以下に説明する実施形態は、本発明に係る電気料金試算システム、電気料金試算方法、およびプログラムの一例にすぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、以下の実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態に係る電気料金試算システム、電気料金試算方法、およびプログラムについて図1〜図5を参照して説明する。
(1)全体概要
本実施形態では、需要家施設(facility)における消費電力量に基づいて電気料金を試算する機能を、基本的な機能として有する電気料金試算システムについて説明する。本実施形態においては、電気料金試算システム10は、図1に示すように、需要家施設5から消費電力量を含む電力データを取得して電気料金を試算するサーバ装置1を備える。
ここでいう「需要家施設」は、電力の需要家の施設を意味しており、電力会社等の電気供給者から電力を購入している施設を意味しているが、太陽光発電設備等の自家発電設備を備えた施設も含む。本実施形態では、戸建住宅を需要家施設5の一例として説明する。
本実施形態では、図1に示すように、計測システム20が、需要家施設5における消費電力量を単位時間ごと(例えば30分ごと)に計測する。需要家施設5にはコントローラ3が設けられており、コントローラ3が、計測システム20から需要家施設5での消費電力量を含む電力データを取得する。サーバ装置1は、ネットワーク4及びルータ7を介してコントローラ3と通信可能であり、計測システム20によって単位時間ごとに計測された消費電力量の電力データをコントローラ3から取得する。そして、サーバ装置1は、電気料金試算システム10の利用者によって設定された期間の電力データを現在契約中の電気料金プランに適用した場合の第1電気料金を算出する。また、サーバ装置1は、電気料金試算システム10の利用者によって設定された期間の電力データを別の電気料金プランに適用した場合の第2電気料金を算出する。そして、サーバ装置1は、電気料金の試算結果のデータをコントローラ3に出力しており、コントローラ3は試算結果のデータを表示装置である情報端末装置8Aに出力する。
これにより、サーバ装置1は、電気料金試算システム10の利用者によって設定された期間での消費電力量に基づいて、電気料金を試算することができ、試算結果が情報端末装置8Aの表示部81に表示される。したがって、本実施形態の電気料金試算システム10は、利用者が設定した期間における需要家施設5での消費電力量に基づく電力料金の試算結果を情報端末装置8Aに提示することが可能である。つまり、電気料金試算システム10の利用者は、情報端末装置8Aの表示部81に表示された画面を見ることで、利用者が設定した期間における需要家施設5での消費電力量に基づいて試算された電気料金を、視覚的に確認することができる。
なお、サーバ装置1は、需要家施設5の使用者が電力供給者と現在契約中の電気料金プランを含む、複数の電気料金プランの情報を予め保持している。サーバ装置1は、複数の電気料金プランの情報を予め保持しておらず、電気料金プランの情報を提供している会社のサーバ装置や電力供給業者のサーバなどから、その都度、電気料金プランの情報を取得してもよい。
電気料金試算システム10の利用者(情報端末装置8Aの使用者)は、需要家施設5の使用者である住人と同一人であってもよく、あるいは、例えば住人と離れて暮らす親族等、住人とは別人であってもよい。なお、ここでいう「需要家施設5の使用者」は、需要家施設5を使用する人を意味し、需要家施設5が住宅である本実施形態においては、需要家施設5の住人である。需要家施設5の住人が複数人である場合には、「需要家施設5の使用者」は、複数の住人のうちの一人を指すこともあり、二人以上(全員も含む)を指すこともある。以下では「需要家施設5の使用者」を単に「住人」ともいう。なお、図1には需要家施設5が1つしか図示されていないが、サーバ装置1は、複数の需要家施設5にそれぞれ設けられた複数のコントローラ3と通信が可能であり、複数の需要家施設5のそれぞれについて電気料金を試算することができる。
(2)システム構成
次に、本実施形態に係る電気料金試算システム10および計測システム20の構成について説明する。
(2.1)電気料金試算システム
まず、本実施形態の電気料金試算システム10の構成について、図1および図2を参照して説明する。本実施形態では、電気料金試算システム10は、上述したようにサーバ装置1によって構成されている。
サーバ装置1は、図2に示すように、処理部11と、通信部17と、記憶部18とを備える。
処理部11は、例えばプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)を主構成とする。CPUが、記憶部18に格納されているプログラムを実行することによって、期間設定部12、取得部13、判定部14、料金算出部15、出力部16などのサーバ装置1の機能が実現される。処理部11が実行するプログラムは、記憶部18に、あらかじめ記録されているが、インターネットなどの電気通信回線を通じて提供されてもよいし、メモリカードなどの記録媒体に記録されて提供されてもよい。
