JP2017195121A - 端子台 - Google Patents

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Tatsuya Toshikawa
達也 利川
大橋 俊也
Toshiya Ohashi
俊也 大橋
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Abstract

【課題】照明器具等の電気器具の器具本体に取り付け可能で、且つ、電気器具の被取付部に設けた埋込孔に埋込配設可能な端子台を提供する。
【解決手段】電気器具の器具本体に取り付けられる端子台81であって、電線の挿入方向に伸びる筒状部83bを有する端子筐体83と、前記端子筐体83内に収容される速結端子部と、を備え、前記端子筐体83は、前記筒状部83bの長手方向の一端側に前記電線を導入する電線導入部83aと、前記器具本体21に取付可能な前記長手方向の他端側であって前記筒状部83bと交差するように延出する固定部と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、端子台に関する。
従来から、天井等の被取付部に取り付けられる電気器具の一例として、特許文献1に記載されたような薄型の天井取付型の照明器具が知られている。特許文献1では、天井(建造物)などの被取付部に穴を空けて埋め込んだ状態で使用する照明器具が開示されている。この照明器具は、光源と電源ブロックを収納する器具本体の外郭部である蓋部に速結端子部の一部を収納する円筒形状の収納部が設けられている。特許文献1の照明器具は、天井などの被取付部に設けた埋込孔に収納部を埋込配設して取り付けられる。特許文献1の照明器具は、速結端子部の一部が蓋部の収納部内に収納されているため、本体部における速結端子部を収納するスペースを少なくすることができ、薄型の照明器具を実現している。
特開2011−233272号公報
しかしながら、特許文献1の照明器具では、蓋部の一部に設けられた収納部と本体部の両方に亘って速結端子部を収納すると、照明器具の構造が複雑化して、照明器具の組立作業が煩雑化してしまう。そこで、照明器具の組立作業を煩雑化させないために、照明器具の器具本体に取り付け可能で、且つ、被取付部に設けた埋込孔に埋込配設可能な端子台が求められている。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、照明器具等の電気器具の器具本体に取り付け可能で、且つ、被取付部に設けた埋込孔に埋込配設可能な端子台を実現することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、本願に開示する端子台は、
電気器具の器具本体に取り付けられる端子台であって、
電線の挿入方向に伸びる筒状部を有する端子筐体と、
前記端子筐体内に収容される速結端子部と、を備え、
前記端子筐体は、前記筒状部の長手方向の一端側に前記電線を導入する電線導入部と、前記器具本体に取付可能な前記長手方向の他端側であって前記筒状部と交差するように延出する固定部と、を有するものである。
本願に開示する端子台において、
前記電線導入部は、複数の電線の差し込み孔が開口形成された電線差し込み面を有し、
前記固定部は、前記端子筐体の他端側から互いに離れる方向に延出された一対の鍔部を有し、
前記電線差し込み面は、前記一対の鍔部に対して、一方の鍔部側寄りに配置される電源電線差込孔と、他方の鍔部側寄りに配置される送り配線用電線差込孔とを有することが好ましい。
本願に開示する端子台において、
前記固定部は、固定部材を挿通するための貫通孔を有し、
前記貫通孔の貫通方向は、前記電線の挿入方向と同一であることが好ましい。
本願に開示する端子台において、
前記端子筐体は、前記筒状部と前記固定部の交差する部位にリブを設けたことが好ましい。
本願に開示する端子台において、
前記電線差し込み面を覆うカバーを有することが好ましい。
本願に開示する端子台において、
前記カバーは、前記端子筐体が有する被係止部に係止する係止部を有することが好ましい。
本願に開示する端子台において、
前記一対の鍔部は、互いに異なる形状であることが好ましい。
本願に開示する端子台において、
前記端子筐体は、透明もしくは半透明の樹脂で形成されていることが好ましい。
本願に開示する端子台において、
解除ボタンを有し、
前記解除ボタンの操作方向が前記固定部の前記貫通孔の貫通方向と同一であることが好ましい。
本発明によれば、照明器具等の電気器具の器具本体に取り付け可能で、且つ、被取付部に設けた埋込孔に埋込配設可能な端子台を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る端子台を斜め上方から見た斜視図。 同じく端子台を示す正面図。 同じく端子台を示す平面図(上面図)。 同じく端子台(カバーを取り外した状態)及びその内部構造を示す斜視図。 同じく端子台(カバーを取り外した状態)を示す平面図(上面図)。 同じく端子台(カバーを取り外した状態)を示す底面図。 図5のA−A線における断面図。 図5のB−B線における断面図。 図5のC−C線における断面図。 (a)は端子台を示す側面図、(b)は(a)のD−D線における断面図。なお、(b)は、速結端子部材87等の描写を省略している。 照明器具を示す斜視図。 照明器具を示す側面図。 照明器具(カバー部及び拡散板を取り外した状態)を示す平面図。 照明器具の取付面側を示す上面図。 照明器具(背面カバー部及びカバー部を取り外した状態)を示す上面図。 図14のA−A線における断面図。 図14のB−B線における断面図。 照明器具の構成を示す分解斜視図。
本発明の一実施形態に係る端子台81について、図1から図11を用いて説明する。以下の説明では、端子台81における筒状部83bの伸びる方向(端子筐体83の長手方向)を端子台81の上下方向(図2中の上下方向)とし、カバー85側を上方、固定部側を下方として説明する。また、端子台81の上下方向に直交する方向を端子台81の側方として説明する。また、以下の説明において、上方から端子台81等を視た状態を平面視とする。上下方向に対して直交方向から端子台81等を視た状態を側面視とする。端子台81等の断面形状を視た状態を断面視とする。
