JP2017194764A - 自動走行方法及びその方法を利用した自動走行運搬車並びに自動走行システム - Google Patents

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Akio Ozaki
櫛橋康博
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Abstract

【課題】 簡便なシステムで高精度に自動走行を可能ならしめる自動走行方法、及びその方法を利用した自動走行運搬車、並びに自動走行システムを提供する。
【解決手段】 自動走行運搬車が走行する走行経路に沿って、所定の間隔で配置され、少なくとも固有のIDを有するRFIDタグが貼付された進行方向指示杭と、前記自動走行運搬車に取り付けられた磁気センサーと、前記磁気センサーからのデータに基づいて前記自動走行運搬車の進行方向を検出する磁方位検出部と、前記RFIDタグからのデータを読み取るリーダ部と、前記リーダ部から読み取ったデータと前記磁方位検出部が検出した前記進行方向とから前記自動走行運搬車の走行方向を制御する走行制御データを生成し走行を制御する走行制御部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両を自動的に走行させる技術に関し、特に、山林から未利用間伐材等を自動運搬する自動走行運搬車の自動走行方法、及びその方法を利用した自動走行運搬車、並びに自動走行システムに関する。
車両を自動的に走行させる技術には様々なものが開発されているが、その技術の一つとして、GPS(Global Positioning System)技術を用いたものがある。例えば下記特許文献1に記載の技術は、車両を走行すべき移動経路で予め走行させ、そのときの車両の位置をGPS技術を用いて車両に認識させ、位置の変化を記録させる。そして、車両を自動で走行させるときには、車両が、記録した位置をたどるように移動することにより、走行すべき移動経路に沿って車両が移動する、というものである(下記特許文献1)。
また、下記特許文献2に記載の技術は、操作者が車両を予め走行させたときの操作内容、周囲を撮影した画像を記録しておき、記録した画像と自動走行において撮影した画像とが一致するように移動方向を制御する、というものである(下記特許文献2)。
しかし、特許文献1に記載の技術は、自動的に走行させたい車両がGPS技術に用いられる衛星からの信号を受信できる環境であり、かつ高精度での走行制御が不要である場合には有効であるが、山林などにおいては、衛星からの信号を受信できない場合があり、また受信できたとしても高精度での走行は難しい、という問題があった。
また、下記特許文献2は予め周囲の画像を撮影し、その画像を走行時の情報として自動走行する技術であるが、山林のような環境においては、木々の成長や季節変化など様々な要因によりすぐに状況が変わってしまう。このため、実際に自動で走行させる時と、予め撮影した画像とが異なるため、正確な走行経路をたどったとしても自動走行できない、という問題があった。
GPSや画像を用いない自動走行技術として下記特許文献3の記載の技術がある。特許文献3が開示する技術は、走行経路にID情報を含むRFIDタグを設置し、RFIDタグ記憶部にID情報に対応してRFIDタグの位置と、RFIDタグが配置されている通路の方位角とをそれぞれ関連づけられて記憶させる。自動走行するフォークリフトは、稼働中に位置算出部が推測航法技術によりフォークリフトの現在位置を求めると共に、リーダがRFIDタグのID情報を読み取ると、校正部はそのID情報に関連したタグ位置と通路方位角をタグ情報記憶部から読み出し、これらタグ位置及び通路方位角をそれぞれフォークリフトの現在位置及び方位角として位置算出部に入力し自動走行する、というものである。
特許文献3が開示する技術は、特許文献1、2の課題を解決するが、特許文献3で用いられているフォークリフトの位置を検出するための推測航法技術は、使用するに従い位置検出精度が低下する、あるいは高精度の位置検出を行うにはそのシステムが高価になる、という課題がある。また、作業者はRFIDタグの位置をX−Y座標で特定し、かつ基準方向に対する方位角を併せてRFIDタグに書き込む必要があり、このため、その設置に多大な労力がかかるため、走行経路の変更が容易にできない、という問題がある。
特開平6−113607号公報 特開2008−146197号公報 特開2008−9533号公報
