JP2017184633A - 容器詰め炭酸アルコール飲料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】容器詰め炭酸アルコール飲料は、茶抽出物を含有し、甘味度が0.2〜1.2/100mlである。
【選択図】なし
Description
このような炭酸アルコール飲料としては、たとえばレモン、グレープフルーツ、オレンジ等の柑橘類、アップル、グレープ等の果汁やフレーバーを添加して、フルーツ風味を付与したものの人気が高い。
すなわち、本発明の課題は、苦味を強調することなく、炭酸によるすっきりとしたみずみずしい風味と、お茶らしい風味とが両立した、容器詰め炭酸アルコール飲料を提供することにある。
〔1〕茶抽出物を含有し、甘味度が0.2〜1.2/100mlである、容器詰め炭酸アルコール飲料。
〔2〕前記茶抽出物が、緑茶由来の茶抽出物である、前記〔1〕に記載の容器詰め炭酸アルコール飲料。
〔3〕前記茶抽出物が、非重合カテキン類を含有し、前記非重合カテキン類の濃度が、0.1〜100ppmである、前記〔1〕又は〔2〕に記載の炭酸アルコール飲料。
〔4〕更に、高甘味度甘味料を含有する、前記〔1〕〜〔3〕のいずれか一項に記載の炭酸アルコール飲料。
〔5〕前記高甘味度甘味料が、アセスルファムカリウム及び/又はスクラロースである、前記〔4〕に記載の炭酸アルコール飲料。
〔6〕2.0〜3.3体積%の炭酸ガスを含有する、前記〔1〕〜〔5〕のいずれか一項に記載の炭酸アルコール飲料。
〔7〕3.0〜13.0質量%のエタノールを含有する、前記〔1〕〜〔6〕のいずれか一項に記載の炭酸アルコール飲料。
〔8〕さらにクエン酸、L−アスコルビン酸、グルコン酸、リン酸、フィチン酸から選択される1つ以上の酸味料を含有する前記〔1〕〜〔7〕のいずれか一項に記載の炭酸アルコール飲料。
〔9〕クエン酸換算した酸度が0.0005〜0.060g/100mlである、前記〔1〕〜〔8〕のいずれか一項に記載の炭酸アルコール飲料。
〔10〕pHが3.3〜4.9である、前記〔1〕〜〔9〕のいずれか一項に記載の炭酸アルコール飲料。
本発明に係る容器詰め炭酸アルコール飲料は、茶抽出物を含有し、甘味度が0.2〜1.2/100mlである。このように、茶抽出物を含有する炭酸アルコール飲料において、甘味度を特定の値になるように調整することにより、苦味を強調することなく、炭酸によるすっきりとしたみずみずしい風味と、お茶らしい風味とを両立させることができる。
甘味度が小さすぎる場合、茶抽出物の苦味及び炭酸の酸味が強くなりすぎ、香味のバランスが損なわれやすい。一方、甘味度が大きすぎる場合には、甘味が強くなりすぎ、やはり香味のバランスが損なわれやすくなる。
尚、本発明において、飲料の「甘味度」は、飲料中に含まれる「各甘味成分の含有量(g/100ml)」に、「砂糖を1.00とした場合の各甘味成分の甘味度」を乗じた値として求められる。「砂糖を1.00とした場合の各甘味成分の甘味度」とは、砂糖の甘さを1.00とした場合の、甘味成分の甘味の強さを官能検査により評価したものである。甘味成分の甘味度としては、精糖工業会発行「甘味料の総覧」(1990年5月発行)及び株式会社光琳発行「高甘味度甘味料スクラロースのすべて」(2003年5月発行)に記載されている値が用いられる。
より好ましくは、本発明の飲料の甘味度は、0.4〜1.0/100mlである。
本発明に係る飲料は、非重合カテキン類の濃度が0.1〜100ppmであることが好ましく、より好ましくは1〜100ppmある。非重合カテキン類の濃度を0.1〜100ppmとすることにより、甘味と苦味とのバランスに優れ、かつお茶らしい風味にも優れた香味を得ることができる。
また、甘味料としては、高甘味度甘味料を用いることが好ましい。高甘味度甘味料以外の甘味料を用いて飲料の甘味度を調整した場合には、お茶らしい香味がマスキングされてしまいやすくなるが、高甘味度甘味料を用いることによって、お茶らしい香味をマスキングすることなく、甘みと苦味のバランスを取ることができる。高甘味度甘味料としては、アセスルファムカリウム、スクラロース、及びアセスルファムカリウムが好ましく用いられ、アセスルファムカリウム及びスクラロースがより好ましく用いられる。
