JP2017178271A - チューブレススポークホイールの構造 - Google Patents

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茉文 安原
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Abstract

【課題】リムに貫通孔を設けてニップルを通すとともに、ニップルとリムの間にO−リングを設けてシールするチューブレススポークホイールにおいて、シール部の気密性を高め耐久性を向上させる。【解決手段】スポーク18の基端をハブに係止し、他端の雄ネジ52をリム21を貫通するニップル40のニップルボス部41に設けた雌ネジ43に締結する。ニップル頭部42の座面44に環状シール溝45を設け、そのシール溝底部46をニップル軸線Lと直交する平面にする。リム21側には、シール溝底部に対面し、これに平行なシール面26を形成する。環状シール溝45に環状シール48を嵌合して、ニップルボス部41をニップル孔27へ通し、スポーク18と締結すると、環状シール48は平行する2平面のシール溝底部46とシール面26の間で均一につぶされるため、耐久性を高める。【選択図】図4

Description

この発明は、チューブレススポークホイールの構造に係り、特に、シール部の耐久性を向上させ高い気密性を長期にわたって維持できるようにしたものに関する。
リムとハブをワイヤスポークで連結するとともに、チューブレス仕様にしたチューブレススポークホイールにおいて、リムにスポークを連結するための部材であるニップルを取付ける球面凹部を設け、この球面凹部に形成した貫通孔にニップルのボス部を通し、ニップルの頭部を球面凹部内に収容するとともに、ニップルと球面凹部の内面との間をO−リング(オーリング)で気密にシールする構造が公知である(特許文献1参照)。
特開2002−166701号公報
一般に、ニップルがリムを貫通する形式のチューブレスホイールにおいては、タイヤの空気圧を維持するため、リムに設けたニップルのボス部を通すための貫通孔(以下、ニップル孔という)から空気が逃げ出さないようにしなければならない。しかも、複数の貫通孔が設けられるため、それぞれの気密性を維持することが求められる。
また、ニップルとスポークとの間に張力を持たせることに伴ってO−リングの変形が大きくなる。このため、O−リングの耐久性を高くすることが重要となる。
上記従来技術では、ニップルと球面凹部の間にO−リングを介在させることにより、O−リングを変形させてニップルと球面凹部との間を気密性高く保持してタイヤの空気圧を維持することができる。しかし、O−リングが球面凹部に沿って変形することから、O−リングの歪みが不均一となり、O−リングの耐久性が低くなる可能性がある。
本願発明はこのような課題の解決を目的とする。
上記課題を解決するため本願の第1の発明に係るチューブレススポークホイールの構造は、チューブレスタイヤ(13)を保持するリム(21)と車軸を支持するハブ(14)とを複数のワイヤ状スポーク(18)で連結して構成されるチューブレススポークホイール(20)において、
前記リム(21)は、チューブレスタイヤ(13)との間で空気圧を保持するエア空間(19)と外部とに開口し、前記スポーク(18)を連結するためのニップル(40)を通す複数の貫通孔(27)を備え、
前記ニップル(40)は、頭部(42)と雌ネジ(43)が形成されたボス部(41)が一体形成され、前記頭部(42)が前記エア空間(19)内に配置され、前記ボス部(41)が前記リムの貫通孔(27)を貫通し、
前記スポーク(18)は、一端が前記ハブ(14)に係合し、他端が前記ニップルのボス部(41)へネジ結合することにより、張力調整されるとともに、
前記ニップルの頭部(42)または前記貫通孔(27)周囲のリム(21)の一方に、前記貫通孔(27)の軸(L)方向に対して直交する平面(26)を形成し、他方に前記平面(26)と対面する環状シール溝(45)を形成し、この環状シール溝(45)に前記平面(26)と平行する平面からなる底部(46)を設けるとともに、
