JP2017187046A - スタッド係止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】被取付部材に近接して取付部材を取付けることの出来るスタッド係止具を提供する。【解決手段】スタッド係止具(1)は、第1クリップ(10)と第2クリップ(20)と第3クリップ(30)とを備える。第1クリップは、中空の内筒部と、内筒部の一端に設けられた第1フランジ(11)と、内筒部の内側に形成され、スタッド(60)のねじ山に係合する係止爪(13)と、第2クリップに連結するための連結手段とを有する。第2クリップは、第1クリップの内筒部を収容する中空の中筒部(22)と、中筒部の一端に設けられた第2フランジ(21)と、第1クリップに連結するための連結手段と、第3クリップに連結するための連結手段とを有する。第3クリップは、第2クリップの中筒部を収容する中空の外筒部(32)と、外筒部の一端に設けられた第3フランジ(31)と、第2クリップに連結するための連結手段とを有する。【選択図】図34

Description

本発明は、ねじスタッド等のスタッドが固着された自動車のパネル等の被取付部材に、アンダーカバー等のシート状の取付部材を取付けるのに用いる固定具に関する。より詳しくは、取付部材に取付けられたスタッド係止具を被取付部材に固定されたスタッドに係止することによって、被取付部材に取付部材を取付けるのに用いるスタッド係止具に関する。
一般に、自動車のパネル等の被取付部材にアンダーカバー等のシート状の取付部材を取付けるのに固定具を用いている。アンダーカバーのような幅広のシート状の取付部材をパネルに取付けるには、パネルの複数の所定位置にねじスタッドを溶接等により固着しておき、取付部材にはそれらのスタッドを受入れる取付孔を所定位置に形成しておく。取付部材の取付孔に対応するねじスタッドを挿通するように、取付部材をパネルに添えて位置決めするとともに、取付部材から突出したねじスタッドにナットを工具等によって係合させることによって取付部材を自動車のパネル等の被取付部材に取付けている。
取付部材の取付作業を容易にするため、第1クリップと第2クリップとにより、取付部材を両側から挟持した状態で、スタッド受入孔にスタッドを受け入れて取付部材を取付けるスタッド係止具が知られている。
図1〜図7は、このような第1クリップ2と第2クリップ3とからなるスタッド係止具1'を示す。図1〜図3は第1クリップ2を示し、図4〜図6は第2クリップ3を示し、図7はスタッド係止具1'を用いて、取付部材(アンダーカバー)5を被取付部材(車体のパネル)6に取付けられたスタッド7に取付けた状態を示す断面図である。
図1は第1クリップ2の斜視図、図2は平面図、図3は正面図である。第1クリップ2は、円筒形の内筒部2bと、内筒部2bの一端部に形成されたフランジ2aとを有する。内筒部2bの外周部には、内側に係止爪4を形成するための係止爪成形用窓8が形成されている。第1クリップ2は、係止爪成形用窓8の内側にスタッド7に係合するための係止爪4を有する。内筒部2bの下端部には、第2クリップ3の嵌合爪3cが嵌合するための段状の嵌合部2cが形成されている。フランジ2aの内筒部2b側の面(上面)には、取付部材(アンダーカバー)5の面に当接し、取付部材に対しスタッド係止具1’が回転しないようにするために直線状の凸部2dが形成されている。
図4は第2クリップ3の斜視図、図5は平面図、図6は正面図である。第2クリップ3は、円筒形の外筒部3bと、外筒部3bの一端部に形成されたフランジ3aとを有する。外筒部3bの内側は中空で第1クリップ2の内筒部2bを収容することが出来る。外筒部3bのフランジ3aに近い側には、第1クリップ2の嵌合部2cに係合するため、一対の嵌合爪3cが形成されている。外筒部3bの外周部には、外筒部3bを補強するためのリブ3dが形成されている。
図7はスタッド係止具1'を用いて、取付部材(アンダーカバー)5を被取付部材(車体のパネル)6に取付けられたスタッド7に取付けた状態を示す断面図である。取付部材5を被取付部材6に取付ける動作を説明する。
第1クリップ2の内筒部2bを取付部材5の取付孔5aに挿入し、第2クリップ3のフランジ2aは取付部材5の下面に当接する。次に、第2クリップ3の外筒部3bの内側に第1クリップ2の内筒部2bを挿入する。第1クリップ2の嵌合部2cと第2クリップ3の嵌合爪3cとが係合し、第1クリップ2のフランジ2aと第2クリップ3のフランジ3aとの間に取付部材5を挟んで、第1クリップ2と第2クリップ3とが連結される。
次に、第1クリップ2の内筒部2bの内側に被取付部材6のスタッド7を受入れると、係止爪4がスタッド7のねじ山に係合して、スタッド係止具1'は被取付部材6に固定される。こうして、取付部材5は被取付部材6に取付けられる。
このような従来のスタッド係止具1'は、第1クリップ2のフランジ2aと第2クリップ3のフランジ3aとの間に取付部材5を挟むことにより、取付部材5の取付孔5aに簡単に取付けることが出来る。スタッド係止具1'の内側に被取付部材6に固定されたスタッド7を挿入することにより、簡単に取付部材5を被取付部材6に取付けることが出来る。
