JP2017187450A - 熱流束計および異常診断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱流束の正確な計測が可能な熱流束計を提供する。【解決手段】熱流束計2は、熱流束センサ10と、放熱部20とを備える。熱流束センサ10は、一面とその反対側の他面とを有し、一面側と他面側の温度差に応じたセンサ信号を出力する。放熱部20は、対象物200の熱発生源202からの熱を外部空間へ放出する。熱流束センサ10は、熱発生源202から放熱部20までの熱伝導経路に配置されている。熱流束センサ10の一面側が熱伝導経路における熱発生源202側とされ、熱流束センサ10の他面側が熱伝導経路における放熱部20側とされている。【選択図】図1
Description
本発明は、熱流束計およびこれを用いた異常診断装置に関するものである。
熱流束を計測するための熱流束センサが、例えば、特許文献1に開示されている。この熱流束センサは、一面とその反対側の他面とを有する。この熱流束センサは、熱流束センサの一面側から他面側へ熱流束が通過した際の一面側と他面側の温度差に応じたセンサ信号を出力する。
上記した熱流束センサを対象物の表面に設置する。これにより、対象物から対象物の外部へ放出される熱流束を計測することができる。
しかし、熱流束センサに熱がこもると、熱流束センサの一面側と他面側の温度差が小さくなる。このため、対象物から放出される熱流束の正確な計測ができなくなる。この場合、熱流束センサを用いた異常診断装置において、正確な異常診断ができなくなる。
本発明は上記点に鑑みて、熱流束の正確な計測が可能な熱流束計を提供することを目的とする。本発明は、正確な異常診断が可能な異常診断装置を提供することを別の目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、
対象物からの熱流束を計測する熱流束計であって、
一面(10a)とその反対側の他面(10b)とを有し、一面側と他面側の温度差に応じたセンサ信号を出力する熱流束センサ(10)と、
対象物(200)に対して設置され、対象物の熱発生源(202)からの熱を対象物の外部空間へ放出する放熱部(20)とを備え、
熱流束センサは、熱発生源と放熱部の間の熱伝導経路に配置されており、熱流束センサの一面側が熱伝導経路における熱発生源側とされ、熱流束センサの他面側が熱伝導経路における放熱部側とされている。
対象物からの熱流束を計測する熱流束計であって、
一面(10a)とその反対側の他面(10b)とを有し、一面側と他面側の温度差に応じたセンサ信号を出力する熱流束センサ(10)と、
対象物(200)に対して設置され、対象物の熱発生源(202)からの熱を対象物の外部空間へ放出する放熱部(20)とを備え、
熱流束センサは、熱発生源と放熱部の間の熱伝導経路に配置されており、熱流束センサの一面側が熱伝導経路における熱発生源側とされ、熱流束センサの他面側が熱伝導経路における放熱部側とされている。
これによれば、熱発生源から放出される熱は、一面側から他面側に向かって熱流束センサを通過した後、放熱部から外部空間へ放出される。このとき、放熱部によって熱流束センサに熱がこもることが抑制される。このため、熱流束センサに熱がこもって熱流束センサの一面側と他面側の温度差が小さくなるのを抑制することができる。よって、本発明によれば、対象物から放出される熱流束の正確な計測が可能となる。
また、請求項6に記載の発明は、
対象物の異常の有無を診断する異常診断装置であって、
請求項1ないし5のいずれか1つに記載の熱流束計(2、5)と、
熱流束センサからのセンサ信号に基づいて、対象物の作動状態が異常か否かを判定する判定部(3)とを備える。
対象物の異常の有無を診断する異常診断装置であって、
請求項1ないし5のいずれか1つに記載の熱流束計(2、5)と、
熱流束センサからのセンサ信号に基づいて、対象物の作動状態が異常か否かを判定する判定部(3)とを備える。
これによれば、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の熱流束計を用いている。このため、対象物から放出される熱流束の正確な計測が可能である。したがって、この異常診断装置によれば、正確な異常診断が可能である。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
図1に示す本実施形態の異常診断装置1は、回転軸201の支持機構200の異常診断を行う。
