JP2017191268A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】加熱制御部43は、定着ローラー31の温度を予め設定される目標温度Tsに調整する。推定処理部44は、定着部23の複数の動作状態の各々の継続時間に、前記動作状態の各々に個別に設定された係数を乗じて加圧ローラー32の温度変化量を推定するとともに、定着ローラー31がヒーター33により加熱されている期間において、少なくとも定着ローラー31の温度に応じて異なる前記係数を用いて前記温度変化量を推定可能である。温度補正部45は、推定処理部44により推定される前記温度変化量に基づいて目標温度Tsを補正する。
【選択図】図2
Description
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る画像形成装置1(本発明の画像形成装置の一例)の概略構成について説明する。
次に、制御部25(推定処理部44)によって実行される推定処理について説明する。前記推定処理は、加圧ローラー32の温度を推定する処理である。
まず、図6を参照しつつ、制御部25(推定処理部44)によって実行される前記第1推定処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS1,S2,・・・は、制御部25により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。
まず、ステップS1において、制御部25は、動作履歴情報51に基づいて、継続時間D1を計算する。継続時間D1は、定着部23の動作モードが前記ウォームアップモードであり、且つ駆動モーター26がオフ(すなわち、駆動モーター26が停止中)である状態の継続時間である。
ステップS2において、制御部25は、動作履歴情報51に基づいて、前記ウォームアップモードの開始時点における検出温度Tdが60℃未満であるか否かを判断する。そして、60℃未満であると判断されると(S2:Yes)、処理がステップS3に移行する。一方、60℃以上であると判断されると(S2:No)、処理がステップS4に移行する。
ステップS3において、制御部25は、放熱係数Cdを0に設定する。なぜなら、前記ウォームアップモードの開始時点における検出温度Tdが60℃未満であるということは、加圧ローラー32の温度も低く、加圧ローラー32からの放熱はほとんどないと考えられるからである。
ステップS4において、制御部25は、放熱係数Cdを−3に設定する。なぜなら、駆動モーター26がオフである状態では、定着ローラー31から加圧ローラー32に熱が伝達されず、加圧ローラー32の温度が低下すると考えられるからである。
ステップS5において、制御部25は、前記ステップS1で計算された継続時間D1と、前記ステップS3又は前記ステップS4で設定された放熱係数Cdとに基づいて、加圧ローラー32の温度変化量ΔT1を推定する。具体的には、制御部25は、前記継続時間D1に前記放熱係数Cdを乗じることによって、温度変化量ΔT1を算出する。
ステップS6において、制御部25は、動作履歴情報51に基づいて、継続時間D2を計算する。継続時間D2は、定着部23の動作モードが前記ウォームアップモードであり、且つ駆動モーター26がオン(すなわち、駆動モーター26が駆動中)であり、且つ検出温度Tdが目標温度Ts未満である状態の継続時間である。
ステップS7において、制御部25は、昇温係数Cuを9に設定する。なぜなら、検出温度Tdが目標温度Ts未満である状態では、加圧ローラー32の温度がまだ低いので、加圧ローラー32の温度の上昇速度が高いと考えられるからである。
ステップS8において、制御部25は、前記ステップS6で計算された継続時間D2と、前記ステップS7で設定された昇温係数Cuとに基づいて、加圧ローラー32の温度変化量ΔT2を推定する。具体的には、制御部25は、前記継続時間D2に前記昇温係数Cu(すなわち9)を乗じることによって、温度変化量ΔT2を算出する。
ステップS9において、制御部25は、動作履歴情報51に基づいて、継続時間D3を計算する。継続時間D3は、定着部23の動作モードが前記ウォームアップモードであり、且つ駆動モーター26がオンであり、且つ検出温度Tdが目標温度Ts以上である状態の継続時間である。
