JP2017189457A - 処置具挿通具 - Google Patents

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Abstract

【課題】処置具案内部の取り回しが良く、かつ処置具操作部の移動方向と処置具挿通路における処置具の移動方向とが一致することにより処置具の操作性が向上された構成を具備する処置具挿通具を提供する。【解決手段】処置具31を、挿入部2を介して被検体内に案内するチューブ21と、挿入部2に沿って設けられるとともに、チューブ21の一端21aに設けられた処置具保持部22と、処置具保持部22に対して延在方向Eに沿って移動自在に設けられた処置具操作部23と、処置具保持部22内に設けられるとともに処置具操作部23が接続され、処置具操作部23の移動に伴い、延在方向Eに沿って処置具操作部23が移動する方向とは逆方向にチューブ21において処置具31を移動させる移動方向反転部24と、を具備する。【選択図】図1

Description

本発明は、被検体内に挿入される挿入機器の挿入部に取り付けられ、処置具を被検体内に挿入させる処置具挿通具に関する。
近年、被検体内に挿入される挿入機器、例えば内視鏡は、医療分野において広く利用されている。
医療分野において用いられる内視鏡は、細長い挿入部を被検体となる体腔内に挿入することによって、体腔内の臓器を観察したり、必要に応じて内視鏡が具備する処置具挿通路に挿入した処置具を用いて体腔内の臓器の対象部位(以下、処置対象部位と称す)に対して各種処置をしたりすることができる。
尚、体腔内の観察を行う際は、術者は、内視鏡画像を観察しながら、例えば右手で内視鏡の挿入部を把持して挿入部の各種操作を行うとともに、左手で内視鏡の操作部の各種操作を行う手技が一般的である。
また、体腔内の処置対象部位の処置を行う際は、術者は、右手を一旦挿入部から離した後、右手で処置具を把持して、操作部に設けられた処置具挿通路の開口を介して処置具挿通路に処置具を挿入し、該処置具を挿入部の先端に形成された処置具挿通路の先端開口から被検体内に突出させて各種処置を行う手技が一般的である。
ここで、体腔内の処置対象部位に対して処置具を用いて各種処置を行う際、適切な処置を行うためには、術者は内視鏡画像を観察しながら処置対象部位に対して挿入部の先端位置及び処置具の先端位置を微調整する必要が生じる。
ところが、上述したように、術者は、右手で挿入部の各種操作と処置具の各種操作とを選択的に行うことから、処置対象部位に対する挿入部の先端位置及び処置具の先端位置の微調整を同時に行うことが難しいといった問題があった。
また、上述したように、術者は、右手で行う処置具の各種操作を挿入部から右手を離して行わなければならないため、処置対象部位に対する処置具の先端位置の微調整を行っていると、処置対象部位に対する挿入部の先端位置がずれてしまうといった問題もあった。
このような問題に鑑み、特許文献1には、操作部に設けられた処置具挿通路の開口に他端が着脱自在な筒状の処置具案内部と、該処置具案内部の一端に設けられるとともに挿入部の被検体外に位置する部位に取り付けられる、処置具を保持し術者が内視鏡の挿入部とともに把持できる構成の処置具保持部とを具備した、処置具を被検体内に挿入させる処置具挿通具が開示されている。
特許文献1に開示された処置具挿通具においては、処置具保持部が挿入部の被検体外に位置する部位に取り付けられ、処置具案内部の他端が処置具挿通路の開口に装着された状態において、処置具が処置具保持部の挿通口、処置具案内部を介して処置具挿通路に挿入される。その後、挿入部先端の先端開口から被検体内に処置具が突出された状態において、術者は、右手で挿入部を把持したまま右手で処置具保持部に設けられたスライダ等の処置具操作部を用いて処置具の位置調整を行う。このことから、術者は、右手のみで処置対象部位に対する挿入部の先端位置及び処置具の先端位置の微調整を同時に行うことができる。
国際出願公開WO2013/065509号公報
ここで、特許文献1に開示された処置具挿通具においては、挿入部の延在方向に沿った処置具挿通路における処置具の移動方向と、処置具操作部の移動方向とを一致させるため、処置具案内部の一端は、挿入部に装着された処置具保持部に対して、挿入部の挿入方向(以下、前方と称す)における側(以下、処置具保持部の先端側と称す)に接続されている。即ち、処置具保持部の挿通口に対して、処置具は、前方とは反対方向(以下、後方と称す)側から前方に向かって挿通される。