図1に示す本実施形態の異常診断装置1は、回転軸201の支持機構200の異常診断を行う。
支持機構200は、生産設備などに設けられる。支持機構200は、回転軸201と、軸受202と、筐体203とを備える。
回転軸201は、軸心CLを中心に回転する。軸受202は、回転軸201を支持する部品である。筐体203は、回転軸201および軸受202を覆う被覆部材である。筐体203の内部に回転軸201および軸受202が収容されている。回転軸201、軸受202および筐体203は、ステンレス等の金属材料で構成されている。
軸受202は、内輪204と、外輪205と、転動体としての玉206とを有する。内輪204が回転軸201に固定されている。外輪205が筐体203に固定されている。内輪204が、回転軸201とともに回転する。このとき、内輪204および外輪205と玉206とが、摺動する。このため、回転軸201の回転時に、軸受202が発熱する。したがって、軸受202は、支持機構200の熱発生源である。
異常診断装置1は、1つの熱流束計2と、1つの制御装置3と、1つの表示装置4とを備える。
熱流束計2は、軸受202から筐体203の外部へ向かう熱流束を計測する計測装置である。熱流束は、単位面積、単位時間あたりの熱の移動量である。熱流束計2は、1つの熱流束センサ10と、1つの放熱部20と、1つの熱導入管30とを備える。
熱流束センサ10は、軸受202からの熱流束を検出する。熱流束センサ10は、軸受202からの熱流束に応じたセンサ信号を制御装置3へ出力する。熱流束センサ10の内部構造の詳細については後述する。
放熱部20は、軸受202からの熱を支持機構200の外部空間へ放出する。放熱部20は、支持機構200とは別体の部材である。放熱部20は、熱導入管30を介して、支持機構200に対して設置されている。
放熱部20は、本体部21と、複数のフィン22とを有する。本体部21の内部に、熱流束センサ10を固定するための固定部23が設けられている。固定部23の内壁面24は、円筒形状である。複数のフィン22は、支持機構200の周りの空気へ熱を放出する。図2に示すように、複数のフィン22のそれぞれの平面形状は、円環形状である。
熱導入管30は、軸受202からの熱を放熱部20に伝える伝熱部材である。熱導入管30は、一端と他端とを有する線材部材である。本実施形態では、熱導入管30は、一端から他端までの全部がまっすぐに延びており、一端から他端までの全部において断面積が同じ形状である。
熱導入管30の一端側に熱流束センサ10が配置されている。熱導入管30の他端側が、筐体203の内部に配置されている。熱導入管30は、筐体203よりも熱伝導率が大きな材料である銅やアルミニウム等で構成されている。
筐体203は、その外面に対して形成された凹部211と、凹部211の底面に対して形成された挿入穴212とを有する。
挿入穴212に熱導入管30が挿入されている。熱導入管30は圧入固定されている。このため、挿入穴212の内壁面212aは、熱導入管30と接している。挿入穴212は、筐体203の外形をなす外面よりも軸受202の近くとなる位置に形成されている。このため、熱導入管30の他端側は、筐体203の外形をなす外面よりも軸受202の近くに配置されている。具体的には、熱導入管30と軸受202との最短距離L1が、筐体203の外形をなす外面と軸受202との最短距離L2よりも小さくなるように、熱導入管30が配置されている。なお、外形とは、外側から見える形を意味する。したがって、外形をなす外面には、凹部211の内壁面は含まれない。
凹部211の内壁面211aは、熱導入管30の周囲の空間213を形成している。この空間213は、熱導入管30から筐体203への伝熱を抑制する伝熱抑制部である。この伝熱抑制部により、軸受202からの熱が熱導入管30から筐体203へ伝わることが抑制される。これにより、軸受202からの熱流束の計測精度を向上させることができる。なお、空間213に、筐体203よりも熱伝導率が低い断熱材が配置されていてもよい。この場合、この断熱材が伝熱抑制部となる。
熱流束センサ10は、放熱部20と熱導入管30の間に配置されている。放熱部20は、熱導入管30の一端側に配置されている。放熱部20は、熱流束センサ10を介して、熱導入管30と接続されている。このため、軸受202から放出された熱は、熱導入管30および熱流束センサ10を介して、放熱部20から筐体203の外部空間へ放出される。したがって、熱流束センサ10は、熱発生源である軸受202と放熱部20との間の熱伝導経路に配置されている。