この環状シール溝(45)内に配置した環状シール(48)で前記ニップル(40)と前記リム(21)との間をシールすることを特徴とする。
第2の発明は、前記スポーク(18)が、前記ニップル(40)の雌ネジ(43)から前記ハブ(14)に向けて前記貫通孔の軸(L)方向に延出し、前記ハブ(14)との係合部でのみ1ケ所だけ曲げられていることを特徴とする。
第3の発明は、前記リム(21)が軽合金製であり、前記スポーク(18)及び前記ニップル(40)がそれぞれ鋼材製であることを特徴とする。
第4の発明は、前記ニップル(40)が、その頭部(42)に工具係合部(47)を備えることを特徴とする。
第5の発明は、前記エア空間(19)内において前記リム(21)全周に掛け渡され、前記ニップルの頭部(42)を前記リム(21)側へ押圧する弾力を与える環状弾性部材(60)を設けたことを特徴とする。
第6の発明は、前記環状シール溝(45)に対面する前記平面(26)が、前記リム(21)側に形成され、前記環状シール溝(45)は、前記ニップルの頭部(42)に形成されることを特徴とする。
第7の発明は、前記ニップル(40)が、前記環状シール溝(45)の中心と、前記ニップルのボス部(41)の軸(L)とが一致することを特徴とする。
第1の発明によれば、ニップル(40)をスポーク(18)へ締結して環状シール(48)を締め付けるとき、環状シール(48)は、平行する2つの平面(26,46)間で押しつぶされることになり、全体が均一に変形するので、不均一な歪みがなくなる。
このため、環状シール(48)の耐久性を良好にすることができる。
特に、複数の貫通孔(27)が設けられてそれぞれにおける気密性を維持することが求められるチューブレススポークホイールにおいて重要となる、各環状シール(48)についてそれぞれの耐久性を向上させることができるので、高い気密性を維持することができる。
しかも、ニップル(40)とスポーク(18)との間に張力を持たせるため、環状シール(48)の変形がより大きくなるが、このような大きい変形であっても、環状シール(48)全体を均等に変形することができるため、気密性・耐久性が良好となる。
第2の発明によれば、スポーク(18)を、ハブ(14)との係合部でのみ1ケ所だけ曲げたので、曲げを少なくしてワイヤ状スポーク(18)の剛性を高くし、高い張力を保持でき、スポーク及びホイールの変形を防ぐことができる。
特に、車両重量が大きいときや走行速度が速いときにチューブレスタイヤ(13)へ加わる外力が大きいため、スポーク(18)の剛性が求められる場合でも、各スポーク(18)の剛性を十分に高めることできる。また、リム側を直線状として環状シールにかかる力を均等にする。
さらに、スポーク(18)の曲げはハブ(14)側の1ケ所だけであって、ニップル(40)と締結する側は曲げのない直線状になるので、全てのニップル(40)を同一形状にすることができ、誤組防止に役立ち、部品管理工数を減らすことができる。
第3の発明によれば、軽合金製のリム(21)やハブ(14)に対して、スポーク(18)及びニップル(40)をそれぞれ鋼材製としたので、チューブレススポークホイール(20)を全体として軽量化できるとともに、スポーク(18)及びニップル(40)の剛性を高くすることができる。
第4の発明によれば、ニップル(40)の頭部(42)に工具係合部(47)を設けたので、チューブレスタイヤ(13)をリム(21)に組み付けていない状態では、スポーク(18)の一端をハブ(14)に係合した状態で、ニップルの頭部(42)を六角レンチなどの工具で回転させることにより、スポーク張力を設定及び調整することができ、組付け作業が容易になる。
第5の発明によれば、エア空間(19)内においてリム(21)全周に掛け渡される環状弾性部材(60)を設け、ニップルの頭部(42)をリム(21)側へ押圧する弾力を与えたので、スポーク(18)を介してニップルの頭部(42)に半径方向外方に向けた力がかかった場合でも、環状弾性部材(60)がその弾力でニップル(40)を半径方向内方に向けて押すので、エア空間(19)側へ向かうニップルの移動を規制し、より高い気密性を維持できる。
