JP2017189898A - 付箋 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の付箋を持つことなく、異なるデザインの付箋紙片を用いることができる付箋を提供すること。
【解決手段】裏面の一部に設けられた粘着層15によって剥離可能に貼着して積層された複数の付箋紙片10を備えた第1付箋3であって、複数の付箋紙片10は、積層方向に接する付箋紙片10同士が、異なる形状の外形輪郭12又は異なる形状の切込み13の少なくとも一方を有する構成とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、裏面の一部に設けられた粘着層によって剥離可能に貼着して積層された複数の付箋紙片を備えた付箋に関する発明である。
従来、外形輪郭が同一形状或いは相似形状の複数の付箋紙片を剥離可能に貼着して積層した付箋が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。また、剥離可能に貼着して積層された複数の付箋紙片を型抜きし、各付箋紙片に同一形状の型抜き部を設けた付箋が知られている(例えば、特許文献3参照)。さらに、複数の付箋紙片を剥離可能に貼着して積層させた付箋パッドを複数重ね合わせ、適当な端部を固定して形成された付箋が知られている(例えば、特許文献4、特許文献5参照)。
実用新案登録第3165261号 特開2012-81654号公報 実用新案登録第3066505号 実用新案登録第3066148号 実用新案登録第3200588号
ところで、従来の付箋では、同じ形状(デザイン)の付箋紙片が積層されているため、多様な形状(デザイン)の付箋紙片を用いるためには、様々な種類の付箋を持つ必要がある。そのため、付箋が嵩張ったり、邪魔になったりする問題が生じる。
また、複数の付箋パッドを重ねて固定することで付箋とした場合では、異なるデザインの付箋紙片を一つにまとめることができる。しかしながら、付箋パッド間では付箋紙片同士が貼着していないため、付箋パッドごとに分離しやすく、結局複数の付箋になってしまうことが考えられる。
そこで、本発明は、複数の付箋を持つことなく、異なるデザインの付箋紙片を用いることができる付箋を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、裏面の一部に設けられた粘着層によって剥離可能に貼着して積層された複数の付箋紙片を備えた付箋であって、複数の付箋紙片は、積層方向に接する付箋紙片同士が、異なる形状の外形輪郭又は異なる形状の切込みの少なくとも一方を有する。
よって、本発明の付箋では、複数の付箋紙片が積層される際、積層方向に接する付箋紙片同士が、異なる形状の外形輪郭又は異なる形状の切込みの少なくとも一方を有している。そのため、付箋紙片を使用する度に、異なる形状(デザイン)の付箋紙片が現れることになり、複数の付箋を持つことなく、異なるデザインの付箋紙片を用いることができる。
実施例1の付箋を示す外観斜視図である。 実施例1の付箋を示す分解斜視図である。 実施例1の付箋紙片のうちの一つを示す斜視図である。 実施例1の付箋の製造方法を示す説明図である。 実施例1の付箋紙片の使用例を示す説明図であり、最表層の付箋紙片の剥離途中を示す斜視図である。 実施例1の付箋紙片の第1使用例を示す説明図であり、(a)は冊子のページ端部に粘着層を貼り付けた通常使用状態を示し、(b)は折り返し領域をページ裏面側に折り込んだ状態を示す。 実施例1の付箋紙片の第2使用例を示す説明図であり、(a)は折り返し領域の折り返し途中を示し、(b)は折り返し領域を折り返した状態を示し、(c)は折り返し領域を切り離した状態を示す。 実施例2の付箋を示す分解斜視図である。 実施例2の第6付箋紙片を示す平面図である。 実施例2の付箋の変形例を示す分解斜視図である。 実施例2の第10付箋紙片を示す平面図である。 実施例2の付箋の使用例を示す斜視図である。 実施例2の変形例の付箋の使用例を示す斜視図である。
以下、本発明の付箋を実施するための形態を、図面に示す実施例1及び実施例2に基づいて説明する。
(実施例1)
まず、実施例1の付箋の構成を、「全体構成」、「付箋紙片の詳細構成」、「付箋の製造方法」に分けて説明する。
[全体構成]
図1は、実施例1の付箋を示す外観斜視図であり、図2は、分解斜視図である。以下、図1及び図2に基づき、実施例1の付箋の全体構成を説明する。
実施例1の付箋帳1は、台紙2と、第1付箋3と、第2付箋4と、を備えている。
