JP2017166193A - 地表面温調装置及びその管固定部材 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献2では、サッカーグラウンドやゴルフ場等の植栽地に複数の温調管を埋設することで温調している。これら温調管の端部がヘッダー管によって連ねられている。
面状のベース部と、
前記ベース部に設けられ、前記温調管を保持する保持部とを備え、
前記ベース部が可撓性を有していることを特徴とする。
前記管固定部材を尾根部に合わせて屈曲した形状に成形する必要はなく、製造コストの増大を抑制できる。
前記管固定部材のベース部は、その任意の部位が任意の方向に曲がり変形可能であることが好ましい。
前記ベース部は、少なくとも前記走路における直走路と曲走路との重なり部の内側斜面部と外側斜面部とがなす角度曲がり変形可能であればよい。前記ベース部が、前記角度を大きく上回るような曲がり変形はしない程度の保形性を併有していてもよい。これによって、温調管を確実に安定的に固定できる。
前記地表面下に埋設され、前記温調媒体を通す複数の温調管と、
面状のベース部と、前記ベース部に設けられ、前記温調管を保持する保持部とを有する複数の管固定部材と、
を備え、前記複数の管固定部材のうち、前記走路における直走路と曲走路との重なり部の内側斜面部と外側斜面部に跨って配置された管固定部材のベース部が、可撓性を有して、前記内側斜面部と外側斜面部とのなす角度に合わせて曲がり変形されていることを特徴とする。
<第1実施形態>
図1〜図5は、本発明の第1実施形態を示したものである。図1に示すように、本発明形態は、陸上競技場9に適用される。陸上競技場9の走路91(トラック)は、一対の直走路94,94と、一対の曲走路95,95を有し、長円環状になっている。走路91は、複数(例えば7〜9)のレーン97に区画されている。走路91のスタート部分(図1において左下側部)においては、直走路94が延長されることで、直走路94と曲走路95との重なり部96が形成されている。
図1に示すように、尾根部96cは、走路重なり部96における曲走路95の最外周縁に沿っている。
温調媒体Aとしては水が用いられている。なお、温調媒体Aは、水に限られず、ブライン等を用いてもよい。
なお、ヘッダー管10が、走路91を横切るように配管されていてもよい。
温調源は、チラー2に限られず、地中熱(冷熱又は温熱)を利用してもよく、陸上競技場9に付設された貯水槽を利用して熱交換するようにしてもよい。
温調管20の延び方向は、走路91の延び方向と交差する方向に限られず、走路91の延び方向に沿っていてもよい。
走路重なり部96を通る温調管20は、折り返しが無い片道路になっている。走路重なり部96を通る複数の温調管20,20…は、互いに並行流を構成している。
なお、図1においては、作図の便宜上、温調管20どうしの配置間隔が疎らになっているが、温調管20どうしが狭い間隔で密に配置されていてもよい(図2参照)。
チラー2において温調された温調媒体Aが、供給側のヘッダー管10から温調管20,20…に分配される。各温調管20内を温調媒体Aが流れることで、走路91の地表面が冷却(温調)される。温調管20,20…からの温調媒体Aは、排出側のヘッダー管10によって回収されて、チラー2へ戻される。
図3に示すように、管固定部材40は、ベース部41と、複数の保持部42とを含む。ベース部41は、正方形(四角形)の枠状ないしは板状(面状)になっている。ベース部41は、平常状態では平坦である。ベース部41の対向する2つの縁部に沿って複数の保持部42が等間隔置きに並んで設けられている。各保持部42は、一対の保持爪42a,42aを有している。図2に示すように、保持部42に温調管20が嵌め込まれている。
保持部42は、温調管20を嵌め込んで保持し得る弾性を有している。
更に、管固定部材40は、所要の強度及び耐熱性を有している。
かかる管固定部材40の材質としては、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)等の樹脂が挙げられ、好ましくはABSが挙げられる。なお、管固定部材40の材質は、可撓性等の所要物性を有していれば、これらの樹脂に限定されるものではない。
ベース部41上に複数の温調管20,20…が配管されている。保持部42の保持爪42a,42aの間に温調管20が差し込まれて保持されている。これによって、隣接する温調管20,20どうし間の配置間隔を一定に保つことができる。
図2及び図3に示すように、各管固定部材40には、隣接する管固定部材40との連結機構43〜46が設けられている。詳しくは、図3(a)に示すように、管固定部材40の隅角部には、半円形の板状の連結凸片43,44が設けられている。隣接する管固定部材40,40の一方の連結凸片43と他方の連結凸片44とが上下に重ねられて連結されている。また、管固定部材40の周縁部には、爪状の雄嵌合部45と、穴付き板状の雌嵌合部46とが形成されている。隣接する管固定部材40,40の一方の雄嵌合部45が、他方の雌嵌合部46の穴に嵌合されている。
