JP2017181302A - 防水型圧力センサ、防水型圧力センサの製造方法および搬送体 - Google Patents
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Abstract
【課題】ゲル剤のはみ出しを防止するとともに、製造工程の簡素化を図ることができる防水型圧力センサおよびその製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明の防水型圧力センサは、圧力検出素子と、圧力検出素子を実装する凹部と、凹部の周囲に設けられた縁部とを有するキャビティパッケージと、キャビティパッケージの縁部に取り付けられ、縁部よりも平滑化された表面と、開口部とを有する枠部と、枠部に取り付けられ、開口部と重なる位置に開口部よりも小径な圧力導入孔を有する接触防止部材と、凹部内および開口部内に設けられるゲル剤と、を備え、ゲル剤は、圧力導入孔の枠部側の縁から離れて設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の防水型圧力センサは、圧力検出素子と、圧力検出素子を実装する凹部と、凹部の周囲に設けられた縁部とを有するキャビティパッケージと、キャビティパッケージの縁部に取り付けられ、縁部よりも平滑化された表面と、開口部とを有する枠部と、枠部に取り付けられ、開口部と重なる位置に開口部よりも小径な圧力導入孔を有する接触防止部材と、凹部内および開口部内に設けられるゲル剤と、を備え、ゲル剤は、圧力導入孔の枠部側の縁から離れて設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、防水型圧力センサ、防水型圧力センサの製造方法および搬送体に関し、より詳しくは、圧力検出素子をゲル剤で覆った防水型圧力センサ、防水型圧力センサの製造方法および搬送体に関する。
圧力センサにおいて防水機能を得ようとした場合、ゲルなどの柔らかい樹脂にて圧力検出素子を覆う必要がある。その樹脂は、硬化時に壁面を這い上がるため、外部へはみ出してしまうことと、塗布時に気泡の巻き込みが生じるということが課題となる。
特許文献1には、センサチップの裏面側をゲル部材で封止してなる相対圧型の圧力センサが開示される。この圧力センサでは、圧力導入穴に、センサチップの裏面を封止するチップ裏面側ゲル部材が設けられる。このチップ裏面側ゲル部材として、柔らかいゲルの上を硬いゲルで覆った2層構造となっている。
しかしながら、特許文献1に記載の圧力センサでは、2層構造のゲルを構成するにあたり、硬化前に2種類の液剤を重ね塗りすることから、安定した上部ゲルの形成が困難となる。また、2種類の液剤を用いるため、製造工程数の増加やコストアップの原因となる。また、硬いゲルは、柔らかいゲルよりも壁面を這い上がりにくいが、液剤を硬化させるため這い上がりがあるので、小型化、特に低背化には不向きである。また、ゲル剤がパッケージの外側にはみ出ていると、エンボステープなどへ収納した際にゲル剤がフィルムに接触したり、取り出す際にゲル剤が付着したりすることで、ハンドリングの妨げとなる。
本発明は、ゲル剤のはみ出しを防止するとともに、製造工程の簡素化を図ることができる防水型圧力センサ、防水型圧力センサの製造方法および搬送体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の防水型圧力センサは、圧力検出素子と、圧力検出素子を実装する凹部と、凹部の周囲に設けられた縁部とを有するキャビティパッケージと、キャビティパッケージの縁部に取り付けられ、縁部よりも平滑化された表面と、開口部とを有する枠部と、枠部に取り付けられ、開口部と重なる位置に開口部よりも小径な圧力導入孔を有する接触防止部材と、凹部内および開口部内に設けられるゲル剤と、を備え、ゲル剤は、圧力導入孔の枠部側の縁から離れて設けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、凹部内に設けられたゲル剤が圧力導入孔から外側にはみ出ることがないため、凹部内のゲル剤が防水型圧力センサ以外の部材(例えば防水型圧力センサを収容するエンボステープとともに用いられるカバーフィルム)に接触することが防止される。すなわち、特許文献1に記載されるような硬さの異なる2種類のゲル剤を用いなくてもゲル剤を確実に凹部内に収容しておくことができる。
