JP2017166193A - 地表面温調装置及びその管固定部材 - Google Patents

地表面温調装置及びその管固定部材 Download PDF

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Abstract

【課題】陸上競技場の走路の尾根部に地表面温調装置の管固定部材ひいては温調管を安定的に設置する。【解決手段】陸上競技場9の走路91の地表面下に管固定部材40を配置する。管固定部材40は、面状のベース部41と、ベース部41に設けられた保持部42とを備えている。保持部42によって温調管20を保持する。ベース部41は、可撓性を有しており、走路91における直走路94と曲走路95との重なり部96の内側斜面部96aと外側斜面部96bとがなす角度に合わせて曲がり変形可能である。【選択図】図5

Description

本発明は、陸上競技場の走路(トラック)の地表面を温調する地表面温調装置及びその温調管を地表面下に固定する管固定部材に関し、特に前記走路における直走路と曲走路との重なり部に尾根部があっても適応可能な地表面温調装置及び管固定部材に関する。
屋外の陸上競技場は、夏季には地表温度が60℃以上になることがあり、クラウチングスタートで手をついた際の熱感や熱中症の危険等、アスリートへの影響が指摘されている。従来の一般的な対策としては、地表に反射塗料を被膜したり散水したりしているが、反射塗料だけでは冷却効果が小さく、散水すると滑り易くなり競技に影響が生じる。
特許文献1では、道路等に温調管を埋設している。夏季には、冷却媒体を温調管に流通させることによって冷却し、冬季には、熱媒体を温調管に流通させることによって加温や融雪を行なっている。
特許文献2では、サッカーグラウンドやゴルフ場等の植栽地に複数の温調管を埋設することで温調している。これら温調管の端部がヘッダー管によって連ねられている。
特開平1−299903号公報 特開2003−61489号公報
陸上競技場における夏季の高温化対策として、上掲特許文献1,2等のような温調管を陸上競技場の走路の地表面下に配置して冷却(温調)することが考えられる。その場合、走路の地表面下に面状の管固定部材を敷き詰め、前記管固定部材に設けた保持部に温調管を保持させることで温調管を安定的に固定することが考えられる。
一般に、陸上競技場の走路は、直走路と曲走路を有する長円形になっており、かつ水はけのために内側のインフィールドへ向かって下がるように緩やかな傾斜が付けられている。一方、直走路と曲走路との重なり部におけるスタート部分では、外側のアウトフィールドへ向かって下がるように緩やかな傾斜が付けられている。そのため、前記重なり部には尾根部が形成されており、そこに配置される管固定部材が平坦かつ硬質であると、当該管固定部材ひいては温調管が不安定になる。尾根部の管固定部材だけを尾根部に合わせて屈曲した形状に成形することも考えられるが、製造コストが増大し、施工も煩雑になる。
前記問題点を解決するために、本発明は、陸上競技場の走路の地表面下に温調管を固定するための管固定部材であって、
面状のベース部と、
前記ベース部に設けられ、前記温調管を保持する保持部とを備え、
前記ベース部が可撓性を有していることを特徴とする。
前記管固定部材が前記走路における直走路と曲走路との重なり部の内側斜面部と外側斜面部とに跨って配置されたときは、前記ベース部がこれら斜面部間の尾根部に倣うように曲がり変形されることで、両方の斜面部に沿うようにできる。これによって、尾根部の地表面下に管固定部材を安定的に設置でき、ひいては温調管を安定的に固定できる。
前記管固定部材を尾根部に合わせて屈曲した形状に成形する必要はなく、製造コストの増大を抑制できる。
前記管固定部材のベース部は、平常状態では平坦であることが好ましい。ここで、平常状態とは、自重や外力等による曲げ応力が作用していない状態、具体的には例えば平坦面上に載置された状態を言う。
前記管固定部材のベース部は、その任意の部位が任意の方向に曲がり変形可能であることが好ましい。
前記ベース部は、少なくとも前記走路における直走路と曲走路との重なり部の内側斜面部と外側斜面部とがなす角度曲がり変形可能であればよい。前記ベース部が、前記角度を大きく上回るような曲がり変形はしない程度の保形性を併有していてもよい。これによって、温調管を確実に安定的に固定できる。
また、本発明は、陸上競技場の走路の地表面下を温調媒体によって温調する地表面温調装置であって、
前記地表面下に埋設され、前記温調媒体を通す複数の温調管と、