本発明に係る飲料における、糖質の含有量は、0.4g/100ml以下であることが好ましい。
本発明に係る飲料は、糖類を含んでいないことが好ましい。
本発明に係る飲料中のプリン体濃度は、0.4mg/100ml以下であることが好ましく、より好ましくは0.04mg/100ml以下である。
本発明に係る飲料中のエタノール濃度は、3.0〜13.0質量%であることが好ましく、より好ましくは4.0〜12.0質量%である。エタノール濃度を3.0〜13.0質量%とすることにより、アルコールによる苦味及び渋みと、味の厚みとのバランスに優れた飲料を得ることができる。
本発明に係る飲料のクエン酸に換算した酸度は、0.0005〜0.06g/100mlであることが好ましく、より好ましくは0.001〜0.05g/100mlである。クエン酸に換算した酸度は、国税庁所定分析法にて定められた酸度の測定方法に基づいて算出される。酸度を0.0005〜0.06g/100mlとすることにより、味の厚みと酸味とのバランスに優れた飲料を得ることができる。
本発明に係る飲料のpHは、3.3〜4.9であることが好ましく、より好ましくは、3.4〜4.6、更に好ましくは3.4以上3.8未満である。pHを3.3〜4.9の範囲にすることにより、味の厚みと酸味とのバランスに優れた飲料を得ることができる。
醸造用アルコールに、水、緑茶エキス、高甘味度甘味料(アセスルファムカリウム:甘味度200)、酸味料(クエン酸及びフィチン酸を用いてクエン酸換算酸度が0.015になるように調整)、香料(主として緑茶香料0.42g/L)、カラメル色素(0.2g/L)、重曹(0.055g/L)、及び炭酸ガスを添加し、非重合カテキン類の濃度及び甘味度が異なる複数の炭酸アルコール飲料を得た。尚、緑茶エキスの添加量は、非重合カテキン類の濃度がそれぞれ0.1ppm、1ppm及び100ppmになるような添加量とした。また、アセスルファムカリウムの添加量は、甘味度が0〜2/100mlになるような添加量とした。各飲料の糖質は、0g/100ml、プリン体濃度は0.0mg/100mlであった。また、糖類は使用しなかった。アルコール濃度は9%であり、炭酸ガス濃度は2.6体積%とした。飲料のpHは、3.6であった。
得られた炭酸アルコール飲料について、5名の専門パネルにより官能評価を行い、苦味と甘みのバランス、緑茶らしさ、及び総合評価のそれぞれについて、0〜5の6段階で評価した。尚、評価結果は、数字が大きいほど良好であることを示す。
結果を表1〜3に示す。
高甘味度甘味料として、アセスルファムカリウムに代えて、スクラロース(甘味度600)を用いた。その他の点については実験例1と同様にして、複数の炭酸アルコール飲料を調製し、官能評価を行った。評点については、実験例1と同様の基準を用いて、0〜5の6段階で評価した。結果を表4乃至6に示す。
炭酸ガスの含有量を1.7〜3.6体積%の間で変化させ、複数の炭酸アルコール飲料を調製した。尚、非重合カテキンの濃度を1ppmとした。また、甘味料としては、甘味度が0.4/100mlになるような添加量のアセスルファムカリウムを用いた。その他の条件については、実験例1と同様の条件を採用した。調製した炭酸アルコール飲料について、官能評価により、苦渋味と甘みのバランスと緑茶らしさとを総合的に評価した。評価にあたっては、炭酸ガス濃度が3.3体積%である場合の結果を基準値「3」とし、1〜5の5段階で相対的に評価した。結果を表7に示す。
アルコール濃度を1〜15%の間で変化させ、複数の炭酸アルコール飲料を調製した。尚、非重合カテキンの濃度を1ppmとした。また、甘味度が0.4/100mlになるようにアセスルファムカリウムを添加した。各飲料のpHは、3.4〜3.8の範囲であった。その他の条件については、実験例1と同様の条件を採用した。評価にあたっては、アルコール濃度が3%である場合の結果を基準値3とし、1〜5の5段階で評価した。調製した炭酸アルコール飲料について、官能評価により、苦渋味と甘みのバランスと緑茶らしさとを総合的に評価した。結果を表8に示す。