ステップS10において、制御部25は、昇温係数Cuを0.3に設定する。なぜなら、検出温度Tdが目標温度Ts以上である状態では、加圧ローラー32の温度も高いので、加圧ローラー32の温度の上昇速度が低いと考えられるからである。
ステップS11において、制御部25は、前記ステップS9で計算された継続時間D3と、前記ステップS10で設定された昇温係数Cuとに基づいて、加圧ローラー32の温度変化量ΔT3を推定する。具体的には、制御部25は、前記継続時間D3に前記昇温係数Cu(すなわち0.3)を乗じることによって、温度変化量ΔT3を算出する。
ステップS12において、制御部25は、ステップS5で計算された温度変化量ΔT1と、ステップS8で計算された温度変化量ΔT2と、ステップS11で計算された温度変化量ΔT3とに基づいて、加圧ローラー32の温度を推定する。具体的には、制御部25は、直前に実行された前記推定処理(すなわち、直前に実行された前記第3推定処理)によって計算されて前記RAM又は記憶部27等に記憶されている加圧ローラー32の推定温度Tpに、前記温度変化量ΔT1と、前記温度変化量ΔT2と、前記温度変化量ΔT3とを加算することによって、加圧ローラー32の推定温度Tpを更新する。更新された推定温度Tpは、前記RAM又は記憶部27等に記憶される。そして、前記第1推定処理が終了する。
次に、図7を参照しつつ、制御部25(推定処理部44)によって実行される前記第2推定処理の手順の一例について説明する。
まず、ステップS20において、制御部25は、直前に実行された印字処理における印字枚数が11枚未満か否かを判断する。そして、前記印字枚数が11枚未満であると判断されると(S20:Yes)、処理がステップS21に移行する。一方、前記印字枚数が11枚以上であると判断されると(S20:No)、処理がステップS31に移行する。
ステップS21において、制御部25は、動作履歴情報51に基づいて、継続時間D4を計算する。継続時間D4は、定着部23の動作モードが前記印字中モードであり、且つシートセンサー35がオフ(すなわち、シートSが前記ニップ部を通過していない状態)であり、且つ検出温度Tdが目標温度Tsに未到達である状態の継続時間である。
ステップS22において、制御部25は、昇温係数Cuを6に設定する。なぜなら、検出温度Tdが目標温度Tsに未到達である状態では、ヒーター33による加熱量が大きいので、加圧ローラー32の温度の上昇速度が高いと考えられるからである。
ステップS23において、制御部25は、前記ステップS21で計算された継続時間D4と、前記ステップS22で設定された昇温係数Cuとに基づいて、加圧ローラー32の温度変化量ΔT4を推定する。具体的には、制御部25は、前記継続時間D4に前記昇温係数Cu(すなわち6)を乗じることによって、温度変化量ΔT4を算出する。
ステップS24において、制御部25は、動作履歴情報51に基づいて、継続時間D5を計算する。継続時間D5は、定着部23の動作モードが前記印字中モードであり、且つシートセンサー35がオフであり、且つ検出温度Tdが目標温度Tsに到達後の状態の継続時間である。
ステップS25において、制御部25は、昇温係数Cuを1に設定する。なぜなら、検出温度Tdが目標温度Tsに到達後の状態では、ヒーター33による加熱量は抑えられるので、加圧ローラー32の温度の上昇速度が低いと考えられるからである。
ステップS26において、制御部25は、前記ステップS24で計算された継続時間D5と、前記ステップS25で設定された昇温係数Cuとに基づいて、加圧ローラー32の温度変化量ΔT5を推定する。具体的には、制御部25は、前記継続時間D5に前記昇温係数Cu(すなわち1)を乗じることによって、温度変化量ΔT5を算出する。
ステップS27において、制御部25は、動作履歴情報51に基づいて、継続時間D6を計算する。継続時間D6は、定着部23の動作モードが前記印字中モードであり、且つシートセンサー35がオン(すなわち、シートSが前記ニップ部を通過中)である状態の継続時間である。
ステップS28において、制御部25は、放熱係数Cdを−12.8に設定する。なぜなら、前記ニップ部を通過するシートSによって加圧ローラー32の熱が奪われて、加圧ローラー32の温度が低下すると考えられるからである。
