受光部が配置されていないので、反射光が検出されることはない。
そこで、本変型例の光素子10では、光導波路12aを右側から左側に向かって伝搬する光も下方に反射して、受光して検出することにより、発振している波長の検出精度を向上できるようにしている。
図20は、第1実施形態の変形例2の光素子を示す図である。図21は、図20の要部を示す図である。
本変型例の光素子10では、第1グループG1及び第2グループG2の回折格子DBR1〜DBR8と受光部18a〜18dとの間に光導波路が配置されない点が、上述した変形例1とは異なっている。
図21に示すように、第1グループG1の回折格子DBR1〜DBR4が配置される光導波路12aの領域に対して間隔をあけて受光部18a、18cが両側に配置される。同様に、第2グループG2の回折格子DBR5〜DBR8が配置される光導波路12aの領域に対して間隔をあけて受光部18b、18dが両側に配置される。
本変型例によれば、第1グループG1及び第2グループG2の回折格子DBR1〜DBR8と受光部18a〜18dとの間に光導波路を配置しないことにより、光素子10の寸法を低減し、且つ受光部18a〜18dに受光される反射光の強度を高められる。
本発明では、上述した実施形態の光素子及び光生成装置は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。また、一の実施形態が有する構成要件は、他の実施形態にも適宜適用することができる。
例えば、上述した各実施形態では、光生成部20の第1端面20aを利用して、発振部を形成していたが、光生成部20の光導波路21に分布反射鏡を配置して発振部を形成してもよい。
また、上述した各実施形態では、各回折格子の結合係数(溝の深さ)は同じであったが、波長分散に起因する結合係数の変動等による反射率の変動を補正するために、回折格子毎に結合係数を異ならせてもよい。
また、上述した各実施形態では、光素子がシリコンプラットフォーム技術を用いて形成されていたが、光素子は、石英系のPLC導波路技術、又はGaInAsP系等のIII−V族化合物半導体技術、又はポリマー系の導波路技術を用いて形成してもよい。
また、上述した各実施形態では、受光部は、Ge又はSiGe等を用いて形成されていたが、光素子がGaInAsP系等のIII−V族化合物半導体技術を用いて形成される場合には、同様の化合物半導体を用いて形成してもよい。更に、回折格子の反射光を、光導波路を用いてシリコンの基板の側縁まで伝搬させて、基板とは別体の受光素子を用いて反射光を受光するようにしてもよい。
また、上述した各実施形態では、発振する光の波長を1.55μm帯としていたが、他の波長帯の光を発振するようにしてもよい。
また、上述した各実施形態では、グリッド波長を、50GHz又は20nmの間隔で設けていたが、グリッド波長はこれに限定されるものではない。
また、上述した各実施形態では、回折格子の上方にヒータを配置していたが、グリッド波長の微調整をしない場合には、ヒータを配置しなくてもよい。
また、複数の回折格子の数は、上述した実施形態の例に限定されるものではない。発振するグリッド波長の数に対応させて、適宜増減可能である。
更に、回折格子により反射される反射光の反射光スペクトル又は反射光スペクトルの包絡線は、適宜設計変更することができる。
ここで述べられた全ての例及び条件付きの言葉は、読者が、発明者によって寄与された発明及び概念を技術を深めて理解することを助けるための教育的な目的を意図する。ここで述べられた全ての例及び条件付きの言葉は、そのような具体的に述べられた例及び条件に限定されることなく解釈されるべきである。また、明細書のそのような例示の機構は、本発明の優越性及び劣等性を示すこととは関係しない。本発明の実施形態は詳細に説明されているが、その様々な変更、置き換え又は修正が本発明の精神及び範囲を逸脱しない限り行われ得ることが理解されるべきである。
以上の上述した各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
光導波路と、
前記光導波路に沿って配置される複数の回折格子であって、前記回折格子それぞれは、前記光導波路を伝搬する光の一部を、前記光導波路の延びる向きと交差する方向に反射し、各前記回折格子が反射する光の反射光スペクトルの最大値の波長が異なっている複数の回折格子と、
を備える光素子。
光導波路と、
前記光導波路に沿って配置される複数の回折格子であって、前記回折格子それぞれは、前記光導波路を伝搬する光の一部を、前記光導波路の延びる向きと交差する方向に反射し、各前記回折格子が反射する光の反射光スペクトルの最大値の波長が異なっている複数の回折格子と、
を備える光素子。
(付記2)
一の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線は、該反射光スペクトルの最大値の1/10以上の大きさのスペクトル成分を有する波長の位置で、他の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線と交差している付記1に記載の光素子。
一の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線は、該反射光スペクトルの最大値の1/10以上の大きさのスペクトル成分を有する波長の位置で、他の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線と交差している付記1に記載の光素子。
(付記3)
各前記回折格子は、前記光導波路の延びる向きと交差する方向に延びる、周期的に形成された複数の溝を有する付記1又は2に記載の光素子。
