JP2017181166A - 位置測位装置、位置測位方法及び位置測位プログラム - Google Patents

位置測位装置、位置測位方法及び位置測位プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電波受信装置の位置測位精度を改善する。【解決手段】電波受信装置3において、(a)n台(n≧4)の電波発信装置からの電波強度のうち3つの電波強度を用いて電波受信装置3の位置を互いに異なる3つの電波発信装置1の組み合わせ毎に算出し、(b)電波強度を用いて上記n台の電波発信装置1から電波受信装置3までの距離をそれぞれ算出し、上記組み合わせ毎に電波発信装置1からの距離の和の逆数を求めて、求めた各組み合わせに係る逆数を全ての組み合わせに係る逆数の合計でそれぞれ除算することにより、上記組み合わせ毎に電波受信装置3の位置に対する重み付け係数を算出し、(c)上記組み合わせ毎に電波受信装置3の位置に上記重み付け係数をそれぞれ乗算し、乗算した値の総和を電波受信装置3の測位位置とする。【選択図】図7

Description

本発明は、電波情報から電波受信装置の位置を測位する技術に関する。
今日、様々な位置情報サービスがある。位置情報サービスでは、無線LANアクセスポイント等の電波発信装置(以下、基地局)の送信する無線電波強度を用いて電波受信装置(以下、受信端末)の位置を明らかにしたうえで、ユーザの現在位置やナビゲーション機能等の付加価値を提供している。ユーザの現在位置を特定するためには、位置情報を表示するアプリケーションとは別に、電波情報を取得する技術や電波情報から位置を特定する技術が必要である。
電波情報を用いて受信端末の位置情報を計算する方法として、電波強度が基地局からの距離に反比例して弱くなるという性質を利用し、3つの基地局からの電波強度を元に受信端末の2次元平面上の座標を計算する3点測位が知られている。3つの基地局の2次元平面上の座標と、電波強度を換算して得られた3つの基地局から受信端末までの距離とを用いることで、受信端末の座標を一意に特定することができる。例えば、無線LANの電波強度を用いたWi−Fi3点測位に用いられている。
しかし、電波強度は揺らいでしまう性質があるため、3点測位の位置測位精度に誤差が生じ、更に基地局から距離が離れて電波が弱くなるほどその影響は大きくなることから、その測位精度は劣化してしまう。そこで、4つ以上の基地局が近隣にある場合には、より電波強度が強い3つの電波強度を利用することにより、測位精度を維持できる。
特開2013−109049号公報
しかしながら、受信端末の移動に伴い3点測位の計算に用いる基地局が切り替わると、これまで用いていなかった新たな基地局の座標と電波強度が用いられるため、ユーザ目線では受信端末の測位位置が突然大きく変動する現象が発生してしまう。また、これによって位置測位精度の劣化が発生し易くなる。さらに、電波強度はゆらぎによる変化があり、この現象が繰り返し発生してしまう恐れもある。例えば、4つの基地局が図20に示された位置に設置されている場合、中央の受信端末が基地局A,B,Cの領域内から基地局A,D,Cの領域内に移動すると、最も電波強度の弱い基地局は受信端末から最も遠い基地局Bになるので、3点測位の計算に用いていた基地局A,B,Cが基地局A,D,Cに切り替わってしまい、受信端末の測位位置が不連続に飛んでしまうことが起こる。
上記の課題と同様の課題を解決するため、特許文献1(段落0127−段落0133)には、3つの対応点P1,P2,P3の他に、注視点から一定距離内の1つの対応点P4を参照点として取得し、△P1,P2,P3と△P1,P2,P4の2つについて3点測位をそれぞれ行い、加重平均を算出する方法が提案されている。この場合、例えば対応点P1,P2の線分に対して垂直方向に移動する等、受信端末が一定の方向に移動するのであれば測位位置の不連続性をある程度抑制できる。しかし、受信端末の移動方向は必ずしも一定方向ではなく、受信端末が360°の方位に任意に移動することを考慮すると、その効果は限定的と考えられる。