面状のベース部と、前記ベース部に設けられ、前記温調管を保持する保持部とを有する複数の管固定部材と、
を備え、前記複数の管固定部材のうち、前記走路における直走路と曲走路との重なり部の内側斜面部と外側斜面部に跨って配置された管固定部材のベース部が、可撓性を有して、前記内側斜面部と外側斜面部とのなす角度に合わせて曲がり変形されていることを特徴とする。
本発明によれば、直走路と曲走路との重なり部に尾根部が形成されていても、管固定部材が尾根部に倣うように曲がり変形することで、尾根部の地表面下に管固定部材を安定的に設置でき、ひいては温調管を安定的に固定できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る地表面温調装置が設備された陸上競技場を模式的に示す平面図である。 図2は、図1の円部IIにおける前記地表面温調装置の詳細構造を示す平面図である。 図3(a)は、前記地表面温調装置の管固定部材を上側から見た斜視図である。 図3(b)は、前記管固定部材を下側から見た斜視図である。 図4は、図2のIV−IV線に沿う、前記走路重なり部の正面断面図である。 図5は、図4のV−V線に沿う、前記走路重なり部の側面断面図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係る地表面温調装置が設備された陸上競技場の走路重なり部の平面図である。 図7は、本発明の第3実施形態に係る地表面温調装置が設備された陸上競技場の走路重なり部の平面図である。 図8は、図7の円部VIIIにおける前記第3実施形態に係る地表面温調装置の詳細構造を示す平面図である。 図9は、前記第3実施形態に係る地表面温調装置の折り返し管部用の管固定部材を上側から見た斜視図である。 図10は、前記折り返し管部用の管固定部材を下側から見た斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
<第1実施形態>
図1〜図5は、本発明の第1実施形態を示したものである。図1に示すように、本発明形態は、陸上競技場9に適用される。陸上競技場9の走路91(トラック)は、一対の直走路94,94と、一対の曲走路95,95を有し、長円環状になっている。走路91は、複数(例えば7〜9)のレーン97に区画されている。走路91のスタート部分(図1において左下側部)においては、直走路94が延長されることで、直走路94と曲走路95との重なり部96が形成されている。
図4に示すように、走路91の地表面下の地中は、下側から砕石層91d、下地層91c、充填層91b、表層91aの順に積層された積層構造になっている。下地層91cは、例えばアスファルトコンクリートからなり、かつ相対的に大粒径のアスコン層部91fと、その上に積層された相対的に小粒径のアスコン層部91eとを含む。充填層91bは、例えばゴムチップ及びウレタン樹脂にて構成されている。表層91aは、例えばウレタン樹脂にて構成されている。
図5に示すように、走路91は、水はけのためにインフィールド92側(図5において左側)へ向かって下がるように傾斜されている。一方、スタート部分では、アウトフィールド93(図5において右側)へ向かって下がるように傾斜されている。そのため、直走路94と曲走路95との重なり部96には、尾根部96cが形成されている。尾根部96cよりもインフィールド92側は、インフィールド92へ向かって下がる内側斜面部96aとなっている。尾根部96cよりもアウトフィールド93側は、アウトフィールド93へ向かって下がる外側斜面部96bとなっている。各層91a,91b,91c(91e,91f)の上面ないしはこれら層間の境界面が、それぞれ前述のように傾斜されている。
図1に示すように、尾根部96cは、走路重なり部96における曲走路95の最外周縁に沿っている。
なお、図5において、内側斜面部96a及び外側斜面部96bの傾斜角度はそれぞれ誇張されている。実際の内側斜面部96aの水平面に対する傾斜角度θ96aは、θ96a=0.5°〜2.5°程度である。外側斜面部96bの水平面に対する傾斜角度θ96bは、θ96b=0.5°〜2.5°程度である。これら斜面部96a,96bのなす角度すなわち尾根部96cの角度θ96c(外角)は、θ96c=1°〜5°程度である。
図1に示すように、陸上競技場9には、地表面温調装置1が設備されている。地表面温調装置1は、ヘッダー管10と、温調管20と、管固定部材40を備えている。ヘッダー管10及び温調管20が、温調媒体Aの通路となり、走路91を温調する。