通信部17は、例えばイーサネット(登録商標)規格に準拠した通信インタフェースである。通信部17は、例えばインターネットからなるネットワーク4とルータ7とを介して、需要家施設5に設けられたコントローラ3と通信可能である。また、通信部17は、ネットワーク4と携帯電話網(キャリア網)とを介してスマートフォンなどの情報端末装置8Cとも通信可能である。携帯電話網には、たとえば3G(第3世代)回線、LTE(Long Term Evolution)回線等がある。なお、情報端末装置8Cは、公衆無線LAN(Local Area Network)を介してネットワーク4に接続されてもよい。
記憶部18は、例えばハードディスク装置などの外部記憶装置からなる。記憶部18は、電力供給者のサーバから取得した電気料金プランの情報や、コントローラ3から取得した電力データなどを記憶する。なお、記憶部18には、需要家施設5に電力を供給している電力供給者と現在契約中の電気料金プラン(以下、現行プランという。)と、現行料金プラン以外の別の電気料金プラン(以下、比較対象プランという。)とが記憶されている。記憶部18には比較対象プランが少なくとも1つ記憶されていればよいが、複数の比較対象プランが記憶されていることが好ましい。比較対象プランは、現在契約中の電力供給者が提供する電気料金プランでもよいし、現在契約中の電力供給者以外の電力供給者が提供する電気料金プランでもよい。
期間設定部12は、例えば情報端末装置8Aからコントローラ3を介して入力される設定情報をもとに、電気料金の試算を行う試算対象の期間を設定する。本実施形態では、期間設定部12は試算対象の期間の長さを設定しているが、試算対象の期間の始点および終点をそれぞれ設定することで、試算対象の期間を設定してもよい。
取得部13は、期間設定部12で設定された期間における需要家施設5での消費電力量を含む電力データを、記憶部18又はコントローラ3から取得する。
判定部14は、取得部13によって取得された消費電力量のデータ量に基づいて、料金算出部15が電気料金を試算可能であるか否かを判定する。計測システム20は単位時間ごとに消費電力量を計測しているのであるが、計測システム20とコントローラ3との間の通信不良などによって、サーバ装置1は計測システム20によって計測された消費電力量のデータを全て取得できない可能性がある。サーバ装置1が取得したデータ量が少なければ、料金算出部15が電気料金の試算を正確に行えない可能性がある。そのため、判定部14は、取得部13によって取得された消費電力量のデータ量が閾値以上であれば、試算可能と判断し、取得部13によって取得された消費電力量のデータ量が閾値未満であれば、試算不可と判断する。ここにおいて、データ量の閾値は、例えば、1年間の消費電力量のデータ量を100%としたときの70%程度のデータ量に設定されるのが好ましい。
料金算出部15は、判定部14によって試算可能と判断された場合、記憶部18に記憶されている電気料金プランと、取得部13によって取得された試算対象の期間の電力データの情報とに基づいて、電気料金を試算する。料金算出部15は、現行プランに電力データを適用した場合の第1電気料金と、比較対象プランに電力データを適用した場合の第2電気料金とをそれぞれ算出する。
出力部16は、料金算出部15の算出結果を表示装置である情報端末装置8Aに出力する。出力部16は、料金算出部15の算出結果を示す表示画面のデータを作成し、作成した表示画面のデータを通信部17からネットワーク4及びルータ7を介してコントローラ3へ送信させる。コントローラ3は、サーバ装置1から送信された表示画面のデータを受信すると、このデータをルータ7経由で情報端末装置8Aに出力し、情報端末装置8Aに表示させる。
(2.2)計測システム20及びコントローラ3の説明
需要家施設5には、需要家施設5での消費電力量を計測する計測システム20と、コントローラ3とが設けられている。
まず、計測システム20の構成について説明する。
計測システム20は、図1に示すように、計測ユニット21と、通信アダプタ22と、電流センサ23,24とを備えている。計測ユニット21、通信アダプタ22、および電流センサ23,24は、分電盤6のキャビネット内に配置されている。分電盤6は、系統電源9に電気的に接続される主幹ブレーカ61と、主幹ブレーカ61の二次側に電気的に接続された複数の分岐ブレーカ62とをキャビネット内に備えている。
計測ユニット21は、電流センサ23,24に電気的に接続されている。電流センサ23は、主幹ブレーカ61の一次側に設けられ、幹線を流れる電流の値を計測する。電流センサ24は、複数の分岐ブレーカ62のそれぞれに対応して設けられ、複数の分岐回路70に流れる電流の値をそれぞれ計測する。ここでいう「分岐回路」は、分岐ブレーカ62によって幹線から分岐された回路を意味する。分岐回路70には、分岐ブレーカ62に接続される配線、照明器具や調理家電等の負荷機器50、コンセント(アウトレット)、壁スイッチなどを含んでいる。このような分岐回路70は、本実施形態のように住宅からなる需要家施設5においては、たとえばリビング、寝室、玄関、トイレ、子供部屋、キッチン等の部屋ごと、かつ照明器具、調理家電、エアコン(エアーコンディショナ)等の負荷機器50の種類ごとに設けられる。
