JP2017168156A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】データの信頼性を向上することが可能な半導体記憶装置を提供する。【解決手段】実施形態の半導体記憶装置1は、2ビット以上のデータを記憶可能な第1メモリセルと、第1メモリセルに接続されたワード線WLと、を備える。第1メモリセルの書き込み動作において、書き込み動作の第1期間では、ワード線WLに書き込み電圧が第1回数印加された後にベリファイ電圧が印加される。第1期間に続く第2期間では、ワード線WLに書き込み電圧が第1回数より多い第2回数印加された後にベリファイ電圧が印加される。【選択図】図6

Description

実施形態は半導体記憶装置に関する。
2ビット以上のデータを記憶するメモリセルを用いた半導体記憶装置が知られている。
特開2014−225310号公報
データの信頼性を向上することが可能な半導体記憶装置を提供する。
実施形態の半導体記憶装置は、2ビット以上のデータを記憶可能な第1メモリセルと、第1メモリセルに接続されたワード線と、を備える。第1メモリセルの書き込み動作において、書き込み動作の第1期間では、ワード線に書き込み電圧が第1回数印加された後にベリファイ電圧が印加される。第1期間に続く第2期間では、ワード線に書き込み電圧が第1回数より多い第2回数印加された後にベリファイ電圧が印加される。
第1実施形態に係る半導体記憶装置のブロック図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるブロックの回路図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルの閾値分布。 第1実施形態に係る半導体記憶装置における書き込み動作の説明図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置における書き込み動作のフローチャート。 第1実施形態に係る半導体記憶装置における書き込み動作の波形図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置における書き込み動作のフローチャート。 第1実施形態に係る半導体記憶装置における書き込み動作の波形図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置における書き込み動作による閾値分布の説明図。 第2実施形態に係る半導体記憶装置における書き込み動作のフローチャート。 第2実施形態に係る半導体記憶装置における書き込み動作の波形図。 第2実施形態に係る半導体記憶装置における書き込み動作のフローチャート。 第2実施形態に係る半導体記憶装置における書き込み動作の波形図。 第2実施形態に係る半導体記憶装置における書き込み動作による閾値分布の説明図。 第3実施形態に係る半導体記憶装置における書き込み動作の説明図。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については、共通する参照符号を付す。
[1]第1実施形態
以下に、第1実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。
[1−1]半導体記憶装置1の構成
まず、図1を用いて半導体記憶装置10の構成について説明する。図1には半導体記憶装置10のブロック図が示されている。図1に示すように半導体記憶装置1は、メモリセルアレイ11、センスアンプモジュール12、ロウデコーダ13、ステータスレジスタ14、アドレスレジスタ15、コマンドレジスタ16、シーケンサ17、及び電圧生成回路18を備えている。
メモリセルアレイ11は、ブロックBLK0〜BLKn(nは1以上の自然数)を備えている。ブロックBLKは、ビット線及びワード線に関連付けられた複数の不揮発性メモリセルの集合であり、例えばデータの消去単位となる。メモリセルには、2ビット以上のデータを記憶させるMLC(Multi-Level Cell)方式が適用される。本実施形態は、メモリセルに2ビットのデータを記憶させる場合を例に説明する。
センスアンプモジュール12は、メモリセルアレイ11から読み出されたデータDATをセンスし、必要に応じて読み出したデータDATを外部のコントローラに出力する。また、センスアンプモジュール12は、コントローラから受け取った書き込みデータDATに基づいて、ビット線に電圧を印加する。
ロウデコーダ13は、読み出し及び書き込みを行う対象のメモリセルに対応するワード線を選択する。そしてロウデコーダ13は、選択したワード線及び非選択のワード線にそれぞれ所望の電圧を印加する。
ステータスレジスタ14は、半導体記憶装置1のステータス情報STSを保持する。
アドレスレジスタ15は、コントローラから送信されたアドレス情報ADDを保持する。そしてアドレスレジスタ15は、アドレス情報ADDに含まれたカラムアドレス信号CA及びロウアドレス信号RAをそれぞれ、センスアンプモジュール12及びロウデコーダ13に送信する。
コマンドレジスタ16は、コントローラ20から送信されたコマンドCMDを保持する。そしてコマンドレジスタ16は、コマンドCMDをシーケンサ17に送信する。
シーケンサ17は、半導体記憶装置10全体の動作を制御する。また、シーケンサ17はカウンタを備えている。このカウンタは書き込み動作時に使用され、後述するプログラムループの回数をカウントする。
電圧生成回路18は、メモリセルアレイ11、センスアンプモジュール12、及びロウデコーダ13に適切な電圧を生成する。
[1−1−1]メモリセルアレイ11の回路構成
次に、図2を用いてメモリセルアレイ11の回路構成について説明する。図2には、メモリセルアレイ11の回路図が示されている。以下に、この回路構成について1つのブロックBLKを用いて説明する。図2に示すようにブロックBLKは、複数のNANDストリングNSを備えている。
各NANDストリングNSは、ビット線BL0〜BL(L−1)((L−1)は1以上の自然数)に対応して設けられ、例えば8個のメモリセルトランジスタMT(MT0〜MT7)、及び選択トランジスタST1、ST2を含んでいる。尚、1つのNANDストリングNSが含むメモリセルトランジスタMTの数はこれに限定されず、任意の数にすることが出来る。
