JP2017179342A - 樹脂組成物、成形体及び成形体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
これらの用途に用いられる樹脂においては、耐衝撃性が非常に重要であり、弾性率等の強度も必要とされる。
しかし、この様な方法では、成形体の折り曲げや破断に際し、アクリル樹脂とゴム粒子の界面が破壊され、樹脂が白化する問題があった。
しかし、この方法では、長鎖分子構造の導入量に応じて成形体の弾性率が低下する問題があった。
しかし、PMMA樹脂に疎水性ポリロタキサンを添加しただけでは、耐衝撃性を発現することは困難であった。
(1)単一重合体のガラス転移温度が60℃以上のラジカル重合性単量体(A)と、
単一重合体のガラス転移温度が60℃未満のラジカル重合性単量体(B)と、
ポリロタキサン(C)と、を含み、
前記ラジカル重合性単量体(A)と前記ラジカル重合性単量体(B)と前記ポリロタキサン(C)との合計に対し、前記ラジカル重合性単量体(A)が20〜98質量%、前記ラジカル重合性単量体(B)が1〜50質量%、前記ポリロタキサン(C)が1〜50質量%である樹脂組成物。
(2)前記ポリロタキサン(C)を構成する環状構造が(メタ)アクリレート基を有する、(1)に記載の樹脂組成物。
(3)前記ラジカル重合性単量体(A)が、モノ(メタ)アクリレートである、(1)または(2)に記載の樹脂組成物。
(4)前記ラジカル重合性単量体(B)が、(メタ)アクリレートである、(1)〜(3)のいずれかに記載の樹脂組成物。
(5)前記ラジカル重合性単量体(B)が、モノ(メタ)アクリレートである、(1)〜(4)のいずれかに記載の樹脂組成物。
(6)(1)〜(5)のいずれかに記載の樹脂組成物を重合した共重合樹脂からなる成形体。
(7)(1)〜(5)のいずれかに記載の樹脂組成物をシート状に配置し、重合して共重合樹脂からなるシートを得る、成形体の製造方法。
(8)(1)〜(5)のいずれかに記載の樹脂組成物をシート状に配置し、重合して共重合樹脂からなるシートを得て、前記シートを立体形状に成形する、成形体の製造方法。
(9)(1)〜(5)のいずれかに記載の樹脂組成物を注型重合して共重合樹脂からなる立体形状の成形体を得る、成形体の製造方法。
本発明の成形体は、折り曲げや破断時の白化が生じにくく、充分な透明性及び弾性率を保持し、高い耐衝撃性を有する。
本発明の成形体の製造方法によれば、折り曲げや破断時の白化が生じにくく、充分な透明性及び弾性率を保持し、耐衝撃性の高い成形体が得られる。
「ラジカル重合性単量体」とは、ラジカル重合可能な不飽和二重結合を分子内に一つ以上有する化合物を指す。
「(メタ)アクリレート」とは、アリクレート及びメタクリレートから選ばれる少なくとも1種を指す。
「ガラス転移温度」とは、文献、カタログ等で明らかにされている値、または、動的粘弾性の測定を行って得られるtanδ曲線の極大値を示す時の温度から定義される値を指す。
本発明の樹脂組成物は、以下のラジカル重合性単量体(A)と、ラジカル重合性単量体(B)と、ポリロタキサン(C)とを含む。
本発明の樹脂組成物は、必要に応じて、重合開始剤を含むことができる。
本発明の樹脂組成物は、必要に応じて、離型剤を含むことができる。
本発明の樹脂組成物は、必要に応じて、上記以外の他の成分を含むことができる。
ラジカル重合性単量体(A)は、単一重合体のガラス転移温度が60℃以上のラジカル重合性単量体である。
ラジカル重合性単量体(A)の単一重合体のガラス転移温度が上記下限値以上であれば、樹脂組成物を重合して得られる共重合樹脂の弾性率、耐熱性が優れる。
これらの中でも、得られる共重合樹脂の光学特性、耐候性が高くなることから、(メタ)アクリレートが好ましい。また、重合の均一性が良好になることから、モノ(メタ)アクリレートがより好ましい。この様なモノ(メタ)アクリレートとして、アルキル(メタ)アクリレート、芳香族(メタ)アクリレート、脂環式(メタ)アクリレート等が好ましく、アルキル(メタ)アクリレートがより好ましい。中でもメチルメタクリレートが特に好ましい。
これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ラジカル重合性単量体(B)は、単一重合体のガラス転移温度が60℃未満のラジカル重合性単量体である。
ラジカル重合性単量体(B)の単一重合体のガラス転移温度が上記上限値以下であれば、樹脂組成物を重合して得られる共重合樹脂の耐衝撃性が優れる。ラジカル重合性単量体(B)の単一重合体のガラス転移温度は、0℃未満であることが好ましい。