しかし、従来のスタッド係止具1'は、第1クリップ2の係止爪4が形成される内筒部2bと、取付部材5を押えるためのフランジ2aとが一体の部品である。係止爪4を成形するための金型を内筒部2bの内部に挿入するための係止爪成形用窓8を、内筒部2bの係止爪4の周りに設ける必要があるので、第1クリップ2のフランジ2aは、係止爪成形用窓8の部分には設けることが出来ない。そのため、第1クリップ2のフランジ2aは、内筒部2bの上端部(フランジ2aと反対側の端部)に設けるか、内筒部2bの上端部から距離を取り、係止爪成形用窓8を避ける必要がある。スタッド係止具1’の、取付部材5から下方への飛び出し部分を少なくするためには、第1クリップ2のフランジ2aは、上端部から距離を取って設ける必要が有る。図7に、被取付部材6の下面と、取付部材5の下面に当接するフランジ2aの上面との間の距離xを示す。このように、第1クリップ2のフランジ2aは、被取付部材6から距離xをとる必要がある。そのため、被取付部材6に近接して取付部材5を取付けることが出来ない。
特許文献1は、このような第1クリップと第2クリップとからなるスタッド係止具を開示する。特許文献1のスタッド係止具は、取付部材の表面に突起が形成され、第1クリップのフランジの面に、取付部材の表面に形成された突起を収容する溝が成形されている。そのため、第1クリップと取付部材との軸線周りの相対回転が防止され、スタッド係止具の使用中の緩みを防止することができる。
しかし、特許文献1のスタッド係止具は、従来のように第1クリップのフランジを内筒部のフランジと反対側の端部から、距離をとる必要があり、取付部材を被取付部材に近接して取付けることが出来ないという問題がある。
そのため、係止爪成形用窓の外周部にフランジを設けることが出来るスタッド係止具が求められていた。
そして、アンダーカバー等の取付部材の表面を押えるフランジをスタッド係止具のフランジと反対側の端部に近接して設けることが出来、取付部材からの突出部を低く抑え、取付部材を自動車のパネル等の被取付部材に近接して取付けることが出来るスタッド係止具が求められていた。
特開2007−292146号公報
従って、本発明の目的は、係止爪成形用窓の外周部にフランジを設けることが出来るスタッド係止具を提供することである。
そして、取付部材からの突出部を低く抑え、被取付部材に近接して取付部材を取付けることの出来るスタッド係止具を提供することである。
この目的を達成するため、従来の一方のクリップを第1クリップと第2クリップの2部品に分けて成形し、これらの2部品を組み合わせてクリップ組立体とし、クリップ組立体と第3クリップとにより、取付部材を挟持する。
本発明の1態様は、第1クリップと第2クリップと第3クリップとを備えるスタッド係止具であって、
前記第1クリップは、中空の内筒部と、前記内筒部の一端に設けられた第1フランジと、前記内筒部の内側に形成され、スタッドのねじ山に係合する係止爪と、前記第2クリップに連結するための連結手段とを有し、
前記第2クリップは、前記第1クリップの前記内筒部を収容する中空の中筒部と、前記中筒部の一端に設けられた第2フランジと、前記第1クリップに連結するための連結手段と、前記第3クリップに連結するための連結手段とを有し、
前記第3クリップは、前記第2クリップの前記中筒部を収容する中空の外筒部と、前記外筒部の一端に設けられた第3フランジと、前記第2クリップに連結するための連結手段とを有ることを特徴とするスタッド係止具である。
上記構成により、第1クリップと第2クリップとを組み合わせたクリップ組立体と、第3クリップとにより、取付部材を両側から挟持し、被取付部材に固着されたスタッドのねじ山に第1クリップの係止爪を係合させることにより、被取付部材に取付部材を簡単に確実に取付けることが出来る。
前記第1クリップの前記内筒部の外形は断面が非円形であり、
前記第2クリップの前記中筒部の内形は断面が非円形で、前記第1クリップの前記内筒部の外形に適合する形状であり、
前記第2クリップの前記中筒部に前記第1クリップの前記内筒部を収容した状態で、前記第1クリップは前記第2クリップに対して回転しないようになっていることが好ましい。
第1クリップが第2クリップに対して回転しないようになっていると、第1クリップと第2クリップとを一体に回転させることができる。
前記第2クリップの前記中筒部の断面の外形は円形であり、
前記第3クリップの前記外筒部の断面の内形は円形であり、
前記第3クリップの前記外筒部に前記第2クリップの前記中筒部を収容した状態で、前記第2クリップは前記第3クリップに対して回転できるようになっていることが好ましい。
第1クリップと第2クリップとを一体に回転させることにより、第1クリップをスタッドに対して締め付けることが出来、第1クリップと第2クリップとを一体に逆方向に回転させることにより、第1クリップをスタッドから取外すことが出来る。
前記第1クリップの前記内筒部の内側に形成された係止爪の外周に係止爪成形用窓が形成され、
前記第2クリップの前記中筒部に前記第1クリップの前記内筒部が収容された状態では、前記係止爪成形用窓の外周に、前記第2クリップの前記中筒部が配置されることが好ましい。
第1クリップと第2クリップとを別体で成形し組み立ててクリップ組立体とするので、第1クリップの係止爪成形用窓に近接して、第2クリップの第2フランジを配置することが出来る。そのため、被取付部材に近接して取付部材を配置することが出来る。
前記第2クリップの前記中筒部に前記第1クリップの前記内筒部が収容された状態では、前記第1クリップの前記第1フランジは、前記第2クリップに設けられた段部に当接することが好ましい。
第1クリップの前記第1フランジは、前記第2クリップに設けられた段部に当接すると、第2クリップに対する第1クリップの中心軸方向の位置を決めることが出来る。
前記第2クリップの前記第2フランジと、前記第3クリップの前記第3フランジとの間に取付部材を挟み、
被取付部材に固着された前記スタッドを中心孔に受入れて、前記係止爪が前記スタッドのねじ山に係合することにより、前記スタッドに取付けられることが好ましい。