メモリセルトランジスタMTは、制御ゲート及び電荷蓄積層を備え、データを不揮発に保持する。また、メモリセルトランジスタMT0〜MT7は、選択トランジスタST1のソースと選択トランジスタST2のドレインとの間に直列接続されている。同一ブロック内の選択トランジスタST1及びST2のゲートはそれぞれ、セレクトゲート線SGD及びSGSに共通接続されている。同様に、同一ブロック内のメモリセルトランジスタMT0〜MT7の制御ゲートはそれぞれ、ワード線WL0〜WL7に共通接続されている。
また、メモリセルアレイ11内において同一列にあるNANDストリングNSの選択トランジスタST1のドレインは、ビット線BLに共通接続されている。つまりビット線BLは、複数のブロックBLK間で同一列にあるNANDストリングNSを共通に接続している。さらに、複数の選択トランジスタST2のソースは、ソース線SLに共通に接続されている。
以上の構成において、共通のワード線WLに接続された複数のメモリセルの保持する1ビットデータの集合を「ページ」と呼ぶ。従って、1つのメモリセルに2ビットデータを記憶させる場合、1本のワード線WLに接続された複数のメモリセルの集合には、2ページ分のデータが記憶される。この2ページ分のデータのうち、上位ビットデータの集合を上位ページと呼び、下位ビットデータの集合を下位ページと呼ぶ。「ページ」について言い換えると、「ページ」とは、同一ワード線に接続されたメモリセルによって形成されるメモリ空間の一部と定義することも出来る。
データの書き込み及び読み出しは、ページ毎に行っても良いし、ワード線WL毎に行っても良い。ページ毎にデータの書き込み及び読み出しを行う方式をpage-by-page reading/writingと呼び、ワード線WL毎にデータの書き込み及び読み出しを行う方式をsequential reading/writingと呼ぶ。例えば、1つのメモリセルに2ビットデータを記憶させる場合には、1回のコマンド入力で、1本のワード線WLに割り当てられた2ページ分のデータが一括して書き込まれ、又は読み出される。
[1−1−2]メモリセルの閾値分布
次に、図3を用いてメモリセルの閾値分布について説明する。図3には2ビットデータを記憶するメモリセルの閾値分布、及びベリファイ時に用いる電圧が示され、図3の縦軸及び横軸はそれぞれメモリセルの数及び閾値電圧Vthに対応している。
前述したように、メモリセルトランジスタMTは閾値電圧に応じてデータを保持する。例えば、メモリセルトランジスタMTが2ビットのデータを保持する場合、その閾値電圧の分布は図3に示すように4つに分かれる。この4つの閾値分布にそれぞれ対応する2ビットのデータを、閾値電圧の低いものから順に“ER”レベル、“A”レベル、“B”レベル、及び“C”レベルと呼ぶ。また、図3に示すベリファイ電圧AV、BV、及びCVはそれぞれ、書き込み時における“A”レベル、“B”レベル、及び“C”レベルのベリファイに用いられる。これらの電圧値の関係は、AV<BV<CVである。
“ER”レベルを保持するメモリセルトランジスタMTの閾値電圧は、電圧AV未満であり、データの消去状態に相当する。“A”レベルを保持するメモリセルトランジスタMTの閾値電圧は、電圧AV以上であり且つBV未満である。“B”レベルを保持するメモリセルトランジスタMTの閾値電圧は、電圧BV以上であり且つCV未満である。“C”レベルを保持するメモリセルトランジスタMTの閾値電圧は、電圧CV以上である。
“A”レベルのデータを読み出す電圧は、“ER”レベルの高い方の裾と“A”レベルの低い方の裾との間に設定される。“B”レベルのデータを読み出す電圧は、“A”レベルの高い方の裾と“B”レベルの低い方の裾との間に設定される。“C”レベルのデータを読み出す電圧は、“B”レベルの高い方の裾と“C”レベルの低い方の裾との間に設定される。
[1−2]書き込み動作
次に、半導体記憶装置1における書き込み動作の概略について説明する。
書き込み動作では、電荷蓄積層に電子を注入して閾値電圧を変動させるプログラム動作と、このプログラム動作によって変動した閾値電圧が適切なレベルにあるか否かを判断するベリファイ動作との組み合わせであるプログラムループが、プログラム電圧をステップアップして繰り返される。プログラム動作の際、書き込み完了又は書き込み禁止のメモリセルトランジスタMTに対しては、例えばセルフブースト技術等によって閾値電圧の変動が抑制され、プログラム動作後のベリファイも行わない。
また、本実施形態の書き込み動作では、書き込まれるデータに基づいて、同一のワード線WLに接続されたメモリセルトランジスタMTが2つのグループに分けられる。例えば、2ページデータのsequential writingを行う場合、目標閾値の低い“A”レベル又は“B”レベルが書き込まれる第1グループと、目標閾値の高い“C”レベルが書き込まれる第2グループとにグループ分けされる。
この場合、1回のプログラム動作においてワード線WLには、第1グループに対応するプログラム電圧VpgmAが印加され、続けて第2グループに対応するプログラム電圧VpgmCが印加される。この電圧VpgmA及びVpgmCはそれぞれ、“A”レベル及び“C”レベルのプログラム動作に最適化され、VpgmA<VpgmCである。一方のグループに対応するプログラム電圧が印加されているとき、他方のグループのメモリセルトランジスタMTは書き込み禁止とされている。そして、このプログラム動作が実行された後には、各メモリセルトランジスタMTに対して“A”レベル、“B”レベル、及び“C”レベルのベリファイが実行される。
このように本実施形態の書き込み動作では、1回のプログラムループにおいて、目標閾値の低い第1グループのプログラム動作と、目標閾値の高い第2グループのプログラム動作とが並行して進められる。
次に、図4〜図6を用いて半導体記憶装置1の書き込み動作の詳細について説明する。図4には書き込み動作を説明するための定義が示され、図5には書き込み動作のフローチャートが示され、図6には書き込み動作の一例がタイミングチャートで示されている。
図4に示すように、以下では説明の簡略化のため、同一のワード線WLに接続された3つのメモリセルトランジスタMT(MTa、MTb、及びMTc)に対して、それぞれ異なるデータを書き込む場合を例として用いる。本例おいて、メモリセルトランジスタMTa、MTb、及びMTcにはそれぞれ、“A”レベル、“B”レベル、及び“C”レベルの書き込みが行われる。また、メモリセルトランジスタMTa、MTb、及びMTcの一端に接続されたビット線BLをそれぞれ、ビット線BLa、BLb、及びBLcと呼ぶ。
