JP2017193176A - ブックカバーを変形させる変形工具のための予熱ステーション - Google Patents
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Abstract
【課題】ブックカバーを変形させる変形工具を収容し、予熱し、頻繁なタスク交換においても予熱ステーションにおいて必要な変形工具を確実に識別することに適した予熱ステーションを得ること。【解決手段】横方向へ延びるブックカバーの折り範囲を変形させる変形工具8のための予熱ステーションであって、変形工具8のための収容箇所65と、該収容箇所65の範囲に配置された加熱要素71と、該加熱要素に結合された温度センサ70とを有する前記予熱ステーションにおいて、当該予熱ステーション64が、加熱要素71及び温度センサ70に結合された制御装置80を備えているか、又は該制御装置に接続されており、ブックカバーの変形のための変形工具8のための収容箇所65を有し、予熱ステーション64へ収容された変形工具8の識別特徴部62を検出するための、制御装置80に接続されたセンサ76を備えている。【選択図】図7
Description
本発明は、背の範囲の両側にそれぞれ隣接する、横方向へ延びるブックカバーの折り範囲又は前記背の範囲及び前記背の範囲の両側にそれぞれ隣接する、横方向へ延びるブックカバーの折り範囲を変形させる変形工具のための予熱ステーションであって、前記変形工具のための収容箇所と、該収容箇所の範囲に配置された少なくとも1つの加熱要素と、該加熱要素に結合された少なくとも1つの温度センサとを有する前記予熱ステーションに関するものである。加えて、本発明は、このような予熱ステーションにおける予熱に適した変形工具並びにこのような予熱ステーション及び異なる複数の変形工具を有する装置に関するものでもある。
ハードカバーブックの産業上の本の製造は、主に本の製造ライン上で行われ、この本の製造ライン上では、それぞれ対応するブックカバーと製造された本が一体化される。いわゆる表紙付け(Einhaengen)時に、すなわちブックカバーをブックブロックに接着する際に、調和した結合のためのそのエッジの正確な接合が決定的である。そのため、事前の適合及び場合によってはその中央範囲、すなわち製造された本においてブックブロックの背を収容する背の範囲におけるブックカバーの変形が高い本の品質にとって重要である。両側で直接中央範囲につながる、製造された本の後の開口ヒンジ(Oeffnungsscharniere)を形成するブックカバーの折り範囲の変形も同様に重要である。それぞれ熱作用の下で行われるブックカバーの変形についての要件及びこれに伴うこのために用いられる変形工具についての要件は、製造された本が角のある背を有するか、又は丸められた背を有するかに基づいて、並びに丸みの形状及び本の厚さに応じて異なる。
特許文献1から、表紙付け装置において、背の範囲において挿入物を備えたブックカバーを丸めるための装置が知られている。この装置においては、ブックカバーの背の範囲が、加熱された変形工具を用いて弾性的に変形可能な支え台に対して押圧される。このとき、背の範囲が丸められ、押圧された折り範囲がフレキシブルにされる。通常、変形工具は、慣用の形状に依存した段階付けにおいて準備されるとともに、ブックカバーの背の形状の変更時又は対応するブックブロックの厚さ等級の変更時には交換される。しかしながら、新たに用いられる変形工具は、まだ動作温度を有しておらず、したがって組み込み後にまずは加熱される必要がある。
特許文献2には、丸められた背を有する本の製造のための変形工具が開示されており、この変形工具は、フレームの高さについて調整可能で、加えてフレームの側方部材を介して加熱可能な複数の薄板を備えている。しかしながら、これら薄板は、その可動性及び必要な高さによって、かなりの慣性によってのみ加熱されることが可能である。
特許文献3により、平らな背を有する本のためのブックブロックを変形させるための装置が知られている。それぞれ製造されるべき本の厚さ等級に応じて交換可能なその変形工具は、互いに離間し、それぞれ脚部レールを用いて工具ビーム上に載置された、垂直に立設した2つの成形レールを有している。背の範囲及び背の範囲の両側に設けられたブックカバーの折り範囲の形成のために、成形レールは、まずはまだ延ばされた状態にある変形されるべきブックカバーから離間した、降ろされた位置から、その工具ビームと共に上方に配置されたカウンタ成形レールに対して持ち上げられている。ブックカバーの変形のために、変形工具を介して加熱がなされる。このために、変形工具を支持する工具ビームが、加熱要素として形成され、ヒータロッドを備えた中間要素上に位置している。加熱要素によって、変形工具が動作温度にもたらされ、また、この温度に維持もされる。
特許文献4には、平らな背を有する本のブックカバーのための第1の変形工具のほかに、丸められた背を有する本のブックカバーのための第2の変形工具も開示されている。第2の変形工具によって、ブックカバーの背の範囲をその延ばされた状態から持ち上げるときに丸めることができ、背の範囲の異なるフォーマット及び輪郭を製造することが可能である。変形工具が同一のインターフェースを備えているため、これら変形工具は、必要に応じて、すなわち平らな背を有する本のためのブックカバーの変形から丸められた背を有する本のためのブックカバーの変形へのタスク変更の際に、互いに対して交換されることが可能である。しかしながら、ここでは、各変形工具を介した入熱によるブックカバーの成形は開示されていない。
したがって、従来技術からは、ブックカバーの変形のための装置内に既に組み込まれた変形工具を加熱する装置が開示されている。これらの装置においては、変形工具の交換が行われた後、次のブックカバーが変形され得る前に新たに取り付けられた変形工具の加熱のためのある程度の期間が必要である。しかし、このことは、装置の効率を低減させるものである。
この欠点を除去するために、加熱要素と、この加熱要素に接続された温度センサとを備えた本出願人の予熱ステーションが公知となっており、この予熱ステーションは、後続の製造タスクに適した個別の、変形工具を収容し、加熱することができるようになっている。ブックカバーの変形のための装置への予熱されたこの変形工具の組み込み後に、ブックカバーの変形のための装置が有利には、後続の製造タスクに属する第1のブックカバーの変形によってすぐに開始されることが可能であった。
