JP2017188793A - 通信制御用コントローラ及び通信制御用システム - Google Patents

通信制御用コントローラ及び通信制御用システム Download PDF

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Abstract

【課題】通信路のトラフィック増加により通信遅延が生じた場合に、当該通信遅延を通信路の混雑状態が長びく前に解消できる通信制御用コントローラ及び通信制御用システムを提供する。【解決手段】通信制御用コントローラ4Aは、通信路BUS1上に接続された複数のコントローラ4B,4Cとの間で通信プロトコルにCANを用いて相互にデータ通信を行う。この通信制御用コントローラ4Aにおいて、トラフィック判断部4Gaと、通信プロトコル切替部4Haとを備えている。トラフィック判断部4Gaは、通信路BUS1におけるトラフィックの状態が混雑状態か非混雑状態かを判断する。通信プロトコル切替部4Haは、トラフィック判断部4Gaが混雑状態であると判断した場合には、通信路BUS1における通信プロトコルをCANからCANと物理層が共通し且つCANよりも高速なデータ通信を実行可能とする高速プロトコルに切り替える。【選択図】図2

Description

この発明は、通信制御用コントローラ及び通信制御用システムに関し、特に、通信路上に接続された複数のコントローラとの間で通信プロトコル(通信上の規約)にCAN(Controller Area Network)を用いて相互にデータ通信を行う通信制御用コントローラ及び当該通信制御用コントローラを備えた通信制御用システムに関するものである。
近年、自動車の機能増加に伴い、マイクロコンピュータ(例えば、ECU)の数も増加する傾向にある。ECUの取り付け数の増加に伴い、トラフィックも増加する傾向にある。
ここで、「ECU(Electronic Control Unit)」とは、例えば自動車各部に取り付けられ、他のECUと連携して自動車各部の動作を制御するマイクロコンピュータの一種である。「トラフィック」とは、例えば、ECUと他のECUとを接続する通信路の中を行き交うデータの交通量である。
通信路の中を行き交うデータには、ECU同士が連携して自動車各部の動作を制御するための更新プログラム(例えば、OSやファームウェア)が含まれる。ECUの夫々は、更新プログラムをCANを用いて送受信し、相互に連携してアクチュエータの動作を制御等している。
ここで、OS(Operating System)」とは、例えば、自動車各部の基本的な管理や制御を行うためのプログラムである。「ファームウェア(Firmware)」とは、例えば、自動車各部に組み込まれたアクチュエータを制御するためのソフトウェアである。
更新プログラムは、その制御対象となる自動車各部に新たな機能が追加される場合や、更新プログラム自体に不具合が見つかった場合などに、更新プログラムの書き換えが必要な場合がある。更新プログラムの情報量は膨大ゆえ、更新プログラムを書き換える際には、アクチュエータを制御する際とは比較的膨大な量の情報がECU同士で送受信される。そこで、更新プログラムを書き換える場合に限り、ECU同士が通信路を介して更新プログラムを送受信するための通信プロトコルをCANよりも高速な通信を実行可能な通信プロトコルに切り替える。これにより、更新プログラムの書き換え作業の効率化および高速化を図った制御システムが開示されている(特許文献1参照)。
特開2010−272971号公報
しかしながら、従来の制御システムは、通常、アクチュエータを制御する際、CANに基づいてECU同士が通信を行い、更新プログラムを書き換える場合に限りCANよりも高速な通信プロトコルに基づいてECU同士が通信を行うものである。
そのため、従来の制御システムは、通信異常(例えば、ショートやDos攻撃など)が通信路に生じることにより通信路のトラフィックが増加した場合への対処を想定したものではない。従って、通信路におけるトラフィックの増加に伴い、通信路におけるデータの転送時間が低下することによる通信遅延(通信路の混雑状態が長びく状況)を解消することが出来ない。
この発明の目的は、通信路のトラフィック増加により通信遅延が生じた場合に、当該通信遅延を通信路の混雑状態が長びく前に解消できる通信制御用コントローラ及び通信制御用システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る通信制御用コントローラは、通信路上に接続された複数のコントローラとの間で通信プロトコルにCANを用いて相互にデータ通信を行う。この通信制御用コントローラにおいて、トラフィック判断部と、通信プロトコル切替部とを備えている。トラフィック判断部は、通信路におけるトラフィックの状態が混雑状態か非混雑状態かを判断する。通信プロトコル切替部は、トラフィック判断部が混雑状態であると判断した場合には、通信路における通信プロトコルをCANからCANと物理層が共通し且つCANよりも高速なデータ通信を実行可能とする高速プロトコルに切り替える。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る通信制御用システムは、複数の通信路が接続されたコントローラ中継装置と、複数の通信路の夫々に接続された複数のコントローラとを備える。この通信制御用システムにおいて、第1通信制御用コントローラと、第2通信制御用コントローラとを備えている。