図5に示すように本実施形態の書き込み動作は、それぞれがプログラムループを含む3つの段階に分けられる。これらを実行される順に書き込み動作の第1〜第3段階と呼び、以下に各段階の動作について説明する。尚、本実施形態において、“A”レベルの書き込みは、“C”レベルの書き込みよりも早く終了するものとする。
まず、書き込み動作の第1段階について説明する。第1段階では上記プログラムループが、“A”レベルの書き込みが終了するまで実行される。
まず、シーケンサ17はカウンタをリセットする(n=0、ステップS10)。このカウンタは、後述する第2段階のプログラムループで使用される。つまり、本実施形態では書き込み動作の始めにカウンタをリセットしているが、このようにカウンタをリセットするタイミングはこれに限定されない。カウンタは、書き込み動作が第2段階に移行するまでにリセットされていれば良い。
次に、第1グループに対するプログラム動作が行われる(ステップS11)。具体的には、図6に示すようにセンスアンプモジュール12が、ビット線BLa及びBLbに電圧VSSを印加し、ビット線BLcに電圧VBLを印加する。電圧VSSは接地電圧であり、電圧VBLはセンスアンプモジュール12から供給される電源電圧である。ビット線BLcに電圧VBLが印加されると、対応する選択トランジスタST1がカットオフされ、メモリセルトランジスタMTcのチャネルがフローティング状態になる。そしてロウデコーダ13が、ワード線WLに電圧VpgmAを印加する。すると、第1グループのメモリセルトランジスタMTa及びMTbは、制御ゲート及びチャネル間の電位差により閾値電圧が変動し、第2グループのメモリセルトランジスタMTcは、チャネルの電圧がブーストされることにより閾値電圧の変動が抑制される。
次に、第2グループに対するプログラム動作が行われる(ステップS12)。このプログラム動作は、ステップS11の動作に対して、ビット線BLa及びBLb、ビット線BLc、並びにワード線WLに印加する電圧をそれぞれ、VBL、VSS、及びVpgmCにしたものと同様である。すると、第2グループのメモリセルトランジスタMTcにおいて閾値電圧が変動し、第1グループのメモリセルトランジスタMTa及びMTbにおいて閾値電圧の変動が抑制される。
次に、第1及び第2グループに対するベリファイ動作が行われる(ステップS13)。具体的には、ワード線WLにベリファイ電圧VA、VB、及びVCが順に印加され、メモリセルトランジスタMTa、MTb、及びMTcの閾値電圧がそれぞれVA、VB、及びVC以上になったかどうかが確認される。
次に、シーケンサ17は、メモリセルトランジスタMTaに対する“A”レベルのベリファイ結果を確認する(ステップS14)。ここで“A”レベルのベリファイにフェイルしていた場合(ステップS14、No)、シーケンサ17はプログラム電圧VpgmA及びVpgmCをそれぞれΔVpgmだけインクリメントして(ステップS15)、ステップS11の動作に戻る。つまり、ステップS11〜S13においてインクリメントされたプログラム電圧を使用して、再び“A”レベル、“B”レベル、及び“C”レベルのプログラム動作及びベリファイ動作を実行する。そして、ステップS14において“A”レベルのベリファイにパスしていた場合(ステップS14、Yes)、書き込み動作の第2段階に移行する。
以上の動作が書き込み動作の第1段階に対応する。図6に示す例は、上記第1段階において“A”レベルのベリファイを、3回目のプログラムループでパスした場合を示している。
次に、書き込み動作の第2段階について説明する。第2段階におけるプログラムループでは、第1グループに対するプログラム動作及びベリファイ動作が実行され、第2グループに対するプログラム動作及びベリファイ動作がスキップされる。
まず、第1グループに対するプログラム動作が行われる(ステップS16)。具体的には、図6に示すようにセンスアンプジュール12が、ビット線BLbに電圧VSSを印加し、ビット線BLcに電圧VBLを印加する。このとき書き込みが終了したメモリセルトランジスタMTaは書き込み禁止となるため、ビット線BLaには電圧VBLが印加される。すると、メモリセルトランジスタMTbは閾値電圧が変動し、メモリセルトランジスタMTa及びMTcは閾値電圧の変動が抑制される。
次に、第1グループに対するベリファイ動作が行われる(ステップS17)。具体的には、ワード線WLにベリファイ電圧VBが印加され、メモリセルトランジスタMTbの閾値電圧がVB以上になったかどうかが確認される。
次に、シーケンサ17は、カウンタを参照してステップS16及びS17に対応するプログラム動作及びベリファイ動作の実行回数を確認する(ステップS18)。ここでカウンタの数値がk(kは1以上の自然数)未満だった場合(ステップS18、No)、シーケンサ17はプログラム電圧VpgmA及びカウンタをインクリメントして(ステップS19)、ステップS16の動作に戻る。ステップS18においてカウンタの値がkに一致した場合(ステップS18、Yes)、第2グループに対するプログラム動作及びベリファイ動作をスキップする回数が指定の回数に達したことになる。するとシーケンサ17はプログラム電圧VpgmAをインクリメントして(ステップS20)、書き込み動作の第3段階に移行する。
以上の動作が書き込み動作の第2段階に対応する。図6に示す例は、上記第2段階において第2グループに対するプログラム動作及びベリファイ動作をスキップする回数が2回である場合を示している。つまり図6に示す例は、“A”レベルのベリファイにパスした後、第2グループに対するプログラム動作及びベリファイ動作をスキップして、第1グループに対するプログラム動作及びベリファイ動作を2回繰り返している。
次に、書き込み動作の第3段階について説明する。第3段階では、第2グループに対するプログラム動作及びベリファイ動作が再開され、“B”レベル及び“C”レベルのベリファイにパスするまでプログラムループが実行される。
まず、第1グループに対するプログラム動作が実行される(ステップS21)。このプログラム動作は、ステップS16と同様である。次に、第2グループに対するプログラム動作が実行される(ステップS22)。このプログラム動作は、ステップS16の動作に対して、ビット線BLb、ビット線BLc、及びワード線WLに印加する電圧をそれぞれ、VBL、VSS、及びVpgmCにしたものと同様である。