そこで、本発明の課題は、このような課題を解消するためになされたものであり、簡便なシステムで高精度に自動走行を可能ならしめる自動走行方法、及びその方法を利用した自動走行運搬車、並びに自動走行システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、自動走行運搬車が走行する走行経路に沿って、所定の間隔で配置され、少なくとも固有のIDを有するRFIDタグが貼付された進行方向指示杭と、前記自動走行運搬車に取り付けられた磁気センサーと、前記磁気センサーからのデータに基づいて前記自動走行運搬車の進行方向を検出する磁方位検出部と、前記RFIDタグからのデータを読み取るリーダ部と、前記リーダ部から読み取ったデータと前記磁方位検出部が検出した前記進行方向とから前記自動走行運搬車の走行方向を制御する走行制御データを生成し走行を制御する走行制御部とを備えたことを特徴とする自動走行システム、である。
自動走行運搬車が進行を変える必要がある位置毎に、進行方位を指示するデータを発信するRFID(Radio Frequency Identifier)タグを貼付した進行方向指示杭を設けておく。RFIDタグからのデータは、自動走行運搬車と進行方向指示杭とが近接したとき、自動走行運搬車に設置されている受信アンテナを介してリーダ部、磁方位検出部により、走行方向を指示する磁方位角及び/又は磁方位を示す走行制御データとなる。かかる走行制御データと磁気センサーから得られる、自動走行運搬車が進行している磁方位角及び/又は磁方位との差を進行方向補正量とし走行制御することで自動走行する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動走行システムであって、前記RFIDタグに前記自動走行運搬車の進行方向を示す磁方位角及び/又は磁方位が記録されていることを特徴とする。
自動走行運搬車が走行すべき進行方向を指示する磁方位角及び/又は磁方位をデータとしRFIDタグに記憶させ、RFIDタグからのデータを受信し、かかるデータと磁気センサーのデータとに基づいて走行制御データを生成する。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の自動走行システムであって、前記走行制御部は前記IDと関連づけられた前記自動走行運搬車の進行方向を示す磁方位角及び/又は磁方位を記録する磁方位記録部を有し、前記磁方位記録部から読み取った磁方位角及び/又は磁方位に基づいて走行制御することを特徴とする。
RFIDタグに自動走行運搬車が走行すべき磁方位角等のデータを持たせる代わりに、そのRFIDタグと関連づけた磁方位角等のデータを自動走行運搬車の磁方位記録部に持たせることで、走行制御データの生成がより効率的になる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の自動走行システムであって、遠隔から前記自動走行運搬車を無線操縦する無線操縦モードと、前記RFIDタグのデータを読み取って自動走行する自動走行モードとを切り替えるモード切替え手段を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、走行経路に沿って所定の間隔で配置され、少なくとも固有のIDを有するRFIDタグからのデータに基づいて自動走行する自動走行運搬車であって、磁気センサーと、前記磁気センサーからのデータに基づいて進行方向を検出する磁方位検出部と、前記RFIDタグからのデータを読み取るリーダと、前記リーダから読み取ったデータと、前記磁方位検出部が検出した前記進行方向とから走行を制御する走行制御データを生成し走行を制御する走行制御部とを備えたことを特徴とする自動走行運搬車、である。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の自動走行運搬車であって、前記走行制御部は前記IDと関連づけられた進行方向を示す磁方位角及び/又は磁方位を記録する磁方位記録部を有し、前記磁方位記録部から読み取った磁方位角及び/又は磁方位に基づいて前記走行を制御することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の自動走行運搬車であって、遠隔から無線操縦する無線操縦モードと前記RFIDタグのデータを読み取って自動走行する自動走行モードとを切り替えるモード切替え手段を備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、自動走行運搬車が走行する走行経路に沿って、所定の間隔で少なくとも固有のIDを有するRFIDタグを貼付した方向指示杭を設け、
前記自動走行運搬車が進行している磁方位角及び/又は磁方位を、前記自動走行運搬車に取付けられている磁気センサーにより検知し、