本実施形態の端子台81は、小型で縦長の端子台である。端子台81は、速結端子部と、端子筐体83と、カバー85を有している。速結端子部は、端子筐体83の内部に収容される。速結端子部は、対向して配置される2個の速結端子部材87と、2個の導電端子部材88と、端子保持部材e(上部保持部材89a、下部保持部材89b)と、解除ボタン90と、から構成される。本実施形態の端子台81は、図15で示すように、照明器具11の器具本体21に設けられた端子取付部30の係止部30bにより鍔部84(固定部)が位置決めされ、ネジ等の固定部材86により取付面部30aに固定される。
速結端子部材87は、1枚の導電性の金属板を切断するとともに屈曲加工して形成したものである。速結端子部材87は、側板部87a、第1延出部87b、第1押圧片87c、支持片87d、第2延出部87e、及び第2押圧片87fを有している。一対の速結端子部材87は、端子筐体83内において解除ボタン90を挟んで対向して配置される。
側板部87aは、略長方形状で平板状の部分である。第1延出部87bは、側板部87aの上側において側板部87aの短手方向両端から側板部87aに対して直交する方向に内側に向けて延出される一対の四角板状の部分である。第1押圧片87cは、第1延出部87bの下端から延出され、下方に行くに従って近接する一対の屈曲板状のバネ片である。支持片87dは、側板部87aの短手方向両端近傍を切断して側板部87aに対して直交する方向に内側に向けて延出される一対の四角板状の部分である。支持片87dは、解除ボタン90の下部に配置される上部保持部材89aの下端を支持するものである。
第2延出部87eは、側板部87aの下側において側板部87aの短手方向両端から側板部87aに対して直交する方向に内側に向けて延出される一対の四角板状の部分である。第2押圧片87fは、第2延出部87eの上端から延出され、上方に行くに従って近接する一対の屈曲板状のバネ片である。
導電端子部材88は、断面視U字状で棒状の導電性の金属部材である。導電端子部材88の上下方向の寸法(長さ寸法)は、速結端子部材87の上下方向の寸法とほぼ同じである。導電端子部材88は、上下方向中途部が上部保持部材89aの導電端子保持部89cに係合された状態で保持されるとともに、下端部が下部保持部材89bの凹部89gに位置決めされた状態で、速結端子部材87の短手方向中央に配置される。
端子保持部材89は、絶縁性の樹脂製部材である、上部保持部材89a、下部保持部材89bから構成される。
上部保持部材89aは、導電端子保持部89cと、係合部89eとを有している。
導電端子保持部89cは、凹状の部分であり、導電端子部材88の長手方向中途部を係合して保持する部分である。
係合部89eは、導電端子保持部89cの下端から下方に延出される板状部分である。係合部89eの幅方向両端部は、端子筐体83の筒状部83bの内壁に形成された被係合部83dの解除ボタン挿通部83h(図10参照)に係合される部分である。係合部89eは、端子筐体83内の下側において、対向して配置される一対の速結端子部材87の間に配置され、一対の速結端子部材87の間を隔てる隔壁の役割を果たす。すなわち、係合部89eは、一対の速結端子部材87の下側部分において異極同士を隔てるように位置する。この位置に係合部89eを設ける事によって、狭いスペースでも一対の速結端子部材87における異極同士との距離を取ることができる。係合部89eの下部には、下部保持部材89bが配置される。
下部保持部材89bは、外形形状が略直方体形状で端子筐体83の筒状部83bの下端側に嵌合する部材である。下部保持部材89bは、電気器具の電源部から延びる配線を挿通するための挿通孔89fと、導電端子部材88を位置決めする凹部89gと、端子筐体83の被係合爪部83eに係合して固定される一対の係合爪部89hと、端子筐体83の下端に形成された凹部に係合される下端鍔部89mとを有している。挿通孔89fの底部(奥部)には、電線の芯線を差し込むための一対の差し込み孔89nが設けられている。電線の芯線が差し込み孔89nに差し込まれると、電線の芯線は速結端子部の導電端子部材88と第2押圧片87fとの間に挟持される。下部保持部材89bは、端子筐体83に嵌合されると該下部保持部材89bの下面が鍔部84の下面と略面一になる。
解除ボタン90は、速結端子部材87の一対の第1押圧片87cの間を押し広げて第1押圧片87cと導電端子部材88に挟持されている電線の芯線を取り外すためのものである。解除ボタン90は、板状の基板を有し、該基板の両面において一対の第1押圧片87cの間を押し広げるための凸状部90aと、解除ボタン挿通部83hに挿通される被挿通部90bを有している。解除ボタン90は、先端が電線差し込み面83cの中央の長孔に押込み可能に配置されている。解除ボタン90の先端を、下方に押込むことで、速結端子部材87の一対の第1押圧片87cの間を押し広げて第1押圧片87cと導電端子部材88に挟持されている電線の芯線を取り外すことができる。解除ボタン90は、対向して配置される一対の速結端子部材87の間に配置され、一対の速結端子部材87の間を隔てる隔壁の役割を果たす。すなわち、解除ボタン90は、電源電線、送り配線の異極同士を隔てるように位置する。この位置に解除ボタン90を設けることによって、狭いスペースでも電源電線、送り配線の接続部となる端子台81上部における異極同士の距離を確保することができる。
端子筐体83は、縦長で中空な略筒状で、被取付部Cの通孔Hに埋込可能なものである。端子筐体83は、端子筐体83の全部あるいは一部を電気絶縁性の透明もしくは半透明の樹脂(本実施形態では、ポリカーボネート)で形成されたものである。端子筐体83は、内部に上述した速結端子部が収容されている。このように構成することにより、端子筐体83の内部構造となる速結端子部を外部から確認しやすく、速結端子部を構成する部品の欠損等がわかりやすい。また、本実施形態のようにポリカーボネートにより端子筐体83を形成すれば、耐衝撃性や寸法安定性が高くすることができる。また、ポリカーボネートは他の樹脂素材に比べて透明性が高いので、内部構造の確認がしやすい。
