JP2017179819A - 遮蔽装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠性や取り付け品質を向上させた遮光フィンを有する遮蔽装置を提供する。【解決手段】本発明の遮蔽装置として構成されるロールスクリーン1は、スクリーン4を巻き取り又は巻き戻すことにより開閉可能に支持する巻取パイプ3と、巻取パイプ3を支持する枠体(取付フレーム2及び支持部材2a,2b)と、当該枠体と巻取パイプ3との間から入射する外光を遮蔽する遮光フィン9とを備える。当該枠体の前面又は後面に遮光フィン9を係止するための係止部20が設けられている。遮光フィン9は、無外圧時の遮光面が当該枠体に対し略垂直方向となるよう規制されている。そして、ブラケットを介して所定の傾斜角度を要して当該枠体を取付面に取り付ける際に、係止部20に係止される遮光フィン9が対応して傾斜するとともに、取付面との最大近接時の距離として所定距離以上を維持するよう構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、遮蔽材の開閉を可能とする遮蔽装置に関する。
従来、遮蔽材の開閉を可能とする遮蔽装置として、ロールスクリーンや横型ブラインド、たくし上げカーテン、プリーツスクリーン等がある。
例えば、ロールスクリーンは、枠体により巻取軸を支持し、スクリーンの上縁部を巻取軸に取着して垂下させ、遮蔽材(スクリーン)の下縁部に錘部材を設けておくことで、巻取軸によってスクリーンの巻取り又は巻戻しを行うことにより室内への採光量を調節可能に構成される。
そこで、スクリーンを巻き取る巻取軸と、この巻取軸を支持する枠体の下面との間の隙間を防止するために、枠体の下面に基端縁を回動可能に支持して巻取軸の周面上に垂下させる隙間防止部材を設ける技法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
実公平4−48316号公報
前述した特許文献1に開示される技法では、当該隙間防止部材により巻取軸と枠体(又は取付フレーム)の下面との間の隙間を塞ぐことができるため、スクリーンを下降させて遮蔽状態としているときの遮光性を高めることができる点で有効である。
しかしながら、特許文献1に開示される技法では、枠体の下面に取着された当該隙間防止部材は、錘部材(ウェイトバー)の衝突で破損するおそれのある構造をしており、改善の余地がある。また、スクリーンを比較的硬質な材料を用いて構成すると、このスクリーンが当該隙間防止部材に接触した際に、その接触音が操作者に不快感を生じさせることもあり、改善の余地がある。
更に、特許文献1に開示される技法では、当該遮光機能を有する隙間防止部材(以下、「遮光フィン」と称する)の基端縁を遮蔽装置の枠体(例えば、ロールスクリーンの取付フレームや支持部材等)の下面に取着する必要があるため、当該遮光フィンを遮蔽装置の枠体へ容易に取り付けることができず、組付性の観点で改善の余地がある。
また、遮光フィンを遮蔽装置の枠体に取り付けた際の意匠性を損なうことが無い態様で、或いは取付面にブラケットを介して施工する際に、品質を維持する形態とするには更なる工夫が必要となる。
また、仮に貼着等で遮光フィンに所定の生地を取着しようとすると、撓みが生じ意匠性を損なう点や、その取着を如何にして高品質で容易にするかという問題が生じる。
本発明の目的は、上述の問題に鑑みて、意匠性や取り付け品質を向上させた遮光フィンを有する遮蔽装置を提供することにある。
本発明による第1態様の遮蔽装置は、遮蔽材の開閉を可能とする遮蔽装置であって、前記遮蔽材を開閉可能に支持する開閉支持手段と、前記開閉支持手段を支持する枠体と、前記枠体と前記開閉支持手段との間から入射する外光を遮蔽する遮光フィンとを備え、前記枠体に前記遮光フィンを係止するための係止部が設けられ、前記係止部に係止される遮光フィンは、無外圧時の遮光面が鉛直方向への垂下となるよう規制されていることを特徴とする。
