JP2017190323A - テトラヒドロ−2h−ピラン誘導体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】工業的な生産に適したテトラヒドロ−2H−ピラン誘導体の製造方法、並びに誘導体の効率的な合成を可能とする中間体の提供。【解決手段】式(A),(B)又は(C)で表される化合物を、中間体として用いる、式(1)で表されるテトラヒドロ−2H−ピラン−誘導体の合成方法。[R1はアルキル、アルケニル又はアルコキシ;R2はH又はアルコキシ;Xは水酸基又は脱離基;環A1〜環A3は各々独立に1,4−シクロヘキシレン、1,4フェニレン等;Z1は−C2H4−,−C2H2−等;Z2及びZ3は各々独立に−C2H4−−C2H2−、−C2−等、n及びmは各々独立に0又は1]【選択図】なし

Description

本発明は、テトラヒドロ−2H−ピラン誘導体の製造方法、中間体、およびその誘導体に関する。
特許文献3には、テトラヒドロ−2H−ピラン誘導体である液晶化合物の開示がある。特許文献1に開示されている5−((4−エトキシ−2,3−ジフルオロフェノキシ)メチル)−2−プロピルテトラヒドロ−2H−ピランなどは、負の誘電率異方性を有する液晶化合物として有用である。この化合物の合成方法は特許文献2などに記載されているが、比較的高価な出発原料を必要とし、工程数が多い、収率が低いという欠点がある。工業的な生産に適した製法が望まれている。
国際公開第2008−114821号 国際公開第2009−136534号 国際公開第2011−021534号
Chemische Berichte (1955), 88, 1676-84 Chemische Berichte (1959), 92, 877-883 Chemische Berichte (1959), 92, 884-894
本発明の第一の課題は、上記した従来技術が有する課題を解消し、工業的な生産に適したテトラヒドロ−2H−ピラン誘導体の製造方法を提供すること、ならびに誘導体の効率的な合成を可能とする中間体を提供することである。第二の課題は、液晶化合物、液晶組成物、液晶表示素子をより安く提供することである。
本発明者は、化合物(A)、化合物(B)、または化合物(C)を用い、効率的にテトラヒドロ−2H−ピラン−誘導体を得られることを見出し、本発明を完成した。

Figure 2017190323
化合物(A)、化合物(B)、および化合物(C)において、Rは、アルキル、アルケニル、またはアルコキシであり、Rは水素またはアルコキシであり、Xは脱離基である。
本発明の第一の長所は、工業的な生産に適したテトラヒドロ−2H−ピラン誘導体の製造方法を提供出来ること、ならびに誘導体の効率的な合成を可能とする中間体を提供出来ることである。第二の長所は、液晶化合物、液晶組成物、および液晶表示素子をより安く提供出来ることである。
化合物(A)、化合物(B)、および化合物(C)の合成法の一例を説明する。化合物(12)または化合物(13)までの合成法は、非特許文献1から3に記載されている。合成の手順は、実施例の項に記載した。炭素−炭素結合の生成反応や官能基の変換反応は、実施例に記載した方法以外にも、「オーガニック・シンセシス」(Organic Syntheses, John Wiley & Sons, Inc.)、「オーガニック・リアクションズ」(Organic Reactions, John Wiley & Sons, Inc.)、「コンプリヘンシブ・オーガニック・シンセシス」(Comprehensive Organic Synthesis, Pergamon Press)、「新実験化学講座」(丸善)などの成書に記載されている方法を用いることが出来る。合成に用いる溶媒は、実施例に記載の溶媒以外にも、反応を阻害しない適切な溶媒を用いることが出来る。
本発明は、下記の項などである。
項1. 化合物(A)、化合物(B)、または化合物(C)を、中間体とするテトラヒドロ−2H−ピラン誘導体の製造方法。

