JP2017199208A - ペン型入力装置、及び、電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】良好な触感を提供できるペン型入力装置、及び、電子機器を提供する。
【解決手段】ペン型入力装置は、一端と他端とを有するペン本体と、ペン先になる第1端部と、前記第1端部の反対側に位置する第2端部とを有し、前記第2端部が前記ペン本体の前記一端側に固定される、棒状部材と、前記棒状部材に取り付けられ、前記棒状部材に超音波帯の振動を発生させる駆動信号で駆動される振動素子とを含む。
【選択図】図1
【解決手段】ペン型入力装置は、一端と他端とを有するペン本体と、ペン先になる第1端部と、前記第1端部の反対側に位置する第2端部とを有し、前記第2端部が前記ペン本体の前記一端側に固定される、棒状部材と、前記棒状部材に取り付けられ、前記棒状部材に超音波帯の振動を発生させる駆動信号で駆動される振動素子とを含む。
【選択図】図1
Description
本発明は、ペン型入力装置、及び、電子機器に関する。
従来より、描画装置の筐体の先端部から10〜80mmの範囲の前記筐体に、前記描画装置を振動させる駆動部を備えることを特徴とする描画装置がある。また、前記描画装置と描画対象との接触を検知する接触検知部と、前記描画装置が前記描画対象に対して描画の軌跡を残す描画モードが設定され、前記描画装置と前記描画対象との接触が検知され、かつ前記描画装置の前記描画対象における移動が検知されている場合に、前記駆動部を駆動させる駆動制御部を更に備える(例えば、特許文献1参照)。
ところで、従来の描画装置は、駆動部を可聴域の周波数で駆動しているため、良好な触感を提供できないおそれがある。
そこで、良好な触感を提供できるペン型入力装置、及び、電子機器を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態のペン型入力装置は、一端と他端とを有するペン本体と、ペン先になる第1端部と、前記第1端部の反対側に位置する第2端部とを有し、前記第2端部が前記ペン本体の前記一端側に固定される、棒状部材と、前記棒状部材に取り付けられ、前記棒状部材に超音波帯の振動を発生させる駆動信号で駆動される振動素子とを含む。
良好な触感を提供できるペン型入力装置、及び、電子機器を提供することができる。
以下、本発明のペン型入力装置、及び、電子機器を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1は、実施の形態のペン型入力装置10を示す図である。図1(A)には、ペン型入力装置10の側面を示し、図1(B)には、ペン型入力装置10の断面で示す。ペン型入力装置10は、例えば、スタイラスのように、タブレットコンピュータ、スマートフォン、ゲーム機、携帯情報端末機、又はATM(Automatic Teller Machine)等のタッチパネルを操作するために利用される。以下では一例として、タブレットコンピュータの操作に用いる形態について説明する。
図1は、実施の形態のペン型入力装置10を示す図である。図1(A)には、ペン型入力装置10の側面を示し、図1(B)には、ペン型入力装置10の断面で示す。ペン型入力装置10は、例えば、スタイラスのように、タブレットコンピュータ、スマートフォン、ゲーム機、携帯情報端末機、又はATM(Automatic Teller Machine)等のタッチパネルを操作するために利用される。以下では一例として、タブレットコンピュータの操作に用いる形態について説明する。
ペン型入力装置10は、筐体11、棒状振動体12、駆動装置300、バッテリ350、及び振動素子340を有する。ペン型入力装置10は、無線通信でタブレットコンピュータとデータ通信可能に接続され、タブレットコンピュータから送信される駆動指令に基づいて振動素子340が駆動される。以下では、棒状振動体12の先端12Aがある側(図1(A)、(B)における左側)の端を、ペン型入力装置10、筐体11、円筒部11Aの先端と称す。
筐体11は、ペン型の外観を有し、先端側に、棒状振動体12、振動素子340を収容する円筒部11Aを有する。筐体11は、ペン本体の一例である。円筒部11Aは、先端に開口部11A1を有し、先端とは反対側の内壁11Bと開口部11A1との間に円筒状の内部空間11A2を形成している。
円筒部11Aの先端は、棒状振動体12の周囲を覆うように、直径が徐々に狭められており、棒状振動体12の先端12Aは開口部11A1から表出する。内壁11Bは、円筒部11Aの先端とは反対側において、円筒部11Aの中心軸に直交する壁部である。