これらの中でも、得られる共重合樹脂の光学特性、耐候性が高くなること、添加量が少量でも効果が高いことから、単一重合体のガラス転移温度が0℃未満である(メタ)アクリレートが好ましい。例えば、分子量が100以上のポリアルキレングリコールジ(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレートが好ましい。
また、重合の均一性が良好になることから、モノ(メタ)アクリレートが好ましい。中でも、アルキル(メタ)アクリレート、ポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレートが好ましい。これらを満たすものとして、n−ブチル(メタ)アクリレート、メトキシ化ポリエチレングリコール(メタ)アクリレートが最も好ましい。
これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ポリロタキサン(C)は、環状構造と、前記環状構造を貫通する直鎖状構造と、前記直鎖状構造の両末端に配置された封鎖基とを有する。
ポリロタキサン(C)としては、環状構造が直鎖状構造上を自由に動くことができるものが好ましい。環状構造が直鎖状構造上を自由に動きやすい点から、環状構造の包接率が理論上の飽和値の50質量%以下であることが好ましい。
ポリロタキサン(C)を構成する環状構造は、(メタ)アクリレート基を有することが好ましい。環状構造が(メタ)アクリレート基を有する場合、ラジカル重合性単量体(A)及びラジカル重合性単量体(B)と重合により一体化し、効果を発揮しやすくなる。
ガラス転移点が低い直鎖状構造としては、例えばポリエチレングリコール、ポリブチレングリコール、シリコーン樹脂、ポリブタジエン等が挙げられる。中でも、入手しやすさの観点から、ポリエチレングリコールが最も好ましい。
直鎖状構造の分子量は、5000〜10万が好ましく、1万〜4万が好ましい。上記下限値以上であれば、耐衝撃性を発現しやすく、上記上限値以下であれば、ラジカル重合性単量体(A)、(B)との相分離を抑えやすい傾向がある。
ポリロタキサン(C)は1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
重合開始剤としては、熱重合開始剤、光重合開始剤等が挙げられる。
熱重合開始剤としては、例えば過酸化ベンゾイル、ラウロイルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−へキシルパーオキシピバレート、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート等の有機過酸化物系重合開始剤;2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)等のアゾ系重合開始剤が挙げられる。これらは一種を単独で用いてもよく2種以上を併用してもよい。
離型剤としては、例えばジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、リン酸ジエチルエステル、リン酸モノエチルエステル、リン酸ジエチルエステルとリン酸モノエチルエステルの混合物等が挙げられる。これらは一種を単独で用いてもよく2種以上を併用してもよい。
他の成分としては、例えば滑剤、可塑剤、抗菌剤、防カビ剤、光安定剤、紫外線吸収剤、ブルーイング剤、染料、顔料、帯電防止剤、熱安定剤、消泡剤、分散剤等が挙げられる。
本発明の樹脂組成物中、ラジカル重合性単量体(A)の含有量は、ラジカル重合性単量体(A)とラジカル重合性単量体(B)とポリロタキサン(C)との合計(100質量%)に対し、20〜98質量%であり、35〜90質量%が好ましく、50〜80質量%がより好ましく、55〜70質量%が最も好ましい。ラジカル重合性単量体(A)の含有量が上記下限値以上であれば、ラジカル重合性単量体(A)由来の耐熱性、弾性率を得やすく、上記上限値以下であれば、耐衝撃性を発現しやすい。
本発明の成形体は、前述の本発明の樹脂組成物を重合した共重合樹脂からなる。
本発明の樹脂組成物を重合すると、ラジカル重合性単量体(A)とラジカル重合性単量体(B)とが共重合して、ラジカル重合性単量体(A)に由来する構成単位とラジカル重合性単量体(B)に由来する構成単位とを有する共重合体が生じる。そのため、得られる共重合樹脂には、この共重合体とポリロタキサン(C)とが含まれる。
ポリロタキサン(C)の環状分子が(メタ)アクリレート基を有する場合には、環状分子が架橋点となって前記共重合体とポリロタキサン(C)とが架橋した状態になる。
