したがって、第1の態様は、ワイヤレス通信ネットワークにおけるユーザ機器を、1つまたは複数の送信ポイントから動的に変化する多地点協調送信を受信するよう動作するように前記ネットワークにおいて構成する方法を提供しており、前記方法は、前記ユーザ機器のために、前記ユーザ機器が、送信を受信することができる1つまたは複数の送信ポイントを決定し、前記ユーザ機器に関連する多地点協調セットに対してその1つまたは複数の送信ポイントを割り付けるステップと、前記ユーザ機器との通信のために、前記多地点協調セットの中の前記送信ポイントのオペレーション・モードの組を割り付けるステップと、送信ポイントの前記組のオペレーション・モードの前記割り付けられた組の中の各モードにコードポイントを関連づけ、コードブックを形成するステップと、前記コードブックを前記ユーザ機器に通知するステップとを含み、各コードポイントは、前記ユーザ機器との通信のための、前記多地点協調セットの中の前記送信ポイントの各オペレーション・モードに関連するチャネル状態情報基準信号の表示を含む。
記載の態様と実施形態では、多地点協調セットにおいて、与えられたチャネル状態情報基準信号(CSI−RS:channel state information reference signal)リソースに関連するセル基準信号パターンの準静的構成を実施しており、また与えられたCSI−RSリソース(単数または複数)に関連する特定の送信ポイント(単数または複数)から、データ送信、例えば、PDSCH送信の動的変更をサポートするシグナリングを可能にする。
記載の態様と実施形態によれば、各CSI−RSリソースは、いくつかの実施形態において、多地点協調セット構成中に関連するセルIDと一緒に、ユーザ機器特有の初期化パラメータXを有するように、無線リソース制御(RRC:radio resource control)シグナリングによって構成されている。
一実施形態においては、各コードポイントは、2ビットのコードを含む。それに応じて、多地点協調オペレーションの4つまでの構成が、ユーザのためにネットワーク制御ノードによって設定される可能性がある。態様と実施形態によって、基地局、例えば、eNBによって必要になると考えられる、妥当な制約条件と一緒に、頻繁にアップデートされることのない、より高いレイヤのシグナリング、例えば、RRCシグナリングを活用することにより、シグナリング・オーバーヘッドを低減することができる。結果として、ダウンリンク制御情報(DCI:downlink control information)メッセージの上で多地点協調送信をサポートするために必要となるビット数を減らすことができる。例えば、3つの送信ポイントを有する協調セットでは、記載の態様によって、選択されたCoMPスキームを示すために、3−ビットの代わりに新しい2−ビットを使用して、適切なシグナリングがサポートされ得る。
一実施形態においては、各コードポイントは、ユーザ機器との通信のための、多地点協調セットの中の送信ポイントの各オペレーション・モードに関連するセル基準信号(CRS:cell reference signal)パターンを示す。
各コードポイントは、ユーザ機器との通信のための、多地点協調セットの中の送信ポイントの各オペレーション・モードに関連するチャネル状態情報基準信号の表示を含む。一実施形態においては、コードポイントは、ユーザ機器との通信のための、多地点協調セットの中の送信ポイントのオペレーション・モードに関与する単一の送信ポイントに関連するセル基準信号またはチャネル状態情報基準信号の表示を含む。記載の態様と実施形態では、多地点協調セットの中の与えられたチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)リソースに関連するセル基準信号パターンの準静的構成を実施しており、また与えられたCSI−RSリソース(単数または複数)に関連する特定の送信ポイント(単数または複数)からデータ送信、例えば、PDSCH送信の動的変更をサポートするシグナリングを可能にする。
記載の態様と実施形態とによれば、各CSI−RSリソースは、多地点協調セット構成中に関連するセルIDと一緒にユーザ機器特有の初期化パラメータXを有するように、無線リソース制御装置によって構成されている。