第1クリップと第2クリップと組み立ててクリップ組立体とするので、クリップ組立体と第3クリップとで2部品からなるスタッド係止具と同様に使用することができる。
本発明の別の態様は、第1クリップと第2クリップとを備えるクリップ組立体であって、
前記第1クリップは、中空の内筒部と、前記内筒部の一端に設けられた第1フランジと、前記内筒部の内側に形成され、スタッドのねじ山に係合する係止爪と、前記第2クリップに連結するための連結手段とを有し、
前記第2クリップは、前記第1クリップの前記内筒部を収容する中空の中筒部と、前記中筒部の一端に設けられた第2フランジと、前記第1クリップに連結するための連結手段とを有し、
前記第1クリップの前記内筒部の内側に形成された係止爪の外周に係止爪成形用窓が形成され、
前記第2クリップの前記中筒部に前記第1クリップの前記内筒部を収容した状態では、前記係止爪成形用窓の外周に、前記第2クリップの前記中筒部が配置されるクリップ組立体である。
第1クリップと第2クリップとは一体のクリップ組立体となって1つのクリップの機能を有するので、クリップ組立体と第3クリップとにより、取付部材を挟持することが出来る。
前記第1クリップの前記内筒部の外形は断面が非円形であり、
前記第2クリップの前記中筒部の内形は断面が非円形で、前記第1クリップの前記内筒部の外形に適合する形状であり、
前記第2クリップの前記中筒部に前記第1クリップの前記内筒部が収容された状態で、前記第1クリップは前記第2クリップに対して回転しないようになっていることが好ましい。
前記第2クリップの前記中筒部に前記第1クリップの前記内筒部を収容した状態で、前記係止爪成形用窓の円周方向外方に配置されることが好ましい。
本発明によれば、係止爪成形用窓の外周部にフランジを設けることが出来るスタッド係止具を得ることができる。
そして、取付部材を被取付部材に近接して取付けることの出来るスタッド係止具を得ることが出来る。
従来のスタッド係止具の第1クリップの斜視図である。 図1の第1クリップの平面図である。 図1の第1クリップの正面図である。 従来のスタッド係止具の第2クリップの斜視図である。 図4の第2クリップの平面図である。 図4の第2クリップの正面図である。 従来のスタッド係止具を用いて、取付部材をスタッド付きの被取付部材に取付けた状態を示す断面図である。 本発明の1実施形態のスタッド係止具の第1クリップの斜視図である。 図8の第1クリップの他の方向から見た斜視図である。 図8の第1クリップの平面図である。 図8の第1クリップの正面図である。 図8の第1クリップの右側面図である。 図8の第1クリップの底面図である。 図8の第1クリップの図10のA−A線に沿った断面図である。 図8の第1クリップの図10のB−B線に沿った断面図である。 本発明の1実施形態のスタッド係止具の第2クリップの斜視図である。 図16の第2クリップの他の方向から見た斜視図である。 図16の第2クリップの平面図である。 図16の第2クリップの正面図である。 図16の第2クリップの右側面図である。 図16の第2クリップの底面図である。 図16の第2クリップの図18のC−C線に沿った断面図である。 図16の第2クリップの図18のD−D線に沿った断面図である。 本発明の1実施形態のスタッド係止具の第3クリップの斜視図である。 図24の第3クリップの他の方向から見た斜視図である。 図24の第3クリップの平面図である。 図24の第3クリップの正面図である。 図24の第3クリップの右側面図である。 図24の第3クリップの底面図である。 図24の第3クリップの図26のE−E線に沿った断面図である。 図24の第3クリップの図26のF−F線に沿った断面図である。 第1クリップと第2クリップとを嵌合させた状態の斜視図である。 図32の第1クリップと第2クリップとを嵌合させた状態の正面図である。 本発明の1実施形態のスタッド係止具を用いて、取付部材をスタッド付きの被取付部材に取付けた状態のA−A線に沿った断面図である。 図34のスタッド係止具のB−B線に沿った断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。本発明の1実施形態に係るスタッド係止具1は、図8〜図15に示す一体成形された硬質の合成樹脂製の第1クリップ10と、図16〜図23に示す一体成形された硬質の合成樹脂製の第2クリップ20と、図24〜図31に示す一体成形された硬質の合成樹脂製の第3クリップ30とからなる。
第1クリップ10、第2クリップ20、第3クリップ30のそれぞれの構成を説明する前に、スタッド係止具1の構成の概略を説明する。図34、図35は、本発明の1実施形態のスタッド係止具1を用いて、被取付部材52に取付けられたスタッド60に、取付部材51を取付けた状態を示す断面図である。スタッド係止具1の第1クリップ10と第2クリップ20とが組み立てられて、クリップ組立体となり、クリップ組立体と第3クリップ30とにより、アンダーカバー等のシート状の取付部材51を挟持した状態で連結される。スタッド係止具1の第1中心孔C1に、自動車のパネル等の被取付部材52に固着されたスタッド60を挿入すると、係止爪13がスタッド60のねじ山に係止され、取付部材51が被取付部材52に取付けられる。
即ち、第1クリップ10と第2クリップ20からなるクリップ組立体の第2フランジ21が、取付部材51の一方の面に当接し、第3クリップ30の第3フランジ31が取付部材51の他方の面に当接する。