更に、本発明による第2態様の遮蔽装置は、遮蔽材として構成されるスクリーンを巻き取り又は巻き戻し可能に支持する巻取パイプと、前記巻取パイプを支持する取付フレームと、前記巻取パイプと前記取付フレームとの間から入射する外光を遮蔽する遮光フィンとを備え、前記取付フレームに前記遮光フィンを係止するための係止部が設けられ、ブラケットを介して前記取付フレームを取付面に取り付ける際に前記ブラケットに対し所定の傾斜角度で前記遮光フィンの設けられている方向へ傾斜させた状態から略水平の状態へと取り付けられるロールスクリーンとして構成される遮蔽装置において、前記ブラケットに対し所定の傾斜角度で前記取付フレームを取り付ける際に、前記係止部に係止される前記遮光フィンが当該所定の傾斜角度に対応して前記取付面に近接する方向に傾斜するとともに、前記取付面との最大近接時の距離として所定距離以上を維持するよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明による第1及び第2態様の遮蔽装置において、前記遮光フィンは、無外圧時の遮光面が鉛直方向への垂下となるよう規制する基本姿勢用の突起部を有することを特徴とする。
また、本発明による第1及び第2態様の遮蔽装置において、前記係止部は、当該突起部と当接可能な第1の回動規制片を有することを特徴とする。
また、本発明による第1及び第2態様の遮蔽装置において、前記遮光フィンは、前記係止部に係止される前記遮光フィンの軸部から所定の長さで屈曲して突出する支持板部を有し、前記突起部は、前記係止部に係止される前記遮光フィンの軸部近傍に設けられていることを特徴とする。
また、本発明による第1及び第2態様の遮蔽装置において、前記遮光フィンが前記係止部に対し回動可能に係止され、且つ前記取付面に対し非干渉となるよう前記遮光フィンの可動域を規制する当接部を有することを特徴とする。
また、本発明による第1及び第2態様の遮蔽装置において、前記係止部は、当該当接部と当接可能な第2の回動規制片を有することを特徴とする。
また、本発明による第1及び第2態様の遮蔽装置において、前記遮光フィンは、前記係止部に係止される前記遮光フィンの軸部から所定の長さで屈曲して突出する支持板部を有し、前記当接部は、前記係止部に係止される前記遮光フィンの軸部の下方に並んで設けられていることを特徴とする。
また、本発明による第1及び第2態様の遮蔽装置において、前記当接部は、前記支持板部から前記第2の回動規制片に向けて突出した形状を有することを特徴とする。
また、本発明による第2態様の遮蔽装置において、前記所定の傾斜角度は鉛直方向から0度以上30度以内とし、前記遮光フィンが該所定の傾斜角度に対応して、前記取付面との最大近接時の距離として所定距離以上を維持するよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明による第2態様の遮蔽装置において、前記遮光フィンにおける当接部が、前記所定の傾斜角度内、且つ前記遮光フィンの回動域内で、前記取付面との最大近接時の距離として所定距離以上を維持するよう構成されていることを特徴とする。
また、本発明による第1及び第2態様の遮蔽装置において、前記遮光フィンは、所定の生地の上端を掴持するための掴持手段を備えることを特徴とする。
また、本発明による第1及び第2態様の遮蔽装置において、前記遮光フィンは、前記掴持手段により掴持した際の当該所定の生地の下端のバタツキを抑制且つ圧接しない凹部を備えることを特徴とする。
また、本発明による第1及び第2態様の遮蔽装置において、前記掴持手段は、正面又は側方からの挿し込みにより当該所定の生地を保持可能に構成されていることを特徴とする。
また、本発明による第1及び第2態様の遮蔽装置において、前記掴持手段は、当該所定の生地を狭持するための爪部を有することを特徴とする。
また、本発明による第1及び第2態様の遮蔽装置において、前記遮光フィンが前記係止部に回動可能に係止され、前記遮光フィンの可動域が前記遮蔽材又は該遮蔽材に対する錘部材と当接しない範囲となるよう規制されていることを特徴とする。
また、本発明による第1及び第2態様の遮蔽装置において、前記遮光フィンは、前記遮蔽材の左右方向の最大開閉径における該遮蔽材又は該遮蔽材に対する錘部材に対し所定の遊間を持つよう全体として略L字断面形状を有することを特徴とする。
また、本発明による第1及び第2態様の遮蔽装置において、前記遮光フィンの下端は、前記遮蔽材から遠ざかる方向に反り返る形状を有することを特徴とする。
