JP2017179822A - 取水ピット及びプラント - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水Cに浸漬された状態で、後壁から水Cの流れに対する上流側に向かう方向に延在し、吸い込み口38の下端38Aと対向する上面17aを含み、ピット本体11の内底面11aとの間に第1の流路26を区画する第1の板状部材17と、水Cに浸漬された状態で、後壁から上流側に向かう方向に延在し、吸い込み口38の上方に設けられた第2の板状部材18と、第1の板状部材17と第2の板状部材18との間に設けられた第2の流路27と、第2の板状部材18上に配置され、水Cが流れる第3の流路28と、を備える。
【選択図】図2
Description
このような脱硫装置は、排気ガスを浄化する際に、排気ガスの上方から水(例えば、海水)を降らせることで、排気ガスの浄化を行う。
脱硫装置は、ピット本体、及びピット本体内を流れる水をくみ上げるポンプを備えた取水ピットを有する。ポンプは、吸い込み管、及び吸い込み管の下端に設けられた吸い込み口を含む。
ポンプの吸い込み管の一部及び吸い込み口は、放水路の途中であって、放水路内を流れる海水に浸漬されている。上記放水路としては、オーバーフロータイプの放水路が使用されている。
このようなポンプを使用する場合、ポンプの性能の低下を抑制する観点から、空気吸い込み渦の発生を抑制することが重要である。
一方、特許文献1では、このような取水ピットのコスト上昇の問題について、なんら考慮されていない。
このように吸い込み管の長さが短くなることで、吸い込み管のコストを低減可能になるとともに、吸い込み管を支持する支持部材(軸受部材)を別途設ける必要がなくなるため、取水ピットのコストを低減することができる。
これにより、第3の流路で空気吸い込み渦が発生した際に、第2の板状部材で空気吸い込み渦が第2の流路に移動することを抑制可能できる。また、第2の流路を流れる水が空気と接触することを抑制可能となるので、第2の流路内を流れる水に空気吸い込み渦が発生することを抑制できる。
これにより、第2及び第3の流路を流れる水の流量の差に起因する偏流の発生を抑制することができる。つまり、偏流に起因するポンプ性能の低下を抑制できる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る取水ピットの主要部の平面図である。図1では、ポンプ15を構成する図2に示すポンプ本体35及び吸い込み口38の図示を省略し、吸い込み管37のみを図示する。
図1において、Cはピット本体11内を流れる水(以下、「水C」という)、R1は越流堰13(後壁の一例)よりも上流側に位置するピット本体11(以下、「上流側領域R1」という)、R2は越流堰13よりも下流側に位置するピット本体11(以下、「下流側領域R2」という)をそれぞれ示している。水Cには、海水等も含まれる。
図1において、B1は第1及び第2の板状部材17,18よりも上流側における水Cの流れる方向(以下、「B1方向」という)、B2は下流側領域R2における水Cが流れる方向(以下、「B2方向」という)、Gは第3の流路28内における水Cの流れる方向(以下、「G方向」という)をそれぞれ示している。
図1において、X方向はピット本体11の延在方向、Y方向はピット本体11の幅方向、Z方向はピット本体11の深さ方向(ピット本体11内を流れる水の深さ方向)をそれぞれ示している。
図3は、図1に示す取水ピットのA3−A4線方向の断面図である。図3において、図1及び図2に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図4は、図2に示す取水ピットの吸い込み口、及び吸い込み口の周囲の構成を拡大した断面図である。図4において、Dは吸い込み口38の下端38Aの直径(以下、「直径D」という)、Iは吸い込み管37の中心軸(以下、「中心軸I」という)、Jは吸い込み口38の下端38Aから第1の板状部材17の上面17aまでの距離(以下、「距離J」という)、Kは中心軸Iから越流堰13までの距離(以下、「距離K」という)をそれぞれ示している。
図4において、図1〜図3に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
一対の側壁部11B,11Cは、Y方向に配置された底板部11の一対の端に設けられている。これにより、一対の側壁部11B,11Cは、Y方向において、対向配置されている。
上記構成とされたピット本体11は、X方向(所定方向)に延在しており、上流側から下流側に向かって水Cが流通している。
これにより、越流堰13は、X方向において、ピット本体11内を上流側領域R1と下流側領域R2とに区画している。
越流堰13の高さは、上流側領域R1を流れる水Cの一部が越流して下流側領域R1に流れ込むことの可能な高さとされている。
吸い込み管37は、Z方向に延在している。吸い込み管37は、一部(下端側)が越流堰13の上流側を流れる水Cに浸漬されている。
吸い込み管37の他端は、第1の板状部材17と第2の板状部材18との間に配置されている。
吸い込み口38の下端38Aの直径がDの場合、吸い込み管37の中心軸Iと越流堰13との距離Kは、例えば、0.75D〜1.0Dの範囲内で適宜設定することが可能である。このような範囲内で距離Kを設定することで、第2の流路27内における水中渦の発生を抑制することができる。
吸い込み口38としては、例えば、ベルマウスを用いることが可能である。吸い込み口38の下端38Aの直径Dは、目的に応じて、適宜設定することが可能である。
