JP2017190214A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体収容装置が取り付けられる側に、開閉可能なカバーを上下方向に二つ並べた記録装置は、大型化するという課題がある。【解決手段】下側カバー180には、用紙収容装置から給送される用紙が通る貫通孔181と、用紙を案内する第1案内面としての傾斜面182a1を有し、上側カバー170の内側に突出する突出部182と、が設けられ、上側カバー170には、上側カバー170及び下側カバー180が閉じた状態において、傾斜面182a1と対向する位置に設けられ、給送される用紙の傾斜面182a1と反対側の面を案内する第2案内面としての傾斜面171aが設けられる。【選択図】図5

Description

本発明は、記録装置に関する。
プリンターなどの記録装置には、本体装置側に用紙を給送する給送ユニットを備え、大容量の用紙を収容する用紙収容装置を本体装置とは別体に備えたものがある(例えば、特許文献1)。
このような記録装置には、本体装置における用紙収容装置が備えられる側に開閉可能なカバーを設け、用紙の搬送経路に用紙が詰まる、所謂、紙ジャムが生じた際に、カバーを開けて用紙を取り除くようにしているものがある。カバーを閉めた状態で給送ユニットから用紙が給送される際には、用紙収容装置に収容された用紙は、カバーに設けられた貫通孔を通り、本体装置の内部に給送される。
図12Aは、本体装置の外側に開閉可能に備えられる上側カバー80、下側カバー81の断面を示す図である。図12Aは、搬送経路84を搬送される用紙P1の幅方向から見た図で、上側カバー80、下側カバー81は、閉じた状態にある。上側カバー80、下側カバー81は、鉛直方向Zの上下方向に並んで備えられる。上側カバー80、下側カバー81の外側には、複数の用紙P2を収容する用紙収容装置86が備えられる。用紙収容装置86は、本体装置側に用紙P2を1枚ずつ給送する。本体装置内に給送された用紙P2は、搬送経路84に侵入する。
搬送経路84の図面下側から上側に向かって搬送される用紙P1が、搬送経路84の下側に残った際には、用紙収容装置86を本体装置から取り外し、下側カバー81を開けて用紙P1を取り除く。搬送経路84の図面下側から上側に向かって搬送される用紙P1、または用紙収容装置86によって給送された用紙P2が、搬送経路84の上側に残った際には、上側カバー80を開けて用紙P1,P2を取り除く。
下側カバー81には、側面83に対して斜めに貫通する貫通孔82が設けられる。破線で示した案内経路85は、貫通孔82を通る用紙P2を搬送経路84に案内する。用紙収容装置86に収容された用紙P2は、1枚ずつ矢印に示すように、用紙収容装置86の開口部87を通り、貫通孔82、案内経路85、搬送経路84の順に通り、本体装置の内部に給送される。
傾斜角度Qは、搬送経路84の搬送方向(鉛直方向Z)に対する、案内経路85の搬送方向の角度を示す。すなわち、傾斜角度Qは、用紙収容装置86から給送される用紙P2が、貫通孔82及び案内経路85を通り搬送経路84に侵入する際の侵入角度となる。用紙P2を給送する際には、用紙P2の変形が少なくなるので、傾斜角度Q(侵入角度)は小さい方がよい。しかしながら、傾斜角度Qを小さくしようとすると、図12Aに示すように、案内経路85と上側カバー80とが干渉してしまう場合がある。
そこで、図12Bに示すように、上側カバー80と干渉しないように、図12Aの貫通孔82より下方に位置する傾斜部82a1と、傾斜部82a1と接合され、開口部87の位置で水平方向に延びる水平部82a2とを有する貫通孔82aが形成された下側カバー81aを備えることが考えられる。
または、図12Cに示すように、上側カバー80と干渉しないように、上側カバー80より搬送経路84側に位置する傾斜部82b1と、傾斜部82b1と接合され、開口部87の位置で水平方向に延びる水平部82b2とを有する貫通孔82bが形成された下側カバー81bを備えることが考えられる。
特開2015−44642号公報