本発明の防水型圧力センサにおいて、開口部の平面視の形状は、多角形または円形であってもよい。これにより、開口部からゲル剤となる液剤を注入する際に、液剤が注入位置から凹部内に放射状に拡がり、空気の巻き込みを抑制することができる。
本発明の防水型圧力センサにおいて、開口部の平面視の外形位置は、凹部に実装される部品と接続されるボンディングワイヤのループの頂点よりも外側であってもよい。これにより、ボンディングワイヤのループと枠部との干渉を避けることができ、低背化を図ることができる。
本発明の防水型圧力センサにおいて、平面視におけるボンディングワイヤの延びる方向は、開口部の中心からの放射方向と直交しない方向であってもよい。これにより、開口部からゲル剤となる液剤を注入する際に、液剤がボンディングワイヤに沿って流れやすくなり、空気の巻き込みを抑制することができる。
本発明の防水型圧力センサにおいて、キャビティパッケージの材料はセラミックスであってもよい。これにより、セラミックスの表面の粗さを枠部によってカバーすることができる。
本発明の防水型圧力センサにおいて、圧力検出素子と接続される回路素子をさらに備え、圧力検出素子は回路素子の上に重ねられてもよい。これにより、防水型圧力センサの小型化を図ることができる。
本発明の防水型圧力センサは、長尺方向に並ぶ複数の凹部を有する第1の部材と、前記第1の部材に剥離可能に貼付されて前記凹部を覆う第2の部材とからなる搬送体を有し、搬送体の凹部内に個別に収容されてなるものでもある。このような構成によれば、防水型圧力センサの表面にゲル剤が付着していないため、凹部への出し入れや、第2の部材を剥がす際のハンドリング性が向上する。
本発明の防水型圧力センサの製造方法は、凹部および凹部の周囲に縁部が設けられたキャビティパッケージの凹部に圧力検出素子を実装する工程と、キャビティパッケージの縁部に、縁部よりも平滑化された表面と、開口部とを有する枠部を取り付ける工程と、開口部から凹部内および枠部内に液剤を注入し、ゲル化する工程と、枠部に、開口部よりも小径な圧力導入孔を有する接触防止部材を取り付ける工程と、を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、圧力検出素子が実装されたキャビティパッケージの縁部に枠部を取り付け、枠部の開口部から凹部内に液剤を注入してゲル化することで、圧力検出素子をゲル剤で覆うことができる。また、その後に枠部に接触防止部材を取り付けることで、凹部内のゲル剤が防水型圧力センサ以外の部材(例えば防水型圧力センサを収容するエンボステープとともに用いられるカバーフィルム)に接触することを防止することができる。
本発明の防水型圧力センサの製造方法において、開口部から液剤を注入する際には、開口部の中心から凹部内に液剤を注入するようにしてもよい。これにより、開口部からゲル剤となる液剤を注入する際に、液剤が注入位置から凹部内に放射状に拡がり、空気の巻き込みを抑制することができる。
本発明の搬送体は、長尺方向に並ぶ複数の凹部を有する長尺の第1の部材と、凹部内に配置された前述の防水型圧力センサと、第1の部材に剥離可能に貼付されて凹部を覆う第2の部材と、を備えたことを特徴とする。このような構成によれば、防水型圧力センサの表面にゲル剤が付着していないため、凹部への出し入れや、第2の部材を剥がす際のハンドリング性が向上する。
本発明によれば、ゲル剤のはみ出しを防止するとともに、製造工程の簡素化を図ることができる防水型圧力センサ、防水型圧力センサの製造方法および搬送体を提供することが可能になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る防水型圧力センサを例示する断面図である。
図2(a)および(b)は、第1実施形態に係る防水型圧力センサを例示する平面図である。図2(a)には接触防止部材40が設けられた状態の平面図が示され、図2(b)には接触防止部材40が設けられていない状態の平面図が示される。