本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、電波受信装置の位置測位精度を改善することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の位置測位装置は、4つ以上の電波発信装置からの電波強度のうち3つの電波強度を用いて電波受信装置の位置を互いに異なる3つの電波発信装置の組み合わせ毎に算出する手段と、電波強度を用いて前記4つ以上の電波発信装置から前記電波受信装置までの距離をそれぞれ算出し、前記組み合わせ毎に電波発信装置からの距離の和の逆数を求めて、求めた各組み合わせに係る逆数を全ての組み合わせに係る逆数の合計でそれぞれ除算することにより、前記組み合わせ毎に前記電波受信装置の位置に対する重み付け係数を算出する手段と、前記組み合わせ毎に前記電波受信装置の位置に前記重み付け係数をそれぞれ乗算し、乗算した値の総和を前記電波受信装置の測位位置とする手段と、を備えることを要旨とする。
請求項2に記載の位置測位方法は、位置測位装置で行う位置測位方法において、4つ以上の電波発信装置からの電波強度のうち3つの電波強度を用いて電波受信装置の位置を互いに異なる3つの電波発信装置の組み合わせ毎に算出するステップと、電波強度を用いて前記4つ以上の電波発信装置から前記電波受信装置までの距離をそれぞれ算出し、前記組み合わせ毎に電波発信装置からの距離の和の逆数を求めて、求めた各組み合わせに係る逆数を全ての組み合わせに係る逆数の合計でそれぞれ除算することにより、前記組み合わせ毎に前記電波受信装置の位置に対する重み付け係数を算出するステップと、前記組み合わせ毎に前記電波受信装置の位置に前記重み付け係数をそれぞれ乗算し、乗算した値の総和を前記電波受信装置の測位位置とするステップと、を備えることを要旨とする。
請求項3に記載の位置測位プログラムは、請求項1に記載の位置測位装置としてコンピュータを機能させることを要旨とする。
本発明によれば、電波受信装置の位置測位精度を向上することができる。
本発明の概要を説明する際の参照図である。 本発明の概要を説明する際の参照図である。 本発明の概要を説明する際の参照図である。 本発明の概要を説明する際の参照図である。 本発明の概要を説明する際の参照図である。 本発明の概要を説明する際の参照図である。 第1の実施の形態に係るシステムの全体動作概要を示す図である。 第1の実施の形態に係るシステムの全体構成例を示す図である。 第1の実施の形態に係るシステムの機能ブロック構成例を示す図である。 第1の実施の形態に係る基地局情報の登録処理を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態に係る電波受信装置の位置測位処理を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態に係る電波受信装置の位置測位処理を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態に係る電波受信装置の位置測位処理を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態に係る基地局情報の登録処理を示すフロー図である。 基地局情報の例を示す図である。 第1の実施の形態に係る電波受信装置の位置測位処理を示すフロー図である。 第2の実施の形態に係る電波受信装置の位置測位処理を示すシーケンス図である。 第2の実施の形態に係る電波受信装置の位置測位処理を示すシーケンス図である。 第2の実施の形態に係る電波受信装置の位置測位処理を示すシーケンス図である。 課題説明時の参照図である。
以下、本発明を実施する一実施の形態について図面を用いて説明する。
<発明の概要>