しかしながら、このとき、変形工具は、予熱ステーションにあるかどうかについての制御の可能性が全くなく、また、変形されるべきブックカバーのフォーマットに応じて異なる変形工具でもない。加えて、本並びにこれに伴う平らな背又は丸められた背を有し、及び互いに異なる本の厚さをもったブックカバーの製造のための頻繁なタスク交換に際しては、個別の変形工具の予熱のためのみに適した予熱ステーションが同様にブックカバー又は本製造ライン全体の変形のための装置の効率のための制限要素となり得ることが実証された。
したがって、本発明の課題は、ブックカバーを変形させるための1つより多くの変形工具を収容し、予熱し、頻繁なタスク交換においても予熱ステーションにおいてそれぞれ必要な変形工具を確実に識別することに適した予熱ステーションを得ることにある。同様に、このような予熱ステーションにおいて用いられるのに適した変形工具が提供されるべきである。最後に、横方向に延びるブックカバーをこのような予熱ステーション及び異なる複数の変形工具によって変形させるのに適当な装置も提供されるべきである。
上記課題は、請求項1の特徴部分による予熱ステーションによって解決される。この予熱ステーションの有利な実施形態は、従属請求項の対象である。
本発明による予熱ステーションは、少なくとも1つの加熱要素及び少なくとも1つの温度センサに結合された制御装置を備えているか、又は該制御装置に接続されている。加えて、予熱ステーションは、横方向へ延びるブックカバーの変形のための異なる変形工具のための複数の収容箇所を有している。最後に、予熱ステーションは、予熱ステーションへ収容された変形工具の少なくとも1つの識別特徴部を検出するための、制御装置に接続された少なくとも1つのセンサを備えている。
このような予熱ステーションは、複数の変形工具と、収容箇所の数に対応する数の変形工具を最大限に収容し、予熱することが可能である。予熱ステーションへ収容された変形工具の少なくとも1つの識別特徴部を検出するための少なくとも1つのセンサの配置及びその制御装置との接続により、それぞれの後続タスクに必要な変形工具を確実に識別することが可能である。その後、この変形工具は、背の範囲の両側にそれぞれ隣接する、平らな背を有する横方向に延びるブックカバーの折り範囲又は背の範囲の両側にそれぞれ隣接する、丸められた背を有する横方向に延びるブックカバーの折り範囲を変形させるための装置における使用のために準備されている。これにより、各動作タスクへの変形工具のエラーのない割当てと、最終的に同様に予熱ステーションの性能向上及びこれによる本製造ライン全体の性能向上とが可能となる。
本発明による予熱ステーションの一実施形態によれば、少なくとも1つのセンサが、予熱ステーションに配置されているか、又は予熱ステーションへ整向されている。少なくとも1つのセンサの配置のためのこの代替的な可能性によって、有利には、世別ステーションの具体的な組み込み状況に対応して用いられ得る構造上の自由空間が得られる。
予熱ステーションの別の実施形態によれば、複数のセンサが配置されており、該センサの数が収容箇所の数に対応している。このようにして、各収容箇所に1つのセンサを割り当てられることができ、その結果、予熱ステーション内に位置する各変形工具をここに識別することが可能である。
別の実施形態によれば、予熱ステーションが2つの長手側及び2つの端面側を有して四角形状に形成されており、少なくとも1つのセンサが、第1の長手側に配置され、光学的なセンサとして形成されており、少なくとも1つのセンサに対向して、リフレクタが第2の長手側に配置されている。
予熱ステーション及び対応する装置のこのような形成並びに少なくとも1つのセンサ及びリフレクタの形成によって、安価でエラーが生じにくい解決手段を実現することが可能である。
予熱ステーションの別の実施形態によれば、各収容箇所が同一に形成されている。これにより、異なるものの同一の工具ビームを備えた変形工具のそれぞれを、有利には適宜の収容箇所に位置決めすることが可能である。したがって、予熱ステーションへ様々な変形工具を装備することを比較的迅速かつ容易に行うことができる。
代替的な実施形態に対応して、各収容箇所が、所定の変形工具の収容のために異なるように形成されている。これにより、加熱要素/温度センサの加熱能力及び/又は数を個々に各変形工具へ指定する可能性が得られる。このようにして、各変形工具に固有のコード化された収容箇所を割り当てることができ、その温度を加工されるべきブックカバーに依存して調整することが可能である。異なる材料の温度調整は、制御装置内にメモリされているとともに、後続タスクの存在するタスクデータに基づいて、コード化された収容箇所に割り当てられることが可能である。これにより、当該予熱ステーション内に存在する変形工具を有する予熱ステーションが、より迅速に、変形されるべきブックカバーのフォーマット交換に関連して滞っている処理要求に応答することが可能であり、これにより、予熱ステーションの能力及び最終的には本製造ライン全体の能力を更に高めることができる。
別の実施形態に対応して、各収容箇所が少なくとも1つの第1の結合要素を備えており、該結合要素は、異なる変形工具のうち1つの所定の変形工具を収容するために異なるように形成及び/又は位置決めされている。これにより、有利には、どの変形工具が予熱ステーションのどの収容箇所へ配置されるかを個別の結合要素によって定義することが可能である。これにより、各変形工具が所定の収容箇所のみに適合する。したがって、タスク交換の際には、前もって収容箇所を識別することができ、この収容箇所には、後続の製造タスクに必要な変形工具が存在する。したがって、各収容箇所も、各変形工具に合わせて、及び滞っている製造タスクに合わせて個々に加熱することが可能である。収容箇所が空である限り、この収容箇所を、有利にはより低温で加熱することが可能である。その厚さ範囲に合わせて非常にまれに必要となる変形工具も、非常に低温で保持されることができるとともに、使用直前に初めて正しい温度へ予熱されることが可能である。
