JP2017193497A - 筋肉増強剤 - Google Patents
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Abstract
Description
みた。既に桑幹粉末に桑葉粉末以上の血糖降下作用(特願2011−90489)と共に
特異的にケルセチン、クロロゲン酸を多量含有するポリフェノール類に長寿遺伝子の活性
化を来たすレスベラトロールを発見した。さらに血管漏弱性疾患に起因する出血に強力な
止血作用を示すβ−シトステロール配糖体を多量含有しているオオマツヨイグサ粉末が高
血糖、高血圧および高脂血症などの生活習慣病に起因する出血性疾患に対する総括的な予
防効果を有することが知られている。
即ち、本発明は新規な筋肉増強剤を提供することを目的とする。
1.米糠及び/又は米胚芽を発酵させて発酵物を得て、その後、前記発酵米物を極性溶媒で抽出した発酵抽出物を有効成分とする筋分化誘導促進剤。
2.上記1.に記載された上記発酵抽出物を極性溶媒で分配した分配物を有効成分とする筋分化誘導促進剤。
3.スティグマステロール、エルゴステロールパーオキサイド、β-シトステロールグルコシド、グルコシルセラミドのうちの少なくとも1種の化合物を有効成分とする筋分化誘導促進剤。
4.米糠及び/又は米胚芽を発酵させて発酵物を得て、その後、前記発酵米物を極性溶媒で抽出した発酵抽出物を有効成分とする筋肉増量剤。
5.上記4.に記載された上記発酵抽出物を極性溶媒で分配した分配物を有効成分とする筋肉増量剤。
6.スティグマステロールを有効成分とする筋肉増量剤。
7.米糠及び/又は米胚芽を発酵させて発酵物を得て、その後、前記発酵米物を極性溶媒で抽出した発酵抽出物を有効成分とする筋肉増量遺伝子発現促進剤。
8.上記7.に記載された上記発酵抽出物を極性溶媒で分配した分配物を有効成分とする筋肉増量遺伝子発現促進剤。
9.スティグマステロール及びグルコシルセラミドのうちの少なくとも1種を有効成分とする筋肉増量遺伝子発現促進剤。
10.米糠及び/又は米胚芽を発酵させて発酵物を得て、その後、前記発酵米物を極性溶媒で抽出した発酵抽出物を有効成分とする筋収縮力向上剤。
11.上記10.に記載された上記発酵抽出物を極性溶媒で分配した分配物を有効成分とする筋収縮力向上剤。
12.グルコシルセラミドを有効成分とする筋収縮力向上剤。
13.上記1.〜12.の剤を有効成分とする筋肉増強剤。
本発明は、米糠及び/又は米胚芽を発酵させて発酵物を得て、その後、前記発酵米物を極性溶媒で抽出した発酵抽出物を有効成分とすることを特徴とする。
精米が進むに従って,果皮、種皮だけでなく、糊粉層までが米糠(生糠)として排除される。必要に応じて、果皮、種皮、米胚芽または糊粉の混合物を用いるか、果皮、種皮、米胚芽または糊粉のいずれかを分離したものを用いることができる。
このとき、好ましい脱脂用溶媒としては、n−ヘキサン、アセトン等が挙げられる。特に、脱脂用溶媒としてn−ヘキサンを用いることが好ましい。抽出油分を食用油として使用し得るとともに、米胚芽発酵抽出物を食品素材等に利用しやすくなるからである。
尚、これらの脱脂用の溶媒は、1種のみを用いても良いし2種以上併用しても良い。
上記「発酵」の際に使用する微生物は特に限定されないが、麹菌、酵母、クエン酸菌、乳酸菌、および酢酸菌等を用いることができる。そして、これらのうち、麹菌が好ましい。
上記「麹菌」として、特に限定されないが、例えば、清酒用、焼酎用、泡盛用、味噌用もしくは醤油用の麹菌から選ばれる1以上のものを用いることができる。
例えば、 アスペルギルス・カワチ(Aspergillus kawachii)、アスペルギルス・アワモリ(Aspergillus awamori)、アスペルギルス・オリゼ(Aspergillus oryzae)、アスペルギルス・ソーヤ(Aspergillus sojae)、アスペルギルス・サイトイ(Aspergillus saitoi)、アスペルギルス・ウサミ(Aspergillus usamii)から選ばれる1以上のものである。発酵の温度は特に限定されないが、10〜60℃、更には20〜40℃、特に25〜35℃が好ましい。これらの範囲とすることにより、麹菌による発酵が進むのに最適な温度だからである。