図2に示すように、熱流束センサ10は、一面10aとその反対側の他面10bとを有するシート状である。熱流束センサ10は、熱導入管30の周囲に、ロール状に巻かれた状態で固定されている。換言すると、熱流束センサ10は、熱導入管30の外周面に沿って曲がった状態で、熱導入管30の外周面に固定されている。熱流束センサ10は、熱導入管30の周囲全域を覆っている。熱流束センサ10の一面10aが内側である。一面10aが熱導入管30と接している。熱流束センサ10の他面10bが外側である。他面10bが放熱部20の本体部21と接している。放熱部20は、2つの部品20a、20bから構成されている。2つの部品20a、20bが、熱導入管30に設置された熱流束センサ10を挟んでいる。これにより、熱流束センサ10は、放熱部20と熱導入管30のそれぞれに対して、できるだけ隙間を無くした状態で接触している。
図1に示すように、制御装置3の入力側に、熱流束センサ10が接続されている。制御装置3は、軸受202の作動状態についての異常の有無を診断する異常診断制御を行う。この異常診断制御は、熱流束センサ10からのセンサ信号に基づいて、軸受202の作動状態が異常か否かを判定する制御である。したがって、制御装置3が、熱流束センサ10からのセンサ信号に基づいて、軸受202の作動状態が異常か否かを判定する判定部を構成している。
制御装置3の出力側には、表示装置4が接続されている。制御装置3は、判定結果を表示装置4に表示させる。制御装置3は、マイクロコンピュータ、記憶装置等を有している。
表示装置4は、判定結果をユーザに報知するための報知装置である。表示装置4としては、液晶ディスプレイ等が用いられる。
次に、熱流束センサ10の具体的な構造について説明する。図3、4に示すように、熱流束センサ10は、絶縁基材100、表面保護部材110、裏面保護部材120が一体化され、この一体化されたものの内部で第1、第2熱電部材130、140が交互に直列に接続された構造を有する。表面保護部材110の外側の表面が熱流束センサ10の一面10aである。裏面保護部材120の外側の表面が熱流束センサ10の他面10bである。なお、図3、4は、設置される前の状態の熱流束センサ10を示している。また、図3では、表面保護部材110が省略されている。
絶縁基材100、表面保護部材110、裏面保護部材120は、フィルム状であって、熱可塑性樹脂等の可撓性を有する樹脂材料で構成されている。絶縁基材100は、その厚さ方向に貫通する複数の第1、第2ビアホール101、102が形成されている。第1、第2ビアホール101、102に互いに異なる金属や半導体等の熱電材料で構成された第1、第2熱電部材130、140が埋め込まれている。絶縁基材100の表面100aに配置された表面導体パターン111によって第1、第2熱電部材130、140の一方の接続部が構成されている。絶縁基材100の裏面100bに配置された裏面導体パターン121によって第1、第2熱電部材130、140の他方の接続部が構成されている。
一面10aから他面10bに向かう方向にて、熱流束が熱流束センサ10を通過する。このとき、熱流束センサ10の一面10a側と他面10b側に温度差が生じる。すなわち、第1、第2熱電部材130、140の一方の接続部と他方の接続部に温度差が生じる。これにより、ゼーベック効果によって第1、第2熱電部材130、140に熱起電力が発生する。熱流束センサ10は、この熱起電力、具体的には、電圧をセンサ信号として出力する。
次に、制御装置3が行う異常診断制御について説明する。
回転軸201が回転すると、軸受202が発熱する。このため、軸受202から軸受202の外部に向けて熱流束が放出される。したがって、図5に示すように、回転軸201の回転開始からの時間経過に伴って、熱流束センサ10の出力値が変化する。図5の横軸が回転軸201の回転開始からの経過時間を示している。図5の縦軸が熱流束センサ10の出力値を示している。
軸受202の作動状態が正常の場合、熱流束センサ10の出力値は、所定の範囲内の大きさである。軸受202の作動状態が異常の場合、熱流束センサ10の出力値は、所定の範囲内から外れた大きさとなる。例えば、負荷変動や異常振動によって軸受202の発熱量が増大した場合、軸受202からの熱流束が大きくなる。このため、図5に示すように、異常の場合の時間T1での出力値は、正常の場合の出力値よりも大きくなる。そして、さらに時間が経過して時間T2になると、破壊に至ることが予想される。一方、何らかの理由によって回転軸201が回転しなくなると、軸受202の発熱量が減少する。この場合、軸受202からの熱流束が減少し、出力値は、正常の場合の出力値よりも小さくなる。
