JP2017185860A - ハブ抜き取り工具 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示す車輪支持構造100は、車両の前部にエンジンが搭載され、前輪が駆動する自動車(所謂FF車)における前輪の車輪支持構造の一例であり、図1では、車輪支持構造の一部を示し、ドライブシャフト120の端部で上下方向に切断した縦断面図としている。車輪支持構造100は、図1に示すように、ホイール(図示せず)を取り付けるハブ110と、エンジン(図示せず)から駆動力を伝達するドライブシャフト120と、ドライブシャフト120を支持すると共に、前輪に舵角を与えるナックル130とを備える。ハブ110は、ドライブシャフト120の端部に嵌合され、ナックル130にベアリング131を介して保持されている。ドライブシャフト120の先端部にはネジ部121が形成されており、ネジ部121にハブナット122を締結することで、ドライブシャフト120からハブ110が外れないようになっている。ベアリング131はナックル130に圧入されており、ハブ110はベアリング131に圧入されることで取り付けられている。
ハブ110は、ドライブシャフト120の外周とナックル130(ベアリング131)の内周との間に圧入される円筒状の基部111と、基部111の一端側(車両外側の端部)に形成される円盤状のフランジ部112とを備える。フランジ部112は、ナックル130の外側に設けられ、フランジ部112の外側面(車両外側の面)には、ホイールなどを取り付けるための複数のハブボルト113が周方向に間隔をあけて立設されている。この例では、フランジ部112の外側面から車両外側に向かって4本のハブボルト113が周方向に等間隔に立設されており、フランジ部112の外側面に、径方向に対向する2本のハブボルト113が2組ある(図3参照)。
ハブ抜き取り工具1は、上述した車輪支持構造100におけるドライブシャフト120とナックル130との間に圧入されたハブ110を抜き取るための工具であり、図2に示すように、連結部材10と、偏心カム片20とを備える。この例では、これらの部材に加えて、固定プレート30(図3、図4参照)と、入力バー40(図5、図6参照)とを備える。
連結部材10は、図2に示すように、平棒状の部材であり、ハブ110のフランジ部112の外側面に沿って配置され(図5参照)、締結部11と、延出部12とを有する。
締結部11は、連結部材10をハブ110に固定する部分であり(図5参照)、フランジ部112の外側面上に配置され、ハブボルト113に締結される。締結部11は、フランジ部112の外周面に立設されるハブボルト113のうち径方向の対向する位置のハブボルト113に渡るように配置され、これらのハブボルト113に締結される。締結部11には、径方向に対向する2本のハブボルト113に対応する位置にそれぞれ貫通孔11hが形成されており、締結部11の各貫通孔11hに各ハブボルト113を挿通し、各ハブボルト113にナット11nをそれぞれ締結することで、ハブボルト113に締結部11が締結される。これにより、フランジ部112に締結部11が締結され、ハブ110に連結部材10が固定される。
延出部12は、締結部11の両端からフランジ部112の径方向外側まで延出される部分であり(図5参照)、連結部材10の両端に位置して、締結部11を挟んでフランジ部112の径方向の対向する位置にそれぞれ形成されている。延出部12には、後述する偏心カム片20がそれぞれ取り付けられる。
偏心カム片20は、図2に示すように、連結部材10の延出部12の各々に回転自在に軸支され、ハブ110のフランジ部112の径方向外側にそれぞれ配置される(図5参照)。偏心カム片20は、ハブ110の抜き取り方向への反力を得るため、回転によりハブ110の圧入方向への突出量を可変にできる。具体的には、偏心カム片20の回転軸が延出部12の延出方向に設けられている。この例では、偏心カム片20の回転軸は、偏心カム片20の偏心位置に貫通孔20hを形成し、この貫通孔20hにボルト20bを挿通して延出部12の端面に固定することで設けられており、ボルト20bを回転軸にして偏心カム片20が回動可能である。また、偏心カム片20は、回転によりハブ110の圧入方向への突出量が可変になるように、回転中心から外周面に至る径が周方向に連続的に変化するように形成され、周方向の一方から他方に向けて径が大きくなる外周面(カム面21)を有する。この例では、図6に示すように、カム面21は、回転中心からの径が周方向の中間位置で最も小さく、中間位置から離れるにつれて大きくなるようになっている。偏心カム片20は、フランジ部112の径方向の対向する位置にそれぞれ配置され、両偏心カム片20は、連結部材10(締結部11)の中心に対して点対称に配置されるように、各延出部12にそれぞれ取り付けられている。
この例では、ハブ110のフランジ部112の径方向外側で偏心カム片20(カム面21)に当接して、偏心カム片20にハブ110の抜き取り方向への反力を作用させるための固定部材として、固定プレート30を備える(図3、図4参照)。
以下、図3〜図6を参照して、実施形態のハブ抜き取り工具1を使用して、図1を参照して説明した車輪支持構造100におけるドライブシャフト120とナックル130との間からハブ110を抜き取る方法の一例を説明する。ハブ抜き取り工具1を使用してハブ110を取り外す作業手順は、固定プレート30を取り付けるプレート取付工程と、ハブ110に連結部材10を固定する連結部材固定工程と、偏心カム片20を回転させるカム回転工程とを備える。作業前に、車輪支持構造100において、ハブ110のフランジ部112に取り付けられていたホイールやブレーキディスクを取り外すと共に、ドライブシャフト120の先端に取り付けられていたハブナット122(図1参照)を取り外しておく。
