JP2017164308A - 穿刺デバイス及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、凸部への薬剤等の付着力の経時変化を抑制可能な技術を提供することを目的とする。
図1は、本発明の一実施形態に係る穿刺デバイスを概略的に示す断面図である。
支持体11は、凸部12を支持している。支持体11は、ここでは、薄層状の形状を有している。支持体11は、他の形状を有していてもよい。
第1ポリマーとしては、例えば、アミノ基及びペプチド結合の何れも有していないポリマーを使用することができる。そのようなポリマーとしては、例えば、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリカプロラクトン、ポリエチレングリコール、ポリ乳酸、ポリブチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネート、トリメチレンカーボネート、ポリヒドロキシブチレート、セルロース、及び澱粉などを挙げることができる。第1ポリマーは、複数種のポリマーの混合物であってもよく、コポリマーであってもよい。また、第1ポリマーは、生体適合性及び/又は生分解性であることが好ましい。
以上のようにして、図1に示す穿刺デバイス1を得る。
精密機械加工を用いて、シリコン基板の一方の主面に、正四角垂形状の凸部を形成した。凸部の高さは150μmとし、底面の各辺の長さは60μmとした。凸部は、1mmの間隔で、6列6行の格子状に計36本配置した。以上のようにして、原版を製造した。
以上のようにして、穿刺デバイスを得た。
凸部本体へのポリリジンのコートを完了してから、上記の成形品を、ショ糖を含んだ蛍光標識リポソーム水溶液に浸漬させるまで、常温常圧下で1週間放置したこと以外は、実施例1Aと同様の方法により穿刺デバイスを製造した。
凸部本体へのポリリジンのコートを省略したこと以外は、実施例1Aと同様の方法により穿刺デバイスを製造した。
凸部本体へのポリリジンのコートを完了してから、上記の成形品を、ショ糖を含んだ蛍光標識リポソーム水溶液に浸漬させるまで、常温常圧下で1週間放置したこと以外は、比較例1Aと同様の方法により穿刺デバイスを製造した。
実施例1A及び1B並びに比較例1A及び1Bに係る穿刺デバイスを、蛍光顕微鏡で観察した。その結果、実施例1Aの穿刺デバイスと比較例1Aの穿刺デバイスとでは、実施例1Aのほうが比較例1Bよりも大きい蛍光発光の強度を示した。また、実施例1Aの穿刺デバイスと実施例1Bの穿刺デバイスとでは、蛍光発光の強度に大きな違いは見られなかった。一方、比較例1Bの穿刺デバイスは、比較例1Aの穿刺デバイスと比較して、蛍光発光の強度が著しく小さかった。
熱可塑性樹脂としてポリエチレンを使用し、1質量%の濃度でポリリジンを含有した水溶液の代わりに、1質量%の濃度でポリヒスチジンを含有し、塩酸によりpHを4.5に調整した水溶液を使用したこと以外は、実施例1Aと同様の方法により穿刺デバイスを製造した。
凸部本体へのポリヒスチジンのコートを完了してから、上記の成形品を、ショ糖を含んだ蛍光標識リポソーム水溶液に浸漬させるまで、常温常圧下で1週間放置したこと以外は、実施例2Aと同様の方法により穿刺デバイスを製造した。
凸部本体へのポリヒスチジンのコートを省略したこと以外は、実施例2Aと同様の方法により穿刺デバイスを製造した。
凸部本体へのポリヒスチジンのコートを完了してから、上記の成形品を、ショ糖を含んだ蛍光標識リポソーム水溶液に浸漬させるまで、常温常圧下で1週間放置したこと以外は、比較例2Aと同様の方法により穿刺デバイスを製造した。
実施例2A及び2B並びに比較例2A及び2Bに係る穿刺デバイスを、蛍光顕微鏡で観察した。その結果、実施例2Aの穿刺デバイスと比較例2Aの穿刺デバイスとでは、実施例2Aのほうが比較例2Bよりも大きい蛍光発光の強度を示した。また、実施例2Aの穿刺デバイスと実施例2Bの穿刺デバイスとでは、蛍光発光の強度に大きな違いは見られなかった。一方、比較例2Bの穿刺デバイスは、比較例2Aの穿刺デバイスと比較して、蛍光発光の強度が著しく小さかった。
1質量%の濃度でポリリジンを含有した水溶液の代わりに、1質量%の濃度でポリエチレンイミンを含有した水溶液を使用したこと以外は、実施例1Aと同様の方法により穿刺デバイスを製造した。
凸部本体へのポリエチレンイミンのコートを完了してから、上記の成形品を、ショ糖を含んだ蛍光標識リポソーム水溶液に浸漬させるまで、常温常圧下で1週間放置したこと以外は、実施例3Aと同様の方法により穿刺デバイスを製造した。
凸部本体へのポリエチレンイミンのコートを省略したこと以外は、実施例3Aと同様の方法により穿刺デバイスを製造した。
凸部本体へのポリエチレンイミンのコートを完了してから、上記の成形品を、ショ糖を含んだ蛍光標識リポソーム水溶液に浸漬させるまで、常温常圧下で1週間放置したこと以外は、比較例3Aと同様の方法により穿刺デバイスを製造した。
