JP2017193883A - 竪樋用控え具 - Google Patents

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智子 四谷
Tomoko Yotsuya
智子 四谷
晋太郎 大橋
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晋太郎 大橋
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Abstract

【課題】建物の構造やデザインに伴って存在する外壁面の比較的大きな凹凸形状から微小な不陸等に応じて、外壁面と竪樋との設置間隔を容易かつ連続的に調整可能な竪樋用控え具を提供する。【解決手段】建物の外壁面6に固定される固定部2と、竪樋7を支持する竪樋支持部3と、固定部と竪樋支持部の間隔を調整可能に連結する間隔調整部4を備えた竪樋用控え具1であって、固定部に設けられた外壁面側から前方に延びる被連結部21と、竪樋支持部に設けられた外壁面側に延びる連結部31がスライド可能に連結され、竪樋支持部が外壁面に対して前後方向に移動可能に接続されており、間隔調整部は、固定部に回転自在に支持された渦巻き状の溝42が形成された円板41を備えるとともに、一端部が竪樋支持部に接続され、他端部が円板の渦巻き状の溝に摺動可能に支持されたアーム部44を備え、間隔調整部の円板を回転させて渦巻き状の溝に支持されたアーム部の他端部の位置を変更することにより、固定部と竪樋支持部の間隔を調整可能とする。【選択図】図1

Description

本発明は、竪樋用控え具に関する。
従来より、竪樋を建物の外壁面に沿って支持固定するために竪樋用控え具が用いられている。この竪樋用控え具としては、通常、外壁面に固定する固定部と、その前方に設けられた竪樋を支持する竪樋支持部が一体に形成された構造のものが用いられている。
一方、建物の外壁面には、建物の構造及びデザイン等に伴う凹凸や、表面に微小な不陸がある場合が多く、竪樋の取付施工においては、建物の外壁面と竪樋の間隔調整が必要な場合がある。しかしながら、上記従来の構造の竪樋用控え具は、前記のように竪樋を支持する竪樋支持部と建物の外壁面に固定する固定部が一体の構造となっているため、竪樋と外壁面との間隔調整ができないという問題があった。
この問題に対して、これまでに竪樋と外壁面との間隔調整が可能な竪樋用控え具が提案されている。具体的には、例えば、竪樋支持部と固定部の両方に雄ねじ部を形成し、この雄ねじ部と螺合する雌ねじ部を形成した調整部材で接続した竪樋用控え具がある(特許文献1を参照)。
この特許文献1の竪樋用控え具によれば、竪樋支持部と固定部に形成した雄ねじ部と、調整部材の雌ねじ部を所望の間隔となるように螺合して調整することにより、竪樋と外壁面との間隔調整が可能になるとしている。
また、他の提案として、竪樋の竪樋支持部と、これに連結される挿通孔を設けたスライド片と、外壁面に固定される長穴を設けた固定部を備え、スライド片の挿通孔と固定部の長穴を結合具を用いて結合する構造の竪樋用控え具がある(特許文献2を参照)。
この特許文献2の竪樋用控え具によれば、固定部に対してスライド片を所望の間隔となる位置で係止部により仮留めし、スライド片の挿通孔と固定部の長穴を結合具で結合することにより、竪樋と外壁面との間隔調整が可能になるとしている。
特開平10−72918号公報 特開2013−72249号公報
一方、通常の竪樋の取付施工では、複数の竪樋用控え具を外壁面に沿って縦方向に順次取付け、其々の竪樋用控え具によって竪樋を保持固定している。この場合、通常、建物の外壁面に存在する構造又はデザインに伴う凹凸は大きく、外壁面の表面の不陸に伴う凹凸は小さい凹凸となっている。そのため、竪樋の控え具における外壁面と竪樋との間隔の調整では、大きく調整させたい設置場所と微小に調整させたい設置場所とが存在する。
これに対して、特許文献1に記載の竪樋用控え具では、竪樋支持部と固定部に形成した雄ねじ部と調整部材の雌ねじ部との螺合具合だけで間隔を調整するため、取付部と固定部の間隔の微調整は可能ではあるが、大きな調整はできない場合があった。
