JP2017178490A - 加工ラインのワーク搬送方法及びワーク搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来では、加工ラインに1つのワークを通過させてから、次のワークを投入していたため、生産効率を高めることが難しいという問題点があった。
【解決手段】夫々に密閉可能である前室1、主加工室2、及び後室3を順に配置した加工ラインにおいてワークWを順次搬送するに際し、主加工室2を密閉状態にして前室1及び後室2を室外に開放し、室外から前室1へのワーク搬送、及び後室2から室外へのワーク搬送を行い、次に、前室1及び後室3を密閉状態にして両室1,3内の雰囲気を主加工室2内の雰囲気に置換した後、前室1及び後室3と主加工室2との間を開放して各室1〜3内でワーク搬送を行うようにし、加工ライン上に複数のワークWを存在させて、各室1〜3を有効に使用し、生産効率の向上を実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、外気と異なる気体の充填や真空状態などの密閉環境が付与される加工室を備えた加工ラインにおいて、ワークを搬送する際に用いられる加工ラインのワーク搬送方法及びワーク搬送装置に関するものである。
従来、加工ラインのワーク搬送方法及びワーク搬送装置に関する技術としては、例えば特許文献1に記載されているものがある。この特許文献1には、光学素子の製造に用いる装置として、入口シャッターを有する減圧室、搬入シャッタ及び搬出シャッタを有する成形室、及び出口シャッタを有する取り出し室を順に備えた製造装置(加工ライン)が記載されている。
上記の製造装置は、減圧室、成形室及び取り出し室の内部が、窒素ガス等に置換してあり、減圧室にワークを搬入して減圧することで酸素を抜き取った後、ワークを成形室に移動させて所定の加工を行う。その後、製造装置は、ワークを取り出し室に移動させ、所定の処理を経てから同ワークを室外に搬出する。なお、特許文献1には、ワークを搬送するための具体的な構成については記載されていない。
特開2010−275136号公報
しかしながら、上記したような従来の加工ラインでは、1つのワークを全ての工程に通過させてから、次のワークを投入して同じ工程を繰り返すようにしている。このため、従来では、生産効率を高めることが難しいという問題点があり、このような問題点を解決することが課題であった。
本発明は、上記従来の課題に着目して成されたもので、所定の密閉環境が付与される加工室を備えた加工ラインにおいて、生産効率の向上を図ることができるワーク搬送方法を提供することを目的としている。また、本発明は、所定の密閉環境が付与される加工室を備えた加工ラインにおいて、設備費を低く抑制しつつ生産効率の向上を実現することができるワーク搬送装置を提供することを目的としている。
本発明に係わる加工ラインのワーク搬送方法は、夫々に密閉可能である前室、主加工室、及び後室を順に配置した加工ラインにおいてワークを順次搬送する方法である。このワーク搬送方法は、主加工室を密閉状態にして前室及び後室を室外に開放し、室外から前室へのワーク搬送、及び後室から室外へのワーク搬送を行う。そして、ワーク搬送方法は、前室及び後室を密閉状態にして両室内の雰囲気を主加工室内の雰囲気に置換した後、前室及び後室と主加工室との間を開放して各室内でワーク搬送を行う構成としており、上記構成をもって従来に課題を解決するための手段としている。
上記のワーク搬送方法では、密閉状態にした主加工室内でワークに所定の加工を行っている間に、前室に次のワークを搬入すると共に、後室から加工済みのワークを搬出する。その後、前室、主加工室及び後室を密閉状態にして各室内を同じ雰囲気にするので、これらの室内で所定の加工及び処理や、各室間でのワークの搬送を行う。つまり、加工ライン上には複数のワークが存在し、これらの移動時には次工程のみが空になっていて、そこにワークが移動する。
本発明に係わる加工ラインのワーク搬送装置は、夫々に密閉可能である前室、主加工室、及び後室を順に配置した加工ラインにおいてワークを順次搬送する装置である。このワーク搬送装置は、前室のライン上流側に配置した搬入ステージと、後室のライン下流側に配置した搬出ステージと、搬入ステージから各室を経て搬出ステージに至る間でワーク保持用のパレットの移動及び停止を行う送り機構とを備えている。そして、ワーク搬送装置は、送り機構が、加工ラインに沿って配置した主駆動軸と、主駆動軸を回転駆動する軸駆動部と、搬入ステージ、各室、及び搬出ステージの夫々に配置され且つ主駆動軸の回転をパレットの送り運動に変換するための動力伝達部と、夫々の動力伝達部に対して配置され且つ動力伝達部による動力伝達を断続する動力切換部とを備えている構成としており、上記構成をもって従来に課題を解決するための手段としている。
上記のワーク搬送装置では、パレットによりワークを保持し、送り機構により、搬入ステージから各室を経て搬出ステージに至る間でパレットの移動及び停止を行う。送り機構は、軸駆動部により主駆動軸を回転駆動し、搬入ステージ、各室、及び搬出ステージの夫々に配置した動力伝達部により、主駆動軸の回転をパレットの送り運動に変換してパレットを移動させる。
また、送り機構は、各動力伝達部に対して動力切換部を備えているので、搬入ステージ、各室、及び搬出ステージのうちのいずれかで、動力切換部により、動力伝達部の動力伝達をOFFにすると、主駆動軸の回転がパレット側に伝わらなくなる。これにより、送り機構は、動力切換部がOFFの位置ではパレットを停止させ、動力伝達部がONの位置ではパレットを移動させる。
このようにして、上記のワーク搬送装置は、主駆動軸及び軸駆動部を備えた1つの駆動系統により、加工ライン上に複数のワークを存在させて、室内での所定の加工及び処理や、ワークの搬入及び搬出を行うことが可能になる。