データ送信、例えば、PDSCH送信のための送信ポイントは、特定の構成されたCSI−RSリソースに関連づけられる。いくつかの実施形態によれば、各送信ポイントから送信されるセル基準信号パターンは、暗示的に、構成されたCSI−RSリソースから導き出される。物理レイヤ動的シグナリングを通してのCRSパターンの表示は、多地点協調送信スキームが、最適化された総合的なネットワーク・オペレーションを提供するように変化するので、ユーザ機器が、データ・チャネルについてのレート・デマッチングを行うことを可能にする。
一実施形態においては、コードポイントは、ユーザ機器との通信のための、多地点協調セットの中の送信ポイントのオペレーション・モードに関与する2つ以上の送信ポイントに関連する組み合わされたセル基準信号、または組み合わされたチャネル状態情報基準信号の表示を含んでいる。それに応じて、単一のコードポイントは、ユーザ機器が、複数の送信ポイントからの制御シグナリングを解釈することを可能にすることができ、このようにしてその制御シグナリングが、受信信号から「差し引かれる」ことを可能にし、その結果、データ送信は復号可能になる。
一実施形態においては、モードの割り付けられた組は、ユーザ機器との通信のための、多地点協調セットの中の送信ポイントのすべての使用可能なオペレーション・モードのサブセットを含んでいる。送信ポイントの、2ビットのコードブックの内部で符号化される場合よりも多数の構成が可能になるであろうことが理解されるであろう。それに応じて、ネットワーク制御ノードは、例えば、ロケーション、送信ポイント機能パラメータ、他の類似したパラメータ、送信ポイント構成の適切なサブセットなどのファクタに基づいて、与えられたユーザについて、選択するように動作可能とすることができる。
一実施形態においては、本方法は、同一のセル基準信号を使用するように、ユーザ機器に関連する多地点協調セットの中の1つまたは複数送信ポイントを構成するステップを含む。それに応じて、ネットワークは、コードブックが、追加のコードポイントについての必要性なしに、いくつかの送信モードを包含することができるように、送信ポイントの動作特性を簡略化、または整合させるように、動作可能とすることができる。
第2の態様は、コンピュータの上で実行されるときに、第1の態様の方法を実行するように動作可能なコンピュータ・プログラム製品を提供する。
第3の態様は、ワイヤレス通信ネットワークにおけるユーザ機器を、1つまたは複数の送信ポイントから動的に変化する多地点協調送信を受信するよう動作するように前記ネットワークにおいて構成するよう動作可能なネットワーク制御ノードを提供しており、前記ネットワーク制御ノードは、前記ユーザ機器のために、前記ユーザ機器が、送信を受信することができる1つまたは複数の送信ポイントを決定し、前記ユーザ機器に関連する多地点協調セットに対してその1つまたは複数の送信ポイントを割り付けるように動作可能な決定ロジックと、前記ユーザ機器との通信のために、前記多地点協調セットの中の前記送信ポイントのオペレーション・モードの組を割り付けるように動作可能な割付けロジックと、送信ポイントの前記組のオペレーション・モードの前記割り付けられた組の中の各モードにコードポイントを関連づけ、コードブックを形成するように動作可能な関連付けロジックと、前記コードブックについて前記ユーザ機器に通知するように動作可能な通信ロジックとを備え、各コードポイントは、前記ユーザ機器との通信のための、前記多地点協調セットの中の前記送信ポイントの各オペレーション・モードに関連するチャネル状態情報基準信号の表示を含む。
一実施形態においては、各コードポイントは、2ビットのコードを含む。
一実施形態においては、各コードポイントは、ユーザ機器との通信のための、多地点協調セットの中の送信ポイントの各オペレーション・モードに関連するセル基準信号パターンを示す。
一実施形態においては、コードポイントは、ユーザ機器との通信のための、多地点協調セットの中の送信ポイントのオペレーション・モードに関与する単一の送信ポイントに関連するセル基準信号、またはチャネル状態情報基準信号の表示を含む。