はじめに、本発明の概要について説明する。基地局はn台(nは4以上)設置されており、受信端末は、そのうち4台以上からの電波を受信する時に本発明を実行するものとする。
ここでは、基地局が4台の場合を例に説明する。
まず、受信端末3は、図1に示すように、4台の基地局A〜Dからの電波をそれぞれ受信し、その電波強度をそれぞれ測定する(ステップS1)。
次に、受信端末3は、図2に示すように、測定した電波強度を元に3台の基地局を順に選定し、通りの基地局の組合せ全てについて3点測位を実行する(ステップS2)。具体的には、基地局A,B,Cによる3点測位、基地局A,B,Dによる3点測位、基地局A,C,Dによる3点測位、基地局B,C,Dによる3点測位をそれぞれ実行し、基地局A,B,Cによる3点測位結果を(x,y)、基地局A,B,Dによる3点測位結果を(x,y)、基地局A,C,Dによる3点測位結果を(x,y)、基地局B,C,Dによる3点測位結果を(x,y)とする。
次に、受信端末3は、図3に示すように、ステップS1で測定した各基地局A〜Dからの電波強度を用いて、各基地局A〜Dから自端末までの距離をそれぞれ算出する(ステップS3)。電波強度から距離の関係を求める方法については任意である。例えば、実測値を元に求める手法等がある。図3では、市販のWi−Fiアクセスポイントにおける電波強度と距離の関係を示したグラフより、基地局Aの電波強度A’から距離Xを算出する方法を例示している。
次に、受信端末3は、ステップS2で求めた3点測位の位置を補正するため、まず、図4に示すように、3台の基地局の組合せ毎に、基地局と受信端末間の距離の和をとり、その和の逆数を求める(ステップS4)。具体的には、基地局A,B,Cの距離の和の逆数をα、基地局A,B,Dの距離の和の逆数をβ、基地局A,C,Dの距離の和の逆数をγ、基地局B,C,Dの距離の和の逆数をδとすると、
α=1/(基地局Aからの距離+基地局Bからの距離+基地局Cからの距離)
β=1/(基地局Aからの距離+基地局Bからの距離+基地局Dからの距離)
γ=1/(基地局Aからの距離+基地局Cからの距離+基地局Dからの距離)
δ=1/(基地局Bからの距離+基地局Cからの距離+基地局Dからの距離)
を算出する。
続いて、受信端末3は、図5に示すように、ステップS4で求めた距離の合計値の逆数から各3点測位の位置に対する重み付け係数をそれぞれ計算する(ステップS5)。具体的には、距離の合計値の逆数を用いて、α/(α+β+γ+δ)、β/(α+β+γ+δ)、γ/(α+β+γ+δ)、δ/(α+β+γ+δ)を計算する。
最後に、受信端末3は、図6に示すように、ステップS2で求めた3点測位の位置の各座標値に対してステップS5で求めた重み付け係数を掛け算した後に全ての和をとり、その計算結果を受信端末3の測位位置とする(ステップS6)。具体的には、{α/(α+β+γ+δ)×(x,y)+β/(α+β+γ+δ)×(x,y)+γ/(α+β+γ+δ)×(x,y)+δ/(α+β+γ+δ)×(x,y)}の計算結果を受信端末3の位置とする。このステップS6では、ステップS2で求めた受信端末3の位置をステップS5で求めた重み付け係数を用いて補正する処理を実行している。
<第1の実施の形態>
次に、本発明の第1の実施の形態について説明する。図7は、以降説明する本実施の形態に係るシステム全体の動作概要を示す図である。以降詳述するので、ここでの説明は省略する。本実施の形態では、上記<発明の概要>で説明した構成と同様に、4台の基地局A〜Dからの電波を用いて受信端末3の位置を特定する場合について説明する。
図8は、本実施の形態に係るシステムの全体構成例を示す図である。図9は、図8に例示したシステムの機能ブロック構成例を示す図である。
本システムは、電波を発信する電波発信装置1(基地局)と、その電波を受信する電波受信装置3(受信端末)と、基地局に係る基地局情報を保管しておく基地局情報保管装置5と、を備えて構成される。
