JP2017193074A - 積層垂木材 - Google Patents
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Abstract
【課題】 低コストで製造することができ、かつ、部材安定性に優れているとともに、釘やビスなどの固定部材を縦方向や横方向から打ち込んでも確実に保持することができる積層垂木材を提供すること。
【解決手段】 直木丸太材Lの軸方向に板目取りされた長手の板目材1と、柾目取りされた長手の柾目材2とからなり、
略同一厚さの一対の板目材1・1の木裏11をそれぞれ外側に向けた状態で、これら両板目材1・1の木表12に柾目材2を挟持して、これらの接合面を固着して一体に積層して構成するという技術的手段を採用した。
【選択図】 図1
【解決手段】 直木丸太材Lの軸方向に板目取りされた長手の板目材1と、柾目取りされた長手の柾目材2とからなり、
略同一厚さの一対の板目材1・1の木裏11をそれぞれ外側に向けた状態で、これら両板目材1・1の木表12に柾目材2を挟持して、これらの接合面を固着して一体に積層して構成するという技術的手段を採用した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、木製建築材料の改良、更に詳しくは、低コストで製造することができ、かつ、部材安定性に優れているとともに、釘やビスなどの固定部材を縦方向や横方向から打ち込んでも確実に保持することができる積層垂木材に関するものである。
周知のとおり、木造建築において野地板などの屋根部材を敷設するためには垂木材が設置されており、その使用材料としてスギやヒノキなどの長尺の天然木材(直木)が採用されている。
かかる従来の垂木材は、無垢で一本ものの角材であることが多く、木材には年輪が存在しているがゆえに繊維方向が非対称であるため、時間の経過によって不可避的に木表側に湾曲して反ってしまうという問題があり、その結果、固定された野地板に隙間ができてしまい雨漏りなどを生じるおそれがあった。
また、施工性についても、かかる垂木材に各部材を固定するために釘やビスなどの固定部材を打ち込む際には、通常、鉛直方向に対しては年輪の層を貫通するために保持力があるが、側方から水平方向に打ち込む際には、どうしても年輪の間に打ち込まれることになってしまうため、固定部材の引っ掛かりが弱く抜け易いという問題があった。
従来、<特許文献1>に開示されているような板目材と柾目材とを組み合わせた集成材が存在するが、このような継ぎ接ぎの部材では、垂木材のような長尺で耐荷重が要求される屋根下地の用途に適した構造にはなっておらず、製造コストも嵩んでしまうという問題がある。
本発明は、従来の木製建築材料に上記のような問題があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、低コストで製造することができ、かつ、部材安定性に優れているとともに、釘やビスなどの固定部材を縦方向や横方向から打ち込んでも確実に保持することができる積層垂木材を提供することにある。
本発明者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添付図面を参照して説明すれば、次のとおりである。
即ち、本発明は、直木丸太材Lの軸方向に板目取りされた長手の板目材1と、柾目取りされた長手の柾目材2とからなり、
略同一厚さの一対の板目材1・1の木裏11をそれぞれ外側に向けた状態で、これら両板目材1・1の木表12に柾目材2を挟持して、これらの接合面を固着して一体に積層して構成するという技術的手段を採用したことによって、積層垂木材を完成させた。
略同一厚さの一対の板目材1・1の木裏11をそれぞれ外側に向けた状態で、これら両板目材1・1の木表12に柾目材2を挟持して、これらの接合面を固着して一体に積層して構成するという技術的手段を採用したことによって、積層垂木材を完成させた。
また、本発明は、直木丸太材Lの軸方向に板目取りされた長手の板目材1と、柾目取りされた長手の柾目材2とからなり、
略同一厚さの一対の板目材1・1の木表12をそれぞれ外側に向けた状態で、これら両板目材1・1の木裏11に柾目材2を挟持して、これらの接合面を固着して一体に積層して構成するという技術的手段を採用することもできる。
略同一厚さの一対の板目材1・1の木表12をそれぞれ外側に向けた状態で、これら両板目材1・1の木裏11に柾目材2を挟持して、これらの接合面を固着して一体に積層して構成するという技術的手段を採用することもできる。
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、板目材1と柾目材2との境界面に高粘度接着剤3Aを硬化した状態で介装して固着するという技術的手段を採用することもできる。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、板目材1と柾目材2との境界面に低粘度接着剤3Bを含浸硬化した状態で介装して固着するという技術的手段を採用することもできる。
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、直木をスギにするという技術的手段を採用することもできる。
本発明は、直木丸太材の軸方向に板目取りされた長手の板目材と、柾目取りされた長手の柾目材とからなり、略同一厚さの一対の板目材の木裏をそれぞれ外側に向けた状態で、これら両板目材の木表に柾目材を挟持して、これらの接合面を固着して一体に積層して構成することによって、低コストで製造することができ、かつ、部材安定性に優れているとともに、釘やビスなどの固定部材を縦方向や横方向から打ち込んでも確実に保持することができる。
本発明によれば、板目材と柾目材とを巧みに組み合わせることによって、真っ直ぐな材料を成形することができ、小径木でなく大径木を有効活用できることから、産業上の利用価値は頗る大きい。
本発明の実施形態を図1から図10に基づいて説明する。図1中、符号1で指示するものは板目材であり、また、符号2で指示するものは柾目材である。
本発明の積層垂木材は、直木丸太材Lの軸方向に板目取りされた長手の板目材1と、柾目取りされた長手の柾目材2とからなる。直木にはスギやヒノキなどがあり、本実施形態では、安価で加工性の良いスギを採用する。
次に、木取りについて図2に示す。板目材1は、直木丸太材Lの年輪方向に沿うようにして長方形断面に切断するものである一方(図3参照)、柾目材2は、直木丸太材Lの年輪方向を横切るようにして長方形断面に切断するものである(図4参照)。
そして、略同一厚さ(本実施形態では15mm程度)の一対の板目材1・1の木裏11(年輪外側)をそれぞれ外側に向けた状態で、これら両板目材1・1の木表12に柾目材2(同様に厚さ15mm程度)を挟持する。