各前記回折格子は、前記光導波路の延びる向きと交差する方向に延びる、周期的に形成された複数の溝を有する付記1又は2に記載の光素子。
(付記4)
複数の前記回折格子は、前記光導波路に沿って並べて配置されており、
一の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線は、該反射光スペクトルの最大値の1/10以上の大きさのスペクトル成分を有する波長の位置で、隣接する他の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線と交差している付記1〜3の何れか一項に記載の光素子。
複数の前記回折格子は、前記光導波路に沿って並べて配置されており、
一の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線は、該反射光スペクトルの最大値の1/10以上の大きさのスペクトル成分を有する波長の位置で、隣接する他の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線と交差している付記1〜3の何れか一項に記載の光素子。
(付記5)
一の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線が、一の前記回折格子に隣接する他の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線と交差する波長の位置は等間隔である付記4に記載の光素子。
一の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線が、一の前記回折格子に隣接する他の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線と交差する波長の位置は等間隔である付記4に記載の光素子。
(付記6)
一の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線は、該反射光スペクトルの最大値の1/10以上の大きさのスペクトル成分を有する波長の領域では、一の前記回折格子とは隣接しない他の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線とは交差しない付記5に記載の光素子。
一の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線は、該反射光スペクトルの最大値の1/10以上の大きさのスペクトル成分を有する波長の領域では、一の前記回折格子とは隣接しない他の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線とは交差しない付記5に記載の光素子。
(付記7)
一の前記回折格子が反射した反射光を受光して、受光強度を電気信号に変換して出力する第1受光部と、一の前記回折格子に隣接する他の前記回折格子が反射した反射光を受光して、受光強度を電気信号に変換して出力する第2受光部とを備える付記4〜6の何れか一項に記載の光素子。
一の前記回折格子が反射した反射光を受光して、受光強度を電気信号に変換して出力する第1受光部と、一の前記回折格子に隣接する他の前記回折格子が反射した反射光を受光して、受光強度を電気信号に変換して出力する第2受光部とを備える付記4〜6の何れか一項に記載の光素子。
(付記8)
前記光導波路に沿って並べて配置される所定数の前記回折格子を有する第1グループと、
前記光導波路に沿って並べて配置される前記所定数の前記回折格子を有する第2グループと、
を有し、
前記第1グループの一の前記回折格子は、前記第2グループの他の前記回折格子と対になっており、
前記第1グループの一の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線は、該反射光スペクトルの最大値の1/10以上の大きさのスペクトル成分を有する波長の位置で、対となる前記第2グループの他の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線と交差している付記1〜3の何れか一項に記載の光素子。
前記光導波路に沿って並べて配置される所定数の前記回折格子を有する第1グループと、
前記光導波路に沿って並べて配置される前記所定数の前記回折格子を有する第2グループと、
を有し、
前記第1グループの一の前記回折格子は、前記第2グループの他の前記回折格子と対になっており、
前記第1グループの一の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線は、該反射光スペクトルの最大値の1/10以上の大きさのスペクトル成分を有する波長の位置で、対となる前記第2グループの他の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線と交差している付記1〜3の何れか一項に記載の光素子。
(付記9)
前記第1グループの一の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線が、対となる前記第2グループの他の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線と交差する波長の位置は等間隔である付記8に記載の光素子。
前記第1グループの一の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線が、対となる前記第2グループの他の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線と交差する波長の位置は等間隔である付記8に記載の光素子。