計測ユニット21は、電流センサ23の出力を用いて、幹線の消費電力量を所定の単位時間ごとに計測しており、例えば正時から30分ごとの幹線の消費電力量を消費データとして計測する。また、計測ユニット21は、電流センサ24の出力を用いて、複数の分岐回路70の各々について、消費電力量を消費データとして計測する。通信アダプタ22は、計測ユニット21で計測された消費データを、コントローラ3へ送信する。なお、幹線の消費電力量は、需要家施設5全体での総消費電力量に相当する。
計測システム20で計測される消費データは、消費電力を正時から30分間隔で積算した消費電力量を含んでいる。計測システム20は、幹線の消費電力量、つまり需要家施設5全体での総消費電力量を計測していればよいが、需要家施設5における複数の分岐回路70の各々での消費電力量を含んでもよい。
コントローラ3は、本実施形態ではHEMS(home energy management system)のコントローラである。コントローラ3は、通信アダプタ22と無線通信方式で通信する通信機能と、ルータ7と通信する通信機能とを備えている。コントローラ3は、通信アダプタ22と通信を行うことによって、計測システム20で30分ごとに計測された幹線の消費電力量の電力データを、定期又は不定期に取得する。また、コントローラ3は、ルータ7及びネットワーク4を介してサーバ装置1と通信が可能であり、通信アダプタ22から受信した電力データをサーバ装置1へ定期又は不定期に送信する。
なお、需要家施設5に通信機能を有する電力量計が設置されている場合、コントローラ3は、電力量計と通信を行うことによって、電力量計から単位時間(例えば30分)ごとの消費電力量の計測値を取得してもよい。
また、需要家施設5には、HEMSの専用のモニタ装置である情報端末装置8Aが設けられている。情報端末装置8Aは、CPUおよびメモリを有する組み込みのコンピュータを備えている。CPUがメモリに格納されているプログラムを実行することによって、情報端末装置8Aの種々の機能(例えば処理部82の機能など)が実現される。プログラムは、コンピュータのメモリにあらかじめ記録されているが、インターネットなどの電気通信回線を通じて提供されてもよいし、メモリカードなどの記録媒体に記録されて提供されてもよい。
情報端末装置8Aは、図3に示すように、表示部81と、処理部82と、通信部83と、入力部84と、記憶部85とを備える。
表示部81は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(electroluminescence)ディスプレイのような薄型のディスプレイ装置である。
処理部82は、コントローラ3から入力された画面のデータをもとに、コントローラ3によって作成された画面を表示部81に表示させる。
通信部83は、ルータ7に接続されることで、コントローラ3との間の通信を可能にする。情報端末装置8Aは需要家施設5に設けられたHEMSのモニタ装置であるから、通信部83は、イーサネット(登録商標)規格に準拠した通信インタフェースであり、ルータ7を介してコントローラ3と通信可能である。
なお、情報端末装置8Aは、ルータ7を介さずに、コントローラ3と直接的に通信可能に構成されていてもよい。情報端末装置8Aとコントローラ3との通信方式は、有線通信に限らず、例えばWi−Fi(登録商標)、又は免許を必要としない小電力無線(特定小電力無線)などの無線通信であってもよい。この種の小電力無線については、用途などに応じて使用する周波数帯域や空中線電力などの仕様が各国で規定されている。日本国においては、920MHz帯又は420MHz帯の電波を使用する小電力無線が規定されている。
入力部84は、情報端末装置8Aの使用者(住人など)の操作を受け付ける機能を有している。本実施形態では、情報端末装置8Aがタッチパネルディスプレイを搭載しており、タッチパネルディスプレイが表示部81および入力部84として機能する。そのため、以下の説明では、表示部81に表示される画面上のボタンに対する種々のタッチ操作を、「タップ」などと表現する。ただし、入力部84は、タッチパネルディスプレイに限らず、たとえばキーボードやポインティングデバイス、メカニカルなスイッチなどであってもよい。
記憶部85は、たとえばフラッシュメモリなどの電気的に書換可能な不揮発性の半導体メモリで構成される。
なお、コントローラ3は、ルータ7を介して、需要家施設5に設けられた情報端末装置8Aと通信可能である。また、ルータ7は、例えばWi−Fi(登録商標)規格に準拠した無線LANの通信インタフェースを備えており、コントローラ3は、ルータ7を介して、無線LANの通信インタフェースを備えたスマートフォンなどの情報端末装置8Bと通信可能である。
(2.3)システム間の関連性
以上説明したような構成により、電気料金試算システム10のサーバ装置1は、計測システム20によって計測された幹線の消費電力量のデータ(電力データ)をコントローラ3から取得しており、電力データを用いて電気料金を試算する。そして、コントローラ3は、電気料金の試算結果を表示する表示画面のデータを作成し、この表示画面のデータをコントローラ3に送信する。コントローラ3は、サーバ装置1から表示画面のデータを受信すると、表示画面のデータを情報端末装置8Aに出力しており、情報端末装置8Aに試算結果の表示画面を表示させている。