棒状振動体12は、先端12Aが円筒部11Aの先端側に表出し、先端12A以外の基部12Bが円筒部11Aの内部に設けられている。棒状振動体12は、棒状部材の一例である。先端12Aは、ペン先になる部分である。基部12Bの右端(先端12Aとは反対側の端部)は、振動素子340を介して内壁11Bに取り付けられている。
棒状振動体12は、一例として、カーボン(CFRP:Carbon Fiber Reinforced Plastics/炭素繊維強化プラスチック)製の棒状部材(カーボンロッド)であり、基部12Bの右端は振動素子340に接着されている。なお、棒状振動体12の基部12Bを振動素子340に固定するために、基部12Bの右端の側面を覆う部材を用いてもよい。
また、棒状振動体12は、超音波帯で振動する際に振動減衰が小さい材質であることが好ましいため、金属製であってもよい。棒状振動体12には、振動素子340が超音波帯の駆動信号で駆動されることにより、先端12Aと基部12Bの右端とを結ぶ長手方向において、屈曲固有振動が発生する。棒状振動体12の寸法は、一例として、直径1.3mm、長さ16mmである。
振動素子340は、超音波帯の振動を発生できる素子であればよく、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)のような圧電体を含む振動素子(圧電素子)を用いることができる。振動素子340は、図1における横方向及び縦方向に振動する素子であり、棒状振動体12が長手方向に対して屈曲するように振動する。超音波帯とは、例えば、約20kHz以上の周波数帯をいう。
振動素子340は、駆動装置300に接続されており、駆動装置300から出力される駆動信号によって駆動される。振動素子340が発生する振動の振幅(強度)及び周波数は駆動信号によって設定される。また、振動素子340のオン/オフは駆動信号によって制御される。
振動素子340と棒状振動体12は接着されて一体化されているので、振動素子340が振動すると、棒状振動体12も振動する。振動素子340と棒状振動体12は、振動素子340と棒状振動体12を1つの振動体として捉えた場合の固有振動数で振動するように、ヤング率、密度、ポアソン比、及びサイズ等が設定されていてもよい。振動素子340及び棒状振動体12が超音波帯の固有振動で振動すれば、振幅が増幅されるからである。
駆動装置300は、タブレットコンピュータから送信される駆動指令に基づいて駆動信号を生成し、振動素子340を駆動する。駆動装置300の内部構成については後述する。
バッテリ350は、例えば、リチウムイオン電池等の繰り返し充電可能な二次電池である。駆動装置300と振動素子340は、バッテリ350から供給される電力を利用する。
図2は、実施の形態のタブレットコンピュータ100を示す斜視図である。
タブレットコンピュータ100の操作入力部101は、タッチパネルの下にディスプレイパネルが配設されており、ディスプレイパネルにGUI(Graphic User Interface)による様々なボタン102A、102B等(以下、GUI操作部102と称す)が表示される。
タブレットコンピュータ100の利用者は、ペン型入力装置10で操作入力部101に触れることにより、入力を行う。
図3は、タブレットコンピュータ100の断面を示す図である。なお、図3では、図示するように直交座標系であるXYZ座標系を定義する。
タブレットコンピュータ100は、筐体110、トップパネル120、両面テープ130、タッチパネル150、ディスプレイパネル160、及び基板170を含む。ここでは、タブレットコンピュータ100とペン型入力装置10とを合わせたものを電子機器として取り扱う。
筐体110は、例えば、樹脂製であり、図3に示すように凹部110Aに基板170、ディスプレイパネル160、及びタッチパネル150が配設されるとともに、両面テープ130によってトップパネル120が接着されている。
トップパネル120は、平面視で長方形の薄い平板状の部材であり、透明なガラス、又は、ポリカーボネートのようなプラスチックで作製される。トップパネル120の表面(Z軸正方向側の面)は、タブレットコンピュータ100の利用者が操作入力を行う操作面の一例である。
トップパネル120は、平面視における四辺が両面テープ130によって筐体110に接着されている。なお、両面テープ130は、トップパネル120の四辺を筐体110に接着できればよく、図3に示すように矩形環状である必要はない。
トップパネル120のZ軸負方向側にはタッチパネル150が配設される。トップパネル120は、タッチパネル150の表面を保護するために設けられている。なお、トップパネル120の表面に、さらに別なパネル、保護膜、又は機能性フィルム等が設けられていてもよい。