しかしながら、図12Bの下側カバー81aや図12Cの下側カバー81bは、図12Aの下側カバー81の位置より本体装置外側(図面右側)に配置することになる。また、図12Cの下側カバー81bは、図12Aの下側カバー81より厚くなる。すなわち、搬送経路に残った用紙を取り除くために、用紙収容装置が取り付けられる側に、開閉可能なカバーを上下方向に二つ並べて備え、一方のカバーに用紙収容装置から給送される用紙が通る開口部(貫通孔)を設けると、記録装置が大型化するという課題がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]記録媒体を給送する給送部と、前記記録媒体に記録する記録部と、前記記録媒体が前記給送部から前記記録部に搬送される搬送経路と、を筐体内部に備えた記録装置であって、前記筐体に開閉可能に設けられ、前記搬送経路を覆う位置に鉛直方向に並ぶ、第1の開閉体、第2の開閉体と、記録媒体を収容し、前記筐体の外側に着脱可能に備えられ、前記記録媒体を前記筐体内部に給送する記録媒体収容装置と、を備え、前記第1の開閉体には、前記記録媒体収容装置から給送される前記記録媒体が通る貫通孔と、前記記録媒体を案内する第1案内面を有し、前記第2の開閉体の内側に突出する突出部と、が設けられ、前記第2の開閉体には、前記第1の開閉体及び前記第2の開閉体が閉じた状態において、前記第1案内面と対向する位置に設けられ、給送される前記記録媒体の前記第1案内面と反対側の面を案内する第2案内面が設けられることを特徴とする記録装置。
本適用例によれば、前記第1の開閉体には、前記記録媒体収容装置から給送される前記記録媒体が通る貫通孔と、前記記録媒体を案内する第1案内面を有し、前記第2の開閉体の内側に突出する突出部と、が設けられ、前記第2の開閉体には、前記第1の開閉体及び前記第2の開閉体が閉じた状態において、前記第1案内面と対向する位置に設けられ、給送される前記記録媒体の前記第1案内面と反対側の面を案内する第2案内面が設けられる。これにより、記録媒体は、第1の開閉体に設けられた貫通孔を通り、さらに第1の開閉体に設けられた突出部の第1案内面と第2の開閉体に設けられた第2案内面との間を通り、筐体内部の搬送経路に侵入できる。すなわち、記録媒体は、第1の開閉体の貫通孔を通り、第2の開閉体に干渉することなく、第2の開閉体の内側を通り、筐体内部の搬送経路に侵入できる。従って、第1の開閉体の位置が外側になったり、第1の開閉体が厚くなることを抑制し、記録装置の大型化を抑制できる。
[適用例2]前記第1の開閉体を開く際に、前記突出部は、閉じた状態にある前記第2の開閉体と干渉しない位置に退避することを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、第2の開閉体が閉じた状態であっても、突出部が第2の開閉体と干渉することなく、第1の開閉体を開閉できる。
[適用例3]前記突出部は、回動可能に備えられ、前記突出部が退避する回動方向に付勢する付勢部材と、前記第1の開閉体が閉じた位置にあるときは、前記突出部の前記回動方向への回動を規制し、前記第1の開閉体が閉じた位置にないときは、前記突出部の前記回動方向への回動を規制しない規制部材と、を備えることを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、第1の開閉体が閉じた位置にないときは、付勢部材によって、突出部は退避する方向に回動される。
[適用例4]前記第1の開閉体は、前記搬送経路における前記給送部側を覆う第1の扉であり、前記第2の開閉体は、前記搬送経路における前記記録部側を覆う第2の扉であって、前記突出部は、前記第2の扉の内側に突出することを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、第1の扉を開けることによって、搬送経路における給送部側に残された記録媒体を取り除くことができ、第2の扉を開けることによって、搬送経路における記録部側に残された記録媒体を取り除くことができる。
記録装置の概略構成を示す図。 上側カバー、下側カバーが備えられた部分の外観斜視図。 上側カバーの斜視図。 下側カバーの斜視図。 閉じた状態での上側カバー及び下側カバーの一部の断面を含む斜視図。 実施形態2における下側カバーの斜視図。 下側カバーの一部の断面を含む斜視図。 下側カバーを回動させたときの様子について説明するための図。 下側カバーを回動させたときの様子について説明するための図。 下側カバーを回動させたときの様子について説明するための図。 下側カバーを回動させたときの様子について説明するための図。 実施形態3における上側カバーの斜視図。 実施形態3における下側カバーの斜視図。 下側カバーを回動させたときの様子について説明するための図。 下側カバーを回動させたときの様子について説明するための図。 従来の上側カバー、下側カバーが備えられた部分の図。 従来の上側カバー、下側カバーが備えられた部分の図。 従来の上側カバー、下側カバーが備えられた部分の図。
(実施形態1)
実施形態について図を参照して説明する。図の矢印Xは、記録媒体としての用紙が搬送される方向を示し、矢印Yは、搬送される用紙の幅方向を示し、矢印Zは、鉛直方向を示す。上部、下部、上方、下方、上側、下側、上下方向の記載は、鉛直方向Zにおける部位や方向をいう。