本発明に係わる加工ラインのワーク搬送方法によれば、所定の密閉環境が付与される加工室を備えた加工ラインにおいて、加工ライン上に複数のワークを存在させて、前室、主加工室、及び後室を有効に使用することが可能になり、生産効率の向上を図ることができる。
本発明に係わる加工ラインのワーク搬送装置によれば、所定の密閉環境が付与される加工室を備えた加工ラインにおいて、1つの駆動系統だけで、加工ライン上に複数のワークを存在させて、前室、主加工室、及び後室を有効に使用することが可能になり、設備費を低く抑制しつつ生産効率の向上を実現することができる。
本発明に係わる加工ラインのワーク搬送方法及びワーク搬送装置の第1実施形態を説明する加工ラインの正面図である。 図1に示す加工ラインの平面図である。 ワーク搬送装置の送り機構を概略的に示す説明図であって、全ての位置でパレットが移動する状態を示す説明図(A)、及び一部の位置でパレットを停止させた状態を示す説明図(B)である。 送り機構を概略的に示す斜視図(A)、マグネット継手を説明する正面図(B)、及びマグネットギアを説明する側面図(C)である。 送り機構を説明する断面図であって、動力伝達部がONの状態を示す断面図(A)、及び動力伝達部がOFFの状態を示す断面図(B)である。 パレットの送り方向の位置決めを説明する正面図(A)、及びパレットの横方向の位置決めを説明する側面図(B)である。 本発明に係わるワーク搬送方法の工程を順次説明する各々正面図(A)~(F)である。 本発明に係わるワーク搬送方法及びワーク搬送装置の第2実施形態における工程を順次説明する各々正面図(A)~(D)である。 本発明に係わるワーク搬送方法及びワーク搬送装置の第3実施形態における工程を順次説明する各々正面図(A)~(D)である。 本発明に係わるワーク搬送装置の第4実施形態を説明する動力伝達ユニットの斜視図(A)、及びパレットを装着した動力伝達ユニットの斜視図(B)である。 図10に示す動力伝達ユニットの断面図(A)、及び第5実施形態を説明する動力伝達ユニットの断面図(B)である。 本発明に係わるワーク搬送装置の第6実施形態を説明する動力伝達ユニットの断面図(A)、及び第7実施形態を説明する動力伝達ユニットの断面図(B)である。 本発明に係わるワーク搬送方法及びワーク搬送装置の第8実施形態を説明する各室の平面図及び正面図(A)、及び第9実施形態を説明する各室の平面図及び正面図(B)である。 本発明に係わるワーク搬送方法及びワーク搬送装置の第10実施形態を説明する各室の平面図及び正面図(A)、及び第11実施形態を説明する各室の平面図及び正面図(B)である。
〈第1実施形態〉
図1及び図2に示す加工ライン(加工装置)は、基台B上に、夫々に密閉可能である前室1,主加工室2,及び後室3を水平方向に順に直列配置しており、各室1〜3にワークWを順次搬送するためのワーク搬送装置を含む構成である。この加工ラインは、図中で右方向がワーク搬送方向であり、左側をライン上流側とし、右側をライン下流側とする。
ワークWは、とくに限定されるものではないが、加工時に特定の密閉環境(雰囲気)が要求されるものであって、この実施形態では電池(電池前駆体を含む)である。このワークWは、前室1において電池の外包体の開封が行われ、主加工室2において電解液の注液と外包体の封止が行われ、後室3において外包体の厚さ測定が行われる。このようなワークWの加工には、乾燥した密閉環境が必要である。
各室1〜3は、いずれも筐体により構成したもので、エアドライヤ4及び供給配管4Aによりドライエアが供給されるようにしてあり、図示しない排気部も備えている。前室1には、外包体を開封する開封装置5が設けてある。主加工室2には、電解液の注液装置6及び外包体の封止装置(図示略)が設けてある。後室3には、外包体の厚さ測定器7が設けてある。つまり、前室1及び後室3は、雰囲気を置換するパスボックスの機能だけでなく、所定の作業を行う加工ステージを兼ねている。
また、前室1は、ライン上流側に入口扉G1を有すると共に、主加工室2との間に第1中間扉G2を有する。後室3は、主加工室2との間に第2中間扉G3を有すると共に、ライン下流側に出口扉G4を有する。これらの扉G1〜G4は、閉塞時において各室1〜3を密閉する機能を有している。また、各扉G1〜G4は、開閉時に各室1〜3内の雰囲気を極力変化させないように、高速で開閉動作を行うものである。
ワーク搬送装置は、前室1のライン上流側(図中で左側)に配置した搬入ステージS1と、後室3のライン下流側に配置した搬出ステージS2とを備えている。また、ワーク搬送装置は、搬入ステージS1から各室1〜3を経て搬出ステージS2に至る間でワーク保持用のパレットPの移動及び停止を行う送り機構10を備えている。
この実施形態のパレットPは、基板101と、基板101の前後左右の4箇所に設けた走行用の車輪102と、基板101上に配置したワーク保持用の治具103を備えたものである。また、パレットPは、基板101の下面に、後述するフィン(104)を備えている。
上記のワーク搬送装置は、基台Bの下側に、パレットPの回送レーン105を備えると共に、搬入ステージS1及び搬出ステージS2の下側に、搬入側及び搬出側の昇降機106,107を備えている。回送レーン105は、加工ラインの送り方向(図中で右方向)とは逆の方向にパレットPを移動させる。搬入側昇降機106は、回送レーン105から搬入ステージS1にパレットPを上昇移動させ、搬出側昇降機107は、搬出ステージS2から回送レーン105にパレットPを下降移動させる。
また、ワーク搬送装置は、搬入ステージS1上のパレットPにワークWをセットする搬入ロボットRと、搬出ステージS2上のパレットPからワークWを取り外す搬出ローダLとを備えている。搬出ローダLは、取り外したワークWを、加工ラインから離れたベルトコンベアCに移し換える。