別の実施形態に合わせて、各収容箇所が、異なる変形工具のうちの所定の変形工具ための少なくとも1つの第1のマーカを備えており、全ての収容箇所のマーカが互いに異なっている。この代替的な実施形態により、各個別の変形工具の載置のための正しい収容箇所がそれぞれマーキングされている。したがって、、変形工具が正しい収容箇所に位置決めされていれば、どの変形工具が予熱ステーションのどの収容箇所に配置されているかが同様に定義されている。
加えて、上記課題は、本発明により、上述の予熱ステーション内で当該成形工具の検出のための少なくとも1つの識別特徴部を備えた成形工具によって解決される。これにより、このような予熱ステーションにおいて容易かつ安価に検出可能な変形工具が提供される。
一実施形態においては、変形工具が予熱ステーションにおける収容のための工具ビームを備えており、識別特徴部が、工具ビームに、又は工具ビーム内に配置されている。このことは、識別特徴部の所定の位置をもたらすとともに、これにより変形工具の確実な検出を保証するものである。
別の一実施形態によれば、識別特徴部が、工具ビームにおける閉鎖可能な複数の凹部の数として形成されている。これにより、各工具ビームは、有利には、その製造時に既に凹部の数として形成された識別特徴部を備えることが可能である。これによって、一方では、安価で永続的に使用可能な識別特徴部を用いることができ、この識別特徴部は、変形工具に安価に取り付けられることが可能である。
別の一実施形態によれば、変形工具が少なくとも1つの第2の結合要素を備えており、該第2の結合要素が、予熱ステーションの収容箇所のみに合わせて形成されている。
代替的な一実施形態によれば、変形工具が少なくとも1つの第2の結合要素を備えており、該第2の結合要素は、予熱ステーションの1つの収容箇所のみに割り当てられている。
最後に、上記課題は、本発明により、背の範囲の両側にそれぞれ隣接する、横方向へ延びるブックカバーの折り範囲又は背の範囲及び背の範囲の両側にそれぞれ隣接する、横方向へ延びるブックカバーの折り範囲を変形させるための装置であって、上述の予熱ステーションと、異なる複数の変形工具とを有する装置によって解決される。
このような装置により、複数の変形工具のために形成され、制御装置に接続された、予熱ステーションへ収容された変形工具の少なくとも1つの識別特徴部を検出するための少なくとも1つのセンサと、それぞれ対応する識別特徴部とを備えた複数の変形工具の組み合わせられた利点を用いることが可能である。
異なる変形工具の識別のために、この装置の一実施形態において、変形工具は、装置及び予熱ステーション内での収容のためのそれぞれ1つの工具ビームを備えている。加えて、予熱ステーションが2つの長手側及び2つの端面側を有して長方形状に形成されており、所定の数の光学的なセンサが予熱ステーションの第1の長手側に配置されており、及び少なくとも1つの光学的なセンサに対向して、リフレクタが第2の長手側に配置されている。最後に、工具ビームは、それぞれ所定の数の、識別特徴部として形成され閉鎖可能な凹部を備えており、該閉鎖可能な凹部の数が、少なくとも、装置内で用いられる変形工具の数及び光学的なセンサの数と同様の数である。
これにより、変形工具の必要な数を収容するための装置は、互いに並んで、又は互いに重なり合って配置された予熱ステーションの任意の数を備えることができる。加えて、巣予熱ステーションと協働する少なくとも1つのセンサによって、どの変形工具が実際に予熱ステーション内に位置するかが識別されるだけではなく、逆の推論において、実際に装置内に存在する変形工具を推測することも可能である。装置の全ての変形工具のこの識別によって、装置における変形工具の使用を監視するとともに誤った設置を阻止することが可能である。
以下に、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
図1には、本発明による、横へ延びるブックカバー2(図5)を変形させるための装置1が示されており、これらブックカバーは、後天的にそれぞれ1つの、1つの平らな背を備えた不図示のブックブロックと共に同様に不図示の本へ組み立てられる。このようなブックカバー2は、本質的に、側方の2つの本の表紙3,3’と、ブックブロックの背を収容する背の範囲4と呼ばれる中央部とで構成されている。背の範囲4は、その内側において、例えば厚紙又は古紙から成る補強された挿入物5を備えることが可能である。ブックカバー2は、背の範囲4の両側で、この背の範囲を本の表紙3と結合し、完成された本においてそれぞれ1つの開口ヒンジを形成するそれぞれ1つの折り範囲6,6’を備えている。
図1に図示されているように、装置1は、動作位置7にあり、更に、下げられた状態から持ち上げられた状態へもたらされた第1の変形工具8を備えており、この第1の変形工具は、駆動モータとして形成されたアクチュエータ9に連結されている。アクチュエータとして、当然、例えばスピンドル駆動部又はウォーム駆動部を用いることが可能である。
図2には装置1の第2の変形工具10が示されており、この第2の変形工具は、装置1にあり横へ延びるブックカバー2が現実の製造タスクに従って平らな背の範囲4’(図4)を有するブックカバー2’へ変形される代わりに丸みのある背の範囲4”(図6)を有するブックカバー2”へ変形されるべき場合に、同一のアクチュエータ9又は代替的に他の不図示のアクチュエータへ連結される。第1の変形工具8あるいは第2の変形工具10による変形時には、それぞれ両折り範囲6,6’が、丸味のあるブックブロックのために設けられたブックカバー2において第2の変形工具10によって、その背の範囲4も更に延ばされた位置から、変形されたブックカバー2’,2”が対応するブックブロックから本へ結合されるのにつづいて適するように変形される。
図1において同様に図示されているように、第1の変形工具8は、互いに離間して垂直に立設されつつ変形されるべきブックカバー2の背の範囲4に対して平行に整向された成形レール11,11’を有している。これら成形レール11,11’は、その下端部において、それぞれ1つの脚部レール12,12’を備えており、これら脚部レール12,12’は、当該脚部レール側において、共通の工具ビーム13上で側方にオフセット可能に載置されているとともに、この工具ビームに嵌合式又は係合式に結合されている。このようにして、成形レール11,11’は、ブックカバー2の背の範囲4の必要な幅に合わせて互いに調整されることが可能である。