なお、被取付部材52には、複数のスタッド60が所定の間隔及び配置のレイアウトで溶接等によって固着され、アンダーカバーのような幅広のシート状の取付部材を複数の場所で保持するようになっている。1実施形態では、スタッド60は、側面にねじが形成されたねじスタッドが用いられる。スタッド60は、側面に周溝が形成された周溝スタッドであってもよいが、取付部材を被取付部材から取り外すのに便利な点でねじスタッドは好ましい。
アンダーカバー等のシート状の取付部材51には、複数のスタッド60の位置に合わせてスタッド60を挿通するように対応位置に取付孔53が形成されている。
本実施形態の説明において、車体等の被取付部材側を上とし、アンダーカバー等の取付部材側を下として説明する。
(第1クリップ)
図8〜図15を参照して、第1クリップ10について説明する。図8は本発明の1実施形態のスタッド係止具1の第1クリップ10の斜視図、図9は他の方向から見た斜視図、図10は平面図、図11は正面図、図12は右側面図、図13は底面図である。図14は第1クリップ10の図10のA−A線に沿った断面図、図15は図10のB−B線に沿った断面図である。
図8、11に示すように、第1クリップ10は、下側端部にほぼ円板形状の第1フランジ11を有する。第1フランジ11に隣接して、内筒部を有する。内筒部は、中心軸方向に延びる一対の支柱12と、中心軸方向に延びる一対の補助支柱14と、フランジ11に隣接し支柱12と補助支柱14との間の部分で、フランジ11より直径の小さい基部15と、を有する。
中心軸に対して第1フランジ11の対向する位置から一対の支柱12が軸方向上に延びる。
図11、図14に示すように、一方の支柱12からは中心軸に向かって斜め下方に2つの係止爪13が延びる。係止爪13にはスタッドのねじ山に係合することの出来る爪が形成されている。一方の支柱12に対向する他方の支柱12からも2つの係止爪13が斜め下方に延びる。対向する2つの係止爪13はスタッドのねじ山に両側から係合することができる。対向する2つの係止爪13の位置は、スタッドスタッドのねじ山のピッチに合わせて中心軸方向にずれている。
支柱12の位置から中心軸に対して90°回転した位置には、一対の補助支柱14が中心軸上方向に延びる。補助支柱14の円周方向の幅は、支柱12の円周方向の幅より狭い。図10のB−B断面図である図15に示すように、対向する補助支柱14の中心軸方向の中間部には、凹部が形成され、凹部の端部は、嵌合部14aとなっている。嵌合部14aは、第2クリップとの連結手段である。
支柱12の第1フランジ11と反対側の端部(上側)と、補助支柱14との第1フランジ11と反対側の端部(上側)には、第1端部16が形成されている。支柱12の上部と補助支柱14の上部とは、第1端部16に続いている。第1端部16の上面は、中心部がやや低くなるように傾斜している。第1端部16の平面形状は、対向する支柱12の上部分と、対向する補助支柱14の上部分の外径が大きく、支柱12の上部分と補助支柱14の上部分との間の部分は、外径が小さくなっている。
第1クリップ10の中心軸に沿って、第1フランジ11から第1端部16まで、スタッドを通すための第1中心孔C1が形成されている。第1中心孔C1は、第1フランジ11と第1端部16の部分で円形の断面である。
支柱12と補助支柱14と基部15と第1端部16とで囲まれた領域は、係止爪形成用窓17が形成され、係止爪形成用窓17の内側に係止爪13が設けられている。係止爪形成窓17から金型を挿入して、係止爪13を形成することが出来るようになっている。
第1クリップ10を斜め下方から見た斜視図である図9、図13に示すように、第1フランジ11から基部15にかけて、一対の支柱12の下に孔18が形成されている。孔18は、第1クリップ10の材料を減らすため成形されている。
(第2クリップ)
図16〜図23を参照して、第2クリップ20について説明する。図16はスタッド係止具1の第2クリップ20の斜視図である。図17は他の方向から見た斜視図、図18は平面図、図19は正面図、図20は右側面図、図21は底面図である。図22は、第2クリップ20の図18のC−C線に沿った断面図、図23は図18のD−D線に沿った断面図である。
第1クリップ10と第2クリップ20とを組み立てた状態では、図10のA−A線と図18のD−D線は一致し、図10のB−B線と図18のC−C線は一致する。
第2クリップ20は、円板形の第2フランジ21と、第2フランジ21から中心軸の一方の側(下方向)に延びる断面六角形の六角部25と、第2フランジ21から中心軸の他方の側(上方向)に延びるほぼ円筒形の中筒部22と、中筒部22の端部に形成された第2端部26とを備える。第2フランジ21と六角部25と中筒部22の内側には、第1クリップ10の第1フランジ11と支柱12と補助支柱14とを収容するため、第1クリップ10の内筒部の外形に適合した第2中心孔C2が形成されている。
図16、図18に示すように、第2フランジ21の上面には、中筒部22の対向する側に断面凸状で直線状の凸部21aが形成されている。凸部21aは、取付部材の表面に押し付けられ、第2クリップ20が取付部材に対して回転しないように保持する。
第2クリップ20を斜め下方から見た斜視図である図17に示すように、六角部25は外形が六角形になっているので、スタッド係止具1により取付部材を取付けた後、六角部25をスパナ等の工具により回転させて、さらにきつく締めることができる。また、スパナ等の工具により六角部25を回転させて取外すことができるようになっている。
図18のD−D断面図である図23に示すように、六角部25に内側には、第1クリップ10を下側から挿入したとき、第1フランジ11を受ける段部25aが形成されている。
