JP2017193391A - 粘稠物搬送装置 - Google Patents

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博明 奥野
Hiroaki Okuno
博明 奥野
廣造 奥野
Kozo Okuno
廣造 奥野
一幸 鈴木
Kazuyuki Suzuki
一幸 鈴木
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Abstract

【課題】 粘土質の土壌等、粘稠性があるものを搬送する場合、ホッパー下方の出口からその粘稠物質が落下せずまた、落下したとしてもコンベアでそれを移送できずその位置に留まってしまうという現象が起きる。これは粘稠物が下部のコンベアベルト上で滑り、ベルトのみが移動してしまうためである。【解決手段】 ホッパー、底板、移動枠体及び該移動枠体に所定間隔を置いて移動方向とほぼ直角に設けられた搬送板とからなり、該移動枠体は左右方向に壁面が設けられ該底板の上下を周回し、且つ該底板は固定式のものであって上部半分しか存在せず、さらに該移動枠体は該底板の両側で移動するものであって、該ホッパーから該底板への排出量を決定するためのゲートが、該ホッパーの下端出口に設けられ、且つ該ゲートが上下動可能であるもの。【選択図】 図2

Description

本発明は、粘稠物搬送装置に関するものである。
粘稠物とは、所謂粘土質のものを指すが、ここでは種々の土壌、及びそれに近い性質を有する粉体や粒体その他の粘性物質をいう。本発明は、これらのものを搬送することを目的とするが、本装置を用いてこれら以外のものを搬送しても権利に含まれることは当然である。
土壌等を処理、改良する場合、その他所定の量を連続して供給したり、受け入れたりする場合には、通常ホッパーとフィーダーが使用される。これは、バッチ式で投入したものを連続的に排出するもので、例えば、パワーショベル等によって大量に間欠的に取り出された土壌等を一旦貯蔵し、そこからほぼ定量的連続的にベルトコンベア等によって排出する場合等である。
このような場合、従来、上部に開口を有するホッパーの下方にベルトコンベアが設けられ、ホッパーの下方の出口から土壌等がベルトコンベア上に落下して、該コンベアにより定量的に搬送される。この時、ベルトコンベアに落下する量はホッパー下方の出口の大きさによって定まり、ホッパーに土壌等が大量に貯蔵されていても比較的定量に排出することができる。
しかしながら、砂のような粘稠性のない場合には上記の従来装置でよいが、粘土質の土壌等、粘稠性があるとホッパー下方の出口からその粘稠物質が落下せずまた、落下したとしてもコンベアでそれを移送できずその位置に留まってしまうという現象が起きる。これは粘稠物が下部のコンベアベルト上で滑り、ベルトのみが移動してしまうためである。このようなことになると、被搬送物をまったく送れなくなるか、又は下流の工程に影響がでる程度の間隔が開いてしまう。
このようなことを防止するため、バケットコンベアと呼ばれるものも存在する。これは、コンベアにバケツが回転自在に固定され、バケツで強制的に搬送するものである。これは確かに、滑ることなくバケツで搬送できるが、バケツ内の被搬送物を所定位置に落下させることが難しい。即ち、粘稠物が満たされたバケツを反転させても、バケツの底部が真空になるため簡単には粘稠物は落下しない。特に、粘稠物を強制的にバケツで削り取るようにしているため、基本的に落下し難いのである。
このようなことを解消するため、特許文献1のような方法が実施されている。これは、底板を固定し、搬送板を移動させることによって粘稠物を移送するものである。移送には問題なく比較的定量に搬送できるものである。
特開平10−67415号公報
しかしながら、この従来の方法では、搬出量の調整ができない。するとすれば、搬送板の移動速度を変えるか、間欠的に運転するしかなかった。実際には、そのつど搬送量を調整しなければならないことが多いのである。
そこで、本発明では、簡単に搬送量の調整ができる装置を提供する。
以上のような状況に鑑み、本発明者は鋭意研究の結果、本発明を完成させたものであり、その特徴とするところは、ホッパー、底板、移動枠体及び該移動枠体に所定間隔を置いて移動方向とほぼ直角に設けられた搬送板とからなり、該移動枠体は左右方向に壁面が設けられており該底板の上下を周回し、且つ該底板は固定式のものであって上部半分しか存在せず、さらに該移動枠体は該底板の両側で移動するものであって、