本発明によれば、意匠性や取り付け品質を向上させた遮光フィンを有する遮蔽装置を構成することができる。
本発明による一実施形態の遮蔽装置としてのロールスクリーンの概略構成を示す正面図である。 本発明による一実施形態の遮蔽装置としてのロールスクリーンの概略構成を示す側面透視図である。 本発明による一実施形態の遮蔽装置としてのロールスクリーンにおける一実施例の遮光フィンの構成を示す側面図である。 本発明による一実施形態の遮蔽装置としてのロールスクリーンにおける一実施例の遮光フィン周辺の概略構成を示す分解斜視図である。 (a),(b)は、それぞれ本発明による一実施形態の遮蔽装置としてのロールスクリーンにおける一実施例の遮光フィンの動作を説明する側面図である。 (a),(b),(c)は、それぞれ本発明による一実施形態の遮蔽装置としてのロールスクリーンにおける一実施例の遮光フィンの動作例を個別に説明する側面図である。 本発明による一実施形態の遮蔽装置の施工に関する一例を示す側面図である。 本発明による一実施形態の遮蔽装置の施工に関する更なる一例を示す側面図である。
以下、図面を参照して、本発明による一実施形態の遮蔽装置としてのロールスクリーン1を説明する。尚、本願明細書中、図1に示すロールスクリーン1の正面図に対して、図示上方及び図示下方をスクリーン4の吊り下げ方向に準じてそれぞれ上方向(又は上側)及び下方向(又は下側)と定義し、図示左方向をロールスクリーン1の左側、及び、図示右方向をロールスクリーン1の右側と定義して説明する。また、以下に説明する例では、図1に示すロールスクリーン1の正面図に対して、視認する側を前側(又は室内側)、その反対側を後側(又は室外側)とし、ロールスクリーン1の前後方向と称するときは、図1の正面図における図示面に対して垂直な方向を云う。
(全体構成)
まず、図1及び図2を参照して、本発明による一実施形態の遮蔽装置としてのロールスクリーン1の構成を説明する。図1は、本発明に係るロールスクリーン1の概略構成を示す正面図であり、図2は、本発明に係るロールスクリーン1の側面透視図である。
図1に示すロールスクリーン1では、取付フレーム2の両端に支持部材2a,2bが固定され、その支持部材2a,2bには軸部材11が固定されており、この軸部材11から延びる固定軸(図示せず)によって、支持部材2a,2b間に円筒状の巻取パイプ3が回転可能に支持される。取付フレーム2は、ブラケット6により取着面に固定される。各支持部材2a,2bは、サイドカバー10によって収容され、後述するが、その意匠性と、遮光フィン9の回動動作に関する機能性を向上させている。
巻取パイプ3の右端部には操作プーリー8が設けられ、この操作プーリー8に掛回される無端状の操作コード7が垂下されている。本例では、この操作コード7をボールチェーンで構成し、このボールチェーンが掛回される操作プーリー8の表面を、そのボールチェーンのボール部に適合する形状の凹凸を有するように構成している。そして、操作コード7の操作により巻取パイプ3を回転操作可能としている。また、ボールチェーンで構成した操作コード7は、コード連結部材7aによりコード端部が連結されて無端状となっている。尚、操作コード7を紐状とし、この操作コード7が掛回される操作プーリー8の表面を高摩擦性の表面形状としてもよい。
巻取パイプ3は、スクリーン4の一端を取着してスクリーン4を巻き取り、又は巻き戻し可能に吊下支持している。スクリーン4の他端は、錘部材として機能するウェイトバー5に取着されている。従って、スクリーン4はウェイトバー5の重量に基づいて張設される。尚、本実施形態の例では、スクリーン4は巻取パイプ3の室外側から垂下されている(図2参照)。
そして、操作コード7を操作して巻取パイプ3をスクリーン巻取り方向へ回転させるとウェイトバー5が上昇し、巻取パイプ3をスクリーン巻戻し方向へ回転させるとウェイトバー5が下降する。尚、ボールチェーンで構成した操作コード7上には移動制限部材12を取着することができ、この移動制限部材12により操作プーリー8等に当接させてその回転を停止させることができ、ウェイトバー5の上限位置が定める形態とすることもできる。