一実施形態においては、コードポイントは、ユーザ機器との通信のための、多地点協調セットの中の送信ポイントのオペレーション・モードに関与する2つ以上の送信ポイントに関連する組み合わされたセル基準信号、または組み合わされたチャネル状態情報基準信号の表示を含む。
一実施形態においては、モードの割り付けられた組は、ユーザ機器との通信のための、多地点協調セットの中の送信ポイントのすべての使用可能なオペレーション・モードのサブセットを含む。
一実施形態においては、ネットワーク・ノードは、同一のセル基準信号を使用するように、ユーザ機器に関連する多地点協調セットの中の1つまたは複数の送信ポイントを構成するように動作可能な構成ロジックを備える。
第4の態様は、ワイヤレス通信ネットワークにおいて、ユーザ機器に関連する多地点協調セットの中の送信ポイントの選択されたオペレーション・モードを示すダウンリンク制御シグナリングを解釈する方法を提供しており、前記方法は、前記ユーザ機器との通信のための、前記多地点協調セットの中の送信ポイントのオペレーション・モードに各々関連づけられているコードポイントの組を含むコードブックを受信するステップと、前記コードブックを参照してダウンリンク・シグナリングにおいて受信されるコードポイントを解釈するステップと、前記コードポイントに関連する前記多地点協調セットの中の送信ポイントのオペレーション・モードに従って受信されるデータ送信を解釈するように前記ユーザ機器を構成するステップとを含み、各コードポイントは、前記ユーザ機器との通信のための、前記多地点協調セットの中の前記送信ポイントの各オペレーション・モードに関連するチャネル状態情報基準信号の表示を含む。
それに応じて、ユーザ機器は、第1の態様の方法によって設定されるコードブック構成を利用する方法を実行するように動作可能とすることができる。ダウンリンク・シグナリング、特にダウンリンク制御信号メッセージは、コードブックによって設定されるコードポイントを参照して解釈され得る。
一実施形態においては、ダウンリンク制御シグナリングは、2ビットのコードポイントを含む。
一実施形態においては、ダウンリンク制御シグナリングは、専用の多地点協調送信ポイント・インジケータ・メッセージを含む。それに応じて、新しいビットが、ダウンリンク制御チャネルの上に提供されて、専用のCoMP制御メッセージングをサポートする。
第5の態様は、コンピュータの上で実行されるときに、第4の態様の方法を実行するように動作可能なコンピュータ・プログラム製品を提供する。
第6の態様は、ワイヤレス通信ネットワークにおいて、ユーザ機器に関連する多地点協調セットの中の送信ポイントの選択されたオペレーション・モードを示すダウンリンク制御シグナリングを解釈するように動作可能なユーザ機器を提供しており、前記ユーザ機器は、前記ユーザ機器との通信のための、前記多地点協調セットの中の送信ポイントのオペレーション・モードに各々関連づけられるコードポイントの組を含むコードブックを受信するように動作可能な受信ロジックと、前記コードブックを参照してダウンリンク・シグナリングにおいて受信されるコードポイントを解釈するように動作可能な解釈ロジックと、前記コードポイントに関連する前記多地点協調セットの中の送信ポイントのオペレーション・モードに従って受信されるデータ送信を解釈するように前記ユーザ機器を構成するように動作可能な実装ロジックとを備え、各コードポイントは、前記ユーザ機器との通信のための、前記多地点協調セットの中の前記送信ポイントの各オペレーション・モードに関連するチャネル状態情報基準信号の表示を含む。
一実施形態においては、ダウンリンク制御シグナリングは、2ビットのコードポイントを含む。
一実施形態においては、ダウンリンク制御シグナリングは、専用の多地点協調送信ポイント・インジケータ・メッセージを含む。
さらなる特定の態様および好ましい態様が、添付の独立請求項および従属請求項において記載される。従属請求項の特徴は、必要に応じて独立請求項の特徴と組み合わされることもあり、また特許請求の範囲において明示的に記載されるこれらの組合せ以外の組合せとすることもできる。