また、発酵時間は、特に限定されず、1〜7日、更には、2〜4日行うことが好ましい。
望ましくは、水エタノールまたはこれらの混合物である含水エタノールを抽出溶媒として用いると、有効成分が効率よく抽出される。
上記「分配」の方法は特に限定されないが、液液分配を行うことが好ましい。液液分配で用いる溶媒は特に限定されず、例えば、水、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ヘキサン、酢酸エチル、クロロホルム等を用いることができ、これらのうち、ヘキサン、メタノール、クロロホルムを用いること好ましい。
上記化合物を得る方法は特に限定されないが、上述したように上記発酵物を精製、単離することによって得ることができる。
塗布剤等の非経口剤が挙げられる。
ーブ、カテキン、プーアル、クエン酸、ビール酵母、メリロート、ブラックジンガー、ショウガ、ガジュツ、ナットウキナーゼ、ベニコウジ、トコトリエノール、ラクトフェリン、シナモン、韃靼ソバ、ココア、ユズ種子エキス、シソの実エキス、ライチ種子エキス、月見草エキス、黒米エキス、α−リポ酸、生コーヒー豆エキス、温州みかんエキス、トリテルペノイド、キウイ種子エキス、赤ショウガエキス、アスタキサンチン、クルミエキス、レスベラトロール、赤米エキス、白キクラゲ多糖体、イチゴ種子エキス、イチゴ種子エキス、ニラ種子エキス、リンゴンベリーエキス、桜の花エキス、ササクレヒトヨダケエキス、マキベリーエキス、米ポリアミン、小麦ポリアミン、黒ショウガエキス、ジュンサイエキス、ツバメの巣エキス、紫茶エキス、菊の花エキス、シーベリーエキス)なども配合することができる。
また、上記筋肉増強剤として効果を発揮するための配合量は特に限定されないが、飲食品に対して有効成分の含量が合計1〜20wt%であるのが好ましい。また、配合する一般飲食品として特に限定さないが、例えば、食用油(サラダ油)、菓子類(ガム、キャンディー、キャラメル、チョコレート、クッキー、スナック、ゼリー、グミ、錠菓等)、麺類(そば、うどん、ラーメン等)、乳製品(ミルク、アイスクリーム、ヨーグルト等)、調味料(味噌、醤油等)、スープ類、飲料(ジュース、コーヒー、紅茶、茶、炭酸飲料、スポーツ飲料等)等が挙げられる。
(1)米胚芽発酵抽出物の調製
脱脂米胚芽1.4 kgと等量の蒸留水を混合し、オートクレーブ滅菌したものに560 mgの麹菌および香煎42 gを加えて混合したものを35℃の条件下で3日間発酵させ、麹菌発酵米胚芽を得た。この発酵米胚芽を3 kgのメタノールでの加温抽出を3回行い、抽出液を減圧濃縮することにより156.06 gのメタノール抽出液(米胚芽発酵抽出物)を得た。
(2)有効成分の単離
このメタノール抽出液 83 gをヘキサン、酢酸エチル、クロロホルム:メタノール=6:1で順次分液を行い、ヘキサン可溶部17.67 g、酢酸エチル可溶部5.73 g、クロメタ可溶部3.73 gを得た。それぞれの可溶部を図1の分画スキームに従って分画を行い、Compound 1-5の5成分を単離した。単離した5成分についてNMRによる構造解析を行った。これらのうち、Compound 1、2、4、5について構造解析を行った。
ここで、上記Compound 1、2、4、5の化学式を以下に示す。
(1)米胚芽発酵抽出物における試験
マウス筋芽細胞C2C12に対して米胚芽発酵抽出物を1-100μg/mLの濃度で添加し、それと同時に分化誘導を行った。1週間培養した後、細胞を回収し、筋早熟分化マーカーであるmyogeninと筋成熟分化マーカーmyosin, heavy polypeptide(MyHP)のmRNA発現量を定量解析した。その際、内因性コントロールとしてGAPDHを使用し補正した。尚、比較例として、発酵工程を有さない米抽出物及び発酵工程がない米由来タンパクであるオリザプロテイン(オリザ油化株式会社製)についても同様の試験を行った。その結果を図2に示す。
(2)単離成分における試験
上記方法と同様にして、米胚芽発酵エキスより単離した成分(Compound. 1-5)について1及び10μg/mLの濃度で試験を行った。その結果を図3(myogenin)及び図4(MyHP)に示す。