ステップS29において、制御部25は、前記ステップS27で計算された継続時間D6と、前記ステップS28で設定された放熱係数Cdとに基づいて、加圧ローラー32の温度変化量ΔT6を推定する。具体的には、制御部25は、前記継続時間D6に前記放熱係数Cd(すなわち−12.8)を乗じることによって、温度変化量ΔT6を算出する。
ステップS30において、制御部25は、ステップS23で計算された温度変化量ΔT4と、ステップS26で計算された温度変化量ΔT5と、ステップS29で計算された温度変化量ΔT6とに基づいて、加圧ローラー32の温度を推定する。具体的には、制御部25は、直前に実行された前記推定処理(すなわち、直前に実行された前記第1推定処理)によって計算されて前記RAM又は記憶部27等に記憶されている加圧ローラー32の推定温度Tpに、前記温度変化量ΔT4と、前記温度変化量ΔT5と、前記温度変化量ΔT6とを加算することによって、加圧ローラー32の推定温度Tpを更新する。更新された推定温度Tpは、前記RAM又は記憶部27等に記憶される。そして、前記第2推定処理が終了する。
ステップS31において、制御部25は、図3に示す連続印字温度情報50に基づいて、加圧ローラー32の温度を推定する。具体的には、制御部25は、直前に実行された印字処理におけるシートの種類(厚さ及び大きさ)に対応する加圧ローラー32の飽和温度を連続印字温度情報50から取得する。そして、制御部25は、直前に実行された前記推定処理(すなわち、直前に実行された前記第1推定処理)によって計算されて前記RAM又は記憶部27等に記憶されている加圧ローラー32の推定温度Tpを、連続印字温度情報50から取得した飽和温度へと更新する。更新された推定温度Tpは、前記RAM又は記憶部27等に記憶される。そして、前記第2推定処理が終了する。
次に、図8を参照しつつ、制御部25(推定処理部44)によって実行される前記第3推定処理の手順の一例について説明する。
まず、ステップS40において、制御部25は、動作履歴情報51に基づいて、現在の検出温度Td(すなわち、前記ウォームアップモードの開始時点の検出温度Td)が60℃未満であるか否かを判断する。そして、60℃未満であると判断されると(S40:Yes)、処理がステップS41に移行する。一方、60℃以上であると判断されると(S40:No)、処理がステップS42に移行する。
ステップS41において、制御部25は、加圧ローラー32の推定温度Tpを、現在の検出温度Tdと同じ温度に設定する。なぜなら、前記ウォームアップモードの開始時点の検出温度Tdが60℃未満にまで低下している場合には、定着ローラー31の温度と加圧ローラー32の温度はほぼ同じ温度になっていると考えられるからである。設定された推定温度Tpは、前記RAM又は記憶部27等に記憶される。そして、前記第3推定処理が終了する。
ステップS42において、制御部25は、加圧ローラー32の推定温度Tpが未設定であるか否かを判断する。そして、推定温度Tpが未設定であると判断されると(S42:Yes)、処理がステップS43に移行する。一方、推定温度Tpが設定済みであると判断されると(S42:No)、処理がステップS44に移行する。なお、推定温度Tpが未設定である状況としては、例えば、画像形成装置1において前記推定処理がまだ1度も実行されていない場合、又は、画像形成装置1の電源がオフされたことによって前記RAMに記憶されていた推定温度Tpが消失した場合などが考えられる。
ステップS43において、制御部25は、加圧ローラー32の推定温度Tpを60℃に設定する。加圧ローラー32の推定温度Tpが未設定である場合には、加圧ローラー32の推定温度Tpを高精度に推定することができない。よって、ここでは、温度補正部45によって前記目標温度が過剰に補正されて定着性が低下してしまうのを防止するために、加圧ローラー32の推定温度Tpが低めに設定される。加圧ローラー32の推定温度Tpが60℃である場合には、温度補正部45によって前記目標温度が補正されることはない。設定された推定温度Tpは、前記RAM又は記憶部27等に記憶される。そして、前記第3推定処理が終了する。
ステップS44において、制御部25は、動作履歴情報51に基づいて、継続時間D7を計算する。継続時間D7は、定着部23の動作モードが前記印字後状態であり、且つ駆動モーター26がオンである状態の継続時間である。前記印字後状態の終了後には、加圧ローラー32の表面温度を均一化するために、所定時間だけ駆動モーター26が駆動される「後駆動」が行われることがある。