装置の特徴が、ある機能を提供するように動作可能であるものとして説明される場合には、これが、その機能を提供し、あるいはその機能を提供するように適合され、または構成された装置の特徴を含んでいることが、理解されるであろう。
本発明の実施形態が、次に、添付図面を参照して、さらに説明されることになる。
ワイヤレス通信システムにおいて、ユーザ機器は、ワイヤレス通信ネットワークによってカバーされる地理的エリアを通してローミングする。LTE通信ネットワークにおいてeノードB(eNodeBs)として知られている、それぞれのマクロ・セルをサポートする基地局が、提供される。いくつかのそのような基地局が、提供され、それらの基地局は、地理的に分散されて、ユーザ機器に対して広域のカバレッジを提供する。ユーザ機器が、eノードBによってサポートされるマクロ・セルの内部にあるときに、通信が、関連する無線リンクの上で、ユーザ機器と、そのeノードBとの間で確立されることができる。
各基地局は、一般的に、いくつかのセクタをサポートする。一般的に、各基地局の内部の異なるアンテナは、関連するセクタをサポートする。それに応じて、各基地局は、複数のアンテナを有しており、また異なるアンテナを通して送信される信号は、セクタ化されたアプローチを提供するように、電子的に重み付けされる。
ワイヤレス通信システムは、一般的に、高レベル無線リソース制御装置によって管理される。無線リソース制御装置は、バックホール通信リンクを介してこれらのeノードBと通信することにより、ワイヤレス通信システムの全般的なオペレーションを制御する。制御装置はまた、eノードBとのそれらのそれぞれの無線リンクを経由してユーザ機器と通信して、ワイヤレス通信システムの全般的なオペレーションを効率的に管理する。
LTEネットワークの内部のeノードBと、ユーザ機器との間の通信は、直交周波数分割多重化(OFDM:orthogonal frequency division multiplexing)技法とMIMO技法とを使用して無線リソースの上で行われる。
各eノードBは、パイロット信号としての役割を果たすセル基準信号を送信し、またユーザ機器は、様々な測定目的のために、基準信号を使用するように動作可能である。加えて、eノードBは、チャネル状態情報基準信号を送信するように動作可能であり、このチャネル状態情報基準信号により、ユーザ機器は、チャネル推定を実行することができるようになる。
送信されているデータを認識するために、ユーザ機器は、eノードBによって送信されているセル基準信号と、チャネル状態基準信号(単数または複数)について知っている必要があり、その結果、これらの信号は、受信された信号から「差し引かれる」ことが可能になり、与えられたユーザ機器を対象とした関連のあるデータ部分だけを残している。
多地点協調(CoMP)送信技法を使用することにより、ワイヤレス通信ネットワークにおいてデータ・スループットを増大させることが可能であることが、認識されている。
様々な多地点協調技法が、ネットワークの内部で実装される可能性があり、またそのような協調送信技法の主要な機能が、図1aから1cにおいて概略的に示されている。
図1aは、協調スケジューリングまたは協調ビーム形成を使用した多地点協調技法を概略的に示すものである。ユーザ機器UE1は、第1のeノードB、eNB1からデータ・チャネルPDSCHの上で有用な送信S1を受信するように動作可能である。送信S1がUE1によって受信されることは、プリコーディング・インデックスP1によって乗算され、送信S1によって乗算される伝搬特性H1の組合せとして見なされる。同様に、第2のeノードB eNB2は、eNB2によってサポートされる無線カバレッジの領域において動作するユーザ機器に対して送信を送信するように動作可能であり、またこのようにしてプリコーディング・インデックスP2を使用して送信SIを行う。UE1は、その無線信号を干渉として見なす。
