JP2017172742A - 回転機械 - Google Patents

回転機械 Download PDF

Info

Publication number
JP2017172742A
JP2017172742A JP2016061143A JP2016061143A JP2017172742A JP 2017172742 A JP2017172742 A JP 2017172742A JP 2016061143 A JP2016061143 A JP 2016061143A JP 2016061143 A JP2016061143 A JP 2016061143A JP 2017172742 A JP2017172742 A JP 2017172742A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
displacement
rotating shaft
controller
displacement sensor
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016061143A
Other languages
English (en)
Inventor
智宏 林
Tomohiro Hayashi
智宏 林
泰憲 時政
Yasunori Tokimasa
泰憲 時政
崇規 伊藤
Takanori Ito
崇規 伊藤
長谷川 泰士
Hiroshi Hasegawa
泰士 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2016061143A priority Critical patent/JP2017172742A/ja
Publication of JP2017172742A publication Critical patent/JP2017172742A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Abstract

【課題】周囲の温度変化に伴って変位センサに位置ずれが生じても、回転軸の変位を正確に検出して、回転軸を非接触で適正に支持することを提供すること。【解決手段】本発明の遠心圧縮機1は、回転軸5と、回転軸5を非接触で支持するラジアル磁気軸受7と、回転軸5の径方向の変位を検出する変位センサ23と、変位センサ23の検出結果に基づいて、回転軸5の変位が解消するように、ラジアル磁気軸受7に供給される電流を制御するコントローラ50と、を備える。コントローラ50は、周囲の温度変化に伴う変位センサ23の位置ずれが反映された情報、例えば熱電対25で検出された温度に基づいて補正をして、電流を制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、羽根車が設けられた回転軸をラジアル磁気軸受により支持しているターボ圧縮機などの回転機械に関するものである。
ターボ冷凍機において、オイルレス化によって潤滑油系統を省略化するとともに、圧縮機の高回転化による高圧縮比化や吸込風量の増加、モータの高回転化によるモータ小型化や軸受損失の低減、構成要素の簡易化による信頼性の向上やコスト低減等のため、羽根車の回転軸をモータに直結した圧縮機のモータ直結構造化を採用するとともに、その回転軸をラジアル磁気軸受で支持するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1)。
ラジアル磁気軸受で回転軸を支持する回転機械においては、回転軸の中心軸線の位置を変位センサにより継続して検出し、例えば外乱により中心軸線の位置が軸受の中心からずれる変位が生ずると、その変位を解消する方向の磁力を強くするように、磁気軸受へ供給する電流量を調整する。なお、回転機械に用いられる磁気軸受は、主たる要素として、磁性体から構成される回転軸に所定の間隔を空けて対向する電磁石を備えている。この電磁石は、複数極、例えば4極の電磁コイルにより構成されており、コイルに電流が流されることにより電磁石と回転軸との間に磁場を発生させ、径方向に磁気吸引力を作用させて、回転軸を磁気浮上させることにより、非接触で回転軸を支持する。
特開2014−231826号公報