第1通信制御用コントローラは、複数の通信路のうち関連付けられた第1通信路および第2通信路において、第1通信路上に接続された複数のコントローラとの間で通信プロトコルにCANを用いて相互にデータ通信を行う。第2通信制御用コントローラは、第2通信路上に接続された複数のコントローラとの間で通信プロトコルにCANを用いて相互にデータ通信を行う。第1通信制御用コントローラおよび第2通信制御用コントローラの夫々は、トラフィック判断部と、通信プロトコル切替部とを備えている。トラフィック判断部は、第1通信路および第2通信路の夫々におけるトラフィックの状態が混雑状態か非混雑状態かを判断する。通信プロトコル切替部は、夫々のトラフィック判断部により混雑状態であると判断した場合には、第1通信路および第2通信路の夫々における通信プロトコルをCANからCANと物理層が共通し且つCANよりも高速なデータ通信を実行可能とする高速プロトコルに切り替える。
本発明に係る通信制御用コントローラによれば、通信路のトラフィック増加により通信遅延が生じた場合に、当該通信遅延を通信路の混雑状態が長びく前に解消できる。
本発明に係る通信制御用システムによれば、第1通信路および第2通信路の夫々におけるトラフィック増加による通信遅延を通信路の混雑状態が長びく前に解消できる。
実施例1の通信制御用コントローラが適用されるECUを搭載した通信制御用システムの全体構成を示す全体システム図である。 夫々の通信路間の接続構成を示す図である。 データ通信処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の通信制御用コントローラ及び通信制御用システムを実現する最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
実施例1における通信制御用コントローラ及び通信制御用システムは、複数の通信路上に接続された夫々の通信制御用コントローラとしてECUを搭載した通信制御用システムに適用したものである。以下、実施例1における通信制御用システムの構成を、「全体システム構成」、「通信路間の接続構成」、「データ通信処理構成」に分けて説明する。
[全体システム構成]
図1は、実施例1の通信制御用コントローラが適用されるECUを搭載した通信制御用システム1の全体構成を示す。以下、図1に基づき、全体システム構成を説明する。
通信制御用システム1は、ゲートウェイGW2(コントローラ中継装置)と、ECU4〜7(通信制御用コントローラ)と、迂回用通信路8と、を備えている。実施例1では、通信制御用システム1におけるネットワーク・トポロジーはメッシュ型で構成される。
ゲートウェイGW2は、複数の通信路が接続される。実施例1では、ゲートウェイGW2に4本の通信路BUS1〜BUS4が接続される。
ECU4〜7は、通信路BUS1〜BUS4の夫々に接続される。実施例1では、通信路BUS1〜BUS4の夫々に三つのECUが接続される。
迂回用通信路8は、通信路BUS1〜BUS3の夫々に接続されたECU4〜ECU6と、通信路BUS2〜BUS4の夫々とを接続する。迂回用通信路8において、通信路BUS1〜BUS3の夫々の中を行き交うデータは通信路BUS2〜BUS4の夫々を経由して伝送したり、通信路BUS2〜BUS4の夫々の中を行き交うデータは通信路BUS1〜BUS3の夫々を経由して伝送したり出来るように設けられた通信路である。迂回用通信路8は、例えば、通信路BUS1に通信異常が生じた場合に、ECU4の夫々が通信路BUS1に接続された他のECU4に対して伝送するデータ等を、一時的に通信路BUS2を経由して伝送出来るよう設けられた通信路である。迂回用通信路8は、例えば、後述する通信異常情報等、通信路BUS1上に接続された各ECU4と、通信路BUS2上に接続された各ECU5との間で伝送される各種の情報の通信にも用いられる。
[通信路間の接続構成]
図2は、通信路BUS1(第1通信路)と通信路BUS2(第2通信路)との相互接続を示す図である。なお、図2では、迂回用通信路8を破線で示している。なお以下では、通信路BUS1,BUS2の組み合わせに主眼を置いて構成を説明するが、同様のことが通信路BUS2,BUS3の組み合わせや、通信路BUS3,BUS4の組み合わせにも当てはまる。
通信制御用システム1は、通信路BUS1に接続されたECU4A,4B,4Cと、通信路BUS2に接続されたECU5A,5B,5Cと、迂回用通信路8とを備えている。この迂回用通信路8は、ECU4Aと通信路BUS2とを繋ぐ迂回用通信路と、ECU4Bと通信路BUS2とを繋ぐ迂回用通信路と、ECU4Cと通信路BUS2とを繋ぐ迂回用通信路の計3本からなる。
ECU4A(第1通信制御用コントローラ)は、ECU4B,4Cとの間で通信路BUS1を介してマスター・スレーブ方式の通信を行なう。同様に、ECU5A(第2通信制御用コントローラ)は、ECU5B,5Cとの間で通信路BUS2を介してマスター・スレーブ方式の通信を行なう。
ECU4Aは、複数の通信路BUS1〜BUS4のうち関連付けられた二つの通信路BUS1、通信路BUS2において、通信路BUS1上に接続されたマスターコントローラ(コントローラ)である。ECU4Aは、通信路BUS1上に接続されたスレーブコントローラ(コントローラ)であるECU4B,4Cとの間で通信プロトコルにCAN又はCAN FDの何れかを用いて相互にデータ通信を行う。
ここで、「関連付けられた二つの通信路」とは、共通の迂回用通信路8によって相互接続されることによって関連付けられた通信路BUS1(第1通信路)、通信路BUS2(第2通信路)の組み合わせを意味する。関連付けられた二つの通信路には、通信路BUS2,BUS3の組み合わせや、通信路BUS3,BUS4の組み合わせも含まれる。