協調スケジューリング技法は、eノードB、eNB1およびeNB2のオペレーションが、ネットワークの内部で全般的なオペレーションを最適化するように調整されるような技法である。この場合には、それぞれの基地局によって使用されるプリコーディング・インデックスP1およびP2が、選択されて、近似的にゼロである信号に対する干渉として通常見られることになるシグナリングを設定しようと試みる。すなわち、例証された例においては、H2×P2×SIが、UE1によって見なされるように、ゼロに近似するように選択される。
図1bは、動的ポイント選択を使用した多地点協調技法を概略的に示すものである。ユーザ機器UE1は、第1のeノードB、eNB1からデータ・チャネルPDSCHの上で、有用な送信S1を受信するように動作可能である。送信S1がUE1によって受信されることは、プリコーディング・インデックスP1によって乗算され、送信S1によって乗算される伝搬特性H1の組合せとして見なされる。同様に、第2のeノードB eNB2は、プリコーディング・インデックスP2を使用して適切なデータ・チャネルの上でユーザ機器UE1に対して送信S1を送信するように動作可能である。送信されるべきデータは、基地局eNB1と、eNB2との間で同期させられる。ユーザ機器は、一度に送信ポイントのうちの1つだけからデータを受信し、その送信ポイントは、どの信号が、与えられたポイントにおいてユーザ機器においてよりよく受信されるかに基づいて選択されている。すなわち、H1×P1またはH2×P2のうちのどちらがより大きいかである。
図1cは、共同送信を使用した多地点協調技法を概略的に示すものである。ユーザ機器UE1は、第1のeノードB、eNB1からデータ・チャネルPDSCHの上で、有用な送信Sを受信するように動作可能である。送信S1がUE1によって受信されることは、プリコーディング・インデックスP1によって乗算され、送信Sによって乗算される伝搬特性H1の組合せとして見なされる。同様に、第2のeノードB eNB2は、プリコーディング・インデックスP2を使用して適切なデータ・チャネルの上でユーザ機器UE1に対して送信Sを送信するように動作可能である。送信されるべきデータは、基地局eNB1と、eNB2との間で同期させられる。両方の送信ポイントから送信を受信することが、送信ポイントの一方または他方から受信するよりもより大きくなることが決定されることを仮定すると、ユーザ機器は、与えられたタイムスロットにおいて、両方の送信ポイントからデータを受信することができる。すなわち、(H1×P1+H2×P2)という条件のものは、H1×P1またはH2×P2のうちのどちらかが単独で起こるよりも大きくなる。
概説
実施形態をどのようであれ、より詳細に考察する前に、先ず概説が、与えられることになる。
協調スケジューリングまたは協調ビーム形成(CS/CB)や動的ポイント選択(DPS:Dynamic Pointt Selection)など、多地点協調(CoMP)ダウンリンク送信スキームの間での動的切り替えが、MIMO(多入力、多出力)チャネルの振る舞いにおける高速な変化に関連する利点を最大にするためにサポートされる必要がある。
そのような動的切り替えは、一般的に、異なるセルIDおよび/または異なる数のアンテナ・ポートを有する可能性のあるネットワークの内部の複数の送信ポイントを必要とする。結果として、多地点協調送信レジームに関与する各送信ポイントは、異なるセル基準信号(CRS)パターンに関連づけられることもある。ユーザ機器は、データを受信して、正しく、受信された信号の上でデータ復号化を実行するポイントのセル基準信号について知っている必要がある。
セル基準信号パターンが、ユーザ機器によって自律的に検出されるセルIDに関連づけられる。協調セットの内部の各送信ポイントに関連するチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)リソースは、ネットワークの内部のより高いレイヤの無線リソース制御(RRC)シグナリングによって構成される。多地点協調セットの中の構成されたCSI−RSリソースは、データ送信、例えば、PDSCH送信の各サブフレームに関連するCRSパターンをユーザ機器に対して直接に示すことはない。結果として、データが、例えば、PDSCHが、多地点協調協力セットの中の1つまたは複数の任意の送信ポイントから送信される場合に、ユーザ機器が、セル基準信号のリソース要素ロケーションに関する情報を必ずしも必要としているとは限らないので、ユーザ機器は、データ送信、例えば、PDSCHについて正しくレート・デマッチを行うことができない。