プレート取付工程では、図3に示すように、ハブ110の左右両側から第1及び第2のプレート片31、32をフランジ部112の外周を取り囲むように取り付け、図4に示すように、フランジ部112とナックル130の先端部との間の隙間に挟み込み部30iを挟み込む。そして、ボルト31bにナット32nを締結して、第1プレート片31と第2プレート片32とを一体化することで、固定プレート30をフランジ部112の外周を取り囲むように固定する。これにより、固定プレート30の枠部30fがフランジ部112の径方向外側に配置される。図4の場合では、プレート片31の第1辺部31a及びプレート片32の第2辺部32aは上下に対向する位置に配置され、枠部30fの外側面の上下に対向する箇所にはそれぞれ当接部33が設けられる。
連結部材固定工程では、図5に示すように、ハブ110のフランジ部112の外側面に沿って連結部材10を配置し、フランジ部112の外側面に立設される複数のハブボルト113のうち径方向の対向する位置のハブボルト113に締結部11を締結する。図5の場合では、フランジ部112の外側面に上下方向に沿って連結部材10を配置し、締結部11の各貫通孔11hに上下に並ぶ2本のハブボルト113を挿通して、ハブボルト113にナット11nを締結することで、ハブボルト113に締結部11を締結する。これにより、フランジ部112に締結部11が締結され、ハブ110に連結部材10を固定する。
カム回転工程では、偏心カム片20をそれぞれ回転させ、偏心カム片20におけるハブ110の圧入方向への突出量を変化させることで、ハブ110の抜き取り方向への反力を得る。具体的には、図6に示すように、偏心カム片20の入力部22に取り付けられた入力バー40を操作して、偏心カム片20を回転操作する。この例では、上側の偏心カム片20と下側の偏心カム片20との回転方向を反対にしており、上側の偏心カム片20を時計方向に回転させる(図6参照)と共に、下側の偏心カム片20を反時計方向に回転させている。つまり、入力バー40の自由端が互いに近づいて入力バー40同士が交差するように入力バー40を操作する。
実施形態のハブ抜き取り工具1によれば、ハブ110に固定される連結部材10の延出部12に偏心カム片20がそれぞれ回転自在に軸支され、両偏心カム片20を回転操作することで、ハブ110に対して抜き取り方向の荷重を入力できる。また、偏心カム片20がフランジ部112の径方向の対向する位置にそれぞれ配置されることにより、連結部材10にハブ110の抜き取り方向への荷重が均等に作用し、ハブ110に対して抜き取り方向の荷重を効果的に入力できる。したがって、ハブ抜き取り工具1を使用して、ドライブシャフト120とナックル130との間からハブ110を容易に抜き取ることができる。
10 連結部材
11 締結部
11h 貫通孔
11n ナット
12 延出部
20 偏心カム片
20h 貫通孔
20b ボルト
21 カム面
22 入力部
30 固定プレート
30f 枠部
30i 挟み込み部
31 第1プレート片
32 第2プレート片
31b ボルト
32h 貫通孔
32n ナット
31a 第1辺部
32a 第2辺部
33 当接部
40 入力バー
100 車輪支持構造
110 ハブ
111 基部
112 フランジ部
113 ハブボルト
120 ドライブシャフト(車軸)
121 ネジ部
122 ハブナット
130 ナックル
131 ベアリング
Claims (1)
- 車軸の外周とナックルの内周との間に圧入される筒状の基部と、前記基部の一端側に形成される円盤状の外側面を有し、その外側面の周方向に間隔をあけて複数のハブボルトが立設されるフランジ部とを備えるハブを車軸とナックルとの間から抜き取るハブ抜き取り工具であって、
前記フランジ部の外側面に沿って配置され、前記ハブボルトのうち径方向の対向する位置のハブボルトに締結される締結部と、前記締結部の両端から前記フランジ部の径方向外側まで延出される延出部とを有する連結部材と、
前記延出部の各々に回転自在に軸支され、前記ハブの抜き取り方向への反力を得るため、回転により前記ハブの圧入方向への突出量を可変にできる偏心カム片とを備えるハブ抜き取り工具。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP2016074916A JP6654495B2 (ja) | 2016-04-04 | 2016-04-04 | ハブ抜き取り工具 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016074916A JP6654495B2 (ja) | 2016-04-04 | 2016-04-04 | ハブ抜き取り工具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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| JP6654495B2 JP6654495B2 (ja) | 2020-02-26 |
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2016
- 2016-04-04 JP JP2016074916A patent/JP6654495B2/ja active Active
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2017
- 2017-03-23 MY MYPI2017700996A patent/MY188733A/en unknown
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