第2クリップ20の六角部25と第2フランジ21と中筒部22と第2端部26との内側には、第1クリップ10の第1フランジ11と基部15と支柱12と補助支柱14と第1端部16とを受入れるように、これらに適合した内形を有する第2中心孔C2が形成されている。
第2クリップ20の内側は、支柱12を収容する支柱収容部22fと、補助支柱14を収容する補助支柱収容部22gと、これらの間の内径が小さい小内径部22hとを含む。
図17、図21に示すように、内径が小さい小内径部22hは、壁面が第2中心孔C2の内側にせり出した形状となっている。
小内径部22hの外側には凹所27が形成されている。小内径部22hは、第1クリップ10の支柱12と補助支柱14の間の部分に適合する形状になっている。
中筒部22の外側には縦方向リブ22c、横方向リブ22dが形成され、リブの間は凹部となり部品の材料が少なくなるようにし、リブ22c,22dにより中筒部22を補強するようになっている。中筒部22の内側は、第2中心孔C2であり、第1クリップ10の外形に適合した形状である。
図18のD−D線断面図である図23に示すように、中筒部22は、下部22bと、その上の下部より外径が小さい小径部22aとを有する。
中筒部22の小径部22aの上側に第2端部26が隣接する。第2端部26の上面は、中心に向かって低くなるように傾斜している。第2端部26の内側は、第2中心孔C2であり、第1クリップ10の外形に適合した形状である。第2端部26の外形は円形で、第2端部26の外径は、中筒部22の小径部22aの外径より大きく、下部22bの外径と等しくなっている。そのため、第2端部26の下側には、第2段部26eが形成されている。
図20、図18のC−C線断面図である図22に示すように、中筒部22の下部22bの内側には、一対の第2係止爪23が設けられている。第1クリップ10と第2クリップ20とを組み立てたとき、第2係止爪23は、第1クリップ10の嵌合部14aに係合して、第1クリップ10と第2クリップ20とが外れないように保持する。第2係止爪23は第1クリップ10との連結手段である。
第1クリップ10の支柱12と補助支柱14の部分は外径が大きく、第2クリップ20の第2中心孔C2の断面には、支柱12を収容する部分と補助支柱14を収容する部分とが形成されている。第2クリップ20の第2中心孔C2に第1クリップ10を挿入するときは、中心軸周りの方向が決まっていて、組み立て後も第2クリップ20に対して第1クリップ10が回転しないようになっている。
(第3クリップ)
図24〜図31を参照して、第3クリップ30について説明する。図24は、第3クリップ30の斜視図である。図25は他の方向から見た斜視図、図26は平面図、図27は正面図、図28は右側面図、図29は底面図である。図30は第3クリップ30の図26のE−E線に沿った断面図、図31は図26のF−F線に沿った断面図である。
第3クリップ30は、外形が円形の第3フランジ31と、第3フランジ31から中心軸の上方向に延びるほぼ円筒形の外筒部32と、外筒部32の上側端部に形成された第3端部36とを備える。第3フランジ31と外筒部32の内側には、第2クリップ20の中筒部22と第2端部26とを収容する第3中心孔C3が形成されている。
第3フランジ31は、取付部材を取付けた状態では、取付部材の上側に当接する。第3フランジ31は、外側に行くにつれて下方に広がる形状であり、取付部材を弾性的に押圧するようになっている。
第3クリップ30を斜め下方から見た斜視図である図25、図29に示すように、第3フランジ31の、外筒部32に近い部分には、円周方向に延びる細長い4つのフランジ孔37が等間隔で形成されている。フランジ孔37は第3フランジ31が弾性的に撓むのを助ける。
外筒部32はほぼ円筒形である。外筒部32の内側の第3中心孔C3に、第2クリップ20の中筒部22が収容される。
外筒部32の上方向端部に第3端部36が形成されている。第3端部36の上面は平面である。スタッド係止具1により取付部材を被取付部材に取付けた状態では、第3端部36の上面は被取付部材52に当接する。第3端部36の下面は、第2クリップ20の第2端部26に当接する。
外筒部32は、対向する一対の第3係止爪33を有する。第3係止爪33は、第2クリップ20と第3クリップ30とを連結するための第3クリップ側の連結手段である。図24、図27に示すように、第3係止爪33は、下側が外筒部32に接続し、外筒部32の左右の2本の縦方向スリットと、外筒部32の上側の1本の横方向スリットにより、外筒部32から分離されている。そのため、第3係止爪33は、弾性的に撓みやすい。
第2クリップ20の中筒部22が、第3クリップ30の外筒部32に挿入されると、第3係止爪33は、第2クリップ20の中筒部22の小径部22aに入り係合する。小径部22aは第3クリップ30との連結手段である。
第3係止爪33は、第2クリップ20への連結を確実に維持するため、複数個(図示の実施形態では2個)設けられる。
図26、図26のE−E線断面図である図30に示すように、第3端部36は、E−E方向では、外筒部32の内径より内径が小さく、第3端部36は中心軸方向に延びている。
図26、図26のF−F線断面図である図31に示すように、第3端部36は、F−F方向では、外筒部32の内径と等しい内径である。
第3端部36の中心軸方向に延びた下面(E−E方向)で、第2クリップ20の第2端部26を受けるようになっている。
第2クリップ20の中筒部22と第2端部26との外形の断面は円形である。第3クリップ30の外筒部32の内部の第3中心孔C3の断面も円形である。第3クリップ30の第3係止爪33は、第2クリップ20の小径部22aに、中心軸周りのどの方向でも係合することが出来る。従って、第3クリップ30に第2クリップ20を挿入するときは、中心軸周りの相対的角度は自由に動かすことが出来る。