(3)動作説明
以下、本実施形態に係る電気料金試算システムの動作について説明する。
本実施形態に係るプログラムは、サーバ装置1のコンピュータを、期間設定部12、取得部13、料金算出部15、出力部16として機能させるためのプログラムである。
期間設定部12は試算対象の期間を設定する。取得部13は、期間設定部12で設定された期間における需要家施設5の消費電力量(幹線での消費電力量)を含む電力データを取得する。料金算出部15は、現行料金プランに電力データを適用した場合の第1電気料金、及び、少なくとも1つの比較対象プランに電力データを適用した場合の第2電気料金をそれぞれ算出する。出力部16は料金算出部15の算出結果を表示装置である情報端末装置8Aに出力する。
需要家施設5に設けられたコントローラ3は、30分ごとの幹線の消費電力量の電力データをルータ7とネットワーク4とを介してサーバ装置1に送信する。サーバ装置1では、通信部17がコントローラ3から送信された電力データを受信すると、処理部11が、通信部17によって受信された電力データを、記憶部18に記憶させる。なお、コントローラ3には個別の識別情報が付与されており、記憶部18には複数のコントローラ3の各々について、すなわち需要家施設5ごとに電力データが記憶されている。
需要家施設5の住人が電気料金の試算を行いたい場合、需要家施設5の住人は、情報端末装置8Aの表示部81に表示されたメニュー画面から、電気料金を試算するメニューを選択する。このとき、情報端末装置8Aは、電気料金を試算するメニューが選択されたというメニュー選択情報をコントローラ3に送信し、このメニュー選択情報はコントローラ3からルータ7及びネットワーク4を介してサーバ装置1に送信される。サーバ装置1は、コントローラ3からメニュー選択情報を受信すると、電気料金を試算するために必要な設定項目を入力させる設定画面のデータを作成し、この設定画面のデータをネットワーク4とルータ7とを介してコントローラ3に送信する。コントローラ3は、サーバ装置1から設定画面のデータを受信すると、この設定画面のデータをルータ7経由で情報端末装置8Aに出力しており、情報端末装置8Aの表示部81に図4に示すような設定画面100が表示される。なお、この設定画面はコントローラ3によって作成されてもよく、コントローラ3が作成した設定画面を情報端末装置8Aの表示部81に表示させてもよい。
図4の設定画面100は、電気料金を試算する条件を設定するための画面である。図4の設定画面100において、参照符号と、領域を囲む一点鎖線とは、説明のために記載しているのみで、実際の画面には表示されない。なお、図5の表示画面120においても同様である。
設定画面100の右上には、現在の日時を表示する領域101が設けられている。設定画面100の中央には、電気料金を試算するために必要な複数の条件を入力するための領域102が設けられている。領域102の左側には設定する項目が表示され、領域102の右側には各項目について設定値を入力するためのボタンなどが表示されている。
本実施形態の電気料金試算システム10では、電気料金を試算するための条件として、契約中の電力会社と、契約種別(電気料金プラン)と、契約電流又は契約容量と、電気料金を試算する期間とを設定させている。なお、電気料金試算システム10は少なくとも電気料金を試算する期間のみを設定させればよく、その他の項目は必須ではない。
領域102の左側には、上から順番に設定項目を説明するためのメッセージを表示する領域103,105,107,111が設けられている。
一番上の領域103には、例えば「契約中の電力会社を選択してください。」との文字が表示される。この領域103の右側には、電力会社を設定するためのボタン104が表示されている。情報端末装置8Aの使用者がボタン104をタップすると、複数の電力会社を選択肢とするプルダウンメニューが表示される。情報端末装置8Aの使用者が、プルダウンメニューに表示された複数の電力会社からいずれかの電力会社をタップ(選択)すると、選択された電力会社の情報が現在契約中の電力会社として設定される。なお、サーバ装置1は、コントローラ3の設置時にコントローラ3の設置地域を示す情報(例えば電話番号の市外局番など)をコントローラ3から取得しており、コントローラ3の設置地域において電力を販売している電力会社のみをプルダウンメニューに表示させる。
上から2番目の領域105には、例えば「契約種別を選択してください。」との文字が表示される。この領域105の右側には、契約種別を設定するためのボタン106が表示されている。情報端末装置8Aの使用者がボタン106をタップすると、複数の契約種別(電気料金メニュー)を選択肢とするプルダウンメニューが表示される。情報端末装置8Aの使用者が、プルダウンメニューに表示された複数の契約種別からいずれかの契約種別をタップ(選択)すると、選択された契約種別が現在の電気料金メニューとして設定される。なお、電力会社が提供する電気料金プランは地域によって異なる場合があり、サーバ装置1は、コントローラ3の設置地域において電力会社が提供する電気料金プランのみをプルダウンメニューに表示させている。