電波発信装置1は、地球上の所定位置に固定された基地局等であり、自装置の識別IDを含む電波を発信する装置である。詳細には、自装置の識別IDを含む電波をアンテナ等の無線設備を介して発信する電波発信部11を備えて構成される。例えば、Wi−Fiアクセスポイント、Bluetoothタグ、携帯電話・PHSの基地局等である。
電波受信装置3は、持ち運び可能な受信端末であり、電波発信装置1からの電波を受信し、その電波強度より換算した電波発信装置1から自装置までの距離情報と電波発信装置1の位置情報とを用いて地球上における自装置の位置を測位する装置(位置測位装置)である。詳細には、電波発信装置1からの電波を受信する電波受信部31と、受信した電波強度より電波発信装置1から自装置までの距離を算出する距離算出部32と、電波発信装置1の識別IDを基地局情報保管装置5に送信して該電波発信装置1の位置情報を受信する情報送受信部33と、電波発信装置1から自装置までの距離情報と電波発信装置1の位置情報とを用いて自装置の位置を測位する位置測位算出部34と、を備えて構成される。例えば、スマートフォン、タブレット端末等を構築するCPU及びメモリ等を用いて構成可能である。
基地局情報保管装置5は、電波発信装置1に係る所情報を格納しておく装置である。詳細には、電波受信装置3から電波発信装置1の識別IDを受信し、その識別IDに対応する位置情報を送信する情報送受信部51と、電波発信装置1の識別IDと該電波発信装置1の位置とを対応付けた基地局情報を格納しておく基地局情報格納DB52と、管理者等により入力された電波発信装置1の識別IDと位置情報とを受け付けて基地局情報格納DB52に格納する情報入力部53と、を備えて構成される。例えば、それらの情報を入力・更新可能なサーバ、ワークステーション等を用いて構成可能である。
次に、本実施の形態に係るシステムの動作について説明する。
最初に、図10を参照しながら、基地局情報保管装置5に基地局情報を登録する処理動作について説明する。
まず、基地局情報保管装置5において、情報入力部53は、管理者等により入力された、電波発信装置1を識別する識別IDと、該電波発信装置1が設置された位置を示す位置情報とを受け付ける(ステップS101)。
最後に、基地局情報格納DB52は、ステップS101で入力された電波発信装置1の識別IDと位置情報とを対応付けて基地局情報として格納する(ステップS102)。
次に、図11−図13を参照しながら、電波受信装置3の位置を測位する処理動作について説明する。
まず、4台の電波発信装置1において、各電波発信部11は、自装置の識別IDを含む電波を無線アンテナからそれぞれ発信する(ステップS201)。
次に、電波受信装置3において、電波受信部31は、4台の電波発信装置1から発信された電波をそれぞれ受信し、それらの電波強度をそれぞれ測定する(ステップS202)。
次に、情報送受信部33は、4台の電波発信装置1から受信した電波から識別IDをそれぞれ取得し、全ての識別IDを基地局情報保管装置5に送信する(ステップS203)。
次に、基地局情報保管装置5において、基地局情報格納DB52は、電波受信装置3からの識別IDに対応する位置情報を抽出し(ステップS204)、情報送受信部51は、抽出した全ての位置情報を該電波受信装置3に返信する(ステップS205)。
次に、電波受信装置3において、位置測位算出部34は、ステップS202で求めた4台の電波発信装置1の電波強度と、ステップS205で受信した該4台の電波発信装置1の位置情報とを用いて、通りの電波発信装置1の組合せ全てについて3点測位をそれぞれ実行して通りの位置をそれぞれ算出する(ステップS206)。
具体的には、4台の電波発信装置1を基地局A,B,C,Dとすると、基地局A,B,Cによる3点測位、基地局A,B,Dによる3点測位、基地局A,C,Dによる3点測位、基地局B,C,Dによる3点測位をそれぞれ実行し、基地局A,B,Cによる3点測位結果を(x,y)、基地局A,B,Dによる3点測位結果を(x,y)、基地局A,C,Dによる3点測位結果を(x,y)、基地局B,C,Dによる3点測位結果を(x,y)とする。
