JP2017192323A - H形鋼を用いた緑化システム - Google Patents
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Abstract
Description
一方で、近年では温暖化対策や都市景観向上の一環として、条例により大型駐車場の建設に際し一定の緑化対策を講じることが義務付けられるようになってきている(非特許文献1参照)。
この転落防止柵62は、H形鋼よりなる梁部63と、この梁部63の上面に垂直に接続されたH形鋼よりなる複数本の支柱64と、各支柱64の上に渡されたH形鋼よりなるガードレール65とを備えている。
また、駐車場建物66の外面には、ワイヤーメッシュ57が取り付けられている。
このため、植物54の先端をワイヤーメッシュ57に絡ませて下方等に誘導することにより、比較的容易に建物の壁面緑化を実現することができる。
また、H形鋼の両フランジ及びウェブからなる凹部を植栽ユニットの収納スペースとして利用するものであるため、植栽プランターを別途設置する場合に比べてスペース及びコストを節約することができ、デザイン上の統一感も確保し易い利点を備えている。
また、ウェブ19の中央部には、一定の間隔をおいて排水口21が複数形成されている。
また、各延長カバー16の側壁板24には、H形鋼15との接合用の複数の貫通孔27と、蓋部材17との接合用の複数のネジ穴28が形成されている。
また、各側板32には、延長カバー16との接合用の貫通孔33が複数形成されている。
また、H形鋼15と各脚部36は、接続板37を介して固定されている。
すなわち、図3に示すように、接続板37の下部は脚部36のウェブ38に溶接されると共に、上部はH形鋼15のウェブ19に形成された矩形状貫通孔39に挿通され、H形鋼15のフランジ18, 18の内面に溶接されている(図2)。
(1) 各延長カバー16, 16の側壁板24, 24の下端を、H形鋼15の各フランジ18, 18の下端に合わせる。
(2) 各延長カバー16, 16の貫通孔27にボルト40を挿通し、H形鋼15のフランジ18, 18に形成されたネジ穴20に螺合させる。
(3) 各延長カバー16, 16の両端に蓋部材17, 17を宛がう。
(4) 図4に示すように、各蓋部材17, 17の貫通孔33にネジ41を挿通し、各延長カバー16, 16に形成されたネジ穴28に螺合させる。
組立完了後において、各延長カバー16, 16の天井板25, 25間には、数cm(例えば2〜4cm)程度の長方形状の開口部42が形成される。
防根排水シート50は、例えばポリエステル薄地織物等よりなる。
基盤材51は、保水性に優れた素材(例えばロックウールや粒状綿、スポンジ等)よりなる。
上記土壌53中には、ヘデラカナリエンシス等の蔓性または下垂性等の植物54の根茎部55が埋設されている。
植栽ユニット12は、予めプランター56内に配置されており、植物54が所定の大きさになるまで生育される。
図示の通り、防根排水シート50の両端部50a, 50bは内側に折り込まれ、延長カバー16, 16の天井板25, 25の裏側に配置される。
また植物54の先端は、天井板25, 25間の開口部42から外部に導出され、背面側の延長カバー16の背後に配置されたワイヤーメッシュ57の外側に倒しておく。ワイヤーメッシュ57の代わりに、他の生育補助材(パネルやワイヤー等)を用いることもできる。
この支管59は土壌53に深く埋設されており、その先端部は不織布52まで到達している。この結果、不織布52の下に配置された基盤材51には、灌水パイプ58及び支管59を介して定期的に水が供給される。
ここで「転落防止柵」とは、自走式駐車場の各階の周囲に設けられる一種のガードレールであり、駐車スペースにバックで進入してきた自動車が、誤って場外に転落することを防止する機能を果たすものである。
図7に示すように、転落防止柵62は、H形鋼よりなる梁部63と、この梁部63の上面に垂直に接続されたH形鋼よりなる複数本の支柱64と、各支柱64の上に渡されたH形鋼よりなるガードレール65とを備えている。
つぎに、ガードレール65が各支柱64上に載置され、溶接またはボルトとナットを介して固定される。
このH形鋼よりなるガードレール65のフランジに、一対の延長カバー16及び蓋部材17を取り付けることで、ケース14を容易に形成することができる。
駐車場建物66の外面には、ワイヤーメッシュ57が取り付けられている。
灌水パイプ58は、各ケース14の天井板25上に配設されているが、途中に柱67が存在する場合には、屋内側あるいは屋外側に湾曲させることで、これらを回避している。