また、特許文献2に記載の竪樋の控え具では、目的の間隔としてから係止部により仮留めした後に係合具で固定するため、施工が煩雑であった。また、固定部に設けられた長穴の寸法の範囲でのみの調整であるため、大きな調整ができない場合があった。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、建物の構造やデザインに伴って存在する外壁面の比較的大きな凹凸形状から微小な不陸等に応じて、外壁面と竪樋との設置間隔を容易かつ連続的に調整可能な竪樋用控え具を提供することを課題とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下のことを特徴としている。
すなわち、本発明の竪樋用控え具は、建物の外壁面に固定される固定部と、竪樋を支持する竪樋支持部と、前記固定部と前記竪樋支持部の間隔を調整可能に連結する間隔調整部を備えた竪樋用控え具であって、前記固定部に設けられた外壁面側から前方に延びる被連結部と、前記竪樋支持部に設けられた外壁面側に延びる連結部がスライド可能に連結され、前記竪樋支持部が前記外壁面に対して前後方向に移動可能に接続されており、
前記間隔調整部は、前記固定部に回転自在に支持された渦巻き状の溝が形成された円板を備えるとともに、一端部が前記竪樋支持部に接続され、他端部が前記円板の渦巻き状の溝に摺動可能に支持されたアーム部を備え、前記間隔調整部の円板を回転させて渦巻き状の溝に支持されたアーム部の他端部の位置を変更することにより、前記固定部と前記竪樋支持部の間隔を調整可能とすることを特徴とする。
本発明によれば、建物の構造やデザインに伴って存在する外壁面の比較的大きな凹凸形状から微小な不陸等に応じて、外壁面と竪樋との設置間隔を容易かつ連続的に調整可能な竪樋用控え具を提供することが可能となる。
本発明の竪樋用控え具の一実施形態の概略斜視図である。 実施形態の竪樋用控え具の動作原理を説明するための概略説明図である。 固定用部材を取り付けた状態の概略断面図である。
本発明の竪樋用控え具について、図面に基づいて以下に詳述する。図1は、本発明の竪樋用控え具1の一実施形態を示した概略斜視図である。
本発明の竪樋用控え具1は、建物の外壁面6に固定される固定部2と、竪樋7を支持する竪樋支持部3と、固定部2と竪樋支持部3の間隔を調整可能に連結する間隔調整部4を備えている。
また、固定部2に設けられた外壁面6側から前方に延びる被連結部21と、竪樋支持部3に設けられた外壁面6側に延びる連結部31がスライド可能に連結され、竪樋支持部3が外壁面6に対して前後方向に移動可能に接続されている。
さらに、間隔調整部4は、固定部2に回転自在に支持された渦巻き状の溝42が形成された円板41を備えるとともに、一端部が竪樋支持部3に接続され、他端部が円板41の渦巻き状の溝42に摺動可能に支持されたアーム部44を備えている。
そして、間隔調整部4の円板41を回転させて渦巻き状の溝42に支持されたアーム部44の他端部の位置を変更することにより、固定部2と竪樋支持部3の間隔を調整可能としている。
固定部2は、竪樋支持部3及び間隔調整部4を保持した状態で建物の外壁面6に固定する部材である。固定部2には、例えば、ねじ26等により外壁面6に固定するためのねじ留め孔23が設けられている。また、固定部2の外壁面6側とは反対側には、外壁面6側から前方に延びる、竪樋支持部3を前後方向に移動可能に連結するための被連結部21が設けられている。
竪樋支持部3は、固定部2と間隔調整部4に接続するとともに、竪樋7を固定して支持するための部材である。竪樋支持部3には、外壁面6側に延びる連結部31が設けられ、固定部2に設けられた被連結部21と、スライド可能に連結されており、竪樋支持部3が外壁面6に対して前後方向に移動可能としている。
また、連結部31とは反対側の前方部には竪樋7を支持固定するための支持固定部32が設けられている。支持固定部32は、竪樋7を強固に固定できる構造であれば特に限定されるものではなく、竪樋7の形状や太さ等に合わせて種々の構造のものを適用することができる。
具体的には、例えば、図1に示すような、竪樋7の背面部に設けられた凸状の支持部71に嵌着接続可能な形状の支持固定部32としたり、半円形状の金属板をヒンジにより開閉可能とし、留め具等で把持できる把持部材等を用いることができる。また、種々の竪樋7の形状に対応する取付又は把持構造をアタッチメントとして用いて接続できるようにすることもできる。