また、巻取パイプ3内において、その左端側にはスクリーン4の巻上時の操作力を軽減するスプリングモーター、右端側にはスクリーン4の自重降下を防止するストッパー置等が収容されている(図示せず)。
ここで、本発明に係るロールスクリーン1では、所定の生地13を容易に取着可能とした構造を有する遮光フィン9が取付フレーム2の前側(正面側)に取着され、巻取パイプ3と取付フレーム2との間で生じる隙間からの光漏れを効果的に遮蔽するようになっている。図2に示すように、詳細は後述するが、取付フレーム2の正面側に設けられている軸受部20に遮光フィン9の軸部91が係合しており、これにより遮光フィン9は、取付フレーム2の前側(正面側)で所定の範囲内で回動可能に支持される。以下、一実施例の遮光フィン9について詳細に説明する。
(遮光フィンの構成)
図3には、本実施形態のロールスクリーン1における一実施例の遮光フィン9の構成を示している。また、図4は、本実施形態のロールスクリーン1における一実施例の遮光フィン9周辺の概略構成を示す分解斜視図である。
図3及び図4を共に参照するに、遮光フィン9は、全体として略L字状の断面形状を有しており、取付フレーム2の前側(正面側)で回動可能に係止される。遮光フィン9は遮光性の高い合成樹脂やアルミニウム等により形成するのが好適であるが、本例のように生地13を取着する場合には透明又は半透明の合成樹脂とすることもできる。
そして、遮光フィン9の左右方向幅は、取付フレーム2の左右方向幅よりもわずかに短い構成となっており、例えば遮光フィン9が合成樹脂で形成されているときに熱膨張等で左右方向幅が変化しても、スムーズに回動可能に係止されるようになっている。
取付フレーム2の正面下方には、その長手方向に延在する略C字断面形状の軸受部20が形成されている。この軸受部20に遮光フィン9の軸部91が係合しており、これにより遮光フィン9は、取付フレーム2の背面側で回動可能に支持される。取付フレーム2の長手方向の両端部には支持部材2a,2bが取着されている。
尚、支持部材2a,2bは、同一形状で構成され、図4に示すように、取付フレーム2の軸受部20の略C字断面形状とほぼ合致する大きさの切欠き23が設けられている。この切欠き23は、支持部材2a,2bを取付フレーム2へ固定した後で、遮光フィン9の軸部91を左右方向からスライドさせて軸受部20に挿入して支持可能にするために設けられている。そして、遮光フィン9をスライドさせて取り外し可能とし、このスライド以外は取り外し不可として遮光フィン9に外力が加わっても取付フレーム2から外れないようになっている。
また、支持部材2a,2bには、取付ネジを用いて取付フレーム2を固定するためのネジ孔21や、巻取パイプ3を回転可能に支持する固定軸(図示せず)を持つ軸部材11(図1参照)を固定するためのネジ孔22が、複数個所に設けられている。即ち、巻取パイプ3を支持部材2a,2bによって支持した状態で、支持部材2a,2bを取付フレーム2へ固定した後でも、遮光フィン9の軸部91を左右方向からスライドさせて軸受部20に挿入して支持可能となっている。このため、遮光フィン9の取り付けが容易になる。
また、支持部材2a,2bの各ネジ孔21,22の取付ネジを外部から視認できないようにしてその意匠性を向上させる観点からサイドカバー10を取着しているが、このサイドカバー10には、遮光フィン9の回動動作に関する機能性を向上させる作用もある。
即ち、サイドカバー10には、遮光フィン9のスムーズな回動を可能とするべく、遮光フィン9の回動範囲で遮光フィン9の左右方向の両端位置を規制するよう高さを持たせた壁部10aが形成されている。この壁部10aの高さは、支持部材2a,2bの厚みを収容するのに十分な高さとなっている。そして、サイドカバー10は合成樹脂で形成され、金属材料で成形された支持部材2a,2bの外形に倣って狭圧して取着できるようになっており、壁部10aには支持部材2a,2bを掴持可能な内方に突出する爪部10bが形成されている。これにより、遮光フィン9の回動動作に関して、爪部10bや切欠き23がその回動動作を阻害しないよう壁部10aに高さを持たせている。