第6の発明によれば、環状シール溝(45)をニップルの頭部(42)に形成し、環状シール溝(45)に対面する平面(26)をリム(21)側に形成したので、比較的大型部品であるリム(21)側には簡単な平面部(26)を形成するだけで済み、加工を容易にすることができる。
第7の発明によれば、ニップル(40)は、環状シール溝(45)の中心とニップルのボス部(41)の軸(L)とが一致するので、環状シール(48)全体を均一に変形させることができ、歪みを均一にすることができる。
実施例に係る自動2輪車の側面図 実施例に係るホイールの斜視図 上記ホイールの一部側面及びスポーク連結部の断面を併せて示す図 実施例のニップル取付部断面及びこの部位の組付図を併せて示す図 図4における環状シール部の拡大断面図 別実施例に係る図4の(a)に対応する図
以下、図面に基づいて実施の形態を説明する。図1〜図5は一実施例を示し、図1は、本願のチューブレススポークホイールを備えた前輪10及び後輪11を車体12の前後に支持する自動2輪車の右側面を示す。なお、車体12は細部を省略して概略的に示している。
前輪10は、本願のチューブレススポークホイール(以下、単にホイールという)20のリム21外周にチューブレスタイヤ13を装着したものであり、中心部にハブ14を備え、ここで車軸15によりフロントフォーク16へ取付けられている。ハブ14にはブレーキディスク17が取付けられている。またハブ14とリム21は、複数の細いワイヤスポーク18で連結されている。なお、後輪11も同様のチューブレススポークホイールからなる構造である。
以下、前輪10について説明する。図2はホイール20を示す。ホイール20はハブ14とリム21とこれを連結するワイヤスポーク18(以下単にスポークという)とで構成される。
ハブ14は軽合金(この例ではアルミ合金)の鋳造品からなる筒状体であり、車軸15及びそのベアリング(図示せず)を収容し、車軸15を回転自在に支持する円筒状のアクスルハウジング30と、その軸方向両端部近傍に立設された一対の右フランジ31と左フランジ32を一体に有する。アクスルハウジング30の筒部における中心軸線は車幅方向へ向けて配置される。アクスルハウジング30の中心軸線は車軸15の軸線と一致し、その軸線方向は車幅方向と同じである。さらに車幅方向は車体の左右方向と同じである。なお、車体の右方向をRH、左方向をLHとして図中に矢示する。
リム21は、軽合金(この例ではアルミ合金)の鋳造品であり、ハブ14の径方向外方へ間隔をもって同心円状に設けられた環状をなす部材である。リム21の車幅方向中央部には、周方向全周にわたって形成される環状凹部22が設けられている。環状凹部22は径方向外方に開放された凹部をなし、リム21の径方向内方へはリブ状に突出する環状の突条部になっている。環状凹部22を挟んでリム21の車幅方向左右両側には径方向外方へ向かって立設されるサイドショルダー23が一体に設けられている。
図3にも示すように、スポーク18は、傾きが異なる4種類のもので構成される。
図3は、図の右側に(a)としてホイール20の右側面の一部を示し、左側に(b)としてスポーク18によるリム21とハブ14の連結構造を断面にして示す。
これらの図において、右フランジ31には、回転方向前方Aへ向かって傾斜するスポーク18aと、回転方向後方Bへ向かって傾斜するスポーク18bの各基端が取付けられている。スポーク18a及びスポーク18bは、それぞれ右フランジ31から、リム21の車幅方向中央へ向かって内方へ傾き、環状凹部22へニップル40を介して連結されている。
図2に示すように、左フランジ32も同様に、回転方向前方Aへ向かって傾斜するスポーク18cと、回転方向後方Bへ向かって傾斜するスポーク18dの各基端が取付けられている。スポーク18c及びスポーク18dは、それぞれ左フランジ32から、リム21の車幅方向中央へ向かって内方へ傾き、環状凹部22へニップル40を介して連結されている。