シートは、フィルムであってもよく、板であってもよい。尚、ここで「フィルム」とは、厚み1mm未満のシートを指し、「板」とは、厚み1mm以上のシートを指す。
本発明の成形体の製造においては、本発明の樹脂組成物を重合する。
重合方法は特に限定されないが、塊状重合で重合するのが好ましい。この場合、重合前に樹脂組成物を予め、製造する成形体の形状として重合を行って成形体を得てもよく、重合により得られた予備成形体をさらに成形して成形体を得てもよい。前者の例として、以下の方法(α)、(β)が挙げられ、後者の例として、下の方法(γ)が挙げられる。
(α)本発明の樹脂組成物をシート状に配置し、重合して共重合樹脂からなるシートを得る方法。
(β)本発明の樹脂組成物を注型重合して共重合樹脂からなる立体形状の成形体を得る方法。
(γ)本発明の樹脂組成物をシート状に配置し、重合して共重合樹脂からなるシートを得て、前記シートを立体形状に成形する方法。
注型重合では、鋳型に前記樹脂組成物を注入し、重合硬化して成形体(シート)を得、この成形体を鋳型から剥離する。方法(β)における注型重合も同様である。
セルキャスト重合では、一対のシート(ガラス板、SUS板、PETフィルム等)の間に枠を挟んでセルを形成し、このセルに前記樹脂組成物を注入し、重合硬化して成形体(シート)を得、この成形体をセルから取り出す。
重合の手段としては特に限定されず、例えば熱、活性エネルギー線、または熱及び活性エネルギー線の併用により重合を行うことができる。
方法(γ)において、重合により得られたシートの成形方法は、特に限定されず、例えば加熱成形、プレス成形、真空成型、ブロー成形等が用いられる。成形品の形状は、いずれの方法においても目的に応じて設計可能である。
本発明の成形体にあっては、ラジカル重合性単量体(A)と、ラジカル重合性単量体(B)と、ポリロタキサン(C)とを特定の比率で含む樹脂組成物を重合した共重合樹脂からなるため、折り曲げや破断時の白化が生じにくく、充分な透明性及び弾性率を保持し、高い耐衝撃性を有する。
ラジカル重合性単量体(A)のみを重合した重合体は、弾性率、透明性は高いが、耐衝撃性に劣る。ラジカル重合性単量体(A)に対し、ラジカル重合性単量体(B)及びポリロタキサン(C)を組み合わせることで、充分な弾性率を保持しつつ耐衝撃性を高めることができる。これは、耐衝撃性を有するラジカル重合性単量体(B)由来の単位に加えて、ポリロタキサン(C)が有する環動効果が関与しているためと考えられる。
また、上記共重合性樹脂は、非常に高い均質性を示すため、透明性も良好である。また、ゴム粒子による界面破壊などははないため、折り曲げや破断時の白化が生じにくい。
後述の各例で用いた評価方法を以下に示す。
JIS K7111−1:2012に準拠して、エッジワイズ、ノッチなしにてシャルピー衝撃強さの評価を行った。共重合樹脂板から厚み約3mm、長さ80mmの樹脂板を切り出し、幅10mmとなるように側面を鏡面研磨して5枚の試験片を作製した。得られた試験片について、温度23℃湿度50%RHの恒温恒湿室内において、衝撃試験機IT((株)東洋精機製作所製)を用い、15Jハンマーで試験片を破壊した際の衝撃エネルギーを測定し、5枚の試験片の衝撃エネルギーの平均値を算出し衝撃強度(kJ/m2)とした。尚、非破壊の場合も、同様に衝撃エネルギーの平均値を算出し衝撃強度(kJ/m2)とした。非破壊の場合には「NB」と記載した。
JIS K7171:2008に準拠して、共重合樹脂板から厚さ3mm、幅25mm、長さ60mmの試験片を3枚切り出した。得られた3枚の試験片それぞれについて、テンシロン万能引張試験機RTC−1250A−PL((株)エー・アンド・デイ製)を使用し、スパン幅48mm、押込み速度1mm/分で試験した際の初期弾性率を測定し、3枚の試験片の初期弾性率の平均値を算出し曲げ弾性率(MPa)とした。
(樹脂組成物の作製)
ラジカル重合性単量体(A)として、メタクリル酸メチル(アクリエステルM、三菱レイヨン(株)製、ガラス転移温度105℃、以下「MMA」という。)60質量部、ラジカル重合性単量体(B)として、アクリル酸n−ブチル(東京化成(株)製、ガラス転移温度−55℃、以下「nBA」という。)30質量部、ポリロタキサン(C)として、セルム(登録商標)スーパーポリマーSB1310P2(アドバンスト・ソフトマテリアルズ(株)製、以下「SB1310P2」という。)10質量部、重合開始剤として、t−へキシルペルオキシピバレート(パーへキシルPV、日油(株)製)0.437質量部、離型剤として、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム(AOT、日本サイテックインダストリーズ(株)製)0.08質量部を混合し、溶解させて樹脂組成物を得た。