前記RFIDタグからのデータと、前記IDと関連づけられた前記自動走行運搬車の進行する方向を示す磁方位及び/又は磁方角とから前記自動走行運搬車の走行を制御し、自動走行することを特徴とする自動走行運搬車の自動走行方法。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の自動走行方法であって、前記RFIDタグに前記自動走行運搬車の進行すべき磁方位及び/又は磁方位角が記録されていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項8又は9に記載の自動走行方法であって、前記自動走行運搬車は前記IDと関連づけられ、前記自動走行運搬車の進行すべき方向を示す磁方位及び/又は磁方位角を記録する磁方位記録部を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、山林などのGPS信号を受信しづらい環境、周囲の状況の変化が大きい環境においても、簡易なシステムで運搬車を自動走行させることができる。また、磁方位角/磁方位を走行制御に用いることで正確性の高い自動走行システムを提供することができる。
本発明の一実施の形態における自動走行運搬車100の走行経路、及び運搬した間伐材を搬出する経路を説明する図である。 本発明の一実施の形態における自動走行運搬車100の外観を説明する図である。 本発明の一実施の形態における自動走行運搬車100が作業道150を自動走行する様子を説明した図である。 自動走行運搬車100が走行する作業道の路肩に設置するRFIDタグ52を取り付けた進行方向指示杭50を示した図である。 本発明の一実施の形態における自動走行運搬車100を自動走行させる全体システムを説明する図である。 本発明の一実施の形態における無線操縦送信データを説明する図である。 本発明の一実施の形態におけるRFIDタグ52に書き込まれているデータを説明する図である。 本発明の一実施の形態のおける自動走行のフローチャートを示した図である。 本発明の一実施の形態のおける自動走行のフローチャートを示した図である。
本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。図1は本発明の一実施の形態である自動走行運搬車100(図2参照)の走行経路、及び運搬した間伐材を搬出する経路を説明する図である。図1において、A1からA5の地域は間伐材伐採エリアAであり、ここには伐採された未利用間伐材が散在している。作業員は自動走行運搬車100を手動モードにて運転操作し、間伐材伐採エリアAの間伐材をグラップル113(図2参照)により把持・運搬し、間伐材運搬作業場Bに一旦集積する。
作業員は、間伐材運搬作業場Bに集積された間伐材をグラップル113により把持させ自動走行モードに切り替える。自動走行モードに切り替えられた自動走行運搬車100は、作業道150の路肩に設置されている進行方向指示杭50からデータを受信しながら自動走行し、間伐材集積場C間伐材を集積する。間伐材集積場Cに集積された間伐材は、トレーラーにより林道を通って搬出される。
間伐材集積場Cに間伐材を降ろした自動走行運搬車100は、行き(往路)と同様に作業道150の路肩に設置されている進行方向指示杭50からのデータを受信しながら帰り(復路)を自動走行し、間伐材伐採エリアAに戻る。
図2は本発明の一実施の形態における自動走行運搬車100の外観を説明する図である。自動走行運搬車100の後方には、車体後端部から所定の距離離れた場所に磁気センサー30が設置されている。車体後端部から所定の距離離すのは、車体が金属製であるため車体に直接設置すると磁気センサー30にノイズ等の問題が生じるためである。かかる磁気センサー30により、自動走行運搬車100の現在進行している磁方位角/磁方位を求める。なお、自動走行運搬車100が走行する経路は、悪路走行の場合もあるため磁気センサー30は3軸型であっても良い。
自動走行運搬車100の後部には、進行方向指示杭50に設置されているRFIDタグ52(図3参照)からのデータを受信するRFIDタグ用アンテナ27が設置され、運転室112内に設置されているRFIDタグ・リーダ・ライター部28(図5参照)は、RFIDタグ用アンテナ27を介して、走行経路150の路肩に設置されているRFIDタグ52とデータの送受信を行う。
自動走行運搬車100には間伐材を把持するグラップル113が設置されているが、作業道150を走行する際にグラップル113が下がった状態では邪魔になる場合がある。このため進行方向を指示するデータの一環として、グラップル113に接続するアーム111の昇降を指示するデータを記憶させておくことが好ましい。
運転室112内には、図5に示すようなRFIDタグ・リーダ・ライター部28からのデータに基づいて、自動走行運搬車100を自動走行するための制御データを生成する自動走行制御部29が設けられている。