上から3番目の領域107には、例えば「契約電流もしくは契約容量を入力してください。」との文字が表示される。この領域107の右側には、契約電流[A]を入力する領域108と、契約容量[kVA]を入力する領域109と、契約電流及び契約容量が不明な場合に選択されるボタン110とが左右に並べて配置されている。情報端末装置8Aの使用者が領域108をタップすると、情報端末装置8Aの表示部81に契約電流を入力するための子画面が表示され、この子画面において契約電流を入力すると、入力された契約電流が設定される。情報端末装置8Aの使用者が領域109をタップすると、情報端末装置8Aの表示部81に契約容量を入力するための子画面が表示され、この子画面において契約容量を入力すると、入力された契約容量が設定される。情報端末装置8Aの使用者がボタン110をタップすると、契約電流及び契約容量が不明であるという情報が設定される。
上から4番目の領域111には、例えば「シミュレーション対象期間を選択してください。」との文字が表示される。この領域111の右側には、試算対象の期間を3通りに設定するためのボタン112,113,114が左右に並べて表示される。情報端末装置8Aの使用者が一番左のボタン112をタップすると、試算対象の期間が「前月」に設定される。情報端末装置8Aの使用者が中央のボタン113をタップすると、試算対象の期間が「前月から過去3ヶ月間」に設定される。情報端末装置8Aの使用者が右側のボタン114をタップすると、試算対象の期間が「前月から過去1年間」に設定される。この場合、期間設定部12によって試算対象の期間の長さが設定されるが、試算対象の期間の始点および終点をそれぞれ設定することで、試算対象の期間を設定してもよい。期間の長さを設定する場合は、前月から遡る期間が設定されるが、試算対象の期間の始点および終点をそれぞれ設定する場合は、任意の期間を設定することができる。
設定画面100において領域102の下側には電気料金の試算を開始させるためのボタン115が配置されている。ボタン115には、例えば「シミュレーション開始」との文字が表示されている。情報端末装置8Aの使用者が上記の設定項目の設定を行った後に、ボタン115をタップすると、情報端末装置8Aの通信部83から各設定項目の設定内容と電気料金の試算を開始させる開始命令とがルータ7を介してコントローラ3に送信される。コントローラ3は、情報端末装置8Aから各設定項目の設定内容と開始命令とを受信すると、各設定項目の設定内容と開始命令とをルータ7とネットワーク4とを介してサーバ装置1に送信する。
サーバ装置1の通信部17が、コントローラ3から送信された各設定項目の設定内容と開始命令とを受信すると、処理部11は電気料金の試算を開始する。
まず、期間設定部12は、コントローラ3から送信された期間の設定内容をもとに、試算対象の期間を設定する。例えば試算対象の期間が前月から過去1年間に設定されていれば、取得部13は、試算対象の需要家施設5についての前月から過去1年間の電力データを記憶部18から読み込む。
このとき、判定部14は、取得部13によって取得された電力データのデータ量をもとに、電気料金を試算可能か否かを判定する。例えば、判定部14は、電力データのデータ量が閾値以上であれば試算可能と判断し、電力データのデータ量が閾値未満であれば試算不能と判断する。
そして、判定部14によって試算可能と判断された場合、料金算出部15は、コントローラ3から送信された電力会社、契約種別、契約電流又は契約容量の設定内容をもとに、電気料金の試算を行う。ここにおいて、電気料金の試算に用いる電力データは30分ごとに計測された消費電力量のデータであるから、時間帯によって電気料金の単価が異なる場合や、実量制の電気料金プランに適用する場合でも電気料金を精度良く試算することができる。また、料金算出部15は、消費電力量の電力データが部分的に欠落している場合、消費電力量の不足データを線形補完などの方法で補完して推定し、推定値を含めた電力データを電気料金プランに適用してもよく、電気料金の試算精度が向上する。
本実施形態では、料金算出部15は、前月から過去1年間の電力データを現行料金プラン(例えばプランA)に適用した場合の第1電気料金を算出する。また、料金算出部15は、前月から過去1年間の電力データを比較対象プラン(例えば、プランB〜E)に適用した場合の第2電気料金を算出する。そして、料金算出部15は、第1電気料金と第2電気料金との差額を算出する。ここでは、プランBについては差額が1年間で(−5,000)円、プランCについては差額が1年間で(−4,000)円、プランDでは差額が1年間で(+2,000)円、プランEでは差額が1年間で(+3,000)円という試算結果が得られたとする。
料金算出部15による試算が終了すると、出力部16は試算結果を表示するための表示画面のデータを作成する。そして、出力部16は、作成した表示画面のデータを通信部17からネットワーク4とルータ7とを介してコントローラ3へと送信させる。コントローラ3は、表示画面のデータを受信すると、受信した表示画面のデータをルータ7経由で情報端末装置8Aに送信する。情報端末装置8Aの通信部83が表示画面のデータを受信すると、処理部82は表示部81に表示画面を表示させる。