つまり、遮光フィン9の左右端部が、支持部材2a,2bへ当接するより先にサイドカバー10の壁部10aに当接して、遮光フィン9を回動可能にその係止位置を規制するよう構成しており、即ち遮光フィン9の左右方向の両端部を規制することで、その意匠性を確保し、光漏れ効果を高めつつ回動弊害を防止できるようにしている。尚、本例では、遮光フィン9の左右方向幅を取付フレーム2の左右方向幅よりもわずかに短い構成とし、サイドカバー10の壁部10aで遮光フィン9を回動可能に規制するよう構成する例を示しているが、遮光フィン9の形状により支持部材2a,2bやサイドカバー10を避けるようにしてもよい。
図3に示すように、取付フレーム2の正面下方には、その長手方向に延在する略C字断面形状の軸受部20が形成されている。より具体的には、軸受部20は、取付フレーム2の底部から上方に延びる回動規制片20aの先端に折曲軸20fを形成し、遮光フィン9の軸部91を支持可能にしている。回動規制片20aは、遮光フィン9の下方への回動を規制する機能を有する。また、取付フレーム2の背面における軸受部20の上方には、遮光フィン9の上方への回動を規制する回動規制片20bが形成されている。図示する例では、回動規制片20aは取付フレーム2の本体正面から前方に突出する略C字状で形成され、回動規制片20bは後方に突出する略板状で形成されている。そして、遮光フィン9の軸部91が軸受部20に係止されている状態では、遮光フィン9の上下方向への回動が規制され、遮光フィン9をどのように回動させても背面方向へ軸受部20から外れないようになっている。
遮光フィン9は、その概略構成として、先端に略C字状の軸部91を有し取付フレーム2の前側面から前方へ長さaで屈曲して突出する支持板部93と、この支持板部93から下方へ長さbで延びる遮蔽板部94とにより、全体として略L字状の断面形状を有し、スクリーン4との干渉による衝突力や接触音を回避又は緩和するよう複曲面形状の部材(単一部材でも復号部材でもよい)で形成されている。
より具体的には、支持板部93は概ね略L字状に屈曲した形状を有し、その先端に略C字状の軸部91が形成されている。軸部91は軸受部20における折曲軸20fによって回動可能に係止される部位である。軸部91の先端は鋭角に屈折した略鉤形状で形成され、軸受部20に対して空間的余裕を持たせた状態で係合させることで、遮光フィン9が軸受部20から外れにくくするとともに、遮光フィン9の回動自由度を高めている。
一方、このように回動自由度を高めた態様で遮光フィン9の軸部91を軸受部20に係止させると、遮光フィン9と回動規制片20bの回動干渉により不快な干渉音(接触音)を生じさせることから、軸部91には、厚みを変化させ回動範囲で肉厚を持たせた曲部92を形成している。
また、支持板部93の先端に設けられる軸部91の付け根近傍には、当接部97が形成されている。当接部97は、詳細は後述するが回動規制片20bと当接することで、遮光フィン9の上方への回動を規制する部位である。
このような軸部91の形状とすることで、遮光フィン9が軸受部20から外れにくくするとともに、ガタツキを抑制してその干渉音を軽減させつつ遮光フィン9の回動を許容するものとなっている。これにより、当接部97と回動規制片20bとの回動干渉に起因する不快な干渉音(接触音)も無視できるほど軽減させることができる。
また、支持板部93の先端に設けられている軸部91の下方には、突起部98が形成されており、突起部98は軸部91と並んで支持板部93から突出している。突起部98は、詳細は後述するが、取付フレーム2における軸受部20の回動規制片20aと当接する位置で遮光フィン9の下方への回動を規制する部位である。特に、突起部98の先端は図示するように凹凸段差を持つ形状で構成され、回動規制片20aとの当接時の接触音や衝突力を緩和するよう作用する機能を持たせている。尚、本例の突起部98は支持板部93の左右方向へ延在して突出するよう形成されているが、支持板部93の左右方向へ部分的に突出する形態でもよい。
そして、この支持板部93から下方へ延びる遮蔽板部94の下端には、曲面形状の干渉緩和部95が形成されている。干渉緩和部95は、スクリーン4との接触が有るときでも、その接触音や衝突力を緩和するようスクリーン4から遠ざかる方向に反り返る形状を有する。