次に、第1及び第2グループに対するベリファイ動作が行われる(ステップS23)。具体的には、ワード線WLにベリファイ電圧VB及びVCが印加され、メモリセルトランジスタMTb、MTcの閾値電圧がそれぞれVB、VC以上になったかどうかが確認される。
次に、シーケンサ17は、“B”レベル及び“C”レベルのベリファイ結果を確認する(ステップS24)。ここで“B”レベル及び“C”レベルのベリファイにフェイルしていた場合(ステップS24、No)、シーケンサ17はプログラム電圧VpgmA及びVpgmCをインクリメントして(ステップS25)、ステップS21の動作に戻る。つまり、ステップS21〜S23においてインクリメントされたプログラム電圧を使用して、再び“B”レベル、及び“C”レベルのプログラム動作及びベリファイ動作を実行する。ステップS24において“B”レベル及び“C”レベルのベリファイにパスした場合(ステップS24、Yes)、半導体記憶装置1は書き込み動作を終了する。
尚、ステップS24において第1及び第2グループのうち一方のグループの書き込みが先に終了した場合、ステップS25において対応するプログラム電圧がインクリメントされ、ステップS21〜S23において他方のグループのプログラム動作及びベリファイ動作が実行される。
以上の動作が書き込み動作の第3段階に対応する。図6に示す例は上記第3段階において、3回目のプログラムループで“C”レベルのベリファイにパスし、4回目のプログラムループで“B”レベルのベリファイにパスする場合を示している。
以上のように本実施形態の書き込み動作は、1回のプログラムループで2つのグループにそれぞれ対応するプログラム動作が実行される書き込み動作において、書き込み動作の途中で一方のグループのプログラム動作及びベリファイ動作を一時的にスキップする。
尚、上記一方のグループのプログラム動作及びベリファイ動作をスキップするタイミングは、書き込み動作の最初にしても良い。この場合、書き込み動作のフローチャートは図7に示すものとなり、書き込み動作は第1及び第2段階の2段階に分けられる。図7に示す第1及び第2段階はそれぞれ、図5に示す第2段階及び第1段階に対応している。
具体的には、図7に示す第1段階は、まず図5に示すステップS10が実行される。
次に、第1グループに対するプログラム動作が行われる(ステップS30)。つまり、“A”レベル及び“B”レベルをそれぞれ書き込むメモリセルトランジスタMTa、MTbに対してプログラム動作及びベリファイ動作が実行される。
次に、第1グループに対するベリファイ動作が行われる(ステップS31)。つまり、ワード線WLにベリファイ電圧VA及びVBが順に印加され、メモリセルトランジスタMTa、MTbの閾値電圧がそれぞれVA、VB以上になったかどうかが確認される。
次に、ステップS18に移行する。以降の動作は図5に示す第2段階と同様であり、ステップS19の後にステップS30に移行する点のみ異なる。
一方、図7に示す第2段階はステップS20の後に、まず図5に示すステップS11〜S13が順に実行される。つまり、第1及び第2グループに対するプログラム動作と、ベリファイ動作が実行される。
次に、シーケンサ17は各データのベリファイ結果を確認する(ステップS32)。ここでベリファイをフェイルしたビットを含む場合(ステップS32、No)、シーケンサ17は対応するプログラム電圧Vpgmをインクリメントして(ステップS15)、ステップS11の動作に戻る。ステップS32において全てのベリファイにパスした場合(ステップS32、Yes)、半導体記憶装置1は書き込み動作を終了する。
以上で説明した図7のフローチャートに対応する書き込み動作の一例が、図8に示すタイミングチャートである。図8に示すように、書き込み動作の第1段階では一方のグループのみプログラム動作及びベリファイ動作が実行される。そして第2段階では、両方のグループのプログラム動作及びベリファイ動作が実行され、各データの書き込みが終了するまでプログラム動作及びベリファイ動作が繰り返される。
[1−3]第1実施形態の効果
次に、第1実施形態の効果について説明する。第1実施形態に係る半導体記憶装置1によれば、データの信頼性を向上することが出来る。以下に、この効果の詳細について説明する。
半導体記憶装置がsequential writingを行う場合、同一のワード線WLに接続されたメモリセルトランジスタMTを目標閾値の低いグループと目標閾値の高いグループとに分けて書き込みを行うことがある。具体的には半導体記憶装置は、1回のプログラムループにおいて各グループに最適化されたプログラム電圧をそれぞれ印加し、一方のグループの書き込みが行われている間は他方のグループを書き込み禁止とする。これにより半導体記憶装置は、目標閾値の高いグループに対して始めから高いプログラム電圧を印加することが出来るため、書き込み時間を短縮することが出来る。
しかし、目標閾値の高いグループの書き込みが終了するタイミングが早まると、このグループに対して、書き込み終了後に余計なプログラム電圧が印加される回数が多くなることがある。例えば、図9に示す閾値分布のように、2ページデータのsequential writingにおいて、目標閾値の低い“A”レベル又は“B”レベルが書き込まれる第1グループと、目標閾値の高い“C”レベルが書き込まれる第2グループとにグループ分けした場合、“A”レベル及び“C”レベルの書き込みが先に終了する。すると“B”レベルの書き込みを実行している間、“C”レベルが書き込まれたメモリセルトランジスタMTには、余計なプログラム電圧が印加される。このように、書き込み終了後にプログラム電圧が印加されたメモリセルトランジスタMTの閾値電圧は、セルフブースト技術等を用いたとしても、図9の破線に示すように変動してしまうことがある。
そこで、本実施形態に係る半導体記憶装置1は、このような書き込み動作において、一方のグループに対するプログラム動作及びベリファイ動作をスキップする期間を設ける。具体的には、図9に示す例において、例えばシーケンサ17が“A”レベルの書き込みが終了したことを検知した後、又は書き込み動作の最初に“C”レベルの書き込みをスキップする期間を設ける。この書き込みをスキップする期間は、例えばプログラムループの回数で設定され、この回数は任意の数値に設定することが出来る。
これにより、本実施形態に係る半導体記憶装置1は、目標閾値の低いグループの書き込みが終了するタイミングと、目標閾値の高いグループの書き込みが終了するタイミングを揃えることが可能となる。つまり、本実施形態に係る半導体記憶装置1は、例えば“C”レベルの閾値電圧の広がりを抑制することが出来、書き込まれたデータの信頼性を向上することが出来る。