よって、処置具保持部の先端側に処置具案内部の一端が接続された構成においては、処置具案内部の他端が装着された処置具挿通路の開口は処置具保持部よりも後方に位置しているため、処置具案内部を長く形成せざるを得ず、大きなループ形状が出来てしまうばかりか、処置具案内部の取り回しが悪いといった問題があった。
このような問題に鑑み、処置具案内部の一端を処置具保持部における後方側(以下、処置具保持部の基端側と称す)に接続し、処置具案内部を短くするとともに、処置具案内部を挿入部に沿わせて配置させることにより、処置具案内部の取り回しを向上させる構成も考えられる。
しかしながら、この構成においては、処置具保持部において処置具の挿通口が前方を指向してしまうため、挿通口に対して処置具を前方から後方に向かって挿通せざるを得ない。このことから、延在方向に沿った処置具挿通路における処置具の移動方向と、処置具操作部の移動方向とが反対になってしまうため、術者は処置具操作部を用いて直感的な処置具の移動操作を行うことができないといった問題があった。
具体的には、処置具操作部を前方に移動させると処置具は処置具挿通路において後方に移動してしまい、処置具操作部を後方に移動させると処置具は処置具挿通路において前方に移動してしまうことから、処置具操作部の移動方向と処置具の処置具挿通路における移動方向とが一致しないため、術者は違和感を覚えてしまうといった問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、処置具案内部の取り回しが良く、かつ処置具操作部の移動方向と処置具挿通路における処置具の移動方向とが一致することにより処置具の操作性が向上された構成を具備する処置具挿通具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の一態様における処置具挿通具は、被検体内に挿入される挿入機器の挿入部に沿って設けられ、処置具を前記被検体内に挿入させる処置具挿通具であって、前記処置具を、前記挿入部を介して前記被検体内に案内する処置具案内部と、前記挿入部に沿って設けられるとともに、前記処置具案内部の一端に設けられた、前記処置具を保持する処置具保持部と、前記処置具保持部に対して前記挿入部の延在方向に沿って移動自在に設けられた処置具操作部と、前記処置具保持部内に設けられるとともに前記処置具操作部が接続され、前記処置具操作部の移動に伴い、前記延在方向に沿って前記処置具操作部が移動する方向とは逆方向に前記処置具案内部において前記処置具を移動させる移動方向反転部と、を具備する。
本発明によれば、処置具案内部の取り回しが良く、かつ処置具操作部の移動方向と処置具挿通路における処置具の移動方向とが一致することにより処置具の操作性が向上された構成を具備する処置具挿通具を提供することができる。
第1実施の形態の処置具挿通具を内視鏡とともに示す図 図1の挿入部に対して処置具案内部を取り付ける接続部を概略的に示す図 図1中のIII-III線に沿った処置具挿通具の断面を処置具とともに概略的に示す図 図3中のIV-IV線に沿った処置具挿通具の断面を処置具とともに示す図 図3の処置具挿通具の変形例の構成の断面を処置具とともに概略的に示す図 図5中のVI-VI線に沿った処置具挿通具の断面を処置具とともに示す図 図3の処置具挿通具の図5とは別の変形例の構成の断面を処置具とともに概略的に示す図 図7の移動方向反転部を、処置具とともに示す部分斜視図 図8中のIX-IX線に沿った移動方向反転部の断面を処置具とともに示す図 第2実施の形態の処置具挿通具の断面を処置具とともに概略的に示す図 図10中のXI-XI線に沿った処置具挿通具の断面を処置具とともに示す図 第3実施の形態の処置具挿通具の断面を処置具とともに概略的に示す図 図12中のXIII-XIII線に沿った処置具挿通具の断面を処置具とともに示す図 図13の処置具挿通具の移動方向反転部におけるローラをギアから構成した変形例の断面を処置具とともに概略的に示す図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。尚、以下に示す実施の形態において、挿入機器は、内視鏡を例に挙げて説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本実施の形態の処置具挿通具を内視鏡とともに示す図、図2は、図1の挿入部に対して処置具案内部を取り付ける接続部を概略的に示す図である。