磁気軸受は前述したように、回転軸に変位が生ずると、またその変位を解消するように磁場を発生させるが、この磁場発生にともなって電磁コイルには、その電気抵抗によりジュール熱が発生する。発生するこの熱は、主に周方向に不均一であるため、変位センサを支持している部材の熱膨張による変位センサの位置ずれによって、回転軸の位置を正確に検出できなくなるおそれがある。このように変位センサの検出結果に誤差が生じると、回転軸を非接触で適正に支持することが難しくなる。この変位センサの誤差は、変位センサの温度ドリフトも関係する。ちなみに、この種の回転機械が用いられる環境下において、コイルの発熱も含めて70〜80℃程度の温度差が生じ得る。
以上より、本発明は、周囲の温度変化に伴って変位センサに位置ずれが生じても、回転軸の変位を正確に検出して、回転軸を非接触で適正に支持することができる回転機械を提供することを目的とする。
本発明の回転機械は、羽根車が固定された回転軸と、回転軸を非接触で支持するラジアル磁気軸受と、回転軸の径方向の変位を検出する変位センサと、変位センサの検出結果に基づいて、回転軸の変位が解消するように、ラジアル磁気軸受に供給される電流を制御するコントローラと、を備える。
本発明のコントローラは、周囲の温度変化に伴う変位センサの位置ずれが反映された情報に基づいて補正をして、電流を制御する、ことを特徴とする。
本発明において、位置ずれが反映された情報として、温度、ひずみ及び電気抵抗を用いることができる。
つまり、本発明におけるコントローラは、位置ずれが反映された情報として検出された温度に基づいて補正をすることができる。
また、本発明におけるコントローラは、位置ずれが反映された情報として検出されたひずみに基づいて補正をすることができる。
さらに、本発明におけるコントローラは、位置ずれが反映された情報として検出された電気抵抗に基づいて補正を行うこともできる。
本発明におけるコントローラは、変位センサの位置ずれに関する補正情報を保持しておき、位置ずれが反映された情報を補正情報に照合することにより、変位センサの位置ずれ量を推定して、補正を行う、ことが好ましい。
本発明におけるラジアル磁気軸受が、回転軸に磁気吸引力を独立して作用させる複数の電磁コイルを備える場合には、コントローラは、それぞれの電磁コイルに対応する、位置ずれが反映された情報に基づいて補正をする、ことが好ましい。
本発明によれば、周囲の温度変化に伴う変位センサの位置ずれが反映された情報に基づいて補正をして、ラジアル磁気軸受に供給される電流を制御するので、周囲の温度変化に伴って変位センサの位置ずれが生じても、回転軸の変位を正確に検出できる。したがって、本発明の回転機械によれば、回転軸を非接触で適正に支持することができる。
本発明の実施形態に係るターボ圧縮機の全体構成を示す図である。 図1のターボ圧縮機における電磁コイル、変位センサ及び熱電対の配置関係を示す図である。 図1のターボ圧縮機において、回転軸が変位している様子を示す図である。 (a)は温度に基づく補正情報の例を示し、(b)は変位センサにより回転軸までの距離を計測する様子を示す図である。 (a)はひずみに基づく補正情報の例を示し、(b)は電気抵抗に基づく補正情報の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係るターボ圧縮機1は、ターボ冷凍機、ターボヒートポンプ等(以下、総称してターボ冷凍機という)に適用されるものであり、凝縮器、絞り装置、蒸発器と共に公知の冷凍サイクルを構成し、低圧の冷媒ガスを高圧の冷媒ガスに圧縮することによって冷凍サイクル内を循環させる機能を担うことができる。
なお、ターボ圧縮機1において、羽根車3,4が設けられる側を前、その逆側を後と定義する。
ターボ圧縮機1は、図1に示すように、電動モータ2により回転され、2段の羽根車3,4を回転する回転軸5が、ケーシング6に設置された前後一対のラジアル磁気軸受7,8と、互いに対向配置された一対のスラスト磁気軸受9,10とによって支持されている。
電動モータ2は、ロータ2Aとステータ2Bを備え、ケーシング6のモータ室6Aの中央部位に配置されており、そのロータ2Aに回転軸5の略中央部が固定連結された構成とされている。ケーシング6は仕切壁6Cによりモータ室6Aと圧縮室6Bに仕切られている。仕切壁6Cには、圧縮室6Bに向けて延びる支持筒22が設けられており、この支持筒22に変位センサ23及び熱電対25が設けられている。
ターボ圧縮機1は、その動作を司るコントローラ50を備えている。
ラジアル磁気軸受7は、図2に示すように、支持筒22の内周面から中央に向けて延びる鉄心27と、それぞれの鉄心27に巻き回された複数の電磁コイル28(28A,28B,28C,28D)と、を備える。なお、図2は、回転軸5の中心軸線Oがラジアル磁気軸受7の中心(C)と一致するように描かれている。