それゆえに、ネットワークの内部で効率的な多地点協調送信技法を実装するために、ユーザ機器が、正しくセル基準信号の周囲でレート・デマッチを行うことを可能にするように、ユーザ機器に対してセル基準信号のリソース要素ロケーションを示すことができることが、重要であることが、理解されるであろう。
記載の態様と実施形態とは、多地点協調セットの中の与えられたチャネル状態情報基準信号(CSI−RS)リソースに関連するセル基準信号パターンの準静的構成を実装し、また与えられたCSI−RSリソース(単数または複数)に関連する特定の送信ポイント(単数または複数)からデータ送信、例えば、PDSCH送信の動的変更をサポートするシグナリングを可能にする。
記載の態様と実施形態とによれば、各CSI−RSリソースは、多地点協調セット構成中に関連するセルIDと一緒に、ユーザ機器特有の初期化パラメータXを有するように無線リソース制御装置によって構成されている。
データ送信、例えば、PDSCH送信のための送信ポイントは、特定の構成されたCSI−RSリソースに関連づけられる。いくつかの実施形態によれば、各送信ポイントから送信されるセル基準信号パターンが、構成されたCSI−RSリソースから暗示的に導き出すことが可能である。物理レイヤ動的シグナリングを通してのCRSパターンの表示により、ユーザ機器は、多地点協調送信スキーム変更としてのデータ・チャネルが、最適化された全般的なネットワーク・オペレーションを提供するためのレート・デマッチングを行うことができるようになる。
態様と実施形態とは、シグナリング・オーバーヘッドが、基地局、例えば、eNBによって必要であると考えられる妥当な制約条件と一緒に、頻繁にアップデートされない、より高いレイヤのシグナリングを、例えば、RRC信号を活用することにより、低減されることを可能にすることもある。結果として、より少ないビットが、ダウンリンク制御情報メッセージの上で多地点協調送信をサポートするために必要とされる可能性がある。例えば、3つの送信ポイントを有する協力セットでは、記載の態様は、適切なシグナリングが、選択されたCoMPスキームを示す3−ビットの代わりに新しい2−ビットを使用してサポートされることを可能にすることができる。
例1:
いくつかの実施形態においては、ネットワークは、単一セルの基準パターンだけが、与えられた多地点協調セットについてユーザ機器に対して示される必要があることを示すように動作可能とすることができ、またユーザ機器が、例えば、多地点協調送信スキーム、すなわち、協調スケジューリング/協調ビーム形成と、動的ポイント選択とを使用することが、意図されることもある。そのような一例によれば、多地点協調送信スキームの間の動的切り替えは、(セル基準信号の観点から)単一の送信ポイントの選択に同等である。
RRC信号によって構成されるダウンリンク制御情報メッセージングにおける2−ビットに関連する可能性のあるコードポイントの一例が、表1によって示されている。
コードポイントの解釈が、準静的にRRC信号によって規定され、またアップデートされることが、理解されるであろう。UEには、ダウンリンク制御情報メッセージの一部分を形成する2−ビットのフィールドによってコードポイントの選択のうちの1つが提供される。
送信ポイントのセル基準信号パターン、またはセル基準信号パターンの少なくとも周波数シフトが、ネットワークによる協力セットの内部で整合され得ると仮定すると、共同送信多地点協調送信スキームは、上記で説明される場合に依然としてサポートされ得ることが理解されるであろう。そのような場合には、最大の数のアンテナ・ポートを有する送信ポイントのセル基準信号パターンは、示されることになり、またコードブックの中の第1の3つのコードポイントのうちの1つを割り付けられるであろう。
例2:
いくつかの実施形態によれば、複数のセル基準信号パターンが、例えば、共同送信多地点協調送信において行われることもあるように、ユーザ機器に対して示されることもある。そのような場合には、多地点協調送信スキームの間の動的切り替えは、セル基準信号パターンの異なる組合せが、異なる共同送信ポイントの組合せからもたらされ得ることを認識する必要がある。