前記送り機構10は、図3に示すように、加工ライン(S1,1〜3,S2)の下側に沿って配置した主駆動軸11と、主駆動軸11を回転駆動する軸駆動部12とを備えている。また、送り機構10は、搬入ステージS1、各室1〜3、及び搬出ステージS2の夫々に対して配置した動力伝達部13と、夫々の動力伝達部13に対して配置した動力切換部14とを備えている。動力伝達部13は、主駆動軸11の回転をパレットPの送り運動に変換する。動力切換部14は、動力伝達部13による動力伝達を断続する。
主駆動軸11は、搬入ステージS1、各室1〜3、及び搬出ステージS2の夫々に配置した分割駆動軸21と、隣接する分割駆動軸21,21同士の回転伝達を非接触で行う駆動部22A及び従動部22Bから成るマグネット継手22とを備えている。軸駆動部12は、その配置が限定されないが、この実施形態では、ライン上流側(図3中で左側)の端部に配置してある。図示の軸駆動部12は、サーボモータ12Aと、マグネット継手22の駆動部22Aを設けた出力軸12Bと、サーボモータ12Aの回転を出力軸12Bに伝達するタイミングベルト12Cとを備えている。
主駆動軸11を構成する各分割駆動軸21は、各々の端部にマグネット継手22の駆動部22A及び従動部22Bが設けてある。このとき、送り機構10は、上述の如く、ライン上流側に軸駆動部12を配置している。そこで、搬入ステージS1の位置では、軸駆動部12の駆動部22Aに対して、分割駆動軸21のライン上流側の端部に、従動部22Bを設けている。
また、各室1〜3及び搬出ステージS2の位置にあっても、図4(A)にも示すように、各分割駆動軸21のライン上流側の端部に、従動部22Bを設けると共に、ライン下流側の端部に、駆動部22Aを設けている。つまり、マグネット継手22は、軸駆動部12の出力軸12Bと分割駆動軸21との間、及び分割駆動軸21同士の間において、駆動部22Aと従動部22Bが互いに対向するように配置してある。
上記のマグネット継手22は、図4(B)に示すように、各室1〜3の隔壁8を間にして駆動部22Aと従動部22Bが対向するように配置され、非接触状態で回転伝達を行うことができる。また、マグネット継手22は、駆動部22A及び従動部22Bが、軸心のずれ方向の許容範囲であるクリアランスC1を有し、このクリアランスC1の範囲内であれば、軸心がずれた状態での回転伝達が可能である。
動力伝達部13は、主駆動軸11側からパレットP側への動力伝達を非接触で行う駆動部13A及び従動部13Bから成るマグネットギア(13)である。この実施形態の動力伝達部13は、図4(A)にも示すように、分割駆動軸21の両端部近傍の2箇所に配置してある。
動力伝達部13は、図4(C)に示すように、分割駆動軸21に駆動部13Aを装着すると共に、その近傍に従動部13Bを配置し、非接触状態で分割駆動軸21の回転をパレット走行用の駆動ローラ31に伝達する。また、動力伝達部13は、駆動部13A及び13Bが、双方の間隔の許容範囲であるクリアランスC2を有し、このクリアランスC2の範囲内であれば、離れた状態での回転伝達が可能である。
ここで、送り機構10は、図3〜図5に示すように、搬入ステージS1、各室1〜3、及び搬出ステージS2の夫々に配置する動力伝達ユニットUを備えている。この動力伝達ユニットUは、前記分割駆動軸21及びマグネット継手22、動力伝達部(マグネットギア)13、及び動力切換部14を含む構成である。
より詳しく説明すると、動力伝達ユニットUは、ライン方向に長いフレーム30を備えており、図5(A)に示すように、フレーム30の上部に、パレットPの左右の車輪102を案内するためのレール部32を有している。また、フレーム30の下部や一方の側部(図5中で右側部)には、主軸リテーナ33、上下のローラ軸リテーナ34,35、及び動力伝達部13による動力伝達を断続する前記動力切換部14が配置してある。
主軸リテーナ33は、分割駆動軸21を水平にして回転自在に保持するものであり、リニアガイド36を介して、分割駆動軸21の軸線に直交する水平方向に往復動可能に設置してある。上下のローラ軸リテーナ34,35は、軸受け37により、前述した駆動ローラ31のローラ軸31Aを垂直にして回転自在に保持している。このとき、マグネットギアである動力伝達部13は、分割駆動軸21に駆動部13Aを装着し、駆動ローラ31のローラ軸31Aに従動部13Bを装着している。
また、フレーム30の他方の側部には、保持部材38及び軸受け39を介して、前記駆動ローラ31と対を成す従動ローラ40が装着してある。従動ローラ40は、そのローラ軸40Aを垂直にした状態で回転自在に保持してある。この従動ローラ40は、保持部材38に介装したスプリング41の反発力が付与され、駆動ローラ31との間で、パレットPの下側に設けたフィン104を挟持する。
動力切換部14は、動力伝達部13の駆動部13A及び従動部13Bのいずれか一方をオフセットさせることで動力伝達を断続するものであって、例えばエアシリンダである。この実施形態の動力切換部14は、分割駆動軸21を保持する主軸リテーナ33を水平に往復動させ、動力伝達部13の駆動部13Aと従動部13Bとの間隔が増大する方向に前記駆動部13Aをオフセットする。
上記構成を備えた動力伝達ユニットUは、図5(A)に示す状態において、分割駆動軸21の回転を、動力伝達部13の駆動部13A及び従動部13Bを介して駆動ローラ31に伝達する。これにより、動力伝達ユニットUは、駆動ローラ31と従動ローラ40とで挟持したフィン104を水平方向に送り出すようにしてパレットPを走行させる。この際、フィン104は、パレットPの移動が安定的に行われるように、常に2組の駆動ローラ31及び従動ローラ40で挟持される長さを有している。