ラジアル磁気軸受7は、電磁コイル28(28A,28B,28C,28D)に電流が供給されることにより、電磁コイル28A,28B,28C,28Dのそれぞれが独立して磁場を生じさせ、回転軸5に磁気吸引力を作用させる。これにより、ラジアル磁気軸受7は、この磁気吸引力により回転軸5を磁気浮上させることにより、非接触で回転軸5を支持している。すなわち、ラジアル磁気軸受7は、電磁コイル28によって発生する径方向の磁力によって、回転軸5の径方向の位置を保持する。このように、ラジアル磁気軸受7は、回転軸5を非接触で支持するため、回転軸と軸受との間の摩擦や摩擦によるこれらの磨耗を抑制できる。
本実施形態のターボ圧縮機1は、温度変化が生じても、ラジアル磁気軸受7により、回転軸5を非接触で適正に支持することを目的としている。
電磁コイル28A,28B,28C,28Dに供給される電流は、後述するコントローラ50が制御する。
電磁コイル28は回転軸5に磁気吸引力を作用させるものであるから、例えば、図2において、電磁コイル28Bへ供給する電流値を他の電磁コイル28A,28C,28Dより大きくすれば、回転軸5はそれまでよりも電磁コイル28Bに近づくように変位させることができる。同様に、図2において、電磁コイル28B,28Cへ供給する電流値を他の電磁コイル28A,28Dより大きくすれば、回転軸5はそれまでよりも図中の下向きに変位させることができる。このように、ラジアル磁気軸受7の電磁コイル28A,28B,28C,28Dのそれぞれに供給する電流値を制御することにより、回転軸5の中心軸線Oがラジアル磁気軸受7の中心(C)に一致するように制御する。なお、ラジアル磁気軸受7の中心から回転軸5の中心軸線Oがずれることを、回転軸5が変位するという。
また、ここでは、ラジアル磁気軸受7について説明したが、ラジアル磁気軸受8についてもラジアル磁気軸受7と同様の構成を備え、かつ、同様の制御をなしえる。
なお、ラジアル磁気軸受7,8により回転軸5を支持しているターボ圧縮機1では、ラジアル磁気軸受7,8が故障時や停止時に回転軸5を支えるための補助軸受をラジアル磁気軸受7,8の近くに設置することが行われている。この補助軸受には、通常、転がり軸受が用いられている。
回転軸5の後端部には、図1に示すように、スラストディスク11が固定設置され、このスラストディスク11を挟んで、一対のスラスト磁気軸受9,10が所定のギャップを介して対向配置されている。この一対のスラスト磁気軸受9,10は、電磁コイルに供給される電流により磁気吸引力を発生し、その間にスラストディスク11を配置することにより、回転軸5にかかるスラスト荷重を支持する。したがって、各電磁コイルに供給される電流の分配を調節し、スラストディスク11に対する各軸受9,10の磁気吸引力を制御することにより、回転軸5の中心軸線Oの方向の支持位置を任意の位置に制御する。
ケーシング6の圧縮室6Bには、図1に示すように、一段目羽根車3が配置された低段側圧縮部12と、二段目羽根車4が配置された高段側圧縮部13とからなる2段圧縮機構が内蔵され、吸入口14から入口ベーン15を介して吸込んだ低圧冷媒ガスを低段側圧縮部12により圧縮し、その吐出ガスを高段側圧縮部13により吸込み、高圧冷媒ガスに2段圧縮する構成とされている。各羽根車3,4は、回転軸5の前端側に固定され、電動モータ2によって回転駆動されるようになっている。
また、一段目羽根車3および二段目羽根車4は、シュラウド16,17が各羽根車3,4から分離され、それがケーシング6側に設けられた、いわゆるオープン型の羽根車とされており、このシュラウド16,17と各羽根車3,4間には、微小のシール隙間が形成される。同様に、一段目羽根車3および二段目羽根車4のハブ側の背面あるいは回転軸5の外周とケーシング6に設けられた仕切壁6Cとの間にも微小のシール隙間が形成される。
図1及び図2に示すように、モータ室6Aの内部には、回転軸5の変位を計測する変位センサ23が、ラジアル磁気軸受7と圧縮室6Bの間であって、回転軸5の周りに設けられている。具体的には、変位センサ23は支持筒22に支持されている。本実施形態は、図2に示すように、四つの変位センサ23が90°の間隔で配置されている。なお、四つの変位センサ23をそれぞれ区別する場合には、変位センサ23A,23B,23C,23Dといい、区別せずに総称する場合には変位センサ23という。本実施形態において、変位センサ23の形式は任意であり、光学式(レーザ)、渦電流式、超音波式などの公知の変位センサを適用できる。
変位センサ23A,23B,23C,23Dは、図2に示すように、円周方向において、電磁コイル28A,28B,28C,28Dと45°だけ位相をずらした位置に配置されている。