実施例3A及び3B並びに比較例3A及び3Bに係る穿刺デバイスを、蛍光顕微鏡で観察した。その結果、実施例3Aの穿刺デバイスと比較例3Aの穿刺デバイスとでは、実施例3Aのほうが比較例3Bよりも大きい蛍光発光の強度を示した。また、実施例3Aの穿刺デバイスと実施例3Bの穿刺デバイスとでは、蛍光発光の強度に大きな違いは見られなかった。一方、比較例3Bの穿刺デバイスは、比較例3Aの穿刺デバイスと比較して、蛍光発光の強度が著しく小さかった。
Claims (11)
- 支持体と、前記支持体に支持された凸部とを具備し、前記凸部は、熱可塑性樹脂である第1ポリマーと、前記第1ポリマーとは異なる第2ポリマーとを含み、前記第2ポリマーは、アミノ基及びペプチド結合の少なくとも一方を有し、前記第1ポリマーと薬剤又は生体物質との結合を媒介する穿刺デバイス。
- 前記第1ポリマーは、アミノ基及びペプチド結合の何れも有していない請求項1に記載の穿刺デバイス。
- 前記第2ポリマーは、ポリリジン、ポリヒスチジン及びポリエチレンイミンからなる群より選ばれる1以上を含んだ請求項1又は2に記載の穿刺デバイス。
- 前記凸部は、前記第1ポリマーからなる凸部本体を備え、前記第2ポリマーは、前記凸部本体の表面に支持された請求項1乃至3の何れか1項に記載の穿刺デバイス。
- 前記薬剤を更に備え、前記薬剤は、前記第2ポリマーを介して前記第1ポリマーに結合した請求項1乃至4の何れか1項に記載の穿刺デバイス。
- 支持体に支持され、熱可塑性樹脂である第1ポリマーと、前記第1ポリマーとは異なる第2ポリマーとを含んだ凸部を形成する工程を含み、前記第2ポリマーは、アミノ基及びペプチド結合の少なくとも一方を有している、前記第2ポリマーに前記第1ポリマーと薬剤又は生体物質との結合を媒介させる穿刺デバイスの製造方法。
- 前記第1ポリマーは、アミノ基及びペプチド結合の何れも有していない請求項6に記載の穿刺デバイスの製造方法。
- 前記第2ポリマーは、ポリリジン、ポリヒスチジン及びポリエチレンイミンからなる群より選ばれる1以上を含んだ請求項6又は7に記載の穿刺デバイスの製造方法。
- 前記凸部を形成する工程は、前記第1ポリマーからなる凸部本体に前記第2ポリマーを付着させることを含んだ請求項6乃至8の何れか1項に記載の穿刺デバイスの製造方法。
- 前記凸部を形成する工程は、前記凸部本体に前記第2ポリマーを付着させる前に、前記凸部本体に酸素プラズマ処理を施すことを更に含んだ請求項9に記載の穿刺デバイスの製造方法。
- 前記凸部へ前記薬剤を供給することにより、前記第2ポリマーを介して前記第1ポリマーへ前記薬剤を結合させる工程を更に含んだ請求項6乃至10のいずれか1項に記載の穿刺デバイスの製造方法。
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| JP2016052676A JP2017164308A (ja) | 2016-03-16 | 2016-03-16 | 穿刺デバイス及びその製造方法 |
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| JP2016052676A Pending JP2017164308A (ja) | 2016-03-16 | 2016-03-16 | 穿刺デバイス及びその製造方法 |
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Citations (3)
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|---|---|---|---|---|
| JP2002316381A (ja) * | 2001-04-19 | 2002-10-29 | Toppan Printing Co Ltd | ガスバリア性積層フィルム |
| JP2004528900A (ja) * | 2001-04-20 | 2004-09-24 | アルザ・コーポレーシヨン | 有益な作用物質を含有するコーティングを有する微小突起アレイ |
| WO2010074239A1 (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-01 | 久光製薬株式会社 | マイクロニードルデバイス |
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2016
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| WO2010074239A1 (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-01 | 久光製薬株式会社 | マイクロニードルデバイス |
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