[2]第2実施形態
次に、第2実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。第2実施形態は、上記第1実施形態で説明した2ページデータのsequential writingを行う場合の例において、第1実施形態では“A”及び“B”レベル/“C”レベルでグループ分けしたのに対して、第2実施形態では“A”レベル/“B”及び“C”レベルでグループ分けしたものである。以下に、第1実施形態と異なる点を説明する。
[2−1]書き込み動作
まず、半導体記憶装置1における書き込み動作の概略について説明する。
本実施形態では、2ページデータのsequential writingを行う場合においてメモリセルトランジスタMTが、目標閾値の低い“A”レベルが書き込まれる第1グループと、目標閾値の高い“B”レベル及び“C”レベルが書き込まれる第2グループとにグループ分けされる。
この場合、1回のプログラム動作においてワード線WLには、第1グループに対応するプログラム電圧VpgmAが印加され、続けて第2グループに対応するプログラム電圧VpgmBが印加される。この電圧VpgmBは、“B”レベルのプログラム動作に最適化され、VpgmA<VpgmB<VpgmCである。
次に、図10及び図11を用いて半導体記憶装置1の書き込み動作の詳細について説明する。図10には書き込み動作のフローチャートが示され、図11には書き込み動作の一例がタイミングチャートで示されている。書き込み動作を説明するための定義は、第1実施形態で説明した図4と同様である。
図10に示すように本実施形態の書き込み動作は、図5で説明したフローチャートに対して、実行されるプログラム動作及びベリファイ動作の内容を上記グループ分けに合わせて変更し、第2段階においてプログラム動作及びベリファイ動作をスキップするグループを第1グループとしたものである。以下に、書き込み動作の第1〜第3段階について簡単に説明する。尚、本実施形態において、“B”レベルの書き込みは、“A”レベルの書き込みよりも早く終了するものとする。
まず、書き込み動作の第1段階においてシーケンサ17は、ステップS10の後に“A”レベルのプログラム動作を実行し(ステップS40)、続けて“B”レベル及び“C”レベルのプログラム動作を実行する(ステップS41)。そしてシーケンサ17は、“A”レベル、“B”レベル、及び“C”レベルのベリファイを実行し(ステップS42)、“B”レベルのベリファイ結果を確認する(ステップS43)。ここで“B”レベルのベリファイにフェイルしていた場合(ステップS43、No)、シーケンサ17はプログラム電圧VpgmA及びVpgmBをΔVpgmだけインクリメントして(ステップS44)、ステップS40に戻る。つまり、ステップS40〜S42においてインクリメントされたプログラム電圧を使用して、再び“A”レベル、“B”レベル、及び“C”レベルのプログラム動作及びベリファイ動作を実行する。ステップS42において“B”レベルのベリファイにパスした場合(ステップS43、Yes)、書き込み動作の第2段階に移行する。図11に示す例は、この第1段階において、“B”レベルのベリファイを3回目のプログラムループでパスした場合を示している。
次に、書き込み動作の第2段階においてシーケンサ17は、“C”レベルのプログラム動作を実行し(ステップS45)、続けて“C”レベルのベリファイを実行する(ステップS46)。そしてステップS18においてカウント回数を確認し、カウンタの数値がk(kは1以上の自然数)未満だった場合(ステップS18、No)、シーケンサ17はプログラム電圧VpgmB及びカウンタをインクリメントして(ステップS47)、ステップS44の動作に戻る。ステップS18においてカウンタの値がkに一致した場合(ステップS18、Yes)、第1グループに対するプログラム動作及びベリファイ動作をスキップする回数が指定の回数に達したことになる。するとシーケンサ17はプログラム電圧VpgmBをインクリメントして(ステップS48)、書き込み動作の第3段階に移行する。図11に示す例は、この第2段階において、第1グループに対するプログラム動作及びベリファイ動作をスキップする回数が2回である場合を示している。
次に、書き込み動作の第3段階においてシーケンサ17は、“A”レベルのプログラム動作を実行し(ステップS49)、続けて“C”レベルのプログラム動作を実行する(ステップS50)。そしてシーケンサ17は、“A”レベル及び“C”レベルのベリファイを実行し(ステップS51)、“A”レベル及び“C”レベルのベリファイ結果を確認する(ステップS52)。ここでベリファイにフェイルしていた場合(ステップS52、No)、シーケンサ17はプログラム電圧VpgmA及びVpgmBをインクリメントして(ステップS53)、ステップS48の動作に戻る。ステップS51においてベリファイにパスした場合(ステップS52、Yes)、半導体記憶装置1は書き込み動作を終了する。図11に示す例は、この第3段階において、3回目のプログラムループで“A”レベルのベリファイにパスし、4回目のプログラムループで“C”レベルのベリファイにパスする場合を示している。
以上のように、本実施形態の書き込み動作は実行される。
尚、第1実施形態と同様に、上記一方のグループのプログラム動作及びベリファイ動作をスキップするタイミングは、書き込み動作の最初にしても良い。この場合、書き込み動作のフローチャートは図12に示すものとなり、これは図7で説明したフローチャートに対して、プログラム動作及びベリファイ動作を実行するグループを変更したものと同様である。以下に、図12に示す書き込み動作の第1及び第2段階について簡単に説明する。
まず、図7に示す第1段階においてシーケンサ17は、ステップS10の後に“B”レベル及び“C”レベルのプログラム動作を実行し(ステップS60)、続けて“B”レベル及び“C”レベルのベリファイを実行する(ステップS61)。そしてステップS18に移行する。以降の動作は図7に示す第2段階と同様であり、ステップS46の後にステップS60に移行する点のみ異なる。