また、変位センサ23A,23B,23C,23Dは、それぞれがラジアル磁気軸受7の中心(C)(図2では回転軸5の中心軸線O)までの距離が等しく設定されており、ターボ圧縮機1が運転する間、回転軸5の表面までの距離を継続的に計測する。変位センサ23A,23B,23C,23Dのそれぞれが検出する距離情報L1,L2,L3,L4は、コントローラ50に送られる。
例えば、図3(a)に示すように、ターボ圧縮機1の運転中に、回転軸5が変位したとする。この例では、回転軸5が変位センサ23Dの側に変位して中心軸線Oがラジアル磁気軸受7の中心Cからずれているが、変位センサ23A,23B,23C,23Dのそれぞれで、距離情報L1,L2,L3,L4が検出される。図3(b)は、回転軸5の変位の向きが図3(a)と相違するが、距離情報L1,L2,L3,L4が同様に検出される。
また、ターボ圧縮機1は、図1及び図2に示すように、温度センサとしての熱電対25が、変位センサ23が支持されている支持筒22に支持されている。
本実施形態は、熱電対25は、四つの熱電対25が90°の間隔で配置されている。なお、四つの熱電対25をそれぞれ区別する場合には、熱電対25A,25B,25C,25Dといい、区別せずに総称する場合には熱電対25という。それぞれの熱電対25A,25B,25C,25Dは、円周方向において、変位センサ23A,23B,23C,23Dと同じ位相の位置に配置されている。
以上の通りであり、熱電対25(25A,25B,25C,25D)は、変位センサ23(23A,23B,23C,23D)が支持されている支持筒22の温度を検出する。より具体的には、熱電対25A,25B,25C,25Dは、それぞれが変位センサ23A,23B,23C,23Dの位置ずれが反映された情報として、当該位置の温度を検出する。熱電対25A,25B,25C,25Dのそれぞれで検出された支持筒22の温度に関する情報は、温度情報T1,T2,T3,T4としてコントローラ50に送られる。
ターボ圧縮機1は、ラジアル磁気軸受7に供給する電流を分配制御するコントローラ50を備えている。コントローラ50は、変位センサ23の検出結果に基づいて、回転軸5の変位が解消するように、ラジアル磁気軸受7に供給される電流を制御する。
コントローラ50は、この制御を実行するために、変位センサ23A,23B,23C,23Dのそれぞれで計測される距離情報L1,L2,L3,L4を取得し、取得した距離情報L1,L2,L3,L4に基づいてラジアル磁気軸受7を構成する電磁コイル28A,28B,28C,28Dに供給する電流値を設定するとともに、当該電流を供給する。電磁コイル28A,28B,28C,28Dは、コントローラ50から供給された電流を受けることにより、それぞれの電流値に基づいて回転軸5に磁気吸引力を作用させて、回転軸5を所望する位置において回転可能に支持する。
なお、コントローラ50は、電磁コイル28に供給する電流を制御すること以外の制御を行うこともできる。
コントローラ50は、また、電磁コイル28A,28B,28C,28Dに供給する電流値を設定するのに、熱電対25A,25B,25C,25Dから送られる温度情報T1,T2,T3,T4も加味する。つまり、電磁コイル28には、コイルの電気抵抗によりジュール熱が発生し、この熱は、主に周方向に不均一であるため、支持筒22の熱膨張による変位センサ23の位置ずれによって、加えて、変位センサ23の温度ドリフトによって、変位センサ23が回転軸5の位置を正確に検出できなくなるおそれがある。そこで、コントローラ50は、変位センサ23の位置ずれが反映された情報として、温度情報T1,T2,T3,T4を参照することにより、変位センサ23の誤差を補正する。
コントローラ50は、変位センサ23の誤差を補正するために、図4(a)に示すように、補正情報を備えている。補正情報は、図4(a)に示すように、変位センサ23A,23B,23C,23Dのそれぞれについて予め設定されているものであり、温度Tと、当該温度Tにおける変位センサ23A,23B,23C,23Dのずれ量x(x1,x2,x3,x4)と、が対応付けられた情報である。換言すれば、補正情報は、変位センサ23A,23B,23C,23Dのずれ量x(x1,x2,x3,x4)を温度Tの関数として表す情報である。
ここで、ずれ量xは、電磁コイル28が発熱したことにより変位センサ23に生じた変位を意味し、この変位は同じ温度Tであってもそれぞれの変位センサ23A,23B,23C,23Dによって相違するので、変位センサ23A,23B,23C,23Dのそれぞれに生ずるずれ量xをずれ量x1,x2,x3,x4ということにする。
