JP2017166093A - 装飾繊維シート及び自動車用内装材 - Google Patents
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Abstract
Description
また、特許文献2に開示されているような、規則的なプリント模様を有する装飾繊維シートを成形するために、装飾繊維シートを成形型枠内に配置した際に、装飾繊維シートを成形型枠内に精度良く配置しないと、プリント模様の配置バランスが崩れ、意匠を損なう場合があった。
また、装飾繊維シートを成形型枠内に精度良く配置することなく成形しても、意匠を損なうことがないため、生産性良く成形することができる装飾繊維シートを提供することを第2の目的とする。
更に、前記装飾繊維シートを表面材として備え、表面に凹凸を有する、意匠の優れる自動車用内装材を提供することを第3の目的とする。
[1]繊維シート表面に、面積が0.1cm2以上のプリント樹脂による大図形単位を有する装飾繊維シートであり、前記大図形単位は面積が0.1cm2未満の小図形単位の集合体からなる装飾繊維シート、
[2]前記大図形単位が短手方向において、不規則に配置している、[1]の装飾繊維シート、
[3][1]又は[2]の装飾繊維シートを表面材として備え、表面に凹凸を有する自動車用内装材、
に関する。
[2]の装飾繊維シートは、大図形単位が不規則に配置しているため、成形によって大図形単位の配置が多少変化したとしても、大図形単位の配置の変化が目立たない。そのため、成形型枠内に精度良く配置することなく成形しても、意匠を損なうことがないため、生産性良く成形できる装飾繊維シートである。
[3]の自動車用内装材は、前記装飾繊維シートを表面材として備えているため、表面に凹凸を有する、意匠の優れる自動車用内装材である。
なお、中央部とは短手方向を5等分した時の中央部分、つまり、端から3番目の部分を意味し、左右端部とは両端の部分を意味する。
また、明度はCIE1976L*a*b*表色系で表される明度であり、積分球分光光度計(エックスライト(株)製、Color i5)を用いて測定して算出した値を意味する。
なお、彩度はCIE1976L*a*b*表色系の色度から算出される値であり、具体的には、積分球分光光度計(エックスライト(株)製、Colori5)を用いて測定して得た色度(a*、b*)をもとに、次の式から得られる値を意味する。
c*=√[(a*)2+(b*)2]
原着ポリエステル繊維(繊度:2.2dtex、繊維長:51mm)を100%用いて、カード機により開繊して繊維ウエブを形成した後、片面から針密度400本/cm2でニードルパンチ処理を行い、ニードルパンチ不織布(目付:185g/m2、厚さ:1.7mm)を製造した。
(1)アクリルバインダ[DICNAL(登録商標)AB−886、DIC社製]・・・5.4部
(2)界面活性剤[ネオゲン(登録商標)S−20D、第一工業製薬社製]・・・1.0部
(3)増粘剤(セロゲン(登録商標)WS−C、第一工業製薬社製)・・・0.2部
次の割合で配合したプリント用の第1樹脂溶液及び第2樹脂溶液を調製した。
[第1樹脂溶液]
(1)増粘剤[カーボポール940、日本ルーブリゾール(株)製]・・・0.36部
(2)消泡剤[シンエツシリコーンKM−73、信越化学工業(株)製]・・・0.5部
(3)アクリルバインダ[ボンコート(登録商標)E−240N、DIC(株)製]・・・25.0部
(4)黄顔料[R.W YELLOW FF7G、DIC(株)製]・・・1.0部
(5)赤顔料[R.W RED FFGR、DIC(株)製]・・・0.04部
(6)白顔料[EP677 WHITE カイ、大日精化工業(株)製]・・・1.0部
(7)増粘剤[ニカゾール(登録商標)VT−253、日本カーバイド工業(株)製]・・・1.0部
(8)25%アンモニア水・・・1.0部
(9)水・・・70.1部
(1)増粘剤[カーボポール940、日本ルーブリゾール(株)製]・・・0.36部
(2)消泡剤[シンエツシリコーンKM−73、信越化学工業(株)製]・・・0.5部
(3)アクリルバインダ[ボンコート(登録商標)E−240N、DIC(株)製]・・・25.0部
(4)黒顔料[R.W BLACK RC(V)、DIC(株)製]・・・0.03部
(5)青顔料[R.W NAVY BLUE FFTR、DIC(株)製]・・・0.03部
(6)赤顔料[R.W RED FFGR、DIC(株)製]・・・0.01部
(7)白顔料[EP677 WHITE カイ、大日精化工業(株)製]・・・1.0部
(8)増粘剤[ニカゾール(登録商標)VT−253、日本カーバイド工業(株)製]・・・1.0部
(9)25%アンモニア水・・・1.0部
(10)水・・・71.07部
準備した外観がライトグレー色のバインダ接着不織布10のバインダ付着面に対して、図1に示すプリンタパターン1を印刷するために、図1のグレーの大図形単位11に対応する開口を有するシリンダを用いて、前記第2樹脂溶液をプリントし、続いて、図1のイエローの大図形単位12に対応する開口を有するシリンダを用いて、前記第1樹脂溶液をプリントした後、温度160℃のドライヤーで乾燥し、図1に示すように、プリント樹脂による真円形の大図形単位(面積:67〜97cm2)、及び真円同士が重なった非真円形の大図形単位(面積:39〜830cm2)を、短手方向に不規則に有する装飾不織布を製造した。
また、中央部と左右端部が最大明度差を有する組合せの、中央部における大図形単位の明度は58.29で、左右端部における大図形単位の明度が60.62で、奥行きを感じ、空間を広く感じることができるものであった。
更に、バインダ接着不織布の明度、彩度はそれぞれL:59.95、C:4.16であり、グレーの大図形単位の中で、最も明度の低い大図形単位における明度、彩度はそれぞれL:58.29、C:1.98であり、イエローの大図形単位の中で、最も明度の高い大図形単位における明度、彩度はそれぞれL:60.62、C:14.07であり、この点からも奥行きを感じ、空間を広く感じることができるものであった。