次に、距離算出部32は、ステップS202で求めた4台の電波発信装置1の電波強度を用いて、各電波発信装置1から自装置(電波受信装置3)までの距離をそれぞれ算出する(ステップS207)。
次に、位置測位算出部34は、通りの組み合わせ毎に電波発信装置1からの距離の和の逆数を求めて、求めた各組み合わせに係る逆数を全ての組み合わせに係る逆数の合計でそれぞれ除算することにより、通りの組み合わせ毎に電波受信装置3の位置に対する重み付け係数を算出する(ステップS208)。
具体的には、4台の電波発信装置1を基地局A,B,C,Dとし、基地局A,B,Cの距離の和の逆数をα、基地局A,B,Dの距離の和の逆数をβ、基地局A,C,Dの距離の和の逆数をγ、基地局B,C,Dの距離の和の逆数をδとすると、
α=1/(基地局Aからの距離+基地局Bからの距離+基地局Cからの距離)
β=1/(基地局Aからの距離+基地局Bからの距離+基地局Dからの距離)
γ=1/(基地局Aからの距離+基地局Cからの距離+基地局Dからの距離)
δ=1/(基地局Bからの距離+基地局Cからの距離+基地局Dからの距離)
を算出する。その後、α/(α+β+γ+δ)、β/(α+β+γ+δ)、γ/(α+β+γ+δ)、δ/(α+β+γ+δ)を計算する。つまり、ステップS208では、距離の合計値を元に、その逆数をとることで、より電波受信装置3から近い電波発信装置1の組合せが測位結果に優先されるように重み付け係数を算出している。なお、重み付け係数の合計値は1となる。
最後に、位置測位算出部34は、通りの組み合わせ毎にステップS206で求めた電波受信装置3の位置にステップS208で求めた重み付け係数をそれぞれ乗算し、乗算した値の総和を自装置(電波受信装置3)の測位位置として算出する(ステップS209)。
具体的には、{α/(α+β+γ+δ)×(x,y)+β/(α+β+γ+δ)×(x,y)+γ/(α+β+γ+δ)×(x,y)+δ/(α+β+γ+δ)×(x,y)}の計算結果を電波受信装置3の位置とする。
次に、図14を参照しながら、基地局情報保管装置5で行う基地局情報の登録処理動作について説明する。
まず、情報入力部53は、管理者等により入力された、電波発信装置1の識別IDを受け付ける(ステップS301)。
次に、情報入力部53は、その電波発信装置1の識別IDに対応する該電波発信装置1の位置情報の入力を受け付け、基地局情報格納DB52は、入力された電波発信装置1の識別IDと位置情報とを対応付けて基地局情報として格納する(ステップS302)。
基地局情報の例を図15に示す。図15では、電波発信装置1の識別情報として「アクセスポイントAP識別情報」、該電波発信装置1の位置情報として「座標」を例示している。なお、位置情報としては、地球上の位置座標を表す緯度経度、ある場所を起点とした相対座標等が考えられる。
次に、図16を参照しながら、電波受信装置3で行う自装置の位置測位処理動作について説明する。
まず、電波受信部31は、4台の電波発信装置1から発信された各電波発信装置1の識別IDを含む電波をそれぞれ受信し、それらの電波強度をそれぞれ測定する(ステップS401)。
次に、情報送受信部33は、4台の電波発信装置1から受信した電波から識別IDをそれぞれ取得し、各識別IDに対応する電波発信装置1の位置情報を基地局情報保管装置5の基地局情報格納DBからそれぞれ検索して取得する(ステップS402)。
次に、位置測位算出部34は、ステップS401で求めた4台の電波発信装置1の電波強度と、ステップS402で取得した該4台の電波発信装置1の位置情報とを用いて、通りの電波発信装置1の組合せ全てについて3点測位をそれぞれ実行して通りの位置をそれぞれ算出する(ステップS403)。
次に、距離算出部32は、ステップS401で求めた4台の電波発信装置1の電波強度を用いて、各電波発信装置1から自装置(電波受信装置3)までの距離をそれぞれ算出する(ステップS404)。