ECU4Aは、第1のインターフェース(以下、I/Fと称する)部4Baと、第2のI/F部4Caと、情報受信部4Daと、通信異常検出部4Eaと、情報送信部4Faと、トラフィック判断部4Gaと、通信プロトコル切替部4Haと、これら各部を統括制御する制御部4Iaとを備えている。第1のI/F部4Ba及び第2のI/F部4Caは、情報受信部4Da、通信異常検出部4Ea、情報送信部4Fa、トラフィック判断部4Ga及び通信プロトコル切替部4Haと共に、制御部4Iaのバス端子に接続される。
第1のI/F部4Baは、通信路9を介してECU4Aを通信路BUS1に接続する。
第2のI/F部4Caは、迂回用通信路8を介してECU4Aを通信路BUS2に接続する。
情報受信部4Daは、迂回用通信路8を介してECU5Aから通信異常情報又は異常解消情報を受信したり、通信路9及び通信路BUS1を介してECU4B,4Cから各種の情報を受信したりする。
通信異常検出部4Eaは、通信路BUS1における通信異常又は該通信異常の解消を検出する。
情報送信部4Faは、通信異常検出部4Eaが通信異常を検出した場合には、迂回用通信路8を介して該通信異常を示す通信異常情報をECU5Aに送信する。また、情報送信部4Faは、通信異常検出部4Eaによる上記通信異常の解消を検出した場合、迂回用通信路8を介して該通信異常の解消を示す異常解消情報をECU5Aに送信する。さらに、情報送信部4Faは、通信路9及び通信路BUS1を介してECU4B,4Cに各種の情報を送信する。
トラフィック判断部4Gaは、通信路BUS1におけるトラフィックの状態が混雑状態か非混雑状態かを判断する。
通信プロトコル切替部4Haは、トラフィック判断部4Gaが混雑状態であると判断した場合には、通信路BUS1における通信プロトコルをCANからCAN FDに切り替える。
制御部4Iaは、ROM、RAM、CPU等を少なくとも備えた周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。
ECU4B,4Cの各構成については、通信異常検出部4Ea及びトラフィック判断部4Gaを備えない点を除き、ECU4Aと同じであるので、ECU4Aの各構成要素の末尾に付加した添文字「a」に代えて添文字「b」、「c」をECU4B,4Cの各構成要素の末尾に付加することとして、ECU4B,4Cの各構成要素の説明を省略する。
また、ECU5Aにおいて符号5Ba,5Ca,5Da,5Ea,5Fa,5Ga,5Ha,5Iaで示す各構成要素は、順に、ECU4Aにおいて符号4Ba,4Ca,4Da,4Ea,4Fa,4Ga,4Ha,4Iaで示す各構成要素と同様であるので、各構成要素の説明を省略する。
ECU5B,5Cの各構成についてもECU4B,4Cと同様に、通信異常検出部5Ea及びトラフィック判断部5Gaを備えない点を除き、ECU5Aと同じであるので、ECU5Aの各構成要素の末尾に付加した添文字「a」に代えて添文字「b」、「c」をECU5B,5Cの各構成要素の末尾に付加することとして、ECU5B,5Cの各構成要素の説明を省略する。
[データ通信処理構成]
図3は、ECU4A〜4C及びECU5A〜5C間におけるデータ通信処理の構成を示す。以下、当該データ通信処理構成をあらわす図3の各ステップについて説明する。なお、この通信処理は、ECU4A〜4C及びECU5A〜5Cがデータ通信可能な状態にあるときに開始され、通信路BUS1及び通信路BUS2の夫々では、通信プロトコルにCANを用いたデータ通信が行われる。
ステップS1では、通信路BUS1側のECU4Aにおいて、通信異常検出部4Eaは、通信路BUS1における通信異常を検出する。Yes(通信異常を検出)の場合はステップS2へ進み、No(通信異常を未検出)の場合は、通信異常が検出されるまでステップS1の処理を繰り返す。
次いで、ステップS2では、ステップS1での通信異常の検出に続き、ECU4Aにおいて、情報送信部4Faは、迂回用通信路8を介して該通信異常を示す通信異常情報をECU5Aに送信し、ステップS3へ進む。
次いで、ステップS3では、ステップS2での通信異常情報の送信に続き、通信路BUS2側のECU5Aにおいて、情報受信部5Daは、迂回用通信路8を介して情報送信部4Faより送信される通信異常情報を通信路BUS1における通信異常の発生通知として受信し、ステップS4へ進む。
次いで、ステップS4では、ステップS3での通信異常情報の受信に続き、ECU5Aにおいて、トラフィック判断部5Gaは、通信路BUS2上におけるトラフィックが混雑状態であると判断し、ステップS5へ進む。
次いで、ステップS5では、ステップS4でのトラフィックが混雑状態であるとの判断に続き、ECU5Aにおいて、通信プロトコル切替部5Haは、通信プロトコルをCANからCAN FDに切り替えるための切替指令をECU5B,5Cに送信し、ステップS6へ進む。
次いで、ステップS6では、ステップS5での切替指令の送信に続き、ECU5B,5Cにおいて、情報受信部5Db,5Dcの夫々は、ECU5Aからの切替指令を受信すると共に、通信プロトコル切替部5Hb,5Hcの夫々は、通信路BUS2における通信プロトコルをCANからCAN FDに切り替え、ステップS7へ進む。ここでは、ECU5B,5Cのみならず、ECU5Aを含んだ通信路BUS2全体の通信プロトコルをCAN FDに統一しないと通信できないので、通信路BUS2全体の通信プロトコルがCANからCAN FDに切り替わる。