図1は、記録装置の一例であるプリンター100の概略構成を示す図である。プリンター100は、用紙Pに液体としてのインクを付着させることで文字や写真などの画像を記録するインクジェット式プリンターである。
用紙カセット103は、用紙Pを積層状態で収容し、本体装置の筐体101に着脱可能に備えられる。本実施形態のプリンター100には、4個の用紙カセット103が鉛直方向Zに並んで配置される。
筐体101の内部には、用紙Pに対して上側から記録を行う記録部110と、用紙Pを搬送経路120に沿って搬送方向Xに搬送する搬送部130とが設けられている。
記録部110は、幅方向Yの略全域に亘って同時にインクを吐出可能なラインヘッド型の記録ヘッド111を下部に備えている。記録部110は、記録ヘッド111から吐出されるインクが用紙Pにおいて記録ヘッド111と対向する記録面(画像を印刷される面)に付着されることで、用紙Pに画像を形成する。
搬送部130は、搬送経路120に沿って配置されている複数の搬送ローラー対131と、記録部110の直下に設けられるベルト搬送部132とを有している。ベルト搬送部132によって搬送されている用紙Pに対して、記録ヘッド111からインクが吐出され、記録が行われる。
ベルト搬送部132は、記録ヘッド111よりも搬送方向X上流側(図面右側)に配置されている駆動ローラー133と、記録ヘッド111よりも搬送方向X下流側(図面左側)に配置されている従動ローラー134と、これらの各ローラー133、134に掛けられた無端状をなす環状のベルト135とを有している。駆動ローラー133が駆動回転することによりベルト135が周回し、その周回するベルト135によって用紙Pが搬送方向X下流側へ搬送される。すなわち、ベルト135の外周面が、記録が行われる用紙Pを支持する支持面として機能する。
搬送経路120は、記録部110へ向けて用紙Pが搬送される供給経路140と、記録部110により記録が行われ、記録された用紙Pが搬送される排出経路150と、排出経路150から分岐する分岐経路160とを有している。
供給経路140は、第1の供給経路141と、第2の供給経路142と、第3の供給経路143とを有している。第1の供給経路141は、筐体101の右側面に備えられたカバー141aを開けることによって挿入口141bが露出し、挿入口141bから挿入される用紙Pが記録部110へ搬送される供給経路である。第1の供給経路141には第1駆動ローラー対144が設けられており、挿入口141bから挿入された用紙Pは、第1駆動ローラー対144の回転駆動によって記録部110へ向かって直線的に搬送される。
第2の供給経路142は、筐体101の下部に備えられた用紙カセット103にそれぞれ収容された用紙Pが、記録部110へ搬送される供給経路である。第2の供給経路142のうちの各用紙カセット103付近にはピックアップローラー142a及び分離ローラー対145が設けられている。用紙カセット103に積層状態で収容された用紙Pは、最上位の用紙Pがピックアップローラー142aにより送り出され、分離ローラー対145で一枚ずつに分離された後、鉛直方向Zにおける姿勢が反転されながら、第2の供給経路142に設けられた第2駆動ローラー対146の回転駆動によって記録部110へ向かって搬送される。
第2駆動ローラー対146は、駆動ローラー146aと従動ローラー146bとによって構成される。駆動ローラー146aは筐体101側に取り付けられ、従動ローラー146bは、上側カバー170及び下側カバー180にそれぞれ取り付けられる。上側カバー170及び下側カバー180が閉じた状態において、従動ローラー146bは、駆動ローラー146aと従動して回転可能である。
第3の供給経路143は、用紙Pに対して両面に画像を記録する両面印刷を行う場合に、記録部110によって片面が記録された用紙Pが、再び記録部110へ搬送される供給経路である。すなわち、記録部110よりも搬送方向X下流側には、排出経路150から分岐する分岐経路160が設けられている。両面印刷を行う際、用紙Pは、排出経路150の途中に設けられた分岐機構147の動作によって分岐経路160へ搬送される。また、分岐経路160には、正転と逆転の双方の回転が可能な分岐経路ローラー対161が分岐機構147よりも下流側に設けられる。
両面印刷に際して、一方の面が印刷された用紙Pは、分岐機構147により一旦この分岐経路160へ案内され、正転する分岐経路ローラー対161によって分岐経路160内を下流側に搬送される。その後、分岐経路160へ搬送された用紙Pは、逆転する分岐経路ローラー対161によって分岐経路160内を下流側から上流側へ逆搬送される。