次に、位置測位算出部34は、通りの組み合わせ毎に電波発信装置1からの距離の和の逆数を求めて、求めた各組み合わせに係る逆数を全ての組み合わせに係る逆数の合計でそれぞれ除算することにより、通りの組み合わせ毎に電波受信装置3の位置に対する重み付け係数を算出する(ステップS405)。
最後に、位置測位算出部34は、通りの組み合わせ毎にステップS403で求めた電波受信装置3の位置にステップS405で求めた重み付け係数をそれぞれ乗算し、乗算した値の総和を自装置(電波受信装置3)の測位位置として算出する(ステップS406)。
<第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態では、基地局の台数をn台(n≧4)に一般化した場合を説明する。ここでは、一般化に関連する内容を中心に説明し、それ以外は、第1の実施の形態と同様のため省略する。具体的には、システムの全体構成、電波発信装置1,電波受信装置3,基地局情報保管装置5の各機能ブロック構成、基地局情報の登録処理については、第1の実施の形態を参照されたい。
まず、図17−図19を参照しながら、電波受信装置3の位置を測位する処理動作について説明する。
まず、n台の電波発信装置1において、各電波発信部11は、自装置の識別IDを含む電波を無線アンテナからそれぞれ発信する(ステップS501)。
次に、電波受信装置3において、電波受信部31は、n台の電波発信装置1から発信された電波をそれぞれ受信し、それらの電波強度をそれぞれ測定する(ステップS502)。
次に、情報送受信部33は、n台の電波発信装置1から受信した電波から識別IDをそれぞれ取得し、全ての識別IDを基地局情報保管装置5に送信する(ステップS503)。
次に、基地局情報保管装置5において、基地局情報格納DB52は、電波受信装置3からの識別IDに対応する位置情報を抽出し(ステップS504)、情報送受信部51は、抽出した全ての位置情報を該電波受信装置3に返信する(ステップS505)。
次に、電波受信装置3において、位置測位算出部34は、ステップS502で求めたn台の電波発信装置1の電波強度と、ステップS205で受信した該n台の電波発信装置1の位置情報とを用いて、通りの電波発信装置1の組合せ全てについて3点測位をそれぞれ実行して通りの位置をそれぞれ算出する(ステップS506)。
具体的には、n台の電波発信装置1を基地局A,B,C,D,…,L,M,N(Lはn−2台目、Mはn−1台目、Nはn台目を表す)とすると、基地局A,B,Cによる3点測位、基地局A,B,Dによる3点測位、…、基地局A,B,Nによる3点測位、基地局A,C,Dによる3点測位、基地局A,C,Eによる3点測位、…、基地局A,C,Nによる3点測位、…、基地局L,M,Nによる3点測位をそれぞれ実行し、基地局A,B,Cによる3点測位結果を(x,y)、基地局A,B,Dによる3点測位結果を(x,y)、…、基地局A,B,Nによる3点測位結果(x,y)を、基地局A,C,Dによる3点測位結果を(xn+1,yn+1)、基地局A,C,Eによる3点測位結果を(xn+2,yn+2)、…、基地局A,C,Nによる3点測位結果を(x2n−1,y2n−1)、…、基地局L,M,Nによる3点測位結果を(x,y)とする。添え字のmはを表す。
次に、距離算出部32は、ステップS502で求めたn台の電波発信装置1の電波強度を用いて、各電波発信装置1から自装置(電波受信装置3)までの距離をそれぞれ算出する(ステップS507)。
次に、位置測位算出部34は、通りの組み合わせ毎に電波発信装置1からの距離の和の逆数を求めて、求めた各組み合わせに係る逆数を全ての組み合わせに係る逆数の合計でそれぞれ除算することにより、通りの組み合わせ毎に電波受信装置3の位置に対する重み付け係数を算出する(ステップS508)。