前記台紙2は、紙により形成され、第1,第2付箋3,4の最下層に設けられた剥離紙10x(図2参照)が貼着されて、この第1,第2付箋3,4が固定される。この台紙2は、第1,第2付箋3,4よりも大きい面積を有しており、表面や裏面には、任意の図柄や文字等の印刷が施されている。
なお、台紙2は、紙に限定されるものではなく、合成樹脂などのシート、膜、薄板など、厚みが薄い可撓性の面状材であればよい。
前記第1付箋3は、紙により形成された多数の付箋紙片10を積層すると共に、各付箋紙片10の裏面11の一部に設けた粘着層15によって剥離可能に貼着して、多数の付箋紙片10を一体化して形成されている。
ここで、第1付箋3では、多数の付箋紙片10が、図2に示すように、外形輪郭12及び内部の特定領域に沿って設けられた切込み13の両方が異なる3種類の付箋紙片(第1付箋紙片10A、第2付箋紙片10B、第3付箋紙片10C)から構成されている。この第1付箋3では、第1〜第3付箋紙片10A,10B,10Cを、一枚ずつ順に積層し、積層方向に接する付箋紙片10同士が異なる種類となっている。
また、第1付箋3を形成する付箋紙片10は、紙に限定されるものではなく、半透明紙又は合成紙、各種フィルムシート等厚みが薄く、印刷特性を有する面状材であればよい。
前記第2付箋4は、紙により形成された多数の付箋紙片10を積層すると共に、各付箋紙片10の裏面11の一部に設けた粘着層15によって剥離可能に貼着して、多数の付箋紙片10を一体化して形成されている。
ここで、第2付箋4では、多数の付箋紙片10が、図2に示すように、外形輪郭12及び内部の特定領域に沿って設けられた切込み13の両方が異なる2種類の付箋紙片(第4付箋紙片10D、第5付箋紙片10E)から構成されている。この第2付箋4では、第4付箋紙片10Dと第5付箋紙片10Eを、一枚ずつ交互に積層し、積層方向に接する付箋紙片10同士が異なる種類となっている。
また、第2付箋4を形成する付箋紙片10は、紙に限定されるものではなく、半透明紙又は合成紙、各種フィルムシート等厚みが薄く、印刷特性を有する面状材であればよい。
[付箋紙片の詳細構成]
図3は、第1付箋を構成する第1付箋紙片を示す斜視図である。なお、第1付箋紙片10Aと他の付箋紙片(第2〜第5付箋紙片10B〜10E)とは、外形輪郭12及び切込み13の形状が異なるだけで、基本的な構成は同じである。そのため、以下、図3に示す第1付箋紙片10Aに基づき、実施例1の付箋紙片の詳細構成を説明する。
前記第1付箋紙片10A(付箋紙片10)は、貼着領域21と、インデックス領域22と、折り返し領域23と、を有する小紙片である。
前記貼着領域21は、裏面11に粘着層15が設けられた領域である。貼着領域21の裏面11に粘着層15を設けたことにより、第1付箋紙片10Aを、ノート等の他の部材に対して剥離可能に貼り付けることができる。そして、この第1付箋紙片10Aを他の付箋紙片(第2付箋紙片10B,第3付箋紙片10C)と積層したときには、表層側に位置する他の付箋紙片(第3付箋紙片10C)の粘着層15が、この第1付箋紙片10Aの貼着領域21の表面に貼り付けられる。また、下層側に位置する他の付箋紙片(第2付箋紙片10B)の貼着領域21の表面に、この第1付箋紙片10Aの貼着領域21の裏面の粘着層15が貼り付けられる。
なお、粘着層15に使用する接着剤は、澱粉系、蛋白質系、天然ゴム系、さらにアスファルト系などの天然系接着剤や、合成樹脂系でもよいが、好ましくは、接着・剥離が自在に行える高分子ポリマー等を配合した合成ゴム系やアクリル系の感圧性接着剤がよい。また、接着剤は、貼着領域21の全面に塗布していなくてもよく、例えば縞模様や斑点模様に塗布してもよい。
前記インデックス領域22は、裏面11に粘着層15が設けられていない領域であって、一部が貼着領域21と連続すると共に、他の部分が切込み13によって折り返し領域23と区画された領域である。すなわち、インデックス領域22を区画する切込み13は、第1付箋紙片10Aの内部の特定領域(インデックス領域22)の輪郭の一部に沿って設けられており、インデックス領域22は、貼着領域21と連続した一部を残して折り返し領域23から切り離されている。
前記折り返し領域23は、裏面11に粘着層15が設けられていない領域であって、インデックス領域22を取り囲むと共に、一部が貼着領域21と連続した領域である。この折り返し領域23と貼着領域21との境界位置は、ミシン目14によって区画されている。また、この折り返し領域23の外形輪郭12aと、貼着領域21の外形輪郭12bと、によって、第1付箋紙片10Aの外形輪郭12が構成される。