Figure 2017190323

化合物(A)、化合物(B)、および化合物(C)において、Rはアルキル、アルケニル、またはアルコキシであり、Rは水素またはアルコキシであり、Xは脱離基である。
項2.化合物(A)、化合物(B)、または化合物(C)において、Rがアルキルであり、Xが、ノナフルオロスルホナート、トリフルオロメタンスルホナート、フルオロスルホン酸エステル、トシラート、メシラート、ヨウ素、臭素、または塩素であり、Rが水素である項1に記載のテトラヒドロ−2H−ピラン製造方法。
項3. 置換されてもよいδ‐バレロラクトンから誘導された化合物(A)、化合物(B)、または化合物(C)を中間体とする項1または2に記載のテトラヒドロ−2H−ピラン誘導体の製造方法。
項4.式(1)で表される化合物を目的物とする項1から3のいずれか1項に記載のテトラヒドロ−2H−ピラン誘導体の製造方法。

Figure 2017190323

式(1)において、
は炭素数1から10のアルキルであり;
は、水素、炭素数3から8のシクロアルカン、または炭素数1から10のアルキルであり、このアルキルにおいて、少なくとも1つの−CH−は−O−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−CHCH−は−CH=CH−で置き換えられてもよく;
環A、環A、および環Aは独立して、1,4−シクロへキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、1,4−フェニレン、少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられた1,4−フェニレン、ナフタレン−2,5−ジイル、少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられたナフタレン−2,5−ジイル、テトラヒドロ−2H−ピラン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイル、ピリジン−2,5−ジイル、または1,3−ジオキサン−2,5−ジイルであり;
は、−CHCH−、−CH=CH−、−CHO−、または−COO−であり;
およびZは独立して、単結合、−CHCH−、−C≡C−、−CH=CH−、−CFO−、−OCF−、−OCH−、−CHO−、−OCO−、−COO−、−CHCHCHO−、または−OCHCHCH−であり;
nおよびmは独立して、0または1である。
項5.エーテル化反応の工程を含む項1から4のいずれか1項に記載のテトラヒドロ−2H−ピラン誘導体の製造方法。
項6.式(2)で表される化合物
Figure 2017190323

式(2)において、Rはアルキル、アルケニル、またはアルコキシであり、Rは水素またはアルコキシであり;
Qは、下記構造のいずれかである。
Figure 2017190323
項7. 項4または5の製造方法により製造された式(1)で表される化合物の液晶媒体の成分としての利用。
δ−バレロラクトン置換体(10)を、水素化ナトリウムおよびギ酸エチルと反応させると、化合物(11)が得られる。化合物(11)をアルコール溶媒中、塩酸と反応させると、化合物(12)と化合物(13)の混合物が得られる。化合物(12)と化合物(13)はシリカゲルクロマトグラフィーなどで分離することが出来る。

Figure 2017190323
の好ましい例は、炭素数1から10のアルキル、炭素数1から10のアルケニル、および炭素数1から9のアルコキシである。より好ましい例は、炭素数1から10のアルキルである。さらに好ましい例は、炭素数1から5のアルキルである。
はアルキルである。Rの好ましい例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、およびt−ブチルである。より好ましい例は、メチルおよびエチルである。さらに好ましい例は、メチルである。
化合物(12)を、酸触媒存在下、脱ROHすると、化合物(13)が得られる。

Figure 2017190323
酸触媒の好ましい例は、塩酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸一水和物、ヘテロポリ酸、およびスルホン酸修飾シリカゲルである。
化合物(12)をヒドリド還元すると、化合物(14)が得られる。

Figure 2017190323
好ましい還元剤の例は、水素化リチウムアルミニウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ジイソブチルアルミニウム、および水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウムである。より好ましい例は、水素化リチウムアルミニウム、および水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウムである。
化合物(13)を水素化還元すると、化合物(15)が得られる。

Figure 2017190323
好ましい還元方法の例は、接触水素化、およびシラン還元である。立体選択性の観点からシラン還元がより好ましい。
接触水素化において、好ましい触媒の例は、パラジウム炭素、白金炭素などの担持触媒、パラジウムブラック、およびラネーニッケルである。担体は炭素以外にも、アルミナ、シリカ、ゼオライト、ハイドロキシアパタイトなどを用いてもよい。
シラン還元において、好ましいシラン還元剤の例は、トリエチルシラン、ジフェニルシラン、フェニルシラン、および1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンである。より好ましい例は、トリエチルシラン、および1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンである。
シラン還元において、好ましい酸の例は、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、塩化アルミニウム、塩化亜鉛、および三フッ化ホウ素・ジエチルエーテル錯体である。より好ましい例は、メタンスルホン酸である。
シラン還元において、好ましい反応温度は50℃以下である。より好ましい温度は0℃から40℃の範囲である。
化合物(15)を加水分解すると、化合物(B)が得られる。