そこで、図6に示すように、制御装置3は、熱流束センサ10のセンサ信号に基づいて、異常診断を行う。図6中の各ステップは、各種機能を実現する機能実現部に相当する。
ステップS1では、制御装置3は、熱流束センサ10の検出値を取得する。例えば、図5に示す時間T1における出力値を取得する。この出力値は電圧値である。なお、熱流束センサ10の出力値をそのまま用いる替わりに、出力値を補正した補正値を検出値として取得してもよい。また、出力値から算出した熱流束値を検出値として取得してもよい。
続いて、ステップS2では、制御装置3は、検出値が規格範囲内であるか否かを判定する。図5に示すように、規格範囲は、規格上限値と規格下限値との間の範囲である。規格範囲は、制御装置3が備える記憶装置に予め記憶されている。規格範囲は、軸受202の作動状態が正常な場合における、回転軸201の作動開始からの経過時間に対する熱流束センサ10の検出値の変化に基づいて設定されている。
ステップS2において、検出値が、規格上限値以下、かつ、規格下限値以上であれば、制御装置3はYES判定して、図6に示す制御フローを終了する。そして、制御装置3は、再び、ステップS1を実行する。一方、検出値が、規格上限値よりも大きいまたは規格下限値よりも小さい場合、NO判定して、ステップS3に進む。
ステップS3では、制御装置3は、表示装置4に向けて異常表示のための制御信号を出力する。これにより、表示装置4に、軸受202の作動状態に異常があることが表示される。
このようにして、軸受202の作動状態に異常があることを保守作業員に知らせることができる。なお、ステップS2の判定は、所定の経過時間における検出値と、同じ経過時間における規格とを比較して行われる。また、ステップS2の判定は、図5に示すように、回転軸201の作動開始から所定の経過時間までの検出値が描く波形と、同じ経過時間までの規格上限値と規格下限値のそれぞれの変化を示す上限値波形および下限値波形との比較により行われてもよい。このように、ステップS2の判定は、センサ信号から得た検出結果と予め設定された判定基準とを比較して行われる。
本実施形態の熱流束計2は、熱流束センサ10と、放熱部20と、熱導入管30とを備えている。熱流束センサ10は、軸受202と放熱部20との間の熱伝導経路のうち熱導入管30と放熱部20との間の熱伝導経路に配置されている。熱流束センサ10の一面10a側が、熱伝導経路における軸受202側である。熱流束センサ10の他面10b側が、熱伝導経路における放熱部20側である。
このため、軸受202から放出される熱は、一面10a側から他面10b側に向かって熱流束センサ10を通過した後、放熱部20から外部空間へ放出される。このとき、放熱部20によって熱流束センサ10に熱がこもることが抑制される。このため、熱流束センサ10に熱がこもって熱流束センサ10の一面10a側と他面10b側の温度差が小さくなるのを抑制することができる。
よって、本実施形態の熱流束計2によれば、軸受202から放出される熱流束の正確な計測が可能となる。本実施形態の異常診断装置1は、この熱流束計2を用いている。よって、本実施形態の異常診断装置1によれば、正確な異常診断が可能である。
また、本実施形態の熱流束計2では、熱導入管30は、筐体203よりも熱伝導率が大きな材料で構成されている。熱導入管30は、一端と他端とを有する棒状部材である。このため、熱導入管30の一端側に熱流束センサ10を配置し、熱導入管30の他端側を筐体203の外形をなす外面よりも軸受202の近くに配置することができる。
これによれば、熱流束センサ10が筐体203の外形をなす外面に配置される場合と比較して、軸受202からの熱の放出の時期と、熱流束センサ10による熱流束の計測の時期とのずれを小さくできる。また、これによれば、軸受202から放射状に放出される熱を熱導入管30へ集中させることができる。このため、熱流束センサ10が筐体203の外形をなす外面に配置される場合と比較して、熱流束センサ10を通過する熱流束を増大させることができる。よって、熱流束の計測精度を向上させることができる。
また、本実施形態の熱流束計2では、熱流束センサ10は可撓性を有している。このため、熱流束センサ10は、熱導入管30の外周面に沿って曲がった状態で、熱導入管30の外周面に固定されている。これにより、熱導入管30の外周面から放射状に放出される熱流束を計測することができる。