RRC信号によって構成される2−ビット・メッセージにおけるコードポイント割付けの一例が、表2の中に、与えられる。
例1におけるように、コードポイントの解釈は、準静的にRRCシグナリングによって規定され、またアップデートされる。ユーザ機器は、多地点協調・オペレーションに関連する2−ビットのメッセージにおいてコードポイントの選択を告げられ、またダウンリンク制御情報メッセージにおいてユーザ機器に対して送信される。
上記の例においては、最後のコードポイントは、3−ポイントCoMP JTのために構成される。それが、ダウンリンク制御情報メッセージにおいてユーザ機器に対して信号で伝えられる場合に、ユーザ機器は、すべての3つのセル基準信号パターンの組合せの周囲でレート・デマッチを行うように動作可能である。
例3:
いくつかの実施形態によれば、複数のセル基準信号は、例えば、共同送信多地点協調送信スキームを実装するネットワークにおいて、必要とされることもあるように、ユーザ機器に対して示される。そのような場合には、多地点協調・スキームの間の動的切り替えは、セル基準信号パターンの様々な組合せを反映する必要がある。
RRC信号によって構成される2−ビットCoMPメッセージのコードポイントに関連する、可能性のあるコードブックは、表3の中で、与えられる。
例2におけるように、最後のコードポイントは、2ポイントCoMP JTまたは3ポイントCoMP JTのいずれかのために構成され、また送信ポイントの数と、どの送信ポイントが、そのコードポイントに割り当てられる共同送信のために選択されるかとは、ユーザ機器の領域の中のネットワークの構成と、そのユーザ機器についてのネットワークによって選択される多地点協調セットとに依存することになる。したがって、最後のコードは、ユーザ機器に対して示されるが、ユーザ機器は、多地点協調セットの構成によって与えられるすべてのセル基準信号パターンの組合せの周囲でレート・デマッチングを行うように動作することができる。
例4:
いくつかの実施形態によれば、複数のセル基準信号パターンは、例えば、共同送信多地点協調送信スキームをサポートするようにユーザ機器に対して示される。そのような場合には、多地点協調実装スキームの間の動的切り替えは、異なる送信ポイントに関連するセル基準信号パターンの異なる組合せを可能にする必要がある。
ユーザ機器に対するRRC信号によって構成される2−ビットに関連する、可能性のあるコードポイント構成が、表4の中で与えられる。
上記の例2と比べると、コードブックの中のより多くのコードポイントは、共同送信多地点協調送信に対して専用にされている。
態様と実施形態では、ダウンリンク制御情報メッセージの中で必要とされるビットの数を増大させることなく、あらかじめ選択された、またはあらかじめ構成された多地点協調送信スキームのいくつかの間の動的切り替えが、ネットワークの内部で効率的にサポートされ得ることを認識している。ユーザ機器によって解釈されるコードポイントの構成は、ユーザ機器ベースによりユーザ機器の上で設定される可能性があり、また準静的にRRC信号によってあらかじめ構成されている。
態様は、ユーザ機器に対する送信ポイント選択についてシグナリングにおいて支援する問題解決手法を提供しており、このようにしてデータ送信の復号化を可能にしている。態様と実施形態とによって示唆されるシグナリングは、妥当な制御オーバーヘッドを必要とするが、ネットワークを通して柔軟性と、強化されたスペクトル効率とを提供する。
ダウンリンク制御情報メッセージングの一部分として搬送されるべき新しい専用のCoMPメッセージにおける2ビットよりも多くの割付けは、増大された、あらかじめ構成されたCoMPオプションが、ユーザ機器に示されることを可能にすることができることが、理解されるであろう。