本実施形態に係る防水型圧力センサ1は、印加される圧力を圧力検出素子10で検出するセンサであって、圧力検出素子10の周囲をゲル剤50で覆うことで防水機能を持たせたものである。
図1は、第1実施形態に係る防水型圧力センサを例示する断面図である。
図2(a)および(b)は、第1実施形態に係る防水型圧力センサを例示する平面図である。図2(a)には接触防止部材40が設けられた状態の平面図が示され、図2(b)には接触防止部材40が設けられていない状態の平面図が示される。
本実施形態に係る防水型圧力センサ1は、印加される圧力を圧力検出素子10で検出するセンサであって、圧力検出素子10の周囲をゲル剤50で覆うことで防水機能を持たせたものである。
防水型圧力センサ1は、圧力検出素子10と、キャビティパッケージ20と、枠部30と、接触防止部材40と、ゲル剤50とを備える。圧力検出素子10は、例えばシリコンの半導体にエッチング等でダイアフラムを形成したチップ部品である。
キャビティパッケージ20は、圧力検出素子10を実装する凹部21と、凹部21の周囲に設けられた縁部22とを有する。キャビティパッケージ20は、例えばアルミナなどのセラミックスによって形成される。凹部21における段差部21aなどにはメタライズパターンPが形成される。本実施形態では、凹部21に圧力検出素子10が実装されるほか、回路素子15も実装される。圧力検出素子10や回路素子15にはボンディングワイヤBWが接続され、互いの導通やメタライズパターンPとの導通を得ている。
枠部30は、キャビティパッケージ20の縁部22の上に接着剤を介して取り付けられる。枠部30の表面は、縁部22の表面よりも平滑化されている。限定されない例示として、枠部30の表面の表面粗さは、JIS B0601:2001に規定される算術平均粗さRaで0.6μm〜15μmの範囲内にある。このように枠部30の表面が平滑化されているため、防水型圧力センサ1の製造過程で枠部30の表面にゲル剤50を構成する材料が濡れ広がりにくい。枠部30には、例えばステンレス鋼やプラスチックが用いられる。枠部30の中央部分には開口部31が設けられる。開口部31の平面視の形状は、多角形または円形が望ましい。ここで、平面視とは、圧力検出素子10の実装面に対して直交する方向から見た平面の状態のことを言う。
開口部31の平面視の形状が多角形または円形になっていることで、開口部31からゲル剤50となる液剤を注入する際に、液剤が注入位置から凹部21内に放射状に拡がり、空気の巻き込みを抑制することができる。
また、開口部31の平面視の外形位置(図2(a)の破線、図2(b)の二点鎖線参照)は、凹部21に実装される部品(圧力検出素子10および回路素子15)と接続されるボンディングワイヤBWのループの頂点よりも外側になっている。すなわち、ボンディングワイヤBWのループの頂点が開口部31の内側に配置される。これにより、縁部22の上に枠部30を取り付けた際、ボンディングワイヤBWのループと枠部30との干渉を避けることができる。したがって、縁部22の高さを低くすることができ、全体の低背化を図ることができる。
接触防止部材40は、枠部30の上に接着剤を介して取り付けられる。接触防止部材40には、例えばキャビティパッケージ20と同様にセラミックスが用いられる。接触防止部材40の略中央には圧力導入孔41が設けられる。圧力導入孔41の径は、開口部31の径よりも小さい。接触防止部材40を枠部30の上に取り付けた状態で、圧力導入孔41は開口部31と重なる位置に配置される。
ゲル剤50は、凹部21内および開口部31内に設けられる。すなわち、ゲル剤50は凹部21に実装された圧力検出素子10、回路素子15およびボンディングワイヤBWを覆うように凹部21内および開口部31内に充填される。ゲル剤50には、例えばフッ素ゲル、シリコーンゲルが用いられる。
このような構成を備える防水型圧力センサ1において、ゲル剤50は、圧力導入孔41の枠部30側(下側)の縁41aから離れて設けられている。つまり、ゲル剤50は、圧力導入孔41には入り込んでいない。
図3(a)および(b)は、ゲル剤の状態を例示する断面図である。
図3(a)には参考例に係る防水型圧力センサ2が例示され、図3(b)には本実施形態に係る防水型圧力センサ1が例示される。