また、動力伝達ユニットUは、図5(B)に示すように、動力切換部14により主軸リテーナ33を外側(図5中で右側)に移動させると、動力伝達部13の駆動部13Aが従動部13Bから離れてオフセットされ、動力伝達部13の動力伝達がOFFになる。このとき、動力伝達ユニットUは、動力伝達部13がOFFになる一方で、隣接する動力伝達ユニットUとの間で、分割駆動軸21同士の軸心がずれることになる。
この際、送り機構10では、動力切換部14による駆動部13Aのオフセット量OSが、マグネット継手22のクリアランスC1よりも小さく、且つマグネットギア(13)のクリアランスC2よりも大きいものとしている(C1>OS>C2)。
これにより、送り機構10は、動力伝達部13をOFFにしても、全ての分割駆動軸21の回転を継続することができる。すなわち、送り機構10は、搬入ステージS1、各室1〜3、及び搬出ステージS2のうちの任意の位置で、パレットPの走行を停止させることができる。
また、ワーク搬送装置は、図6(A)に示すように、搬入ステージS1、各室1〜3、及び搬出ステージS2に、パレットPを搬送方向に位置決めするストッパ43を備えている。図6には、各室1〜3のストッパ43のみを示す。これらのストッパ43は、パレットPの移動空間に対して、回転動作又は直線動作により突没可能である。ストッパ43は、突出状態にすると、パレットPの前部が当接して同パレットPを位置決めし、パレットPの移動時には、その移動を妨げない位置まで没入状態にする。
さらに、ワーク搬送装置は、図6(B)に示すように、ワークWの横方向(搬送方向に対して横方向)の位置決めを行う位置決め装置44を備えている。この位置決め装置44は、当該加工ラインでは後室3に配置してあり、ワークWの正面に相対向する加圧部44Aと、ワークWの背面に相対向する基板部44Bとを備えている。位置決め装置44は、後室3でワークWの厚さ測定を行う際に、加圧部44AによりワークWを基板部44Bに押し付けて、同ワークWを位置決めする。
さらに、ワーク搬送装置は、図1に示すように、主制御装置50を備えると共に、パレットPの位置や各室1〜3の雰囲気を検出するセンサ類(図示せず)を備えている。主制御装置50は、エアドライヤ4、開封装置5、注液装置6、厚さ測定器7、各扉G1〜G4、搬入ロボットR、搬出ローダL、昇降機106,107及び送り機構10等の夫々の動作を集中的に制御する。
次に、上記のワーク搬送装置の動作とともにワーク搬送方法を説明する。
すなわち、ワーク搬送方法は、夫々に密閉可能である前室1、主加工室2、及び後室3を順に配置した加工ラインにおいてワークを順次搬送する方法である。
このワーク搬送方法は、図7(A)及び(B)に示すように、主加工室2を密閉状態にして前室1及び後室3を室外に開放し、室外から前室1へのワーク搬送、及び後室3から室外へのワーク搬送を行う。なお、図示例では、主加工室2及び後室3にパレットP及びワークWが収容されている状態を初期状態としている。
この際、ワーク搬送装置は、入口扉G1及び出口扉G4を開放(白で示す)すると共に、第1及び第2の中間扉G2,G3を閉塞(黒で示す)し、搬入ステージS1、前室1、後室3及び搬出ステージS2の各動力伝達ユニットUをONにし、主加工室2の動力伝達ユニットUのみをOFFにする。
つまり、ワーク搬送装置は、送り機構10において、軸駆動部12により主駆動軸(各分割駆動軸21)11を回転駆動する。このとき、各動力伝達ユニットUでは、動力伝達部13により、分割駆動軸21の回転を駆動ローラ31に伝達し、駆動ローラ31及び従動ローラ40によりパレットPを移動させる。
その一方で、ワーク搬送装置は、主加工室2の動力伝達ユニットUにおいて、動力切換部14により、動力伝達部13による動力伝達をOFFにする。つまり、動力切換部14は、分割駆動軸12を移動させて、マグネットギアである動力伝達部13の駆動部13Aを従動部13Bからオフセットする。
このとき、ワーク搬送装置は、先述したように、動力切換部14による駆動部13Aのオフセット量OSが、マグネット継手22のクリアランスC1よりも小さく、且つ動力伝達部(マグネットギア)13のクリアランスC2よりも大きい(C1>OS>C2)。これにより、ワーク搬送装置は、全ての動力伝達ユニットUの分割駆動軸12が回転を継続しており、主加工室2の動力伝達ユニットUのみにおいて、動力伝達部13がOFFになる。これにより、ワーク搬送装置は、主加工室2のパレットPのみが停止し、それ以外の部分では、パレットPが移動してワーク搬送を行うこととなる。
その後、ワーク搬送装置は、図7(C)に示すように、全ての扉G1〜G4を閉塞(黒)し、搬入ステージS1に次のワークWを搬入すると共に、搬出ステージS2のワークWを搬出する。ワークWの搬入は、搬入ロボットRにより行われ、ワークWの搬出は、搬出ローダLにより行われる。搬出したワークWは、コンベアCに移送される。この際、ワーク搬送装置は、軸駆動部12をOFF、若しくは、軸駆動部12をONにしたままで全ての動力伝達ユニットUの動力伝達部13をOFFにする。したがって、パレットP及びワークWは移動しない。
次に、ワーク搬送方法は、図7(C)に示すように、前室1及び後室3を密閉状態にして、両室1,3内の雰囲気を主加工室2内の雰囲気に置換した後、図7(D)及び(E)に示すように、前室1及び後室3と主加工室2との間を開放して各室1〜3内でワーク搬送を行う。なお、ステージS2に残るパレットPは、搬出側昇降機107、回収レーン105及び搬入側昇降機106により、搬入ステージS1に移送される。
つまり、ワーク搬送装置は、入口扉G1及び出口扉G4を閉塞(黒)すると共に、第1及び第2の中間扉G2,G3を開放(白)し、各室1〜3の動力伝達ユニットUの動力伝達部13をONにする一方で、搬入及び搬出のステージS1,S2の動力伝達部13をOFFにする。これにより、前室1及び主加工室2のパレットP及びワークWは、主加工室2及び後室3に夫々移動する。