図1に示すように、挿入機器である内視鏡1は、被検体内に挿入される挿入部2と、該挿入部2の延在方向Eの基端側(以下、単に基端側と称す)に連設された操作部3と、該操作部3から延出されたユニバーサルコード8と、該ユニバーサルコード8の延出端に設けられたコネクタ9とを具備して主要部が構成されている。尚、コネクタ9を介して、内視鏡1は、制御装置や照明装置等の外部装置と電気的に接続される。
操作部3に、挿入部2の湾曲部2wを上下方向に湾曲させる上下用湾曲操作ノブ4と、湾曲部2wを左右方向に湾曲させる左右用湾曲操作ノブ6とが設けられている。
さらに、操作部3に、上下用湾曲操作ノブ4の回動位置を固定する固定レバー5と、左右用湾曲操作ノブ6の回動位置を固定する固定ノブ7とが設けられている。また、操作部3には、既知の各種操作スイッチ等が設けられている。
尚、操作部3に設けられた各種ノブ4、6、7、レバー5、各種スイッチ等は、例えば術者の左手によって操作される。
挿入部2は、延在方向Eの先端側(以下、単に先端側と称す)から順に、先端部2sと湾曲部2wと可撓管部2kとを具備して構成されており細長に形成されている。尚、挿入部2は、例えば術者の右手によって操作される。
尚、上述とは反対に、挿入部2の各種操作が術者の左手で行われ、操作部3の各種操作が術者の右手で行われても構わない。
湾曲部2wは、上下用湾曲操作ノブ4や左右用湾曲操作ノブ6の回動操作により、例えば上下左右の4方向に湾曲されることにより、先端部2s内に設けられた図示しない撮像ユニットの観察方向を可変したり、被検体内における先端部2sの挿入性を向上させたりするものである。さらに、可撓管部2kは、湾曲部2wの基端側に連設されている。
また、挿入部2及び操作部3内には、処置具挿通路10が設けられている。処置具挿通路10は、一端が先端部2sの先端面に先端開口10aとして開口されており、他端が操作部3に挿通口10bとして開口されている。
尚、その他の内視鏡1の構成は、一般的な内視鏡の構成と同じであるため、その詳しい説明は省略する。
処置具挿通具20は、挿入部2に取り付けられ、被検体内を処置する処置具31を被検体内へと挿入させるものである。
尚、本実施の形態においては、処置具が1本の場合を例に挙げて示しているが、処置具挿通具20は、複数本や複数種類の処置具を選択的に被検体内へと挿入するものであっても構わない。
処置具挿通具20は、処置具案内部であるチューブ21と、処置具を保持するための処置具保持部22と、処置具操作部23と、移動方向反転部24とを具備して主要部が構成されている。
チューブ21は、処置具31を被検体内に案内する筒状部材であり、例えばテフロン(登録商標)等の樹脂から構成されている。
具体的には、チューブ21は、他端21bが操作部3に設けられた処置具挿通路10の挿通口10bに着脱自在であり、一端21aが処置具保持部22の基端側に接続されている。
チューブ21は、接続後、処置具保持部22内からチューブ21内に挿入された処置具31を、処置具挿通路10を介して先端開口10aから被検体内に突出させて被検体内に案内するものである。
尚、図2に示すように、チューブ21は、挿入部2に沿って処置具保持部22から延出するよう、即ち、挿入部2に沿って位置するよう、接続部30により、挿入部2の可撓管部2kに取り付けられていても構わない。
その結果、チューブ21が挿入部2から離間して弛んでしまうことが防がれる。尚、この場合、接続部30は、挿入部2に対し、延在方向Eに移動自在に取り付けられている。
処置具保持部22は、チューブ21の一端21a側に設けられている。また、処置具保持部22は、挿入部2が被検体内に挿入された際、挿入部2の可撓管部2kにおける被検体外に位置する、例えば図1に示した部位2zに設けられる。
尚、処置具保持部22は、部位2zに対して着脱自在になるよう、挿入部2に沿って(挿入部2に隣接して)設けられる。
この構成により、術者は挿入部2とともに処置具保持部22を把持できるようになっている。また、処置具保持部22は、被検体外に位置する部位2zに装着された後は、部位2zから脱落することがないよう構成されている。
さらに、処置具保持部22は、内部にチューブ21内に連通し、処置具31が通過するとともに処置具操作部23の一部及び移動方向反転部24が位置する後述する空間22i(図3参照)を有し、該空間22iの先端が空間22iへの処置具31の挿通口22pを構成している。即ち、挿通口22pは、挿入部2に処置具保持部22が取り付けられている状態においては、延在方向Eにおける挿入部2の被検体への挿入方向となる前方E1を指向している。