ステップS45において、制御部25は、昇温係数Cuを6に設定する。なぜなら、前記後駆動時には定着ローラー31の熱が加圧ローラー32に伝達されて、加圧ローラー32の温度が上昇するからである。
ステップS46において、制御部25は、前記ステップS44で計算された継続時間D7と、前記ステップS45で設定された昇温係数Cuとに基づいて、加圧ローラー32の温度変化量ΔT7を推定する。具体的には、制御部25は、前記継続時間D7に前記昇温係数Cu(すなわち6)を乗じることによって、温度変化量ΔT7を算出する。
ステップS47において、制御部25は、動作履歴情報51に基づいて、継続時間D8を計算する。継続時間D8は、定着部23の動作モードが前記印字後状態であり、駆動モーター26がオフであり、且つ目標温度Tsが0℃以外の温度(例えば前記レディー温度)である状態の継続時間である。
ステップS48において、制御部25は、非通紙状態駆動時間Ttに基づいて、放熱係数Cdを設定する。非通紙状態駆動時間Ttとは、検出温度Tdが60℃未満になった時点から現時点までの駆動モーター26の累積駆動時間(駆動モーター26がオンである状態の継続時間)から、シートSが前記ニップ部を通過していた時間を除いた時間である。なお、非通紙状態駆動時間Ttは、検出温度Tdが60℃未満になった時点、又は画像形成装置1の電源がオンになった時点のいずれか遅い方の時点からの駆動モーター26の累積駆動時間から、シートSが前記ニップ部を通過していた時間を除いた時間であってもよい。
ステップS49において、制御部25は、前記ステップS47で計算された継続時間D8と、前記ステップS48で設定された放熱係数Cdとに基づいて、加圧ローラー32の温度変化量ΔT8を推定する。具体的には、制御部25は、前記継続時間D8に前記放熱係数Cdを乗じることによって、温度変化量ΔT8を算出する。
ステップS50において、制御部25は、動作履歴情報51に基づいて、継続時間D9を計算する。継続時間D9は、定着部23の動作モードが前記印字後状態であり、駆動モーター26がオフであり、且つ目標温度Tsが0℃(すなわち、ヒーター33による加熱が完全に停止した状態)である状態(すなわち、前記停止状態)の継続時間である。
ステップS51において、制御部25は、非通紙状態駆動時間Ttに基づいて、図9に示すような関数f2によって放熱係数Cdを決定する。非通紙状態駆動時間Ttが短いと、加圧ローラー32の蓄熱量が少ないため、加圧ローラー32の温度の低加速度は速いが、非通紙状態駆動時間Ttが長くなるほど、加圧ローラー32の蓄熱量が多くなるため、加圧ローラー32の温度の低加速度は緩やかになる。よって、図9に示す関数f2のように、非通紙状態駆動時間Ttが短いほど放熱係数Cdが小さくなるように設定されている。また、前記停止状態では、前記レディー状態よりも加圧ローラー32の温度は低下しているので、加圧ローラー32の温度の低加速度は緩やかである。よって、関数f2によって決定される放熱係数Cdは、関数f1によって決定される放熱係数Cdよりも絶対値が小さくなるように設定されている。
ステップS52において、制御部25は、前記ステップS50で計算された継続時間D9と、前記ステップS51で設定された放熱係数Cdとに基づいて、加圧ローラー32の温度変化量ΔT9を推定する。具体的には、制御部25は、前記継続時間D9に前記放熱係数Cdを乗じることによって、温度変化量ΔT9を算出する。
ステップS53において、制御部25は、ステップS46で計算された温度変化量ΔT7と、ステップS49で計算された温度変化量ΔT8と、ステップS52で計算された温度変化量ΔT9とに基づいて、加圧ローラー32の温度を推定する。具体的には、制御部25は、直前に実行された前記推定処理(すなわち、直前に実行された前記第2推定処理)によって計算されて前記RAM又は記憶部27等に記憶されている加圧ローラー32の推定温度Tpに、前記温度変化量ΔT7と、前記温度変化量ΔT8と、前記温度変化量ΔT9とを加算することによって、加圧ローラー32の推定温度Tpを更新する。更新された推定温度Tpは、前記RAM又は記憶部27等に記憶される。そして、前記第3推定処理が終了する。