実施例1と同様にして、バインダ接着不織布、プリント用第1樹脂溶液、及びプリント用第2樹脂溶液を用意した。
次いで、外観がライトグレー色のバインダ接着不織布80のバインダ付着面に対して、図3に示すプリンタパターン8を印刷するために、図3のグレーの大図形単位81に対応する開口を有するシリンダを用いて、前記第2樹脂溶液をプリントし、続いて、図3のイエローの大図形単位82に対応する開口を有するシリンダを用いて、前記第1樹脂溶液をプリントした後、温度160℃のドライヤーで乾燥し、図3に示すように、プリント樹脂による真円形の大図形単位(面積:67〜97cm2)、及び真円同士が重なった非真円形の大図形単位(面積:39〜830cm2)を、短手方向に不規則に有する装飾不織布を製造した。
また、中央部における大図形単位の明度は56.30で、左右端部における大図形単位の明度が61.79で、奥行きを感じ、空間を広く感じることができるものであった。
更に、バインダ接着不織布の明度、彩度はそれぞれL:59.95、C:4.16であり、グレーの大図形単位の明度、彩度はそれぞれL:56.30、C:0.90であり、イエローの大図形単位の明度、彩度はそれぞれL:61.79、C:34.78であり、この点からも奥行きを感じ、空間を広く感じることができるものであった。
実施例1と同様にして、バインダ接着不織布、プリント用第1樹脂溶液、及びプリント用第2樹脂溶液を用意した。
次いで、外観がライトグレー色のバインダ接着不織布90のバインダ付着面に対して、図4に示すプリンタパターン9を印刷するために、図4のグレーの大図形単位91に対応する開口を有するシリンダを用いて、前記第2樹脂溶液をプリントし、続いて、図4のイエローの大図形単位92に対応する開口を有するシリンダを用いて、前記第1樹脂溶液をプリントした後、温度160℃のドライヤーで乾燥し、図4に示すように、プリント樹脂によるグレー色で、真円形の大図形単位(面積:67cm2)と、イエロー色で、真円形の大図形単位(面積:97cm2)とを、短手方向に規則的に有する装飾不織布を製造した。
また、中央部における大図形単位の明度は58.29で、左右端部における大図形単位の明度が60.62で、奥行きを感じ、空間を広く感じることができるものであった。
更に、バインダ接着不織布の明度、彩度はそれぞれL:59.95、C:4.16であり、グレー色の大図形単位の明度、彩度はそれぞれL:58.29、C:1.98であり、イエロー色の大図形単位の明度、彩度はそれぞれL:60.62、C:14.07であり、この点からも奥行きを感じ、空間を広く感じることができるものであった。
ポリウレタン発泡体の両面に、ポリメリックMDIとジメチルエタノールアミンとを含む溶液を塗布し、溶液上に水を散布した後、ガラス繊維シートをそれぞれ積層した。一方のガラス繊維シート上には実施例1、比較例1又は参考例1の装飾不織布を積層し、他方のガラス繊維シート上には、エチレン−酢酸ビニル共重合体からなるホットメルトフィルム、ポリエステル不織布を順に積層した。
そして、この積層品の熱プレスを実施して、ポリメリックMDIと水とを反応させて形成したポリウレタン系樹脂の接着作用、及びホットメルトフィルムの融着作用により、これら全体を接着一体化するとともに、最大高さ6mmの凹凸を有する自動車天井形状に、それぞれ成形した。
この成形品を5名のパネラーにより、成形品の装飾不織布における皺及び大図形単位のずれについて評価し、その結果を表1に纏めた。なお、評価は次の基準で評価した。
○:目立たない
×:目立つ
(ずれ)
○:大図形単位の位置がずれているようには見えない
×:大図形単位の位置がずれているように見える
10・・・バインダ接着不織布
11,11a,11b・・・大図形単位(グレー);
12・・・大図形単位(イエロー);
13,14・・・小図形単位(点状);
15・・・小図形単位(線状);
8・・・プリントパターン(比較例1);
80・・・バインダ接着不織布
81・・・大図形単位(グレー);
82・・・大図形単位(イエロー);
9・・・プリントパターン(参考例1);
90・・・バインダ接着不織布
91・・・大図形単位(グレー);
92・・・大図形単位(イエロー).
Claims (3)
- 繊維シート表面に、面積が0.1cm2以上のプリント樹脂による大図形単位を有する装飾繊維シートであり、前記大図形単位は面積が0.1cm2未満の小図形単位の集合体からなる装飾繊維シート。
- 前記大図形単位が短手方向において、不規則に配置している、請求項1に記載の装飾繊維シート。
- 請求項1又は2に記載の装飾繊維シートを表面材として備え、表面に凹凸を有する自動車用内装材。
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|---|---|---|---|---|
| JP2020002496A (ja) * | 2018-06-28 | 2020-01-09 | 日本バイリーン株式会社 | 装飾繊維シート及び前記装飾繊維シートの製造方法 |
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| JP2000118200A (ja) * | 1998-10-09 | 2000-04-25 | Taniguchi Somegata Kobo:Kk | プリント画面 |
| JP2013194348A (ja) * | 2012-03-23 | 2013-09-30 | Japan Vilene Co Ltd | 装飾繊維シート及びその製造方法 |
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