図3(a)には参考例に係る防水型圧力センサ2が例示され、図3(b)には本実施形態に係る防水型圧力センサ1が例示される。
図3(a)に示す参考例に係る防水型圧力センサ2および図3(b)に示す本実施形態に係る防水型圧力センサ1ともゲル剤50は圧力検出素子10、回路素子15およびボンディングワイヤBWを覆った状態にある。しかし、参考例に係る防水型圧力センサ2においては、キャビティパッケージ20に蓋体140が接着剤を介して取り付けられている。このため、凹部21および蓋体140の凹部21に対向する面によって構成される空間を充填するように、具体的には、蓋体140の凹部21に対向する面に接するようにゲル剤50は位置している。そして、ゲル剤50は蓋体140の圧力導入孔141から溢れており、蓋体140の表面に漏れ出している。このため、参考例に係る防水型圧力センサ2は、ゲル剤50によって他の部材(例えば防水型圧力センサを収容するエンボステープとともに用いられるカバーフィルム)に対して付着するおそれがある。
一方、本実施形態に係る防水型圧力センサ1では、ゲル剤50が圧力導入孔41の下側の縁41aから離れており、接触防止部材40の圧力導入孔41から溢れ出ていない。このため、本実施形態に係る防水型圧力センサ1は、ゲル剤50によって他の部材に対して付着するおそれが抑制されている。
このように、本実施形態に係る防水型圧力センサ1では、ゲル剤50が接触防止部材40の外側にはみ出さないため、防水型圧力センサ1をピックアップしたり、収納したりする際にはゲル剤50が邪魔をせず、ハンドリング性を高めることができる。
また、本実施形態に係る防水型圧力センサ1では、ゲル剤50の大気との接触部が開口部31に位置するため、開口部31の平面視での面積と同等の面積がゲル剤50の感圧部の面積となる。これに対し、参考例に係る防水型圧力センサ2では、図3(a)に示されるようにゲル剤50が蓋体140の外側に溢れ出ない場合には、蓋体140の圧力導入孔141の平面視での面積と同等の面積がゲル剤50の感圧部の面積となり、この面積は本実施形態に係る防水型圧力センサ1よりも小さい。したがって、本実施形態に係る防水型圧力センサ1は、参考例に係る防水型圧力センサ2よりも、外部圧力の感度が高くなることが期待される。
(防水型圧力センサの製造方法)
図4(a)〜図5(c)は、本実施形態に係る防水型圧力センサの製造方法を例示する断面図である。
先ず、図4(a)に示すように、凹部21を有するキャビティパッケージ20を用意し、凹部21内に圧力検出素子10および回路素子15を実装する。圧力検出素子10および回路素子15は、例えばダイボンド樹脂によって凹部21の実装面に固定される。
図4(a)〜図5(c)は、本実施形態に係る防水型圧力センサの製造方法を例示する断面図である。
先ず、図4(a)に示すように、凹部21を有するキャビティパッケージ20を用意し、凹部21内に圧力検出素子10および回路素子15を実装する。圧力検出素子10および回路素子15は、例えばダイボンド樹脂によって凹部21の実装面に固定される。
次に、ボンディングワイヤBWによる配線を行う。ボンディングワイヤBWは、回路素子15とメタライズパターンP(図2(b)参照)との間や、回路素子15と圧力検出素子10との間に配線される。
次に、図4(b)に示すように、キャビティパッケージ20の縁部22の上に枠部30を取り付ける。枠部30は、縁部22の上に接着剤を介して接続される。次に、図4(c)に示すように、枠部30の開口部31からゲル剤50となる液剤55を注入する。例えば、ディスペンサDPを用いて液剤55を開口部31から凹部21内に注入する。この際、開口部31の中心から凹部21内に液剤55を注入することが望ましい。これにより、液剤55が注入位置から凹部21内に放射状に拡がり、空気の巻き込みを抑制することができる。なお、図3(a)に示される参考例に係る防水型圧力センサ2を製造する場合には、凹部21および蓋体140の凹部21に対向する面によって構成される空間に対して、蓋体140の圧力導入孔141から液剤55を注入するため、上記の空間内の気体が排出されにくく、空気の巻き込みが生じやすい。