固定部2と竪樋支持部3の間には、各々の間隔を調整可能に連結する間隔調整部4が設けられている。間隔調整部4は、円板41とアーム部44を備えており、円板41は、前後に回転可能な立設した状態で回転軸43により固定部2の前方部に軸支されている。また、円板41側面の平面には、外周の縁から回転軸43方向に向けて渦巻き状の溝42が形成されている。渦巻き状の溝42の巻き数は特に限定されるものではないが、通常、外周から回転軸43に向けて3〜4周程度が考慮される。渦巻き状の溝42の巻き数を多くすると間隔の微調整が可能となり、巻き数を少なくすると円板41の少しの回転により大きい間隔調整が可能となる。
また、アーム部44の一端部は竪樋支持部3に接続されており、他端部には、図3に示すように、内側に向けて内側突起部45が設けられ、内側突起部45は円板41に設けられた渦巻き状の溝42内に摺動可能に支持されている。さらに、アーム部44の他端部には、外側に向けて外側突起部46が設けられており、外側突起部46は、固定部2に設けられた外壁面6側から前方に向けて水平に延びるスリット部22内に移動可能に支持されている。
上記の構造の本実施形態の竪樋用控え具1においては、間隔調整部4の円板41を回転させて、アーム部44の他端部の内側突起部45が移動する渦巻き状の溝42内で摺動することにより、アーム部44の他端部の外側突起部46がスリット部22に沿って前後方向に移動させることができる。そして、このアーム部44の動作により、固定部2と竪樋支持部3の間隔を無段階で調整可能としている。
円板41の回転により固定部2と竪樋支持部3の間隔が調整可能となる機序について図2を用いて説明する。図2は、本実施形態の竪樋用控え具1の動作原理を説明するための概略説明図であり、円板41、渦巻き状の溝42、スリット部22、内側突起部45の各構成部材を簡略化して示している。
図2において、スリット部22内に現れる円板41に形成された渦巻き状の溝42の一点、即ち、内側突起部45の位置を点αとして見た場合、円板41を矢印aの方向に回転させると、点αは矢印bの方向に移動する。
具体的には、スリット部22内の点αの位置の状態から円板41を一回転すると、点αは点βの位置に移動する。また、さらに円板41を一回転すると、点βの位置から点γの位置に移動する。このような動作は、渦巻き状の溝42が円板41の回転に伴って外周に近い位置から回転軸43に向かって近付くように連続的に形成されていることによる。
このように、円板41を回転させることによりアーム部44の他端部をスリット部22内で前後方向に移動させることが可能となる。また、本実施形態の竪樋用控え具1では、アーム部44の一端部は、一定の角度を保持したまま竪樋支持部3に接続されており、竪樋支持部3は、連結部31と被連結部21により水平前後方向に移動可能に連結されている。これにより、円板41に回転によるアーム部44の移動に伴って、固定部2と竪樋支持部3の間隔を調整することが可能となる。
また、本発明の竪樋用控え具1においては、固定部2の一部に、円板41の回転を抑止するための固定用部材5を着脱可能に設けることが好ましく考慮される。
固定用部材5の構造や形状は、円板41の回転を抑止できるものであれば特に限定されるものではないが、例えば、図1、図3に示すような、押え部51と係止部52を有する実施形態の固定用部材5を用いることができる。本実施形態の固定用部材5の使用においては、円板41が軸支された位置の上部で円板41を挟む両側に、其々垂直方向に開口する開口部24を設け、開口部24に固定用部材5の係止部52を上方向から押し込む。これにより、固定用部材5の押え部51と円板41の上部が当接して円板41の回転を抑止させることができる。
なお、固定用部材5の係止部52の下部には返し53が設けてあり、上方から押し込んだ固定用部材5は、図3に示すように開口部24の内壁外側に設けられた切欠き部25と嵌合して外れないようになっている。また、固定用部材5を取外す場合には、係止部52を両側から内側に押して、切欠き部25から返し53を外した状態で上方に引き上げることにより容易に取り外すことができ、円板41の回転の抑止を解除することができる。
固定用部材5により円板41の回転を抑止することにより、竪樋7の設置後に円板41が振動や衝撃等により回転して竪樋7と外壁面6の間隔が変動することを防止することができる。