次に、制御部25(温度補正部45)によって実行される温度補正処理について説明する。前記温度補正処理は、加圧ローラー32の推定温度Trに応じて印字処理時の目標温度Ts(前記印字温度)を補正する処理である。
まず、ステップS60において、制御部25は、推定処理部44によって推定された加圧ローラー32の推定温度Tpと、印字処理対象のシートSの種類に応じて連続印字温度情報50から取得される温度(飽和温度)との差分を計算する。具体的には、制御部25は、推定温度Tpから前記飽和温度を減じた結果の値を前記差分として計算する。例えば、推定温度Tpが110℃であり、印字処理対象のシートSが「普通1」のB5サイズのシートSである場合には、図3に示す連続印字温度情報50に基づいて、前記差分は110℃−95℃=15℃となる。すなわち、推定温度Tpが大きいほど前記差分も大きくなる。
ステップS61において、制御部25は、ステップS60で計算された差分に予め定められた補正係数を乗じて、温度補正量を計算する。前記補正係数は、加圧ローラー32の温度が1℃上昇した場合に、目標温度Tsを何℃低下させるべきかを示す係数であって、定着部23の構成によって最適値が異なる。例えば、加圧ローラー32の温度が3℃上昇したときに目標温度Tsを1℃低下させるのが好ましい定着部23を使用する場合には、前記補正係数は3分の1(=0.333)に設定されるのが好ましい。例えば、ステップS60で計算された差分が15であり、前記補正係数が3分の1である場合には、前記温度補正量は、15℃÷3=5℃となる。なお前記補正係数が、シートSの種類に応じて異なる値に設定されてもよい。
ステップS62において、制御部25は、印字処理対象のシートSが1枚目か否かを判断する。そして、印字処理対象のシートSが1枚目のシートSであると判断されると(S62:Yes)、処理がステップS63に移行する。一方、印字処理対象のシートSが2枚目以降のシートSであると判断されると(S62:No)、処理がステップS64に移行する。
ステップS63において、制御部25は、加熱制御部43において設定される目標温度Ts(印字温度)からステップS61で計算された前記温度補正量を減算することによって、目標温度Tsを補正する。例えば、加熱制御部43において設定される目標温度Tsが180℃であり、ステップS61で計算された前記温度補正量が5℃である場合には、補正後の目標温度Tsは、180℃−5℃=175℃となる。
ステップS64において、制御部25は、加熱制御部43において設定される目標温度Ts(印字温度)から、ステップS61で計算された前記温度補正量の2分の1を減算することによって、目標温度Tsを補正する。ただし、直前のシートSに対する補正後の目標温度Tsよりも予め定められた最低上昇温度(例えば3℃)以上高くなるように、目標温度Tsが補正される。よって、例えば、直前のシートSに対する補正後の目標温度Tsが174℃であり、加熱制御部43において設定される目標温度Tsが180℃であり、ステップS61で計算された前記温度補正量が5℃である場合には、補正後の目標温度Tsは、180℃−(5℃÷2)=177.5℃となる。また、直前のシートSに対する補正後の目標温度Tsが175℃であり、加熱制御部43において設定される目標温度Tsが180℃であり、ステップS61で計算された前記温度補正量が5℃である場合には、補正後の目標温度Tsは、175℃+3℃(最低上昇温度)=178℃となる。このように、2枚目以降のシートSに対する補正量を1枚目のシートSに対する補正量よりも小さくする(すなわち、2枚目以降のシートSに対する補正後の目標温度Tsを、1枚目のシートSに対する補正後の目標温度Tsよりも高くする)ことによって、連続印字時において定着温度が下がり過ぎて定着性が低下してしまうことを防止することができる。
ステップS65において、制御部25は、全てのシートSに対する印字処理が終了したか否かを判断する。そして、全てのシートSに対する印字処理が終了したと判断されると(S65:Yes)、前記温度補正処理が終了する。一方、未処理のシートSが存在すると判断されると(S65:No)、処理がステップS62に戻る。
20 画像形成部
23 定着部
31 定着ローラー
32 加圧ローラー
33 ヒーター
34 温度センサー
35 シートセンサー
S シート
D1〜D9 継続時間
Ts 目標温度
Td 検出温度
Cd 放熱係数
