JP2017184962A - 吸収性物品 - Google Patents
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中和度(モル%)=100×「架橋重合体の中和されているカルボキシル基のモル数」/「架橋重合体が有するカルボキシル基の総モル数(中和、未中和を含む)」
し、(B)表面改質剤は、(A)架橋重合体の含水ゲル又は(A)架橋重合体を重合する前の重合液ではなく、(A)架橋重合体の乾燥体と混合されることが表面の(B)表面改質剤の量をコントロールする観点から好ましい。なお、混合は、均一に行うことが好ましい。
(ボルテックス法による吸水速度の測定方法)
100mLのガラスビーカーに、生理食塩水(0.9質量%塩化ナトリウム水)50mLとマグネチックスターラーチップ(中央部直径8mm、両端部直径7mm、長さ30mmで、表面がフッ素樹脂コーティングされているもの)を入れ、ビーカーをマグネチックスターラー(アズワン製、「HPS−100」)に載せる。マグネチックスターラーの回転数を600±60rpmに調整し、生理食塩水を撹拌させる。試料2.0gを、撹拌中の食塩水の渦の中心部で液中に投入し、JIS K 7224(1996)に準拠して該吸水性樹脂粉末の吸水速度(秒)を測定する。具体的には、試料である吸水性樹脂粉末のビーカーへの投入が完了した時点でストップウォッチをスタートさせ、スターラーチップが試験液に覆われた時点(渦が消え、液表面が平らになった時点)でストップウォッチを止め、その時間(秒)を吸水速度として記録する。測定は5回行い(n=5)、上下各1点の値を削除し、残る3点の平均値を測定値とした。なお、これらの測定は23±2℃、相対湿度50±5%で行い、測定の前に試料を同環境で24時間以上保存した後に測定する。
吸収倍率の測定は、JIS K 7223(1996)に準拠して行う。目開き63μmのナイロン網(JIS Z8801−1:2000)を幅10cm、長さ40cmの長方形に切断して長手方向中央で二つ折りにし、両端をヒートシールして幅10cm(内寸9cm)、長さ20cmのナイロン袋を作製する。測定試料1.00gを精秤し、作製したナイロン袋の底部に均一になるように入れる。試料の入ったナイロン袋を、生理食塩水に浸漬させる。浸漬開始から60分後にナイロン袋を生理食塩水から取り出し、1時間垂直状態に吊るして水切りした後、試料の質量F1(g)を測定する。また、試料を用いないで同様の操作を行い、そのときの質量F0(g)を測定する。そして、これら質量F1、F0および試料の質量から、次式に従って、目的とする吸収倍率を算出する。
吸収倍率(g/g)=(F1−F0)/試料の質量
保水量の測定は、JIS K 7223(1996)に準拠して行う。目開き63μmのナイロン網(JIS Z8801−1:2000)を幅10cm、長さ40cmの長方形に切断して長手方向中央で二つ折りにし、両端をヒートシールして幅10cm(内寸9cm)、長さ20cmのナイロン袋を作製する。測定試料1.00gを精秤し、作製したナイロン袋の底部に均一になるように入れる。試料の入ったナイロン袋を、生理食塩水に浸漬させる。浸漬開始から60分後にナイロン袋を生理食塩水から取り出し、1時間垂直状態に吊るして水切りした後、遠心脱水器(コクサン(株)製、型式H−130C特型)を用いて脱水する。脱水条件は、143G(800rpm)で2分間とする。脱水後の質量R1(g)を測定する。また、試料を用いないで同様の操作を行い、そのときの質量R0(g)を測定する。そして、これら質量R1、R0および試料の質量から、次式に従って、目的とする保水量を算出する。
保水量(g/g)=(R1−R0−試料の質量)/試料の質量
幅10cm、長さ10cmに加工した吸収性物品に、人尿20mlを吸収させた。尿を吸収させた吸収性物品を試験者の内股に、トップシート(透液性不織布)が皮膚に当接するようにあてがい、16時間放置した。16時間経過後、吸収性物品を取り外し、当接していた部分の皮膚の状態を目視にて観察し、下記の3段階で評価した。評価は、20人の試験者が行い、20人の評価の平均をその吸収性物品の評価値とした。
(臭気強度)
幅10cm、長さ10cmに加工した吸収性物品に、人尿20mlを吸収させ、35℃で3時間保管後に官能試験にて臭気強度を下記の4段階で評価した。評価は、20人の試験者が行い、20人の評価の平均をその吸収性物品の評価値とした。
<皮膚刺激の評価基準>
〇:変化なし。
△:少し赤みあり。
×:赤みまたはかぶれあり。
<臭気強度の評価基準>
◎:無臭。
〇:感知できるが、弱い臭い。
△:容易に感知できる臭い。
×:強く臭う。
ティッシュ1(フマル酸:1.5g質量%)
室温の蒸留水にフマル酸(第一製網社製、即溶性30%フマル酸製剤「DF−30」)を投入し、フマル酸濃度を0.15質量%に調整したフマル酸含有液を得た。ティッシュ表面に、前記フマル酸含有液をスプレーで塗布し、ティッシュを作製した。なお、フマル酸含有液の塗布量は、ティッシュ1のフマル酸含有量が1.5g質量%となるように調整した。
フマル酸濃度を0.2質量%に調整し、フマル酸含有液の塗布量をフマル酸含有量が0.2g質量%となるように調整した以外は、ティッシュ1と同様にして、ティッシュ2を作製した。