端子筐体83は、電線導入部83a、筒状部83b、固定部を有している。固定部は、筒状部83bと交差するように延出して形成される。固定部は、電気器具の器具本体に取付可能に形成される。なお、以下の説明において固定部は、その一例である鍔部84として説明する。電線導入部83aは、上端に平坦な電線差し込み面83cを有している。
電線導入部83aは、該電線差し込み面83cに開口形成される、電源電線や送り配線用電線等の芯線が挿入される複数(本実施形態では4個)の電線の差し込み孔82と、解除ボタン90の上端を露出する長孔とを備えている。電線差し込み面83cには、一方の鍔部84側寄りに「電源」、他方の鍔部84側寄りに「送り」という文字の刻印を有している(図4参照)。
電線の差し込み孔82は、電線導入部83aの上下方向に沿って連通される略円柱状の空間である。本実施形態の電線の差し込み孔82は、電源電線、送り配線用にそれぞれ2個ずつ形成されている。電線の差し込み孔82は、一対の鍔部84に対して、一方の鍔部84側寄り(図4では電線差し込み面83cに「電源」と刻印されている側)に電源線差込孔82a、他方の鍔部84側寄り(図4では電線差し込み面83cに「送り」と刻印されている側)に送り配線用電線差込孔82bとから構成されている。このように、電線の差し込み孔82において電源電線の差込孔、送り配線の差込孔の位置を設定することで、電源電線や送り配線の自重によって端子台81に横方向の力が加わっても鍔部84により支えることができ、端子台81が傾きにくい。
筒状部83bは、電線の挿入方向に伸びて形成されている。筒状部83bは、略直方体形状の内部空間を有している。筒状部83bの内部には、速結端子部として一対の速結端子部材87、一対の導電端子部材88、端子保持部材89(上部保持部材89a、下部保持部材89b)と、解除ボタン90が組み付けられた状態で収容されている。筒状部83bは、被係合部83d、被係合爪部83eを有している。被係合部83dは、筒状部83bの内壁において上下方向に所定長延出された、上部保持部材89aの係合部89eが係合される凹状の部分である。被係合爪部83eは、筒状部83bの下端近傍における一対の鍔部84に対する面を貫通する貫通孔であり、下部保持部材89bの係合爪部89hが係合される。
端子筐体83は、筒状部83bと固定部(鍔部84)の交差する部位にリブ83fを有している。リブ83fは、鍔部84の延出方向に突出するとともに筒状部83bの上下方向に沿って直線状に延設される部分である。リブ83fは、端子筐体83の外周面において上下方向の中途部から鍔部84の上面に向かって徐々に突出するように延設される。リブ83fは、断面形状が略四角形状に形成されている。リブ83fは、一方の鍔部84に対して少なくとも一つ形成されることが好ましい。本実施形態では、リブ83fが一方の鍔部84に対して二つ形成されている。リブ83fは、端子筐体83を補強するための補強用リブとしての機能を有する。これにより、端子台81の曲げ強度を向上させることができる。
筒状部83bは、外周面に凹部83gを有している。凹部83gは、筒状部83bの内壁に設けられた被係合部83dに対応する外壁部分に設けられ、筒状部83bの上端から被係合爪部83eの上端に亘って上下方向に沿って延設されている。このように、外周面に凹部83gを設けることで、図10(b)に示すように、凹部83gに隣接する他の部分の厚みと均一になるようにして、偏肉を防止し、筒状部83bの成形性を高める。
固定部(鍔部84)は、端子筐体83の電線導入部83aとは反対側に、筒状部83bと交差するように設けられる。本実施形態では、固定部として2つの鍔部84が筒状部83bの下端から互いに異なる方向に延出されるように形成した。鍔部84は、略半楕円形状の一対の鍔状の部分である。このような固定部は、筒状部83bと交差しない固定部よりも、電気器具の器具本体に端子台81を取り付けられたときに、端子台81が傾かずに適切に取り付けることができる。また、筒状部83bと直交する方向に押圧がかかった場合、筒状部83bと交差しない固定部よりも、筒状部83bと直交する方向に傾きにくくなる。これらにより、電気器具の器具本体に取り付けても、十分に強度を確保し、電気器具の構造を複雑化させない。また、平面視において電源導入部83a及び筒状部83bと重ならないように固定部を設けるため、電源導入部83a及び筒状部83bの大きさを増大化させない。これにより、後述する端子台81を用いた照明器具11のように、被取付部Cに設けた通孔Hに端子台81の一部(電源導入部83a及び筒状部83bの一部)のみを挿入すればよく、被取付部Cに大きな通孔Hを設けなくてもよい。
鍔部84の下側面には、平面視円形状で下方に凸状のボス部84aを有している。ボス部84aは、一対の鍔部84のそれぞれの下側面における隅部の一方側に配置されている。ボス部84aは、例えば、取付面部30aの対応する位置に設けられた凹部に係合可能である。ボス部84aは、取付面部30aの凹部に係合することで、端子台81を器具本体21に対して位置決めすることができる。ボス部84aは、器具本体21などの電気器具の器具本体に対して端子台81を適正な取付位置へと導くガイドとなる。
一対の鍔部84は、平面視において互いに異なる形状に形成されている。一方の鍔部84は、平面視における形状が略半楕円状である。他方の鍔部84は、平面視における形状が略楕円状で外周端の一部が鍔部84の延出方向に対して直交する方向に沿って直線状に切り欠いた形状である。また、他方の鍔部84の切り欠いた部分の中央に平面視半円状の凸部84bを設けている。このように、一対の鍔部84の形状を互いに異なる形状とすることにより、端子台81の向きを認識するためのマーカーとなる。作業者は、電気器具における端子台の向きを容易に認識しながら組み立て作業をすることができる。
なお、一対の鍔部84の形状は本実施形態に限定するものではなく、一対の鍔部84の形状が互いに異なっていて、マーカーとして区別できればよい。