また、遮蔽板部94の前面上端及び下端には、それぞれ略鉤断面形状で突出する突起片96a,96bが設けられ、生地13の上端及び下端を係合させる凹部を形成している。特に、遮蔽板部94の前面上端には、突起片96aの内側に爪部99が形成されており、突起片96a及び爪部99は生地押さえとして機能する掴持手段として構成される。一方、遮蔽板部94の前面下端における突起片96bは、生地13のバタツキを抑えるための部位であり、バタツキを抑制且つ圧接しない凹部が形成される。
(遮光フィンの下側及び上側回動規制構造)
図5(a),(b)は、本実施形態のロールスクリーン1における一実施例の遮光フィン9の動作を説明する側面図であり、特に、図5(a)には遮光フィン9の下側回動規制に関して、図5(b)には遮光フィン9の上側回動規制に関して図示している。
図5(a)に示すように、支持板部93の先端に設けられている軸部91の下方には、突起部98が形成されており、突起部98は軸部91と並んで支持板部93から突出している。遮光フィン9は、軸部91により軸受部20における折曲軸20fによって回動可能に係止される。遮光フィン9に設けられる突起部98は、取付フレーム2における軸受部20の回動規制片20aと当接する位置で遮光フィン9の下方への回動を規制する機能を有する。このとき、遮光フィン9は、その基本姿勢として、遮光フィン9の遮蔽板部94の長手方向が取付フレーム2の前後方向に対しほぼ垂直(鉛直方向への垂下)になるように規制している。このように、遮光フィン9をロールスクリーン1の取付フレーム2に取り付けたときの基本姿勢として遮光フィン9の遮蔽板部94の長手方向が取付フレーム2の前後方向に対しほぼ垂直(鉛直方向への垂下)となるため、その意匠性を向上させている。
また、図5(b)に示すように、遮光フィン9に設けられる軸部91の付け根近傍には、当接部97が形成されている。当接部97は、当該基本姿勢から遮光フィン9が回動した際に回動規制片20bと当接することで遮光フィン9の上方への回動を規制する部位である。これにより、遮光フィン9がブラケット6やその取付面に対し非当接となるようになっている。このように、遮光フィン9をロールスクリーン1の取付フレーム2に取り付けた場合の操作性を損なうことなく、その品質を維持することができる。
(遮光フィンの動作)
図6(a),(b),(c)は、それぞれ本実施形態のロールスクリーン1における一実施例の遮光フィン9の動作例を個別に説明する側面図である。
図6(a)に示すように、本実施例の遮光フィン9は、取付フレーム2の前側面から前方へ長さaで屈曲して突出する支持板部93と、支持板部93から下方へ長さbで延びる遮蔽板部94とにより、全体として略L字状の断面形状を有している。
遮蔽板部94の長さbは、取付フレーム2と巻取パイプ3との間の隙間から生じる光漏れを防ぐ長さで形成されている。支持板部93の長さaは、操作コード7の操作に悪影響を与えない範囲に設定されている。仮に、本実施例の遮光フィン9に操作コード7が接触するように操作する場合でも、遮光フィン9は回動するため操作負担を生じさせないようになっている。
また、図6(b)に示すように、本実施例の遮光フィン9を、スクリーン4の最大巻取径Sが比較的小さいロールスクリーン1に適用する場合では、スクリーン4と遮光フィン9とが接触することが無く、その基本姿勢として、遮光フィン9の遮蔽板部94の長手方向が取付フレーム2の前後方向に対しほぼ垂直な状態(鉛直方向への垂下となる状態)を維持しつつ遮光機能を保持できる。
一方、図6(c)に示すように、本実施例の遮光フィン9を、スクリーン4の最大巻取径Sが比較的大きいロールスクリーン1に適用する場合では、スクリーン4と遮光フィン9とが接触する場合でも、スクリーン4の巻太りに倣って遮光フィン9を回動させることができ、その遮光機能を保持できる。
また、図7に示すように、ブラケット6を介して所定の傾斜角度αを要して取付フレーム2を取付面に施工する際に、係止部20に係止される遮光フィン9が当該所定の傾斜角度αに対応して傾斜するとともに、取付面との最大近接時の距離として所定距離d以上を維持するよう構成されている。所定の傾斜角度は鉛直方向から0度以上30度以内が想定される。これにより、遮光フィン9を利用するロールスクリーン1においても、その品質を損なうことなく施工することができる。