温調媒体Aとしては水が用いられている。なお、温調媒体Aは、水に限られず、ブライン等を用いてもよい。
ヘッダー管10は、フィールド92,93の地表面下において、走路91と並行するように延びている。好ましくは、ヘッダー管10は、主にインフィールド92の排水管80の内部に配管されている。一部のヘッダー管10は、アウトフィールド93の排水管86の内部に配管されている。
なお、ヘッダー管10が、走路91を横切るように配管されていてもよい。
ヘッダー管10のうち、供給側のヘッダー管10の上流端は、チラー2(温調源)の送出ポート2aに接続されている。排出側のヘッダー管10の下流端は、チラー2の還流ポート2bに接続されている。供給側のヘッダー管10の下流端及び排出側のヘッダー管10の上流端は、それぞれ閉塞されている。
チラー2の設置場所は任意に設定でき、例えば陸上競技場9のスタンド(観客席)の隅部等であってもよい。
温調源は、チラー2に限られず、地中熱(冷熱又は温熱)を利用してもよく、陸上競技場9に付設された貯水槽を利用して熱交換するようにしてもよい。
図1に示すように、走路91の地表面下には、複数の温調管20,20…が設けられている。好ましくは、温調管20は、充填層91bに埋設されている。温調管20は、例えばポリエチレン等の樹脂にて構成され、柔軟性(可撓性)を有している。各温調管20の流路断面積は、ヘッダー管10の流路断面積よりも十分に小さい。
複数の温調管20,20…は、互いに走路91の延び方向に並べられている。各温調管20は、当該温調管20が配置された箇所における走路91の延び方向と交差している。走路91のうち、直走路94の各温調管20は、直走路94と直交している。曲走路95の温調管20,20…どうしは、曲走路95の内周り側から外周り側へ互いに放射状に配置されているが、これら曲走路95の温調管20,20…どうしが、互いに平行に配置されていてもよい。
温調管20の延び方向は、走路91の延び方向と交差する方向に限られず、走路91の延び方向に沿っていてもよい。
温調管20は、一部を除き、折り返しを有する往復路となっている。
走路重なり部96を通る温調管20は、折り返しが無い片道路になっている。走路重なり部96を通る複数の温調管20,20…は、互いに並行流を構成している。
なお、図1においては、作図の便宜上、温調管20どうしの配置間隔が疎らになっているが、温調管20どうしが狭い間隔で密に配置されていてもよい(図2参照)。
各温調管20の上流端は供給側のヘッダー管10に接続されている。かつ、各温調管20の下流端は、排出側のヘッダー管10に接続されている。
チラー2において温調された温調媒体Aが、供給側のヘッダー管10から温調管20,20…に分配される。各温調管20内を温調媒体Aが流れることで、走路91の地表面が冷却(温調)される。温調管20,20…からの温調媒体Aは、排出側のヘッダー管10によって回収されて、チラー2へ戻される。
図2に示すように、温調管20は、管固定部材40によって走路91の地表面下に固定されている。
図3に示すように、管固定部材40は、ベース部41と、複数の保持部42とを含む。ベース部41は、正方形(四角形)の枠状ないしは板状(面状)になっている。ベース部41は、平常状態では平坦である。ベース部41の対向する2つの縁部に沿って複数の保持部42が等間隔置きに並んで設けられている。各保持部42は、一対の保持爪42a,42aを有している。図2に示すように、保持部42に温調管20が嵌め込まれている。
管固定部材40ひいてはベース部41は、可撓性を有している。好ましくは、ベース部41は、その任意の部位が任意の方向に曲がり変形可能である。ベース部41の曲がり変形可能な角度は、少なくとも尾根部96cの角度θ96c(内側斜面部96aと外側斜面部96bとがなす角度)程度である。ベース部41は、ある程度の保形性をも併有しており、角度θ96cの数倍以上も屈曲変形しないことが好ましい。
保持部42は、温調管20を嵌め込んで保持し得る弾性を有している。
更に、管固定部材40は、所要の強度及び耐熱性を有している。
かかる管固定部材40の材質としては、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)等の樹脂が挙げられ、好ましくはABSが挙げられる。なお、管固定部材40の材質は、可撓性等の所要物性を有していれば、これらの樹脂に限定されるものではない。
図4に示すように、管固定部材40は、アスコン層部91eの上面(充填層91bと下地層91cの境)に配置され、充填層91b中に埋設されている。