図2に示されるように、米胚芽発酵抽出物によって有意に筋細胞増殖が促進した。また、ポジティブコントロールであるIGF-1も有意に増殖した。また、未発酵米胚芽エキスでは細胞増殖を抑制する作用が見られ、発酵を行っていない米抽出物である米由来タンパク質(オリザプロテイン)では、筋増殖促進効果は米胚芽発酵エキスと比較して弱かった。以上のことから、米胚芽を発酵することで今までにはなかった筋肉増強効果を得ることができ、それはタンパク質を摂取するよりも強いことが確認された。
また、図3に示すように、筋早熟分化マーカーであるmyogeninにおいてCompound 1-5(1および10 μg/mL)の添加によって発現が促進した。特に、Compound 1(1μg/mL)及びCompound 5(1および10 μg/mL)の添加で有意に発現が促進した。一方で、図4示すように、筋成熟分化マーカーであるMyHPにおいてCompound 1(1および10 μg/mL)、Compound 3(10 μg/mL)、Compound 4(1 μg/mL)、Compound 5(1および10 μg/mL)の添加によって発現が促進した。特に、Compound 1(1μg/mL)及びCompound 5(10 μg/mL)の添加で有意に発現が促進した。以上のことから、Compound 1-5には早熟期及び成熟期の筋分化誘導を促進する活性があることが確認された。以上により、米胚芽発酵エキス及びCompound 1-5は筋分化誘導促進剤として機能することが確認された。
(1)米発酵米胚芽抽出物による評価
マウス筋芽細胞C2C12に対して米発酵米胚芽抽出物、比較例として米由来タンパク質(オリザプロテイン)を1-100μg/mLで添加し、それと同時に分化誘導を行った。1週間培養した後、MTTアッセイを行い、細胞増殖に及ぼす影響を評価した。尚、比較例として、発酵工程を有さない米抽出物及び発酵工程がない米由来タンパクであるオリザプロテイン(オリザ油化株式会社製)についても同様の試験を行った。その結果を図5に示す。
(2)単離成分による評価
マウス筋芽細胞C2C12に対して米胚芽発酵エキス及び米胚芽発酵エキスより単離した成分(Compound 1)を0.1-30μg/mLの濃度で添加し、それと同時に分化誘導を行った。1週間培養した後、MTTアッセイを行い、細胞増殖に及ぼす影響を評価した。その結果を図6に示す。
図5に示されるように、米胚芽発酵抽出物によって有意に筋細胞増殖が促進した。また、ポジティブコントロールであるIGF-1も有意に増殖した。また、未発酵米胚芽エキスでは細胞増殖を抑制する作用が見られ、米由来タンパク質では、筋増殖促進効果は米胚芽発酵エキスと比較して弱かった。以上のことから、米胚芽を発酵することで今までにはなかった筋肉増強効果を得ることができ、それはタンパク質を摂取するよりも強いことが確認された。
また、図6に示すように、Compound 1を3~30 μg/mLの濃度で添加することで細胞増殖が有意に増加した。また、ポジティブコントロールである米胚芽発酵エキス(10 μg/mL)も有意に増加した。以上のことから、米胚芽発酵エキス及びその成分であるCompound 1は筋細胞の増殖を促進する活性があることが示唆された。以上により米胚芽発酵エキス及びその成分であるCompound 1は筋量増大剤として有用であることが確認された。
マウス筋芽細胞C2C12に対して米胚芽発酵エキスより単離した成分(Compound 1-5)を1及び10μg/mLの濃度で添加し、それと同時に分化誘導を行った。1週間培養した後、細胞を回収し、筋肉増量因子IGF-1のmRNA発現量を定量解析した。その際、内因性コントロールとしてGAPDHを使用し補正した。その結果を図7に示す。
図7に示すように、筋肉増量因子であるIGF-1においてCompound 1(1μg/mL)及びCompound 5(1 μg/mL)の添加で発現が促進した。以上のことから、Compound 1及び5は筋肉増量遺伝子発現促進剤として有用であることが確認された。
コラーゲンゲルに包埋したマウス筋芽細胞C2C12に対して米胚芽発酵エキス(10μg/ml)及びCompound 5(10μg/ml)、インスリン様成長因子1(IGF-1、1 ng/ml)を添加し、それと同時に分化誘導を行った。2週間分化誘導を行った後、コラーゲンゲルの大きさを測定し収縮力に及ぼす影響を評価した。その結果を図8に示す。