補正情報は、ターボ圧縮機1を実際に運転しながら、変位センサ23A,23B,23C,23Dのずれ量x1,x2,x3,x4と熱電対25A,25B,25C,25Dの温度情報T1,T2,T3,T4を検出して試験データを取得して得ることができる。また、補正情報は、試験データに限らずシミュレーションによる解析によって得ることもできる。
ここで、ずれ量xについて、図4(b)を参照して説明する。
図4(b)において、右側(b−1)は、回転軸5に変位がなく、かつ、変位センサ23に位置ずれが生じていない理想状態を示しており、変位センサ23から回転軸5の表面までの距離はLである。真ん中(b−2)は、回転軸5が径方向に変位(y)するが、変位センサ23に位置ずれが生じていない状態を示しており、変位センサ23から回転軸5の表面までの距離はL+yである。変位センサ23に径方向の位置ずれxが生じると、変位センサ23から回転軸5の表面までの距離はL+y−xとなる。変位センサ23で実際に検出されるのは、距離L+y−xである。
以上の通りであり、回転軸5の中心軸線Oをラジアル磁気軸受7の中心Cに一致させるためには、変位センサ23の位置ずれxの分を補正して、ラジアル磁気軸受7に供給する電流を制御する。
さて、コントローラ50は、距離情報L1,L2,L3,L4と温度情報T1,T2,T3,T4に基づいて、電磁コイル28A,28B,28C,28Dに供給する電流値を設定する。この設定は、熱電対25A,25B,25C,25Dのそれぞれに対応して、回転軸5を移動させるべき移動距離ΔL1,ΔL2,ΔL3,ΔL4を算出する手順1と、手順1で算出された移動距離ΔL1,ΔL2,ΔL3,ΔL4に対応して電磁コイル28A,28B,28C,28Dに供給する指示電流値I(I1,I2,I3,I4)を算出する手順2、とからなる。
手順1は、下記の式(1)〜式(4)からなる関数式によって実行される。この式(1)〜式(4)は、コントローラ50を構成する記憶手段に格納されている。コントローラ50は、距離情報L1,L2,L3,L4と温度情報T1,T2,T3,T4を取得すると、式(1)〜式(4)に取得した距離情報L及び温度情報T1〜T4を代入して、移動距離ΔL1,ΔL2,ΔL3,ΔL4を求める。
ΔL1=L1+f1(T1) … 式(1)
ΔL2=L2+f2(T2) … 式(2)
ΔL3=L3+f3(T3) … 式(3)
ΔL4=L4+f4(T4) … 式(4)
ここで、関数式(1)〜式(4)において、f1(T1),f2(T2),f3(T3),f4(T4)の部分が、図4(a)に示した補正情報に温度情報T1,T2,T3,T4を照合することにより、変位センサ23のずれ量を推定することを内容とする。
コントローラ50は、手順1により移動距離ΔL1,ΔL2,ΔL3,ΔL4を求めたならば、手順2として、下記の式(5)〜式(8)からなる関数式によって実行される。コントローラ50は、指示電流値I1,I2,I3,I4を求めたならば、それぞれの電磁コイル28A,28B,28C,28Dに当該電流を供給する。
I1=F1(y1) … 式(5)
I2=F2(y2) … 式(6)
I3=F3(y3) … 式(7)
I4=F4(y4) … 式(8)
[動 作]
以上の構成を備えるターボ圧縮機1によれば、以下のように動作する。
ターボ圧縮機1が運転されると、電動モータ2により回転軸5を介して一段目羽根車3および二段目羽根車4がそれぞれ回転される。これにより、吸入口14から入口ベーン15を介して低圧の冷媒ガスが低段側圧縮部12に吸込まれて圧縮され、さらにその吐出ガスが高段側圧縮部13により吸込まれ、高圧の冷媒ガスに2段圧縮されてターボ圧縮機1から外部に吐出される。
ターボ圧縮機1は、以上のようにして低圧の冷媒ガスから高圧の冷媒ガスに圧縮する運転を継続しながら、コントローラ50は、変位センサ23A,23B,23C,23Dから距離情報L1,L2,L3,L4を、また、熱電対25A,25B,25C,25Dから温度情報T1,T2,T3,T4を、取得する。そして、コントローラ50は、上述した手順1及び手順2により、指示電流値I1,I2,I3,I4を求めるとともに、電磁コイル28A,28B,28C,28Dに当該電流を供給する。
[効 果]