そして、この第1付箋紙片10A、第2付箋紙片10B、第3付箋紙片10C、第4付箋紙片10D、第5付箋紙片10Eは、図2に示すように、互いに折り返し領域23の外形輪郭12aの形状が異なる形状となっている。また、各付箋紙片10A〜10Eの切込み13の形状も、図2に示すように、付箋紙片ごとに異なる形状となっている。
一方、第1付箋紙片10A、第2付箋紙片10B、第3付箋紙片10Cの貼着領域21の形状は同一形状であり、それぞれの貼着領域21の外形輪郭12bも同一形状となっている。また、第4付箋紙片10D及び第5付箋紙片10Eの貼着領域21の形状も同一形状であり、それぞれの貼着領域21の外形輪郭12bが同一形状となっている。
[付箋の製造方法]
図4は、実施例1の付箋の製造方法を示す模式図である。以下、図4に基づいて実施例1の付箋の製造方法を説明する。
実施例1の第1付箋3及び第2付箋4を製造するには、まず、第1付箋3或いは第2付箋4となるロール紙30から紙本体31を引き出し、印刷工程に移行する。印刷は、インクジェット印刷機32によって、貼着領域21、インデックス領域22、折り返し領域23の各領域に行われ、紙本体31の両面に行われる。
続いて、糊付け工程に移行する。糊付け(接着剤Sの塗布)は、紙本体31の下方位置に、垂直方向に配置された一対のローラ33a,33b間に架け渡された糊付けベルト33cを、紙本体31に接触させることで行われる。すなわち、糊付けベルト33cが接触した位置に粘着層15が設けられる。
ここで、下側ローラ33bは、接着剤Sが貯留されたタンク33dの内側に配置されている。そして、一対のローラ33a,33bが回転することで、糊付けベルト33cは、上側ローラ33aから下方に向かって送られ、下側ローラ33bに沿って移動しながら接着剤Sが付着する。そして、接着剤Sが付着したら、この糊付けベルト33cは、下側ローラ33bから上方に向かって送られ、上側ローラ33aに沿って移動しながら紙本体31に接触して接着剤Sを塗布する。
ここで、糊付けベルト33cの表面には、接着剤が付着する糊塗布部が間欠的に形成されていてもよいし、全面に接着剤Sが付着してもよい。糊塗布部を形成した場合には、紙本体31の必要箇所のみに接着剤Sを塗布することができる。
次に、裁断工程に移行する。裁断は、回転盤34aの周面に設けられた複数のカッタ34bによって行われる。ここで、各カッタ34bは、それぞれ異なる形に形成されている。すなわち、紙本体31が移動していく一方で、回転盤34aが回転することで、カッタ34bが紙本体31に接触し、切込みやミシン目が入る。このとき、各カッタ34bがそれぞれ異なる形に形成されていることで、異なる外形輪郭12や切込み13を有する付箋紙片10が連続して形成される。
なお、この裁断工程では、紙本体31の裏面側に下紙となる剥離紙Hが設けられる。この剥離紙Hは、紙本体31の下方位置に設置されたリール34cから送り出され、第1ローラ34dを介して紙本体31の裏面側に貼着される。そして、複数のカッタ34bによって、紙本体31のみが完全に裁断され、剥離紙Hは厚みの三分の一程度が裁断される。これにより、剥離紙Hは切り抜かれず、付箋紙片10を支持することができる。
次に、打抜き・積層工程に移行する。打抜き・積層は、裁断済みの紙本体31及び剥離紙Hを、ニップローラ35aによって上側から、第2ローラ34eによって下側から挟持し、積層台35cへと搬送する。このとき、積層台35cの上方位置にはエア噴射部35dが設けられ、このエア噴射部35dから下方に向けてエアが噴射され続けている。一方、裁断工程にて紙本体31に貼着された剥離紙Hは、ニップローラ35aと第2ローラ34eの間から送り出されると同時に、第2ローラ34eに沿って下方に向かって送り出され、紙本体31から剥離される。
そのため、ニップローラ35aと第2ローラ34eの間から送り出された紙本体31から、エアによって付箋紙片10が抜き取られ、付箋紙片10のみが積層台35c上に積層されていく。このとき、積層台35cの位置及びエア噴射部35dの位置を固定とすることで、各付箋紙片10は、同一の位置に積層される。また、予め積層台35cに剥離紙10xを設置しておくことで、剥離紙10x上に付箋紙片10を積層していくことができる。そして、積層されると同時に粘着層15が下層側の付箋紙片10に貼着され、固定される。これにより、一枚ごとに異なる形状の付箋紙片10が積層された第1付箋3或いは第2付箋4が製造される。