成形レール11,11’は、その下側において、例えば不図示の永久磁石又はオン/オフ可能な電磁石を備えており、これら永久磁石又は電磁石は、鉄を含有する工具ビーム13の上側において比較的大きな引力を生じさせる。この引力は、工具ビーム13の上側と成形レール11,11’の間の密接な接触に寄与するものであり、その結果、成形レール11,11’及びこれに伴い変形されるべきブックカバー2への良好な熱伝達が保証されている。
工具ビーム13は、ほぼ成形レール11,11’あるいは脚部レール12,12’の長さを占有するとともに、装置1によって変形されるべき最大のブックカバー2に必要な成形レール11,11’の間隔よりも大きな幅で形成されている。第1の変形工具8のようにその動作位置7に位置する工具ビーム13は、装置1の収容要素14上に載置されている。アクチュエータ9は、工具ビーム13の長手中心軸線15を通る仮想の垂直な平面に対して側方で配置されている(図3)。成形レール11,11’は、工具ビーム13の長手中心軸線15に対して対称に配置に配置されているとともに、この長手中心軸線15に対して対称に調整可能に形成されている。
識別特徴部62が、工具ビーム13内に配置されているとともに、この実施例では、工具ビーム13を貫通するいくつかの数の凹部62’として形成されており、これら凹部のうち1つが例えば栓又はカバーとして形成された閉鎖要素63によって閉鎖可能である。原則的には、当然、機械的な部材のあらゆる種類でよく、しかし、例えばカメラによって検出可能な画像、番号、バーコード、識別コード又はRFIDチップを識別特徴部62として用いることが可能である。識別特徴部62は、当然、工具ビーム13内の代わりに工具ビーム13に取り付けるか、各変形工具8,10の他の部材内又はこの他の部材に取り付けることが可能である。後述のように、識別特徴部62は、装置1に属する、本発明による予熱ステーション(図7,図8)における各変形工具8,10の検出に寄与するものである。
少なくともほぼブックカバーの高さにわたって延在する第1の変形工具8は、その下げられた状態において、最初は、ブックカバー2の変形に寄与する図4に示された載置面16の下方かつこれから離間して位置している。この載置面は、装置1の下流に配置された、変形されたブックブロック2’,2”を有するブックブロックの結合に寄与する不図示の表紙付け機(Einhaengemaschine)のブックブロックの搬送方向に対して横方向に延びている。
装置1は、それぞれ動作位置7に位置し、変形されるべきブックカバー2’の背の範囲4’の内側17へ向けられた変形工具8,10の上方以外に、変形工具8,10の上方に配置され、この変形工具8,10と協働しこのブックブロック2の背の範囲4’の外側18へ向けられたカウンタ工具19も備えている。カウンタ工具19は、互いに離間しつつ垂直に立設され、変形されるべきブックブロック2の背の範囲4に対して平行に向けられた2つのカウンタ成形レール20,20’(図4)を有している。これらカウンタ成形レールは、同様にブックカバー2の背の範囲4の必要な幅に合わせて調整可能に形成されている。
図2に対応して、第2の変形工具10は、固定され、カウンタ工具19(図5)の方向に向けられ、凸状の中央成形ウェブ21と、この中央成形ウェブ21の側方に配置され、変形されるべきブックカバー2の背の範囲4の丸み及び幅に合わせて側方で調整可能な、同様にカウンタ工具19の方向へ向けられ、凸状の、外側の2つの成形レール22,22’とを備えている。中央成形ウェブ21は、対称に形成されているとともに、工具ビーム13に対向する範囲において、両側でそれぞれ1つの、少なくとも部分的に外側の成形レール22,22’を収容するための凹部23,23’を備えている。成形レール22,22’は、中央成形ウェブ21の長手中心軸線15に対して対称に調整可能に形成されている。
第1の変形工具8の成形レール11,11’に対応して、第2の変形工具10の外側の成形レール22,22’も、その下側で例えば不図示の永久磁石又はオン/オフ可能な電磁石を備えており、これら永久磁石又は電磁石は、鉄を含有する工具ビーム13の上側において比較的大きな引力を生じさせるものである。この引力は、工具ビーム13の上側と外側の成形レール22,22’の間の密接な接触に寄与するものであり、その結果、これら成形レール22,22’への良好な熱伝達及びこれに伴う変形されるべきブックカバー2への熱伝達も保証されている。上述の引力に加えて、端面側の2つのガイド25,25’が各ブックカバー2の変形時におけるプロセス力を受け入れることが可能である。このために、端面側の両ガイド25,25’のそれぞれの2つの外返し部26,26’が、外側の成形レール22,22’の端面側の溝27,27’内へ入り込んでいるとともに、成形レールの工具ビーム13への接触を維持するものである。端面側の両ガイド25,25’の調整は、これらガイドが数百度による熱膨張にも損傷なく持ちこたえ、外側の成形レール22,22のスムーズな変位を妨害しないように寸法設定され得る。第1の変形工具8の工具ビーム13のように、第2の変形工具10の工具ビーム13も識別特徴部62を有しており、この識別特徴部は、工具ビーム13を貫通するいくつかの凹部62’で形成されていて、これら凹部のうち1つは、例えば栓又はカバーとして形成された閉鎖要素63で閉鎖されることが可能である。
各変形工具8,10は、背の範囲4の両側に設けられたブックカバー2の折り範囲6,6’の変形のために、まず、工具ビーム13によって共通に、上方に配置されたカウンタ工具19あるいはそのカウンタ成形レール20,20’に対して持ち上げられ、このとき、成形レール11,11’あるいは中央成形ウェブ21及び外側の成形レール22,22’によってブックカバー2’,2”の背のウェブ28が形成される(図4,図6)。このとき、第2の変形工具10の中央成形ウェブ21及び外側の成形レール22,22’の丸みは、更に対応するブックブロックの背の丸みに合わせてブックカバー2”の背の範囲4”の丸み付けに寄与するものである。