次に、処置具操作部23及び移動方向反転部24の構成について、図3、図4を用いて説明する。
図3は、図1中のIII-III線に沿った処置具挿通具の断面を処置具とともに概略的に示す図、図4は、図3中のIV-IV線に沿った処置具挿通具の断面を処置具とともに示す図である。
図3、図4に示すように、処置具操作部23は、一部が処置具保持部22内に位置しているとともに、処置具保持部22内に位置する部位が、移動方向反転部24に接続され、他の部位が、処置具保持部22に延在方向Eに沿って形成されたスリット22sを介して処置具保持部22外に延出されている。
処置具操作部23は、処置具保持部22に対して延在方向Eに沿って移動自在に設けられており、一部が処置具保持部22内において延在方向Eに沿って移動自在となっている。
即ち、処置具操作部23は、処置具保持部22内からスリット22sを介して延出された部位が術者によって把持された状態において、術者により延在方向Eに移動自在となるよう構成されている。
移動方向反転部24は、処置具保持部22内に設けられているとともに、上述したように処置具操作部23が接続されている。
移動方向反転部24は、処置具操作部23の移動に伴い、延在方向Eに沿って処置具操作部23が移動する方向と逆方向にチューブ21内において処置具31を移動させるものである。
具体的には、移動方向反転部24は、空間22iに設けられた、2つの回動輪41と、該2つの回動輪41間で回動する帯状部材42とを具備して構成されている。
帯状部材42は、一端側の外表面42aに処置具操作部23が接続されており、他端側の外表面42bが処置具31の外周面に固定された円筒状の固定具32に接触する構成を有している。
尚、外表面42bの固定具32に対する摩擦力を増やすため、外表面42bに滑り止め加工が施されていたり、凹凸形状が形成されていたりしても構わない。
このことにより、上述したように、処置具保持部22の空間22iに対して、処置具31は、先端側の挿通口22pを介して前方E1から後方E2に向かって挿入されていることから、処置具操作部23を前方E1に移動させると、外表面42bが接触する処置具31は、チューブ21内において後方E2に移動する。また、処置具操作部23を後方E2に移動させると、外表面42bが接触する処置具31は、チューブ21内において前方E1に移動する。
また、チューブ21の他端は、挿通口10bに装着されていることから、チューブ21内における処置具31の延在方向Eに沿った移動方向と、処置具挿通路10における処置具31の延在方向Eに沿った移動方向とは反転する。このため、延在方向Eに沿って処置具操作部23が移動する方向は、処置具挿通路10において処置具31が移動する方向と一致している。
以上から、術者は、図1に示すように、処置具31の先端31sが、先端開口10aから被検体内に突出されている状態において、内視鏡画像を観察しながら、例えば右手で挿入部2を把持した状態で、延在方向Eに沿って右手で処置具操作部23を延在方向Eの前後に移動させることにより、被検体内に突出された処置具31の先端側の位置を微調整することができる。
具体的には、術者は、挿入部2とともに処置具保持部22を把持した状態で処置具操作部23を前方E1に移動させることにより、被検体内に突出された処置具31の先端側の位置を前方E1に移動させて位置を微調整することができる。また、処置具操作部23を後方E2に移動させることにより、被検体内に突出された処置具31の先端側の位置を後方E2に移動させて位置を微調整することができる。
さらに、同時に、術者は、内視鏡画像を観察しながら、右手で挿入部2の先端部2sの先端の位置を微調整することができる。
尚、その他の処置具挿通具20の構成は、従来と同じであるため、その説明は省略する。
このように、本実施の形態においては、他端21bが挿通口10bに装着されたチューブ21の一端21aは、処置具保持部22の基端側に接続されていると示した。
このことによれば、従来のように、チューブ21の一端21aが処置具保持部22の先端側に接続された構成に比べ、チューブ21の長さを短くすることができるとともに、挿入部2に沿ってチューブ21を位置させることができるため、チューブ21の取り回し性を向上させることができる。
また、本実施の形態においては、処置具保持部22内に、処置具操作部23が接続され、処置具操作部23の移動に伴い処置具操作部が移動する方向と逆方向にチューブ21内において処置具31を移動させる移動方向反転部24が設けられていると示した。