このように板目材1を対称的に配設したことによって、板目材1は時間の経過によって不可避的に木表側に湾曲して反ってしまうところ、この湾曲しようとする力を相反方向に相殺して直軸性を保ち、部材の安定化を実現することができる。
然る後、これらの接合面を固着して一体に積層して構成する(図5参照)。本実施形態では、板目材1と柾目材2との境界面に高粘度接着剤3Aが硬化した状態で介装して固着する。高粘度接着剤3Aは塗布して付着させる。この高粘度接着剤3Aとしては、ゴム系樹脂材料や粘着テープを採用することができる。こうすることにより、この高粘度接着剤3Aが摩擦抵抗となって、固定部材Pをより抜け難くすることができる。
なお、本実施形態の積層垂木材を製造するにあっては、図6に示すように、幅広の板目材1・1に柾目材2を挟持し、こうして作成された基材を(図中の破線に沿って)切断して、効率的にまとめて製造することができる。具体的には、幅約135mm、厚さ約45mm(15mm×3)、長さ4mの基材を作成して、断面を4分割して幅約35mm、厚さ約45mmの積層垂木材を4本まとめて製造することができる。
こうして作製された本実施形態の積層垂木材を使用して板材等を固定する際、鉛直方向に釘やビスなどの固定部材Pを打ち込む場合には、図7に示すように、板目材1の年輪の層を貫通するために、優れた保持力を発揮することができる。
また、側方から水平方向に釘やビスなどの固定部材Pを打ち込む場合には、図8に示すように、柾目材2の年輪の層を貫通するために、やはり優れた保持力を発揮することができるのである。
なお、本実施形態では、図9に示すように、前記同様の直木丸太材Lの軸方向に板目取りされた長手の板目材1と、柾目取りされた長手の柾目材2とからなり、略同一厚さの一対の板目材1・1の木表12をそれぞれ外側に向けた状態で、これら両板目材1・1の木裏11に柾目材2を挟持して、これらの接合面を固着して一体に積層して構成することもできる。
この場合においても、板目材1を対称的に配設したことによって、板目材1は時間の経過によって不可避的に木表側に湾曲して反ってしまうところ、湾曲しようとする力を相反方向に相殺して直軸性を保ち、部材の安定化を実現することができる。
更にまた、本実施形態では、板目材1と柾目材2との境界面に低粘度接着剤3Bを含浸硬化した状態で介装して固着することもできる(図10参照)。低粘度接着剤3Bは塗布して付着させる。この低粘度接着剤3Bとしては、ウレタン系樹脂やエポキシ系樹脂などを採用することができる。こうすることにより、この低粘度接着剤3Bが摩擦抵抗となって、固定部材Pをより抜け難くすることができる。
本発明は、概ね上記のように構成されるが、図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、積層する板目材1および柾目材2は、対称的な積層構造であれば3層に限らず5層以上にすることができる。
また、板目材1と柾目材2との境界面の固着は接着剤に限らず、ステープルやバンド結束などで固定することもでき、これら何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
1 板目材
11 木裏
12 木表
2 柾目材
3A 高粘度接着剤
3B 低粘度接着剤
L 直木丸太材
P 固定部材
11 木裏
12 木表
2 柾目材
3A 高粘度接着剤
3B 低粘度接着剤
L 直木丸太材
P 固定部材
Claims (5)
- 直木丸太材(L)の軸方向に板目取りされた長手の板目材(1)と、柾目取りされた長手の柾目材(2)とからなり、
略同一厚さの一対の板目材(1・1)の木裏(11)をそれぞれ外側に向けた状態で、これら両板目材(1・1)の木表(12)に柾目材(2)が挟持され、これらの接合面が固着されて一体に積層して構成されてなることを特徴とする積層垂木材。 - 直木丸太材(L)の軸方向に板目取りされた長手の板目材(1)と、柾目取りされた長手の柾目材(2)とからなり、
略同一厚さの一対の板目材(1・1)の木表(12)をそれぞれ外側に向けた状態で、これら両板目材(1・1)の木裏(11)に柾目材(2)が挟持され、これらの接合面が固着されて一体に積層して構成されてなることを特徴とする積層垂木材。 - 板目材(1)と柾目材(2)との境界面に高粘度接着剤(3A)が硬化した状態で介装されて固着されていることを特徴とする請求項1または2記載の積層垂木材。
- 板目材(1)と柾目材(2)との境界面に低粘度接着剤(3B)が含浸硬化した状態で介装されて固着されていることを特徴とする請求項1または2記載の積層垂木材。
- 直木がスギであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の積層垂木材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016083268A JP2017193074A (ja) | 2016-04-18 | 2016-04-18 | 積層垂木材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016083268A JP2017193074A (ja) | 2016-04-18 | 2016-04-18 | 積層垂木材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017193074A true JP2017193074A (ja) | 2017-10-26 |
Family
ID=60154544
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016083268A Pending JP2017193074A (ja) | 2016-04-18 | 2016-04-18 | 積層垂木材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017193074A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023114473A (ja) * | 2022-02-05 | 2023-08-18 | 大成建設株式会社 | 木質積層材 |
-
2016
- 2016-04-18 JP JP2016083268A patent/JP2017193074A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023114473A (ja) * | 2022-02-05 | 2023-08-18 | 大成建設株式会社 | 木質積層材 |
| JP7818414B2 (ja) | 2022-02-05 | 2026-02-20 | 大成建設株式会社 | 木質積層材 |
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