また、一対の鍔部84は、それぞれ固定部材86を挿通する貫通孔84c、84dを有している。一方の鍔部84の貫通孔84cは、平面視における形状がオーバル形状の長孔である。他方の鍔部84の挿通孔84dは、平面視における形状が円形状の丸孔である。一方の鍔部84の貫通孔84cは、組み立て時の遊び用であり、適正な位置に端子台81を設けるために微調整を行うことができる。
なお、本実施形態では、固定部を一対の鍔部84としているが特に限定するものではない。例えば、鍔部として四方に延出されるものとしてもよく、また、筒状部83bの下端の全周に亘って鍔部を形成してもよい。
端子台81は、電源電線や送り配線用電線の芯線の接続時において、一端側(上端側)において器具本体21の上下方向に沿って電源電線や送り配線用電線の芯線が電線の差し込み孔82に差し込まれる。差し込まれた電線の芯線は、速結端子部材87の第1押圧片87cと導電端子部材88の一端側に挟まれ電気的に接続される。端子台81の他端側(下端側)においては電源部31の配線の芯線が差し込み孔89nに差し込まれる。差し込まれた電源部31の配線の芯線は、速結端子部材87の第2押圧片87fと導電端子部材88の一端側に挟まれ電気的に接続される。こうして、電源電線や送り配線用電線と電源部31の配線が端子台81を介して電気的に接続される。
端子台81は、電源電線や送り配線用電線の芯線を取り外す時(解除時)において、解除ボタン90の上端が先細い工具等で下方に押し込まれると、解除ボタン90の凸状部90aが第1押圧片87cを押し広げる。これにより第1押圧片87cと導電端子部材88の間に挟持されていた電線の芯線を引き出すことが可能となる。
端子台81は、固定部材86を挿通する為の貫通孔84の貫通方向が電線の挿入方向と同一である。また、解除ボタン90の解除操作方向は、貫通孔84の貫通方向と同一である。すなわち、端子台81の取付方向(図7に示す矢印X方向)と電線差込方向/電線解除方向(図7に示す矢印Y方向)が同一となるように構成されている。端子台81の取付方向と電線の差し込みや解除する方向とが同一であるため、電線を差し込みや解除する際に、筒状部83bに対して直交するような押圧を加えにくい。そのため、端子台81を電気器具の器具本体に取り付けられた固定部や、その付け根部分に余計なストレスを与えにくい。
カバー85は、シリコーン樹脂等の弾性のある電気絶縁性の樹脂で形成されたものである。カバー85は、一端が開口された有底筒状であり、カバー85の内部形状が端子筐体83の電線導入部83aの外形形状に合わせて形成されている。カバー85は、平面視において略円形の直径方向に対向する部分を直線状切り欠いた形状である。カバー85は、外周面として、円弧面部85a、平面部85bを有している。カバー85は、端子筐体83の電線導入部83aに電線差し込み面83c及び電線の差し込み孔82を覆うように取り付けられている。電源電線や送り配線用電線等の電線の芯線は、カバー85を貫通させるように突き刺し、電線の差し込み孔82に挿入して速結端子部と電気的に接続される。このように接続させることで、電線の差し込み孔82内に埃や水滴等の異物が侵入することを防止することができる。
円弧面部85aの下端には、内側に延出される係止部85cを有する。係止部85cは、電線導入部83aの下部の外側に張り出した被係止部83pに係止される。すなわち、カバー85は、端子台81の電線導入部83aの少なくとも一部に引っかかるような構造を有している。これにより、カバー85を容易に電線導入部83aの適正な位置に取り付けることができ、さらに電線をカバー85に突き刺して挿入する際にカバー85が撓んでめくれることを防止することができる。
以下に、本実施形態の端子台を用いた電気器具について図を用いて説明する。
なお、電気器具の一例として照明器具を挙げて説明する。
本発明の一実施形態に係る照明器具11について、図11から図18を用いて説明する。本実施形態に係る照明器具11は、LED素子42を光源とする照明器具である。照明器具11は、例えば天井等の取付面に直接取り付けられる直付け型のシーリングライトとして使用することが可能である。なお、照明器具11は、天井面に限らず、壁面(傾斜面も含む)に取り付けてブラケットライトとして使用することも可能である。以下の説明では、照明器具11の光を照射する側を照明器具11の照射面側とし、照明器具11における天井等の取付面に対向する側を照明器具11の取付面側(照射面側の反対側)として説明する。また、照明器具11の取付面側とは、器具本体21の背面側(裏面側)である。また、図16、図17等に示す照明器具11が被取付部Cに取付けられた状態において、被取付部Cに直交する方向を照明器具11の上下方向として、照明器具11の取付面側を上方とし、照明器具11の照射面側の直下方向を下方として説明する。照明器具11の上下方向に対して直交する方向を照明器具11の側方として説明する。また、以下の説明において、下方から照明器具11等を視た状態を平面視とする。上下方向に対して直交方向から照明器具11等を視た状態を側面視とする。照明器具11等の断面形状を視た状態を断面視とする。
図11から図18に示すように、照明器具11は、器具本体21、電源部31、光源部(LEDモジュール基板)41、拡散板51、カバー部61、背面カバー部71、及び端子台81を主に備える。照明器具11の外形は、平面視において略円形状であって、照明器具11の高さ方向(図16の照明器具11の上下方向)の寸法が、照明器具11の径方向(図16の照明器具11の上下方向に対して直交方向)の寸法よりも小さく薄型で扁平な略円柱形状である。
なお、照明器具11の外形形状は、本実施形態に限定されるものではない。平面視において略円形状以外に、例えば、楕円形状、正方形状、長方形状、多角形状や扇形、またはそれらを組み合わせた形状にすることもできる。
また、照明器具11が取り付けられる被取付部Cには、平面視円形状の通孔Hが設けられている。通孔Hは、外部商用電源と接続する電源電線や送り配線用電線等の電線を挿通するための孔である。