Figure 2017190323
加水分解は塩基性条件下が好ましい。好ましい塩基の例は、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、および水酸化カルシウムである。
化合物(15)をヒドリド還元すると、化合物(16)が得られる。

Figure 2017190323
好ましい還元剤の例は、水素化リチウムアルミニウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ジイソブチルアルミニウム、水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウム、およびトリエチルシランである。より好ましい例は、水素化リチウムアルミニウム、および水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウムである。
オレフィンとエステルを両方還元可能な水素化触媒またはシラン還元剤を用いると、化合物(13)から化合物(16)が得られる。

Figure 2017190323
接触水素化において、好ましい水素化触媒の例は、酸化白金、および酸化ロジウムである。
シラン還元において、好ましいシラン還元剤の例は、トリエチルシラン、ジフェニルシラン、および1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンである。より好ましい例は、トリエチルシラン、および1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンである。
シラン還元において、好ましい酸の例は、メタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、塩化アルミニウム、塩化亜鉛、および三フッ化ホウ素・ジエチルエーテル錯体である。
シラン還元において、好ましい反応温度は120℃以下である。より好ましい温度は40℃から100℃の範囲である。
化合物(13)をヒドリド還元した後、水素化還元すると化合物(16)が得られる。

Figure 2017190323

化合物(17)はジヒドロピラン誘導体であり、酸性条件下では水酸基の保護基としてはたらく。化合物(17)の安定性を考慮すると、化合物(13)から化合物(15)を合成した後に、化合物(16)へ誘導するほうが好ましい。
化合物(B)を還元すると、化合物(16)が得られる。

Figure 2017190323

好ましい還元剤は、ボラン錯体である。
化合物(14)または化合物(16)の水酸基を、一般に知られている方法で脱離基へ変換することが出来る。

Figure 2017190323

化合物(14)および化合物(18)において、Rはアルキルである。Rはアルキルであることから、ORはアルコキシとなる。
化合物(18)または化合物(19)において、脱離基であるXの好ましい例は、ノナフルオロスルホナート、トリフルオロメタンスルホナート、フルオロスルホン酸エステル、トシラート、メシラート、ヨウ素、臭素、および塩素である。より好ましい例は、トシラート、メシラート、ヨウ素、臭素、および塩素である。
化合物(14)および化合物(16)は、化合物(C)に相当する。化合物(18)および化合物(19)は、化合物(A)に相当する。化合物(A)は、高価な試薬を必要とせず、高い収率で合成することが出来る。化合物(A)から、wittig反応で用いるホスホニウム塩(20)や、Julia−Kocienski反応で用いるスルホン化合物(21)、化合物(22)、または化合物(23)を合成出来る。

Figure 2017190323
化合物(A)、化合物(B)、化合物(C)、化合物(20)、化合物(21)、化合物(22)、または化合物(23)を用い、エーテル化、エステル化、炭素−炭素形成反応などを行うことで、テトラヒドロ−2H−ピラン誘導体を合成出来る。

Figure 2017190323

式(3)において、OGは有機基である。
テトラヒドロ−2H−ピランには、シス体とトランス体がある。トランス体の方が熱力学的に安定であり好ましい。液晶表示素子に用いられる液晶化合物は、液晶性の観点からトランス体が好ましい。

Figure 2017190323
化合物(15)、化合物(16)、または化合物(19)のトランス体の比率は、化合物(13)のオレフィンの還元方法で決まる。好ましい条件でシラン還元を行った場合、化合物(19)のトランス体の比率は、およそ75〜90%である。従来技術より容易にトランス−テトラヒドロ−2H−ピラン誘導体を合成することが出来る。
エーテル化反応において、化合物(19)のシス体は脱離反応が優先し、トランス体はエーテル化反応が優先する。その結果、生成物のトランス体の比率が向上する。さらにアルコールやフェノールなどの量を、化合物(19)のトランス体に対応する量に減らすこと出来る。