ここで、CANとして送られているパケット又はフレームなどのデータが通信路BUS2上を流れているような状態を想定する。この状態で、通信路BUS2のプロトコルをCANからCAN FDに切り替える際には、切り替えの前後でパケット又はフレームの連続性を担保する必要がある。そこで、例えば先にCANに準拠して送られているデータを処理してからCAN FDに切り替えることが好ましい。また例えばCANに準拠して送られているデータをストックしておいて、CAN FDからCANに切り替わってから再送することが好ましい。
次いで、ステップS7では、ステップS6でのCAN からCAN FDへの切り替えに続き、ECU5Aにおいて、通信路BUS2の全体における通信プロトコルのCAN FDへの切り替えが完了したことを示す切替完了情報を、情報送信部5Faは、ECU4Aに送信し、ステップS8へ進む。
次いで、ステップS8では、ステップS7での切替完了情報の送信に続き、ECU4Aにおいて、情報受信部4Daは当該切替完了情報を受信し、ステップS9へ進む。
次いで、ステップS9では、ステップS8での切替完了情報の受信に続き、ECU4Aにおいて、情報送信部4Faは、通信プロトコルをCANからCAN FDに切り替えるための切替指令と、通信路BUS1で伝送すべきデータを通信路BUS2に転送するための転送指令とをECU4B,4Cに送信し、ステップS10へ進む。
次いで、ステップS10では、ステップS9での切替指令および転送指令の送信に続き、ECU4B,4Cにおいて、情報受信部4Db,4Dcの夫々は、ECU4Aからの転送指令及び切替指令を受信する。通信プロトコル切替部4Hb,4Hcの夫々は、上記通信路BUS1で伝送すべきデータの通信プロトコルをCANからCAN FDに切り替える処理を行う。次いで、情報送信部4Fb,4Fcの夫々は、迂回用通信路8を介して通信路BUS2へのデータ転送を開始し、ステップS11へ進む。
次いで、ステップS11では、ステップS10でのデータ転送開始に続き、ECU4Aにおいて、通信異常検出部4Eaは、通信路BUS1における通信異常の解消を検出する。Yes(通信異常の解消を検出)の場合はステップS12へ進み、No(通信異常の解消を未検出)の場合は、ステップS1へ戻る。
次いで、ステップS12では、ステップS11での通信異常の解消の検出に続き、ECU4Aにおいて、情報送信部4Faは、通信プロトコルをCAN FD からCANに戻すための切替指令と、通信路BUS2へのデータ転送を停止するための転送停止指令とをECU4B,4Cに送信し、ステップS13へ進む。
次いで、ステップS13では、ステップS12での切替指令および転送停止指令の送信に続き、ECU4B,4Cにおいて、情報受信部4Db,4Dcの夫々は、ECU4Aからの切替指令及び転送停止指令を受信する。そして、通信プロトコル切替部4Hb,4Hcの夫々は、上記通信路BUS1で伝送すべきデータの通信プロトコルをCAN FDからCANに戻す処理を行う。次いで、情報送信部4Fb,4Fcの夫々は、通信路BUS2へのデータ転送を停止し、ステップS14へ進む。
次いで、ステップS14では、ステップS13でのデータ転送の停止に続き、ECU4Aにおいて、情報送信部4Faは、迂回用通信路8を介して通信路BUS1における通信異常の解消を示す異常解消情報をECU5Aに送信するとともに、エンドへ進む。
次いで、ステップS15では、ステップS14での異常解消情報の送信に続き、ECU5Aにおいて、情報受信部5Daは異常解消情報を通信路BUS1における通信異常の解消通知として受信し、ステップS16へ進む。
次いで、ステップS16では、ステップS15での異常解消情報の受信に続き、ECU5Aにおいて、トラフィック判断部5Gaは、通信路BUS2上におけるトラフィックが非混雑状態であると判断し、ステップS17へ進む。
次いで、ステップS17では、ステップS16でのトラフィック非混雑状態であるとの判断に続き、ECU5Aにおいて、通信プロトコル切替部5Haは、通信プロトコルをCAN FD からCANに戻すための切替指令をECU5B,5Cに送信する。
次いで、ステップS18では、ステップS17での切替指令の送信に続き、ECU5B,5Cにおいて、情報受信部5Db,5Dcの夫々は、ECU5Aからの切替指令を受信する。そして、通信プロトコル切替部5Hb,5Hcの夫々は、通信路BUS2における通信プロトコルをCAN FDからCAN に戻す処理を行い、エンドへ進む。ここでは、ECU5B、5Cのみならず、ECU5Aを含んだ通信路BUS2全体の通信プロトコルがCAN FDからCANに戻される。
次に作用を説明する。
実施例1の通信制御用コントローラ及び通信制御用システムにおける作用を、「基本動作」、[データ通信処理動作]、[データ通信処理での特徴的作用]に分けて説明する。
[基本動作]
実施例1では、通信路BUS1〜BUS4の夫々における通信プロトコルはCAN 又はCANよりも高速なデータ通信を実行可能とする高速プロトコルに切り替わる。実施例1での高速プロトコルとは、CANと物理層が共通するCAN FDである。ただし、このCAN FD は、CANよりも高速のデータ伝送速度を実現できる分、CAN FDを適用することによる通信制御用システム1全体における消費電力が増加する。そこで、実施例1では、通信プロトコルにCAN FDを適用する場合を通信路に通信異常が発生した場合に限ることにより、通信制御用システム1の全体における消費電力の増加が抑制されている。