ベース部41上に複数の温調管20,20…が配管されている。保持部42の保持爪42a,42aの間に温調管20が差し込まれて保持されている。これによって、隣接する温調管20,20どうし間の配置間隔を一定に保つことができる。
図2に示すように、複数の管固定部材40,40…が、走路91の地表面下に縦横に整列されて敷設されている。
図2及び図3に示すように、各管固定部材40には、隣接する管固定部材40との連結機構43〜46が設けられている。詳しくは、図3(a)に示すように、管固定部材40の隅角部には、半円形の板状の連結凸片43,44が設けられている。隣接する管固定部材40,40の一方の連結凸片43と他方の連結凸片44とが上下に重ねられて連結されている。また、管固定部材40の周縁部には、爪状の雄嵌合部45と、穴付き板状の雌嵌合部46とが形成されている。隣接する管固定部材40,40の一方の雄嵌合部45が、他方の雌嵌合部46の穴に嵌合されている。
管固定部材40は、180度回転対称形状になっている。したがって、管固定部材40は、180度反転させた向きでも設置可能であり、施工が容易である。
図3(b)に示すように、管固定部材40の裏面には、浅い接着剤収容溝47が形成されている。接着剤収容溝47には、接着剤(図示せず)が収容される。接着剤としては、好ましくはシリコーン系接着剤が用いられている。シリコーン系接着剤は、ABS製の管固定部材40やコンクリート等との接着性が良好である。
更に、ベース部41の例えば中央部及び四隅には、ビス穴41dが形成されている。
詳細な図示は省略するが、走路91の地表面下において、管固定部材40が、前記接着剤を介してアスコン層部91eと接着されている。また、ビスがビス穴41dを通してアスコン層部91eに打ち込まれている。これによって、管固定部材40がアスコン層部91eに定着されている。
なお、前記ビス及び接着剤の一方を省略してもよい。
図5に示すように、走路重なり部96の内側斜面部96a及び外側斜面部96b間に跨る管固定部材40のベース部41は、尾根部96cの位置で尾根部96cの角度に合わせて折れ曲がっている。このベース部41の折れ曲がり部を挟んで一側部は、内側斜面部96aにおけるアスコン層部91eの上面に沿い、他側部は、外側斜面部96bにおけるアスコン層部91eの上面に沿っている。
更に、当該管固定部材40上の温調管20が、尾根部96cの角度に合わせて湾曲されている。
陸上競技場9に地表面温調装置1を構築する際は、新設競技場の場合は、図4に示すように、下地層91cの上側アスコン層部91eを敷設した後、アスコン層部91e上に管固定部材40を並べて配置する。既設競技場の場合は、既設の表層91a及び充填層91bを撤去し、更に好ましくはアスコン層部91eの上側部分をもざぐって撤去した後、残ったアスコン層部91e上に管固定部材40を並べて配置する。
各管固定部材40は、前記接着剤及びビスによってアスコン層部91eに定着させる。更に、隣接する管固定部材40,40どうしを連結機構43〜46によって連結する。
これら管固定部材40のうち、尾根部96c上に載置した管固定部材40については、図5に示すように、尾根部96cに倣うように曲がり変形させることができる。これによって、当該管固定部材40を内外両方の斜面部96a,96bのアスコン層部91eに沿わせて定着させることができる。
尾根部96cの管固定部材40を尾根部96cに合わせて屈曲した形状に成形する必要はなく、製造コストの増大を抑制できる。また、管固定部材40を尾根部96c上に載置するだけで管固定部材40が自然と尾根部96cに倣うようにできるから、設置施工が容易である。
次に、温調管20を配管する。各管固定部材40の保持部42に温調管20を嵌め込む。これによって、走路91の地表面下に温調管20を安定的に固定できる。
走路重なり部96においては、柔軟性の温調管20が尾根部96cに沿って湾曲される。前述したように、尾根部96cの管固定部材40が尾根部96cの角度に合わせて折れ曲がっているために、温調管20を尾根部96cに沿うように確実に湾曲させることができる。これによって、走路重なり部96の尾根部96cにも温調管20を安定的に配管することができる。
その後、充填層91bを被せることで、温調管20及び管固定部材40を充填層91b中に埋める。更に、表層91aを敷設する。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において既述の形態と重複する構成に関しては図面に同一符号を付して説明を省略する。