なお、「SB1310P2」は環状構造として、ヒドロキシプロピル基、カプロラクトン鎖、ブチルカルバモイル基、アクリロイルエチルカルバモイル基の順で水酸基が修飾されたシクロデキストリン、直鎖状構造としてポリエチレングリコール(分子量1.1万)、封鎖基としてアダマンチル基を有し、環状構造の包接率が理論上の飽和値の27質量%のポリロタキサンである。
上記樹脂組成物を、自転公転ミキサー(泡取り錬太郎ARV−200、シンキー(株)製)にて9kPaに減圧しながら1500rpmで2.5分間撹拌し、溶存酸素を除去した。これを、10cm角のガラス板を、ポリ塩化ビニル製ガスケットを介して3mm間隔で相対させて鋳型を形成した中に注入し封止した。これを、80℃湯浴内に30分浸漬して熱重合を行った。さらに、135℃空気炉で45分加熱して重合を完了させた。その後、鋳型を室温まで冷却し、型枠を脱枠して平均厚さ約3mmの共重合樹脂板を得た。この板から試験片を切り出し、曲げ弾性率、耐衝撃性の測定を行った。
MMAを60質量部、nBAを25質量部、SB1310P2を15質量部とした以外は実施例1と同様にして樹脂組成物及び共重合樹脂板を作製し、曲げ弾性率、耐衝撃性の測定を行った。
MMAを60質量部、nBAを20質量部、SB1310P2を20質量部とした以外は実施例1と同様にして樹脂組成物及び共重合樹脂板を作製し、曲げ弾性率、耐衝撃性の測定を行った。
MMAを60質量部、nBAを15質量部、SB1310P2を25質量部とした以外は実施例1と同様にして樹脂組成物及び共重合樹脂板を作製し、曲げ弾性率、耐衝撃性の測定を行った。
MMAを60質量部、nBAを10質量部、SB1310P2を30質量部とした以外は実施例1と同様にして樹脂組成物及び共重合樹脂板を作製し、曲げ弾性率、耐衝撃性の測定を行った。
MMAを55質量部、nBAを30質量部、SB1310P2を15質量部とした以外は実施例1と同様にして樹脂組成物及び共重合樹脂板を作製し、曲げ弾性率、耐衝撃性の測定を行った。
MMAを55質量部、nBAを20質量部、SB1310P2を25質量部とした以外は実施例1と同様にして樹脂組成物及び共重合樹脂板を作製し、曲げ弾性率、耐衝撃性の測定を行った。
MMAを65質量部、ラジカル重合性単量体(B)として、メトキシ化ポリエチレングリコールアクリレート(NKエステルAM−90G、新中村化学(株)製、ガラス転移温度−71℃、分子量468、以下「AM−90G」という。)を15質量部、SB1310P2を20質量部とした以外は実施例1と同様にして樹脂組成物及び共重合樹脂板を作製し、曲げ弾性率、耐衝撃性の測定を行った。
MMAを70質量部、AM−90Gを20質量部、SB1310P2を10質量部とした以外は実施例1と同様にして樹脂組成物及び共重合樹脂板を作製し、曲げ弾性率、耐衝撃性の測定を行った。
MMAを60質量部、AM−90Gを20質量部、SB1310P2を20質量部とした以外は実施例1と同様にして樹脂組成物及び共重合樹脂板を作製し、耐衝撃性の測定を行った。
MMAを70質量部、ラジカル重合性単量体(B)として、メトキシ化ポリエチレングリコールアクリレート(NKエステルAM−130G、新中村化学(株)製、ガラス転移温度60℃未満、以下「AM−130G」という。)を20質量部、SB1310P2を10質量部とした以外は実施例1と同様にして樹脂組成物及び共重合樹脂板を作製し、曲げ弾性率、耐衝撃性の測定を行った。
MMAを60質量部、ラジカル重合性単量体(B)として、メトキシ化ポリエチレングリコールメタクリレート(ブレンマーPME200、日油(株)製、ガラス転移温度−59℃、以下「PME200」という。)を20質量部、SB1310P2を20質量部とした以外は実施例1と同様にして樹脂組成物及び共重合樹脂板を作製し、耐衝撃性の測定を行った。
MMAを60質量部、ラジカル重合性単量体(B)として、メトキシ化ポリエチレングリコールメタクリレート(ブレンマーPME400、日油(株)製、ガラス転移温度−60℃、以下「PME400」という。)を30質量部、SB1310P2を10質量部とした以外は実施例1と同様にして樹脂組成物及び共重合樹脂板を作製し、曲げ弾性率、耐衝撃性の測定を行った。
MMAを60質量部、PME400を20質量部、SB1310P2を20質量部とした以外は実施例1と同様にして樹脂組成物及び共重合樹脂板を作製し、耐衝撃性の測定を行った。