該ホッパーから該底板への排出量を決定するためのゲートが、該ホッパーの下端出口に設けられ、且つ該ゲートが上下動可能である点にある。
ホッパーとは、被搬送物を一旦貯蔵する部分であり、後述する搬送板により被搬送物がほぼ一定量送出されるが、その時に本装置にその一定量以上に導入した時にクッションタンクとして量の変動を吸収するためのものである。これは、上部が単なる開口であり、下方は搬送板で押圧搬送されるエリアに被搬送物を落下させるよう開口したものである。
底板とは、被搬送物(粘稠物等)がその上を滑って移動するもので、従来のベルトコンベアではベルト自体が移動して被搬送物を移送するが、本発明では被搬送物が載っている基盤が動かないという、従来とは決定的な違いがある。この底板は、金属やプラスチック等でよく特別なものである必要はない。この底板は、ほぼ直線部分のみでも、移動枠体が下降する部分まで存在してもよい。また、進行方向に平行な側面には壁面を設けてもよい。
移動枠体とは、底板の上下方向の周囲を回転移動するものでチェーンコンベアの周囲部のようなものである。これは、梯子状のものであっても、それが上下に二重になったようなものでも、また左右方向には壁面(底板に設けられている場合には不要)があってもよい。基本的には被搬送物が上方から底板に落下することを妨げず、回転移動できればよいのである。
搬送板とは、その移動によって被搬送物を移送するもので、移動枠体に固定されて移動枠体の移動に従って被搬送物をその移動方向に押圧移送するものである。これは、単なる板であり特別な形状である必要はない。これは、移動枠体の進行方向とほぼ直角に所定間隔を置いて固定されている。
この搬送板の高さは、ホッパーの下端部と底板の間を通過するため、その距離より小さいことは当然であるが、単に小さいだけでなく、その距離の1/3以下が好適である。これは、粘稠物の詰まりを防止するためと、小さくとも搬送に問題がないことが判明したためである。実際には、発明者の実験では、ホッパーの下端部と底板の間隙距離にかかわらず、かつ土壌の粘度にもかかわらず、3cm程度で十分搬送が可能であった。
ゲートとは、ホッパーの下端部と底板との上下間隔を決めるもので、上下調整可能である。調整の方法は、手動でも自動でもよい。例えば、ネジ等を介してハンドルを回せばゲートが上下する構造、固定孔がホッパーとゲートの両方に設けられ適切な位置で両方に貫通するネジや棒を挿入して固定する構造、エアーや油圧で上下させる構造等が考えられる。ゲートの形状は、単なる板状でよく、特別な形状でなくてもよい。
また、ゲートは、ホッパーの外側に設けても、内側に設けてもよい。外側に設けるとメンテナンス等が容易である。
ホッパーの下端部と底板との距離(上下間隔)は、搬送装置の能力にもより、限定はしないが、10cm〜50cm程度である。この間隙をゲートによって、狭くするのである。よって、最も開いた位置(ゲートが全開した位置9でもこの、ホッパーと底板の間隔以上に開くことはできない。
また、ホッパーには、振動装置(バイブレーター)を設けてもよい。これは、土壌が落下しない場合や、落下が難かしい場合に振動によって落下させるものである。振動装置としては、プーリーのようなものをモーターで回転させるようなものや、ピストンタイプ、その他どのようなものでもよい。
振動装置は、ホッパーの壁面に設けるのがよいが、ホッパーの壁面や内部の粘稠物が振動すれば、どこでもよい。
さらに、ホッパーにはヒーターを設けてもよい。温度を上げると、落下が容易になるためである。ヒーターとしては、通常の電気ヒーターでよい。
次に、このゲートが自動で上下するものについて述べる。搬送物の排出量(搬送量)を、本発明搬送装置の下流において測定し、その測定値によってゲートの開度を調整するのである。即ち、必要な搬送量(最初にコンピューターにインプットしておく)より、少なくなるとゲートの開度を大きくし、多くなると開度を小さくするのである。
自動調整法は、前記したエアー作動、油圧等を駆動源としてコンピューターで制御すればよい。上下させる構造は、ピストンタイプ、ネジタイプ等自由である。
(1) ホッパーの出口の広さを調整できるため、搬送装置を自由に調整できる。
(2) 調整のための装置が簡単であり、安価である。