タッチパネル150は、ディスプレイパネル160の上(Z軸正方向側)で、トップパネル120の下(Z軸負方向側)に配設されている。タッチパネル150は、タブレットコンピュータ100の利用者がペン型入力装置10でトップパネル120に触れる位置(以下、操作入力の位置と称す)を検出する座標検出部の一例である。
タッチパネル150の下にあるディスプレイパネル160には、GUIによる様々なボタン等(以下、GUI操作部と称す)が表示される。このため、タブレットコンピュータ100の利用者は、通常、GUI操作部を操作するために、ペン型入力装置10でトップパネル120に触れる。
タッチパネル150は、利用者のトップパネル120への操作入力の位置を検出できる座標検出部であればよく、例えば、静電容量方式、抵抗膜方式、光学方式、又は電磁誘導方式の座標検出部を用いることができる。
また、ここでは、タッチパネル150の入力面側にトップパネル120が配設される形態について説明するが、トップパネル120はタッチパネル150と一体的であってもよい。この場合、タッチパネル150の表面が図3に示すトップパネル120の表面になり、操作面を構築する。また、図3に示すトップパネル120を省いた構成であってもよい。この場合も、タッチパネル150の表面が操作面を構築する。
また、タッチパネル150が抵抗膜型の場合は、トップパネル120の上にタッチパネル150が配設されていてもよい。この場合も、タッチパネル150の表面が操作面を構築する。また、図3に示すトップパネル120を省いた構成であってもよい。この場合も、タッチパネル150の表面が操作面を構築する。
ディスプレイパネル160は、例えば、液晶ディスプレイパネル又は有機EL(Electroluminescence)パネル等の画像を表示できる表示部であればよい。ディスプレイパネル160は、筐体110の凹部110Aの内部で、図示を省略するホルダ等によって基板170の上(Z軸正方向側)に設置される。
ディスプレイパネル160は、後述するドライバIC(Integrated Circuit)によって駆動制御が行われ、タブレットコンピュータ100の動作状況に応じて、GUI操作部、画像、文字、記号、図形等を表示する。
基板170は、筐体110の凹部110Aの内部に配設される。基板170の上には、ディスプレイパネル160及びタッチパネル150が配設される。ディスプレイパネル160及びタッチパネル150は、図示を省略するホルダ等によって基板170及び筐体110に固定されている。
基板170には、後述する駆動制御装置の他に、タブレットコンピュータ100の駆動に必要な種々の回路等が実装される。
以上のような構成のタブレットコンピュータ100は、トップパネル120にペン型入力装置10が接触し、接触点の移動を検出すると、基板170に実装される駆動制御部が駆動信号を出力し、ペン型入力装置10の振動素子340を超音波帯の周波数で振動させる。
ここで、振動素子340を超音波帯の周波数で振動させることによって棒状振動体12を超音波帯で振動させると、棒状振動体12の先端12Aとトップパネル120との間にスクイーズ膜効果による空気層が介在し、棒状振動体12でトップパネル120の表面をなぞるときの先端12Aとトップパネル120との間の動摩擦係数が低下する。
ペン型入力装置10を手に持ってタブレットコンピュータに操作入力を行う利用者は、振動がオンになると、棒状振動体12の先端12Aに掛かる動摩擦力の低下を感知し、滑り易さを知覚することになる。
一方、利用者は、振動がオフになると、棒状振動体12の先端12Aに掛かる動摩擦力の増大を感知し、滑り難さ、あるいは、引っ掛かる感じを知覚することになる。
なお、ここでは、振動のオン/オフを切り替える場合の動摩擦力の変化について説明したが、これは、振動素子340の振幅(強度)を変化させた場合も同様である。
図4は、棒状振動体12の振動のシミュレーション結果を示す図である。図4には、静止状態の棒状振動体12と、振動状態において長手方向に対して屈曲している棒状振動体12との両方を示す。
図4において、矢印は、振動状態において長手方向に対して屈曲している棒状振動体12の静止状態の棒状振動体12に対する変位を示す。矢印の向きは変位の向きを示し、矢印の大きさは変位の大きさを示す。
基部12Bの右端は、振動素子340に固定されているため、固定端であり、先端12Aは開放端である。固定端と開放端との間に、2つの節と、2つの腹が確認できる。
棒状振動体12として、直径が1.3mmで(長手方向の)長さが16mmのカーボンロッドを用い、振動素子340で振動させると、固有振動数は約80kHzになる。このように、振動素子340を超音波帯の駆動信号で駆動すると、棒状振動体12には長手方向に対して屈曲する超音波帯の固有振動が発生する。