自動走行制御部29は、RFIDタグ・リーダ・ライター部28から磁方位角のデータを取り込み、取り込んだデータを元に自動走行運搬車100の進行方向(ハンドルの操舵角等)を決めるデータを生成する。また、RFIDタグ52からのデータにより前進・後退・停止等の動作を行うデータを生成する。こうして決定されたデータは、自動走行制御データとして自動走行運転部24に送られる。
図3は本発明の一実施の形態における自動走行運搬車100が作業道150を自動走行する様子を説明した図である。自動走行運搬車100は作業道150の路肩に設置されている進行方向指示杭50(図4参照)からの経路データを受信し、受信した経路データに基づいて自動走行する。
図4は自動走行運搬車100が走行する作業道150の路肩に設置するRFIDタグ52を杭51に取り付けた進行方向指示杭50の外観を示した図である。作業道路肩の両脇に方向指示杭50が設置されているが、本実施の形態においては、作業道150を登るときは左側の進行方向指示杭50からのデータを読み取り、降りるときは右側の進行方向指示杭50からのデータを読み取るようにしている。一方で、後述するシーケンスIDの識別により、そのような進行方向指示杭50の設置位置を限定する必要はない。
図5は本発明の一実施の形態における自動走行運搬車100を自動走行させる全体システムを説明する図である。本発明の一実施の形態である自動走行運搬車の自動走行システムは、無線送信装置10と走行制御装置20とから構成されている。なお、自走走行制御装置20は自動走行運搬車100に設置される。
無線送信装置10は、無線操縦データ生成部11、方向指示部12、無線操縦/自動走行モード切替スイッチ13、無線データ送信部14、アンテナ15とから構成されている。遠隔地にある自動走行運搬車100を遠隔地から無線操縦するか、自動走行させるかのモード切替は、無線操縦/自動走行モード切替スイッチ13で行う。
無線操縦により走行させる場合は無線操縦モードに切り替えた後、方向指示部12を操作し自動走行運搬車100を遠隔無線操縦する。これらの制御データを生成するのが無線操縦データ生成部11であり、ここで生成されたデータを無線送信装置10の無線データ送信部14により自動走行装置20に送信する。
走行制御装置20は、無線送信装置10から送信されてきたデータをアンテナを介して無線データ受信部21により受信し、無線操縦/自動走行モード切替スイッチ23によりモードの切り替えを行う。
無線操縦モードの場合は、無線送信装置10から送信されてきた操縦データを無線操縦データ処理部22により運転制御部24が認識できるようにデータを加工/変換する。運転制御部24はかかるデータに基づいて自動走行運搬車100の曲げ方向や曲げ角を決める。
自動走行モードの場合については、磁気センサー25が受信したデータが磁方位検出部26に送られ、自動走行運搬車100が進行している方向である磁方位角/磁方位が検出部される。検出された磁方位角/磁方位のデータは自動走行制御部29に送られる。
自動走行制御部29はRFIDタグ・リード・ライタ部28からの進行方向を指示する磁方位角/磁方位と、磁方位検出部26が検出した自動走行運搬車100が進行している方向を示す磁方位角/磁方位との差分を補正するデータをもとに、自動走行運搬車100が進行すべき方向となるようにハンドルの曲げ方向や曲げ角を決める。また、図7に示すようなデータに基づいて、前進・後退・停止等の動作も決め、これらのデータを操縦データとして運転制御部24に送る。
図6は無線操縦の場合に、無線送信装置10が送信する送信データを示した図である。送信データはスイッチデータ、操縦データ、そして補機類制御データから構成される。スイッチデータ中のキーセレクトは、エンジンキーのオフ、オン、スタートの選択である。油圧AUXは自動走行運搬車100の駆動用油圧の制御であり、グラップル113であれば、掴む爪の開閉を制御するものである。オペレーションスイッチは、自動走行運搬車100の操縦の操作権の取得であり、自動走行運搬車100の操縦室あるいは遠隔操作により先取りで操作権を取得するためのものである。
補機類制御データは、リレー駆動データ、自動走行/無線操縦、電動スロットルから構成されるが、リレー駆動とはパトロール(パト)ランプの発光制御と、運転中に音楽を流し周囲の注意を喚起するためのものである。電動スロットルは、アクセルの踏み込み具合を制御するものである。以上の他、自動走行運搬車100に搭載されている監視カメラのパン・チルト(カメラの向く方向)制御を行うデータを含めることは好ましい。
図7はRFIDタグ52に書き込まれるデータを示した図である。進行方向指示杭50に設置するRFIDタグ52にはユニークな識別番号であるIDと、行き(往路)セクション、帰り(復路)セクション、GPSセクション、セーフティセクションの4つのセクションに関するデータが書き込まれている。