分岐経路160から逆搬送される用紙Pは第3の供給経路143へ搬送され、複数の搬送ローラー対131によって記録部110へ向かって搬送される。第3の供給経路143は、記録部110を迂回して、記録部110よりも上流側において第1の供給経路141及び第2の供給経路142と合流する。
このため、第3の供給経路143を搬送されることによって、用紙Pは印刷されていない他方の面が記録部110と対向するように反転され、第3駆動ローラー対148の回転駆動によって記録部110へ向かって搬送される。すなわち、第3の供給経路143は、鉛直方向Zにおける用紙Pの姿勢を反転させながら搬送する反転搬送経路として機能する。
各供給経路141、142、143を搬送される用紙Pは、記録部110よりも搬送方向の上流側に配設された整列ローラー対149まで搬送されたのち、回転が停止した整列ローラー対149にその先端が突き当たる。そして、用紙Pは、このような整列ローラー対149へ突き当たった状態によって搬送方向Xに対する傾きが補正(スキュー取り)される。そして傾きが補正された用紙Pは、その後の整列ローラー対149の回転駆動によって、整列状態となって記録部110へ搬送される。
記録部110により片面又は両面に記録が行われ、記録が完了された用紙Pは、搬送ローラー対131により搬送経路120の下流部を構成する排出経路150に沿って搬送される。
排出経路150における下流側排出経路151は、筐体101の上方へ向かうとともに、分岐経路160に沿うように湾曲して延びて設けられる。下流側排出経路151を搬送される用紙Pは、下流側排出経路151の終端となる排出口155から排出される。
排出口155から排出された用紙Pは、下側へ落下し、二点鎖線で示すように、積層された状態で載置台156に排紙される。下流側排出経路151の複数箇所に配置された搬送ローラー対131により、用紙Pは、排出口155から片面印刷時における記録面が下側を向く姿勢にて載置台156に排紙される。
載置台156は、図面右方向に向かうにつれて、上側に上昇する先上がりの傾斜した形状を有し、この載置台156に用紙Pが積層状態で載置される。このとき、載置台156に載置された各用紙Pは、載置台156の傾斜面に沿って図面左方向に移動し、排出口155の下側に設けられた縦側壁157に接近して載置される。
また、下流側排出経路151は、記録部110により記録された用紙Pが排出口155まで搬送される間において、その用紙Pの表裏を反転させる湾曲反転経路を構成する。すなわち、下流側排出経路151は、記録部110により記録された用紙Pの記録面を内側にして湾曲させるとともに、その用紙Pの記録面が上側に向く状態から下側に向く状態に用紙Pを反転させる。したがって、用紙Pは、下流側排出経路151を通ることによって片面印刷時における記録面が載置台156と対峙する状態となって排出口155から排出される。
筐体101の図面右側には、上側カバー170、下側カバー180が備えられる。上側カバー170、下側カバー180は、上下方向に並んで備えられる。
下側カバー180の図面右側には、用紙収容装置500が着脱可能に備えられる。用紙収容装置500の筐体507には、複数の用紙Pが載置されるトレイ505、トレイ505を上下方向に昇降する昇降機構506、トレイ505に載置された用紙Pを1枚ずつ取り出して本体装置側に給送する給送ユニット501が備えられる。
給送ユニット501には、トレイ505に載置された最上位の用紙Pを送り出すピックアップローラー502、給送ローラー対503、搬送ローラー対504が備えられる。給送ローラー対503は、フィードローラー及びリタードローラーによって構成され、ピックアップローラー502から送り出された用紙Pを1枚ずつ搬送する。搬送ローラー対504は、給送ローラー対503によって給送された用紙Pを筐体101側に搬送する。
搬送ローラー対504によって搬送される用紙Pは、筐体507に設けられた排出口508から排出される。排出された用紙Pは、下側カバー180に設けられた貫通孔181に挿入され、第2の供給経路142における搬送経路162に侵入する。
搬送経路162の図面下側から上側に向かって搬送される用紙P、または用紙収容装置500から給送された用紙Pが、搬送経路162の上側に残った際には、上側カバー170を開けて用紙Pを取り除く。
搬送経路162の図面下側から上側に向かって搬送される用紙Pが、搬送経路162の下側に残った際には、用紙収容装置500を筐体101から取り外し、上側カバー170を開けた後、下側カバー180を開けて用紙Pを取り除く。
筐体507の底部には、キャスター509が備えられ、用紙収容装置500を筐体101に装着したり取り外す際に、用紙収容装置500の移動が容易である。