筋収縮の指標としてコラーゲンゲル収縮試験を行った。その結果、図8に示すように、ポジティブコントロールであるIGF-1と同様に米胚芽発酵エキス及びCompound 5の添加によって有意にコラーゲンゲルの収縮が認められた。以上のことから、Compound 5には筋収縮力向上剤として有用であることが確認された。
以上により、米胚芽発酵エキス及びそれにより得られたCompound 1-5は筋肉増強剤として有用であることが確認された。
配合例1:チューインガム(機能性表示食品又は特定保健用食品)
砂糖 53.0wt%
ガムベース 20.0
グルコース 10.0
水飴 16.0
香料 0.5
筋肉増強剤 0.5
100.0wt%
還元水飴 40.0wt%
グラニュー糖 20.0
ブドウ糖 20.0
ゼラチン 4.7
水 9.68
キウイ果汁 4.0
キウイフレーバー 0.6
色素 0.02
筋肉増強剤 1.0
100.0wt%
砂糖 50.0wt%
水飴 33.0
水 14.4
有機酸 2.0
香料 0.2
筋肉増強剤 0.4
100.0wt%
牛乳 41.5wt%
脱脂粉乳 5.8
砂糖 8.0
寒天 0.15
ゼラチン 0.1
乳酸菌 0.005
筋肉増強剤 0.4
香料 微量
水 残余
100.0wt%
果糖ブドウ糖液糖 30.0wt%
乳化剤 0.5
筋肉増強剤 0.05
香料 適量
精製水 残余
100.0wt%
米胚芽油 87.0wt%
乳化剤 12.0
筋肉増強剤 1.0
100.0wt%
乳糖 54.0wt%
結晶セルロース 30.0
澱粉分解物 10.0
グリセリン脂肪酸エステル 5.0
筋肉増強剤 1.0
100.0wt%
筋肉増強剤 1.0wt%
乳糖 30.0
コーンスターチ 60.0
結晶セルロース 8.0
ポリビニールピロリドン 1.0
100.0wt%
砂糖 76.4wt%
グルコース 19.0
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
筋肉増強剤 0.5
精製水 3.9
100.0wt%
とうもろこし 34.0wt%
小麦粉 35.0
ミートミール 15.0
牛脂 8.9
食塩 1.0
かつおエキス 4.0
筋肉増強剤 1.0
タウリン 0.1
ビタミン類 0.5
ミネラル類 0.5
100.0wt%
とうもろこし 30.0wt%
肉類(チキン) 15.0
脱脂大豆 10.0
小麦粉 25.0
糟糠類 5.0
筋肉増強剤 5.0
動物性油脂 8.9
オリゴ糖 0.1
ビタミン 0.5
ミネラル 0.5
100.0wt%
Claims (13)
- 米糠及び/又は米胚芽を発酵させて発酵物を得て、その後、前記発酵米物を極性溶媒で抽出した発酵抽出物を有効成分とする筋分化誘導促進剤。
- 請求項1に記載された上記発酵抽出物を極性溶媒で分配した分配物を有効成分とする筋分化誘導促進剤。
- スティグマステロール、エルゴステロールパーオキサイド、β-シトステロールグルコシド、グルコシルセラミドのうちの少なくとも1種の化合物を有効成分とする筋分化誘導促進剤。
- 米糠及び/又は米胚芽を発酵させて発酵物を得て、その後、前記発酵米物を極性溶媒で抽出した発酵抽出物を有効成分とする筋肉増強剤。
- 請求項4に記載された上記発酵抽出物を極性溶媒で分配した分配物を有効成分とする筋肉増量剤。
- スティグマステロールを有効成分とする筋肉増量剤。
- 米糠及び/又は米胚芽を発酵させて発酵物を得て、その後、前記発酵米物を極性溶媒で抽出した発酵抽出物を有効成分とする筋肉増量遺伝子発現促進剤。
- 請求項7に記載された上記発酵抽出物を極性溶媒で分配した分配物を有効成分とする筋肉増量遺伝子発現促進剤。
- スティグマステロール及びグルコシルセラミドのうちの少なくとも1種を有効成分とする筋肉増量遺伝子発現促進剤。
- 米糠及び/又は米胚芽を発酵させて発酵物を得て、その後、前記発酵米物を極性溶媒で抽出した発酵抽出物を有効成分とする筋収縮向上剤。
- 請求項10に記載された上記発酵抽出物を極性溶媒で分配した分配物を有効成分とする筋収縮力向上剤。
- グルコシルセラミドを有効成分とする筋収縮力向上剤。
- 請求項1〜請求項12のいずれか1つに記載の剤を有効成分とする筋肉増強剤。
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