その後、ワーク搬送装置は、図7(F)に示すように、全ての扉G1〜G4を閉塞(黒)する。上記のワーク搬送方法及びワーク搬出装置では、図7(C)〜(F)に示すように、入口扉G1及び出口扉G4が閉塞(黒)している状態で、各室1〜3の雰囲気の置換、各室1〜3間のワーク搬送を行うと共に、ワークWに所定の加工や測定を行う。そして、ワーク搬送方法及びワーク搬出装置は、図7(F)に示す状態から、図7(A)に示す初期状態に戻る。
上記実施形態で説明したワーク搬送方法では、密閉状態にした主加工室2内でワークWに所定の加工を行っている間に、前室1に次のワークWを搬入すると共に、後室3から加工済みのワークWを搬出する。その後、前室1、主加工室2及び後室3を密閉状態にして各室1〜3内を同じ雰囲気にするので、これらの室1〜3内で所定の加工及び処理や、ワークWの搬送を行う。つまり、加工ライン上には複数のワークWが存在し、これらの移動時には次工程が空になっていて、そこにワークWが移動する。
これにより、上記ワーク搬送方法によれば、所定の密閉環境が付与される加工室を備えた加工ラインにおいて、加工ライン上に複数のワークWを存在させて、前室1、主加工室2、及び後室3を有効に使用することが可能になり、生産効率の向上を図ることができる。
上記実施形態で説明したワーク搬送装置では、パレットPによりワークWを保持し、送り機構10により、搬入ステージS1から各室1〜3を経て搬出ステージS2に至る間でパレットPの移動及び停止を行う。送り機構10は、軸駆動部12により主駆動軸11を回転させ、搬入ステージS1、各室1〜3、及び搬出ステージS2の夫々に配置した動力伝達部13により、主駆動軸11の回転をパレットPの送り運動に変換してパレットPを移動させる。
また、送り機構10は、各動力伝達部13に対して動力切換部14を備えているので、搬入ステージS1、各室1〜3、及び搬出ステージS2のうちのいずれかで、動力切換部14により、動力伝達部13の動力伝達をOFFにすると、主駆動軸11の回転がパレットP側に伝わらなくなる。これにより、送り機構10は、動力切換部13がOFFの位置ではパレットPを停止させ、動力伝達部13がONの位置ではパレットPを移動させる。
このようにして、上記ワーク搬送装置は、主駆動軸11及び軸駆動部12を備えた1つの駆動系統により、加工ライン上に複数のワークWを存在させて、室1〜3内での所定の加工及び処理や、ワークWの搬入及び搬出を行うことが可能になる。
これにより、上記ワーク搬送装置によれば、所定の密閉環境が付与される加工室を備えた加工ラインにおいて、1つの駆動系統だけで、加工ライン上に複数のワークWを存在させて、前室1、主加工室2、及び後室3を有効に使用することが可能になり、装置構造の簡略化により設備費を低く抑制しつつ生産効率の向上を実現することができる。
また、上記ワーク搬送装置は、送り機構10の主駆動軸11が、搬入ステージS1、各室1〜3、及び搬出ステージS2の夫々に配置した分割駆動軸21と、分割駆動軸21同士の回転伝達を非接触で行う駆動部22A及び従動部22Bから成るマグネット継手22とを備えている。これにより、ワーク搬送装置は、1つの軸駆動部12を用いた簡単な装置構造により、任意の位置でパレットPの移動及び停止を選択的に行う機能を得ることができ、設備費のさらなる節減のほか、保守管理の簡略化等も実現することができる。
さらに、上記ワーク搬送装置は、送り機構10の動力伝達部13が、主駆動軸11側からパレット側への動力伝達を非接触で行う駆動部13A及び従動部13Bから成るマグネットギアである。これにより、ワーク搬送装置は、1つの軸駆動部12を用いた簡単な装置構造により、任意の位置でパレットPの移動及び停止を選択的に行う機能を得ることができ、マグネット継手22の採用と相俟って、設備費のさらなる節減や保守管理のさらなる簡略化等を実現する。
さらに、上記ワーク搬送装置は、マグネット継手22のクリアランスC1が、動力伝達部13のクリアランスC2よりも大きく、動力切換部14のオフセット量OSが、マグネット継手22のクリアランスC1よりも小さく、且つ動力伝達部13のクリアランスC2よりも大きくしている。これにより、ワーク搬送装置は、簡単な装置構造にして、設備費のさらなる節減や保守管理のさらなる簡略化等を実現しつつ、任意の位置におけるパレットPの移動及び停止の選択的動作をより確実に実行することができる。
さらに、上記ワーク搬送装置は、送り機構10が、搬入ステージS1、各室1〜3、及び搬出ステージS2の夫々に配置する動力伝達ユニットUを備え、動力伝達ユニットUが、分割駆動軸12及びマグネット継手22、動力伝達部13であるマグネットギア、及び動力切換部14を含むものとしている。これにより、ワーク搬送装置は、室外及び室内のステージの増減に容易に対処することができる。
つまり、ワーク搬送装置は、各動力伝達ユニットUの分割駆動軸11が、非接触の状態で回転伝達を行うものであり、動力伝達ユニットU同士を機械的に直接連結する必要が無いので、ステージの増減に伴う動力伝達ユニットUの新設や撤去が容易である。
さらに、ワーク搬送方法は、パレットPの移動及び停止を行う手段として、例えば、加工ラインに対する複数の動力伝達系統、各室毎の動力装置、あるいは自走式のパレット等を採用して実施することも可能である。しかし、この場合、設備費が嵩むと共に、保守管理が煩雑になり、ワークWの製造コストも増加する。そこで、上記ワーク搬送方法は、上記ワーク搬送装置に適用することにより、設備費の低減、保守管理の容易化及び製造コストの低減等を図りつつ確実に実施することができる。