側壁16−1は、側壁部11Cから離間した状態で、側壁部11Cと対向している。側壁16−4は、側壁部11Bから離間した状態で、側壁部11Bと対向している。これにより、Y方向における側壁16−1と側壁16−4との距離は、側壁部11Bと側壁部11Cとの距離よりも小さくなるように構成されている。
側壁16−1〜16−4の上端は、越流堰13の上端よりも高い位置に配置されている。側壁16−1〜16−4のうち、隣り合う2つの側壁は、第1ないし第3の流路26〜28の幅方向(Y方向)を区画している。
Y方向に配置された第1の板状部材17の両端は、側壁16−1〜16−4のうち、隣り合う位置に設けられた2つの側壁と接続されている。X方向に配置された第1の板状部材17の両端のうち、一方の端は、越流堰13の下部と接続されている。
第1の板状部材17は、越流堰13から上流側に向かう方向に延在している。第1の板状部材17は、底板部11Aの内底面11aに対して、平行となるように配置されている。
第1の板状部材17は、底板部11Aの内底面11aとの間において、第1の流路26の深さ方向(Z方向)を区画している。
第1の板状部材17の上面17aは、吸い込み口38の下端と対向しており、吸い込み口38の下方に配置されている。第1の板状部材17の上面17aは、吸い込み口38から離間している。
吸い込み口38の下端38Aの直径がDの場合、吸い込み口38の下端38Aと上面17aとの距離Jは、例えば、0.3D〜0.5Dの範囲内で適宜設定することが可能である。このような範囲内で距離Jを設定することで、第2の流路27内における水中渦の発生を抑制することができる。
このように吸い込み管37の長さが短くなることで、吸い込み管37のコストを低減可能になるとともに、吸い込み管37を支持する図示していない支持部材(軸受部材)を別途設ける必要がなくなるため、取水ピット10のコストを低減することができる。
Y方向に配置された第2の板状部材18の両端は、側壁16−1〜16−4のうち、隣り合う位置に設けられた2つの側壁と接続されている。X方向に位置する第2の板状部材18の両端のうち、一方の端は、越流堰13の上部と接続されている。
第2の板状部材18は、越流堰13から上流側に向かう方向に延在している。第2の板状部材18は、底板部11Aの内底面11aに対して、平行となるように配置されている。
第2の板状部材18は、例えば、先に説明した第1の板状部材17と同じ厚さ、及び同じ材料で構成することが可能である。
これにより、第3の流路28で空気吸い込み渦が発生した際に、第2の板状部材18で空気吸い込み渦が第2の流路27に移動することを抑制可能できる。また、第2の流路27を流れる水Cが空気と接触することを抑制可能となるので、第2の流路27内を流れる水に空気吸い込み渦が発生することを抑制できる。
図1及び図3の場合、Y方向に対して、3つの第1の流路26が配列されている。
第2の流路27は、第1の板状部材17を介して、第1の流路26上に配置されている。図1及び図3の場合、Y方向に対して、3つの第2の流路27が配列されている。
第3の流路27は、第2の板状部材18を介して、第2の流路27上に配置されている。第3の流路27には、越流堰13を越流する水Cが流れる。
図1及び図3の場合、Y方向に対して、3つの第3の流路28が配列されている。
上述した第1ないし第3の流路26〜28は、Z方向に積層配置されている。
水Cの流れ方向から見たときの連通部31の形状は、例えば、多角形や円形等を用いることが可能である。また、連通部31の開口面積は、例えば、第1の流路26を流れる水Cの流速と、第2の流路27を流れる水Cの流速と、第3の流路28を流れる水Cの流速と、が等しくなるように決定するとよい。
つまり、上記偏流に起因するポンプ15の性能の低下を抑制できる。
また、上述した取水ピット10を備えたプラント(例えば、火力プラントや化学プラント等)は、第1の実施形態の取水ピット10と同様な効果を得ることができる。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る取水ピットの主要部の平面図である。図6では、説明の便宜上、ポンプ15を構成するポンプ本体35(図7参照)、及び第2の板状部材18(図7参照)の図示を省略する。また、図6では、水中渦抑制部材46と吸い込み管37及び吸い込み口38との位置関係が明確となるように、吸い込み管37及び吸い込み口38を模式的に図示している。図6において、図1に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図7は、図6に示す取水ピットのL1−L2線方向の断面図である。図7において、図2及び図6に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図8は、図6及び図7に示す水中渦抑制部材の斜視図である。図8において、図6及び図7に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
水中渦抑制部材46は、第2の流路27内であって、吸い込み管37の周囲に配置されている。水中渦抑制部材46は、十字状底板部49と、第1ないし第3の柱部51〜53と、を有する。
このような構成とされた十字状底板部49は、吸い込み口38の下方側において、水中渦が発生することを抑制する。
このような構成とされた第1の柱部51は、吸い込み口38の下流側において、水中渦が発生することを抑制する。
第3の柱部53は、Y方向に配置された十字状底板部49の2つの端部のうち、Y方向に配置されたた他方の端部に設けられている。第3の柱部52は、Z方向に延在している。