通信路BUS1〜BUS3の夫々に通信異常(例えばDos攻撃やショート)が発生した場合、通信路BUS1〜BUS3の夫々の中を行き交うデータは、通信路BUS1〜BUS3夫々の通信異常が解消するまでの間、一時的に通信路BUS2〜BUS4の夫々を経由して伝送される。
そのため、通信路BUS2〜BUS4の夫々には、元々通信路BUS2〜BUS4の夫々で伝送されていたデータへ、通信路BUS1〜BUS3の夫々の通信異常時に通信路BUS2〜BUS4の夫々を経由して伝送されるデータが加わることとなる。その結果、通信路BUS2〜BUS4の夫々におけるトラフィックの状態は混雑状態となり得る。そこで、実施例1では、通信路BUS2〜BUS4夫々のトラフィックの状態が混雑状態となり得る場合に限り、通信路BUS2〜BUS4夫々における通信プロトコルがCANからCAN FDに切り替わる。
一方、通信路BUS1〜BUS3の夫々の通信異常が解消されると、通信路BUS1〜BUS3の夫々の中を行き交うデータは、通信路BUS2〜BUS4の夫々を経由せずに、通信路BUS1〜BUS3の夫々を用いて伝送される。そのため、通信路BUS2〜BUS4の夫々には、通信路BUS1〜BUS3の夫々の通信異常時のように通信路BUS2〜BUS4の夫々を経由して伝送されるデータが加わることはない。その結果、通信路BUS2〜BUS4の夫々におけるトラフィックの状態は混雑状態の解消(非混雑状態)となり得る。そこで、実施例1では、通信路BUS2〜BUS4夫々のトラフィックの状態が非混雑状態となり得る場合には、通信路BUS2〜BUS4夫々における通信プロトコルがCAN FD からCANに戻される。
このように、実施例1の通信制御用システム1では、通信プロトコルにCAN FDを適用する期間を通信路BUS1〜BUS3の夫々に通信異常が発生した場合に限ることにより、通信制御用システム1の全体における消費電力の増加が抑制されている。
[データ通信処理動作]
図3のフローチャートに基づき、ECU4A〜4C及びECU5A〜5C間におけるデータ通信処理の動作を説明する。以下、データ通信処理の動作を、通信路BUS2における通信プロトコルをCAN からCAN FDに切り替える「CAN FDへの切替動作」と、通信路BUS2における通信プロトコルをCAN FD からCANに戻す「CANへの切替動作」と、に分けて説明する。
(CAN FDへの切替動作)
通信路BUS1で通信異常が発生すると、図3のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4と進む。ステップS3では、通信路BUS2側のECU5Aにおいて、通信路BUS1における通信異常の発生通知が受信される。そして、ステップS4では、ECU5Aのトラフィック判断部5Gaにより、通信路BUS1における通信異常の発生通知をもって、通信路BUS2側でのトラフィックが混雑状態に至ると判断される。即ち、通信異常の発生通知をもって、ECU5Aのトラフィック判断部5Gaは、通信路BUS2で発生し得るトラフィックの混雑状態を認識する。
トラフィックが混雑状態に至ると判断されると、図3のフローチャートにおいて、ステップS4→ステップS5→ステップS6へと進む。そして、ステップS6で、通信プロトコル切替部5Ha,5Hb,5Hcの夫々が通信路BUS2全体における通信プロトコルをCANからCAN FDに切り替える。
このように、通信プロトコル切替部5Ha,5Hb,5Hcの夫々は、トラフィック判断部5Gaにより混雑状態であると判断された場合には、通信路BUS2における通信プロトコルをCAN からCAN FDに切り替える。
即ち、CANからCANよりも高速な通信プロトコルに切り替えられるので、通信路BUS2内のデータをただちに伝送できる。このため、通信路BUS2のトラフィック増加により通信遅延が生じた場合に、当該通信遅延を通信路BUS2の混雑状態が長びく前に解消できる。
次いで、図3のフローチャートにおいて、ステップS6→ステップS7→ステップS8→ステップS9→ステップS10へと進む。そして、ステップS10で、迂回用通信路8を介してECU4B,4Cから通信路BUS2へのデータ転送が開始される。その後、図3のフローチャートにおいて、ステップS10からステップS11に進む。
このように、通信路BUS2へのデータ転送の開始により、元々通信路BUS2で伝送されていたデータへ、通信路BUS1の通信異常時に通信路BUS2を経由して伝送されるデータが加わることとなる。そして、通信路BUS2全体における通信プロトコルのCANからCAN FDへの切り替え動作が行われた後、通信路BUS2へのデータ転送が開始される。このため、通信路BUS2のトラフィック増加により通信遅延が生じた場合に、当該通信遅延を通信路BUS2の混雑状態が長びく前に解消できる。
なお、ステップS11でNo(通信異常の解消を未検出)の場合、図3のフローチャートにおいて、ステップS1に進み、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6→ステップS7→ステップS8→ステップS9→ステップS10→ステップS11に進む。ステップS11でNoの場合、この流れが繰り返される。
(CANへの切替動作)
ステップS11で、通信路BUS1における通信異常の解消が検出された場合、図3のフローチャートにおいて、ステップS11→ステップS12→ステップS13へと進む。そして、ステップS13で、通信路BUS1で伝送すべきデータの通信プロトコルがCAN FDからCANに戻される。そして、迂回用通信路8を介したECU4B,4Cから通信路BUS2へのデータ転送が停止されると、図3のフローチャートにおいて、ステップS13→ステップS14→ステップS15→ステップS16へと進む。