図3には、変形工具8,10が取り外された、本発明による装置1の部分的な図示が示されている。これにより、ガイド面として機能する平滑な工具ビーム13の載置面29を見て取ることができ、この載置面は、それぞれその動作位置7にある、ここでは不図示の変形工具8,10についての良好な摺動特性を有している。見て取れるように、工具ビーム13は、回転体、例えば垂直な回転軸線30,30’周りに駆動可能なディスク31,31’を収容するためのものでもあり、これらディスクは、工具支持部13に沿って互いに離間した工具支持部13の凹部32,32’内で支持されている。ディスク31,31’は、動作位置にある変形工具8,10へ整向されたその側において、各回転軸線30,30’に関して互いに対向する連行部材33,34,33’,34’を備えている。
ディスク31,31’は、動作位置7にある変形工具8,10に接触しないように工具ビーム13において下降している。変形工具8,10は、工具ビーム13上に載置されたその側においてそれぞれディスク31,31’の回転軸線30,30’に対して平行に整向された凹部35,35’を備えており、これら凹部は、例えばスタッドピンとして形成された連行部材33,34,33’,34’によって少なくとも部分的に貫通されている。第1の変形工具8の図1において前方の脚部レール12’の凹部35,35’と共に連行部材34,34’のそれぞれ1つの対応する協働のみが図示されている。当然、後方の脚部レール12も、対応し、しかしここでは覆われている凹部35,35’も備えており、これら凹部内にはそれぞれ連行部材33,33’のうちの1つが係合している。
それぞれ1つの最適に有効で、共通に互いに対して整向された、脚部レール12,12’に結合された第1の変形工具8の成形レール11,11’あるいは第2の変形工具10の外側の成形レール22,22’の側方ストロークを達成することができるように、ディスク31,31’の連行部材33,34,33’,34’が、初期位置において、工具ビーム13の長手中心軸線15に対して例えば45°の角度で、直径において対向するように整向されている(図3)。ディスク31,31’の回転運動は、各ディスク31,31’の周囲において固定され、工具ビーム13から側方へ突出する運動カム36,36’によって、摺動装置38のスライダ37を用いて実現され、この摺動装置は、駆動カム39に結合されている。これにより、第1の変形工具8の成形レール11,11’の間あるいは第2の変形工具10の外側の成形レール22,22’の間の間隔の一様な変化が保証される。この間隔の調節あるいは調整は、モータによる力又は手動での力によって行われる。精度を向上させるために、制御可能なモータに結合された制御部を用いることも可能である。
工具ビーム13の一方側において突出する移動カム36,36’は、継手40,40’又は側方のガイドを用いて装置1の骨組み41において揺動するようにあるいは往復移動可能に支持されたスライダ37に結合されている。連行部材33,34,33’,34’は、それぞれディスク31,31’の共通の回転によってそれぞれ内方又は外方へ移動し、このとき、第1の変形工具8の成形レール11,11’の間の間隔あるいは第2の変形工具10の外側の成形レール22,22’の間の間隔が縮小又は拡大される。
第1の変形工具8の成形レール11,11’あるいは第2の変形工具10の外側の変形レール22,22’がディスク31,31’の回転時にその長手方向において相互に変位するように、工具ビーム13とそれぞれ動作位置7にある変形工具8,10の間にその長手延長部に対して横方向へ向けられた第1のガイド装置42が設けられており、この第1のガイド装置は、例えば上述の部材の長手延長部に対して横方向に延びる、工具ビーム13における溝42’と、この溝に係合する変形工具8,10のピン42”(図1)又はこれに類するものとを備えている。このようにして、成形レール11,11’あるいは外側の成形レール22,22’が各変形工具8,10の長手延長部に対して横方向にのみ調整可能であることが保証されている。
図4には、第1の変形工具8及びカウンタ工具19を備えた装置1の断面と、平らな背の範囲4’及び変形された両折り範囲6,6’を有する既に変形されたブックブロック2’とが示されている。見やすさの観点から、ここでは、工具ビーム13を貫通し、識別特徴部62を形成する凹部62’は図示されていない。しかしながら、同様に骨組み41に結合された変形工具8の配置と、スライダ37を介して変形工具8に結合された摺動装置38の配置が図示されている。
ディスク31,31’に駆動結合された、平面的に下方へ延在するスライダ37は第2のガイド装置43を備えており(図3)、この第2のガイド装置は、工具ビーム13の長手延長部に対してその変位を許容するものである。第2のガイド装置32は、この変位方向に延在し、互いに離間して配置された2つの長孔44,44’と、それぞれ1つの、骨組み41に固定され、長孔44,44’に割り当てられ、これら長孔へ入り込むスライダブロック45,45’とを有しており、これらスライダブロックにおいては、スライダ37が往復動する。
長孔44,44’の間には、下から上へ到達する、連行部材として形成された駆動カム39のためのスリット状の開口部46が設けられており、駆動カムは、アクチュエータ9に間接的に結合されている。開口部46は、骨組み41に結合された第1の変形工具8の昇降を許容するものである。
図1、図3及び図4から分かるように、図示のアクチュエータ9はギヤモータであり、その従動軸47はスピンドルとして形成されている。従動軸47は、ロッド49においてスライダ37の摺動方向に案内される調整部材48のスピンドルナットを噛合しつつ貫通しており、調整部材には駆動カムが固定されている。従動軸47の支持のために、骨組み41に結合された軸受シールド50と、軸受ブロック51とが設けられている。この代わりに、調整部材としてラックギヤ装置を設けることも当然可能である。