また、図1に示すワーク搬送装置では、回収レーン105に個別の駆動系を配置することも可能であるが、回収レーン105側に配置した駆動軸を送り機構10の軸駆動部12で回転駆動することも充分に可能であり、これにより、装置構造のさらなる簡略化を実現することができる。
図8〜図14は、加工ラインのワーク搬送方法及びワーク搬送装置の第2〜第11の実施形態を説明する図である。なお、以下の各実施形態において、第1実施形態と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
〈第2実施形態〉
図8に示す実施形態は、加工ラインを構成する主加工室2が2つの加工ステージ2A,2Bを備えている。この加工ラインにおけるワーク搬送方法は、先の実施形態と同様であり、 図8(A)及び(B)に示すように、主加工室2を密閉状態にして前室1及び後室3を室外に開放し、室外から前室1へのワーク搬送、及び後室3から室外へのワーク搬送を行う。
この際、ワーク搬送装置は、第1及び第2の中間扉G2,G3を閉塞(黒)すると共に、入口扉G1及び出口扉G4を開放(白)し、主加工室2の各加工ステージ2A,2Bに配置した動力伝達ユニットUの動力伝達部13のみをOFFにする。
次に、ワーク搬送方法は、図8(C)及び(D)に示すように、前室1及び後室3を密閉状態にして両室1,3内の雰囲気を主加工室2内の雰囲気に置換した後、前室1及び後室3と主加工室2との間を開放して各室1〜3内でワーク搬送を行う。
この際、ワーク搬送装置は、入口扉G1及び出口扉G2を閉塞(黒)して、搬入ステージS1に次のワークWを搬入すると共に、搬出ステージS2のワークWを搬出し、前室1及び後室3の雰囲気を置換した後、第1及び第2の中間扉G2,G3を開放(白)する。
その後、ワーク搬送方法及びワーク搬送装置は、所定の加工や測定を終了した後、前室1及び後室3を開放し、且つ主加工室2を閉塞する初期状態(図8A)に戻る。
上記のワーク搬送方法及びワーク搬出装置にあっても、先の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができ、先述したように、主加工室2が2つの加工ステージ2A,2Bを有しているので、これらに対して動力伝達ユニットUを容易に配置することができる。
〈第3実施形態〉
図9に示す実施形態は、加工ラインを構成する主加工室2が3つの加工ステージ2A,2B,2Cを備えている。この加工ラインにおけるワーク搬送方法は、先の実施形態と同様であり、 図9(A)及び(B)に示すように、主加工室2を密閉状態にして前室1及び後室3を室外に開放し、室外から前室1へのワーク搬送、及び後室3から室外へのワーク搬送を行う。この際、ワーク搬送装置は、第1及び第2の中間扉G2,G3を閉塞(黒)すると共に、入口扉G1及び出口扉G4を開放(白)し、主加工室2の各加工ステージ2A,2B,2Cに配置した動力伝達ユニットUの動力伝達部13のみをOFFにする。
次に、ワーク搬送方法は、図9(C)及び(D)に示すように、前室1及び後室3を密閉状態にして両室1,3内の雰囲気を主加工室2内の雰囲気に置換した後、前室1及び後室3と主加工室2との間を開放して各室1〜3内でワーク搬送を行う。この際、ワーク搬送装置は、入口扉G1及び出口扉G2を閉塞(黒)して、搬入ステージS1に次のワークWを搬入すると共に、搬出ステージS2のワークWを搬出し、前室1及び後室3の雰囲気を置換した後、第1及び第2の中間扉G2,G3を開放(白)する。
その後、ワーク搬送方法及びワーク搬送装置は、 所定の加工や測定を終了した後、前室1及び後室3を開放し、且つ主加工室2を閉塞する初期状態(図9A)に戻る。
上記のワーク搬送方法及びワーク搬出装置にあっても、先の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができ、先述したように、3つの加工ステージ2A,2B,2Cを有する主加工室3に対して、3つの動力伝達ユニットUを容易に配置することができる。上記のワーク搬送方法及びワーク搬出装置は、主加工室2の加工ステージの数を3以上にしたり、前室1及び後室3に複数のステージを設けたりすることが可能であり、これらに対する動力伝達ユニットUの配置にも容易に対処することができる。
〈第4実施形態〉
図10及び図11(A)に示す実施形態は、パレットPが、車輪(102)及びフィン(104)を有しておらず、基板101及び治具103を備えたものである。また、この実施形態の動力伝達ユニットUは、上側及びライン上流側及び下流側に開放されたフレーム60を備えている。図10では、内部構成を示す都合上、フレーム60を透明に示している。
動力伝達ユニットUは、図11(A)に示すように、基盤61にリニアガイド62を介して、フレーム60が水平動可能に配置してあり、これに対して、主軸リテーナ33が、図示しない固定部位に配置してある。主軸リテーナ33は、主駆動軸11を構成する分割駆動軸21を水平にして回転自在に保持している。分割駆動軸21には、動力伝達部(マグネットギア)13の駆動部13Aが装着してある。
動力伝達ユニットUは、フレーム60の上側に、軸線方向を水平にしたローラ軸63と、ローラ軸63の両端を回転自在に保持する軸受け64,64が配置してある。このローラ軸63は、その中央に動力伝達部13の従動部13Bが装着してあると共に、両端側に、パレット走行用の車輪65,65が装着してある。この動力伝達部13や一対の車輪65は、フレーム60の両端側となる2箇所に配置してある。
また、動力伝達ユニットUは、動力切換部14を備えている。この動力伝達部14は、例えばエアシリンダであって、フレーム60に連結してあり、その伸縮駆動によりフレーム60を水平方向に往復動させる。