図5は表示画面120の一例である。
表示画面120の右上には、現在の日時を表示する領域121が設けられている。
表示画面120の左側には、現在の契約内容を表示する領域122が設けられている。領域122には、現在契約中の電力会社の会社名、契約中の契約種別(電気料金プラン)の名称、契約容量の情報と、試算対象の期間の設定内容(例えば前月から過去1年間)とが表示されている。
表示画面120の右側には、試算結果を表示する領域123が設けられている。領域123には、現行料金プラン及び比較対象プランの名称(識別情報)と、各プランでの電気料金の試算結果とが表示されている。ここでは、各プランでの電気料金の試算結果は、現行料金プランでの電気料金(第1電気料金)と比較対象プランでの電気料金(第2電気料金)との差額で表示されているので、現行料金プランの場合の試算結果は差額がゼロとして表されている。
領域123において、各プランでの電気料金の試算結果は、上から差額が大きい順番に表示されているので、上側に表示されている電気料金プランほど安価になっている。また、領域123において、現行料金プランよりも電気料金が安価になる電気料金プラン、すなわち差額がマイナスになる電気料金プランの表示の右側には、電気料金が安価になることを示すオブジェクト124が表示されている。オブジェクト124の有無によって、電気料金が現行料金プランよりも安価になるか否かが容易に判別できる。このように、複数の電気料金プランのそれぞれに対応して、現行料金プランとの電気料金の金額差に応じて表示態様が異なるオブジェクトを表示してもよく、複数の電気料金プランの優劣が視覚的に判りやすくなる。
また、領域123には試算結果を表示するスペースの右側にスクロールバー125と上カーソルボタン126と下カーソルボタン127とが配置されている。したがって、電気料金プランの数が多く、画面内に全ての電気料金プランの試算結果を表示しきれない場合には、スクロールバー125、上カーソルボタン126、下カーソルボタン127などを操作して、試算結果を上下にスクロールさせることができる。
このように、現行料金プランでの第1電気料金と比較対象プランでの第2電気料金とが情報端末装置8Aに表示されるので、情報端末装置8Aの使用者は、現行料金プランと比較対象プランとで電気料金を比較検討することができる。
(4)効果
本発明に係る第1の態様の電気料金試算システム10は、期間設定部12と、取得部13と、料金算出部15と、出力部16とを備えている。期間設定部12は試算対象の期間を設定する。取得部13は、期間設定部12で設定された期間における需要家施設5での消費電力量を含む電力データを取得する。料金算出部15は、需要家施設5に電力を供給している電力供給者と現在契約中の電気料金プランに電力データを適用した場合の第1電気料金、及び、少なくとも1つの別の電気料金プランに電力データを適用した場合の第2電気料金をそれぞれ算出する。出力部16は、料金算出部15の算出結果を表示装置(情報端末装置8A)に出力する。
これにより、料金算出部15は、期間設定部12で設定された期間における消費電力量のデータをもとに、第1電気料金及び第2電気料金を試算することができる。したがって、試算対象の期間を所望の期間に設定できるから、消費電力量の電力データが通常とは異なる値になるような期間を除外することで、第1電気料金及び第2電気料金を精度良く試算することができる。
本発明に係る第2の態様の電気料金試算システム10では、第1の態様において、期間設定部12は、期間の長さの設定と、期間の始点及び終点の設定との少なくとも何れか一方の設定を行うことが好ましい。
これにより、期間設定部12により所望の期間を設定できる。
本発明に係る第3の態様の電気料金試算システム10では、第1又は第2の態様において、料金算出部15は、第1電気料金と第2電気料金との差額を算出してもよい。出力部16は、料金算出部15によって算出された第1電気料金と第2電気料金との差額を算出結果として表示装置に出力してもよい。
このように、現在契約中の電気料金プランでの第1電気料金と、別の電気料金プランでの第2電気料金との差額が算出結果として表示されるので、電気料金プランを変更した場合に電気料金がどの程度変わるかが判りやすいという利点がある。
本発明に係る第4の態様の電気料金試算システム10では、第3の態様において、出力部16は、別の電気料金プランの識別情報(例えば名称など」と差額の算出結果とを、差額の大小の順番に並べて、表示装置に出力してもよい。
このように、別の電気料金プランの識別情報と差額の算出結果とが、差額の大小の順番に並べられるから、電気料金の試算結果が見やすくなる。
本発明に係る第5の態様の電気料金試算システム10では、第1〜第4のいずれか1つの態様において、別の電気料金プランは、需要家施設5に電力を供給している電力供給者が提供する電気料金プランであってもよい。
これにより、現在契約中の電力供給者が提供する別の電気料金プランに切り替えた場合に、電気料金がどの程度変わるのかを理解しやすいという利点がある。
本発明に係る第6の態様の電気料金試算システム10では、第1〜第5のいずれか1つの態様において、別の電気料金プランが、需要家施設5の所在地において提供される電気料金プランであることも好ましい。