図3の(a)には、右フランジ31へ取付けられるスポーク18a及び18bを実線で示し、左フランジ32側へ取付けられるスポーク18c及び18dは便宜的に仮想線で示してある。これらスポーク18a,18b,18c,18dが4本で一つのスポークセット18eを形成し、このスポークセット18eが周方向へ等間隔で複数セット設けられる。
各スポーク18は鋼材(この例ではステンレス鋼)から形成される。
以下の説明においては、スポークについて特に上記スポークセットの構成を区別する必要がない限り、単に、スポーク18として説明する。但し、図3の(b)以降は、スポーク18aについて例示するため、図中には符号18aを並記する。
図3の(b)に示すように、スポーク18aは先端がニップル40を介して環状凹部22へ連結され、基端が右フランジ31へ連結されている。スポーク18aは、ハブ14からリム21へ向かってリム21の中心方向へ傾斜し、リム21の中心線(ホイール20の車幅方向における中心線でもある)CTに対してθなる角度をなしている。スポーク18bはこれよりも若干小さい傾斜角となり、左フランジへ取付けられるスポーク18c及び18dは中心線CTに対して18a,18bと対称に傾斜する。
なお、右フランジ31には、車幅方向へ貫通するスポーク孔33が形成されている。このスポーク孔33はスポーク18(18a)を通すことができる穴径で、外方斜め上がりに傾斜している。このスポーク孔33の水平線に対する傾斜角は、ニップル40側におけるホイール20の中心線CTに対する傾斜角θと同じである。他のスポーク18b〜18dが取付けられるスポーク孔33も、各スポークのホイール20における中心線CTに対する傾斜角に対応して傾斜する。但し、左フランジ32側におけるスポーク孔33の傾斜方向は右フランジ31と対称になる。
スポーク18は、直線状の軸部50と、その先端部51に形成された雄ネジ52と、反対側にて略直角に折り曲げられた基端53を備え、基端53の先端は拡径した頭部54が設けられている。基端53は軸部50の径方向内方側端部近傍となる屈曲部55で曲げられており、この屈曲部55はこの1ケ所のみ設けられている。
スポーク18aの基端53はスポーク孔33に通され、頭部54が右フランジ31の内側面に当接して抜け止めされる。スポーク18bは、頭部54が右フランジ31の外側面に当接するようにされ、頭部54の当接面が交互に内外に変化するようになっている。左フランジ32側も同様である。
スポーク18aのリム21に対する取付けは、先端部51の雄ネジ52をニップル40へ締結することにより行われる。この締結構造は後述する。
ニップル40は、リム21とタイヤ13によって形成されるエア空間19内から径方向内方へ向かってリム21の環状凹部22を貫通している。
タイヤ13はサイドウォール13aをサイドショルダー23の内側へ密着嵌合することにより、エア空間19を密封するチューブレス構造になっている。
図4は、(a)としてリム21におけるニップル40の取付部近傍を拡大した断面図を、(b)にはこの断面部位における各部材の分解組付図を示す。また、(c)として後述するニップル軸線と3つの面(P1・P2・P3)が直交関係にあることを線図で示す。
これらの図に示すように、ニップル40は鋼材(この例ではステンレス鋼)から形成され、スポーク18の先端部51が締結される軸部であるニップルボス部41と、その一端に形成されたニップル頭部42とを一体に有する。
ニップルボス部41はニップル頭部42側が閉じられ、反対側が開放された有底筒状をなし、その軸穴の内周面に雌ネジ43が形成されている。この雌ネジ43には、スポーク18の雄ネジ52がネジ結合される。なお、雌ネジ43の軸線(すなわち雌ネジ軸線)はニップルボス部41の中心軸線であり、これをニップル軸線Lとする。
ニップル頭部42は、ニップルボス部41より大径をなし、エア空間19側に臨む表面は外方へ凸の球面状をなし、環状凹部22へ接触する座面44になっている。座面44はニップル軸線Lと軸直交する平面をなし、この座面44には環状シール溝45が形成されている。