次に、図7に示す第2段階においてシーケンサ17は、ステップS47の後にステップS40〜S42で説明したプログラム動作及びベリファイ動作を実行する。そしてシーケンサ17は、ベリファイ結果を確認する(ステップS32)。ここでベリファイにフェイルしたビットを含む場合(ステップS32、No)、シーケンサ17は対応するプログラム電圧Vpgmをインクリメントして(ステップS44)、ステップS40の動作に戻る。ステップS32において全てのベリファイにパスした場合(ステップS32、Yes)、半導体記憶装置1は書き込み動作を終了する。
以上で説明した図12のフローチャートに対応する書き込み動作の一例が、図13に示すタイミングチャートである。図13に示すタイミングチャートは、第1実施形態で説明した図7と同様であり、印加される電圧条件のみが異なっている。
[2−2]第2実施形態の効果
次に、第2実施形態の効果について説明する。第2実施形態に係る半導体記憶装置1によれば、第1実施形態と同様にデータの信頼性を向上することが出来る。以下に、この効果の詳細について説明する。
例えば、図14に示す閾値分布のように、2ページデータのsequential writingにおいて、目標閾値の低い“A”レベルが書き込まれる第1グループと、目標閾値の高い“B”レベル及び“C”レベルが書き込まれる第2グループとにグループ分けした場合、“A”レベル及び“B”レベルの書き込みが先に終了する。すると“C”レベルの書き込みを実行している間、“A”レベルが書き込まれたメモリセルトランジスタMTには、余計なプログラム電圧が印加される。このような場合前述したように、メモリセルトランジスタMTの閾値電圧が図14の破線に示すように変動してしまうことがある。
そこで本実施形態に係る半導体記憶装置1は、第1実施形態と同様に、一方のグループに対するプログラム動作及びベリファイ動作をスキップする期間を設ける。具体的には、図14に示す例において、例えばシーケンサ17が“B”レベルの書き込みが終了したことを検知した後、又は書き込み動作の最初に“A”レベルの書き込みをスキップする期間を設ける。
これにより本実施形態に係る半導体記憶装置1は、第1実施形態と同様に、目標閾値の低いグループの書き込みが終了するタイミングと、目標閾値の高いグループの書き込みが終了するタイミングとを揃えることが可能となる。すると、本実施形態に係る半導体記憶装置1は、例えば“A”レベルの閾値電圧の広がりを抑制することが出来、第1実施形態と同様に書き込まれたデータの信頼性を向上することが出来る。
[3]第3実施形態
次に、第3実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。第3実施形態は、2ページデータのpage-by-page writingを行う場合に対して、第2実施形態の書き込み動作を適用するものである。以下に、第1及び第2実施形態と異なる点を説明する。
半導体記憶装置1において、2ページデータのpage-by-page writingは、例えば図15に示すように下位ページの書き込みと、上位ページの書き込みとが分けて実行される。
まず図15の(a)に示すように、“ER”レベルのメモリセルトランジスタMTに対して、下位ページの書き込み動作が行われる。これにより、図15の(b)に示すように、“ER”レベルの閾値分布が“LM”(lower middle)レベルに引き上げられる。“LM”レベルを保持するメモリセルトランジスタの閾値電圧は、電圧MV以上である。電圧MVは、“LM”レベルのベリファイに使用される電圧である。尚、“LM”レベルのデータを読み出す電圧は、“ER”レベルの高い方の裾と“LM”レベルの低い方の裾との間に設定される。
次に、“ER”レベル及び“LM”レベルのメモリセルトランジスタMTに対して、上位ページの書き込み動作が行われる。これにより、図15の(c)に示すように、“ER”レベルの閾値分布が“A”レベルに引き上げられ、“LM”レベルの閾値分布が“B”レベル又は“C”レベルに引き上げられる。
第3実施形態に係る半導体記憶装置1は、上述した2ページデータのpage-by-page writingにおいて、第2実施形態の書き込み動作を適用する。具体的には、上位ページの書き込みを行う際に、“ER”レベルから“A”レベルが書き込まれる第1グループと、“LM”レベルから“B”レベル又は“C”レベルが書き込まれる第2グループとにグループ分けする。そして1回のプログラムループにおいて、“ER”レベルと“LM”レベルに対応するプログラム電圧がそれぞれ使用され、目標閾値の低い第1グループのプログラム動作と、目標閾値の高い第2グループのプログラム動作とが並行して進められる。さらに、書き込み動作において“A”レベルの書き込みをスキップする期間が設けられる。
これにより、本実施形態に係る半導体記憶装置1は、page-by-page writingにおいても、第2実施形態と同様に、目標閾値の低いグループの書き込みが終了するタイミングと、目標閾値の高いグループの書き込みが終了するタイミングとを揃えることが可能となる。すると、本実施形態に係る半導体記憶装置1は、例えば“A”レベルの閾値電圧の広がりを抑制することが出来、第1及び第2実施形態と同様に、書き込まれたデータの信頼性を向上することが出来る。
[3]変形例等
上記実施形態に係る半導体記憶装置≪1、図1≫は、2ビット以上のデータを記憶可能な第1メモリセル≪MT、図4≫と、第1メモリセルに接続されたワード線≪WL、図4≫と、を備える。第1メモリセルの書き込み動作において、書き込み動作の第1期間では、ワード線WLに書き込み電圧が第1回数≪1回、図6≫印加された後にベリファイ電圧が印加される。第1期間に続く第2期間では、ワード線WLに書き込み電圧が第1回数より多い第2回数≪2回、図6≫印加された後にベリファイ電圧が印加される。
これにより、データの信頼性を向上することが可能な半導体記憶装置を提供することが出来る。
尚、実施形態は上記第1〜第3実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば上記実施形態について、メモリセルに対して2ビットのデータを書き込む場合を例に説明したが、これに限定されない。つまり半導体記憶装置10は、1回のプログラムループ内で2種類のプログラム電圧を印加する書き込み動作で、3ビット以上のデータを書き込む場合においても、第1乃至第3実施形態を適用することが出来る。この場合、2種類のプログラム電圧によって、それぞれ最後に書き込みが終了するデータの閾値分布の広がりを抑制することが出来る。