行き(往路)セクション、帰り(復路)セクションのデータ項目は共通しており、シーケンスID、磁北に対して自動走行運搬車100が進むべき方位(方位角でも良い)、端フラグ、停止フラグ、自動走行運搬車100のアクセル制御する速度、その場回転、アーム、そして将来の拡張エリアとしてフリーを設けている。なお、各データのビット数は図7に示すように1から8バイトで構成している。
図7においてシーケンスIDは、例えばシーケンスIDとして、1、2、3・・を付与した場合、この順番(道順)でRFIDタグの読込みを行うように制御する。自動走行運搬車100がRFIDタグからのデータを読込む場合、例えばヘアピンカーブ上でRFIDタグが接近している場合には複数のタグを同時に読み込む場合がある。かかる場合にはどちらのRFIDタグのデータを処理するかは、このIDの順番により判断される。
次に停止フラグとは、例えば作業員の制服にRFICタグに停止フラグを書き込んでおくと、このRFIDタグを受信した自動走行運搬車100はその場で静止する。自動走行の開始は、例えば停止コマンドのタグを読まなくなって一定時間(例えば30秒)経過し、さらにタグを読まなくなれば、自動走行を開始する、といった制御が考えられる。
端フラグとは、RFICタグ52の設置した場所が、走行経路の終点であること示すコマンドである。速度は、自動運搬車100が走行する場所の地面が固く速度も出せそうだという時には速度を上げるコマンドである。またアームは、作業道の場所が狭く、鋭角で曲がらなければならない場所では、グラップル113が邪魔になるためアーム111を上げるためのコマンドである。
本発明の一実施の形態における自動走行運搬車100は、基本的には地磁気方位により自動走行するものでありGPSを自動走行には用いない。しかし、GPSを捕捉可能な場所においては、GPSにより緯度・経度データを取得し、これと地磁気方位とを併用することで、より安全性の高い自動走行が可能となる。
セーフティセクションは、自動走行中に何らかの危険、例えば前方に障害物が出願した場合に自動停止する機能であり、安全挙動、挙動時間を設けることにより自動走行運搬車100の走行時の安全性が確保できる。そのため自動走行運搬車100は超音波センサーを備え、前方の物体から跳ね返る時間によって障害物の検知とその距離を測定する手段を備えることは好ましい。また、レーザーレンジFinderを備え、レーザーを発射し、前方の物体から跳ね返る時間を測定することにより障害物の検知とその距離を測定する手段を備えることは好ましい。なお、超音波による障害物検知より、レーザーによる検知は、その指向性が極めて強いため、レーザーを扇状に照射し精密な角度とその物体との距離を測定することができる。
上述したようなRFIDタグ52に図6に示すようなデータを書き込むのに代え、単にユニークなIDとシーケンスIDのみを、RFIDタグ52に書き込む。例えば、シーケンスIDとして1、2、3,4・・といったデータだけを書き込み、ID0001のRFIDタグを読み込んだとき、そのRFIDタグと関連付けられたデータ、例えばシーケンスID0001というタグを読んだときにはアームを上げ、前進する、シーケンスID0004を読んだときは磁方位角が38度である、といったデータを記録する磁方位記録部を走行自動走行制御部29に持たせる。このような構成にすることで、作業道の路肩に設置するRFIDタグに対して、命令を書き込む必要がなく、磁方位記録部に蓄積された進行方向指示データの書き換えで自動運搬車100の自動走行が可能となり、作業効率が極めて高くなる。
図8は本発明の一実施の形態における自動走行のフローチャートを示した図である。先ず、走行するにあたっては初期データとして最初のRFIDタグのデータを読み込み(S1)、それが停止命令であるか否かを判断し(S2)、停止命令でなければ、磁気センサー25から自動走行運搬車100が進行している方向を示す磁方位角/磁方位を読み込む(S3)。RFIDタグからの進行すべき方向である磁方位角/磁方位と、自動走行運搬車100が進行している磁方位角/磁方位との差分を算出し(S4)、差分データから自動走行運搬車100の走行制御データを生成する(S5)。その走行制御データに基づいて自動走行運搬車100は操舵角等を変えて自動走行する(S6)。次のRFIDタグ52が検出されると(S7)、新たに検出したRFIDタグのデータを読み込み(S8)、以降、S2からのステップを繰り返す。
S7において、新たなRFIDが検出されなければ走行を継続するが、走行中に遠隔から無線操縦モードに切り替え命令が入った場合には(S9)、その時点で自動走行を終了する。また、S2において、停止命令により目的地に到着した場合にも自動走行は終了する(S10)が、目的地に到着せずに停止命令が出た場合には、一定時間経過後、又は手動操作によりスタートに戻り、自走走行を開始する(S10)。