本実施形態の竪樋用控え具1については、その材質は、屋外での経年の使用においても変形や破損が生じにくいものであれば特に制限されることはなく、例えば、金属や硬質の樹脂、それらの複合体等によって形成されたものとすることができる。
上記の本実施形態の竪樋用控え具1によって、建物の外壁面6に沿って竪樋7を以下の手順により固定することができる。
竪樋7を設置しようとする建物の外壁面6に、その長さ方向の所定部分毎に、複数の竪樋用控え具1を直列に設置する。竪樋用控え具1の設置では、まず、外壁面6に対して固定部2をねじ26等により固定して竪樋用控え具1を設置する。
次に、竪樋7が地面に対して垂直になるように外壁面6と竪樋7の間隔を考慮して、円板41を大きく回転させて、固定部2と竪樋支持部3の間隔を短く縮めた状態又は、長く延ばした状態に設定するかを決定する。
次に、竪樋支持部3の支持固定部32により竪樋7と竪樋支持部3を固定する。なお、竪樋7と竪樋支持部3を固定した段階で、竪樋用控え具1の設置場所の外壁面6に施工誤差等による不陸があり、竪樋7が地面に対して垂直にならず歪みが生じている場合には、円板41を小さく回転させて外壁面6と竪樋7の間隔の微調整を行う。
そして、外壁面6と竪樋7の間隔が決定した状態で、固定部2に設けられた開口部24に固定用部材5を上方から押し込み、嵌合させて円板41を固定する。これにより、外壁面6に対して竪樋7を設置することができる。
上記のように、本実施形態の竪樋用控え具1を用いることにより、建物の構造やデザインに伴って存在する外壁面6の比較的大きな凹凸形状から微小な不陸等に応じて、外壁面6と竪樋7との設置間隔を容易かつ連続的に調整して竪樋7を設置することができる。
以上、本発明の竪樋用控え具1を一実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、円板41に設けられた渦巻き状の溝42は、円板41の平面部を貫通しないように形成されているが、渦巻き状の溝42部を貫通させて設けることもできる。
また、円板41の回転を抑止するための固定部材5を上方から押し込む構造としているが、開口部24を前方部に設けて、前方方向から押し込む構造とすることもできる。
また、竪樋支持部3における支持固定部32の方向を考慮すれば、図1に示す取り付け位置を横に取付けたり、上下を逆に取付けることもできる。
1 竪樋用控え具
2 固定部
21 被連結部
22 スリット部
3 竪樋支持部
31 連結部
4 間隔調整部
41 円板
42 渦巻き状の溝
44 アーム部
5 固定用部材
6 外壁面
7 竪樋

Claims (3)

  1. 建物の外壁面に固定される固定部と、竪樋を支持する竪樋支持部と、前記固定部と前記竪樋支持部の間隔を調整可能に連結する間隔調整部を備えた竪樋用控え具であって、
    前記固定部に設けられた外壁面側から前方に延びる被連結部と、前記竪樋支持部に設けられた外壁面側に延びる連結部がスライド可能に連結され、前記竪樋支持部が前記外壁面に対して前後方向に移動可能に接続されており、
    前記間隔調整部は、前記固定部に回転自在に支持された渦巻き状の溝が形成された円板を備えるとともに、一端部が前記竪樋支持部に接続され、他端部が前記円板の渦巻き状の溝に摺動可能に支持されたアーム部を備え、
    前記間隔調整部の円板を回転させて渦巻き状の溝に支持されたアーム部の他端部の位置を変更することにより、前記固定部と前記竪樋支持部の間隔を調整可能とすることを特徴とする竪樋用控え具。
  2. 前記間隔調整部の前記アーム部の他端部が、前記円板に設けられた渦巻き状の溝に摺動可能に支持されるとともに、前記固定部に設けられた外壁面側から前方に延びるスリット部に移動可能に支持されており、
    前記間隔調整部の円板を回転させて、渦巻き状の溝に支持されたアーム部の他端部を前記スリット部に沿って前後方向に移動させることにより、前記固定部と前記竪樋支持部の間隔を調整可能とすることを特徴とする請求項1に記載の竪樋用控え具。
  3. 前記間隔調整部に、前記円板の回転を抑止するための固定用部材が着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の竪樋用控え具。
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