MMAを60質量部、ラジカル重合性単量体(B)として、メトキシ化ポリエチレングリコールメタクリレート(ブレンマーPME1000、日油(株)製、ガラス転移温度−52℃、以下「PME1000」という。)を20質量部、SB1310P2を20質量部とした以外は実施例1と同様にして樹脂組成物及び共重合樹脂板を作製し、耐衝撃性の測定を行った。
MMAを70質量部、PME1000を20質量部、SB1310P2を10質量部とした以外は実施例1と同様にして樹脂組成物及び共重合樹脂板を作製し、曲げ弾性率、耐衝撃性の測定を行った。
MMAを100質量部用い、ラジカル重合性単量体(B)及びポリロタキサン(C)を用いなかった以外は実施例1と同様にして樹脂組成物及び共重合樹脂板を作製し、曲げ弾性率、耐衝撃性の測定を行った。
MMAを60質量部、SB1310P2を40質量部用い、ラジカル重合性単量体(B)を用いなかった以外は実施例1と同様にして樹脂組成物及び共重合樹脂板を作製し、曲げ弾性率、耐衝撃性の測定を行った。
MMAを60質量部、ラジカル重合性単量体(B)として、nBAを30質量部、及びポリブチレングリコールジメタクリレート(PBOM3000、三菱レイヨン(株)製、ガラス転移温度60℃未満、以下「PBOM」という。)を10質量部用い、ポリロタキサン(C)を用いなかった以外は実施例1と同様にして樹脂組成物及び共重合樹脂板を作製し、曲げ弾性率、耐衝撃性の測定を行った。
MMAを70質量部、SB1310P2を30質量部用い、ラジカル重合性単量体(B)を用いなかった以外は実施例1と同様にして樹脂組成物及び共重合樹脂板を作製し、曲げ弾性率、耐衝撃性の測定を行った。
MMAを65質量部、nBAを35質量部用い、ポリロタキサン(C)を用いなかった以外は実施例1と同様にして樹脂組成物及び共重合樹脂板を作製し、曲げ弾性率、耐衝撃性の測定を行った。
表1〜2中、ラジカル重合性単量体(A)、(B)及びポリロタキサン(C)の欄に示す数値は、ラジカル重合性単量体(A)、(B)及びポリロタキサン(C)の合計に対する割合(質量%)である。
同様に、ラジカル重合性単量体(B)を含まない樹脂組成物を重合して得られた樹脂成形体(比較例2、4)は、耐衝撃性が低かった。
ポリロタキサン(C)を含まない樹脂組成物を重合して得られた樹脂成形体(比較例3)は、耐衝撃性は高かったものの、弾性率が低かった。また、樹脂成形体(比較例5)は耐衝撃性は比較的高いが、耐衝撃性が低かった。
更には、これらの結果より、ラジカル重合性単量体(B)の添加量が多すぎると(樹脂組成物100質量%中50質量%以上であると)、比較例3より一層弾性率が低くなることは明らかであった。
Claims (9)
- 単一重合体のガラス転移温度が60℃以上のラジカル重合性単量体(A)と、
単一重合体のガラス転移温度が60℃未満のラジカル重合性単量体(B)と、
ポリロタキサン(C)と、を含み、
前記ラジカル重合性単量体(A)と前記ラジカル重合性単量体(B)と前記ポリロタキサン(C)との合計に対し、前記ラジカル重合性単量体(A)が20〜98質量%、前記ラジカル重合性単量体(B)が1〜50質量%、前記ポリロタキサン(C)が1〜50質量%である樹脂組成物。 - 前記ポリロタキサン(C)を構成する環状構造が(メタ)アクリレート基を有する、請求項1に記載の樹脂組成物。
- 前記ラジカル重合性単量体(A)が、モノ(メタ)アクリレートである、請求項1または2に記載の樹脂組成物。
- 前記ラジカル重合性単量体(B)が、(メタ)アクリレートである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
- 前記ラジカル重合性単量体(B)が、モノ(メタ)アクリレートである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の樹脂組成物を重合した共重合樹脂からなる成形体。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の樹脂組成物をシート状に配置し、重合して共重合樹脂からなるシートを得る、成形体の製造方法。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の樹脂組成物をシート状に配置し、重合して共重合樹脂からなるシートを得て、前記シートを立体形状に成形する、成形体の製造方法。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の樹脂組成物を注型重合して共重合樹脂からなる立体形状の成形体を得る、成形体の製造方法。
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