環状シール溝45はニップル軸線L方向から見てニップルボス部41より大径で同心円状に形成され、環状シール溝45の中心はニップルボス部41の軸線上に重なるとともに、座面44側から肉厚内へ彫り込むように形成され、ニップルボス部41の突出する方向に向かって開放されている断面略コ字状をなす溝である。この溝を形成する略コ字状の壁面のうちニップル軸線Lと軸直交する平面を有する部分をシール溝底部46とする。シール溝底部46は、座面44と平行であり、後述する環状シールの押圧面をなしている。
ニップル頭部42の表面には、六角穴等の多角形形状をなす工具係合部47が形成されている。工具係合部47は、六角レンチ等の工具を入れてニップル40を回転させるための凹部であり、他に、一文字溝や十文字溝等のドライバー用溝など、使用する工具に合わせて適宜形状にすることができる。
リム21の環状凹部22は、エア空間19側表面に凹部25が形成されている。凹部25は、リム21の鋳造後における切削等の後加工により形成され、その底部は平面状のシール面26になっている。シール面26の中央部には環状凹部22を貫通してエア空間19側とリム21の径方向内側空間とを連通し、ニップルボス部41を通すニップル孔27が形成されている。
図4の(b)に示すように、シール面26は、ニップル孔27の軸線と直交する平面P1をなしている(図4の(c)参照)。なお、ニップル孔27の軸線は、ニップル孔27に通された状態におけるニップル軸線Lと同軸で一致する。したがって、以下の説明ではニップル孔27の軸線もニップル軸線Lと同じとして表現する。
また、ニップル頭部42の座面44もニップル軸線Lと直交する平面P2と平行である(図4の(c)参照)。
したがって、図4の(c)に示すように、ニップルボス部41をニップル孔27へ通したとき、シール面26(P1)はニップル40の座面44(P2)と平行して対面し、座面44がシール面26へ着座するようになっている。さらに、シール溝底部46もニップル軸線Lと直交する平面P3と平行であり、平面P1及びP2とそれぞれ平行している。
ニップル孔27は、ニップル軸線Lとホイール20の車幅方向における中心線CTとの間に傾斜角を形成している。この傾斜角は取付けられる4種類のスポークに応じて異なる。例えば、スポーク18aが取付けられる場所は、スポーク18aの傾斜角θと同じになる。この傾斜角は、スポーク18a,18b,18c,18dの各傾斜に一致するよう設定され、左右並びに回転方向前後に異なる4種類の角度からなる。
したがって、ニップル孔27は4種類の傾斜が異なる貫通孔で構成されている。しかし、各ニップル孔27の凹部25側における開口位置は車幅方向で同じくなるように設定されている。このため、各ニップル孔27へニップル40を取付けたとき、各ニップル頭部42は、環状凹部22内にて周方向へ一列に並んでいる(図2参照)。
図5はニップル40とスポーク18の締結時における環状シール48近傍部分を拡大して示す部分断面図である。環状シール溝45には環状シール48が嵌合される。略コ字状断面をなす環状シール溝45の底面をなすシール溝底部46は、ニップル軸線Lと直交する平面P3に形成されている。この平面P3は、シール面26の平面P1及び座面44の平面P2とそれぞれ平行である(この図では、シール面26と座面44が重なり、平面P1とP2は同一面になっている)。
なお、ニップルボス部41のニップル頭部42に対する接続部は、小径となるくびれ部49をなし、ニップル頭部42の座面44をシール面26へ押しつけるとき、ニップル孔27のシール面26側における開口縁部と干渉しないようになっている。
環状シール48は、オーリング(O−リング)等の、弾性に富むゴムや樹脂からなるシール部材であり、環状シール48内へ嵌合されるとともに、スポーク18に対するニップル40の非締結状態では、図4の(b)に示すように、円形断面で一部が座面44から突出する形状をなす。この突出部が環状シール溝45のシール溝底部46とシール面26の間で圧縮されて例えば図5に示すような楕円形断面に変形し、シール面26へ密着することにより、座面44とシール面26との間がシールされる。なお、環状シール48は円環状などの単純形状のもので足りるが、断面形状は円形や楕円形ばかりでなく、種々な形状が可能である。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