また、ボンディングワイヤBWによる配線を行う際、平面視におけるボンディングワイヤBWの延びる方向を、開口部31の中心からの放射方向と直交しない方向にしておくことで、液剤55を注入する際に液剤55がボンディングワイヤBWに沿って流れやすくなる。これによって、液剤55に空気が巻き込まれることを抑制することができる。
図5(a)には、凹部21内および開口部31内に液剤55が充填された状態が示される。液剤55は、凹部21内に充填されるとともに、開口部31の上側の縁31aの位置まで満たされる状態になる。前述のように、枠部30の面は平滑化されているため、図5(a)に示される状態において、また、その後液剤55を硬化させる過程において、枠部30の面の上に液剤55が濡れ広がりにくい。
次に、図5(b)に示すように、液剤55を硬化させてゲル剤50を構成する。液剤55がゲル化することでゲル剤50の表面の位置は、開口部31の上側の縁31aよりも僅かに凹むようになる。
次に、図5(c)に示すように、枠部30の上に接触防止部材40を取り付ける。接触防止部材40は、枠部30の上に接着剤を介して接続される。液剤55をゲル化した際にゲル剤50の表面は開口部31の上側の縁31aよりも僅かに凹んでいることから、ゲル剤50と、接触防止部材40の圧力導入孔41の枠部側の縁41aとの間には隙間が構成される。これにより、防水型圧力センサ1が完成する。
このような製造方法によれば、凹部21内および開口部31内にゲル剤50を構成した後で接触防止部材40を取り付けることから、ゲル剤50が防水型圧力センサ1の表面側にはみ出すことが安定的に抑制され、ゲル剤50が防水型圧力センサ1以外の部材に接触する不具合の発生を防止することができる。
図6(a)および(b)は、防水型圧力センサを収納した搬送体について例示する模式図である。
図6(a)には防水型圧力センサ1をエンボステープ100に収納した状態の断面図が示され、図6(b)には防水型圧力センサ1をエンボステープ100に収納した状態の平面図が示される。
図6(a)には防水型圧力センサ1をエンボステープ100に収納した状態の断面図が示され、図6(b)には防水型圧力センサ1をエンボステープ100に収納した状態の平面図が示される。
エンボステープ100は、長尺方向に並ぶ複数の凹部110を有する第1テープ(第1の部材)101と、第1テープ101の上に剥離可能に貼付されて凹部110を覆う第2テープ(第2部材)102とを備える。第1テープ101の縁部分には長尺方向に沿って所定のピッチで複数の送り穴101hが設けられる。
防水型圧力センサ1は凹部110に収納され、この状態で第2テープ102が取り付けられ、搬送体が構成される。防水型圧力センサ1を凹部110に収納するには、防水型圧力センサ1の表面を例えば真空チャックで吸着保持し、凹部110内に配置した後に吸着を解除する。
凹部110に防水型圧力センサ1を収納し、第2テープ102を貼付したエンボステープ100は、必要に応じてロール状に巻き取られた搬送体として搬送される。エンボステープ100から防水型圧力センサ1を取り出すには、第2テープ102を第1テープ101から剥がし、凹部110から防水型圧力センサ1を例えば真空チャックで吸着保持し、取り出して、基板等へ実装する。
このように、防水型圧力センサ1はエンボステープ100によって搬送体として搬送され、実装機などで梱包を解かれて実装される。この際、防水型圧力センサ1の表面(接触防止部材40の表面)にゲル剤50が付着していると、真空チャックによる吸着保持の妨げとなる。また、エンボステープ100によって搬送される際、搬送時の振動などによってゲル剤50が第2テープ102と接触し、第2テープ102に防水型圧力センサ1が貼り付いてしまうことになる。
本実施形態の防水型圧力センサ1では、接触防止部材40の表面にゲル剤50が漏れ出していないため、接触防止部材40の表面を真空チャックで確実に吸着保持することができる。しかも、エンボステープ100によって搬送する際にゲル剤50が第2テープ102と接触せず、第2テープ102に防水型圧力センサ1が貼り付くことはない。したがって、防水型圧力センサ1のハンドリング性を高めることができる。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態に係る防水型圧力センサを例示する断面図である。