また、上記実施形態において、一方のプログラム動作及びベリファイ動作のスキップを開始するタイミングを、いずれかのデータの書き込みが終了したタイミング又は書き込み開始した直後として説明したが、これに限定されない。例えば、書き込み開始から2つのグループに対するプログラムループを実行して、このプログラムループが実行された回数をカウントする。そして、この回数が任意の回数に達したかどうかをシーケンサ17に確認させる。これにより、任意のタイミングで一方のプログラム動作及びベリファイ動作のスキップを開始することが出来る。
また、1回のプログラムループにおいて、2種類のプログラム電圧を印加する順番、及びベリファイを行う順番は上記第1〜第3実施形態に限定されない。例えば、第1実施形態の書き込み動作において、電圧VpgmCを印加してから電圧VpgmAを印加するようにしても良い。また、プログラム動作において、目標閾値が低い方のグループのプログラム電圧を印加する際に、目標閾値が高い方のグループを書き込み禁止にしなくても良い。この場合、目標閾値が高い方のグループの書き込み速度が若干速くなる。
また、上記実施形態において、ベリファイ動作についてベリファイ電圧をステップ状に上昇させた場合を例に説明したが、これに限定されない。例えば、電圧を連続的に上昇させることにより、ベリファイ電圧を生成するようにしても良い。この場合のベリファイ電圧とは、センスアンプモジュール12がビット線BLの電圧をセンスするタイミングの電圧値のことを指す。また、ベリファイ電圧を印加する回数とは、ベリファイ動作時にビット線BLの電圧をセンスする回数に対応している。
また、上記実施形態において、複数のレベルに対してベリファイ動作を連続して行った場合を例に説明したが、これに限定されない。例えば、各レベルに対するベリファイを、それぞれ分けて行っても良い。また、ベリファイ電圧を印加する順番も、低い方から順にベリファイする場合を例に説明したがこれに限定されず、それぞれ順番を入れ替えることが可能である。
また、上記実施形態において、一方のプログラム動作及びベリファイ動作をスキップする回数が2回以上となるように説明したが、これに限定されず、スキップ回数は1サイクルだけでも良い。また、上記実施形態において、このスキップ回数をカウントするカウンタは、数値をインクリメントすることにより回数をカウントしていたが、これに限定されない。例えば、カウンタの数値をデクリメントすることによりスキップ回数をカウントしても良い。この場合、例えば第1実施形態において、ステップS10で説明したカウンタのリセット動作の替わりに、カウンタにn=kをセットする。そして、第2段階のステップS18でシーケンサ17にn=0かどうかを判定させ、ステップS19でカウンタをデクリメントさせる。これにより、カウンタをインクリメントさせる場合と同様に、所望の回数だけ一方のプログラム動作及びベリファイ動作をスキップさせることが出来る。
また、上記実施形態において、最終的にベリファイがパスする場合を例に説明したが、これに限定されない。例えば、規定の回数のプログラムループを実行してベリファイをパスしない場合、そのページの書き込み自体をフェイルとするようにしても良い。
また、上記説明において「接続」とは電気的に接続していることを示し、直接接続される場合だけでなく、任意の素子を介して接続される場合も含んでいる。
尚、上記各実施形態において、
(1)読み出し動作では、Aレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば0V〜0.55Vの間である。これに限定されることなく、0.1V〜0.24、0.21V〜0.31V、0.31V〜0.4V、0.4V〜0.5V、0.5V〜0.55Vのいずれかの間にしてもよい。
Bレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば1.5V〜2.3Vの間である。これに限定されることなく、1.65V〜1.8V、1.8V〜1.95V、1.95V〜2.1V、2.1V〜2.3Vいずれかの間にしてもよい。
Cレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば3.0V〜4.0Vの間である。これに限定されることなく、3.0V〜3.2V、3.2V〜3.4V、3.4V〜3.5V、3.5V〜3.6V、3.6V〜4.0Vのいずれかの間にしてもよい。
読み出し動作の時間(tR)としては、例えば25μs〜38μs、38μs〜70μs、70μs〜80μsの間にしてもよい。
(2)書き込み動作は、上述したとおりプログラム動作とベリファイ動作を含む。書き込み動作では、プログラム動作時に選択されたワード線に最初に印加される電圧は、例えば13.7V〜14.3Vの間である。これに限定されることなく、例えば13.7V〜14.0V、14.0V〜14.6Vのいずれかの間としてもよい。
奇数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧と、偶数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧を変えてもよい。
プログラム動作をISPP方式(Incremental Step Pulse Program)としたとき、ステップアップの電圧として、例えば0.5V程度が挙げられる。
非選択のワード線に印加される電圧としては、例えば6.0V〜7.3Vの間としてもよい。この場合に限定されることなく、例えば7.3V〜8.4Vの間としてもよく、6.0V以下としてもよい。
非選択のワード線が奇数番目のワード線であるか、偶数番目のワード線であるかで、印加するパス電圧を変えてもよい。
書き込み動作の時間(tProg)としては、例えば1700μs〜1800μs、1800μs〜1900μs、1900μs〜2000μsの間にしてもよい。
(3)消去動作では、半導体基板上部に形成され、かつ、上記メモリセルが上方に配置されたウェルに最初に印加する電圧は、例えば12V〜13.6Vの間である。この場合に限定されることなく、例えば13.6V〜14.8V、14.8V〜19.0V、19.0V〜19.8V、19.8V〜21Vの間であってもよい。
消去動作の時間(tErase)としては、例えば3000μs〜4000μs、4000μs〜5000μs、4000μs〜9000μsの間にしてもよい。