Figure 2017190323

式(4)において、OGは有機基である。
本発明の化合物(A)、化合物(B)、化合物(C)、化合物(20)、化合物(21)、化合物(22)、または化合物(23)を用い、液晶化合物に適した式(1)で表される化合物を合成することが出来る。

Figure 2017190323

式(1)において、
は炭素数1〜10のアルキルであり;
は、水素、炭素数3〜8のシクロアルカン、または炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキルにおいて、少なくとも1つの−CH−は−O−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−CHCH−は−CH=CH−で置き換えられてもよく;
環A、環A、および環Aは独立して、1,4−シクロへキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、1,4−フェニレン、少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられた1,4−フェニレン、ナフタレン−2,5−ジイル、少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられたナフタレン−2,5−ジイル、テトラヒドロ−2H−ピラン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイル、ピリジン−2,5−ジイル、または1,3−ジオキサン−2,5−ジイルであり;
は、−CHCH−、−CH=CH−、−CHO−、または−COO−であり;
およびZは独立して、単結合、−CHCH−、−C≡C−、−CH=CH−、−CFO−、−OCF−、−OCH−、−CHO−、−OCO−、−COO−、−CHCHCHO−、または−OCHCHCH−であり;
nおよびmは独立して、0または1である。
の好ましい例は、−CH、−C、−C、−C、および−C11である。
の好ましい例は、−CH、−C、−C、−C、−C11、−CH=CH、−CH=CHCH、−CH=CHC、−CH=CHC、−(CHCH=CH、−(CHCH=CHCH、−CH=CH(CHCH=CH、(CHCH=CH(CHCH=CH、−OCH、−OC、−OC、および−OCである。
環A、環A、または環Aの好ましい例は、1,4−シクロへキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、1,4−フェニレン、2−フルオロ−1,4−フェニレン、および2,3−ジフルオロ−1,4−フェニレンである。
の好ましい例は、−CHCH−、−CH=CH−、および−CHO−である。
またはZの好ましい例は、単結合、−CHCH−、−CH=CH−、−OCH−、および−CHO−である。
2−フルオロ−1,4−フェニレンは、下記の2つの二価基を意味する。化学式において、フッ素は左向き(L)であってもよいし、右向き(R)であってもよい。このルールは、テトラヒドロ−2H−ピラン−2,5−ジイルのような、左右非対称な環から誘導される二価基にも適用される。

Figure 2017190323
実施例により本発明をさらに詳しく説明する。本発明はこれらの実施例によっては制限されない。
1.化合物(A)、化合物(B)、および誘導体の実施例
化合物(A)、化合物(B)、および誘導体は、下記の手順により合成した。合成した化合物は、NMR分析などの方法により同定した。
NMR分析:測定には、ブルカーバイオスピン社製のDRX−500を用いた。H−NMRの測定では、試料をCDClなどの重水素化溶媒に溶解させ、室温、500MHz、積算回数16回の条件で測定した。テトラメチルシランを内部標準として用いた。19F−NMRの測定では、CFClを内部標準として用い、積算回数24回で行った。核磁気共鳴スペクトルの説明において、sはシングレット、dはダブレット、tはトリプレット、qはカルテット、quinはクインテット、sexはセクステット、mはマルチプレット、brはブロードであることを意味する。
ガスクロマト分析:測定には、島津製作所製のGC−2010型ガスクロマトグラフを用いた。カラムは、Agilent Technologies Inc.製のキャピラリカラムDB−1(長さ30m、内径0.25mm、膜厚0.25μm)を用いた。キャリアーガスとしてはヘリウム(1ml/分)を用いた。試料気化室の温度を300℃、検出器(FID)部分の温度を300℃に設定した。試料はアセトンに溶解して、1重量%の溶液となるように調製し、得られた溶液1μlを試料気化室に注入した。記録計には島津製作所製のGCsolutionシステムなどを用いた。
ガスクロマトグラフ質量分析:測定には、島津製作所製のQP−2010Ultra型ガスクロマトグラフ質量分析計を用いた。カラムは、Agilent Technologies Inc.製のキャピラリカラムDB−1(長さ60m、内径0.25mm、膜厚0.25μm)を用いた。キャリアーガスとしてはヘリウム(1ml/分)を用いた。試料気化室の温度を300℃、イオン源の温度を200℃、イオン化電圧を70eV、エミッション電流を150uAに設定した。試料はアセトンに溶解して、1重量%の溶液となるように調製し、得られた溶液1μlを試料気化室に注入した。記録計には島津製作所製のGCMSsolutionシステムを用いた。
HPLC分析:測定には、島津製作所製のProminence(LC−20AD;SPD−20A)を用いた。カラムはワイエムシー製のYMC−Pack ODS−A(長さ150mm、内径4.6mm、粒子径5μm)を用いた。溶出液はアセトニトリルと水を適宜混合して用いた。検出器としてはUV検出器、RI検出器、CORONA検出器などを適宜用いた。UV検出器を用いた場合、検出波長は254nmとした。試料はアセトニトリルに溶解して、0.1重量%の溶液となるように調製し、この溶液1μLを試料室に導入した。記録計としては島津製作所製のC−R7Aplusを用いた。
[実施例1] 2−プロピル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−5−カルボン酸メチルの合成