当業者なら、様々な上記で説明された方法のステップが、プログラムされたコンピュータによって実行され得ることを簡単に認識するであろう。本明細書においては、いくつかの実施形態はまた、プログラム・ストレージ・デバイス、例えば、デジタル・データ・ストレージ媒体を対象として含むことも意図しており、これらのプログラム・ストレージ・デバイスは、マシン読み取り可能、またはコンピュータ読み取り可能であり、また命令のマシン実行可能、またはコンピュータ実行可能なプログラムを符号化しており、そこでは前記命令は、前記上記で説明された方法のステップのうちの一部または全部を実行している。プログラム・ストレージ・デバイスは、例えば、デジタル・メモリ、磁気ディスクや磁気テープなどの磁気ストレージ媒体、ハード・ドライブ、または光学的に読み取り可能なデジタル・データ・ストレージ媒体とすることができる。実施形態はまた、上記で説明された方法の前記ステップを実行するようにプログラムされたコンピュータを対象として含むことを意図してもいる。
「プロセッサ」または「ロジック」としてラベル付けされる任意の機能ブロックを含めて、図面の中で示される様々な要素の機能は、専用のハードウェア、ならびに適切なソフトウェアに関連してソフトウェアを実行することができるハードウェアの使用を通して提供されることもある。プロセッサによって提供されるときに、機能は、単一の専用プロセッサによって、単一の共用プロセッサによって、またはそれらのうちのいくつかが共用され得る複数の個別のプロセッサによって提供されることもある。さらに、用語「プロセッサ」または「制御装置」あるいは「ロジック」の明示的な使用は、ソフトウェアを実行することができるハードウェアだけのことを排他的に意味するように解釈されるべきではなく、また限定することなく、デジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)のハードウェアと、ネットワーク・プロセッサと、特定用途向け集積回路(ASIC:application specific integrated circuit)と、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA:field programmable gate array)と、ソフトウェア記憶するためのリード・オンリー・メモリ(ROM:read only memory)と、ランダム・アクセス・メモリ(RAM:random access memory)と、不揮発性ストレージとを暗示的に含むことができる。他のハードウェアが、従来のもの、および/またはカスタムも、含められる可能性もある。同様に、図面の中で示される任意のスイッチは、概念的なものにすぎない。それらの機能は、プログラム・ロジックのオペレーションを通して、専用のロジックを通して、プログラム制御と、専用のロジックとの相互作用を通して、あるいは手動によってさえも実行される可能性があり、特定の技法は、文脈からより詳細に理解されるように実装者によって選択可能である。
本明細書における任意のブロック図は、本発明の原理を具現化する実例となる回路の概念図を表すことが、当業者によって理解されるべきである。同様に、任意のフロー・チャート、流れ図、状態遷移図、擬似コードなどが、そのようなコンピュータまたはプロセッサが明示的に示されていようと、なかろうと、コンピュータ読み取り可能媒体の形で実質的に表されることもあり、またそのようにしてコンピュータまたはプロセッサによって実行される様々なプロセスを表すことが、理解されるであろう。
本説明と図面とは、単に、本発明の原理を示しているにすぎない。したがって、当業者なら、本明細書において、明示的に説明されても、または示されてもいないけれど、本発明の原理を具現化しており、またその範囲内に含まれる様々な構成を工夫することができるようになることが、理解されるであろう。さらに、本明細書において列挙されるすべての例は、主として、当技術を推進するために本発明者(単数または複数)によって寄与される本発明の原理と概念とを理解する際に読者を支援する教育上の目的のためにすぎないことを明示的に意図しており、またそのような特に列挙された例および状態だけに限定することのないように解釈されるべきである。さらに、本発明の原理と、態様と、実施形態とを列挙した本明細書の中のすべての陳述、ならびにその特定の例は、その同等形態を包含することを意図している。