電力供給者は地域ごとに異なる電気料金プランを提供する場合があるが、需要家施設5の所在地において提供される電気料金プランを別の電気料金プランとしているので、実際に契約が可能な電気料金プランで電気料金を試算することができる。
本発明に係る第7の態様の電気料金試算システム10は、第1〜第6のいずれか1つの態様において、取得部13によって取得された消費電力量のデータ量に基づいて、料金算出部15が電気料金を試算可能か否かを判定する判定部14を、さらに備えてもよい。
消費電力量のデータ量が少ない場合は電気料金の試算結果の精度が低下する可能性があるが、判定部14は、消費電力量のデータ量に基づいて試算可能か否かを判断しているので、電気料金の試算結果の信頼性を高めることができる。
本発明に係る第8の態様の電気料金試算システム10では、第7の態様において、判定部14は、消費電力量のデータ量が閾値以上であれば試算可能と判定し、消費電力量のデータ量が閾値未満であれば試算不可と判定してもよい。
判定部14は、消費電力量のデータ量が閾値未満であれば試算不可と判定しており、不正確な試算結果が得られる可能性を低減できる。
本発明に係る第9の態様の電気料金試算システム10では、第7又は第8の態様において、判定部14が試算可能と判断したときに、料金算出部15は、取得部13によって取得された消費電力量のデータでは不足している不足データを推定値で補完して、電気料金の算出を行ってもよい。
これにより、料金算出部15によって算出される電気料金の試算結果の精度が向上するという利点がある。
本発明に係る電気料金試算方法は以下のステップを含む。1つのステップは、試算対象の期間を設定するステップである。1つのステップは、試算対象の期間における需要家施設5での消費電力量を含む電力データを取得するステップである。1つのステップは、需要家施設5に電力を供給している電力供給者と現在契約中の電気料金プランに電力データを適用した場合の第1電気料金、及び、少なくとも1つの別の電気料金プランに電力データを適用した場合の第2電気料金をそれぞれ算出するステップである。1つのステップは、算出結果を表示装置(情報端末装置8A)に出力するステップである。
これにより、設定された試算対象の期間における消費電力量のデータをもとに、第1電気料金及び第2電気料金を試算することができる。したがって、試算対象の期間を所望の期間に設定できるから、消費電力量の電力データが通常とは異なる値になるような期間を除外することで、第1電気料金及び第2電気料金を精度良く試算することができる。
このような電気料金試算方法は、本実施形態のようにコンピュータを主構成とするサーバ装置1においては、アプリケーションソフトをインストールして、CPUがプログラムを実行することによって実現される。
本発明に係るプログラムは、サーバ装置1のコンピュータを、期間設定部12、取得部13、料金算出部15、出力部16として機能させるためのプログラムである。期間設定部12は試算対象の期間を設定する。取得部13は、期間設定部12で設定された期間における需要家施設5での消費電力量を含む電力データを取得する。料金算出部15は、需要家施設5に電力を供給している電力供給者と現在契約中の電気料金プランに電力データを適用した場合の第1電気料金、及び、少なくとも1つの別の電気料金プランに電力データを適用した場合の第2電気料金をそれぞれ算出する。出力部16は、料金算出部15の算出結果を表示装置(情報端末装置8A)に出力する。
これにより、料金算出部15は、期間設定部12で設定された期間における消費電力量のデータをもとに、第1電気料金及び第2電気料金を試算することができる。したがって、試算対象の期間を所望の期間に設定できるから、消費電力量の電力データが通常とは異なる値になるような期間を除外することで、第1電気料金及び第2電気料金を精度良く試算することができる。
これにより、本実施形態の電気料金試算システム10では、料金算出部15は、期間設定部12で設定された期間における消費電力量のデータをもとに、第1電気料金及び第2電気料金を試算することができる。したがって、試算対象の期間を所望の期間に設定できるから、消費電力量の電力データが通常とは異なる値になるような期間を除外することで、第1電気料金及び第2電気料金を精度良く試算することができる。
なお、本実施形態で説明した電気料金試算方法及びプログラムは、上記の実施形態及び及び以下の変形例で説明した技術と組み合わせて適用可能である。すなわち、本実施形態の電気料金試算システムは、コンピュータに所定のプログラムを実行させることにより実現可能である。また、本実施形態の電気料金試算システムは、所定の電気料金試算方法によって電気料金を試算することができる。
(5)変形例
以下に、上記実施形態の変形例に係る電気料金試算システムを列記する。なお、以下に説明する変形例の各構成は、上記実施形態で説明した各構成と適宜組み合わせて適用可能である。