尚、図7に示す例では、遮光フィン9が最大径で巻き取られたスクリーン4と当接している状態を示しているが、これは種々のロールスクリーン1にて取りうる最大外径時を想定して図示しており、この場合でも遮光フィン9が当該所定の傾斜角度αに対応して傾斜するとともに、取付面との最大近接時の距離として所定距離d以上を維持することを示している。
例えば、遮光フィン9が最大径で巻き取られたスクリーン4と当接しない場合ではより施行性に対してマージンが大きくなるとともに、遮光フィン9の傾斜は、図5(a)を参照して説明したように、遮光フィン9に設けられる突起部98が取付フレーム2における軸受部20の回動規制片20aと当接する位置で遮光フィン9の下方への回動が規制されるため、遮光フィン9がスクリーン4等へ衝突することもなく、その品質を維持できる。
また、遮光フィン9が最大径で巻き取られたスクリーン4のロールスクリーン1にてブラケット6を介して所定の傾斜角度αを要して取付フレーム2を取付面に施工する際に、図8に示すように、遮光フィン9がその状態から規制される回動角度βでバタついても取付面とは衝突することがないよう、取付面との最大近接時の距離として所定距離d’以上を維持するようになっている。つまり、遮光フィン9には図5(b)を参照して説明したように遮光フィン9には当接部97が形成され、取付フレーム2における回動規制片20bと当接することでその遮光フィン9の上方への回動が規制される。そして、この遮光フィン9の当接部97は、当該所定の傾斜角度αを要する施工時をも考量して、その遮光フィン9の可動域を規制するように構成している。
以上、特定の実施形態の例を挙げて本発明を説明したが、本発明は前述の実施形態の例に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。特に、遮光フィン9の軸部91の形状・構造や、係止する方法はその一例を説明したにすぎず、例えば遮光フィン9の軸部91を丸軸等で形成してもよいし、遮光フィン9の軸部91を支持する枠体として取付フレーム2ではなく支持部材2a,2bとすることもできる。また、取付フレーム2に対し遮光フィン9の軸部91で係止する位置は、取付フレーム2の前面に限らず、取付フレーム2の後面や底面でもよい。また、遮光フィン9を利用可能な形態として、ロールスクリーン以外にも、横型ブラインド、たくし上げカーテン、プリーツスクリーン等がある。
本発明によれば、意匠性や操作性を向上させ、所定の生地を容易に取着可能とした遮光フィンを有する遮蔽装置を構成することができるので、遮光フィンを利用可能な遮蔽装置の用途に有用である。
1 ロールスクリーン
2 取付フレーム
2a,2b 支持部材
3 巻取パイプ
4 スクリーン
5 ウェイトバー
9 遮光フィン
10 サイドカバー
20 軸受部
20a,20b 回動規制片
91 軸部
92 曲部
93 支持板部
94 遮蔽板部
95 干渉緩和部

Claims (18)

  1. 遮蔽材の開閉を可能とする遮蔽装置であって、
    前記遮蔽材を開閉可能に支持する開閉支持手段と、
    前記開閉支持手段を支持する枠体と、
    前記枠体と前記開閉支持手段との間から入射する外光を遮蔽する遮光フィンとを備え、
    前記枠体に前記遮光フィンを係止するための係止部が設けられ、
    前記係止部に係止される遮光フィンは、無外圧時の遮光面が鉛直方向への垂下となるよう規制されていることを特徴とする遮蔽装置。
  2. 遮蔽材として構成されるスクリーンを巻き取り又は巻き戻し可能に支持する巻取パイプと、前記巻取パイプを支持する取付フレームと、前記巻取パイプと前記取付フレームとの間から入射する外光を遮蔽する遮光フィンとを備え、前記取付フレームに前記遮光フィンを係止するための係止部が設けられ、ブラケットを介して前記取付フレームを取付面に取り付ける際に前記ブラケットに対し所定の傾斜角度で前記遮光フィンの設けられている方向へ傾斜させた状態から略水平の状態へと取り付けられるロールスクリーンとして構成される遮蔽装置において、
    前記ブラケットに対し所定の傾斜角度で前記取付フレームを取り付ける際に、前記係止部に係止される前記遮光フィンが当該所定の傾斜角度に対応して前記取付面に近接する方向に傾斜するとともに、前記取付面との最大近接時の距離として所定距離以上を維持するよう構成されていることを特徴とする遮蔽装置。