まず、図3に示すように、スポーク18aは、軸部50を横向にして先端部51を、右フランジ31のスポーク孔33に内側から外側へ向かって通し、その後、軸部50をリム21方向へ曲げ、基端53をスポーク孔33内へ入れる。これにより頭部54が右フランジ31の内側面に当接して抜け止めされる。
なお、スポーク18bは、スポーク孔33に対して先端を外側から内側へ通す。
一方、環状凹部22には、予めニップル40のニップルボス部41を、ニップル孔27にエア空間19側から入れて貫通させ、径方向内方へ突出させておく。
続いて、スポーク18aの先端部51を、ニップル40におけるニップルボス部41の軸穴へ入れ、ニップル頭部42の工具係合部47へ工具を入れてニップル40を回転させると、スポーク18aの雄ネジ52がニップルボス部41の雌ネジ43と締結され、これにより、リム21とハブ14が連結される。また、ニップル40の回転量を調節することにより締め代を調節して、スポーク18の張りを調節できる。
ニップル40を締結すると、図4及び図5に示すように、ニップル頭部42は、予め環状シール溝45内へ嵌合されている環状シール48をシール面26へ押し付けて押しつぶしながら径方向内方へ引っ張られ、座面44がシール面26へ接近する。しかも、座面44とシール面26は、互いに平行する平面になっているので、全体が一定の間隙で接近し、座面44とシール面26の間が環状シール48により気密にシールされる。環状シール48が完全に押しつぶされた場合には、座面44全体とシール面26が密接する。
このとき、環状シール48は、シール溝底部46とシール面26の間で押しつぶされる。
しかも、シール面26の平面P1とシール溝底部46の平面P3は互いに平行であり、かつニップル40の締結方向すなわち、ニップル軸線Lと一致する雌ネジ43の雌ネジ軸線にそれぞれ直交しているので、環状シール48は、この平行する2平面P1及びP3の間で全体が均一に押しつぶされて、シール面26に密着し、周方向でも均一にシールされる。
このため、エア空間19内のエアは、ニップル孔27から外部へ漏れ出すことはなく、気密性が高い状態で密封され確実なチューブレス構造となる。
この高い気密性が得られる理由を図中の丸囲み部に示す線図で説明する。この図において、圧縮前の当初状態では、断面が円形をなす環状シール48は、ニップル軸線Lと平行する直線L1に対して互いに直交する平面P3とP1の間で、直径方向の対称点Q1及びQ2で接している。
そこで、環状シール48を圧縮するため、平行する2面P1及びP3を互いの平行を保ったまま直線L1に沿って面P3を面P1へ接近するように移動させると、環状シール48は、平行する2面P1及びP3の間で均一に圧縮されて仮想線で示す楕円形断面に変化する。
このとき、点Q1及びQ2は面P1及びP3との接続を維持したままである。すなわちこの2点Q1及びQ2における良好なシール性が維持され続けることを意味する。このような良好なシール性は、平行する2面P1及びP3間において、圧縮方向と平行な直線L1上で、上下対称の形状となる、例えば円形又は楕円形断面のO−リングを用いることで実現される。
そのうえ、環状シール48は全体が均一に押しつぶされて変形するので、歪みが均一になり、部分的に不均一な歪みが生じることがなくなる。このため、環状シール48の耐久性を良好にすることができ、不均一な歪みによる耐久性の低下が阻止され、耐久性が向上するため、チューブレススポークホイールにおいて重要であった、長期にわたる良好なシール性の維持が可能になった。
また、ニップル40とスポーク18との間に張力を持たせているため、この張力により環状シール48の変形が大きくなる。しかし、この変形が大きくなっても、環状シール48全体を均等に変形させることができるため、気密性・耐久性を良好にすることができる。
さらに、複数のニップル孔27が設けられることにより、それぞれにおける気密性を維持することが求められるチューブレススポークホイールにおいて、各シール部の構造はいずれも雌ネジ軸線に直交する互いに平行する2平面間で環状シール48を押しつぶす構造になっているから、各シール部それぞれが環状シール48の耐久性を向上させて高い気密性を維持することができる。