図5は、実施の形態のペン型入力装置10とタブレットコンピュータ100の構成を示す図である。
ペン型入力装置10は、駆動装置300、振動素子340、及びアンプ341を含む。図5では、ペン型入力装置10の筐体11、棒状振動体12、及びバッテリ350を省略する。
駆動装置300は、制御部310、正弦波発生器320、及び振幅変調器330を有する。制御部310、正弦波発生器320、及び振幅変調器330は、例えば、FR−4(Flame Retardant type 4)規格の配線基板に実装される。
制御部310は、駆動制御部311、メモリ312、及び通信モジュール313を備える。制御部310は、例えば、ICチップで実現される。
駆動制御部311は、タブレットコンピュータ100から駆動指令を受信すると、駆動指令に基づいてメモリ312から振幅データを読み出し、振幅データを振幅変調器330に出力する。駆動制御部311は、第2駆動制御部の一例である。
振幅データは、振動素子340の駆動に用いる駆動信号の強度を調整するための振幅値を表すデータである。振幅値は、位置データの時間的変化度合に応じて設定される。ここで、位置データの時間的変化度合としては、ペン型入力装置10がトップパネル120の表面に沿って移動する速度を用いる。ペン型入力装置10の移動速度は、ドライバIC151から入力される位置データの時間的な変化度合に基づいて、アプリケーションプロセッサ220が算出する。
メモリ312は、アプリケーションの種類を表すデータと、振動パターンを表すパターンデータとを関連付けたデータを格納する。
通信モジュール313は、タブレットコンピュータ100の通信モジュール260と無線通信を行う。通信モジュール313は、例えば、Bluetooth(登録商標)等の近距離通信を行う通信部である。通信モジュール313は、タブレットコンピュータ100の通信モジュール260から駆動指令を受信し、駆動制御部311に出力する。
正弦波発生器320は、振動素子340及び棒状振動体12を超音波帯の周波数で振動させるための駆動信号を生成するのに必要な正弦波を発生させる。例えば、振動素子340及び棒状振動体12を80[kHz]で振動させる場合は、正弦波の周波数は、80[kHz]となる。正弦波発生器320は、超音波帯の正弦波信号を振幅変調器330に入力する。
正弦波発生器320が発生する正弦波信号は、超音波帯の振動を発生させる駆動信号の元になる交流の基準信号であり、一定の周波数と一定の位相を有する。正弦波発生器320は、超音波帯の正弦波信号を振幅変調器330に入力する。
なお、ここでは、正弦波信号を発生する正弦波発生器320を用いる形態について説明するが、正弦波信号ではなくてもよい。例えば、クロックの立ち上がりと立ち下がりの波形を鈍らせたような波形の信号を用いてもよい。このため、超音波帯の交流信号を発生する信号発生器を正弦波発生器320の代わりに用いてもよい。
振幅変調器330は、駆動制御部311から入力される振幅データを用いて、正弦波発生器320から入力される正弦波信号の振幅を変調して駆動信号を生成する。振幅変調器330は、正弦波発生器320から入力される超音波帯の正弦波信号の振幅のみを変調し、周波数及び位相は変調せずに、駆動信号を生成する。
このため、振幅変調器330が出力する駆動信号は、正弦波発生器320から入力される超音波帯の正弦波信号の振幅のみを変調した超音波帯の正弦波信号である。なお、振幅データがゼロの場合は、駆動信号の振幅はゼロになる。これは、振幅変調器330が駆動信号を出力しないことと等しい。
アンプ341は、駆動装置300に接続されており、駆動装置300から出力される駆動信号を増幅して、振動素子340に出力する。振動素子340は、駆動信号に従って駆動される。
タブレットコンピュータ100は、タッチパネル150、ドライバIC151、ディスプレイパネル160、ドライバIC161、及び制御部200を含む。
制御部200は、アプリケーションプロセッサ220、通信プロセッサ230、メモリ250、及び通信モジュール260を有する。制御部200は、例えば、ICチップで実現される。
図5では、タブレットコンピュータ100の筐体110、トップパネル120、両面テープ130、及び基板170(図2参照)は省略する。また、ここでは、ドライバIC151、ドライバIC161、メモリ250、通信モジュール260について説明する。
ドライバIC151は、タッチパネル150に接続されており、タッチパネル150への操作入力があった位置を表す位置データを検出し、位置データを制御部200に出力する。この結果、位置データは、アプリケーションプロセッサ220に入力される。