器具本体21は、平面視において略円形状であり、扁平な皿形状の部材である。器具本体21は、電源部31、光源部41、拡散板51、カバー部61、背面カバー部71、及び端子台81等を保持するものである。具体的には、器具本体21は、電源部31を取付面側の後述する電源収容部29に収容し、かつ取付面側に端子台81及び背面カバー部71が取り付けられるとともに、照射面側に光源部41、拡散板51、及びカバー部61が取り付けられる部材である。器具本体21を構成する材料としては、例えば熱伝導率の高いアルミニウムやアルミニウム合金等の金属材料が挙げられる。器具本体21は、光源部41で発生した熱を伝えて外部に放出する放熱機能も有する。器具本体21は、電源部31、光源部41、拡散板51、カバー部61、背面カバー部71、及び端子台81等を保持可能な機械的性質と、光源部41が発する熱を放熱させるための熱伝導性とを考慮し、アルミニウム等の金属材料を用いて形成されている。器具本体21は、平面視における外形形状が、カバー部61の内側の形状と略一致するかやや小さくなるように形成されている。
なお、器具本体21は、必要な機械的性質や熱伝導率が確保できる材料であれば、アルミニウムなどの金属に限らず、樹脂などの他の材料、もしくはそれらの組み合わせで形成することができる。
器具本体21は、中央凹部22(凸部22a、光源取付部23、反射部24、係止段部25、端子取付部30)、外周縁部26、側壁部27、固定部材配置部28、及び電源収容部29を主に有している。器具本体21は、ネジ等の固定部材91により被取付部Cに直接取り付けられる部材である。
中央凹部22は、平面視が略円形状で外形が取付面側に向かって凹状に形成された皿状の部分である。中央凹部22は、その径方向の中央部において照射面側に突出する平面視円形状の凸部22aと、該凸部22aの周囲に平面視略円環板状の光源取付部23と、該光源取付部23の周囲に形成される反射部24と、該反射部24の周囲に形成される係止段部25を有している。光源取付部23の取付面側には、中央部に端子台81を取り付けるための端子取付部30が形成されている。
なお、本実施形態の器具本体21は、その中央部が取付面側に向かって凹状に形成されるが、このように、器具本体21を形成することで、器具本体21の機械的強度や剛性を上げることができる。
また、本実施形態においては、器具本体21の形状として器具本体21の中央部が取付面側(図16、図17における上方)に向かって凹状に形成されているが、この形状に特に限定するものではない。
光源取付部23は、光源部(LEDモジュール基板)41が所定位置に位置決めされて取り付けられる凹状の部分である。光源取付部23は、凸部22aの外周縁から径方向外側に延出される平面視略円環状の平板部分である取付面23aと、該取付面23aの外周縁に沿って形成される段差部23bを有している。取付面23aは、器具本体21の上下方向の略中間に位置する。光源取付部23は、器具本体21の凸部22aが光源部41の基板43の開口部43aに係合するとともに、基板43の外周縁部が段差部23bに係止されることより基板43が光源取付部23に対して位置決めされる。そして、光源部41の基板43が光源取付部23の取付面23aに当接した状態で取り付けられる。器具本体21は、光源部41で発生した熱を伝えて外部に放出しやすくするため、光源部41が当接される光源取付部23の取付面23aは、光源部41との接触面積が広くなるよう平坦に形成されている。
なお、本実施形態では、光源取付部23の取付面23aの平面視形状を略円環状としているが、特に限定するものではなく、少なくとも基板43の一部が取付可能であればよく、円環状以外のその他の形状であってもよい。
反射部24は、LED素子42から出射された光、及び拡散板51の内壁面で反射された光を反射して照射面側に出射する部分である。反射部24は、光源取付部23の段差部23bから延出される、平面視円環状で下方に行くに従って拡径する傾斜部分である。反射部24の周囲には、拡散板51を係止して位置決めするための係止段部25が設けられている。
係止段部25は、図16に示すように、拡散板51の外周縁部が係止される円環状の部分である。係止段部25には、該係止段部25から径方向外側に延出され、ネジ等の取付部材により拡散板51を取り付けるための一対のネジ取付部25aを有する。ネジ取付部25aは、係止段部25の外周縁部から径方向外側に突出する凹状の領域であり、拡散板51のネジ取付部51aが係止されて位置決めされる部分である。ネジ取付部25aは、反射部24の径方向外側に対向して配置されている。
なお、本実施形態では、拡散板51をネジ等の取付部材を用いて取り付けるためにネジ取付部25aを設けたが、接着や嵌合等の取り付け方法を採用する場合には必ずしもネジ取付部25aを設けなくてもよい。
図15に示すように、端子取付部30は、光源取付部23の取付面側に、平面視において器具本体21の径方向中心に対して対向して配置される半円状の一対の取付面部30a、及び該取付面部30aの外周縁部に半円弧凸状に形成される一対の係止部30bを有している。取付面部30aは、ネジ等の固定部材86により端子台81の鍔部84が取り付けられる部分である。係止部30bは、端子台81の鍔部84が係止されて位置決めされる部分である。
外周縁部26は、係止段部25の外周縁部から径方向外側に延出された、平面視において所定幅を有する略円環状の部分である。外周縁部26は、光源取付部23よりも径方向外側に配置され、上下方向において光源取付部23よりも下方に位置する。
側壁部27は、外周縁部26の外周縁から上方に延出される略円筒状の部分である。側壁部27は、複数のカバー取付部27aと、一対の固定部材配置部28とを有している。カバー取付部27aは、側壁部27の外周面に設けられ、カバー部61の係止端部を係止して取り付けるための部分である。固定部材配置部28は、外周縁部26及び側壁部27を径方向内側に穿った部分であり、平面視略V字状の壁部28a、該壁部28aの上端から径方向外側に延出される平面視略三角形状で平板状の器具取付部28bから構成されている。器具取付部28bは、器具本体21をネジ等の固定部材91により被取付部Cに取り付けるために開口して形成された貫通孔を有する。このように、器具本体21では、固定部材91による固定位置となる固定部材配置部28が光源部41の外周側であり、かつ電源部31とも重ならないように構成されている。