本実施形態に係る防水型圧力センサ1Bでは、キャビティパッケージ20の凹部21内において、回路素子15の上に圧力検出素子10が重ねられている。回路素子15の上に圧力検出素子10が重ねられることで、平面視において防水型圧力センサ1Bの小型化を図ることができる。本実施形態では、枠部30の開口部31の内側に圧力検出素子10が配置されるため、回路素子15の上に圧力検出素子10を重ねても、低背化を図ることができる。
図7は、第2実施形態に係る防水型圧力センサを例示する断面図である。
本実施形態に係る防水型圧力センサ1Bでは、キャビティパッケージ20の凹部21内において、回路素子15の上に圧力検出素子10が重ねられている。回路素子15の上に圧力検出素子10が重ねられることで、平面視において防水型圧力センサ1Bの小型化を図ることができる。本実施形態では、枠部30の開口部31の内側に圧力検出素子10が配置されるため、回路素子15の上に圧力検出素子10を重ねても、低背化を図ることができる。
(第3実施形態)
図8は、第3実施形態に係る防水型圧力センサを例示する断面図である。
本実施形態に係る防水型圧力センサ1Cでは、接触防止部材40にシール部材60を組み込む空間45が設けられている。シール部材60は、例えばOリングやパッキンである。実施形態に係る防水型圧力センサ1、1Bおよび1Cでは、開口部31よりも小径な圧力導入孔41を設けているため、接触防止部材40の圧力導入孔41の周辺にシール部材60を設けるための広い領域が設けられる。さらに防水型圧力センサ1Cでは、シール部材60を組み込む空間45を接触防止部材40に設けているため、シール部材60を接触防止部材40に取り付ける際に別部品を用意する必要なく、簡単かつ確実にシール部材60を取り付けることが可能となる。
図8は、第3実施形態に係る防水型圧力センサを例示する断面図である。
本実施形態に係る防水型圧力センサ1Cでは、接触防止部材40にシール部材60を組み込む空間45が設けられている。シール部材60は、例えばOリングやパッキンである。実施形態に係る防水型圧力センサ1、1Bおよび1Cでは、開口部31よりも小径な圧力導入孔41を設けているため、接触防止部材40の圧力導入孔41の周辺にシール部材60を設けるための広い領域が設けられる。さらに防水型圧力センサ1Cでは、シール部材60を組み込む空間45を接触防止部材40に設けているため、シール部材60を接触防止部材40に取り付ける際に別部品を用意する必要なく、簡単かつ確実にシール部材60を取り付けることが可能となる。
以上説明したように、実施形態によれば、ゲル剤50のはみ出しを防止するとともに、製造工程の簡素化を図ることができる防水型圧力センサ1、1B、1Cおよびその製造方法を提供することが可能になる。
なお、上記に本実施形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。また、前述の実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、各実施形態の構成例の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
1,1B,1C…防水型圧力センサ
2…防水型圧力センサ
10…圧力検出素子
15…回路素子
20…キャビティパッケージ
21…凹部
21a…段差部
22…縁部
30…枠部
31…開口部
31a…縁
40…接触防止部材
41…圧力導入孔
41a…縁
45…空間
50…ゲル剤
55…液剤
60…シール部材
100…エンボステープ
101…第1テープ
101h…送り穴
102…第2テープ
110…凹部
140…蓋部
141…圧力導入孔
BW…ボンディングワイヤ
DP…ディスペンサ
P…メタライズパターン
2…防水型圧力センサ
10…圧力検出素子
15…回路素子
20…キャビティパッケージ
21…凹部
21a…段差部
22…縁部
30…枠部
31…開口部
31a…縁
40…接触防止部材
41…圧力導入孔
41a…縁
45…空間
50…ゲル剤
55…液剤
60…シール部材
100…エンボステープ
101…第1テープ
101h…送り穴
102…第2テープ
110…凹部
140…蓋部
141…圧力導入孔
BW…ボンディングワイヤ
DP…ディスペンサ