そのうえ、この例における環状シール48は、円形断面をなすので、周方向へ180°離れた径方向の最も遠い2点間でつぶすことになり、全体がさらに均一に変形してつぶされるようになる。また、O−リングのように単純形状にできるので、製造が容易になる。
また、ニップル頭部42に工具係合部47を設けたので、タイヤ13をリム21に組み付けていない状態において、基端53をハブ14に係合したスポーク18の雄ネジ52をニップルボス部41の雌ネジ43に係合し、ニップル頭部42を六角レンチなどの工具で回転させると、スポーク18の張力を設定及び調整することができ、組付け作業が容易になる。
また、環状シール溝45をニップル頭部42に形成し、環状シール溝45に対面するシール面26をリム21側に形成したので、比較的大型部品であるリム21側には簡単な平面部のシール面26を形成するだけで済み、加工を容易にすることができる。
そのうえ、ニップル40は、環状シール溝45の中心とニップルボス部41のニップル軸線Lとが一致するので、環状シール48全体を均一に変形させることができ、歪みを均一にすることができる。
さらに、スポーク18の曲げ部を、ハブ14と係合する基端53の近傍となる屈曲部55のみの1ケ所だけとしたので、曲げを少なくしてワイヤ状スポークの剛性を高くし、高い張力を保持でき、スポーク18及びリム21ひいてはホイール20の変形を防ぐことができる。
特に、車両重量が大きいときや走行速度が速いときにタイヤ13へ加わる外力が大きいため、スポーク18の高い剛性が求められる場合でも、各スポーク18の剛性を十分に高めることできる。
また、スポーク18の曲げはハブ14側となる屈曲部55の箇所だけであって、ニップル40と締結する雄ネジ52側は曲げのない直線状になるので、4種類のスポーク18a〜18dに対する全てのニップル40を同一形状にすることができ、誤組防止に役立ち、部品管理工数を減らすことができる。
また、軽合金製のリム21やハブ14に対して、スポーク18及びニップル40をそれぞれ鋼材製としたので、ホイール20を全体として軽量化できるとともに、スポーク18及びニップル40の剛性を高くすることができる。
次に、別実施例を説明する。なお、この実施例は後述する環状弾性フラップ60のみが前実施例と異なるだけのため、共通部の符号は同じものを用い、重複部の説明は省略する。
図6は図4の(a)に対応する図であり、ニップル頭部42の上に環状弾性フラップ60を設けた点のみが相違する。この環状弾性フラップ60は本願の環状弾性部材に相当し、ニップル40のエア空間19側への抜け出しを防止するための部材である。樹脂や金属等からなる弾力性のある部材からなり、環状凹部22内へ嵌合し、その全周に掛け渡される。幅方向端部はビード部24と連結する環状凹部22の立て壁部28の内面へ密接している。但し、チューブレスタイヤ13のサイドウォール13aとは連続せず、分離した非接触状態になっている。
このようにすると、環状弾性フラップ60がニップル頭部42を図の下方へ強く押しつけ、環状シール48の良好なシール性を維持することができる。特に、走行中の路面変化等により、スポーク18を介してニップル40へ径方向外方へ向かう力が作用しても、環状弾性フラップ60の弾力によってニップル40のニップル頭部42を径方向内方へ押しつける。
このため、環状弾性フラップ60が、ニップル40のエア空間19側へ向かう移動を規制し、エア空間19へ向かうニップル40の抜け出しを防ぐとともに、ニップル40による環状シール48に対する押圧を継続できるので、高い気密性を維持できる。
また、環状弾性フラップ60は、サイドウォール13aと分離されているので、サイドウォール13aとサイドショルダー23及びビード部24との間におけるシール性に影響を与えない。したがって、環状弾性フラップ60をシール性に影響なく設けることが可能になる。