図9はS8をより詳細に説明するフローチャートである。S8においてRFIDタグ52の進行方向指示データを読み込むとき、複数のRFIDタグ52を読み込場合がある。かかる場合には、自動走行運搬車が走行に使用しているRFIDタグ52のシーケンスIDの次のシーケンスIDにあたるRFIDタグ52を読込み、走行制御データとする(S81、S82)。読み込んだ走行制御データは、運転制御部24のデータ(共有データ)として更新され(S83)、S2に戻る。
無線送信装置 10
無線操縦データ生成部 11
方向指示部 12
無線操縦/自動走行モード切替スイッチ 13 23
無線データ送信部 14
データ処理部 22
運転制御部 24
磁気センサー 25
磁方位検出部 26
RFIDタグアンテナ 27
RFIDタグ・リード・ライタ部 28
自動走行制御部 29
進行方向指示杭 50
杭 51
RFIDタグ 52
自動走行運搬車 100
アーム 111
運転室 112
グラップル 113

Claims (10)

  1. 自動走行運搬車が走行する走行経路に沿って、所定の間隔で配置され、少なくとも固有のIDを有するRFIDタグが貼付された進行方向指示杭と、前記自動走行運搬車に取り付けられた磁気センサーと、前記磁気センサーからのデータに基づいて前記自動走行運搬車の進行方向を検出する磁方位検出部と、前記RFIDタグからのデータを読み取るリーダ部と、前記リーダ部から読み取ったデータと前記磁方位検出部が検出した前記進行方向とから前記自動走行運搬車の走行方向を制御する走行制御データを生成し走行を制御する走行制御部とを備えたことを特徴とする自動走行システム。
  2. 前記RFIDタグに前記自動走行運搬車の進行方向を示す磁方位角及び/又は磁方位が記録されていることを特徴とする請求項1に記載の自動走行システム。
  3. 前記走行制御部は前記IDと関連づけられた前記自動走行運搬車の進行方向を示す磁方位角及び/又は磁方位を記録する磁方位記録部を有し、前記磁方位記録部から読み取った磁方位角及び/又は磁方位に基づいて走行制御することを特徴とする請求項1に記載の自動走行システム。
  4. 遠隔から前記自動走行運搬車を無線操縦する無線操縦モードと、前記RFIDタグのデータを読み取って自動走行する自動走行モードとを切り替えるモード切替え手段を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の自動走行システム。
  5. 走行経路に沿って所定の間隔で配置され、少なくとも固有のIDを有するRFIDタグからのデータに基づいて自動走行する自動走行運搬車であって、磁気センサーと、前記磁気センサーからのデータに基づいて進行方向を検出する磁方位検出部と、前記RFIDタグからのデータを読み取るリーダと、前記リーダから読み取ったデータと、前記磁方位検出部が検出した前記進行方向とから走行を制御する走行制御データを生成し走行を制御する走行制御部とを備えたことを特徴とする自動走行運搬車。
  6. 前記走行制御部は前記IDと関連づけられた進行方向を示す磁方位角及び/又は磁方位を記録する磁方位記録部を有し、前記磁方位記録部から読み取った磁方位角及び/又は磁方位に基づいて前記走行を制御することを特徴とする請求項5に記載の自動走行運搬車。
  7. 遠隔から無線操縦する無線操縦モードと前記RFIDタグのデータを読み取って自動走行する自動走行モードとを切り替えるモード切替え手段を備えたことを特徴とする請求項5又は6に記載の自動走行運搬車。
  8. 自動走行運搬車が走行する走行経路に沿って、所定の間隔で少なくとも固有のIDを有するRFIDタグを貼付した方向指示杭を設け、
    前記自動走行運搬車が進行している磁方位角及び/又は磁方位を、前記自動走行運搬車に取付けられている磁気センサーにより検知し、
    前記RFIDタグからのデータと、前記IDと関連づけられた前記自動走行運搬車の進行する方向を示す磁方位及び/又は磁方角とから前記自動走行運搬車の走行を制御し、自動走行することを特徴とする自動走行運搬車の自動走行方法。
  9. 前記RFIDタグに前記自動走行運搬車の進行すべき磁方位及び/又は磁方位角が記録されていることを特徴とする請求項8に記載の自動走行方法。
  10. 前記自動走行運搬車は前記IDと関連づけられ、前記自動走行運搬車の進行すべき方向を示す磁方位及び/又は磁方位角を記録する磁方位記録部を備えたことを特徴とする請求項8又は9に記載の自動走行方法。

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