図2は、筐体101から用紙収容装置500を取り外した状態で、上側カバー170、下側カバー180が備えられた部分の外観斜視図である。上側カバー170には、上側カバー170を回動可能に支持するヒンジ172と、取っ手部173が設けられる。
下側カバー180には、下側カバー180を回動可能に支持するヒンジ187と、取っ手部186が設けられる。また、下側カバー180には、前述の貫通孔181が幅方向Yに延在する。
図3は、上側カバー170の斜視図である。図3は、上側カバー170が閉じられた状態において、筐体101の内側から見た図である。図3には、従動ローラー146bを図示していない。
上側カバー170の下端部176側には、壁面174から窪んだ凹部171が幅方向Yに延在する。凹部171には、上側が壁面174と接続され、鉛直方向Zに対して傾斜し、幅方向Yに延在する傾斜面171aが形成される。
図4は、下側カバー180の斜視図である。図4は、下側カバー180が閉じられた状態において、筐体101の外側から見た図である。下側カバー180の外側には、貫通孔181の開口部183が幅方向Yに長く形成される。
下側カバー180の上側には、貫通孔181の開口部184が幅方向Yに長く形成される。開口部184の内側には、鉛直方向Zに対して傾斜する傾斜面182aを有し、下側カバー180の上端部185から上側に突出する突出部182が幅方向Yに長く形成される。
図5は、閉じた状態での上側カバー170及び下側カバー180の一部の断面を含む斜視図である。図5の断面は、図3の上側カバー170及び図4の下側カバー180の破線で示す断面位置A−A´において、幅方向Yの矢印方向から見た図である。
上側カバー170と下側カバー180とが閉じた状態において、傾斜面182aにおける鉛直方向Zにおける範囲B1の傾斜面182a1は、傾斜面171aと対向し、鉛直方向Zにおいて傾斜面171aと重なる位置に配置される。傾斜面182aにおける傾斜面182a1より下方の傾斜面182a2は、上側カバー170の下端部176と下側カバー180の上端部185との間に配置される。
図1の用紙収容装置500から給送された用紙Pは、貫通孔181の開口部183に挿入され、貫通孔181に設けられて対向する対向面181a,181bによって、貫通孔181の開口部184を通る。さらに、用紙Pは、上側カバー170の傾斜面171aと、傾斜面171aと対向する突出部182の傾斜面182aに沿って、上方に搬送される。
以上、本実施形態で説明したプリンター100は、ピックアップローラー142a及び分離ローラー対145を備えて用紙Pを1枚ずつ給送する給送部と、用紙Pに記録する記録部110と、用紙Pが給送部から記録部110に搬送される搬送経路162と、を筐体101内部に備える記録装置であって、筐体101に開閉可能に設けられ、搬送経路162を覆う位置に鉛直方向Zに並ぶ、第1の開閉体としての下側カバー180、第2の開閉体としての上側カバー170と、用紙Pを収容し、筐体101の外側に着脱可能に備えられ、用紙Pを筐体101内部に給送する用紙収容装置500(記録媒体収容装置)と、を備える。
そして、下側カバー180には、用紙収容装置500から給送される用紙Pが通る貫通孔181と、用紙Pを案内する第1案内面としての傾斜面182a1を有し、上側カバー170の内側に突出する突出部182と、が設けられる。
上側カバー170には、上側カバー170及び下側カバー180が閉じた状態において、傾斜面182a1と対向する位置に設けられ、給送される用紙Pの傾斜面182a1と反対側の面を案内する第2案内面としての傾斜面171aが設けられる。
この構成により、用紙Pは、下側カバー180に設けられた貫通孔181を通り、さらに下側カバー180に設けられた突出部182の傾斜面182a1(第1案内面)と上側カバー170に設けられた傾斜面171a(第2案内面)との間を通り、筐体101内部の搬送経路162に侵入できる。すなわち、用紙Pは、下側カバー180の貫通孔181を通り、上側カバー170に干渉することなく、上側カバー170の内側を通り、筐体101内部の搬送経路162に侵入できる。従って、下側カバー180の位置が外側になったり、下側カバー180が厚くなることを抑制し、記録装置の大型化を抑制できる。
本実施形態における、下側カバー180の第1案内面としての傾斜面182a1、上側カバー170の第2案内面としての傾斜面171aは、鉛直方向Zに対して傾斜する傾斜面であったが、第1案内面及び第2案内面は曲面でもよい。
(実施形態2)
実施形態2では、下側カバーを開く際に、突出部が、閉じた状態にある上側カバーと干渉しない位置に退避するプリンターについて説明する。図6は、実施形態2における下側カバー190の斜視図である。