Figure 2017190323
第一工程:
水素化ナトリウム(26.14g,599.16mmol)のエーテル懸濁液に、6−プロピルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−オン(71.00g,499.30mmol)およびギ酸エチル(44.39g,599.16mmol)のエーテル溶液を氷冷下滴下した。反応混合物を室温で2時間攪拌した後、5時間加熱還流した。反応混合物を1N−塩酸水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、3−(ヒドロキシメチレン)−6−プロピルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−オン(84.99g,収率99.0%)を得た。
第二工程:
第一工程で得られた3−(ヒドロキシメチレン)−6−プロピルテトラヒドロ−2H−ピラン−2−オン(74.99g,440.58mmol)のメタノール溶液に、濃塩酸(36.7ml,440.58mmol)を加え室温で3時間攪拌した。反応液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、2−メトキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−カルボン酸メチルと2−プロピル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−5−カルボン酸メチルの混合物(78.86g)を得た。
第三工程:
第二工程で得られた2−メトキシ−6−プロピル−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−カルボン酸メチル、2−プロピル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−5−カルボン酸メチル(78.86g)および12タングスト(VI)りん酸n水和物(0.394g,0.14mmol)の混合物を、トルエン中Dean−starkコンデンサー装着下、3時間還流した。反応混合物を、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、2−プロピル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−5−カルボン酸メチル(65.71g,収率80.5%(2ステップ))を得た。
[実施例2] (2−プロピル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−5−イル)メタノールの合成