上記構成を備えた動力伝達ユニットUは、図11(A)に示すように、分割駆動軸21の中心と動力伝達部13の従動軸13Bの中心とが一致した状態において、分割駆動軸21の回転を、動力伝達部13を介して車輪65に伝達し、車輪65上に基板101を載置したパレットPを移動させる。
また、上記の動力伝達ユニットUは、図11(A)中に白矢印で示すように、動力切換部14を伸長駆動してフレーム60を移動させることにより、図中に黒矢印で示すように、動力伝達部13の従動軸13Bをオフセットする。すなわち、動力伝達ユニットUは、フレーム60を移動させると、分割駆動軸21とともに固定状態にある駆動部13Aに対して従動部13Bが移動し、動力伝達部13がOFFになる。
上記の動力伝達ユニットUを備えた送り機構、並びにワーク搬送装置にあっても、先の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。また、上記の動力伝達ユニットUでは、分割駆動軸21が移動しないので、従動部13Bのオフセット量OSは、マグネットギアである動力伝達部13のクリアランスC2以上であれば良い。したがって、ワーク搬送装置としては、単一の主駆動軸を用いることも可能である。ただし、上記の如く分割駆動軸21を含む動力伝達ユニットUを採用すれば、ステージの増減に容易に対処することができ、利便性の高いものとなる。
〈第5実施形態〉
図11(B)に示す実施形態の動力伝達ユニットUは、第4実施形態では、従動部13Bをオフセットして動力伝達部13をOFFにしたのに対して、駆動部13Aをオフセットして動力伝達部13をOFFにする構成である。
すなわち、図示の動力伝達ユニットUは、フレーム60の下部に、リニアガイド62を介して主軸リテーナ33を配置し、動力切換部14が、主軸リテーナ33を水平方向に往復動させるようになっている。
上記の動力伝達ユニットUは、図11(B)中に白矢印で示すように、動力切換部14を収縮駆動して主軸リテーナ33を移動させることにより、図中に黒矢印で示すように、分割駆動軸21とともに動力伝達部13の従動軸13Bをオフセットする。すなわち、動力伝達ユニットUは、主軸リテーナ33を移動させると、固定状態にある従動部13Bに対して駆動部13Bが移動し、動力伝達部13がOFFになる。このような動力伝達ユニットUを備えた送り機構、並びにワーク搬送装置にあっても、先の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
〈第6実施形態〉
図12(A)に示す実施形態の動力伝達ユニットUは、基盤61上に、リニアガイド62を介してフレーム60を水平方向に往復動可能に配置すると共に、フレーム60の外側に主軸リテーナ33を固定している。動力切換部14は、例えばエアシリンダであって、フレーム60に連結してあり、伸縮駆動することでフレーム60を往復動させる。
また、動力伝達ユニットUは、フレーム60の外側に延出するローラ軸63を備えている。そして、動力伝達ユニットUは、フレーム60の外側において、分割駆動軸21に装着した駆動部13Aと、ローラ軸63に装着した従動部13Bとで、マグネットギアから成る動力伝達部13を構成している。
上記の動力伝達ユニットUは、図12(A)中に白矢印で示すように、動力切換部14を収縮駆動してフレーム60を移動させることにより、図中に黒矢印で示すように、動力伝達部13の従動軸13Bをオフセットする。すなわち、動力伝達ユニットUは、フレーム60を移動させると、主軸リテーナ33により固定状態にある駆動部13Aに対して従動部13Bが移動し、動力伝達部13がOFFになる。
上記の動力伝達ユニットUを備えた送り機構、並びにワーク搬送装置にあっても、先の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。また、従動部13Bのオフセット量OSは、マグネットギアである動力伝達部13のクリアランスC2以上であれば良く、単一の主駆動軸を用いることも可能である。ただし、分割駆動軸21を含む動力伝達ユニットUにすることで、ステージの増減に対処することが容易であり、利便性が向上する。
〈第7実施形態〉
図12(B)に示す実施形態の動力伝達ユニットUは、基盤61上に、フレーム60を固定すると共に、フレーム60の外側に、リニアガイド62を介して主軸リテーナ33を水平方向に往復動可能に配置している。動力切換部14は、例えばエアシリンダであって、主軸リテーナ33に連結してあり、伸縮駆動することで主軸リテーナ33及び分割駆動軸21を往復動させる。動力伝達部13の駆動部13A及び従動部13Bの構成は、第6実施形態と同様である。
上記の動力伝達ユニットUは、図12(B)中に白矢印で示すように、動力切換部14を収縮駆動して主軸リテーナ33を移動させることにより、図中に黒矢印で示すように、動力伝達部13の駆動部13Aをオフセットする。すなわち、動力伝達ユニットUは、主軸リテーナ33を移動させると、フレーム60により固定状態にある従動部13Bに対して駆動部13Aが移動し、動力伝達部13がOFFになる。上記の動力伝達ユニットUを備えた送り機構、並びにワーク搬送装置にあっても、先の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
〈第8実施形態〉
図13(A)に示す実施形態の加工ラインは、前室1,主加工室2及び後室3を水平方向に順に配列すると共に、前室1及び後室3の下部に、入口扉G1及び出口扉G4を設けたものである。この加工ラインでは、前室1及び後室3の下側で、ワークWの搬入及び排出が行われることとなり、各室1〜3に対して、送り機構10若しくは動力伝達ユニットUが配置される。この場合、動力伝達ユニットUは、ワークWの搬入及び排出を妨げないように配置すれば良く、互いに機械的に連結されないので、ワークWの移動空間に対して進退可能に設けることも可能である。