図6の下側カバー190は、ヒンジ(不図示)を備え、鉛直方向Zに延びる支点E1を回動軸として回動方向D1,D2に回動可能に備えられる。突出部194は、幅方向Yに延びる支点E2を回動軸として回動方向D3,D4に回動可能に備えられる。
下側カバー190の外側(図面右側)には、貫通孔191の開口部192が幅方向Yに長く形成される。下側カバー190の上端部195には、貫通孔191の開口部193が幅方向Yに長く形成される。
開口部193の搬送方向Xの下流側には、幅方向Yに延在する突出部194が設けられる。上側カバー170及び下側カバー190が閉じた状態では、突出部194は、下側カバー190の上端部195から上側に突出する。
図7は、下側カバー190の一部の断面(図6の破線で示す断面位置C―C´)を含む斜視図である。上側カバー170と下側カバー190とが閉じた状態において、下側カバー190の傾斜面194aにおける鉛直方向Zにおける範囲B2の傾斜面194a1(第1案内面)は、上側カバー170の傾斜面171a(第2案内面)と対向し、鉛直方向Zにおいて傾斜面171aと重なる位置に配置される。傾斜面194aにおける傾斜面194a1より下方の傾斜面194a2は、鉛直方向Zにおいて上側カバー170の下端部176と下側カバー190の上端部195との間に配置される。
図6の突出部194の内側における幅方向Yの一方の側には、突出部194を回動方向D3に付勢するコイル状ばね196が備えられる。筐体101内部に設けられた支持部167には、立方体形状の規制部材166が備えられる。
下側カバー190が閉じた状態では、規制部材166は、突出部194の傾斜面194aと反対側の面194bに当接する。これにより、規制部材166は、コイル状ばね196の付勢力によって回動方向D3に回動しようとする突出部194の回動を規制する。
上側カバー170と下側カバー190とが閉じた状態において、図1の用紙収容装置500から給送された用紙Pは、図7の貫通孔191の開口部192に挿入され、貫通孔191に設けられて対向する対向面191a,191bによって搬送方向Xの下流側に案内され、貫通孔191の開口部193を通る。さらに、用紙Pは、上側カバー170の傾斜面171aと、突出部194の傾斜面194aに沿って、上方に搬送される。
次に、用紙収容装置500を筐体101から取り外した後、上側カバー170が閉じた状態のまま、下側カバー190を開閉する様子について説明する。
次に、図8A〜図8Dを参照し、閉じた状態の上側カバー170に対して、下側カバー190を回動させたときの様子について説明する。図8A〜図8Dの上側カバー170及び下側カバー190は、規制部材166が備えられた位置における幅方向Yから見た断面を示す。尚、図6のコイル状ばね196は図示していない。
図8Aの上側カバー170及び下側カバー190は閉じた状態にある。図8Aの下側カバー190は、突出部194の面194bが規制部材166に当接し、傾斜面194a1と傾斜面171aとが対向する回動位置にある。この状態では、用紙収容装置500から給送された用紙Pは、貫通孔191を通り、傾斜面171aと傾斜面194a1との間を通り、搬送方向Xの下流側に搬送される。突出部194の先端部194cは、上側カバー170の下端部176より上方の位置にある。
図8Bの下側カバー190は、図8Aの閉じた状態から回動方向D2に回動した状態を示す。この状態では、突出部194の先端部194cが規制部材166と摺動しながら回動方向D3に回動する。突出部194の先端部194cは、上側カバー170の下端部176より上方の位置にある。
図8Cの下側カバー190は、図8Bの状態から回動方向D2にさらに回動した状態を示す。この状態では、突出部194は、回動方向D3にさらに回動し、突出部194の先端部194cは規制部材166から離れた状態になる。突出部194の先端部194cは、上側カバー170の下端部176より下方の位置にある。
図8Dの下側カバー190は、図8Cの閉じた状態から回動方向D2にさらに回動した状態を示す。図8Dに示すように、突出部194は、回動位置が固定された状態で上側カバー170に衝突することなく、上側カバー170の下方を移動する。
反対に、下側カバー190が開いた状態から閉じた状態になるときは、図8Dの突出部194は、上側カバー170に衝突することなく、上側カバー170の下方を移動する。そして、図8Bの突出部194の先端部194cは、規制部材166と摺動しながら、回動方向D4に回動する。