本実施形態によれば、コントローラ50が距離情報L1,L2,L3,L4に加えて温度情報T1,T2,T3,T4を取得して、熱膨張による変位センサ23の位置ずれによる誤差を補正した指示電流値I1,I2,I3,I4を電磁コイル28A,28B,28C,28Dのそれぞれに供給する。したがって、ラジアル磁気軸受7の周囲の温度上昇及び温度降下が生じたとしても、ラジアル磁気軸受7の中心Cに対する回転軸5の位置を正確に検出できるので、ラジアル磁気軸受7による回転軸5の支持を安定して行うことができる。
本実施形態は、回転軸5の変位センサ23A,23B,23C,23Dに対応して四つの熱電対25A,25B,25C,25Dを設け、コントローラ50は、この熱電対25A,25B,25C,25Dの検出結果に基づいて、指示電流値I1,I2,I3,I4を設定する。したがって、変位センサ23A,23B,23C,23Dのそれぞれについて、回転軸5の位置を高精度に検出できる。
なお、温度を検出するのに、熱電対25を用いたが、他の温度センサを用いることもできる。例えば、後述するように、本発明は電磁コイル28の電気抵抗Rに基づいて温度を検出することができるが、電磁コイル28とは別に温度検出用のコイルを設け、電気抵抗Rを検出することもできる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
例えば、以上の実施形態においては、指示電流値I1,I2,I3,I4を求めるために熱電対25を用いて温度を検出した。しかし、本発明は、周囲の温度変化に伴う変位センサ23の位置ずれが反映された任意の情報を用いることができる。つまり、熱電対25で支持筒22の温度を検出するのは、支持筒22の熱膨張による変位センサ23A,23B,23C,23Dの位置ずれを検出するためであるから、熱電対25に代えてひずみゲージを支持筒22に設けることができる。この場合には、コントローラ50は、前述した実施形態と同様に、補正情報を備えるが、この補正情報は、図5(a)に示すように、変位センサ23A,23B,23C,23Dのそれぞれについて予め設定されているものであり、ひずみλと、当該ひずみλにおける変位センサ23A,23B,23C,23Dのずれ量x(x1,x2,x3,x4)と、が対応付けられた情報である。この補正情報を用いて、前述した手順1及び手順2と同様にして、指示電流値I1,I2,I3,I4を求めることができる。
この手法は、支持筒22の熱膨張が直接的に反映されたひずみλを用いるので、変位センサ23の位置ずれを正確に検出できる。
また、他の手段として、電磁コイル28A,28B,28C,28Dの電気抵抗Rを検出することもできる。電磁コイル28の電気抵抗Rは、電磁コイル28の温度によって変化する性質を利用するものである。この補正情報は、図5(b)に示すように、変位センサ23A,23B,23C,23Dのそれぞれについて予め設定されているものであり、電気抵抗Rと、当該電気抵抗Rにおける変位センサ23A,23B,23C,23Dのずれ量x(x1,x2,x3,x4)と、が対応付けられた情報である。この補正情報を用いて、前述した手順1及び手順2と同様にして、指示電流値I1,I2,I3,I4を求めることができる。
この手法は、もともとある電磁コイル28を利用するので、新たな部材を設けるコスト上昇を抑えることができる。
また、以上の実施形態は回転機械の具体例として、ターボ圧縮機1を説明したが、本発明は、ラジアル磁気軸受を用いる回転機械、例えば遠心圧縮機にも適用できる。
また、以上の実施形態において、距離情報L1,L2,L3,L4及び温度情報T1,T2,T3,T4を検出する時間的な間隔は任意であり、例えば数秒間隔で検出することもできるし、数分間隔で検出することができる。
さらに、以上の実施形態における電磁コイル28、変位センサ23及び熱電対25の数及び配置は一例であり、他の数及び配置を採用してもよい。
さらにまた、本実施形態は、支持筒22に熱電対25を設けているが、これは一例に過ぎず、温度に限らず、変位センサ23の位置ずれが反映された情報を検出する位置は任意である。ただし、温度、ひずみを検出するには、本実施形態のように、変位センサ23を直接的に支持している部材を対象にすることが好ましい。
1 ターボ圧縮機
2 電動モータ
2A ロータ
2B ステータ
3 一段目羽根車
4 二段目羽根車
5 回転軸
6 ケーシング
6A モータ室
6B 圧縮室
6C 仕切壁
7,8 ラジアル磁気軸受
9,10 スラスト磁気軸受
11 スラストディスク
12 低段側圧縮部
13 高段側圧縮部
14 吸入口
15 入口ベーン
16,17 シュラウド
22 支持筒
23,23A,23B,23C,23D 変位センサ
25,25A,25B,25C,25D 熱電対
27 鉄心
28,28A,28B,28C,28D 電磁コイル