なお、ここでは、ペン型入力装置10によってタッチパネル150に操作入力が行われ、ペン型入力装置10がトップパネル120に接触した位置をタッチパネル150が検出する形態について説明するが、タッチパネル150は、利用者の指先がトップパネル120に接触する位置を検出することができる。
ドライバIC161は、ディスプレイパネル160に接続されており、アプリケーションプロセッサ220から入力される描画データをディスプレイパネル160に出力し、描画データに基づく画像をディスプレイパネル160に表示させる。これにより、ディスプレイパネル160には、描画データに基づくGUI操作部又は画像等が表示される。
アプリケーションプロセッサ220は、タブレットコンピュータ100の種々のアプリケーションを実行する処理を行う。例えば、ペン型入力装置10によって、文字又は線図等を入力する操作入力が行われると、アプリケーションプロセッサ220は、文字又は線図等を表す描画データをドライバIC161に出力する。この結果、ペン型入力装置10によって入力された文字又は線図等がディスプレイパネル160に表示される。
また、アプリケーションプロセッサ220は、位置データに基づいて駆動指令を生成する。より具体的には、アプリケーションプロセッサ220は、所定のアプリケーションが実行されているときに、ペン型入力装置10の接触位置が移動すると、駆動指令を生成する。
駆動指令は、ペン型入力装置10の振動素子340を駆動する駆動信号の元になる指令(信号)であり、ドライバIC151から入力される位置データの時間的な変化度合に基づいて、アプリケーションプロセッサ220が算出する。位置データの時間的な変化度合は、位置データの移動速度である。
駆動指令は、振動素子340のオン/オフを制御する指令と、位置データの移動速度を表すデータとを含む。位置データの移動速度を表すデータは、駆動指令に付帯情報として含まれる。このような駆動指令は、アプリケーションプロセッサ220によって生成されると、通信モジュール260を介してペン型入力装置10に送信される。アプリケーションプロセッサ220の機能のうち、駆動指令を生成する機能は、第1駆動制御部の一例である。
通信プロセッサ230は、タブレットコンピュータ100が3G(Generation)、4G(Generation)、LTE(Long Term Evolution)、WiFi等の通信を行うために必要な処理を実行する。
メモリ250は、アプリケーションプロセッサ220がアプリケーションの実行に必要とするデータ及びプログラム、及び、通信プロセッサ230が通信処理に必要とするデータ及びプログラム等を格納する。
通信モジュール260は、ペン型入力装置10の通信モジュール313と無線通信を行う。通信モジュール260は、例えば、Bluetooth(登録商標)等の近距離通信を行う通信部である。通信モジュール260は、アプリケーションプロセッサ220によって位置データに基づいて生成される駆動指令をペン型入力装置10の通信モジュール313に送信する。
以上のようなタブレットコンピュータ100において、所定のアプリケーションが実行されているときに、ペン型入力装置10の移動速度が所定の閾値速度以上になると、アプリケーションプロセッサ220が駆動指令を生成し、ペン型入力装置10に送信する。
ペン型入力装置10の駆動制御部311は、駆動指令に基づいて振幅データを生成し、振動素子340を駆動する。
この結果、トップパネル120の表面に沿って移動するペン型入力装置10に掛かる動摩擦力が低下され、ペン型入力装置10を手に持つ利用者に、動摩擦力の変化による触感が提供される。
なお、移動速度が所定の閾値速度以上になったときに、振動素子340を振動させるのは、動摩擦力は、ペン型入力装置10がトップパネル120に触れながら移動しているときに発生するためである。
駆動制御部311が出力する振幅データが表す振幅値は、移動速度が所定の閾値速度未満のときはゼロであり、移動速度が所定の閾値速度以上になると、移動速度に応じて所定の振幅値に設定される。
また、駆動制御部311は、次式(1)を用いて、移動速度に応じて補正した振幅データを生成する。ここで、メモリ312に格納される振動パターンの時刻tにおける振幅データをV1(t)と表し、移動速度に応じて振幅データV1(t)から生成される振幅データをV2(t)と表すと、振幅データV2(t)は、次式(1)で求めることができる。
なお、vは、ペン型入力装置10がトップパネル120に触れながら移動する際の移動速度、v0は移動速度の基準になる基準速度である。基準速度v0は、例えば、トップパネル120の表面に沿ってペン型入力装置10を移動させるときの平均的な速度であり、実験等で求めればよい。