Cu 昇温係数
ΔT1〜ΔT9 温度変化量
Tp 推定温度
Tt 非通紙状態駆動時間
Claims (9)
- シートにトナー画像を形成する作像部と、
定着部材と前記定着部材に圧接される加圧部材と前記定着部材を加熱する加熱部とを含む定着部と、
前記定着部材の温度を検出する温度検出部と、
前記温度検出部による検出温度が予め設定される目標温度となるように前記加熱部を制御する加熱制御部と、
前記定着部の複数の動作状態の各々の継続時間に、前記動作状態の各々に個別に設定された係数を乗じて前記加圧部材の温度変化量を推定するとともに、少なくとも前記定着部材が前記加熱部により加熱されている期間において、予め定められた複数の係数のうち、前記検出温度に基づいて選択される係数を用いて前記温度変化量を推定可能な推定処理部と、
前記推定処理部により推定される前記温度変化量に基づいて前記目標温度を補正する温度補正部と、
を備える画像形成装置。 - 前記推定処理部は、前記加圧部材の駆動中で且つシートが通過していない期間において、前記検出温度が前記目標温度に到達していない状態の継続時間には第1昇温係数を乗じ、前記検出温度が前記目標温度に到達している状態の継続時間には前記第1昇温係数よりも小さい第2昇温係数を乗じる、
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記推定処理部は、過去の或る時点で算出した前記加圧部材の推定温度に対して、前記時点以降における前記定着部の複数の動作状態の各々の継続時間に、前記動作状態の各々に個別に設定された係数を乗じて推定される温度変化量を加算して、現時点における前記加圧部材の温度を推定し、
前記温度補正部は、前記推定処理部により推定される前記加圧部材の温度に基づいて前記目標温度を補正する、
請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記係数には、前記加圧部材の温度の上昇速度を示す昇温係数と、前記加圧部材の温度の下降速度を示す放熱係数とが含まれる、
請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記推定処理部は、前記加圧部材の駆動中において、シートが前記定着部材と前記加圧部材との間のニップ部を通過していない状態の継続時間には前記昇温係数を乗じて前記温度変化量を推定し、シートが前記ニップ部を通過している状態の継続時間には前記放熱係数を乗じて前記温度変化量を推定する、
請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記推定処理部は、予め定められた枚数以上のシートの連続印字が行われた場合に、前記シートの種類と前記加圧部材の温度との対応関係を示す連続印字温度情報に基づいて前記加圧部材の温度を推定可能である、
請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記推定処理部は、前記温度変化量に基づいて前記加圧部材の温度を推定し、
前記温度補正部は、前記推定処理部により推定される前記加圧部材の温度と、予め定められた枚数以上のシートの連続印字が行われた場合の前記シートの種類と前記加圧部材の温度との対応関係を示す連続印字温度情報から取得される温度との差分に応じて、前記目標温度を補正する、
請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記温度補正部は、前記差分に予め定められた補正係数を乗じて算出される補正量を前記目標温度から減じる、
請求項7に記載の画像形成装置。 - 前記動作状態は、前記定着部の動作モード、前記目標温度と前記検出温度との関係、前記加圧部材が駆動しているか否か、シートが前記定着部材と前記加圧部材との間のニップ部を通過しているか否か、を含む条件のいずれか一つ又は複数の組み合わせによって区分される、
請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成装置。
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| JP6439736B2 (ja) | 2018-12-19 |
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