(付記10)
前記第1グループの一の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線は、該反射光スペクトルの最大値の1/10以上の大きさのスペクトル成分を有する波長の領域では、対となる前記第2グループの他の前記回折格子以外の前記第1グループ及び前記第2グループのその他の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線とは交差しない付記9に記載の光素子。
前記第1グループの一の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線は、該反射光スペクトルの最大値の1/10以上の大きさのスペクトル成分を有する波長の領域では、対となる前記第2グループの他の前記回折格子以外の前記第1グループ及び前記第2グループのその他の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線とは交差しない付記9に記載の光素子。
(付記11)
前記第1グループの一の前記回折格子が反射した反射光を受光して、受光強度を電気信号に変換して出力する第1受光部と、対となる前記第2グループの他の前記回折格子が反射した反射光を受光して、受光強度を電気信号に変換して出力する第2受光部とを備える付記9又は10に記載の光素子。
前記第1グループの一の前記回折格子が反射した反射光を受光して、受光強度を電気信号に変換して出力する第1受光部と、対となる前記第2グループの他の前記回折格子が反射した反射光を受光して、受光強度を電気信号に変換して出力する第2受光部とを備える付記9又は10に記載の光素子。
(付記12)
光導波路と、
前記光導波路に沿って配置される複数の回折格子であって、前記回折格子それぞれは、前記光導波路を伝搬する光の一部を、前記光導波路の延びる向きと交差する方向に反射し、各前記回折格子が反射する光の反射光スペクトルの最大値の波長が異なっている複数の回折格子と、
を有する光素子と、
生成した光を光導波路に伝搬させる光生成部と、
前記光導波路内で発振する光の波長を選択する波長選択部と、
前記光導波路内で、前記波長選択部により選択された波長の光を発振させる発振部と、
を備える光生成装置。
光導波路と、
前記光導波路に沿って配置される複数の回折格子であって、前記回折格子それぞれは、前記光導波路を伝搬する光の一部を、前記光導波路の延びる向きと交差する方向に反射し、各前記回折格子が反射する光の反射光スペクトルの最大値の波長が異なっている複数の回折格子と、
を有する光素子と、
生成した光を光導波路に伝搬させる光生成部と、
前記光導波路内で発振する光の波長を選択する波長選択部と、
前記光導波路内で、前記波長選択部により選択された波長の光を発振させる発振部と、
を備える光生成装置。
(付記13)
一の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線は、該反射光スペクトルの最大値の1/10以上の大きさのスペクトル成分を有する波長の位置で、他の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線と交差しており、
一の前記回折格子が反射した反射光を受光して、受光強度を電気信号に変換して出力する第1受光部と、他の前記回折格子が反射した反射光を受光して、受光強度を電気信号に変換して出力する第2受光部とを備え、
前記第1受光部が出力する電気信号と、前記第2受光部が出力する電気信号とを入力して、前記第1受光部の受光強度と、前記第2受光部の受光強度とを一致させるように、前記波長選択部を制御する制御部を備える付記12に記載の光生成装置。
一の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線は、該反射光スペクトルの最大値の1/10以上の大きさのスペクトル成分を有する波長の位置で、他の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線と交差しており、
一の前記回折格子が反射した反射光を受光して、受光強度を電気信号に変換して出力する第1受光部と、他の前記回折格子が反射した反射光を受光して、受光強度を電気信号に変換して出力する第2受光部とを備え、
前記第1受光部が出力する電気信号と、前記第2受光部が出力する電気信号とを入力して、前記第1受光部の受光強度と、前記第2受光部の受光強度とを一致させるように、前記波長選択部を制御する制御部を備える付記12に記載の光生成装置。
(付記14)
前記発振部は、前記光導波路を含む光経路の第1端部に配置され、前記第1端部に向かって伝搬する光を反射する第1ミラー部と、前記光経路の第2端部に配置され、前記第2端部に向かって伝搬する光を反射する第2ミラー部とを備える付記12又は13に記載の光生成装置。
前記発振部は、前記光導波路を含む光経路の第1端部に配置され、前記第1端部に向かって伝搬する光を反射する第1ミラー部と、前記光経路の第2端部に配置され、前記第2端部に向かって伝搬する光を反射する第2ミラー部とを備える付記12又は13に記載の光生成装置。
1 波長可変レーザ装置(光生成装置)
2 基板
10 光素子
11a 基板
11b クラッド層
11c 上クラッド層
12a、12b、12c 光導波路
13a、13b リング共振器
14 ループミラー
15、15a、15b ヒータ
16a、16b、16c ヒータ
17 光導波路
18、18a、18b、18c、18d 光受光部
18A、18B 光受光部アレイ
19a、19b 光導波路
DBR1〜DBR11 回折格子
R1〜R11 反射光スペクトルの包絡線
20 光生成部