このことによれば、チューブ21の一端21aが処置具保持部22の基端側に接続され、処置具保持部22の空間22i及びチューブ21内に対し、処置具31を前方E1から後方E2に向かって挿入する構成を処置具挿通具20が有していたとしても、移動方向反転部24により、延在方向Eにおける処置具操作部23の移動方向と、チューブ21内における処置具31の移動方向とを反転させることができる。
このため、延在方向Eにおける処置具操作部23の移動方向と、処置具挿通路10における処置具31の移動方向とを一致させることができることから、術者は、処置具31の移動操作を直感的に行うことができるため、処置具31の操作性が向上する。
以上から、チューブ21の取り回しが良く、かつ処置具操作部23の移動方向と処置具挿通路10における処置具31の移動方向とが一致することにより処置具31の操作性が向上された構成を具備する処置具挿通具20を提供することができる。
尚、以下、変形例を、図5、図6を用いて示す。図5は、図3の処置具挿通具の変形例の構成の断面を処置具とともに概略的に示す図、図6は、図5中のVI-VI線に沿った処置具挿通具の断面を処置具とともに示す図である。
図5に示すように、処置具31の外周面に固定された固定具32は、延在方向Eに沿って外表面42bに略等しい長さを有しているとともに、処置具保持部22の底面22tに接触する大きさ、形状に形成されていても良い。
さらに、図6に示すように、固定具32は、外表面42bに接触する部位が平坦面32dに形成されていても良い。尚、その他の構成は、上述した本実施の形態と同じである。
このような構成によれば、固定具32の外表面42bに接触する部位が円弧状を有しているよりも、平坦面32dに形成されているほうが外表面42bとの接触面積が増えるため、外表面42bと固定具32との摩擦力を増やすことができる。
さらに、固定具32は、底面22tに接触していることから、固定具32により空間22iにおいて処置具31が底面22t側にずれてしまうことがないため、より確実に外表面42bを平坦面32dに接触させることができる。
以上から、移動方向反転部24は、本実施の形態よりも確実に、処置具操作部23の移動に伴い、延在方向Eに沿って処置具操作部23が移動する方向と逆方向にチューブ21内において処置具31を移動させることができる。
尚、図5に示すように、固定具32の一部を、底面22tに設けられた段部22dに当接させることにより、固定具32の延在方向Eにおける移動範囲を規定しても良い、即ち、処置具31の延在方向Eにおける移動範囲を規定しても良いことは勿論である。また、その他の効果は、上述した本実施の形態と同じである。
尚、以下、変形例を、図7〜図9を用いて示す。図7は、図3の処置具挿通具の図5とは別の変形例の構成の断面を処置具とともに概略的に示す図、図8は、図7の移動方向反転部を、処置具とともに示す部分斜視図、図9は、図8中のIX-IX線に沿った移動方向反転部の断面を処置具とともに示す図である。
図7〜図9に示すように、移動方向反転部24は、4つの回動輪41と、該4つ回動輪41間で回動する2本の帯状部材42とを具備して構成されていても構わない。
尚、本構成においては、4つの回動輪41の内、2つの回動輪41と、帯状部材42の一部は、空間22iにおいて、処置具31よりも底面22t側にも位置している。
また、処置具31の外周面に固定された固定具32は、脚部32vが帯状部材42における底面22t側の部位42tに接続されている。
さらに、処置具操作部23は、空間22iにおいて、処置具31よりも部位42tとは反対側の部位42jに接続されている。尚、その他の構成は、上述した本実施の形態と同じである。
このような構成によれば、処置具操作部23が延在方向Eに沿って移動操作されると、部位42tに接続された固定具32が処置具操作部23とは反対方向に移動するため、処置具31も反対方向に移動することから、上述した本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(第2実施の形態)
図10は、本実施の形態の処置具挿通具の断面を処置具とともに概略的に示す図、図11は、図10中のXI-XI線に沿った処置具挿通具の断面を処置具とともに示す図である。
この第2実施の形態の処置具挿通具の構成は、上述した図1〜図4に示した第1実施の形態の処置具挿通具と比して、移動方向反転部の構成が異なる。