また、ここでは、抜き取られた付箋紙片10の一部が、紙本体31から剥離された剥離紙Hに仮着されて下方へと移動することにより、各付箋紙片10の端面を高精度で揃えることができる。また、打抜き・積層工程で付箋紙片10が抜き取られた後の紙本体31は、抜きカスとして巻取リール36により巻き取られる。
次に、実施例1の付箋の「異種類付箋紙片使用作用」と「付箋紙片の使用例」を説明する。
[異種類付箋紙片使用作用]
実施例1の付箋帳1では、図1に示すように、一つの台紙2に対して第1付箋3と第2付箋4とが固定されている。
ここで、第1付箋3は、外形輪郭12及び内部の特定領域に沿って設けられた切込み13の両方が異なる3種類の付箋紙片(第1付箋紙片10A、第2付箋紙片10B、第3付箋紙片10C)から構成され、この3種類の付箋紙片(第1〜第3付箋紙片10A,10B,10C)が、一枚ずつ順に積層し、積層方向に接する付箋紙片10同士が異なる種類となっている。
また、第2付箋4は、外形輪郭12及び内部の特定領域に沿って設けられた切込み13の両方が異なる2種類の付箋紙片(第4付箋紙片10D、第5付箋紙片10E)から構成され、この2種類の付箋紙片(第4,第5付箋紙片10D,10E)が、一枚ずつ交互に積層し、積層方向に接する付箋紙片10同士が異なる種類となっている。
これにより、図5に示すように、第1付箋3の最表層に位置する第1付箋紙片10Aを使用するために剥離すると、第1付箋3の最表層には第2付箋紙片10Bが現れる。そのため、第1付箋紙片10Aを使用した後、第2付箋紙片10Bを使用することができる。さらに、第2付箋紙片10Bを使用するために剥離すれば、第1付箋3の最表層には第3付箋紙片10Cが現れ、第2付箋紙片10Bの次に第3付箋紙片10Cを使用することができる。
このように、第1付箋3を使用する際、異なる3種類の付箋紙片(第1〜第3付箋紙片10A,10B,10C)が順に最表層に現れる。このため、複数の付箋を持つことなく、異なるデザインの付箋紙片(第1〜第3付箋紙片10A,10B,10C)を用いることができる。
また、第2付箋4においても、図示しないが、第4付箋紙片10Dと第5付箋紙片10Eとが交互に最表層に現れる。このため、複数の付箋を持つことなく、外形輪郭12及び切込み13の両方が異なる2種類の付箋紙片(第4,第5付箋紙片10D,10E)を用いることができる。
すなわち、実施例1の付箋帳1においては、台紙2に2つの付箋(第1付箋3、第2付箋4)が固定されているが、付箋紙片10の種類としては5種類である。そのため、2つの付箋(第1付箋3、第2付箋4)を持つだけで、5種類の付箋紙片(第1〜第5付箋紙片10A〜10E)を順に使用することができる。
そして、この実施例1の第1付箋3及び第2付箋4では、いずれも外形輪郭12のうち、折り返し領域23の外形輪郭12aの形状が異なる形状であって、貼着領域21の外形輪郭12bが同一形状となっている。
つまり、第1〜第3付箋紙片10A,10B,10C、或いは、第4,第5付箋紙片10D,10Eは、それぞれ粘着層15が設けられた領域(貼着領域21)の外形輪郭12aが同一形状であり、粘着層15が設けられていない領域(折り返し領域23)の外形輪郭12bが異なっている。
そのため、各付箋紙片10を異なるデザインにしつつ、付箋紙片10同士が貼着する貼着領域21の形状が同一になるので、図1等に示すように、積層したときの貼着領域21のはみ出しが生じることがない。これにより、貼着領域21の全面に粘着層15を設けることができ、付箋紙片10の貼着力を向上することができる。
[付箋紙片の使用例]
図6及び図7は、実施例1の付箋紙片の使用例を示す説明図であり、図6(a)は通常使用状態を示し、図6(b)は折り返し領域を裏側に折り込んだ状態を示す。また、図7(a)は折り返し領域を表側に折り返す途中状態を示し、図7(b)は折り返し領域を表側に折り返した状態を示し、図7(c)は折り返し領域を切り取った状態を示す。以下、図6及び図7に基づき、実施例1の付箋における付箋紙片の使用例を説明する。
実施例1の第1付箋3或いは第2付箋4を構成する各付箋紙片10(第1〜第5付箋紙片10A〜10E)は、いずれも付箋紙片10の内部の特定領域(インデックス領域22)の輪郭の一部に沿って設けられた切込み13を有しており、特定領域であるインデックス領域22が、一部を残して付箋紙片10から切り離されている。