Figure 2017190323
水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウム(3.6Mトルエン溶液,16.6ml,59.71mmol)のトルエン溶液に、実施例1で得られた2−プロピル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−5−カルボン酸メチル(10.00g,54.28mmol)のトルエン溶液を氷冷下滴下した。反応混合液を40℃で1時間攪拌した後、酒石酸カリウムナトリウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、(2−プロピル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−5−イル)メタノール(7.26g,46.47mmol)を得た。
[実施例3] トランス−5−((4−エトキシ−2,3−ジフルオロフェノキシ)メチル)−2−プロピルテトラヒドロ−2H−ピランの合成
Figure 2017190323
第一工程:
実施例1で得られた2−プロピル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−5−カルボン酸メチル(44.29g,240.40mmol)とトリエチルシラン(83.86g,721.20mmol)の酢酸溶液に、氷冷下メタンスルホン酸(69.31g,721.20mmol)を滴下した。反応液を室温で3時間攪拌した後、水に注ぎ酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、6−プロピル−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−カルボン酸メチル(39.00g,収率86.7%)を得た。得られた生成物の異性体比は、シス:トランス=17.4:82.6であった。
第二工程:
水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウム(3.6Mトルエン溶液,23.8ml,86.56mmol)のトルエン溶液に、実施例1で得られた2−プロピル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−5−カルボン酸メチル(14.66g,77.80mmol)のトルエン溶液を氷冷下滴下した。反応混合液を40℃で1時間攪拌した後、1N−塩酸水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、(6−プロピルテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)メタノール(10.00g,収率80.2%)を得た。得られた生成物の異性体比は、シス:トランス=16.7:83.3であった。
第三工程:
第二工程で得られた(6−プロピルテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)メタノール(10.00g,63.19mmol)と四臭化炭素(22.00g,66.35mmol)のジクロロメタン溶液に、トリフェニルホスフィン(17.40g,66.35mmol)を氷冷下添加した。反応混合物を室温で1時間攪拌後、エバポレーターで濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、5−(ブロモメチル)−2−プロピルテトラヒドロ−2H−ピラン(11.00g,収率78.7%)を得た。得られた生成物の異性体比は、シス:トランス=8.8:91.2であった。
第四工程:
第三工程で得られた5−(ブロモメチル)−2−プロピルテトラヒドロ−2H−ピラン(11.00g,49.74mmol)、炭酸カリウム(6.87g,49.74mmol)および4−エトキシ−2,3−ジフルオロフェノール(8.66g,49.74mmol)の混合物を、DMF中70℃で5時間攪拌した。反応混合物を水に注ぎ、トルエンで抽出した。合わせた有機層を、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーおよび再結晶により精製し、トランス−5−((4−エトキシ−2,3−ジフルオロフェノキシ)メチル)−2−プロピルテトラヒドロ−2H−ピランを得た(9.32g,収率59.6%)。粗生成物の異性体比は、シス:トランス=1.9:98.1であった。
H−NMR(CDCl;δppm):6.63−6.57(2H,m),4.15(1H,ddd,J=11.2,4.1,2.2Hz),4.05(2H,q,J=7.0Hz),3.82,3.75(2H,ABqd,J=9.5,5.3,7.1Hz),3.26(1H,dd,J=11.2,11.2Hz),3.25−3.21(1H,m),2.15−2.06(1H,m),1.95−1.91(1H,m),1.71−1.67(1H,m),1.57−1.31(6H,m),1.41(3H,t,J=7.0Hz),0.92(3H,t,J=7.1Hz).

[実施例4] 6−ペンチル−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−カルボン酸メチルの合成

Figure 2017190323
実施例1に記載の方法で合成した2−ペンチル−3,4−ジヒドロ−2H−ピラン−5−カルボン酸メチル(2.00g,9.42mmol)と1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン(1.89g,28.26mmol)の酢酸溶液に、氷冷下、メタンスルホン酸(2.72g,mmol)を滴下した。反応液を室温で3時間攪拌した後、水に注ぎ酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、6−ペンチル−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−カルボン酸メチル(1.94g,収率96.0%)を得た。得られた生成物の立体比は、シス:トランス=18.4:81.6であった。
[実施例5] 5−((4−エトキシ−2,3−ジフルオロフェノキシ)メチル)−2−ペンチルテトラヒドロ−2H−ピランの合成

Figure 2017190323
第一工程:
実施例2と同様の方法で合成した(6−ペンチルテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)メタノール(シス:トランス=11.1:88.9)(8.00g,42.94mmol)とピリジン(3.74g,47.24mmol)のジクロロメタン溶液に、氷冷下、塩化パラトルエンスルホニル(8.60g,45.09mmol)を添加した。反応混合物を終夜攪拌した後、1N−塩酸に注いだ。ジクロロメタン層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣は精製をすることなく次の工程に用いた。ガスクロマト質量分析で、(6−ペンチルテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)メチル 4−メチルベンゼンスルホナートの生成を確認した。
第二工程:
第一工程で得られた(6−ペンチルテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)メチル 4−メチルベンゼンスルホナート(14.62g,42.94mmol)、炭酸カリウム(5.93g,42.94mmol)および4−エトキシ−2,3−ジフルオロフェノール(7.47g,42.94mmol)の混合物を、DMF中70℃で5時間攪拌した。反応混合物を水に注ぎ、トルエンで抽出した。合わせた有機層を、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。ガスクロマト質量分析で、5−((4−エトキシ−2,3−ジフルオロフェノキシ)メチル)−2−プロピルテトラヒドロ−2H−ピランの生成を確認した。粗生成物の異性体比は、シス:トランス=5.8:94.2であった。
H−NMR(CDCl;δppm):6.65−6.59(2H,m),4,18(1H,ddd,J=11.2,4.1,2.2Hz),4.07(2H,q,J=7.0Hz),3.84,3.78(2H,ABqd,J=9.5Hz,5.5,7.1Hz),3.28(1H,dd,J=11.1,11.1Hz),3.27−3.22(1H,m),2.17−2.09(1H,m),1.97−1.93(1H,m),1.74−1.70(1H,m),1.58−1.51(1H,m),1.49−1.26(9H,m),1.44(3H,t,J=7.0Hz),0.91(3H,t,J=7.3Hz).
[実施例6] トランス−5−((4−エトキシ−2,3−ジフルオロフェノキシ)メチル)−2−ペンチルテトラヒドロ−2H−ピランの合成