よって、この相違点のみを説明し、第1実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図10、図11に示すように、本実施の形態においては、移動方向反転部24は、一端52が処置具操作部23に接続され、所定の回動軸51を挟んで二股の他端53が処置具31の外周面に固定された固定具32に接触するリンク機構から構成されている。
尚、回動軸51は、処置具保持部22に予め接合されていても良いし、処置具保持部22に形成されている孔に装脱自在な構成であっても構わない。
リンク機構は、回動軸51を中心とした回動により、延在方向Eにおける一端52の移動方向と他端53の移動方向とを反転させる。
その結果、処置具操作部23を前方E1に移動させると、リンク機構の他端53が接触する処置具31は、回動軸51の時計周りの回転により他端53が後方E2に移動することに伴ってチューブ21内において後方E2に移動する。
また、処置具操作部23を後方E2に移動させると、リンク機構の他端53が接触する処置具31は、回動軸51の反時計周りの回転により他端53が前方E1に移動することに伴ってチューブ21内において前方E1に移動する。
尚、その他の構成は、上述した第1実施の形態と同じである。よって、このように、移動方向反転部24がリンク機構から構成されていたとしても、上述した第1実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施の形態)
図12は、本実施の形態の処置具挿通具の断面を処置具とともに概略的に示す図、図13は、図12中のXIII-XIII線に沿った処置具挿通具の断面を処置具とともに示す図である。
この第3実施の形態の処置具挿通具の構成は、上述した図1〜図4に示した第1実施の形態の処置具挿通具、図10、図11に示した第2実施の形態の処置具挿通具と比して、移動方向反転部の構成が異なる。
よって、この相違点のみを説明し、第1、第2実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図12、図13に示すように、本実施の形態においては、移動方向反転部24は、処置具操作部23及び処置具31の外周面に固定された固定具32に接触する所定の摩擦力を有するローラ60と、該ローラ60の回動軸61とから主要部が構成されている。
尚、回動軸61は、処置具保持部22に予め接合されていても良いし、処置具保持部22に形成されている孔に装脱自在な構成であっても構わない。
ローラ60は、回動軸61を中心とした回動により、処置具操作部23の移動方向と処置具31の移動方向とを反転させる。
その結果、処置具操作部23を前方E1に移動させると、ローラ60が接触する処置具31は、ローラ60の時計周りの回転によりチューブ21内において後方E2に移動する。また、処置具操作部23を後方E2に移動させると、ローラ60が接触する処置具31は、回動軸51の反時計周りの回転により他端53がチューブ21内において前方E1に移動する。
尚、その他の構成は、上述した第1、第2実施の形態と同じである。よって、このように、移動方向反転部24がローラ60から構成されていたとしても、上述した第1実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、以下、変形例を、図14を用いて示す。図14は、図13の処置具挿通具の移動方向反転部におけるローラをギアから構成した変形例の断面を処置具とともに概略的に示す図である。
図14に示すように、移動方向反転部24のローラ60は、ギアから構成されていても構わない。
ギアは、処置具操作部23に設けられた第1のラック23rと、固定具32に設けられた第2のラック32rとに噛合されていることにより、回動により延在方向Eに沿った第1のラック23rの移動方向と第2のラック32rの移動方向とを反転させる。
このような構成によっても、上述した本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
尚、上述した第1〜第3実施の形態においては、処置具操作部23は、処置具31を延在方向Eの前後方向に移動させる際に術者によって操作されると示した。
これに限らず、所定の処置具回動機構により、回動操作されることによって、処置具31の回動操作に用いられて構わないことは勿論である。
また、挿入機器は、内視鏡1を例に挙げて示したが、これに限らず、他の被検体内に処置具とともに挿入される挿入機器にも適用可能であることは云うまでもない。
1…内視鏡(挿入機器)
2…挿入部
2z…挿入部の被検体外に位置する部位