具体的には、n台の電波発信装置1を基地局A,B,C,D,…,Nとし、基地局A,B,Cの距離の和の逆数をα、基地局A,B,Dの距離の和の逆数をβ、基地局A,B,Nの距離の和の逆数をζ、基地局A,C,Dの距離の和の逆数をη、基地局A,C,Eの距離の和の逆数をθ、…、基地局A,C,Nの距離の和の逆数をκ、…、基地局L,M,Nの距離の和の逆数をμとすると、
α=1/(基地局Aからの距離+基地局Bからの距離+基地局Cからの距離)
β=1/(基地局Aからの距離+基地局Bからの距離+基地局Dからの距離)

ζ=1/(基地局Aからの距離+基地局Bからの距離+基地局Nからの距離)
η=1/(基地局Aからの距離+基地局Cからの距離+基地局Dからの距離)
θ=1/(基地局Aからの距離+基地局Cからの距離+基地局Eからの距離)

κ=1/(基地局Aからの距離+基地局Cからの距離+基地局Nからの距離)

μ=1/(基地局Lからの距離+基地局Mからの距離+基地局Nからの距離)
を算出する。その後、α/(α+β+…+μ)、β/(α+β+…+μ)、…、ζ/(α+β+…+μ)、η/(α+β+…+μ)、θ/(α+β+…+μ)、…、κ/(α+β+…+μ)、…、μ/(α+β+…+μ)を計算する。
最後に、位置測位算出部34は、通りの組み合わせ毎にステップS506で求めた電波受信装置3の位置にステップS508で求めた重み付け係数をそれぞれ乗算し、乗算した値の総和を自装置(電波受信装置3)の測位位置として算出する(ステップS509)。
具体的には、{α/(α+β+…+μ)×(x,y)+β/(α+β+…+μ)×(x,y)+…+ζ/(α+β+…+μ)×(x,y)+η/(α+β+…+μ)×(xn+1,yn+1)+θ/(α+β+…+μ)×(xn+2,yn+2)+…+κ/(α+β+…+μ)×(x2n−1,y2n−1)+…+μ/(α+β+…+μ)×(x,y)}の計算結果を電波受信装置3の位置とする。
続いて、電波受信装置3で行う自装置の位置測位処理動作について説明する。図16に示した測定処理の内容と同様のため、図示は省略する。
まず、電波受信部31は、n台の電波発信装置1から発信された各電波発信装置1の識別IDを含む電波をそれぞれ受信し、それらの電波強度をそれぞれ測定する(ステップS601)。
次に、情報送受信部33は、n台の電波発信装置1から受信した電波から識別IDをそれぞれ取得し、各識別IDに対応する電波発信装置1の位置情報を基地局情報保管装置5の基地局情報格納DBからそれぞれ検索して取得する(ステップS602)。
次に、位置測位算出部34は、ステップS601で求めたn台の電波発信装置1の電波強度と、ステップS602で取得した該n台の電波発信装置1の位置情報とを用いて、通りの電波発信装置1の組合せ全てについて3点測位をそれぞれ実行して通りの位置をそれぞれ算出する(ステップS603)。
次に、距離算出部32は、ステップS601で求めたn台の電波発信装置1の電波強度を用いて、各電波発信装置1から自装置(電波受信装置3)までの距離をそれぞれ算出する(ステップS604)。
次に、位置測位算出部34は、通りの組み合わせ毎に電波発信装置1からの距離の和の逆数を求めて、求めた各組み合わせに係る逆数を全ての組み合わせに係る逆数の合計でそれぞれ除算することにより、通りの組み合わせ毎に電波受信装置3の位置に対する重み付け係数を算出する(ステップS605)。
最後に、位置測位算出部34は、通りの組み合わせ毎にステップS603で求めた電波受信装置3の位置にステップS605で求めた重み付け係数をそれぞれ乗算し、乗算した値の総和を自装置(電波受信装置3)の測位位置として算出する(ステップS606)。
<各実施の形態による効果>
最後に、第1の実施の形態及び第2の実施の形態による効果を説明する。本実施の形態によれば、電波受信装置3において、(a)n台(n≧4)の電波発信装置からの電波強度のうち3つの電波強度を用いて電波受信装置3の位置を互いに異なる3つの電波発信装置1の組み合わせ毎に算出し、(b)電波強度を用いて上記n台の電波発信装置1から電波受信装置3までの距離をそれぞれ算出し、上記組み合わせ毎に電波発信装置1からの距離の和の逆数を求めて、求めた各組み合わせに係る逆数を全ての組み合わせに係る逆数の合計でそれぞれ除算することにより、上記組み合わせ毎に電波受信装置3の位置に対する重み付け係数を算出し、(c)上記組み合わせ毎に電波受信装置3の位置に上記重み付け係数をそれぞれ乗算し、乗算した値の総和を電波受信装置3の測位位置とする(3点測位の位置を補正する)ので、電波受信装置3の位置測位精度を向上し、その精度の劣化を防止することができる。