電源収容部29は、電源部31等を収容して、所定位置に配置するために器具本体21の取付面側に形成された空間であり、電源部31等を収容するための高さ及び幅が確保されている。具体的には、電源収容部29は、平面視において反射部24の外周縁と側壁部27の内周面との間に形成される、所定幅を有する略半円弧状の空間である。詳細は後述するが、電源収容部29は、電源部31を収容して、所定位置に位置決めすることが可能である。
電源部31は、光源部41が有するLED素子42に給電を行って、LED素子42を点灯させるための電源装置である。電源部31は、器具本体21における光源部41の配置される面側(照射面側)とは異なる面側(裏面側)に配置されている。電源部31は、電源回路部32と、該電源回路部32を収容する電源ケース33を有している。電源回路部32は、所定幅を有する半円弧形状に加工されたプリント配線基板上に複数の電子部品が実装されたものである。電源ケース33は、平面視おいて所定幅を有する略半円弧状で断面視略四角状あり、有底半円弧状で上方が開放されたケース部33aと、該ケース部33aの上端を覆う天板部33bを有している。電源ケース33には、周方向に沿って電源回路部32が収容される。電源ケース33は、電源回路部32の周囲を覆って保護するものである。図16に示すように、電源部31は、電源ケース33が電源収容部29に収容されることで電源ケース33の径方向内側の下端が係止段部25により位置決めされ、かつ電源ケース33の径方向外側の下端が側壁部27により位置決めされる。そして、電源部31(電源ケース33)は、背面カバー部71が照明器具11の取付面側に取り付けられることで、該背面カバー部71の下側面が電源ケース33の電線導入部に当接した状態で、器具本体21内に配置される。このように電源部31は、ネジ等の取付部材を用いずに器具本体21の電源収容部29に配置することができる。電源部31は、外部商用電源から供給される交流電流を所定の直流電流に変換し、変換後の電流を基板43に実装された複数のLED素子42に供給するためのものである。
このように、器具本体21には、光源部41と電源部31が配置され、光源部41と電源部31は平面視において重ならず、側面視において重なる位置(図16参照)に配置されている。
電源部31は、配線(図示せず)を介して小型で縦長の端子台81に電気的に接続されている。例えば、照明器具11を被取付部Cに取り付ける際、天井裏側の外部商用電源の電源電線(図示せず)を端子台81に接続することで、電源部31は外部商用電源と電気的に接続される。電源部31と光源部41は配線37によって電気的に接続されている(図13参照)。
なお、本実施形態では、端子台81を使用しているが、特に限定するものではない。例えば、端子台を使用する代わりに、コネクタ等の接続部品を使用する構成とすることもできる。
光源部41は、照明器具11の照射面側に向けて光を出射する部分である。光源部41は、光源である発光素子を有するモジュール基板である。本実施形態においては、発光素子として、基板43上に複数の光源であるLED(Light emitting diode)素子42が表面実装されたLED光源モジュールを使用している。具体的には、LED光源モジュールは、所定幅を有する略円環状に加工された基板43表面に、複数のLED素子42が周方向に配列された発光モジュールである。光源部41は、複数(本実施形態では、3つ)のネジ部材49で光源取付部23に取り付けられている。基板43は、配線37によって電源部31と電気的に接続されている。LED光源モジュールは、基板43の実装面の裏面が光源取付部23の取付面23aに当接して固定されるため、LED光源モジュールが発熱した際には、LED光源モジュールの熱が器具本体21に伝わる。器具本体21に伝わった熱は、器具本体21の温度よりも周辺温度が低い場合、器具本体21周辺の空気へ伝わる。これにより、器具本体21に伝わった熱は、取付面23aを介して器具本体21の周囲に放熱される。
なお、本実施形態では、光源として表面実装型のLED素子42を用いたが、光源の種類はLED素子に限定されず、例えばCOB型発光モジュールや有機EL素子(OLED)などを用いても実現可能である。
また、基板43は、熱伝導性シート(図示せず)や放熱グリスを介して光源取付部23に取り付けてもよく、これにより、より高い放熱性を得ることもできる。
拡散板51は、少なくとも光源部41の照射面側を覆うように器具本体21に取り付けられ、光源部41(LED素子42)からの光を反射及び拡散させつつ、外部へ配光制御する透光性部材である。拡散板51は、円板状の部材である。拡散板51は、透光性を有する樹脂素材で形成されている。拡散板51は、例えば、微細な凹凸を表面に形成したシボ加工(フロスト加工)を施したもの、あるいは、内部に拡散剤を混入させたもので構成することができる。拡散板51は、その外径寸法が器具本体21の係止段部25の外径寸法よりも小さく(図16参照)、該係止段部25に係止可能である。拡散板51は、器具本体21の下方の開口を閉塞して、LED素子42に埃などが付着することを防止するものである。拡散板51は、その側面に径方向外側に向けて突出して形成される、一対のネジ取付部51aを有している。ネジ取付部51aは、ネジ等の取付部材により器具本体21が有するネジ取付部25aに取り付けられる。