20a 第1端面
20b 第2端面
21 光導波路
30 制御部
31 温度調整部
32 コリメートレンズ
33 アイソレータ
34 集光レンズ
40 光ファイバ
101 波長可変レーザ装置
110 光素子
118a、118b 光受光部
132 コリメートレンズ
133 アイソレータ
134 集光レンズ
135 ビームスプリッタ
136 エタロン
140 光ファイバ
2 基板
10 光素子
11a 基板
11b クラッド層
11c 上クラッド層
12a、12b、12c 光導波路
13a、13b リング共振器
14 ループミラー
15、15a、15b ヒータ
16a、16b、16c ヒータ
17 光導波路
18、18a、18b、18c、18d 光受光部
18A、18B 光受光部アレイ
19a、19b 光導波路
DBR1〜DBR11 回折格子
R1〜R11 反射光スペクトルの包絡線
20 光生成部
20a 第1端面
20b 第2端面
21 光導波路
30 制御部
31 温度調整部
32 コリメートレンズ
33 アイソレータ
34 集光レンズ
40 光ファイバ
101 波長可変レーザ装置
110 光素子
118a、118b 光受光部
132 コリメートレンズ
133 アイソレータ
134 集光レンズ
135 ビームスプリッタ
136 エタロン
140 光ファイバ
Claims (6)
- 光導波路と、
前記光導波路に沿って配置される複数の回折格子であって、前記回折格子それぞれは、前記光導波路を伝搬する光の一部を、前記光導波路の延びる向きと交差する方向に反射し、各前記回折格子が反射する光の反射光スペクトルの最大値の波長が異なっている複数の回折格子と、
を備える光素子。 - 一の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線は、該反射光スペクトルの最大値の1/10以上の大きさのスペクトル成分を有する波長の位置で、他の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線と交差している請求項1に記載の光素子。
- 各前記回折格子は、前記光導波路の延びる向きと交差する方向に延びる、周期的に形成された複数の溝を有する請求項1又は2に記載の光素子。
- 複数の前記回折格子は、前記光導波路に沿って並べて配置されており、
一の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線は、該反射光スペクトルの最大値の1/10以上の大きさのスペクトル成分を有する波長の位置で、隣接する他の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線と交差している請求項1〜3の何れか一項に記載の光素子。 - 前記光導波路に沿って並べて配置される所定数の前記回折格子を有する第1グループと、
前記光導波路に沿って並べて配置される前記所定数の前記回折格子を有する第2グループと、
を有し、
前記第1グループの一の前記回折格子は、前記第2グループの他の前記回折格子と対になっており、
前記第1グループの一の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線は、該反射光スペクトルの最大値の1/10以上の大きさのスペクトル成分を有する波長の位置で、対となる前記第2グループの他の前記回折格子の反射光スペクトルの包絡線と交差している請求項1〜3の何れか一項に記載の光素子。 - 光導波路と、
前記光導波路に沿って配置される複数の回折格子であって、前記回折格子それぞれは、前記光導波路を伝搬する光の一部を、前記光導波路の延びる向きと交差する方向に反射し、各前記回折格子が反射する光の反射光スペクトルの最大値の波長が異なっている複数の回折格子と、
を有する光素子と、
生成した光を前記光導波路に伝搬させる光生成部と、
前記光導波路内で発振する光の波長を選択する波長選択部と、
前記光導波路内で、前記波長選択部により選択された波長の光を発振させる発振部と、
を備える光生成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016047084A JP2017161765A (ja) | 2016-03-10 | 2016-03-10 | 光素子及び光生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016047084A JP2017161765A (ja) | 2016-03-10 | 2016-03-10 | 光素子及び光生成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017161765A true JP2017161765A (ja) | 2017-09-14 |
Family
ID=59853018
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016047084A Pending JP2017161765A (ja) | 2016-03-10 | 2016-03-10 | 光素子及び光生成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017161765A (ja) |
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- 2016-03-10 JP JP2016047084A patent/JP2017161765A/ja active Pending
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