(第1クリップと第2クリップとの組立体)
本発明の実施形態では、第1クリップ10と第2クリップ20とが嵌合した状態で、取付部材の一方の側に当接する。図32は、第1クリップ10と第2クリップ20とが嵌合した状態の斜視図である。図33は、第1クリップ10と第2クリップ20とが嵌合した状態の正面図である。
第1クリップ10と第2クリップ20とが嵌合した状態では、第1クリップ10の第1端部16と、第2クリップ20の第2端部26が上側になる。第1クリップ10は第2クリップ20内に配置される。第1クリップ10の支柱12は、第2クリップ20の支柱収容部22fに収容され、補助支柱14は補助支柱収容部22gに収容される。
第1クリップ10の第1フランジ11の上面は、第2クリップ20の六角部25の段部25aに当接する。第2クリップ20の第2端部26の上面は、第1クリップ10の第1端部16の上面の傾斜とほぼ連続した傾斜面で中心部が低くなっている。
第1クリップ10の補助支柱14の嵌合部14aに、第2クリップ20の第2係止爪23が係合し、第1クリップ10は第2クリップ20から抜けないようになっている。
第1クリップ10と第2クリップ20とを組み立てた状態では、第1クリップ10の係止爪13は、第2クリップ20の中筒部22の内側に位置する。係止爪13の外側の係止爪形成用窓17の周りは、第2クリップ20の中筒部22で取り囲まれる。第2クリップ20の第2フランジ21は、係止爪成形用窓17の円周方向外方に配置される。
(スタッド係止具の取付け状態)
図34は、スタッド係止具1を用いて、取付部材51をスタッド60付きの被取付部材52に取付けた状態の図10のA−A線に沿った断面図である。図35は、図10のB−B線に沿った断面図である。図35は、係止爪13が見えるように、スタッド60を想像線(2点鎖線)で示す。
第1クリップ10と第2クリップ20とが嵌合した状態で、第2クリップ20の第2フランジ21と、第3クリップ30の第3フランジ31との間に取付部材51が挟まれている。第3クリップ30の第3端部36の上面が被取付部材52の下面に当接している。
第1クリップ10の係止爪13がスタッド60のねじ山に係合している。
第2クリップ20の第2端部26の上面は、第3クリップ30の第3端部36の下面に当接している。
第3クリップ30の第3係止爪33は、第2クリップ20の中筒部22の小径部22aに係合し、第2クリップ20と第3クリップ30とは、外れないようになっている。
図34に、被取付部材52の下面と、取付部材51の下面に当接する第2クリップ20の第2フランジ21の上面との間の距離yを示す。第1クリップ10の係止爪形成用窓17の周りは、第2クリップ20の中筒部22で囲まれる。第2クリップ20の第2フランジ21は、係止爪形成用窓17にかかる位置まで、上方にずらすことが出来る。
そのため、第3クリップ30の第3端部36(被取付部材52の下面が当接する)と、取付部材51の下面に当接する第2フランジ21の上面との間の距離yは、図7に示す従来のスタッド係止具の被取付部材6の下面と、取付部材5の下面に当接するフランジ2aの上面との間の距離xより、短くなる。即ち、距離y<距離xである。
スタッド係止具1は、従来のスタッド係止具と比較して、被取付部材52に近接して取付部材51取付けることが出来る。
従来例のスタッド係止具の距離x=22.2mmに対して、本発明のスタッド係止具の1実施例では、距離y=13.4mmであった。本発明のスタッド係止具は、被取付部材52から取付部材51までの距離を、従来のスタッド係止具よりを8mm短くすることが出来た。そのため、被取付部材52に近接して取付部材51を取り付けることが出来る。
(第1クリップと第2クリップとの組立て)
図34、図35を参照して、このような構成の第1クリップ10と第2クリップ20と第3クリップ30とからなるスタッド係止具1を取付部材51を挟持するように取付け、次に、スタッド係止具1付きの取付部材51を、被取付部材52に立接されたスタッド60に取付ける動作を説明する。
まず、第1クリップ10と第2クリップ20とを組み立てる。第2クリップ20の第2中心孔C2の六角部25の側から、第1端部16を先頭にして第1クリップ10を挿入していく。このとき、第1クリップ10の支柱12は第2クリップ20の支柱収容部22fに位置を合わせ、第1クリップ10の補助支柱14は第2クリップ20の補助支柱収容部22gに位置を合わせる。
第1クリップ10の第1フランジ11の上面は、第2クリップ20の六角部25の段部25aに当接して停止する。第2クリップ20の第2端部26の上面と、第1クリップ10の第1端部16の上面とは、ほぼ同じ軸方向位置となる。
第2クリップ20の第2係止爪23は、半径方向外側に開いて、第1クリップ10の補助支柱14の上部の外側をスライドし、嵌合部14aに入ると係合する。第2係止爪23の平面である上面と、嵌合部14aの平面である下面が係合するので、第2係止爪23は嵌合部14aに入ると抜けにくい。こうして、図32、図33に示す第1クリップ10と第2クリップ20とが組立てられた状態となる。
第1クリップ10の係止爪13は、第2クリップ20の中筒部22の内側に位置する。係止爪13の外側の係止爪形成用窓17の周りは、第2クリップ20の中筒部22で取り囲まれる。
これで、第1クリップ10と第2クリップ20とは組み立てられ、第1クリップ10と第2クリップ20とを組み立てたクリップ組立体の状態で保管する。