ステップS15では、通信路BUS2側のECU5Aにおいて、通信路BUS1における通信異常の解消を示す通信異常の解消通知が受信される。次いで、ステップS16では、この通信異常の解消通知をもって、ECU5Aのトラフィック判断部5Gaは、通信路BUS2で発生し得るトラフィックの非混雑状態を認識する。即ち、実施例1では、通信路BUS1における通信異常の解消通知をもって、通信路BUS2側でのトラフィックが非混雑状態に至ると判断される。この判断の後、図3のフローチャートにおいて、ステップS16→ステップS17→ステップS18へと進む。そして、ステップS18で、通信プロトコル切替部5Ha,5Hb,5Hcの夫々が通信路BUS2全体における通信プロトコルをCAN FDからCANに戻した後、ステップS18からエンドへ進む。
このように、通信プロトコル切替部5Ha,5Hb,5Hcの夫々は、トラフィック判断部5Gaにより非混雑状態であると判断された場合には、通信路BUS2における通信プロトコルをCAN FDからCANに戻す。
即ち、通信路BUS2における通信プロトコルが高速プロトコルよりも低消費電力でデータ通信可能なCANに戻される。このため、通信制御用システム1における消費電力の増加を抑制できる。
[データ通信処理での特徴的作用]
実施例1では、トラフィック判断部5Gaにより通信路BUS1上におけるトラフィックが混雑状態と判断された場合には、通信プロトコル切替部5Ha,5Hb,5Hcの夫々により通信路BUS2における通信プロトコルがCANよりも高速なデータ通信を実行可能とするCAN FDに切り替えられる。
即ち、CANからCANよりも高速な通信プロトコルに切り替えられるので、通信路BUS2内のデータをただちに伝送できる。
その結果、通信路BUS2のトラフィック増加により通信遅延が生じた場合に、当該通信遅延を通信路BUS2の混雑状態が長びく前に解消できる。
実施例1では、通信プロトコル切替部5Ha,5Hb,5Hcの夫々により、CANからCANよりも高速な通信プロトコルに切り替えられた後、トラフィック判断部5Gaにより非混雑状態であると判断された場合には、通信路BUS2における通信プロトコルが高速プロトコルからCANに戻される。
即ち、通信プロトコルが高速プロトコルよりも低消費電力でデータ通信可能なCANに戻される。
その結果、通信制御用システム1における消費電力の増加を抑制できる。
実施例1では、また、ラフィック判断部5Gaにおいて、情報受信部5Daにより通信路BUS1における通信異常情報が迂回用通信路8を介して受信された場合に、通信路BUS2におけるトラフィックの状態が混雑状態であると判断される。
即ち、通信異常情報の通知をもって、通信路BUS2で発生し得るトラフィックの混雑状態が認識される。
その結果、通信路BUS2上におけるトラフィックの状態が混雑状態となり得る場合に限り、通信路BUS2における通信プロトコルをCANからCAN FDに切り替えることができる。
実施例1では、高速プロトコルはCAN FDである。
即ち、高速プロトコルとしてCANと物理層が共通する(物理層に互換性のある)CAN FDが用いられる。
その結果、ソフトウェア上の切り替え処理のみで高速通信を実現できる。
次に、効果を説明する。
実施例1の通信制御用コントローラ及び通信制御用システムにあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 通信路(通信路BUS1)上に接続された複数のコントローラ(ECU5B,5C)との間で通信プロトコルにCANを用いて相互にデータ通信を行う通信制御用コントローラ(ECU5A)において、
通信路(通信路BUS2)におけるトラフィックの状態が混雑状態か非混雑状態かを判断するトラフィック判断部(トラフィック判断部5Ga)を有し、
トラフィック判断部(トラフィック判断部5Ga)が混雑状態であると判断した場合には、通信路(通信路BUS2)における通信プロトコルをCANからCANと物理層が共通し且つCANよりも高速なデータ通信を実行可能とする高速プロトコルに切り替える通信プロトコル切替部(通信プロトコル切替部5Ha)とを備える。
このため、通信路(通信路BUS2)のトラフィック増加により通信遅延が生じた場合に、当該通信遅延を通信路(通信路BUS2)の混雑状態が長びく前に解消する通信制御用コントローラを提供することができる。
(2) 通信プロトコル切替部(通信プロトコル切替部5Ha)は、
高速プロトコルに切り替えた後、トラフィック判断部(トラフィック判断部5Ga)が非混雑状態であると判断した場合には、通信路(通信路BUS2)における通信プロトコルを高速プロトコルからCANに戻す。
このため、(1)の効果に加え、通信制御用コントローラ(ECU5A)における消費電力の増加を抑制できる。
(3) 高速プロトコルはCAN FDである。
このため、(1)または(2)の効果に加え、ソフトウェア上の切り替え処理のみで高速通信を実現できる。
(4) 複数の通信路(通信路BUS1〜BUS4)が接続されたコントローラ中継装置(ゲートウェイGW2)と、複数の通信路(通信路BUS1〜BUS4)の夫々に接続された複数のコントローラ(ECU4〜7)とを備えた通信制御用システムにおいて、
複数の通信路(通信路BUS1〜BUS4)のうち関連付けられた第1通信路(通信路BUS1)および第2通信路(通信路BUS2)において、第1通信路(通信路BUS1)上に接続された複数のコントローラ(ECU4B,4C)との間で通信プロトコルにCANを用いて相互にデータ通信を行う第1通信制御用コントローラ(ECU4A)と、