P…メタライズパターン
Claims (10)
- 圧力検出素子と、
前記圧力検出素子を実装する凹部と、前記凹部の周囲に設けられた縁部とを有するキャビティパッケージと、
前記キャビティパッケージの前記縁部に取り付けられ、前記縁部よりも平滑化された表面と、開口部とを有する枠部と、
前記枠部に取り付けられ、前記開口部と重なる位置に前記開口部よりも小径な圧力導入孔を有する接触防止部材と、
前記凹部内および前記開口部内に設けられるゲル剤と、
を備え、
前記ゲル剤は、前記圧力導入孔の前記枠部側の縁から離れて設けられていることを特徴とする防水型圧力センサ。 - 前記開口部の平面視の形状は、多角形または円形である、請求項1記載の防水型圧力センサ。
- 前記開口部の平面視の外形位置は、前記凹部に実装される部品と接続されるボンディングワイヤのループの頂点よりも外側である、請求項1または2に記載の防水型圧力センサ。
- 平面視における前記ボンディングワイヤの延びる方向は、前記開口部の中心からの放射方向と直交しない方向である、請求項3記載の防水型圧力センサ。
- 前記キャビティパッケージの材料はセラミックスである、請求項1〜4のいずれか1つに記載の防水型圧力センサ。
- 前記圧力検出素子と接続される回路素子をさらに備え、
前記圧力検出素子は前記回路素子の上に重ねられる、請求項1〜5のいずれか1つに記載の防水型圧力センサ。 - 長尺方向に並ぶ複数の凹部を有する第1の部材と、前記第1の部材に剥離可能に貼付されて前記凹部を覆う第2の部材とからなる搬送体を有し、
前記搬送体の凹部内に個別に収容されてなる請求項1〜6のいずれか1つに記載の防水型圧力センサ。 - 凹部および前記凹部の周囲に縁部が設けられたキャビティパッケージの前記凹部に圧力検出素子を実装する工程と、
前記キャビティパッケージの前記縁部に、前記縁部よりも平滑化された表面と、開口部とを有する枠部を取り付ける工程と、
前記開口部から前記凹部内および前記枠部内に液剤を注入し、ゲル化する工程と、
前記枠部に、前記開口部よりも小径な圧力導入孔を有する接触防止部材を取り付ける工程と、
を備えたことを特徴とする防水型圧力センサの製造方法。 - 前記開口部から前記液剤を注入する際には、前記開口部の中心から前記凹部内に前記液剤を注入する、請求項8記載の防水型圧力センサの製造方法。
- 長尺方向に並ぶ複数の凹部を有する第1の部材と、
前記凹部内に配置された請求項1〜6のいずれか1つに記載の防水型圧力センサと、
前記第1の部材に剥離可能に貼付されて前記凹部を覆う第2の部材と、
を備えたことを特徴とする搬送体。
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| JP2016068857A JP2017181302A (ja) | 2016-03-30 | 2016-03-30 | 防水型圧力センサ、防水型圧力センサの製造方法および搬送体 |
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- 2016-12-28 US US15/392,968 patent/US10254187B2/en not_active Expired - Fee Related
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| US12510430B2 (en) | 2020-09-30 | 2025-12-30 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Waterproof pressure sensor including waterproof gel with covering portions and method for manufacturing the same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20170284885A1 (en) | 2017-10-05 |
| US10254187B2 (en) | 2019-04-09 |
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