JP2017194591A - 距離測定装置、撮像装置、および距離測定方法 - Google Patents
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Description
像ぶれ補正手段と、
結像光学系の第一の瞳領域を通過した光束に基づく第一の像と、前記結像光学系の第二の瞳領域を通過した光束に基づく第二の像と、に基づいて、距離情報を取得する距離情報取得手段と、
前記像ぶれ補正手段による像ぶれ補正量に基づいて、前記距離情報を補正する距離情報補正手段と、
を備える、距離測定装置である。
結像光学系の第一の瞳領域を通過した光束に基づく第一の像と、前記結像光学系の第二の瞳領域を通過した光束に基づく第二の像と、に基づいて、距離情報を取得する距離情報取得ステップと、
像ぶれ補正手段による像ぶれ補正量を取得する取得ステップと、
前記像ぶれ補正量に基づいて、前記距離情報を補正する距離情報補正ステップと、
を含む、距離測定方法である。
本実施形態は距離情報を求める距離測定装置を備える撮像装置である。距離情報は、ある基準点と被写体とのあいだの距離に応じた値である。典型的には、距離測定装置と被写体とのあいだの距離(絶対距離)が距離情報に相当する。距離情報は、一般には、撮像装置と被写体のあいだの距離から求められるその他の値であってもよい。距離情報のその他の例は、1画像のフォーカス位置と被写体のあいだの距離、2画像のフォーカス位置の中間位置と被写体のあいだの距離である。また、距離情報は、像面側での距離、物体側での距離のどちらであっても良い。また、距離情報は、実空間の距離で表されてもよいし、デフォーカス量や視差量など実空間距離に換算できる量で表されてもよい。このように距離情報は、撮像装置と被写体のあいだの距離(絶対距離)に依存して変化する値である。したがって、距離情報は距離依存値と称することもできる。
図1(A)は、本発明に係る距離測定装置を備えた撮像装置100を示す模式図である。撮像装置100は、結像光学系101と、距離測定装置102、姿勢センサ140、像ぶれ補正部150を備えて構成されている。距離測定装置102は、演算処理部104とメモリ105を有している。結像光学系101は、像ぶれ補正部材1011(図1(A)では不図示)を含む。
な論理回路により構成される。他の実施形態では、演算処理部104は、CPU(Central Processing Unit)のような汎用プロセッサとプログラムを記憶するメモリとから構成
され、汎用プロセッサがプログラムを実行することにより下記の処理を実行する。演算処理部104は、全体として、距離情報取得部および距離情報補正部として機能する。より具体的には、演算処理部104は、図5(A)に示すように、画像取得部11、像ズレ量算出部(第一の取得部)12、像ぶれ補正量取得部13、変換係数算出部(第三の取得部)14、および距離算出部(第二の取得部)15をその機能部として有する。これらの各機能部の具体的な説明は後述する。
測距演算処理の基本フローチャートの一例を図2に示す。
ステップS201の像ズレ量算出処理では、画像取得部11がA像(第1の信号の像)とB像(第2の信号の像)をメモリから読み出し、像ズレ量算出部12がA像とB像の間
の相対的な位置ズレ量である像ズレ量の算出する。像ズレ量の算出は公知の手法を用いることができる。相関値S(k)は例えば、A像とB像の像信号データA(i)、B(i)から式(1)を用いて算出される。
ステップS202の距離算出処理では、距離算出部15が、像ズレ量からデフォーカス量を算出する。被写体106の像は、結像光学系101を介して撮像素子103に結像される。図1(A)は射出瞳130を通過した光束が撮像面とは異なる結像面107で焦点を結ぶ状態、すなわちデフォーカスした状態を示している。尚、デフォーカスとは結像面107が、撮像面(受光面)と一致せず、光軸108方向にズレた状態のことをいう。デフォーカス量は、撮像素子103の撮像面と結像面107との間の距離を示す。本実施形態に係る距離測定装置は、このデフォーカス量に基づいて被写体106の距離を検出する。
像ぶれ補正部材1011による像ぶれの抑制について説明する。本実施形態においては像ぶれ補正部150が、カメラの揺れに応じて、図3(A)に示すように結像光学系101の一部のレンズ(補正部材1011)を平行移動させる。これにより、撮像素子上の光学像の位置が平行移動し、カメラの揺れによる映像の揺れ、いわゆるぶれを抑制できる。
まず、光学系のレンズ部の平行移動による光学防振の様子を図3(A)に図示する。被写体106からの光学像が光学系101により撮像素子103面上に結像される。破線は