図4に対応して、第1の変形工具8の持上げは工具ビーム13の収容要素14に結合されたコンソール52を介して行われ、このコンソールは、装置1の骨組み41に固定されたガイドロッド53に沿って、公知で不図示のピストン−シリンダ−ユニット又は他のストローク駆動部と協働する。第1の変形工具8の持上げにより(二重矢印で示唆されたストローク61参照)、ブックカバー2’の背の範囲4’は、互いに離間した両成形レール11,11’によってカウンタ工具19のカウンタ成形レール20,20’の間に背のウェブ28を形成するよう上方へ持ち上げられ、熱の作用の下で変形され、表紙3,3’が不図示のカバー供給部の内側の載置要素57,57’上に載置されている。このとき、背の範囲4’の両側において位置する折り範囲6,6’が開口ヒンジへ変形される。このために、工具ビーム13の下方に配置されている収容要素14は加熱要素として形成されているとともに複数のヒータロッド54を備えており、これらヒータロッドから、変形工具8を動作温度に保持する熱が、工具ビーム13を介して脚部レール12,12’へ、そして最終的に成形レール11,11’を介して、変形されるべきブックカバー2’の背の範囲4’へ伝達される。
変形工具8,10の正確な位置決めのために、例えば、収容要素14に結合された、円すい状の位置決めピン55を有する心合わせ装置58が設けられており(図1、図3)、この位置決めピンは、この位置決めピンのために設けられた、工具ビーム13の端面側における孔56(図2)にバネ圧の下で係合している。
装置1の変形工具についての駆動及び結合要素の別の形態のために、これに関連して装置1の統合された構成要素として理解されるべき冒頭で言及した特許文献3が参照される。
図5には、動作位置7にある第2の変形工具10と、カウンタ工具19のカウンタ成形レール20,20’と、不図示のカバー供給部の内部の載置要素57,57’上に変形のために準備されたブックカバー2とを有する装置1の一部が示されている。第2の変形工具10は、まだ下降された状態、すなわち載置面16の下方にあるとともに、これによりブックカバー2に対して離間している。この状態では、第2の変形工具10が、ブックカバー2の背の範囲4の挿入物5の幅59に合わせてある。このために、第2の変形工具10の外側の成形レール22,22’が、工具ビーム13の載置面(図3)上で挿入物5の幅59に合わせて更に中央成形ウェブ21の凹部23,23’内へ入るように、又は更にこれら凹部23,23’から出るように変位される。これにより調整された外側の成形レール22,22’の外側幅60によって、第2の変形工具10の形状あるいは同等の半径が決定される。
図6には、その間に図5に示されている位置から上方へ1ストローク61だけ持ち上げられた状態における第2の変形工具10が示されている。このストローク61は、各ブックブロック及びこれに属するブックカバー2の厚さに依存するとともに、不図示の機械制御部によって算出され、第1の変形工具8の持上げについて既に上述したように、第2の変形工具10へ伝達される。変形後には、挿入物5及びこれに伴いいまや丸められたブックブロック2”の背の範囲4”は、背のウェブ28を形成するようにその当初の幅59から投影された幅59’へ短縮され、カウンタ成形レール20,20’の内側エッジが挿入物5の外側エッジで終わっている。挿入物5の投影された幅59’は、このブックカバー2”に属し、丸められ、プレスされた、対応するブックブロックの厚さに対応している。
図7には、側方の平面図において、ブックカバー2の変形のために形成された、平らな背の範囲4’を有するブックカバー2’のためのそれぞれ1つの第1の変形工具8のための、例えば加熱ビームとして形成された2つの収容箇所65を有する本発明による予熱ステーション64の第1の実施例が示されている。実際には、この予熱ステーション64の第1の収容箇所65のみが変形工具8にかぶせられている。一方、第2の収容箇所65は空である。
予熱ステーション64は、四角形状に形成されているとともに、2つの長手側66,66’と、2つの端面側67,67’と、横方向へ延びるブックカバー2の変形のための図1に示された装置1との予熱ステーション64の結合のための支持部68とを備えている。具体的な取付状況及びこれにより生じる配置特性に応じて、予熱ステーション64は、装置1の適宜の箇所、例えば不図示のカバー供給部の近傍に配置されることができる。同様に、装置1の外部に予熱ステーション64を配置することも考えられ、このとき、予熱された変形工具8の温度が搬送のために必要な時間経過のためにブックカバー2の変形のために必要な動作温度より低く低下するほど大きい間隔を選択するべきではない。
支持部68は、両収容箇所65の固定のためにも、またこれら収容箇所を下方へ、及び側方で包囲する、操作者における燃焼を回避するための保護プレート69の固定にも寄与するものである。収容箇所65の範囲には、予熱ステーション64の第1の端面側67に固定された温度センサ70に結合され、例えばカートリッジヒータとして形成されたそれぞれ1つの加熱要素71が配置されている。当然、収容箇所65ごとに複数の加熱要素71も、又は加熱要素71ごとに1つより多くの温度センサ70を用いることも可能である。収容箇所65は、第1の端面側67においてはそれぞれ1つの心合わせ要素72と、第2の端面側67’においてはホルダ74を有するそれぞれ1つの心合わせピン73と、この心合わせピン73を収容箇所65に結合するための固定要素75とを備えている。
予熱ステーション64の第1の長手側66には2つのセンサ76が配置されているため、センサ76の数は収容箇所65の数に対応している。センサ76は、共通の第1の保持要素77を用いて保護プレート69に固定されている。両センサ76と協働するリフレクタ78が、予熱ステーション64の対向する第2の長手側66’に配置されているとともに、第2の保持要素79を用いて保護プレート69に固定されている。当然、センサ76及びリフレクタ78は、予熱ステーション64の外部にも固定されることができるとともに、予熱ステーション64へ整向されることも可能である。加えて、リフレクタを有さない他の複数のセンサを用いることも可能である。最後に複数の収容箇所65あるいはその中に収容された変形工具8,10のための唯一のセンサを用いることも可能である。