(3) 振動装置を設けたものではホッパーからの落下が容易である。
(4) ゲートの開度を自動制御するものでは、土壌の粘度が変化してもほとんど人手不要で調整できる。
本発明装置の1例の一部を示す斜視図である。 本発明装置の1例の部分断面図である。 本発明に用いるゲートの1例を示す側面図である。 本発明に用いるゲートの他の例を示す側面図である。
以下図面に示す実施の形態により本発明をより詳細に説明する。
図1は本発明装置1の1例の一部を示す概略斜視図である。底板2は固定式であり、先端部分で下方に湾曲しており、最先端部で途切れている。また移動枠体3は、コンベアのローラー4に固定されており、低い板状である。搬送板5は所定間隔を置いて移動枠体3に取付けられており、移動枠体3と一緒に移動する。ローラー4は通常のローラーコンベアのように回転駆動体(図示略)によって駆動されている。また、ホッパー下部の左右両壁面6は移動枠体3の上部に位置している。この図には被搬送物は記載されていないが、搬送板5の前部に位置する被搬送物が搬送板の移動に従って、前方に押し出される。そして、最先端部に来ると、底板がなくなり、側壁もなくなるため、被搬送物の周囲には前後の搬送板3と移動枠体のみしか存在しなくなり、落下することとなる。このように構成しているため、粘土であっても所定位置に落下させられるのである。
図1は、底板が上部半分しか存在しないものであるが、周囲全体に存在してもよい。この場合には、被搬送物の落下容易性は劣るが、底板が被搬送物と同じように移動していないため、従来のバケットコンベア等と比較すると非常に容易に落下する。
図1の例では、移動枠体3の高さと搬送板5の高さに差があったが、コンベアの構造が許せば同じ高さにしてもよい。搬送量が少ない場合や、移動枠体の側壁を大きくしても、簡単に周回できるものであれば、それで充分である。更に、移動枠体には側壁のような部分はまったくなくチェーンとローラーのようなものだけで構成してもよい。
図2は、ホッパー(全体は図示せず)の前部壁面6にゲート7を設けたところを示す部分断面図である。このゲート7の上下によってホッパーからの出口の面積が規制され、搬送物8の搬出量が調整できることがわかる。この例からわかるようにゲート7は、搬送板5の高さまで下げることができる。
図3は、図2のゲート7を上下させる方法の1例を示す側面図である。壁面6にナット9が固着され、そのナット9に係合するネジ10がはめ込まれている。このネジ10の下方に回転自在にゲート7が固着されている。上部のハンドル11を回転させると、ネジが回転しそれにつれてネジが回転しながら上下する。ネジが上下するとフリー回転に固定されたゲート7が回転せずに上下する。
図4は、ホッパーの壁面6に貫通孔を多数設け、ゲート7にも同様の孔を複数設けて、適切な位置で、ボルト12を貫通させて位置を固定する方法である。構造が簡単で既存の装置にも簡単に応用ができる。ただし、位置を変えるのは手間がかかる。
1 搬送装置
2 底板
3 移動枠体
4 ローラー
5 搬送板
6 壁面
7 ゲート
8 被搬送物
9 ナット
10 ネジ
11 ハンドル

Claims (4)

  1. ホッパー、底板、移動枠体及び該移動枠体に所定間隔を置いて移動方向とほぼ直角に設けられた搬送板とからなり、該移動枠体は左右方向に壁面が設けられ該底板の上下を周回し、且つ該底板は固定式のものであって上部半分しか存在せず、さらに該移動枠体は該底板の両側で移動するものであって、
    該ホッパーから該底板への排出量を決定するためのゲートが、該ホッパーの下端出口に設けられ、且つ該ゲートが上下動可能であることを特徴とする粘稠物搬送装置。
  2. 該ホッパーには、振動装置が設けられているものである請求項1記載の粘稠物搬送装置。
  3. 該ホッパーには、ヒーターが設けられているものである請求項1又は2記載の粘稠物搬送装置。
  4. 該ゲートの下流に設けた排出量測定装置からの信号によって、該ゲートの開度を自動調整するものである請求項1乃至3のいずれか1項記載の粘稠物搬送装置。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113955397A (zh) * 2021-11-29 2022-01-21 华侨大学 一种定量进料装置

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