補正部材1011が像ぶれ補正なしの場合の光路を示す。一方、実線は、像ぶれ補正により補正部材1011が上方へ移動した場合の光路を示す。像ぶれ補正により、被写体像は撮像素子103の中央部に結像する。詳細に言い換えれば、図3(A)の実線で示す状態は、図3(B)に示すように、像ぶれ補正がなければ撮像素子の下方周辺部に結像される被写体の像(点線)を、像ぶれ補正(補正部材の移動)により撮像素子の中央部に結像させた状態である。図3(B)は、像ぶれ補正による光学像の撮像素子上での位置変化を示す。破線のイラストが像ぶれ補正前の像の位置、実線のイラストが像ぶれ補正後の像の位置である。また、×印301は像ぶれ補正前の画像中心の位置、黒丸302が像ぶれ補正後の画像中心の位置である。画像中心とはレンズの光軸が無偏心な状態でカメラの光軸上を通る光線が撮像素子面と交わる画像上の点である。画像中心は、補正部材1011の移動時応じて移動する。つまり画像中心は、像ぶれ補正を行わない場合に仮に画像の中央座標と一致していたとしても、像ぶれ補正による像の移動に応じて移動する。
上述のように像ぶれ補正(防振機構)を用いる場合には、距離演算処理において換算係数マップを調整することが必要となる。以下、像ぶれ補正を考慮した場合の測距演算処理(距離情報取得処理)を、図5(A)に示すフローチャートを参照して説明する。
情報補正処理と捉えることもできる。
像ぶれ補正量が小さい場合には、像ぶれ補正量が0の状態に関する換算係数マップを撮像面上の画素の移動量に基づいて平行移動すればよい。図4(A)は、像ぶれ補正量が0の状態に関する換算係数マップを示し、図4(B)は補正後の換算係数マップを示す。この例では、像ぶれ補正量(x,y)=(1,0)としている。この場合、補正後の換算係数マップをK'(x,y)とすると、K'(x,y)=K(x+1, y)となる。
像ぶれ補正量が少し大きくなると、補正部材1011の移動により光学像の平行移動に偏心歪曲収差の影響が加わる。したがって、像は単に平行移動するではなく、拡大縮小や
あおりのような幾何変形も生じる。ただし、像ぶれ補正による光学像の移動がそれほど大きくない場合、光量の変化は小さいため、近似的には換算係数マップの幾何変換(一般には射影変換)により、光学像の移動に対応する換算係数マップの再作成を行うことができる。つまり、変換係数算出部14は、光学像の並進移動や拡大縮小・あおりの動きに合わせて、像ぶれ補正量が0の場合の換算係数マップを変形させる。
像ぶれ補正量がさらに大きい場合は、光学像の幾何学的な変形による光量の変化が無視できなくなる。この場合には、光学系101のズームステート、被写体距離、絞り値のみならず、像ぶれ補正量のx,yのパラメータ毎に像高に対する換算係数マップを事前に作成
し保持しておけば対応可能である。変換係数算出部14は、条件が一致する換算係数マップを取得して、対象画素に適用する換算係数を決定すればよい。
以上のように、像ぶれ補正量の大きさに応じて処理を異ならせることが好ましい。ここで、場合分けの基準となる像ぶれ量の閾値は、結像光学系101によって異なるので、適当な手法で決定すればよい。たとえば、距離が既知の種々の被写体を対象として、種々の像ぶれ補正量を適用した場合に、上記3つの処理により距離情報を求める。第1の手法による測距誤差が許容範囲以上となる像ぶれ補正量を、「像ぶれ補正量が小さい」場合と「像ぶれ補正量がやや大きい」場合を区別する第1の閾値として決定できる。同様に、第2の手法よる測距誤差が許容範囲以上となる像ぶれ補正量を、「像ぶれ補正量がやや大きい」場合と「像ぶれ補正量が大きい」場合を区別する第2の閾値として決定できる。
素子103上の測距画素の位置(像高)などの所定の測距条件において、既知の距離にある様々な被写体を撮影する。各被写体から取得した信号から、像ズレ量と所定の算出式により換算係数マップを算出する。さらに、各被写体の実際の距離と、像ズレ量及び換算係数から求まる距離が近くなるように、換算係数の調整を行う。あるいは、同様の手法を結像光学系101や距離測定装置102の設計値を元にした数値シミュレーションで行うことにより、換算係数マップを決定してもよい。
撮像素子面の倒れや球面収差、軸上色収差などの影響を受け、デフォーカス量がゼロになるべきベストピント位置でも像ズレ量はゼロとはならないことがある。また、ベストピント位置はRGB画素や像高によって異なることもある。測距演算処理においては、式(5)のように係数Mを採用することで、この影響を補正できる。
実施形態1,2においては、鏡筒枠によるケラレや収差がない場合を基本的に想定して
いる。しかし、撮像レンズの小型化の要請から通常の撮像用の光学系ではレンズ枠で光束がけられるいわゆる口径食が発生し,絞り内を通過した光束が全て撮像素子に導かれることはない。この影響により、瞳上での透過率分布の重心間隔である基線長Wの値および関連する換算係数Kも像高に応じて異なる値となる。加えて、デフォーカス算出画素が周辺画素になるにつれA像・B像間の像の違いが大きくなり、これを考慮する必要性が高まる。
130上での瞳透過率分布を表わし、第一の瞳領域に対応する。図9(I)は撮像素子領域1033の測距画素についてx軸断面における透過率分布を表わしたものである。