予熱ステーション64は、制御装置80を備えているか、又は信号を伝達するため及び給電のための接続ライン81を介してこのような制御装置に接続されている。このような接続ライン8は、ここでは、例えば制御装置80とセンサ76の間、制御装置80と加熱要素71の間及びセンサ76間に配置されている。
1つの変形工具8が予熱ステーション64(図7)における静止位置7’に位置している一方、空いた収容箇所65に属する他の変形工具8は、装置1内に配置されており、したがってその図1及び図4に示す動作位置7に位置している。
これに対して、図8には、本質的に同様に構成されているものの変形後丸められた背の範囲4”を有するブックカバー2を変形させるためのそれぞれ1つの第2の変形工具のための3つの収容箇所を有する予熱ステーション64の第2の実施例が示されている。この予熱ステーション64の3つの収容箇所65はそれぞれ変形工具10で覆われており、この変形工具10は、ブックカバー2の背の範囲4の異なる所定のそれぞれ1つの厚さ等級を変形させることが可能である。
当然、更に様々な厚さ等級に適した第1及び第2の変形工具8,10も同時に予熱ステーション64内に収容することが可能である。
変形工具8,10を予熱ステーション64へ組み込むため、あるいは予熱ステーション64から取り外すために、変形工具8,10は、その工具ビーム13の端面側においてそれぞれ1つの搬送フック82を備えており、この搬送フックは不図示の特殊キーによって包囲されることができ、この搬送フックによって、高温の変形工具8,10が同様に不図示の昇降装置を用いて予熱ステーション64の各収容箇所65上へ載置されることができるか、又はこれから取り外されることが可能である。横方向に延びるブックカバー2の変形のための装置1への変形工具8,10の取付及び装置1からの変形工具8,10の取外しを、同一の昇降装置によって行うことが可能である。
変形工具8,10を予熱ステーション64へ組み込む際には、心合わせ要素72が、対向し、変形工具8,10を収容する心合わせピン73と共に、変形工具8,10の確実な収容に寄与する。
既に上述したように、変形工具8,10の工具ビーム13は貫通した複数の凹部62’を備えており、センサ76のビーム83は遮られることなくこれら凹部を貫通することが可能である。各変形工具8,10の凹部62のそれぞれ1つは閉鎖要素63を備えているため、これら凹部62’は、これに整向けられたセンサ76のビーム83によってもはや貫通されることがない。したがって、このような、又は他の適当な識別特徴部62を用いて、どの変形工具8,10が予熱ステーション64に組み込まれているかを制御装置80によって検出することが可能である。変形工具8,10が取り外されると、このことが同様に認識される。なぜなら、各センサ76のビーム83が再び空になった収容箇所65の上方の空間を遮られることなく貫通することができ、これにより、リフレクタ78によって反射され、その結果、どの変形工具8,10が予熱ステーション64に位置するかを容易にチェックすることが可能であるためである。
このとき、同一に形成された工具ビーム13によって支持された異なる変形工具8,10を収容するための各収容箇所65も同様に同一に形成されている。ただし、この安価な解決手段においては、変形工具8,10を予熱ステーション64から取り外して初めて、センサ76は、正確な変形工具8,10又は誤った変形工具8,10が取り出されたかを認識することが可能である。
これに代えて、所定の変形工具8,10を収容するための各収容箇所65は、異なるように形成されている。このために、各収容箇所65は少なくとも1つの第1の結合要素84を備えており(図7)、この結合要素は、異なる変形工具のうち所定のものを収容するために異なるように形成及び/又は異なるように位置決めされている。これに合わせて、変形工具8,10は少なくとも1つの第2の結合要素85を備えており(図6)、この第2の結合要素は、予熱ステーション64の異なる複数の収容箇所65の1つにのみ対応するように形成されている。このために、例えばピンとしての第1の結合要素84と、例えばピンを収容する収容部としての第2の結合要素85とが、工具ビーム13内に形成されている。相互に作用するこのような2つの結合要素84,85によって、それぞれブックカバー2の変形のための後続の動作タスクに必要な変形工具8,10を有利にはあらかじめ予熱せステーション64からの取外し前に信頼性をもって確認することが可能である。
これに代えて、又は図7に図示されているように、上述の解決手段に加えて、各収容箇所65は、異なる変形工具8,10のうち所定のもののための少なくとも1つの第1のマーカ86を備えることが可能であり、全ての収容箇所65の第1のマーカ86は互いに異なっている。これに合わせて、変形工具8,10は少なくとも1つの第2のマーカ87(図1〜図3)を備えており、この第2のマーカは、予熱ステーション64の収容箇所65にのみ割り当てられている。この安価な解決手段により、マーカ86,87に合わせて行われる変形工具8,10の生産量(Auflage)において、同様にそれぞれ後続のタスクに必要な変形工具8,10の先行し、かつ、信頼性をもった確認を達成することが可能である。マーカ86,87は、図示の実施例におけるように、文字として形成されることが可能である。当然、例えば数字又は色マーカのような他の種類のマーカも可能である。
予熱された変形工具8,10の温度は、ブックカバー2の張り材(Bezug)に用いられる材料に応じて20〜300℃であり得る。張り材の材料が合成樹脂又はセロハンである場合には、例えば比較的低い温度で十分である。非常に大きなサイクル数においては、ブックカバー2への変形工具8,10の作用時間が短くなり、その結果、高い温度によって進行されることが可能である。より遅い速度によって進行すると、ブックカバー2への各変形工具8,10の作用時間が長くなり、その温度が低減され得る。用いられる各変形工具8,10は、タスク(生産速度、ブックカバーの張り材の材料など)に応じて、制御装置80を介して所望に調整されることが可能である。
Claims (15)