Figure 2017190323
5−(ブロモメチル)−2−プロピルテトラヒドロ−2H−ピラン(シス:トランス=17.8:82.2)(5.00g,18.54mmol)、炭酸カリウム(5.12g,37.08mmol)および4’−エトキシ−2’,3,3’−トリフルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−オール(5.22g,19.47mmol)の混合物を、DMF中70℃で5時間攪拌した。反応混合物を水に注ぎ、トルエンで抽出した。合わせた有機層を、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーおよび再結晶により精製し、トランス−5−(((4’−エトキシ−2’,3,3’−トリフルオロ−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)オキシ)メチル−2−プロピルテトラヒドロ−2H−ピランを得た(4.55g,収率60.0%)。粗生成物の異性体比は、シス:トランス=6.4:93.6であった。
H−NMR(CDCl;δppm):7.23(1H,dt,J=12.3,1.4Hz),7.19(1H,d,J=8.7Hz),7.03(1H,td,J=8.6,2.2Hz),6.97(1H,t,J=8.7Hz),6.77(1H,dd,J=8.3,1.8Hz),4.18(1H,ddd,J=11.2,4.2,2.2Hz,),4.15(2H,q,J=7.1Hz),3.90,3.84(2H,ABqd,J=9.5,5.4,7.0Hz),3.28(1H,dd,J=11.5,11.1Hz),3.28−3.23(1H,m),2.20−2.12(1H,m),1.99−1.96(1H,m),1.72−1.68(1H,m),1.55−1.30(6H,m),1.47(3H,t,J=7.0Hz),0.92(3H,t,J=7.3Hz).
[実施例7] (E)−5−(2−(4−(2,3−ジフルオロ−4−プロピルフェニル)シクロヘキシル)ビニル)−2−プロピルテトラヒドロ−2H−ピランの合成




Figure 2017190323
第一工程:
5−(ブロモメチル)−2−プロピルテトラヒドロ−2H−ピラン(シス:トランス=17.8:82.2)(10.33g,46.71mmol)、1−フェニル−1H−テトラゾール−5−チオール(7.57g,42.47mmol)、テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩(1.44g,4.25mmol)および水酸化カリウム(2.62g,46.71mmol)の混合物を、トルエン−水の混合溶媒中、室温で3時間攪拌した。トルエン層を、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、1−フェニル−5−(((6−プロピルテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)メチル)チオ)−1H−テトラゾールを得た(9.64g,収率71.3%)。
第二工程:
第一工程で得られた(1−フェニル−5−(((6−プロピルテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)メチル)チオ)−1H−テトラゾール(9.64g,30.27mmol)、テトラブチルアンモニウム硫酸水素塩(1.03g,3.03mmol)およびモリブテン酸アンモニウム(1.00g,1.51mmol)のエタノール溶液に、30%過酸化水素水を30℃以下で滴下した。反応混合物を終夜攪拌した後、水に注ぎトルエンで抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣を再結晶により精製し、1−フェニル−5−(((6−プロピルテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)メチル)スルホニル)−1H−テトラゾールを得た(9.08g,収率85.6%)。
第三工程:
第二工程で得られた1−フェニル−5−(((6−プロピルテトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル)メチル)スルホニル)−1H−テトラゾール(7.59g,21.66mmol)と4−(4−エトキシ−2,3−ジフルオロフェニル)シクロヘキサン−1−カルボアルデヒド(7.57g,42.47mmol)のジメトキシエタン溶液に、カリウムt−ブトキシドを−65℃で添加した。反応混合物を室温まで戻した後、60℃で2時間攪拌した。反応混合物を水に注ぎ、トルエンで抽出した。合わせた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、(E)−5−(2−(4−(2,3−ジフルオロ−4−プロピルフェニル)シクロヘキシル)ビニル)−2−プロピルテトラヒドロ−2H−ピランを得た(1.40g,収率19.7%)
H−NMR(CDCl;δppm):6.83(1H,td,J=8.9,2.2Hz,),6.66(1H,ddd,J=16.5,8.1,1.8Hz),5.44,5.19(2H,AXqd,J=15.8,6.9Hz),4.09(2H,q,J=7.0Hz),3.86(1H,ddd,J=11.2,4.4,2.1Hz,),3.21−3.16(1H,m),3.10(1H,dd,J=14.1,11.2Hz),2.73(1H,tt,J=12.2,3.2Hz),2.21−2.15(1H,m),1.98−1.90(1H,m),1.88−1.81(5H,m),1.65−1.1.63(1H,m),1.53−1.1.20(10H,m),1.43(3H,t,J=7.0Hz),0.91(3H,t,J=7.3Hz).
本発明の製造方法を用いることで、従来技術より容易かつ安価にテトラヒドロ−2H−ピラン誘導体および中間体を提供することが出来る。とくに液晶化合物に好適なトランス−テトラヒドロ−2H−ピラン−2,5−ジイル誘導体を提供することが出来る。