カバー部61は、拡散板51の外周縁部、外周縁部26、及び側壁部27の外側部分を主に覆うように器具本体21に取り付けられる部材である。カバー部61は、拡散板51を露出するための開口を下側に有するとともに上端が開放された略円筒状部材である。カバー部61は、樹脂素材(例えば、ABS樹脂(Acrylonitrile−Butadiene−Styrene))で形成されている。カバー部61は、その最大内径寸法が器具本体21の外径寸法よりも大きく、器具本体21の外側に取り付け可能である。カバー部61は、その内壁面に図示しない係止突部を有している。係止突部は、カバー部61の開口端近傍の内周面において周方向に沿って所定の間隔で複数形成された突状部分である。カバー部61は、係止突部をカバー取付部27aに係止することで、器具本体21に対してカバー部61が位置決めされる。カバー部61は、内部の清掃や器具本体21の部品交換等のために、器具本体21に対して着脱できる構造となっている。
また、カバー部61の材質としては、ABS樹脂以外の樹脂や、木材、金属など必要に応じて適宜素材を選択することもできる。
器具本体21には、カバー部61の係止突部を係止するために前述したカバー取付部27aが設けられている。詳細は省略するが、カバー部61を器具本体21に取り付ける場合、カバー部61は、係止突部を器具本体21のカバー取付部27aに挿入し、カバー部61の周方向の一方に回動し、係止することで、器具本体21に取り付けられる。また、カバー部61が器具本体21に取り付けられた状態でカバー部61を周方向の他方に回動させると、カバー部61の係止突部が器具本体21のカバー取付部27aから外れて、カバー部61を器具本体21から取り外すことができる。
カバー部61は、回動させて器具本体21に取り付けられる。カバー部61を取り付けるとき、器具本体21は被取付部Cに固定部材91によって固定されている。そのため、カバー部61を回動させても器具本体21は回動せず、端子台81にも負荷がかかりにくい。
背面カバー部71は、器具本体21の取付面側を覆う略円形状の平板部材である。背面カバー部71は、金属材料により形成されている。背面カバー部71は、中央部に端子台81を挿通するための挿通孔71aを有する。背面カバー部71は、挿通孔71aを挟んで対向して形成される、背面カバー部71へのネジ等の固定部材86の頭部による干渉を防止するための一対の貫通孔71bを有している。一対のネジ等の固定部材86の頭部の一部は、貫通孔71bを介して露出されている(図14参照)。貫通孔71bを設けてネジ等の固定部材86の頭部の一部を露出させることで、器具本体21の高さ寸法の増大化を防ぐ。背面カバー部71は、挿通孔71aに端子台81が挿通され、かつ貫通孔71bにネジ等の固定部材86の頭部の一部が露出した状態で、器具本体21の取付面側を覆う。背面カバー部71は、器具本体21の取付面側に設けられた複数の取付部(本実施形態では、3箇所)にネジ部材72により取り付けられる。これにより、端子台81の鍔部84が背面カバー部71と光源取付部23の取付面23aとの間に介装され、端子台81の鍔部84が光源取付部23の取付面23aから離脱しないように確実に保持することができる。
端子台81は、電源部31に電線(配線)を介して電気的に接続されるとともに、被取付部Cの通孔Hから引き出した外部からの電源電線や送り配線用電線等の電線(配線)を電気的に接続するためのものである。端子台81は、器具本体21における光源取付部23の取付面23aの光源部41が配置される面の裏面側(取付面側)に立設される。本実施形態では、器具本体21における被取付部Cに対向する面に端子台81を立設している。被取付部Cの通孔Hは、端子台81が埋込配設される貫通孔となる。なお、本実施形態の端子台81の端子筐体83は、耐衝撃性や寸法安定性を高くするためにポリカーボネートで形成している。照明器具11のような薄型シーリングライトを取り付ける際に天井に設けた孔に対して挿入する動作に必要な強度や寸法精度を得ることができる。
(本実施形態の照明器具の取付手順)
本実施形態の照明器具11の取付手順の一例について説明する。まず、被取付部Cに設けた通孔Hから電源電線や送り配線用電線等の電線(以下、単に電線として説明する。)の一端側を照射面側に引き出す。次に、カバー部61を回動させて器具本体21からカバー部61を取り外す。次に、通孔Hから引き出された電線の芯線を貫通させるようにカバー85に突き刺し、電線の差し込み孔82に挿入して速結端子部材と電気的に接続させる。次に、通孔Hに電線と端子台81の端子筐体83を挿入するように、器具本体21を被取付部Cの所望の位置に配置させる。次に、2つの固定部材91・91の先端を、器具本体21のそれぞれの器具取付部28bの貫通孔に通して被取付部Cにねじ込み、器具本体21を被取付部Cに固定する。最後に、カバー部61を取り外したときとは反対方向に回動させて、器具本体21に取り付ける。
なお、上記に説明した取付手順は一例であり、カバー部61を取り外す工程は、電線を速結端子部材と接続させる工程と前後してもよい。
以上説明した本実施形態に係る端子台81によれば、電線の挿入方向に伸びる筒状部83bを有する端子筐体83と、端子筐体83内に収容される速結端子部と、を備え、端子筐体83は、筒状部83bの長手方向の一端側に電線を導入する電線導入部83aと、長手方向の他端側であって筒状部83bと交差するように延出する固定部を有する。このように構成された固定部は、筒状部83bと交差しない固定部よりも、電気器具の器具本体に端子台81を取り付けられたときに、端子台81が傾かずに適切に取り付けることができる。また、筒状部83bと直交する方向に押圧がかかった場合、筒状部83bと交差しない固定部よりも、筒状部83bと直交する方向に傾きにくくなる。これらにより、電気器具の器具本体に取り付けることができ、電気器具の構造を複雑化させない。
また、平面視において電源導入部83a及び筒状部83bと重ならないように固定部を設けるため、電源導入部83a及び筒状部83bの大きさを増大化させない。これにより、本実施形態の照明器具11のように、被取付部Cに設けた通孔Hに端子台81の一部(電源導入部83a及び筒状部83bの一部)のみを挿入すればよく、被取付部Cに大きな通孔Hを設けなくてもよい。
以上より、端子台81を照明器具11の器具本体21に取り付け可能で、且つ、被取付部Cに設けた通孔Hに埋込配設可能なものとなる。このように構成したことで、特許文献1の照明器具のように、照明器具の構造が複雑化せず、照明器具の組立作業の煩雑化を抑えることができる。