なお、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の原理内において種々に変形や応用が可能である。例えば、環状シール48を挟んで対向する平行な2面であるシール面26と座面44に対して、環状シール溝45はいずれか一方側に設ければよく、例えば、シール面26側に設けることができる。
また、環状シール48は円形断面のO−リングに限定されず、例えば、四角断面のものであってもよい。このようなものでも、平行する2平面間で均一につぶされることに変わりはない。
10:前輪、13:チューブレスタイヤ、14:ハブ、18:ワイヤスポーク、19:エア空間、20:ホイール、21:リム、22:環状凹部、26:シール面、27:ニップル孔、40:ニップル、41:ニップルボス部、42:ニップル頭部、43:雌ネジ、44:座面、45:環状シール溝、46:シール溝底部、48:環状シール、51:先端部、52:雄ネジ、60:環状弾性フラップ

Claims (7)

  1. チューブレスタイヤ(13)を保持するリム(21)と車軸を支持するハブ(14)とを複数のワイヤ状スポーク(18)で連結して構成されるチューブレススポークホイール(20)において、
    前記リム(21)は、チューブレスタイヤ(13)との間で空気圧を保持するエア空間(19)と外部とに開口し、前記スポーク(18)を連結するためのニップル(40)を通す複数の貫通孔(27)を備え、
    前記ニップル(40)は、頭部(42)と雌ネジ(43)が形成されたボス部(41)が一体形成され、前記頭部(42)が前記エア空間(19)内に配置され、前記ボス部(41)が前記リムの貫通孔(27)を貫通し、
    前記スポーク(18)は、一端が前記ハブ(14)に係合し、他端が前記ニップルのボス部(41)へネジ結合することにより、張力調整されるとともに、
    前記ニップルの頭部(42)または前記貫通孔(27)周囲のリム(21)の一方に、前記貫通孔(27)の軸(L)方向に対して直交する平面(26)を形成し、他方に前記平面(26)と対面する環状シール溝(45)を形成し、この環状シール溝(45)に前記平面(26)と平行する平面からなる底部(46)を設けるとともに、
    この環状シール溝(45)内に配置した環状シール(48)で前記ニップル(40)と前記リム(21)との間をシールすることを特徴とするチューブレススポークホイールの構造。
  2. 前記スポーク(18)は、前記ニップル(40)の雌ネジ(43)から前記ハブ(14)に向けて前記貫通孔の軸(L)方向に延出し、前記ハブ(14)との係合部でのみ1ケ所だけ曲げられていることを特徴とする請求項1に記載したチューブレススポークホイールの構造。
  3. 前記リム(21)が軽合金製であり、前記スポーク(18)及び前記ニップル(40)がそれぞれ鋼材製であることを特徴とする請求項2に記載したチューブレススポークホイールの構造。
  4. 前記ニップル(40)は、その頭部(42)に工具係合部(47)を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載したチューブレススポークホイールの構造。
  5. 前記エア空間(19)内において前記リム(21)全周に掛け渡され、前記ニップルの頭部(42)を前記リム(21)側へ押圧する弾力を与える環状弾性部材(60)を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載したチューブレススポークホイールの構造。
  6. 前記環状シール溝(45)に対面する前記平面(26)は、前記リム(21)側に形成され、前記環状シール溝(45)は、前記ニップルの頭部(42)に形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載したに記載したチューブレススポークホイールの構造。
  7. 前記ニップル(40)は、前記環状シール溝(45)の中心と、前記ニップルのボス部(41)の軸(L)とが一致することを特徴とする請求項6に記載したチューブレススポークホイールの構造。
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