第3の柱部53は、Y方向において、第2の柱部52と対向するように配置されている。第3の柱部53の高さは、第2の柱部52と同じ高さとされている。
上述した第2及び第3の柱部52,53は、吸い込み口38のY方向において、水中渦が発生することを抑制する。
また、第1の実施形態の取水ポット45は、第1の実施形態の取水ポット10と同様な効果を得ることができる。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る取水ピットの主要部の断面図である。図9において、図1〜図4に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
第2の流路27に流入する水Cは、第2の流路27を区画するガイド部材61の面に沿って流れ、その後、第1の板状部材17の上面17aに沿って流れることで、吸い込み口38に供給される。
ガイド部材61の材料としては、例えば、第1の板状部材61と同様な材料を用いることが可能である。
つまり、第2の流路27内における水Cの流れが上向きになることを抑制して、吸い込み口38から効率良く水Cをくみ上げることができる。
また、上述した第3の実施形態の取水ピット60は、第1の実施形態の取水ピット10と同様な効果を得ることができる。
ガイド部材66は、X方向であって、かつ上流側に位置する第1の板状部材17の端に設けられている。
ガイド部材66の材料としては、例えば、第1の板状部材61と同様な材料を用いることが可能である。
図11は、本発明の第4の実施形態に係る取水ピットの主要部の断面図である。図11において、図1〜図4に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
ガイド部材71は、Y方向に延在する四角柱形状とされた部材である。ガイド部材71は、第2の流路27の上部を流れる水Cの移動方向を第2の流路27の下部に向かう方向(吸い込み口38に向かう方向)に案内するための部材である。
また、上述した第4の実施形態の取水ピット70は、第1の実施形態の取水ピット10と同様な効果を得ることができる。
ガイド部材76は、上流側に配置された湾曲面76aを有する。湾曲面76aは、第2の流路27の上部を流れる水Cの移動方向を第2の流路27の下部に向かう方向に案内する。
ガイド部材76の材料としては、例えば、第2の板状部材18と同じ材料を用いることが可能である。
また、第4の実施形態の変形例の取水ピット75は、第4の実施形態の取水ピット70と同様な効果を得ることができる。
これにより、吸い込み口38に向かう方向に第2の流路27内を流れる水Cを確実に案内することができる。
Claims (9)
- 所定方向に延在しており、上流側から下流側に向かって水が流通するピット本体と、
前記ピット本体内において、該ピット本体の幅方向に亘って設けられた後壁と、
前記水を吸い込む吸い込み口を含み、かつ前記上流側領域を流れる水に浸漬された吸い込み管を有するポンプと、
前記水に浸漬された状態で、前記後壁から前記上流側に向かう方向に延在して、前記吸い込み口の下方に設けられており、前記吸い込み口の下端と対向する上面を有するとともに、前記ピット本体の内底面との間に第1の流路を区画する第1の板状部材と、
前記水に浸漬された状態で、前記後壁から前記上流側に向かう方向に延在して、前記吸い込み口の上方に設けられており、前記第1の板状部材との間に第2の流路を区画する第2の板状部材と、
を備え、
前記第2の板状部材上に、前記水が流れる第3の流路を有しており、
前記吸い込み管は、前記第2の板材を貫通するように配置されていることを特徴とする取水ピット。 - 前記後壁は、前記ピット本体内を上流側領域と下流側領域とに区画するとともに、前記上流側領域を流れる前記水の一部が越流して前記下流側領域に流れ込む高さとされた越流堰であることを特徴とする請求項1記載の取水ピット。
- 前記越流堰のうち、前記第1の流路と対向する部分に設けられており、前記第1の流路を流れる前記水を前記上流側領域から前記下流側領域に連通させる連通部を含むことを特徴とする請求項2記載の取水ピット。
- 前記第1及び第2の板状部材は、前記ピット本体の内底面に対して平行となるように配置することを特徴とする請求項1ないし3のうち、いずれか1項記載の取水ピット。
- 前記第2の板状部材は、前記ピット本体の内底面に対して平行となるように配置されており、
前記第1の板状部材は、前記後壁に向かうにつれて、前記第2の流路の深さが深くなるように、前記ピット本体の内底面に対して前記第1の板状部材の上面を傾斜させて配置することを特徴とする請求項1ないし3のうち、いずれか1項記載の取水ピット。 - 前記第1及び第2の板状部材の幅方向に位置する一対の側面に、前記第1ないし第3の流路の幅方向を区画する側壁をそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1ないし5のうち、いずれか1項記載の取水ピット。
- 前記第2の流路内に配置された前記吸い込み口の周囲に、前記第2の流路内における水中渦の発生を抑制可能な水中渦抑制部材を配置することを特徴とする請求項1ないし6のうち、いずれか1項記載の取水ピット。
- 前記第1の板状部材または前記第2の板状部材に、前記第2の流路を流れる前記水を前記吸い込み口に案内するガイド部材を設けることを特徴とする請求項1ないし7のうち、いずれか1項記載の取水ピット。
- 請求項1ないし8のうち、いずれか1項記載の取水ピットを含むことを特徴とするプラント。
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