異なる酸味料(酸味料なし、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、L-アスコルビン酸、乳酸、グルコン酸、リン酸、及びフィチン酸)を用いて、複数の炭酸アルコール飲料を調製した。酸味料の含有量は、総酸度が0.002g/100mlになるように調整した。各飲料のpHは、3.4〜3.8の範囲であった。尚、非重合カテキンの濃度を1ppmとした。また、甘味度が0.4/100mlになるようにアセスルファムカリウムを添加した。その他の条件については、実験例1と同様の条件を採用した。評価にあたっては、酸味料としてリンゴ酸を用いたときの結果を基準値3とし、1〜5の5段階で相対的に評価した。調製した炭酸アルコール飲料について、官能評価により、苦渋味と甘みのバランスと緑茶らしさとを総合的に評価した。結果を表9に示す。
酸味料として異なる濃度のクエン酸を用い、異なる酸度(g/100ml)及びpHを有する複数の炭酸アルコール飲料を調製した。尚、非重合カテキンの濃度を1ppmとした。また、甘味度が0.4/100mlになるようにアセスルファムカリウムを添加した。その他の条件については、実験例1と同様の条件を採用した。評価にあたっては、酸度が0.0005、pHが4.9である場合の結果を基準値「3」とし、1〜5の5段階で相対的に評価した。調製した炭酸アルコール飲料について、官能評価により、苦渋味と甘みのバランスと緑茶らしさとを総合的に評価した。結果を表10に示す。
甘味料としてショ糖を用いて甘味度を調整し、甘味度が異なる複数の炭酸アルコール飲料を調製した。各飲料のpHは、3.4〜3.8の範囲であった。尚、その他の条件は、実験例1と同様とした。調製した炭酸アルコール飲料について、官能評価により、苦渋味と甘みのバランス、緑茶らしさ、及び総合評価を評価した。評価にあたっては、実験例1及び2と同様の基準を用いて、0〜5の6段階で評価した。
結果を表11に示す。
甘味料として果糖ぶどう糖液糖(甘味度1.1)を用いて甘味度を調整し、甘味度が異なる複数の炭酸アルコール飲料を調製した。各飲料のpHは、3.4〜3.8の範囲であった。尚、甘味料以外の条件は、実験例1と同様とした。調製した炭酸アルコール飲料について、官能評価により、苦渋味と甘みのバランス、緑茶らしさ、及び総合評価を評価した。評価にあたっては、実験例1及び2と同様の基準を用いて、0〜5の6段階で評価した。結果を表12に示す。
Claims (10)
- 茶抽出物を含有し、甘味度が0.2〜1.2/100mlである、容器詰め炭酸アルコール飲料。
- 前記茶抽出物が、緑茶由来の茶抽出物である、請求項1に記載の炭酸アルコール飲料。
- 非重合カテキン類の濃度が、0.1〜100ppmである、請求項1又は2に記載の炭酸アルコール飲料。
- 更に、高甘味度甘味料を含有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の炭酸アルコール飲料。
- 前記高甘味度甘味料が、アセスルファムカリウム及び/又はスクラロースである、請求項4に記載の炭酸アルコール飲料。
- 2.0〜3.3体積%の炭酸ガスを含有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の炭酸アルコール飲料。
- 3.0〜13.0質量%のエタノールを含有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の炭酸アルコール飲料。
- さらにクエン酸、L−アスコルビン酸、グルコン酸、リン酸、フィチン酸から選択される1つ以上の酸味料を含有する請求項1〜7のいずれか一項に記載の炭酸アルコール飲料。
- クエン酸換算した酸度が0.0005〜0.06g/100mlである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の炭酸アルコール飲料。
- pHが3.3〜4.9である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の炭酸アルコール飲料。
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