さらに下側カバー190は、さらに回動方向D1に回動し、図8Aの下側カバー190は、突出部194の面194bが規制部材166に当接し、傾斜面194a1と傾斜面171aとが対向する位置になる。前述したように、この状態では、用紙収容装置500から給送された用紙Pは、貫通孔191を通り、傾斜面171aと傾斜面194a1との間を通り、搬送方向Xの下流側に搬送される。突出部194の先端部194cは、上側カバー170の下端部176より上方の位置にある。
このように、上側カバー170を閉じた状態で、下側カバー190を回動方向D1,D2に回動させて開閉可能である。
以上、本実施形態で説明したプリンターは、第1の開閉体としての下側カバー190を開く際に、突出部194は、閉じた状態にある第2の開閉体としての上側カバー170と干渉しない位置に退避する。
この構成によれば、上側カバー170が閉じた状態であっても、突出部194が上側カバー170と干渉することなく、下側カバー190を開閉できる。
また、突出部194は、回動可能に備えられ、突出部194が退避する回動方向D3に付勢する付勢部材としてのコイル状ばね196と、下側カバー190が閉じた位置にあるときは、突出部194の回動方向D3への回動を規制し、下側カバー190が閉じた位置にないときは、突出部194の回動方向D3への回動を規制しない規制部材166と、を備える。
この構成によれば、下側カバー190が閉じた位置にないときは、コイル状ばね196によって、突出部194は退避する回動方向D3に回動される。
また、下側カバー190は、搬送経路162における給送部側を覆う第1の扉であり、上側カバー170は、搬送経路162における記録部110側を覆う第2の扉であって、突出部194は、第2の扉の内側に突出する。
この構成によれば、第1の扉を開けることによって、搬送経路162における給送部側に残された用紙Pを取り除くことができ、第2の扉を開けることによって、搬送経路162における記録部側に残された用紙Pを取り除くことができる。
本実施形態では、コイル状ばね196及び規制部材166を突出部194の幅方向Yの一方の側に配置したが、コイル状ばね196及び規制部材166を突出部194の幅方向Yの両側に配置してもよい。本実施形態のプリンターのその他の構成は、実施形態1で説明したプリンター100の構成と同じである。
(実施形態3)
実施形態2では、閉じた状態の下側カバー180を開ける際に、回動可能な突出部194を備え、閉じた状態の上側カバー170に突出部194が衝突しないように退避したが、実施形態3では、上下方向に移動可能な突出部を備え、閉じた状態の上側カバーに突出部が衝突しないように退避するプリンターについて説明する。
図9は、上側カバー200の斜視図である。図9は、上側カバー200を閉じた状態において、筐体101の内側から見た図である。図9には、従動ローラー146bを図示していない。上側カバー200の下端部205側には、壁面206から窪んだ凹部201が幅方向Yに延在する。
凹部201には、上側が壁面206と接続され、鉛直方向Zに対して傾斜し、幅方向Yに延在する傾斜面202が形成される。凹部201の幅方向Yの両側には、壁面206から窪んだ凹部203が形成される。凹部203の上側には、湾曲面204が形成される。
図10は、本実施形態における下側カバー300の斜視図である。図10は、下側カバー300が閉じた状態において、筐体101の外側から見た図である。下側カバー300の外側には、貫通孔301の開口部302が幅方向Yに長く形成される。下側カバー300の上側には、貫通孔301の開口部303が幅方向Yに長く形成される。
壁部304に形成された傾斜面304aは、貫通孔301が形成された傾斜面307と接続され、用紙Pの搬送面となる。傾斜面304aの搬送方向Xの下流側には、傾斜面305aを有する突出部305が配置される。
傾斜面305aの幅方向Yの両端部には、上下方向D5,D6に移動可能な支持部材306が設けられる。支持部材306の上下方向D5,D6の移動に伴って、傾斜面305aが形成された突出部305が上下方向D5,D6に移動する。
次に、図11A、図11Bを参照し、閉じた状態の上側カバー200に対して、下側カバー300を回動させたときの様子について説明する。図11Aは、上側カバー200及び下側カバー300が閉じた状態にあるとき、上側カバー200の凹部203に下側カバー300の支持部材306の一部が侵入した部分を幅方向Yから見た図である。
支持部材306は、上方が開口する溝部309に備えられ、幅方向Yから見た断面形状が半円形状の摺動面306aを有する。上側カバー200及び下側カバー300が閉じた状態にあるとき、支持部材306の摺動面306aは、上側カバー200における凹部203の湾曲面204に侵入した状態である。