本実施形態では、試算結果を表示する表示画面120において、電力データを現行料金プランに適用した場合の第1電気料金と、電力データを比較対象プランに適用した場合の第2電気料金との差額を算出結果として表示しているが、表示内容はこれに限定されない。電気料金試算システム10では、第1電気料金及び第2電気料金の試算結果をそのまま表示してもよい。また、表示画面120において、第1電気料金と第2電気料金とを電気料金が安い順番に並べて表示しているが、第1電気料金と第2電気料金との表示順はこれに限定されず、第1電気料金と第2電気料金とを電気料金が高い順番に並べて表示してもよい。また、表示画面120において、第1電気料金と第2電気料金とを電気料金プランの名称の順番で表示してもよい。
本実施形態では、比較対象プランが、現在契約中の電力供給者が提供する別の電気料金プランであったが、別の1又は複数の電力供給者が提供する電気料金プランでもよい。また、比較対象プランは、別の1又は複数の電力供給者が提供する電気料金プランのうち、需要家施設5の所在地において提供される電気料金プランであってもよい。また、比較対象プランは、現在契約中の電力供給者が提供する別の電気料金プランと、別の1又は複数の電力供給者が提供する電気料金プランとを含む複数の電気料金プランであってもよい。
本実施形態では、戸建住宅を需要家施設5の一例として説明しているが、この例に限らず、需要家施設5は、集合住宅の各住戸などの戸建住宅以外の住宅、あるいは事務所、店舗等の非住宅であってもよい。
本実施形態の電気料金試算システムでは、試算対象の期間を、前月、前月を含む過去3ヶ月間、前月を含む過去1年間のいずれかに設定しているが、試算対象の期間はそれ以外の期間に設定されていてもよく、1年以上の期間でもよい。なお、季節によって消費電力量が変化するため、1年以上の期間を試算対象とするのが好ましいが、消費電力量が増加する夏や冬などの季節に対応する月を試算対象の期間に設定してもよい。
また、情報端末装置は、需要家施設5に設けられた専用のモニタ装置である情報端末装置8Aに限定されない。情報端末装置は、需要家施設5の内部で使用されるスマートフォンなどの情報端末装置8Bでもよい。情報端末装置8Bが需要家施設5の内部で使用される場合、情報端末装置8Bは、Wi−Fi(登録商標)規格に準拠した近距離無線通信を行うことにより、ルータ7を介してコントローラ3に接続される。また、情報端末装置は、需要家施設5の外部で使用されるスマートフォンなどの情報端末装置8Cでもよい。情報端末装置8Cが需要家施設5の外部で使用される場合、情報端末装置8Cは、例えば携帯電話網を介してネットワーク4に接続される。また、情報端末装置は、パーソナルコンピュータ、スマートテレビ等のネットワークに接続可能な情報端末装置でもよい。
また、電気料金試算システム10は、1つの装置に限らず複数の装置によって構成されてもよい。つまり、電気料金試算システム10は一例として、サーバ装置1で構成されてもよいし、コントローラ3とサーバ装置1とで構成されていてもよい。このように、電気料金試算システム10が複数の装置で構成される場合、サーバ装置1が、コントローラ3から取得した消費電力量のデータをもとに、電気料金を試算すればよい。また、電気料金試算システム10の機能が、サーバ装置1とコントローラ3と情報端末装置8とのうちの2以上の装置に分散して設けられていてもよい。電気料金を試算する機能が、サーバ装置ではなく、コントローラ3又は情報端末装置8に設けられもよく、この場合はコントローラ3又は情報端末装置8で、電気料金が試算され、試算結果を表示させる画面が作成される。また、電気料金試算システム10は、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されてもよい。
さらに、情報端末装置8Aとは別に、たとえばスマートテレビ等の外部表示装置が設けられている場合には、情報端末装置8Aは、処理部82によって外部表示装置の表示部を制御して、外部表示装置に設定画面や表示画面を表示させるように構成されていてもよい。具体的には、情報端末装置8Aは、たとえばケーブルによって外部表示装置と接続され、あるいはLAN等のネットワーク経由で外部表示装置と接続され、映像信号を外部表示装置へ伝送することで外部表示装置の表示部に設定画面や表示画面を表示させる。すなわち、情報端末装置8Aは、自身の表示部81に画面を表示する構成に限らず、外部表示装置の表示部に画面を表示させる構成であってもよい。このように外部表示装置の表示部に設定画面や表示画面を表示させる場合には、情報端末装置8Aは表示部81を備えていていなくてもよい。この場合、外部表示装置も電気料金試算システム10の構成要素に含まれることになる。
また、計測システム20は、本実施形態のように分電盤6のキャビネット内に計測ユニット21が設けられた構成に限らず、たとえば分電盤6のキャビネット外に計測ユニット21が設けられた構成であってもよい。さらには、分岐回路70に含まれるコンセント(アウトレット)に計測装置が内蔵された構成、あるいはコンセントと電気機器との間に計測装置が接続される構成の計測システム20であってもよい。
なお、計測ユニット21は、電流センサ23によって計測された幹線の電流値から各分岐回路の消費電力量を取得してもよい。また、通信アダプタ22が需要家施設5に設けられたスマートメータと通信可能な場合、計測ユニット21はスマートメータから取得した計測値をもとに各分岐回路の消費電力量を取得してもよい。