第2通信路(通信路BUS2)上に接続された複数のコントローラ(ECU5B,5C)との間で通信プロトコルにCANを用いて相互にデータ通信を行う第2通信制御用コントローラ(ECU5A)とを備え、
第1通信制御用コントローラ(ECU4A)および第2通信制御用コントローラ(ECU5A)の夫々は、
第1通信路(通信路BUS1)および第2通信路(通信路BUS2)の夫々におけるトラフィックの状態が混雑状態か非混雑状態かを判断するトラフィック判断部(トラフィック判断部4Ga,5Ga)と、
夫々のトラフィック判断部(トラフィック判断部4Ga,5Ga)により混雑状態であると判断した場合には、第1通信路(通信路BUS1)および第2通信路(通信路BUS2)の夫々における通信プロトコルをCANからCANと物理層が共通し且つCANよりも高速なデータ通信を実行可能とする高速プロトコルに切り替える通信プロトコル切替部(通信プロトコル切替部4Ha,5Ha)とを備える。
このため、第1通信路(通信路BUS1)および第2通信路(通信路BUS2)の夫々におけるトラフィック増加による通信遅延を通信路の混雑状態が長びく前に解消できる。
(5) 第1通信路(通信路BUS1)および第2通信路(通信路BUS2)のいずれか一方の通信路と、他方の通信路上に接続された複数のコントローラと、を接続する迂回用通信路(迂回用通信路8)を備え、
第1通信制御用コントローラ(ECU4A)および第2通信制御用コントローラ(ECU5A)の夫々は、
第1通信路(通信路BUS1)および第2通信路(通信路BUS2)の夫々における通信異常を検出する通信異常検出部(通信異常検出部4Ea,5Ea)と、
通信異常検出部(通信異常検出部4Ea,5Ea)の夫々が第1通信路(通信路BUS1)および第2通信路(通信路BUS2)の夫々における通信異常を検出した場合には、迂回用通信路(迂回用通信路8)を介して該通信異常を示す通信異常情報を第2通信制御用コントローラ(ECU5A)および第1通信制御用コントローラ(ECU4A)の夫々に送信する情報送信部(情報送信部4Fa,5Fa)と、
迂回用通信路(迂回用通信路8)を介して情報送信部(情報送信部4Fa,5Fa)の夫々により送信される情報を受信する情報受信部(情報受信部5Da,4Da)を備え、
トラフィック判断部(トラフィック判断部4Ga,5Ga)の夫々は、
情報受信部(情報受信部5Da,4Da)の夫々が通信異常情報を受信した場合に、第1通信路(通信路BUS1)および第2通信路(通信路BUS2)の夫々が混雑状態であると判断する。
このため、(4)の効果に加え、第1通信路(通信路BUS1)および第2通信路(通信路BUS2)の夫々におけるトラフィックの状態が混雑状態となり得る場合に限り、通信路における通信プロトコルをCANからCAN FDに切り替えることができる。
(6) 情報送信部(情報送信部4Fa,5Fa)の夫々は、通信異常検出部(通信異常検出部4Ea,5Ea)の夫々による通信異常の解消を検出した場合、迂回用通信路8を介して該通信異常の解消を示す異常解消情報を第2通信制御用コントローラ(ECU5A)および第1通信制御用コントローラ(ECU4A)の夫々に送信し、
通信プロトコル切替部(通信プロトコル切替部5Ha,4Ha)の夫々は、
高速プロトコルに切り替えた後、情報受信部(情報受信部5Da,4Da)の夫々が異常解消情報を受信した場合、第2通信路(通信路BUS2)および第1通信路(通信路BUS1)の夫々における通信プロトコルを高速プロトコルからCANに戻す。
このため、(4)または(5)の効果に加え、通信制御用システム(通信制御用システム1)における消費電力の増加を抑制できる。
(7) 高速プロトコルはCAN FDである。
このため、(4)〜(6)の効果に加え、ソフトウェア上の切り替え処理のみで高速通信を実現できる。
以上、本発明の通信制御用コントローラ及び通信制御用システムを実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、コントローラ中継装置2は、ゲートウェイGWから構成される例を示した。しかしながら、実施例1のような通信制御を行えるのであれば、コントローラ中継装置2はGWでなくても良いし、他種類のコントローラ中継装置でも良い。
実施例1では、通信制御用コントローラを、ECUとする例を示した。しかしながら、実施例1のような通信制御を行えるものであれば、通信制御用コントローラは、ECUでなくても良い。
実施例1では、通信制御用システム1におけるネットワーク・トポロジーはメッシュ型で構成される例を示した。しかしながら、実施例1のような通信制御を行えるものであれば、ネットワーク・トポロジーは、メッシュ型以外の接続形態で構成してもよい。
実施例1では、通信プロトコル切替部5Ha,4Haの夫々は、CANをCAN FDに切り替えたり、CAN FDからCANに戻したりする例を示した。しかしながら、高速プロトコルはCAN FD に限られるものではない。CANと物理層が共通し且つCANよりも高速なデータ通信を実行可能とするものであれば、「自動車用のISO11898-x」でも良く、「車載向けシリアル制御及び通信ネットワーク用のSAEJ1939」等でも良い。
実施例1では、トラフィック判断部4Ga,5Gaは、通信路BUS2,BUS1の夫々における通信異常(通信異常の解消通知)の発生通知をもって、通信路BUS2,BUS1の夫々でのトラフィックが混雑状態(非混雑状態)に至ると判断する例を示した。しかしながら、通信路BUS2,BUS1の夫々でのトラフィックが混雑状態(非混雑状態)に至ると判断できるものであれば、これに限られない。