そのため、インデックス領域22の周囲を取り囲む折り返し領域23を設けることができる。そして、この折り返し領域23を設けたことで、図3に示すように、折り返し領域23がインデックス領域22を取り囲んだ通常状態から、ミシン目14を起点に折り返し領域23だけを折り返し、インデックス領域22のみを突出させることができる。
すなわち、図6(a)に示すように、この付箋紙片10をノートや本等の冊子Sのページ端部Pに貼り付ける。このとき、ミシン目14を冊子Sのページ端部Pに合わせ、折り返し領域23がページ端部から突出するようにする。
これにより、付箋紙片10は、一般的な付箋紙片と同様に、この付箋紙片10の表側を目印やメモ書き等に使用することができる。また、図6(b)に示すように、ミシン目14を起点に折り返し領域23を裏面側に折り返し、ページ端部Pの裏側に折り込むと、ページ端部Pからインデックス領域22のみを突出させることができる。これにより、ページ端部Pからの付箋紙片10の突出長さを短縮しつつ、この付箋紙片10の折り返し領域23が冊子Sの紙面を邪魔することを防止できる。
また、折り返し領域23を付箋紙片10の裏面側に折り返し、ページ端部Pの裏側に折り込んだときには、ページ端部Pが貼着領域21と折り返し領域22によって挟まれる。そのため、貼着領域21の位置がずれにくくなり、インデックス領域22の突出長さを安定させることができる。
さらに、図7(a)に示すように、ミシン目14を起点に折り返し領域23を表面側に折り返し、図7(b)に示すように、貼着領域21に折り返し領域23が重なった状態で、インデックス領域22のみを突出させることができる。これにより、図3に示した通常状態に対して、図7(b)に示すように表示形態を容易に異ならせることができる。
この結果、例えば未処理状態から処理状態を示す場合等に、簡単に表示内容を示すことができ、付箋紙片10の利便性を向上することができる。
また、折り返し領域23を表側に折り返した場合では、図7(b)に示すように、折り返し領域23の裏面23aを露出させることができる。そのため、この折り返し領域23には、折り返し前に露出している表面23bと、裏面23aの両方にメモ書きをすることができる。
さらに、この折り返し領域23が、切込み13及びミシン目14によって区画されているので、図7(c)に示すように、貼着領域21及びインデックス領域22から、折り返し領域23のみを容易に切り離すことができる。
これにより、折り返し領域23に記載したメモが不要になれば、簡単に切り離して廃棄することができるし、折り返し領域23をメモ用紙として活用することもできる。また、折り返し領域23を切り離しても、貼着領域21及びインデックス領域22は、通常の付箋紙片として利用することができる。
そして、この実施例1では、切込み13が、粘着層15が設けられていない領域に形成されている(図3参照)。このため、この切込み13によって区画される折り返し領域23の裏面には、粘着層15が設けられることがなくなり、折り返し領域23が貼り付けられることがない。これにより、この折り返し領域23を容易に折り返すことができる。
次に、効果を説明する。
実施例1の付箋にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 裏面の一部に設けられた粘着層15によって剥離可能に貼着して積層された複数の付箋紙片10を備えた付箋(第1付箋3)であって、
前記複数の付箋紙片10は、積層方向に接する付箋紙片10同士が、異なる形状の外形輪郭12又は異なる形状の切込み13の少なくとも一方を有する構成とした。
これにより、複数の付箋を持つことなく、様々な種類の付箋紙片10を利用することができる。
(2) 前記複数の付箋紙片10は、それぞれの外形輪郭12のうち、前記粘着層15が設けられた領域(貼着領域21)に沿った部分の外形輪郭12aが同一形状になっている構成とした。
これにより、(1)の効果に加え、貼着領域21の全面に粘着層15を設けることができ、付箋紙片10の貼着力を向上することができる。
(3) 前記切込み13は、前記付箋紙片10の内部の特定領域(インデックス領域22)の一部に沿って設けられている構成とした。
これにより、(1)又は(2)の効果に加え、切込み13によって特定領域(インデックス領域22)の周囲を取り囲む折り返し領域23を設けることができ、この折り返し領域23を利用することで付箋紙片10の利便性を向上することができる。