撮像レンズの枠などによる光束のケラレがあると、A像とB像を各々形成する光学系の開口関数が異なってくるため、A像とB像は互いに異なる形状となり、測距精度が悪化する。そこで、公知の手法を用いて像修正処理を行う。像ぶれ補正がOFFのときの基本的な像修正処理を用いた測距方法については特開2013−222183号公報(特許文献3)に公開されている。
上記の第1から第3の実施形態では、換算係数が像ぶれ補正量に応じて補正される。本実施形態では、換算係数ではなく像ズレ量が像ぶれ補正量に応じて補正される。デフォーカス量が像ズレ量と換算係数から求められるので、像ぶれ補正量に応じて換算係数を補正
する代わりに、像ぶれ補正量に応じて像ズレ量を補正しても同様の効果が得られる。
本発明の目的は、以下の実施形態によって達成することもできる。即ち、前述した実施形態の機能(演算手段などの機能)を実現するソフトウェアのプログラムコードを格納した記憶ないし記録媒体を、距離測定装置に供給する。そして、その演算部のコンピュータ(またはCPU、MPUなど)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し上記機能を実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラム、これを格納した記憶媒体は本発明を構成することになる。
15・・距離算出部
102・・距離測定装置
Claims (12)
- 像ぶれ補正手段と、
結像光学系の第一の瞳領域を通過した光束に基づく第一の像と、前記結像光学系の第二の瞳領域を通過した光束に基づく第二の像と、に基づいて、距離情報を取得する距離情報取得手段と、
前記像ぶれ補正手段による像ぶれ補正量に基づいて、前記距離情報を補正する距離情報補正手段と、
を備える、距離測定装置。 - 前記距離情報取得手段は、前記第一の像と前記第二の像との像ズレ量を取得する第一の取得手段と、画素の位置に応じた換算係数を用いて前記像ズレ量から前記距離情報を取得する第二の取得手段と、を有し、
前記距離情報補正手段は、前記像ぶれ補正量に基づいて前記換算係数を取得する第三の取得手段を有する、
請求項1に記載の距離測定装置。 - 所定の像ぶれ補正量に対する、像面内の位置に応じた換算係数マップを記憶する記憶手段をさらに備え、
前記第三の取得手段は、前記換算係数マップを前記像ぶれ補正量に応じて幾何変換することによって、前記換算係数を取得する、
請求項2に記載の距離測定装置。 - 前記第三の取得手段は、前記像ぶれ補正量が第1の閾値より小さいときは、前記換算係数マップを平行移動し、前記像ぶれ補正量が前記第1の閾値より大きいときは、前記換算係数マップに射影変換を施す、
請求項3に記載の距離測定装置。 - 像ズレ量をr、距離情報をΔLとしたときに、前記第二の取得手段はΔL=K×rにより距離情報を取得し、
前記換算係数は、画素の位置に応じた係数Kである、
請求項2から4のいずれか1項に記載の距離測定装置。 - 像ズレ量をr、距離情報をΔLとしたときに、前記第二の取得手段はΔL=K×r+Mにより距離情報を取得し、
前記換算係数は、画素の位置に応じた係数Kと係数Mからなる、
請求項2から4のいずれか1項に記載の距離測定装置。 - 前記像ぶれ補正手段による像ぶれ補正量に基づいて像修正フィルタを決定して、前記像修正フィルタを用いて前記第一の像および前記第二の像の像修正処理を行う像修正手段をさらに備え、
前記第二の取得手段は、前記像修正手段による像修正処理後の第一の像および第二の像から前記距離情報を取得する、
請求項2から6のいずれか1項に記載の距離測定装置。 - 所定の像ぶれ補正量に対する、像面内の位置に応じた像修正フィルタのフィルタ係数マップを記憶する記憶手段をさらに備え、
前記像修正手段は、前記フィルタ係数マップを前記像ぶれ補正量に応じて幾何変換し、変換後のフィルタ係数マップから得られる像修正フィルタを用いて前記像修正処理を行う、
請求項7に記載の距離測定装置。 - 前記像ぶれ補正手段は、結像光学系の一部のレンズまたは撮像素子を移動させるものであり、
前記像ぶれ補正量は、前記像ぶれ補正手段による前記一部のレンズまたは前記撮像素子の移動量である、
請求項1から8のいずれか1項に記載の距離測定装置。 - 撮像素子と、
請求項1から9のいずれか1項に記載の距離測定装置と、
を備える、撮像装置。 - 結像光学系の第一の瞳領域を通過した光束に基づく第一の像と、前記結像光学系の第二の瞳領域を通過した光束に基づく第二の像と、に基づいて、距離情報を取得する距離情報取得ステップと、
像ぶれ補正手段による像ぶれ補正量を取得する取得ステップと、
前記像ぶれ補正量に基づいて、前記距離情報を補正する距離情報補正ステップと、
を含む、距離測定方法。 - 請求項11に記載の方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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