50 コントローラ
C 中心
O 中心軸線

Claims (6)

  1. 羽根車が固定された回転軸と、
    前記回転軸を非接触で支持するラジアル磁気軸受と、
    前記回転軸の径方向の変位を検出する変位センサと、
    前記変位センサの検出結果に基づいて、前記回転軸の前記変位が解消するように、前記ラジアル磁気軸受に供給される電流を制御するコントローラと、を備え、
    前記コントローラは、
    周囲の温度変化に伴う前記変位センサの位置ずれが反映された情報に基づいて補正をして、前記電流を制御する、
    ことを特徴とする回転機械。
  2. 前記コントローラは、
    前記位置ずれが反映された情報として検出された温度に基づいて、前記補正を行う、
    請求項1に記載の回転機械。
  3. 前記コントローラは、
    前記位置ずれが反映された情報として検出されたひずみに基づいて、前記補正を行う、
    請求項1に記載の回転機械。
  4. 前記コントローラは、
    前記位置ずれが反映された情報として検出された電気抵抗に基づいて、前記補正を行う、
    請求項1に記載の回転機械。
  5. 前記コントローラは、
    前記変位センサの位置ずれに関する補正情報を保持しておき、
    前記位置ずれが反映された情報を前記補正情報に照合することにより、前記変位センサの位置ずれ量を推定して、前記補正を行う、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の回転機械。
  6. 前記ラジアル磁気軸受は、
    前記回転軸に磁気吸引力を独立して作用させる複数の電磁コイルを備え、
    前記コントローラは、
    それぞれの前記電磁コイルに対応する、前記位置ずれが反映された情報に基づいて前記補正をする、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の回転機械。
JP2016061143A 2016-03-25 2016-03-25 回転機械 Pending JP2017172742A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016061143A JP2017172742A (ja) 2016-03-25 2016-03-25 回転機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016061143A JP2017172742A (ja) 2016-03-25 2016-03-25 回転機械

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017172742A true JP2017172742A (ja) 2017-09-28

Family

ID=59970730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016061143A Pending JP2017172742A (ja) 2016-03-25 2016-03-25 回転機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017172742A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111094775A (zh) * 2017-09-29 2020-05-01 大金工业株式会社 间隙传感器的校正方法
CN111120411A (zh) * 2019-12-20 2020-05-08 珠海格力电器股份有限公司 一种冷却控制装置、磁悬浮系统及其冷却控制方法
CN113217540A (zh) * 2021-06-08 2021-08-06 北京泓慧国际能源技术发展有限公司 磁轴承轴向悬浮位置自校正系统和方法
CN115750401A (zh) * 2022-11-01 2023-03-07 南通大通宝富风机有限公司 一种轴向磁悬浮压缩机系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5565401A (en) * 1978-11-10 1980-05-16 Matsushita Electric Industrial Co Ltd Temperature sensor
JPS61290229A (ja) * 1985-06-19 1986-12-20 Hitachi Ltd 磁気軸受制御装置