第1クリップ10と第2クリップ20とを組み立てた後は、第2クリップ20の第2係止爪23が第1クリップ10の嵌合部14aに係合しているので、第1クリップ10と第2クリップ20とを分離するのは難しい。
(取付部材への取付け)
次に、第1クリップ10と第2クリップ20とを組み立てたクリップ組立体と、第3クリップ30とにより、取付部材51を挟むように取付ける。
取付部材51の取付孔53に下側に、クリップ組立体の第2端部26を上側にして配置する。取付部材51の取付孔53の上側に、第3クリップ30を第3フランジ31が下側になるように配置する。
第2端部26を先頭にして、クリップ組立体を取付部材51の取付孔53に挿入していく。次に、取付孔53を通り抜けた第2端部26を、第3クリップ30の第3フランジ31の内側に挿入していく。即ち、第2クリップ20が、第3クリップ30の第3中心孔C3に収容されるように押込む。
この動作により、第2クリップ20の第2フランジ21と第3クリップ30の第3フランジ31との間に取付部材51が挟まれる。
第2クリップ20の第2端部26の上面が、第3クリップ30の第3端部36の下面に当接すると、クリップ組立体は、第3クリップ30に対してそれ以上上方へ移動することが出来ない。
第3クリップ30の第3係止爪33が、半径方向外側に開いて、第2クリップ20の第2端部26を乗越え、第2クリップ20の小径部22aに入る。第3クリップ30の第3係止爪33が、第2クリップ20の小径部22aと係合し、クリップ組立体と第3クリップ30とが係止される。
第2クリップ20の第2フランジ21と第3クリップ30の第3フランジ31とにより、取付部材51が両側から挟持される。
第2クリップ20の第2フランジ21の凸部21aが取付部材51の下面に係合することにより、第2クリップ20と取付部材51との軸線周りの相対回転が防止され、スタッド係止具1の使用中に緩むのを防止することができる。
(スタッドへの取付け)
被取付部材52が例えば自動車のパネルの場合には、その後、このようにスタッド係止具1が取付けられた取付部材51は、自動車の組立てライン等に搬入される。
組立作業者は、スタッド係止具1が取付けられた取付部材51を、自動車のパネル等の被取付部材52の所定位置に位置決めする。被取付部材52に固着した複数のスタッド60のそれぞれが、スタッド係止具1の第1クリップ10の第1中心孔C1に受入れられるように、取付部材51を位置決めする。スタッド係止具1が取付部材51に先付けされているので、作業者は、スタッド係止具1を持つ作業がなく、取付部材51のスタッド係止具1をスタッド60に位置決めする作業に専念することができる。
位置決め作業の後、第1クリップ10の第1中心孔C1にスタッド60を受入れるように、取付部材51を被取付部材52に押付ける。この動作により、スタッド60が第1中心孔C1に挿入され、第1クリップ10に形成された係止爪13が外側に撓んでスタッド60を受入れる。更に取付部材51を押付けると、係止爪13はスタッド60の側面のねじ上をスライドする。第3クリップ30の第3端部36の上面が被取付部材52に当接すると、係止爪13はスライドを停止してスタッド60のねじ山に係合する。こうして、取付部材51を挟んだスタッド係止具1が、被取付部材52に固定されたスタッド60に結合される。
取付部材51を被取付部材52に取付けた後、更に、第2クリップ20の六角部25をスパナ等で中心軸の周りに回転させると、第1クリップ10は第2クリップ20と共に回転するので、第1クリップ10の係止爪13を更にきつくスタッド60に係合させることができる。
このとき、第3クリップ30のフランジ31の傾斜した外縁部が取付部材51を押圧して、取付部材51を所定の挟持力で挟持する。
又、第2クリップ20の六角部25をスパナ等で中心軸の周りに逆回転させると、第1クリップ10は第2クリップ20と共に回転する。そのため、締め付けを緩くすることが出来る。
また、クリップ組立体(第1クリップ10と第2クリップ20)と、第3クリップ30とをスタッド60から取外し、取付部材51を被取付部材52から取外すことができる。
第3クリップ30の第3係止爪33の上面は平面であり、第2クリップ20の第2端部26の下面はほぼ平面なので、第3係止爪33が小径部22aに係合した後は、第2クリップ20と第3クリップ30とは取外しにくい。
本実施形態によれば、第2クリップ20の第2フランジ21と、第3クリップ30の第3フランジ31とにより、取付部材51を挟持し、第1クリップ10の内側の第1中心孔C1に、スタッド60を挿入し、係止爪13をスタッド60のねじ山に係合させることによって、被取付部材52に取付部材51を簡単に確実に取付けることが出来る。
本実施形態では、従来の取付部材の下面に当接するクリップを第1クリップ10と第2クリップ20とに分離して成形する。第1クリップ10と第2クリップ20とを組み立て、クリップ組立体とする。第2クリップ20の中筒部22に第1クリップ10の内筒部を収容した状態で、第1クリップ10の係止爪形成用窓17の周りを第2クリップ20の中筒部22で囲む。第2クリップ20の第2フランジ21は、係止爪成形用窓17の円周方向外方に配置される。
クリップ組立体の第2フランジ21と、第3クリップ30の第3フランジ31とで取付部材51を挟むので、第3クリップ30の第3端部36(被取付部材52の下面に当接する)と、第2クリップ20の第2フランジ21との距離を短くすることが出来る。そのため、被取付部材52に近接して取付部材51を取付けることができる。
1 スタッド係止具
2 第1クリップ
2a フランジ
2b 内筒部
2c 嵌合部
2d 凸部
3 第2クリップ