Claims (7)

  1. 化合物(A)、化合物(B)、または化合物(C)を、中間体とするテトラヒドロ−2H−ピラン誘導体の製造方法。

    Figure 2017190323

    化合物(A)、化合物(B)、および化合物(C)において、Rはアルキル、アルケニル、またはアルコキシであり、Rは水素またはアルコキシであり、Xは脱離基である。
  2. 化合物(A)、化合物(B)、または化合物(C)において、Rがアルキルであり、Xが、ノナフルオロスルホナート、トリフルオロメタンスルホナート、フルオロスルホン酸エステル、トシラート、メシラート、ヨウ素、臭素、または塩素であり、Rが水素である請求項1に記載のテトラヒドロ−2H−ピラン製造方法。
  3. 置換されてもよいδ‐バレロラクトンから誘導された化合物(A)、化合物(B)、または化合物(C)を中間体とする請求項1または2に記載のテトラヒドロ−2H−ピラン誘導体の製造方法。
  4. 式(1)で表される化合物を目的物とする請求項1から3のいずれか1項に記載のテトラヒドロ−2H−ピラン誘導体の製造方法。

    Figure 2017190323

    式(1)において、
    は炭素数1から10のアルキルであり;
    は、水素、炭素数3から8のシクロアルカン、または炭素数1から10のアルキルであり、このアルキルにおいて、少なくとも1つの−CH−は−O−で置き換えられてもよく、少なくとも1つの−CHCH−は−CH=CH−で置き換えられてもよく;
    環A、環A、および環Aは独立して、1,4−シクロへキシレン、1,4−シクロヘキセニレン、1,4−フェニレン、少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられた1,4−フェニレン、ナフタレン−2,5−ジイル、少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられたナフタレン−2,5−ジイル、テトラヒドロ−2H−ピラン−2,5−ジイル、ピリミジン−2,5−ジイル、ピリジン−2,5−ジイル、または1,3−ジオキサン−2,5−ジイルであり;
    は、−CHCH−、−CH=CH−、−CHO−、または−COO−であり;
    およびZは独立して、単結合、−CHCH−、−C≡C−、−CH=CH−、−CFO−、−OCF−、−OCH−、−CHO−、−OCO−、−COO−、−CHCHCHO−、または−OCHCHCH−であり;
    nおよびmは独立して、0または1である。
  5. エーテル化反応の工程を含む請求項1から4のいずれか1項に記載のテトラヒドロ−2H−ピラン誘導体の製造方法。
  6. 式(2)で表される化合物
    Figure 2017190323

    式(2)において、Rはアルキル、アルケニル、またはアルコキシであり、Rは水素またはアルコキシであり;
    Qは、下記構造のいずれかである。
    Figure 2017190323
  7. 請求項4または5の製造方法により製造された式(1)で表される化合物の液晶媒体の成分としての利用。
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