(第2実施形態)
図7に示すように、本実施形態は、熱流束計2の熱流束センサ10、放熱部20および熱導入管30の接続構造が第1実施形態と異なる。異常診断装置1の他の構成は、第1実施形態と同じである。
図7に示すように、本実施形態は、熱流束計2の熱流束センサ10、放熱部20および熱導入管30の接続構造が第1実施形態と異なる。異常診断装置1の他の構成は、第1実施形態と同じである。
熱導入管30は、熱導入管30の先端31側に第1テーパ面32を有する。第1テーパ面32は、熱導入管30の先端31側に向かうにつれて直径が徐々に小さくなっている熱導入管30の外周面である。
放熱部20における固定部23の内壁面24は、第2テーパ面25を有する。第2テーパ面25は、固定部23の内壁面24のうち熱導入管30の軸心CL方向で熱導入管30の先端31側に向かうにつれて直径が徐々に小さくなっている部分である。なお、図7では、放熱部20のフィン22が省略されている。
熱流束センサ10が第1テーパ面32に固定された状態で、熱導入管30に放熱部20が装着される。この放熱部20の装着時に、熱導入管30の軸心CL方向において、熱導入管30と放熱部20とが互いに押し付けられる。このとき、第1テーパ面32と第2テーパ面25が熱流束センサ10を挟み込む力が生じる。これにより、放熱部20と熱導入管30のそれぞれに対して、できるだけ隙間を無くした状態で、熱流束センサ10を接触させることができる。
(第3実施形態)
図8に示すように、本実施形態の熱流束計5は、熱流束センサ10と、放熱部20とを備える。熱流束計5は、第1実施形態の熱流束計2における熱導入管30を備えていない。異常診断装置1の他の構成は、第1実施形態と同じである。
図8に示すように、本実施形態の熱流束計5は、熱流束センサ10と、放熱部20とを備える。熱流束計5は、第1実施形態の熱流束計2における熱導入管30を備えていない。異常診断装置1の他の構成は、第1実施形態と同じである。
熱流束センサ10は、筐体203の外面に設置されている。放熱部20は、複数のフィン22を有している。熱流束センサ10の一面10aが筐体203の外面に直に接している。熱流束センサ10の他面10bが放熱部20に接している。このため、軸受202から放出された熱は、熱流束センサ10を介して、放熱部20から筐体203の外部へ放出される。したがって、熱流束センサ10は、熱発生源である軸受202と放熱部20との間の熱伝導経路に配置されている。このため、本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(他の実施形態)
(1)上記各実施形態では、熱流束センサ10と放熱部20とが接触していたが、熱流束センサ10と放熱部20との間に、熱伝導経路を構成する他の部材が存在していてもよい。
(1)上記各実施形態では、熱流束センサ10と放熱部20とが接触していたが、熱流束センサ10と放熱部20との間に、熱伝導経路を構成する他の部材が存在していてもよい。
(2)上記各実施形態では、熱流束センサ10として、図3、4に示す構造のものを採用したが、熱流束センサ10の構造はこれに限定されない。熱流束センサ10として、一面10a側と他面10b側の温度差に応じたセンサ信号を出力するものであれば、他の構造のものを採用してもよい。
(3)上記各実施形態では、熱流束計2、5による計測の対象物が回転軸201の支持機構200であったが、これに限定されない。
(4)第1実施形態では、熱導入管30の形状が、一端から他端までの全部がまっすぐに延びており、一端から他端までの全部において断面積が同じ形状であったが、これに限定されない。熱導入管30の一部が曲がっていてもよい。一端から他端までの途中に断面積が他の部位と異なる部分があってもよい。
(5)上記各実施形態では、熱流束計2、5の計測結果が異常診断に用いられていたが、熱流束計2、5の計測結果が表示装置4に表示されるようにしてもよい。この場合、制御装置3は、熱流束センサ10からのセンサ信号に基づいて、熱流束値を算出する。制御装置3は、算出された熱流束値を表示装置4に表示させる。または、熱流束センサ10からの出力値、すなわち、電圧値が表示装置4に表示されるようにしてもよい。
(6)本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能であり、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、熱流束計は、熱流束センサと、放熱部とを備える。熱流束センサは、対象物の熱発生源と放熱部の間の熱伝導経路に配置されている。