3a フランジ
3b 外筒部
3c 嵌合爪
3d リブ
4 係止爪
5 取付部材
5a 取付孔
6 被取付部材
7 スタッド
8 係止爪成形用窓
10 第1クリップ
11 第1フランジ
12 支柱
13 係止爪
14 補助支柱
14a 嵌合部
15 基部
16 第1端部
17 係止爪形成用窓
20 第2クリップ
21 第2フランジ
22 中筒部
22a 小径部
22b 下部
22c 縦方向リブ
22d 横方向リブ
22f 支柱収容部
22g 補助支柱収容部
22h 小内径部
23 第2係止爪
25 六角部
25a 段部
26 第2端部
26e 第2段部
27 凹所
30 第3クリップ
31 第3フランジ
32 外筒部
33 第3係止爪
36 第3端部
37 フランジ孔
51 取付部材
52 被取付部材
53 取付孔
60 スタッド
C1 第1中心孔
C2 第2中心孔
C3 第3中心孔

Claims (9)

  1. 第1クリップと第2クリップと第3クリップとを備えるスタッド係止具であって、
    前記第1クリップは、中空の内筒部と、前記内筒部の一端に設けられた第1フランジと、前記内筒部の内側に形成され、スタッドのねじ山に係合する係止爪と、前記第2クリップに連結するための連結手段とを有し、
    前記第2クリップは、前記第1クリップの前記内筒部を収容する中空の中筒部と、前記中筒部の一端に設けられた第2フランジと、前記第1クリップに連結するための連結手段と、前記第3クリップに連結するための連結手段とを有し、
    前記第3クリップは、前記第2クリップの前記中筒部を収容する中空の外筒部と、前記外筒部の一端に設けられた第3フランジと、前記第2クリップに連結するための連結手段とを有ることを特徴とするスタッド係止具。
  2. 請求項1に記載のスタッド係止具であって、
    前記第1クリップの前記内筒部の外形は断面が非円形であり、
    前記第2クリップの前記中筒部の内形は断面が非円形で、前記第1クリップの前記内筒部の外形に適合する形状であり、
    前記第2クリップの前記中筒部に前記第1クリップの前記内筒部を収容した状態で、前記第1クリップは前記第2クリップに対して回転しないようになっているスタッド係止具。
  3. 請求項1又は2に記載のスタッド係止具であって、
    前記第2クリップの前記中筒部の外形は断面が円形であり、
    前記第3クリップの前記外筒部の内形は断面が円形であり、
    前記第3クリップの前記外筒部に前記第2クリップの前記中筒部を収容した状態で、前記第2クリップは前記第3クリップに対して回転できるようになっているスタッド係止具。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のスタッド係止具であって、
    前記第1クリップの前記内筒部の内側に形成された係止爪の外周に係止爪成形用窓が形成され、
    前記第2クリップの前記中筒部に前記第1クリップの前記内筒部が収容された状態では、前記係止爪成形用窓の外周に、前記第2クリップの前記中筒部が配置されるスタッド係止具。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載のスタッド係止具であって、
    前記第2クリップの前記中筒部に前記第1クリップの前記内筒部が収容された状態では、前記第1クリップの前記第1フランジは、前記第2クリップに設けられた段部に当接するスタッド係止具。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載のスタッド係止具であって、
    前記第2クリップの前記第2フランジと、前記第3クリップの前記第3フランジとの間に取付部材を挟み、
    被取付部材に固着された前記スタッドを中心孔に受入れて、前記係止爪が前記スタッドのねじ山に係合することにより、前記スタッドに取付けられるスタッド係止具。
  7. 第1クリップと第2クリップとを備えるクリップ組立体であって、
    前記第1クリップは、中空の内筒部と、前記内筒部の一端に設けられた第1フランジと、前記内筒部の内側に形成され、スタッドのねじ山に係合する係止爪と、前記第2クリップに連結するための連結手段とを有し、
    前記第2クリップは、前記第1クリップの前記内筒部を収容する中空の中筒部と、前記中筒部の一端に設けられた第2フランジと、前記第1クリップに連結するための連結手段とを有し、
    前記第1クリップの前記内筒部の内側に形成された係止爪の外周に係止爪成形用窓が形成され、
    前記第2クリップの前記中筒部に前記第1クリップの前記内筒部を収容した状態では、前記係止爪成形用窓の外周に、前記第2クリップの前記中筒部が配置されるクリップ組立体。
  8. 請求項7に記載のクリップ組立体であって、
    前記第1クリップの前記内筒部の外形は断面が非円形であり、
    前記第2クリップの前記中筒部の内形は断面が非円形で、前記第1クリップの前記内筒部の外形に適合する形状であり、
    前記第2クリップの前記中筒部に前記第1クリップの前記内筒部が収容された状態で、前記第1クリップは前記第2クリップに対して回転しないようになっているクリップ組立体。
  9. 請求項7又は8に記載のクリップ組立体であって、
    前記第2クリップの前記第2フランジは、前記第2クリップの前記中筒部に前記第1クリップの前記内筒部を収容した状態で、前記係止爪成形用窓の円周方向外方に配置されるクリップ組立体。
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