- 背の範囲(4)の両側にそれぞれ隣接する、横方向へ延びるブックカバー(2)の折り範囲(6,6’)又は前記背の範囲(4)及び前記背の範囲(4)の両側にそれぞれ隣接する、横方向へ延びるブックカバー(2)の折り範囲(6,6’)を変形させる変形工具(8,10)のための予熱ステーションであって、前記変形工具(8,10)のための収容箇所(65)と、該収容箇所(65)の範囲に配置された少なくとも1つの加熱要素(71)と、該加熱要素に結合された少なくとも1つの温度センサ(70)とを有する前記予熱ステーションにおいて、
当該予熱ステーション(64)が、
−前記少なくとも1つの加熱要素(71)及び前記少なくとも1つの温度センサ(70)に結合された制御装置(80)を備えているか、又は該制御装置に接続されており、
−横方向へ延びるブックカバー(2)の変形のための異なる変形工具(8,10)のための複数の収容箇所(65)を有し、
−前記予熱ステーション(64)へ収容された前記変形工具(8,10)の少なくとも1つの識別特徴部(62)を検出するための、前記制御装置(80)に接続された少なくとも1つのセンサ(76)を備えている
ことを特徴とする予熱ステーション。 - 前記少なくとも1つのセンサ(76)が、前記予熱ステーション(64)に配置されているか、又は前記予熱ステーション(64)へ整向されていることを特徴とする請求項1に記載の予熱ステーション。
- 複数のセンサ(76)が配置されており、該センサ(76)の数が前記収容箇所(65)の数に対応していることを特徴とする請求項1又は2に記載の予熱ステーション。
- 前記予熱ステーション(64)が2つの長手側(66,66’)及び2つの端面側(67,67’)を有して長方形状に形成されていること、前記少なくとも1つのセンサ(76)が、第1の長手側(66)に配置され、光学的なセンサとして形成されていること、及び前記少なくとも1つのセンサ(76)に対向して、リフレクタ(78)が第2の長手側(66’)に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の予熱ステーション。
- 各収容箇所(65)が同一に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の予熱ステーション。
- 各収容箇所(65)が、所定の変形工具(8,10)の収容のために異なるように形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の予熱ステーション。
- 各収容箇所(65)が少なくとも1つの第1の結合要素(84)を備えており、該結合要素は、異なる前記変形工具(8,10)のうち1つの所定の変形工具(8,10)を収容するために異なるように形成及び/又は位置決めされていることを特徴とする請求項6に記載の予熱ステーション。
- 各収容箇所(65)が、異なる前記変形工具(8,10)のうちの所定の変形工具(8,10)ための少なくとも1つの第1のマーカ(86)を備えており、全ての収容箇所(65)の前記マーカ(86)が互いに異なっていることを特徴とする請求項6に記載の予熱ステーション。
- 背の範囲(4)の両側にそれぞれ隣接する、横方向へ延びるブックカバー(2)の折り範囲(6,6’)又は前記背の範囲(4)及び前記背の範囲(4)の両側にそれぞれ隣接する、横方向へ延びるブックカバー(2)の折り範囲(6,6’)を変形させるための変形工具において、
該変形工具(8,10)が、請求項1〜8のいずれか1項に記載の予熱ステーション(64)内で当該成形工具(8,10)の検出のための少なくとも1つの識別特徴部(62)を備えていることを特徴とする変形工具。 - 前記変形工具(8,10)が、前記予熱ステーション(64)における収容のための工具ビーム(13)を備えていること、及び前記識別特徴部(62)が前記工具ビーム(13)に、又は前記工具ビーム(13)内に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の変形工具。
- 前記識別特徴部(62)が、前記工具ビーム(13)における閉鎖可能な複数の凹部(62’)の数として形成されていることを特徴とする請求項10に記載の変形工具。
- 前記変形工具(8,10)が少なくとも1つの第2の結合要素(85)を備えており、該第2の結合要素が、前記予熱ステーション(64)の1つの収容箇所(65)のみに合わせて形成されていることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の変形工具。
- 前記変形工具(8,10)が少なくとも1つの第2のマーカ(87)を備えており、該第2のマーカが、前記予熱ステーション(64)の1つの収容箇所(65)のみに割り当てられていることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の変形工具。
- 背の範囲(4)の両側にそれぞれ隣接する、横方向へ延びるブックカバー(2)の折り範囲(6,6’)又は前記背の範囲(4)及び前記背の範囲(4)の両側にそれぞれ隣接する、横方向へ延びるブックカバー(2)の折り範囲(6,6’)を変形させるための装置であって、請求項1〜8のいずれか1項に記載の予熱ステーション(64)と、請求項9〜13のいずれか1項に記載の異なる複数の変形工具(8,10)とを有する装置。
- 前記異なる変形工具(8,10)の識別のために、
−前記変形工具(8,10)が、前記装置(1)内で及び前記予熱ステーション(64)内での収容のためのそれぞれ1つの工具ビーム(13)を備えており、
−前記予熱ステーション(64)が2つの長手側(66,66’)及び2つの端面側(67,67’)を有して長方形状に形成されており、所定の数の光学的なセンサ(76)が前記予熱ステーション(64)の第1の長手側(66)に配置されており、前記光学的なセンサ(76)に対向して、1つのリフレクタ(78)が第2の長手側(66’)に配置されており、
−前記工具ビーム(13)が、それぞれ所定の数の、識別特徴部(62)として形成され閉鎖可能な凹部(62’)を備えており、該閉鎖可能な凹部(62’)の前記数が、少なくとも、前記装置(1)内で用いられる前記変形工具(8,10)の数及び前記光学的なセンサ(76)の数と同様の数である
ことを特徴とする請求項14に記載の装置。
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