<第2実施形態>
図6は、本発明の第2実施形態を示したものである。第2実施形態では、走路重なり部96を通る複数の温調管20,20…における、隣接するものどうしが対向流を構成している。インフィールド92とアウトフィールド93の排水管80,86にそれぞれ供給用と排出用の2つのヘッダー管10,10が収容されている。
<第3実施形態>
図7〜図10は、本発明の第3実施形態を示したものである。図7に示すように、第3実施形態では、走路重なり部96を通る温調管20が、直走路94及び曲走路95の温調管20と同様に、折返し管部22を有する往復型となっている。詳細には、図8に示すように、所定数の温調管20,20…が互いに多重環状をなすように配置されることによって、温調管ユニット29が構成されている。温調管ユニット29の温調管20,20…どうしが、複数の管固定部材40,40…によって互いに位置固定されている。温調管ユニット29の隣接する温調管20,20は、互いに対向流を構成することが好ましい。
温調管ユニット29における各温調管20の直管部21と折返し管部22との間の接続管部23は、折返し管部22へ向かうにしたがって温調管ユニット29の幅方向(図8において左右)の外側へ傾斜されている。この傾斜は、温調管ユニット29における内周り側のものほど大きい。接続管部23用の管固定部材40は、直管部21用の管固定部材40と同一形状品である。
図9及び図10に示すように、温調管ユニット29の折返し管部22用の管固定部材40Cにおいては、ベース部41上に複数の保持部42が互いに同心円状に配置されている。管固定部材40Cのベース部41は、直管部21用の管固定部材40と同様の可撓性を有しており、尾根部96c上に配置されたときは、尾根部96cに倣って曲がり変形可能である。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨に反しない限りにおいて種々の改変をなすことができる。
例えば、前記実施形態では、すべての管固定部材40が可撓性を有しているが、それに限られず、走路重なり部96に配置される管固定部材40だけが可撓性を有し、走路重なり部96以外の直走路94又は曲走路95に配置される管固定部材40については可撓性を有さない硬質材料で構成してもよい。更には、走路重なり部96における尾根部96に配置される管固定部材40だけが可撓性を有し、走路重なり部96の内側斜面部96aにだけ、又は外側斜面部96bにだけ配置される管固定部材40については、可撓性を有さない硬質材料で構成してもよい。要するに、少なくとも内側斜面部96aと外側斜面部96bとに跨って配置される管固定部材40が可撓性を有していればよい。
温調媒体Aとして熱媒体を用いてもよい。地表面温調構造を冷却装置としてだけでなく、加温装置や融雪装置として利用してもよい。
本発明は、例えば陸上競技場のトラック(走路)の地表面下を冷却する冷却システムに適用可能である。
1 地表面温調装置
20 温調管
40,40C 管固定部材
41 ベース部
42 保持部
9 陸上競技場
91 走路
92 インフィールド
93 アウトフィールド
94 直走路
95 曲走路
96 走路重なり部
96a 内側斜面部
96b 外側斜面部
96c 尾根部
θ96c 尾根部の角度

Claims (3)

  1. 陸上競技場の走路の地表面下に温調管を固定するための管固定部材であって、
    面状のベース部と、
    前記ベース部に設けられ、前記温調管を保持する保持部とを備え、
    前記ベース部が可撓性を有していることを特徴とする管固定部材。
  2. 前記ベース部が、少なくとも前記走路における直走路と曲走路との重なり部の内側斜面部と外側斜面部とがなす角度曲がり変形可能であることを特徴とする請求項1に記載の管固定部材。
  3. 陸上競技場の走路の地表面下を温調媒体によって温調する地表面温調装置であって、
    前記地表面下に埋設され、前記温調媒体を通す複数の温調管と、
    面状のベース部と、前記ベース部に設けられ、前記温調管を保持する保持部とを有する複数の管固定部材と、
    を備え、前記複数の管固定部材のうち、前記走路における直走路と曲走路との重なり部の内側斜面部と外側斜面部とに跨って配置された管固定部材のベース部が、可撓性を有して、前記内側斜面部と外側斜面部とのなす角度に合わせて曲がり変形されていることを特徴とする地表面温調装置。
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