(4) 前記切込み13は、前記粘着層15が設けられていない領域に形成されている構成とした。
これにより、(3)の効果に加え、特定領域(インデックス領域22)の周囲を取り囲む折り返し領域23を容易に折り返すことができる。
(実施例2)
実施例2は、付箋紙片に形成された切込みによって、付箋紙片の内部の一部領域を切抜可能にした例である。
図8は、実施例2の付箋を示す分解斜視図である。図9は、実施例2の第6付箋紙片を示す平面図である。以下、図8及び図9に基づき、実施例2の付箋の構成を説明する。
実施例2の付箋5は、台紙2と、多数の付箋紙片10と、を備えている。ここで、台紙2については、実施例1と同様であるため、詳細な説明を省略する。また、多数の付箋紙片10は、ここでは半透明紙により形成された紙片であり、積層されている。また、この付箋5は、各付箋紙片10の裏面11の一部に設けた粘着層15によって剥離可能に貼着して、多数の付箋紙片10を一体化して形成されている。
なお、付箋5を形成する各付箋紙片10は、半透明紙に限定されるものではなく、一般的な紙又は合成紙、各種フィルムシート等厚みが薄く、印刷特性を有する面状材であればよい。
ここで前記付箋5では、多数の付箋紙片10が、図8に示すように、外形輪郭12の形状が異なり、内部の特定領域に沿って設けられた切込み13Aの形状が同一の4種類の付箋紙片(第6付箋紙片10F、第7付箋紙片10G、第8付箋紙片10H、第9付箋紙片10J)から構成されている。この付箋5では、第6〜第9付箋紙片10F,10G,10H,10Jを、一枚ずつ順に積層し、積層方向に接する付箋紙片10同士が異なる種類となっている。
前記第6付箋紙片10F(付箋紙片10)は、貼着領域31と、切抜領域32と、付箋領域33と、を有する小紙片である。ここで、第6付箋紙片10Fと他の付箋紙片(第7〜第9付箋紙片10G〜10J)とは、外形輪郭12の形状が異なるだけで、基本的な構成は同じである。そのため、以下、図9に示す第6付箋紙片10Fに基づき、実施例2の付箋紙片の詳細構成を説明する。
前記貼着領域31は、裏面11に粘着層15が設けられた領域である。この実施例2では、貼着領域31は、第6付箋紙片10Fに2ヵ所設けられている。一方の貼着領域31は、切抜領域32と重複している。
この貼着領域31の裏面11に粘着層15を設けたことにより、第6付箋紙片10をノート等の他の部材に対して剥離可能に貼り付けることができる。そして、この第6付箋紙片10Fを他の付箋紙片(第7〜第9付箋紙片10G〜10J)と積層したときには、表層側に位置する他の付箋紙片(第9付箋紙片10J)の粘着層15が、この第6付箋紙片10Fの貼着領域31の表面に貼り付けられる。また、下層側に位置する他の付箋紙片(第7付箋紙片10G)の貼着領域31の表面に、この第6付箋紙片10Fの貼着領域31の裏面の粘着層15が貼り付けられる。
前記切抜領域32は、第6付箋紙片10Fの内部の特定領域の輪郭に沿って設けられた切込み13Aによって区画された領域であり、この切込み13Aによって全周が囲まれて第6付箋紙片10Fから切抜可能になっている。なお、この実施例2では、切込み13Aは一部にアンカット部を有しており、切抜領域32が第6付箋紙片10Fから切り離されてしまうことが防止されている。
また、切抜領域32は、一部が貼着領域31と重複しており、裏面の一部に粘着層15が設けられている。つまり、粘着層15は、切込み13Aによって囲まれた切抜領域32の一部と、その周囲領域の一部とにそれぞれ設けられている。
さらに、この実施例2では、切抜領域32の内部が、複数のミシン目16によって区画されている。そして、このミシン目16により、切抜領域32は、複数に容易に分割可能となっている。
前記付箋領域33は、裏面11に粘着層15が設けられていない領域であって、一部が貼着領域31と連続した領域である。この付箋領域33と貼着領域31との境界位置は、区画されておらず、表面的には一体になっている。また、この付箋領域33の外形輪郭12aと、貼着領域31の外形輪郭12bと、によって、第6付箋紙片10Fの外形輪郭12が構成される。なお、この実施例2では、複数の付箋領域33が形成されている。
そして、この第6付箋紙片10Fと、第7〜第9付箋紙片10G〜10Jは、図9に示すように、互いに付箋領域33のうちの一部の外形輪郭12aの形状が異なる形状となっている。
一方、第6付箋紙片10Fと、第7〜第9付箋紙片10G〜10Jは、貼着領域31及び切抜領域32の形状については同一形状であり、各付箋紙片10F〜10Jの貼着領域31の外形輪郭12bも同一形状となっている。