フマル酸濃度を0.015質量%に調整し、フマル酸含有液の塗布量をフマル酸含有量が0.00015g質量%となるように調整した以外は、ティッシュ1と同様にして、ティッシュ3を作製した。
フマル酸濃度を0.0015質量%に調整し、フマル酸含有液の塗布量をフマル酸含有量が0.000015質量%となるように調整した以外は、ティッシュ1と同様にして、ティッシュ4を作製した。
フマル酸の代わりにクエン酸を用いた以外は、ティッシュ2と同様にして、ティッシュ5を作製した。
フマル酸の代わりにリンゴ酸を用いた以外は、ティッシュ2と同様にして、ティッシュ6を作製した。
フマル酸の代わりに塩化ベンザルコニウムを用いた以外は、ティッシュ2と同様にして、ティッシュ7を作製した。
フマル酸の代わりに柿渋由来ポリフェノールを用いた以外は、ティッシュ2と同様にして、ティッシュ8を作製した。
吸収性物品1
非透液性シートの上に合成ゴム系ホットメルト接着剤を塗布し、この上にティッシュ1を積層した。前記ティッシュ1表面に合成ゴム系ホットメルト接着剤を塗布した後、パルプと吸水性樹脂粉末(サンダイヤポリマー社製、「アクアパール(登録商標)」 DS560)を混合した状態で散布(吸水性樹脂粉末の目付け100g/m2)し、吸収層を得た。この吸収層の上に合成ゴム系ホットメルト接着剤を塗布し、この上にティッシュ1を積層した。最上層のティッシュ1表面にさらに合成ゴム系ホットメルト接着剤を塗布し、透液性不織布を積層し、25℃で1週間乾燥させて吸収性物品1を形成した。なお、吸水性樹脂粉末の物性は、吸水倍率が60g/g、保水量が42g/g、ボルテックス法による吸水速度が38秒であった。
ティッシュ1の代わりにティッシュ2を用いたこと以外は吸収性物品1と同様にして、吸収性物品2を作製した。
ティッシュ1の代わりにティッシュ3を用いたこと以外は吸収性物品1と同様にして、吸収性物品3を作製した。
ティッシュ1の代わりにティッシュ4を用いたこと以外は吸収性物品1と同様にして、吸収性物品4を作製した。
ティッシュ1の代わりにティッシュ5を用いたこと以外は吸収性物品1と同様にして、吸収性物品5を作製した。
ティッシュ1の代わりにティッシュ6を用いたこと以外は吸収性物品1と同様にして、吸収性物品6を作製した。
ティッシュ1の代わりにティッシュ7を用いたこと以外は吸収性物品1と同様にして、吸収性物品7を作製した。
ティッシュ1の代わりにティッシュ8を用いたこと以外は吸収性物品1と同様にして、吸収性物品8を作製した。
25℃で1週間乾燥させる代わりに、40℃で1週間乾燥させた以外は、吸収性物品1と同様にして吸収性物品9を作製した。
25℃で1週間乾燥させる代わりに、40℃で1週間乾燥させた以外は、吸収性物品2と同様にして吸収性物品10を作製した。
25℃で1週間乾燥させる代わりに、40℃で1週間乾燥させた以外は、吸収性物品3と同様にして吸収性物品11を作製した。
25℃で1週間乾燥させる代わりに、40℃で1週間乾燥させた以外は、吸収性物品4と同様にして吸収性物品12を作製した。
25℃で1週間乾燥させる代わりに、40℃で1週間乾燥させた以外は、吸収性物品5と同様にして吸収性物品13を作製した。
25℃で1週間乾燥させる代わりに、40℃で1週間乾燥させた以外は、吸収性物品6と同様にして吸収性物品14を作製した。
ティッシュ1の代わりに、未処理(抗菌剤不使用)のティッシュを用いたこと以外は、吸収性物品1と同様にして、吸収性物品15を作製した。
11 失禁パッド(吸収性物品)
12 トップシート
13 バックシート
14 ティッシュ
15 サイドシート
16 起立用弾性部材
20 吸収体
21 吸水性樹脂粉末
Claims (6)
- 吸収体と、フマル酸含有シートとを備え、
前記フマル酸含有シートは、紙を主材料とするシート基材にフマル酸が含有されており、
前記フマル酸含有シートにおけるフマル酸の含有率が0.00015質量%から1.5質量%である、
吸収性物品。 - 前記フマル酸が、前記シート基材の長手方向および幅方向の全体にわたって含有される、請求項1記載の吸収性物品。
- 前記フマル酸が、前記シート基材の一方の面よりも他方の面に多く含有される請求項1または2に記載の吸収性物品。
- 前記吸収体の肌面側に配置されたトップシートと、前記吸収体の非肌面側に配置されたバックシートとを有し、
前記トップシートが前記フマル酸含有シートである請求項1から3のいずれかに記載の吸収性物品。 - 前記吸収体の肌面側に配置されたトップシートと、前記吸収体の非肌面側に配置されたバックシートとを有し、
前記吸収体と前記トップシートとの間に、前記フマル酸含有シートが配置されている、請求項1から4のいずれかに記載の吸収性物品。 - 請求項1から5のいずれかに記載の吸収性物品の製造方法であって、
フマル酸をシート基材に含有させる工程と、
前記フマル酸を含有させたシート基材を、大気雰囲気下で1週間以上乾燥してフマル酸含有シートを得る工程と、を有する、
製造方法。
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