(4)メモリセルの構造は、半導体基板(シリコン基板)上に膜厚が4〜10nmのトンネル絶縁膜を介して配置された電荷蓄積層を有している。この電荷蓄積層は膜厚が2〜3nmのSiN、又はSiON等の絶縁膜と膜厚が3〜8nmのポリシリコンとの積層構造にすることができる。また、ポリシリコンにはRu等の金属が添加されていてもよい。電荷蓄積層の上には絶縁膜を有している。この絶縁膜は、例えば、膜厚が3〜10nmの下層High−k膜と膜厚が3〜10nmの上層High−k膜に挟まれた膜厚が4〜10nmのシリコン酸化膜を有している。High−k膜はHfO等が挙げられる。また、シリコン酸化膜の膜厚はHigh−k膜の膜厚よりも厚くすることができる。絶縁膜上には膜厚が3〜10nmの材料を介して膜厚が30nm〜70nmの制御電極が形成されている。ここで材料はTaO等の金属酸化膜、TaN等の金属窒化膜である。制御電極にはW等を用いることができる。
また、メモリセル間にはエアギャップを形成することができる。
尚、メモリセルアレイ11は、メモリセルトランジスタMTが半導体基板の上方に三次元に積層された構成であっても良い。このような構成については、例えば“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月19日に出願された米国特許出願12/407,403号に記載されている。また、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月18日に出願された米国特許出願12/406,524号、“不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法”という2010年3月25日に出願された米国特許出願12/679,991号“半導体メモリ及びその製造方法”という2009年3月23日に出願された米国特許出願12/532,030号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
また、上記実施形態において、ブロックBLKがデータの消去単位にならなくても良い。例えば他の消去動作は、“不揮発性半導体記憶装置”という2011年9月18日に出願された米国特許出願13/235,389号、“不揮発性半導体記憶装置”という2010年1月27日に出願された米国特許出願12/694,690号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
尚、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…半導体記憶装置、11…メモリセルアレイ、12…センスアンプモジュール、13…ロウデコーダ、14…ステータスレジスタ、15…アドレスレジスタ、16…コマンドレジスタ、17…シーケンサ、18…電圧生成回路。

Claims (9)

  1. 2ビット以上のデータを記憶可能な第1メモリセルと、
    前記第1メモリセルに接続されたワード線と、
    を備え、前記第1メモリセルの書き込み動作において、
    前記書き込み動作の第1期間では、前記ワード線に書き込み電圧が第1回数印加された後にベリファイ電圧が印加され、
    前記第1期間に続く第2期間では、前記ワード線に書き込み電圧が前記第1回数より多い第2回数印加された後にベリファイ電圧が印加される
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記第1期間において、前記ワード線には前記第1書き込み電圧が印加され、
    前記第2期間において、前記ワード線には前記第1書き込み電圧と異なる第2書き込み電圧と、前記第1及び第2書き込み電圧より高い第3書き込み電圧とが印加される
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1期間におけるベリファイは、ベリファイ電圧が上昇されつつ第3回数印加され、
    前記第2期間におけるベリファイは、ベリファイ電圧が上昇されつつ前記第3回数より多い第4回数印加される
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第1回数は1回であり、前記第2回数は2回である
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記ワード線に接続された第2及び第3メモリセルと、
    前記第1乃至第3メモリセルにそれぞれ接続された第1乃至第3ビット線と、
    をさらに備え、
    前記第1書き込み電圧が印加されている間には、前記第1ビット線に第1電圧又は前記第1電圧より高い第2電圧が印加され、且つ前記第2ビット線に前記第1電圧が印加され、且つ前記第3ビット線に前記第2電圧が印加される
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記書き込み動作において、前記第1期間の前の第3期間では、前記ワード線に書き込み電圧が前記第2回数印加された後にベリファイ電圧が印加される
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記第1期間において、前記ワード線には前記第1書き込み電圧が印加され、
    前記第2期間において、前記ワード線には前記第1書き込み電圧と異なる第2書き込み電圧と、前記第1及び第2書き込み電圧より高い第3書き込み電圧とが印加され、
    前記第3期間において、前記ワード線には前記第1書き込み電圧より低い第4書き込み電圧と、前記第4書き込み電圧より高く前記第3書き込み電圧より低い第5書き込み電圧とが印加される
    ことを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記第1期間におけるベリファイは、ベリファイ電圧が上昇されつつ第3回数印加され、
    前記第2期間におけるベリファイは、ベリファイ電圧が上昇されつつ前記第3回数より多い第4回数印加され、
    前記第3期間におけるベリファイは、ベリファイ電圧が上昇されつつ前記第4回数印加される
    ことを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置。
  9. 前記第1メモリセルは2ビットのデータを記憶可能なメモリセルである
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
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