上記電磁弁73は、コントローラ75からの信号に基づいて開閉制御される。
コントローラ75は、各種センサからの入力に基づいて検知した気温や天候に応じて、一定の時間間隔で電磁弁73を開閉する。
このコントローラ75は、コントロールセンター等に配置されたコンピュータ(図示省略)により、通信ネットワークを介して遠隔制御されている。
これに対し、その上端辺57aがケース14の開口部42よりも若干高い位置か、開口部42と同じ位置、あるいは開口部42よりも若干低い位置に来るようにワイヤーメッシュ57を取り付けることにより、これに植物54の蔓を絡ませて下方に伸びるように誘導することができる。
もちろん、植物54の生育のためには一定量の土壌や培地が必要となるが、延長カバー16の側壁板24の高さを上に伸ばすことでケース14の容量を十分に確保することができる。
また、この天井板25の存在により、風で土壌53が吹き飛ばされることや、余計な雑草が生えることも抑えられている。
ただし、ケース14の上面に天井板25を設けることなく、全面開口とすることもできる。
ただし、場合によっては植物54の蔓等を上方または側方に向けて生育させることにより、駐車場建物66の壁面緑化を実現してもよい。
このように前面側の延長カバー16を開閉式とすることにより、延長カバー16を取り外すことなく、植栽ユニット12を容易に交換することが可能となる。
この場合、植物54は箱形延長カバーの上面に形成された開口より外部に導出される。
この結果、植栽ユニット12から排出された水を排水路82等の排水設備まで案内することができ、排水が設置面35に無秩序に拡散することを有効に防止できる。
なお、導水管80の上端には、排水口21の口径よりも広い鍔部83が形成されているため、導水管80が脱落することはない。
12 植栽ユニット
14 ケース
15 H形鋼
16 延長カバー
17 蓋部材
18 フランジ
19 ウェブ
21 排水口
24 側壁板
25 天井板
30 閉塞板
35 設置面
36 脚部
42 開口部
45 押え金具
50 防根排水シート
51 基盤材
52 不織布
53 土壌
54 植物
57 ワイヤーメッシュ
58 灌水パイプ
59 支管
62 転落防止柵
65 ガードレール
66 駐車場建物
72 フロア
73 電磁弁
75 コントローラ
80 導水管
81 L字管
82 排水路
83 鍔部
Claims (7)
- 設置面に対し水平に配置されたH形鋼と、上記H形鋼のフランジに対して着脱自在に接続されるカバーを備えたケースと、
このケース内における上記H形鋼のウェブ上に、交換可能に収納される植栽ユニットとからなり、
この植栽ユニットは、少なくとも防根排水シートと、この防根排水シートに包まれた土壌と、当該土壌中に根茎部が植えられた植物とを備え、
上記ケースの上面には、上記植物の先端を外部に導出するための開口部が形成されていることを特徴とするH形鋼を用いた緑化システム。 - 上記カバーが、上記H形鋼の一方のフランジの外面に対して着脱自在に接続される第1のカバー部材と、上記H形鋼の他方のフランジの外面に対して着脱自在に接続される第2のカバー部材とからなることを特徴とする請求項1に記載のH形鋼を用いた緑化システム。
- 上記カバーが、上記H形鋼の各フランジ上端よりも上方向に延長された側壁板を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のH形鋼を用いた緑化システム。
- 上記H形鋼が、駐車場建物の各フロアの周囲に設けられた転落防止柵のガードレールであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のH形鋼を用いた緑化システム。
- 上記ケースの上面近傍に灌水パイプが配設されており、この灌水パイプから上記開口部を介して上記植物に水が供給されることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のH形鋼を用いた緑化システム。
- 上記H形鋼のウェブに排水口が形成されており、
この排水口には、排水を一定の方向に案内するための導水管が接続されていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のH形鋼を用いた緑化システム。 - 上記H形鋼の一方のフランジの外面側に、上記植物の蔓等を絡ませて所定方向に生育させるための生育補助材が設けられていることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の駐車場緑化システム。
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