さらに、同様の構成を有する付箋の例として、図10に示すようなものも考えられる。この付箋6は、図10に示すように、多数の付箋紙片10が、外形輪郭12及び内部の特定領域に沿って設けられた切込み13Aの形状が異なっている6種類の付箋紙片(第10付箋紙片10K、第11付箋紙片10M、第12付箋紙片10N、第13付箋紙片10P、第14付箋紙片10Q、第15付箋紙片10R)から構成されている。この付箋6においても、第10〜第15付箋紙片10K〜10Rを、一枚ずつ順に積層し、積層方向に接する付箋紙片10同士が異なる種類となっている。
前記第10付箋紙片10K(付箋紙片10)は、図11に示すように、貼着領域31と、切抜領域32と、付箋領域33と、を有する小紙片である。ここで、第10付箋紙片10Kと他の付箋紙片(第11〜第15付箋紙片10M〜10R)とは、外形輪郭12及び切込み13Aの形状が異なるだけで、基本的な構成は同じである。
そして、この第10付箋紙片10Kと、上述の第6付箋紙片10Fとの違いは、切込み13Aの形状が、他の付箋紙片と同一形状であるか否か、という点にある。
すなわち、第10〜第15付箋紙片10K〜10Rでは、互いの貼着領域31は同一形状となっている。一方、切込み13Aによって区画された領域である切抜領域32は、それぞれ第10〜第15付箋紙片10K〜10Rごとに異なる形状となっている。しかも、ここでは各付箋紙片10K〜10Rごとに、それぞれ二つの切抜領域32が形成されている。なお、各切抜領域32の一部が貼着領域31と重複している点は、上述の第6付箋紙片10Fと同様である。
そして、付箋領域33についても、第10〜第15付箋紙片10K〜10Rごとに一部の外形形状が異なっている。
次に、この実施例2の付箋5及び付箋6における各付箋紙片10F〜10Rの使用例を、図12及び図13に基づいて説明する。
すなわち、第9付箋紙片10Jは、図12に示すように、ノートや本等の冊子Sのページ端部Pに貼り付けたときには、一般的な付箋紙片と同様に、この第9付箋紙片10Jの表側を目印やメモ書き等に使用することができる。
また、ページ端部Pに貼り付けた際、付箋領域33の一部をページ端部Pから突出させれば、冊子Sを閉じた状態でも、付箋領域33がページ端部Pからはみ出して、インデックスとして使用することができる。
一方、切抜領域32は、第9付箋紙片10Jを冊子Sに貼り付ける前に切り抜いておくことで、切抜領域32を付箋領域33から独立した紙片としてメモや目印に使用することができる。また、この切抜領域32は一部が貼着領域31と重複し、裏面の一部に粘着層15が設けられている。そのため、切抜領域32を、シールとして使用したり、単体で一般的な付箋と同様の使い方をすることができる。また、ミシン目16から切り離して、複数に分割して使用することも可能である。
なお、切抜領域32は、第9付箋紙片10Jを冊子Sに貼り付けた後であっても、適宜切抜可能であるし、図12に示すように、ミシン目16によって分割された一部の切抜領域32のみを切り抜くことも可能である。
なお、この第9付箋紙片10Jと同様の構成を有する第6付箋紙片10F〜第8付箋紙片10Hも、同じような使い方をすることができる。
また、第10付箋紙片10Kは、図13に示すように、ノートや本等の冊子Sのページ端部Pに貼り付けて、一般的な付箋紙片と同様に、この第10付箋紙片10Kの表側を目印やメモ書き等に使用することができる。
また、ページ端部Pに貼り付けた際、付箋領域33の一部をページ端部Pから突出させれば、冊子Sを閉じた状態でも、付箋領域33がページ端部Pからはみ出して、インデックスとして使用することができる。
一方、切抜領域32は、第10付箋紙片10Kを冊子Sに貼り付ける前に切り抜いておくことで、この切抜領域32をシールとして使用したり、単体で一般的な付箋と同様の使い方をすることができる。また、切抜領域32を冊子Sの紙面に張り付けた状態で、一部を折ってから起立させて使用することもできる。
なお、切抜領域32は、第10付箋紙片10Kを冊子Sに貼り付けた後であっても、適宜切抜可能である。
なお、この第10付箋紙片10Kと同様の構成を有する第11付箋紙片10M〜第15付箋紙片10Rも、同じような使い方をすることができる。このとき、切抜領域32の形状がそれぞれの付箋紙片ごとに異なっているので、切抜領域32の種類にバリエーションを持たせることができる。