溝部309には、上側に付勢するコイル状ばね308が備えられる。支持部材306の下部はコイル状ばね308に固定され、支持部材306は、上下方向D5,D6に移動可能である。
図11Aの突出部305は、鉛直方向Zにおける上側の位置にあり、下側カバー300の傾斜面305a(第1案内面)は、上側カバー200の傾斜面202(第2案内面)と対向する位置に配置される。また、傾斜面305aは、貫通孔301が形成された壁部304の傾斜面304aの面方向に延長した位置に配置される。
この状態において、用紙収容装置500から給送される用紙Pは、開口部302に挿入され、貫通孔301を通り、傾斜面304a,305aに沿って、傾斜面202と傾斜面305aの間を通り、搬送方向Xの下流側に搬送される。
図11Bは、図11Aの下側カバー300が回動方向D2に移動し、支持部材306の摺動面306aが上側カバー200の下端部205に当接した状態を示す。下側カバー300の回動方向D2の移動に伴って、支持部材306の摺動面306aは、上側カバー200の下端部205と摺動するとともに、突出部305は下方向D6に移動する。
突出部305は、支持部材306の摺動面306aより下方の位置に設けられる。そのため、閉じた状態にある上側カバー200に対して、下側カバー300が回動方向D2に回動するとき、突出部305は、上側カバー200に衝突しない。
反対に、開いた状態の下側カバー300を回動方向D1に回動させて閉じた状態になるときも、同様に、支持部材306の摺動面306aが、上側カバー200の下端部205と摺動するとともに、突出部305が下方向D6に移動することにより、突出部305が、上側カバー200に衝突しない。
このように、第2の開閉体としての上側カバー200が閉じた状態にあるとき、第1の開閉体としての下側カバー300を開閉可能である。本実施形態のプリンターのその他の構成は、実施形態1で説明したプリンター100の構成と同じである。
実施形態1から実施形態3では、回動可能な上側カバー170,200、下側カバー180,190,300について説明したが、上下方向に並び、それぞれ回動可能なユニットにも適用する。
100…プリンター、101…筐体、110…記録部、162…搬送経路、166…規制部材、170,200…上側カバー、171a,182a1,194a1,202,305a…傾斜面、180,190,300…下側カバー、181,301…貫通孔、182,194,305…突出部、500…用紙収容装置。

Claims (4)

  1. 記録媒体を給送する給送部と、前記記録媒体に記録する記録部と、前記記録媒体が前記給送部から前記記録部に搬送される搬送経路と、を筐体内部に備えた記録装置であって、
    前記筐体に開閉可能に設けられ、前記搬送経路を覆う位置に鉛直方向に並ぶ、第1の開閉体、第2の開閉体と、
    記録媒体を収容し、前記筐体の外側に着脱可能に備えられ、前記記録媒体を前記筐体内部に給送する記録媒体収容装置と、を備え、
    前記第1の開閉体には、前記記録媒体収容装置から給送される前記記録媒体が通る貫通孔と、前記記録媒体を案内する第1案内面を有し、前記第2の開閉体の内側に突出する突出部と、が設けられ、
    前記第2の開閉体には、前記第1の開閉体及び前記第2の開閉体が閉じた状態において、前記第1案内面と対向する位置に設けられ、給送される前記記録媒体の前記第1案内面と反対側の面を案内する第2案内面が設けられることを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置であって、
    前記第1の開閉体を開く際に、前記突出部は、閉じた状態にある前記第2の開閉体と干渉しない位置に退避することを特徴とする記録装置。
  3. 請求項2に記載の記録装置であって、
    前記突出部は、回動可能に備えられ、
    前記突出部が退避する回動方向に付勢する付勢部材と、
    前記第1の開閉体が閉じた位置にあるときは、前記突出部の前記回動方向への回動を規制し、前記第1の開閉体が閉じた位置にないときは、前記突出部の前記回動方向への回動を規制しない規制部材と、を備えることを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置であって、
    前記第1の開閉体は、前記搬送経路における前記給送部側を覆う第1の扉であり、前記第2の開閉体は、前記搬送経路における前記記録部側を覆う第2の扉であって、
    前記突出部は、前記第2の扉の内側に突出することを特徴とする記録装置。
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