また、距離の合計値から、より電波受信装置3から近い電波発信装置1の組合せが測位結果に優先されるように計算された重み付け係数を用いて補正するので、電波強度が強い方の揺らぎの影響が小さくなることから、測位に用いる電波発信装置1の組み合わせが切り替わる領域付近で位置測位結果が飛び飛びになることを抑制することができ、電波発信装置1による位置測位が突然切り替わることを防止することができる。
さらに、電波受信装置3の移動により電波強度が弱くなる電波発信装置1は、距離が遠くなることで重み付け係数が低くなり、徐々に位置測位への影響が小さくなるので、電波受信装置3から最終的に切断されても測位結果への影響を小さくすることができる。
最後に、本実施の形態に係る電波受信装置(位置測位装置)3は、CPU等の演算機能やメモリ等の記憶機能を備えたコンピュータで実現可能である。また、該位置測位装置が備えるアルゴリズムの位置測位方法、該コンピュータを機能させるための位置測位プログラムを構築することも可能である。さらに、該プログラムの記憶媒体を生成し、コンピュータにインストールして実行させ、通信又は物流ネットワークを介して流通させることも可能である。
1…電波発信装置
11…電波発信部
3…電波受信装置(位置測位装置)、受信端末
31…電波受信部
32…距離算出部
33…情報送受信部
34…位置測位算出部
5…基地局情報保管装置
51…情報送受信部
52…基地局情報格納DB
53…情報入力部
S1−S6、S101−S102、S201−S209、S301−S302、S401−S406、S501−S509、S601−S606…ステップ

Claims (3)

  1. 4つ以上の電波発信装置からの電波強度のうち3つの電波強度を用いて電波受信装置の位置を互いに異なる3つの電波発信装置の組み合わせ毎に算出する手段と、
    電波強度を用いて前記4つ以上の電波発信装置から前記電波受信装置までの距離をそれぞれ算出し、前記組み合わせ毎に電波発信装置からの距離の和の逆数を求めて、求めた各組み合わせに係る逆数を全ての組み合わせに係る逆数の合計でそれぞれ除算することにより、前記組み合わせ毎に前記電波受信装置の位置に対する重み付け係数を算出する手段と、
    前記組み合わせ毎に前記電波受信装置の位置に前記重み付け係数をそれぞれ乗算し、乗算した値の総和を前記電波受信装置の測位位置とする手段と、
    を備えることを特徴とする位置測位装置。
  2. 位置測位装置で行う位置測位方法において、
    4つ以上の電波発信装置からの電波強度のうち3つの電波強度を用いて電波受信装置の位置を互いに異なる3つの電波発信装置の組み合わせ毎に算出するステップと、
    電波強度を用いて前記4つ以上の電波発信装置から前記電波受信装置までの距離をそれぞれ算出し、前記組み合わせ毎に電波発信装置からの距離の和の逆数を求めて、求めた各組み合わせに係る逆数を全ての組み合わせに係る逆数の合計でそれぞれ除算することにより、前記組み合わせ毎に前記電波受信装置の位置に対する重み付け係数を算出するステップと、
    前記組み合わせ毎に前記電波受信装置の位置に前記重み付け係数をそれぞれ乗算し、乗算した値の総和を前記電波受信装置の測位位置とするステップと、
    を備えることを特徴とする位置測位方法。
  3. 請求項1に記載の位置測位装置としてコンピュータを機能させることを特徴とする位置測位プログラム。
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