本実施形態に係る端子台81によれば、電線導入部83aは複数の電線の差し込み孔82が形成された電線差し込み面83cを有する。固定部は、端子筐体83の他端側から互いに離れる方向に延出された一対の鍔部84を有する。電線差し込み面83cは、一対の鍔部84に対して、一方の鍔部84側寄りに配置される電源電線差込孔82aと、他方の鍔部84側寄りに配置される送り配線用電線差込孔82bとを有する。このように構成することで、電源電線や送り配線の自重によって端子台81に横方向の力が加わっても鍔部84により支えることができ、端子台81が傾きにくい。
本実施形態に係る端子台81によれば、固定部は、固定部材86を挿通するための貫通孔84c・84dを有する。貫通孔84c・84dの貫通方向は、電線の挿入方向と同一である。このように構成することで、電線を差し込みする際に、筒状部83bに対して直交するような押圧を加えにくい。そのため、電気器具の器具本体に取り付けられた端子台81の固定部や、その付け根部分に余計なストレスを与えにくい。
また、本実施形態の端子台81によれば、解除ボタン90を有し、解除ボタン90の操作方向が固定部の貫通孔84c・84dの貫通方向と同一である。このように構成することで、電線を解除する際に、筒状部83bに対して直交するような押圧を加えにくい。そのため、電気器具の器具本体に取り付けられた端子台81の固定部や、その付け根部分に余計なストレスを与えにくい。
本実施形態に係る端子台81によれば、端子筐体83は、筒状部83bと固定部の交差する部位にリブ83fを設けている。このように構成することで、リブ83fは、端子筐体83を補強するための補強用リブとして機能し、端子台81の曲げ強度を向上させることができる。
本実施形態に係る端子台81によれば、電線差し込み面83cを覆うカバー85を有する。電源電線や送り配線用電線等の電線の芯線は、カバー85を貫通させるように突き刺し、電線の差し込み孔82に挿入して速結端子部と電気的に接続される。このように接続させることで、電線の差し込み孔82内に埃や水滴等の異物が侵入することを防止することができる。また、本実施形態のカバー85は、端子筐体83が有する被係止部83pに係止する係止部85cを有する。これにより、カバー85を容易に電線導入部83aの適正な位置に取り付けることができ、さらに電線をカバー85に突き刺して挿入する際にカバー85が撓んでめくれることを防止することができる。
本実施形態に係る端子台81によれば、一対の固定部(鍔部84)は、互いに異なる形状に形成される。このように構成することで、端子台81の向きを視認するためのマーカーとなる。作業者は、電気器具における端子台の向きを容易に視認しながら組み立て作業をすることができる。
本実施形態に係る端子台81によれば、端子筐体は、透明もしくは半透明の樹脂で形成されている。このように構成することで、端子筐体83の内部構造となる速結端子部を外部から確認しやすく、速結端子部を構成する部品の欠損等がわかりやすい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、端子台の形状が平面視において略円形状以外の形状であってもよく、例えば長方形状、多角形状やその他の形状としてもよい。
11 照明器具
21 器具本体
81 端子台
82 電線の差し込み孔
82a 電源電線差込孔
82b 送り配線用電線差込孔
83 端子筐体
83a 電線導入部
83b 筒状部
83c 電線差し込み面
83f リブ
83p 被係止部
84 鍔部(固定部)
84c 貫通孔
84d 貫通孔
85 カバー
85c 係止部
86 固定部材
90 解除ボタン
C 被取付部
H 通孔(貫通孔)

Claims (9)

  1. 電気器具の器具本体に取り付けられる端子台であって、
    電線の挿入方向に伸びる筒状部を有する端子筐体と、
    前記端子筐体内に収容される速結端子部と、を備え、
    前記端子筐体は、前記筒状部の長手方向の一端側に前記電線を導入する電線導入部と、前記器具本体に取付可能な前記長手方向の他端側であって前記筒状部と交差するように延出する固定部と、を有する、端子台。
  2. 前記電線導入部は、複数の電線の差し込み孔が開口形成された電線差し込み面を有し、
    前記固定部は、前記端子筐体の他端側から互いに離れる方向に延出された一対の鍔部を有し、
    前記電線差し込み面は、前記一対の鍔部に対して、一方の鍔部側寄りに配置される電源電線差込孔と、他方の鍔部側寄りに配置される送り配線用電線差込孔とを有する、請求項1に記載の端子台。
  3. 前記固定部は、固定部材を挿通するための貫通孔を有し、
    前記貫通孔の貫通方向は、前記電線の挿入方向と同一である、請求項1または請求項2に記載の端子台。
  4. 前記端子筐体は、前記筒状部と前記固定部の交差する部位にリブを設けた、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の端子台。
  5. 前記電線差し込み面を覆うカバーを有する、請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の端子台。
  6. 前記カバーは、前記端子筐体が有する被係止部に係止する係止部を有する、請求項5に記載の端子台。
  7. 前記一対の鍔部は、互いに異なる形状である、請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の端子台。
  8. 前記端子筐体は、透明もしくは半透明の樹脂で形成されている、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の端子台。
  9. 解除ボタンを有し、
    前記解除ボタンの操作方向が前記固定部の前記貫通孔の貫通方向と同一である、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の端子台。
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