3…操作部
10…処置具挿通路
10b…処置具挿通路の挿通口(開口)
21…チューブ(処置具案内部)
21a…チューブの一端
21b…チューブの他端
22…処置具保持部
22p…処置具保持部の挿通口
23…処置具操作部
23r…第1のラック
24…移動方向反転部
30…接続部
31…処置具
32r…第2のラック
41…回動輪
42…帯状部材
42a…帯状部材の一端側の外表面
42b…帯状部材の他端側の外表面
51…リンク機構の回動軸
52…リンク機構の一端
53…リンク機構の他端
60…ローラ(ギア)
E…延在方向
E1…前方(挿入方向)

Claims (11)

  1. 被検体内に挿入される挿入機器の挿入部に沿って設けられ、処置具を前記被検体内に挿入させる処置具挿通具であって、
    前記処置具を、前記挿入部を介して前記被検体内に案内する処置具案内部と、
    前記挿入部に沿って設けられるとともに、前記処置具案内部の一端に設けられた、前記処置具を保持する処置具保持部と、
    前記処置具保持部に対して前記挿入部の延在方向に沿って移動自在に設けられた処置具操作部と、
    前記処置具保持部内に設けられるとともに前記処置具操作部が接続され、前記処置具操作部の移動に伴い、前記延在方向に沿って前記処置具操作部が移動する方向とは逆方向に前記処置具案内部において前記処置具を移動させる移動方向反転部と、
    を具備することを特徴とする処置具挿通具。
  2. 前記処置具保持部は、前記挿入部が前記被検体内に挿入された際、前記挿入部の前記被検体外に位置する部位に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の処置具挿通具。
  3. 前記処置具操作部は、一部が前記処置具保持部内において移動自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の処置具挿通具。
  4. 前記処置具案内部を前記挿入部に沿って前記処置具保持部から延出するよう前記挿入部に取り付ける接続部をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の処置具挿通具。
  5. 前記処置具案内部の他端は、前記挿入機器における前記挿入部に連設された操作部に設けられた処置具挿通路の開口に着脱自在であることを特徴とする請求項1に記載の処置具挿通具。
  6. 前記処置具保持部に、前記処置具案内部への前記処置具の挿通口が構成されており、
    前記挿通口は、前記延在方向における前記挿入部の前記被検体への挿入方向を指向していることを特徴とする請求項5に記載の処置具挿通具。
  7. 前記延在方向に沿って前記処置具操作部が移動する方向は、前記処置具挿通路において前記処置具が移動する方向に一致していることを特徴とする請求項6に記載の処置具挿通具。
  8. 前記移動方向反転部は、
    2つの回動輪と、
    前記2つの回動輪間で回動するとともに、一端側の外表面が前記処置具操作部に接続され、他端側の外表面が前記処置具に接触される帯状部材と、
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の処置具挿通具。
  9. 前記移動方向反転部は、一端が前記処置具操作部に接続され、所定の回動軸を挟んで他端が前記処置具に接触するリンク機構から構成されており、
    前記リンク機構は、前記回動軸を中心とした回動により、前記延在方向における前記リンク機構の前記一端の移動方向と、前記リンク機構の前記他端と移動方向とを反転させることを特徴とする請求項1に記載の処置具挿通具。
  10. 前記移動方向反転部は、
    前記処置具操作部と前記処置具とに接触するローラを有し、
    前記ローラは、回動により前記延在方向に沿った前記処置具操作部の移動方向と前記処置具の移動方向とを反転させることを特徴とする請求項1に記載の処置具挿通具。
  11. 前記移動方向反転部は、
    前記処置具操作部に設けられた第1のラックと前記処置具に取り付けられた第2のラックとの間に設けられ、前記第1のラック及び前記第2のラックに噛合されるギアを有し、
    前記ギアは、回動により前記延在方向に沿った前記第1のラックの移動方向と前記第2のラックの移動方向とを反転させることを特徴とする請求項1に記載の処置具挿通具。
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