  3. 前記遮光フィンは、無外圧時の遮光面が鉛直方向への垂下となるよう規制する基本姿勢用の突起部を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の遮蔽装置。
  4. 前記係止部は、当該突起部と当接可能な第1の回動規制片を有することを特徴とする、請求項3に記載の遮蔽装置。
  5. 前記遮光フィンは、前記係止部に係止される前記遮光フィンの軸部から所定の長さで屈曲して突出する支持板部を有し、
    前記突起部は、前記係止部に係止される前記遮光フィンの軸部近傍に設けられていることを特徴とする、請求項4に記載の遮蔽装置。
  6. 前記遮光フィンが前記係止部に対し回動可能に係止され、且つ前記取付面に対し非干渉となるよう前記遮光フィンの可動域を規制する当接部を有することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
  7. 前記係止部は、当該当接部と当接可能な第2の回動規制片を有することを特徴とする、請求項6に記載の遮蔽装置。
  8. 前記遮光フィンは、前記係止部に係止される前記遮光フィンの軸部から所定の長さで屈曲して突出する支持板部を有し、
    前記当接部は、前記係止部に係止される前記遮光フィンの軸部の下方に並んで設けられていることを特徴とする、請求項7に記載の遮蔽装置。
  9. 前記当接部は、前記支持板部から前記第2の回動規制片に向けて突出した形状を有することを特徴とする、請求項8に記載の遮蔽装置。
  10. 前記所定の傾斜角度は鉛直方向から0度以上30度以内とし、前記遮光フィンが該所定の傾斜角度に対応して、前記取付面との最大近接時の距離として所定距離以上を維持するよう構成されていることを特徴とする、請求項2から9のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
  11. 前記遮光フィンにおける当接部が、前記所定の傾斜角度内、且つ前記遮光フィンの回動域内で、前記取付面との最大近接時の距離として所定距離以上を維持するよう構成されていることを特徴とする、請求項6、又は請求項6を引用する請求項7から11のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
  12. 前記遮光フィンは、所定の生地の上端を掴持するための掴持手段を備えることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
  13. 前記遮光フィンは、前記掴持手段により掴持した際の当該所定の生地の下端のバタツキを抑制且つ圧接しない凹部を備えることを特徴とする、請求項12に記載の遮蔽装置。
  14. 前記掴持手段は、正面又は側方からの挿し込みにより当該所定の生地を保持可能に構成されていることを特徴とする、請求項12又は13に記載の遮蔽装置。
  15. 前記掴持手段は、当該所定の生地を狭持するための爪部を有することを特徴とする、請求項12から14のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
  16. 前記遮光フィンが前記係止部に回動可能に係止され、前記遮光フィンの可動域が前記遮蔽材又は該遮蔽材に対する錘部材と当接しない範囲となるよう規制されていることを特徴とする、請求項1から15のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
  17. 前記遮光フィンは、前記遮蔽材の左右方向の最大開閉径における該遮蔽材又は該遮蔽材に対する錘部材に対し所定の遊間を持つよう全体として略L字断面形状を有することを特徴とする、請求項1から16のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
  18. 前記遮光フィンの下端は、前記遮蔽材から遠ざかる方向に反り返る形状を有することを特徴とする、請求項1から17のいずれか一項に記載の遮蔽装置。
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