すなわち、この実施例2の付箋にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(5) 前記切込み13Aは、前記付箋紙片(第6付箋紙片10F)の内部に設定された特定領域(切抜領域32)に沿って設けられ、前記特定領域(切抜領域32)を前記付箋紙片(第6付箋紙片10F)から切抜可能とする構成とした。
これにより、付箋紙片(第6付箋紙片10F)の一部を切り抜いてメモやシールとして利用することができる。
(6) 前記粘着層15は、前記切込み13Aによって囲まれた特定領域(切抜領域32)の裏面の一部及び前記特定領域(切抜領域32)の周囲領域の裏面の一部に設けられている構成とした。
これにより、切込み13Aによって囲まれた特定領域(切抜領域32)をシールとして使用したり、単体で一般的な付箋として使用することができる。また、特定領域(切抜領域32)の周囲領域も一般的な付箋として使用することができる。
以上、本発明の付箋を実施例1及び実施例2に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
上記実施例1では、付箋紙片10の折り返し領域23の外形輪郭12bと、切込み13の両方を、第1〜第5付箋紙片10A〜10Eにおいて異ならせる例を示したが、これに限らない。
例えば、切込み13の形状のみが、第1〜第5付箋紙片10A〜10Eごとに異なっていてもよいし、折り返し領域23の外形輪郭12bの形状のみが、第1〜第5付箋紙片10A〜10Eごとに異なっていてもよい。
また、実施例1では、第1〜第5付箋紙片10A〜10Eのいずれにおいても切込み13を設ける構成としたが、切込み13を設けていなくてもよい。
さらに、この実施例1では、第1付箋3が3種類の付箋紙片(第1〜第3付箋紙片10A,10B,10C)によって構成され、第2付箋4が2種類の付箋紙片(第4,第5付箋紙片10D,10E)によって構成される例を示した。しかしながら、付箋紙片の種類は任意に設定することができ、1枚ごとに異なる種類の付箋紙片を積層していればよい。
そして、実施例1では、貼着領域21と折り返し領域23との境界位置にミシン目14を設け、折り返し領域23が容易に折り返せる構成としたが、これに限らない。貼着領域21とインデックス領域22との境界位置にミシン目を設け、インデックス領域を容易に折り返しや切り取り可能としてもよい。
また、貼着領域21と折り返し領域23との境界位置や、貼着領域21とインデックス領域22との境界位置にエンボス加工による折曲線を設けてもよい。
1 付箋帳
2 台紙
3 第1付箋
4 第2付箋
10 付箋紙片
10A 第1付箋紙片
10B 第2付箋紙片
10C 第3付箋紙片
11 裏面
12 外形輪郭
12a 折り返し領域の外形輪郭
12b 貼着領域の外形輪郭
13 切込み
14 ミシン目
15 粘着層
21 貼着領域
22 インデックス領域
23 折り返し領域

Claims (6)

  1. 裏面の一部に設けられた粘着層によって剥離可能に貼着して積層された複数の付箋紙片を備えた付箋であって、
    前記複数の付箋紙片は、積層方向に接する付箋紙片同士が、異なる形状の外形輪郭又は異なる形状の切込みの少なくとも一方を有する
    ことを特徴とする付箋。
  2. 請求項1に記載された付箋において、
    前記複数の付箋紙片は、それぞれの外形輪郭のうち、前記粘着層が設けられた領域に沿った部分が同一形状になっている
    ことを特徴とする付箋。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された付箋において、
    前記切込みは、前記付箋紙片の内部の特定領域の一部に沿って設けられている
    ことを特徴とする付箋。
  4. 請求項3に記載された付箋において、
    前記切込みは、前記粘着層が設けられていない領域に形成されている
    ことを特徴とする付箋。
  5. 請求項1又は請求項2に記載された付箋において、
    前記切込みは、前記付箋紙片の内部に設定された特定領域に沿って設けられ、前記特定領域を前記付箋紙片から切抜可能とする
    ことを特徴とする付箋。
  6. 請求項5に記載された付箋において、
    前記粘着層は、前記切込みによって囲まれた特定領域の裏面の一部及び前記特定領域の周囲領域の裏面の一部に設けられている
    ことを特徴とする付箋。
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