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、熱流束計は、熱流束センサと、放熱部とを備える。熱流束センサは、対象物の熱発生源と放熱部の間の熱伝導経路に配置されている。
また、第2の観点によれば、熱流束計は、さらに、伝熱部材を備える。熱流束センサは、伝熱部材と放熱部との間の熱伝導経路に配置されている。このように、伝熱部材を用いることが好ましい。対象物の熱発生源が被覆部材に覆われている場合、伝熱部材を構成する材料は、被覆部材よりも熱伝導率が大きな材料であることが好ましい。
また、第3の観点によれば、熱流束センサは、一面が伝熱部材と接触し、他面が放熱部と接触している。このように、伝熱部材と放熱部のそれぞれに熱流束センサを接触させることが好ましい。
また、第4の観点によれば、伝熱部材は、一端と他端とを有する線状部材である。伝熱部材の一端側に熱流束センサが配置されている。このような伝熱部材を用いることで、対象物の熱発生源が被覆部材に覆われている場合に、被覆部材に挿入穴を設け、この挿入穴に伝熱部材の他端側を配置する。これにより、伝熱部材の他端側を、被覆部材の外形をなす外面よりも熱発生源の近くに配置することができる。
伝熱部材の他端側が熱発生源の近くに配置されることにより、熱流束センサが被覆部材の外面に配置される場合と比較して、熱発生源からの熱の放出の時期と、熱流束センサによる熱流束の計測の時期とのずれを小さくすることができる。また、伝熱部材の他端側が熱発生源の近くに配置されることにより、熱発生源から放出される熱を伝熱部材へ集中させることができる。このため、伝熱部材の対象物側が、被覆部材の外面に配置される場合と比較して、熱流束センサを通過する熱流束を増大させることができる。よって、熱流束の計測精度を向上させることができる。
また、第5の観点によれば、熱流束センサは、伝熱部材の外周面に沿って曲がった状態で、外周面に固定されている。これによれば、伝熱部材の外周面から放射状に放出される熱流束を計測することができる。
また、第6の観点によれば、異常診断装置は、第1の観点ないし第5の観点のいずれか1つの熱流束計と、熱流束センサからのセンサ信号に基づいて、対象物の作動状態が異常か否かを判定する判定部とを備える。
2 熱流束計
5 熱流束計
10 熱流束センサ
10a 熱流束センサの一面
10b 熱流束センサの他面
20 放熱部
30 熱導入管
200 回転軸の支持機構
202 軸受
5 熱流束計
10 熱流束センサ
10a 熱流束センサの一面
10b 熱流束センサの他面
20 放熱部
30 熱導入管
200 回転軸の支持機構
202 軸受
Claims (6)
- 対象物からの熱流束を計測する熱流束計であって、
一面(10a)とその反対側の他面(10b)とを有し、前記一面側と前記他面側の温度差に応じたセンサ信号を出力する熱流束センサ(10)と、
前記対象物(200)に対して設置され、前記対象物の熱発生源(202)からの熱を前記対象物の外部空間へ放出する放熱部(20)とを備え、
前記熱流束センサは、前記熱発生源と前記放熱部の間の熱伝導経路に配置されており、前記熱流束センサの前記一面側が前記熱伝導経路における前記熱発生源側とされ、前記熱流束センサの前記他面側が前記熱伝導経路における前記放熱部側とされている熱流束計。 - さらに、前記熱発生源からの熱を前記放熱部に伝える伝熱部材(30)を備え、
前記熱流束センサは、前記伝熱部材と前記放熱部との間の熱伝導経路に配置されている請求項1に記載の熱流束計。 - 前記熱流束センサは、前記一面が前記伝熱部材と接触し、前記他面が前記放熱部と接触している請求項2に記載の熱流束計。
- 前記伝熱部材は、一端と他端とを有する線状部材であり、
前記伝熱部材の一端側に前記熱流束センサが配置されている請求項2または3に記載の熱流束計。 - 前記熱流束センサは、前記伝熱部材の外周面に沿って曲がった状態で、前記外周面に固定されている請求項4に記載の熱流束計。
- 対象物の異常の有無を診断する異常診断装置であって、
請求項1ないし5のいずれか1つに記載の熱流束計(2、5)と、
前記熱流束センサからのセンサ信号に基づいて、前記対象物の作動状態が異常か否かを判定する判定部(3)とを備える異常診断装置。
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