〈第9実施形態〉
図13(B)に示す実施形態の加工ラインは、前室1,主加工室2及び後室3を水平方向に順に配列すると共に、後室3内でワークを下降させるようにし、後室3のライン上流側(図13中で左側)に出口扉G4を設けたものである。この場合、動力伝達ユニットUは、各室1,2に対応する上部と、後室3に対応する下部とに配置し、上部の分割駆動軸2を下部の分割駆動軸21とをタイミングベルト等で連結する。これにより、各動力伝達ユニットUは、互いに回転伝達を行い、必要に応じて任意の位置で動力伝達部13をOFFにすることが可能である。
〈第10実施形態〉
図14(A)に示す実施形態の加工ラインは、前室1,主加工室2及び後室3を水平方向に順に配列すると共に、前室1及び後室3の正面に、入口扉G1及び出口扉G4を有している。図示の入口扉G1及び出口扉G4は、開閉動作がより高速で行われるように、上下の扉体GA,GBを備えたものである。上記の加工ラインは、先の実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
〈第11実施形態〉
図14(B)に示す実施形態の加工ラインは、前室1を最上段にして、主加工室2及び後室3を垂直方向に順に配列すると共に、前室1の上下に入口扉G1及び第1中間扉G2を有し、後室3の上下に第2中間扉G3及び出口扉G4を有している。上記の加工ラインには、各室1〜3の側部に動力伝達ユニットUを配置することができる。このような加工ラインでは、主駆動軸11、若しくは分割駆動軸21及びマグネット継手22や、動力伝達部13で動力伝達を行うことができ、その他に、パレットPを保持しつつ下降移動させる機構を備えたものとする。
本発明に係わる加工ラインのワーク搬送方法及びワーク搬送装置は、その構成が上記各実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成を適宜変更することが可能であり、上記各実施形態の構成を組み合わせることも可能である。
また、上記のワーク搬送方法及びワーク搬送装置は、ワークとして電池を搬送する場合を例示したが、それ以外のワーク搬送にも当然適用可能であり、外気と異なる気体の充填や真空状態などの密閉環境が付与される加工室を備えた加工ラインに有効である。
1 前室
2 主加工室
3 後室
10 送り機構
11 主駆動軸
12 軸駆動部
13 動力伝達部(マグネットギア)
13A 駆動部
13B 従動部
14 動力切換部
21 分割駆動軸
22 マグネット継手
22A 駆動部
22B 従動部
C1 マグネット継手のクリアランス
C2 マグネットギアのクリアランス
OS オフセット量
P パレット
S1 搬入ステージ
S2 搬出ステージ
U 動力伝達ユニット
W ワーク

Claims (6)

  1. 夫々に密閉可能である前室、主加工室、及び後室を順に配置した加工ラインにおいてワークを順次搬送するに際し、
    主加工室を密閉状態にして前室及び後室を室外に開放し、室外から前室へのワーク搬送、及び後室から室外へのワーク搬送を行い、
    次に、前室及び後室を密閉状態にして両室内の雰囲気を主加工室内の雰囲気に置換した後、前室及び後室と主加工室との間を開放して各室内でワーク搬送を行うことを特徴とする加工ラインのワーク搬送方法。
  2. 夫々に密閉可能である前室、主加工室、及び後室を順に配置した加工ラインにおいてワークを順次搬送する装置であって、
    前室のライン上流側に配置した搬入ステージと、後室のライン下流側に配置した搬出ステージと、搬入ステージから各室を経て搬出ステージに至る間でワーク保持用のパレットの移動及び停止を行う送り機構とを備え、
    送り機構が、加工ラインに沿って配置した主駆動軸と、主駆動軸を回転駆動する軸駆動部と、搬入ステージ、各室、及び搬出ステージの夫々に配置され且つ主駆動軸の回転をパレットの送り運動に変換するための動力伝達部と、夫々の動力伝達部に対して配置され且つ動力伝達部による動力伝達を断続する動力切換部とを備えていることを特徴とする加工ラインのワーク搬送装置。
  3. 前記送り機構の主駆動軸が、搬入ステージ、各室、及び搬出ステージの夫々に配置した分割駆動軸と、分割駆動軸同士の回転伝達を非接触で行う駆動部及び従動部から成るマグネット継手とを備えていることを特徴とする請求項2に記載の加工ラインのワーク搬送装置。
  4. 前記送り機構の動力伝達部が、主駆動軸側からパレット側への動力伝達を非接触で行う駆動部及び従動部から成るマグネットギアであることを特徴とする請求項2又は3に記載の加工ラインのワーク搬送装置。
  5. 前記マグネット継手の駆動部及び従動部が、軸心のずれ方向の許容範囲であるクリアランスを有すると共に、そのクリアランスが、前記マグネットギアを構成する駆動部及び従動部の間隔の許容範囲であるクリアランスよりも大きく、
    前記動力切換部が、マグネットギアの駆動部及び従動部のいずれか一方をオフセットさせることで動力伝達を断続するものであって、そのオフセット量が、マグネット継手のクリアランスよりも小さく、且つマグネットギアのクリアランスよりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の加工ラインのワーク搬送装置。
  6. 送り機構が、搬入ステージ、各室、及び搬出ステージの夫々に配置する動力伝達ユニットを備えており、
    各動力伝達ユニットが、前記分割駆動軸及びマグネット継手、動力伝達部であるマグネットギア、及び動力切換部を含むことを特徴とする請求項5に記載の加工ラインのワーク搬送装置。
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