管固定部材40は、180度回転対称形状になっている。したがって、管固定部材40は、180度反転させた向きでも設置可能であり、施工が容易である。
更に、ベース部41の例えば中央部及び四隅には、ビス穴41dが形成されている。
詳細な図示は省略するが、走路91の地表面下において、管固定部材40が、前記接着剤を介してアスコン層部91eと接着されている。また、ビスがビス穴41dを通してアスコン層部91eに打ち込まれている。これによって、管固定部材40がアスコン層部91eに定着されている。
なお、前記ビス及び接着剤の一方を省略してもよい。
更に、当該管固定部材40上の温調管20が、尾根部96cの角度に合わせて湾曲されている。
各管固定部材40は、前記接着剤及びビスによってアスコン層部91eに定着させる。更に、隣接する管固定部材40,40どうしを連結機構43〜46によって連結する。
尾根部96cの管固定部材40を尾根部96cに合わせて屈曲した形状に成形する必要はなく、製造コストの増大を抑制できる。また、管固定部材40を尾根部96c上に載置するだけで管固定部材40が自然と尾根部96cに倣うようにできるから、設置施工が容易である。
走路重なり部96においては、柔軟性の温調管20が尾根部96cに沿って湾曲される。前述したように、尾根部96cの管固定部材40が尾根部96cの角度に合わせて折れ曲がっているために、温調管20を尾根部96cに沿うように確実に湾曲させることができる。これによって、走路重なり部96の尾根部96cにも温調管20を安定的に配管することができる。
その後、充填層91bを被せることで、温調管20及び管固定部材40を充填層91b中に埋める。更に、表層91aを敷設する。
<第2実施形態>
図6は、本発明の第2実施形態を示したものである。第2実施形態では、走路重なり部96を通る複数の温調管20,20…における、隣接するものどうしが対向流を構成している。インフィールド92とアウトフィールド93の排水管80,86にそれぞれ供給用と排出用の2つのヘッダー管10,10が収容されている。
図7〜図10は、本発明の第3実施形態を示したものである。図7に示すように、第3実施形態では、走路重なり部96を通る温調管20が、直走路94及び曲走路95の温調管20と同様に、折返し管部22を有する往復型となっている。詳細には、図8に示すように、所定数の温調管20,20…が互いに多重環状をなすように配置されることによって、温調管ユニット29が構成されている。温調管ユニット29の温調管20,20…どうしが、複数の管固定部材40,40…によって互いに位置固定されている。温調管ユニット29の隣接する温調管20,20は、互いに対向流を構成することが好ましい。
例えば、前記実施形態では、すべての管固定部材40が可撓性を有しているが、それに限られず、走路重なり部96に配置される管固定部材40だけが可撓性を有し、走路重なり部96以外の直走路94又は曲走路95に配置される管固定部材40については可撓性を有さない硬質材料で構成してもよい。更には、走路重なり部96における尾根部96に配置される管固定部材40だけが可撓性を有し、走路重なり部96の内側斜面部96aにだけ、又は外側斜面部96bにだけ配置される管固定部材40については、可撓性を有さない硬質材料で構成してもよい。要するに、少なくとも内側斜面部96aと外側斜面部96bとに跨って配置される管固定部材40が可撓性を有していればよい。
温調媒体Aとして熱媒体を用いてもよい。地表面温調構造を冷却装置としてだけでなく、加温装置や融雪装置として利用してもよい。
20 温調管
40,40C 管固定部材
41 ベース部
42 保持部
9 陸上競技場
91 走路
92 インフィールド
93 アウトフィールド
94 直走路
95 曲走路
96 走路重なり部
96a 内側斜面部
96b 外側斜面部
96c 尾根部
θ96c 尾根部の角度
Claims (3)
- 陸上競技場の走路の地表面下に温調管を固定するための管固定部材であって、
面状のベース部と、
前記ベース部に設けられ、前記温調管を保持する保持部とを備え、
前記ベース部が可撓性を有していることを特徴とする管固定部材。 - 前記ベース部が、少なくとも前記走路における直走路と曲走路との重なり部の内側斜面部と外側斜面部とがなす角度曲がり変形可能であることを特徴とする請求項1に記載の管固定部材。
- 陸上競技場の走路の地表面下を温調媒体によって温調する地表面温調装置であって、
前記地表面下に埋設され、前記温調媒体を通す複数の温調管と、
面状のベース部と、前記ベース部に設けられ、前記温調管を保持する保持部とを有する複数の管固定部材と、
を備え、前記複数の管固定部材のうち、前記走路における直走路と曲走路との重なり部の内側斜面部と外側斜面部とに跨って配置された管固定部材のベース部が、可撓性を有して、前記内側斜面部と外側斜面部とのなす角度に合わせて曲がり変形されていることを特徴とする地表面温調装置。
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