BUS1 第1通信路
BUS2 第2通信路
1 通信制御用システム
2 ゲートウェイGW(コントローラ中継装置)
4A ECU(第1通信制御用コントローラ)
5A ECU(第2通信制御用コントローラ)
4B、4C、5B、5C ECU(通信制御用コントローラ)
4Da、4Db、4Dc、5Da、5Db、5Dc 情報受信部
4Ea、5Ea 通信異常検出部
4Fa、4Fb、4Fc、5Fa、5Fb、5Fc 情報送信部
4Ga、5Ga トラフィック判断部
4Ha、4Hb、4Hc、5Ha、5Hb、5Hc 通信プロトコル切替部
8 迂回用通信路

Claims (7)

  1. 通信路上に接続された複数のコントローラとの間で通信プロトコルにCAN(Controller Area Network)を用いて相互にデータ通信を行う通信制御用コントローラにおいて、
    前記通信路におけるトラフィックの状態が混雑状態か非混雑状態かを判断するトラフィック判断部を有し、
    前記トラフィック判断部が混雑状態であると判断した場合には、前記通信路における前記通信プロトコルを前記CANから前記CANと物理層が共通し且つ前記CANよりも高速なデータ通信を実行可能とする高速プロトコルに切り替える通信プロトコル切替部とを備えることを特徴とする通信制御用コントローラ。
  2. 請求項1に記載の通信制御用コントローラにおいて、
    前記通信プロトコル切替部は、
    前記高速プロトコルに切り替えた後、前記トラフィック判断部が非混雑状態であると判断した場合には、前記通信路における通信プロトコルを前記高速プロトコルから前記CANに戻すことを特徴とする通信制御用コントローラ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の通信制御用コントローラにおいて、
    前記高速プロトコルはCAN FD (Controller Area Network With Flexible Data Rate)であることを特徴とする通信制御用コントローラ。
  4. 複数の通信路が接続されたコントローラ中継装置と、前記複数の通信路の夫々に接続された複数のコントローラとを備えた通信制御用システムにおいて、
    前記複数の通信路のうち関連付けられた第1通信路および第2通信路において、前記第1通信路上に接続された複数のコントローラとの間で通信プロトコルにCANを用いて相互にデータ通信を行う第1通信制御用コントローラと、
    前記第2通信路上に接続された複数のコントローラとの間で通信プロトコルに前記CANを用いて相互にデータ通信を行う第2通信制御用コントローラとを備え、
    前記第1通信制御用コントローラおよび前記第2通信制御用コントローラの夫々は、
    前記第1通信路および前記第2通信路の夫々におけるトラフィックの状態が混雑状態か非混雑状態かを判断するトラフィック判断部と、
    夫々の前記トラフィック判断部により混雑状態であると判断した場合には、前記第1通信路および前記第2通信路の夫々における前記通信プロトコルを前記CANから前記CANと物理層が共通し且つ前記CANよりも高速なデータ通信を実行可能とする高速プロトコルに切り替える通信プロトコル切替部とを備えることを特徴とする通信制御用システム。
  5. 請求項4に記載の通信制御用システムにおいて、
    前記第1通信路および前記第2通信路のいずれか一方の通信路と、他方の通信路上に接続された複数のコントローラと、を接続する迂回用通信路を備え、
    前記第1通信制御用コントローラおよび第2通信制御用コントローラの夫々は、
    前記第1通信路および前記第2通信路の夫々における通信異常を検出する通信異常検出部と、
    前記通信異常検出部の夫々が前記第1通信路および前記第2通信路の夫々における通信異常を検出した場合には、前記迂回用通信路を介して該通信異常を示す通信異常情報を前記第2通信制御用コントローラおよび前記第1通信制御用コントローラの夫々に送信する情報送信部と、
    前記迂回用通信路を介して前記情報送信部の夫々により送信される情報を受信する情報受信部を備え、
    前記トラフィック判断部の夫々は、
    前記情報受信部の夫々が前記通信異常情報を受信した場合に、前記第1通信路および前記第2通信路の夫々が前記混雑状態であると判断することを特徴とする通信制御用システム。
  6. 請求項5に記載の通信制御用システムにおいて、
    前記情報送信部の夫々は、前記通信異常検出部の夫々による前記通信異常の解消を検出した場合、前記迂回用通信路を介して該通信異常の解消を示す異常解消情報を前記第1通信制御用コントローラおよび前記第2通信制御用コントローラの夫々に送信し、
    前記通信プロトコル切替部の夫々は、
    前記高速プロトコルに切り替えた後、前記情報受信部の夫々が前記異常解消情報を受信した場合、前記第1通信路および前記第2通信路の夫々における通信プロトコルを前記高速プロトコルから前記CANに戻すことを特徴とする通信制御用システム。
  7. 請求項4乃至請求項6のいずれか一項に記載の通信制御用システムにおいて、
    前記高速プロトコルはCAN FDであることを特徴とする通信制御用システム。
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