JP2006002614A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Shimadzu Corp 磁気軸受式ターボ分子ポンプ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5565401A (en) * 1978-11-10 1980-05-16 Matsushita Electric Industrial Co Ltd Temperature sensor
JPS61290229A (ja) * 1985-06-19 1986-12-20 Hitachi Ltd 磁気軸受制御装置
JP2006002614A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 Shimadzu Corp 磁気軸受式ターボ分子ポンプ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111094775A (zh) * 2017-09-29 2020-05-01 大金工业株式会社 间隙传感器的校正方法
CN111094775B (zh) * 2017-09-29 2021-07-30 大金工业株式会社 间隙传感器的校正方法
CN111120411A (zh) * 2019-12-20 2020-05-08 珠海格力电器股份有限公司 一种冷却控制装置、磁悬浮系统及其冷却控制方法
CN113217540A (zh) * 2021-06-08 2021-08-06 北京泓慧国际能源技术发展有限公司 磁轴承轴向悬浮位置自校正系统和方法
CN115750401A (zh) * 2022-11-01 2023-03-07 南通大通宝富风机有限公司 一种轴向磁悬浮压缩机系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11162503B2 (en) Magnetic bearing device and fluid machine system using same
CN105121860B (zh) 涡轮压缩机及使用该涡轮压缩机的涡轮制冷机
JP6870682B2 (ja) 磁気軸受装置および流体機械システム
US20090127956A1 (en) Motor built-in magnetic bearing device
JP2017172742A (ja) 回転機械
JP2019525064A (ja) 遠心圧縮機、遠心圧縮機のインペラ隙間量コントローラ、及び遠心圧縮機のインペラ隙間量制御方法
CN111936749B (zh) 涡轮压缩机及具备该涡轮压缩机的涡轮制冷机
JP6016710B2 (ja) ターボ圧縮機およびそれを用いたターボ冷凍機
EP3605833B1 (en) Load operation control system
JP2019529777A (ja) 遠心圧縮機
JP2007162723A (ja) モータ一体型磁気軸受装置
JP2009062848A (ja) モータ一体型の磁気軸受装置
JP6892004B1 (ja) 電動機システム及びそれを備えたターボ圧縮機
JP2008082425A (ja) 磁気軸受装置
JP2007162726A (ja) モータ一体型磁気軸受装置
JP2013122331A (ja) 冷凍装置
JP2007162725A (ja) モータ一体型磁気軸受装置
JP6780362B2 (ja) 圧縮機
KR102810588B1 (ko) 원심 냉매 압축기 시스템 및 방법
JP2009296750A (ja) モータ一体型の磁気軸受装置
JP2008072808A (ja) モータ一体型の磁気軸受装置
JP2008185110A (ja) 磁気軸受装置
JP2008082426A (ja) 磁気軸受装置
WO2025206233A1 (ja) 磁気ユニット、圧縮機及び冷凍装置
JP2007162724A (ja) モータ一体型磁気軸受装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20180702

A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20181228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200212

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200804