式(1)によれば、移動速度に応じて振幅データV1(t)から生成される振幅データV2(t)は、基準速度v0に対する移動速度vの比によって決まる。換言すれば、振幅データV2(t)は、基準速度v0に対する移動速度vの比によって振幅データV1(t)が補正されたデータである。
次に、図6を用いて、メモリ312に格納されるデータについて説明する。
図6は、メモリ312に格納されるデータを示す図である。
図6に示すように、アプリケーションの種類を表すデータと、振動パターンを表すパターンデータとを関連付けたデータがメモリ312に格納される。
アプリケーションの種類を表すデータとして、アプリケーションID(Identification)を示す。また、振動パターンを表すパターンデータとして、P1〜P4を示す。パターンデータP1〜P4は、振幅値を表す振幅データを時系列的に並べたデータである。より具体的には、パターンデータP1〜P4は、上述した振幅データV1(t)を時系列的に並べたデータである。
なお、アプリケーションIDで表されるアプリケーションは、スマートフォン端末機、又は、タブレット型コンピュータで利用可能なあらゆるアプリケーションを含む。
ここで、図7を用いて、ペン型入力装置10によってトップパネル120の表面に操作入力が行われた場合に、駆動制御部311が出力する振幅データに基づいて振幅変調器330から出力される駆動信号によって棒状振動体12に生じる振動について説明する。図7は、実施の形態のタブレットコンピュータ100及びペン型入力装置10の動作例を示す図である。
図7において、横軸は時間軸を表し、縦軸は振幅データの振幅値を表す。また、ここでは、ペン型入力装置10の接触位置の移動速度は略一定であることとする。
図7に示す振動パターンは、80kHzの超音波帯の正弦波の振幅が、A1からA2の間で可聴域の周波数でランダムに変化する駆動信号の包絡線を示している。この駆動信号の振動パターンは、紙に鉛筆で線図を描くときの触感(書き味)を模擬的に表している。
トップパネル120に触れたペン型入力装置10の接触位置が、時刻t1において移動し始めると、アプリケーションプロセッサ220は振動素子340をオンにするための駆動指令を生成してペン型入力装置10に送信する。ペン型入力装置10の駆動制御部311は、タブレットコンピュータ100から受信した駆動指令に基づき、実行中のアプリケーションに関連付けられた振動パターンで振動素子340を駆動する。
時刻t2において接触位置が停止すると、アプリケーションプロセッサ220は、振動素子340をオフにするための駆動指令を生成してペン型入力装置10に送信する。駆動制御部311は、受信した駆動指令に基づいて、振幅値をゼロに設定する。このため、時刻t2の直後に振幅がゼロになる。
このように振幅がA1からA2の間でランダムに変化する振動パターンを用いる場合には、トップパネル120の表面に沿って先端12Aに掛かる動摩擦力がランダムに変化する。
紙に鉛筆で線図を描くときには、紙の表面の微妙な凹凸又は繊維の配列等によって、ざらざらしたランダムな振動が手に伝わる。図7に示す振動パターンは、このように紙に鉛筆で線図を描くときに手に伝わるランダムな触感(書き味)を再現するためのものである。
このため、ペン型入力装置10を手に持つ利用者に、ペン型入力装置10でトップパネル120をなぞるときに、紙に鉛筆で線図を描くときに得られるような模擬的な触感を提供することができる。
なお、振動パターンは、時系列的に振幅データを並べた振幅データ列であり、振動素子340の駆動制御に必要なデータとして、メモリ312に予め格納されている。このような振動パターンとしては、図7に示すように紙に鉛筆で線図を描くときの触感(書き味)を模擬的に表すデータを用いることができるが、振動パターンとして、ノイズ波形を用いてもよい。
図8は、コピー用紙の空間周波数を示す図である。図8において、横軸は、空間周波数であり、1mmあたりの周波数として示す。また、縦軸は、振動の強度(Amplitude Spectrum)(μm)を示す。
図8に示すコピー用紙の空間周波数は、横軸をx、縦軸をyとすると、破線で示すy=−1.1344x+0.5487の直線に近似できる傾きを有する。このように、コピー用紙の空間周波数は、傾き1程度で低下することより、一例として、ブラウンノイズによって再現することが適当と考えられる。このため、図7に示す振動パターンの代わりに、ブラウンノイズに基づく振動パターンを用いてもよい。
また、ブラウンノイズの代わりに、ピンクノイズ又はホワイトノイズ等のノイズの波形を利用してもよい。また、約5Hz〜約500Hzの帯域を通過させるバンドパスフィルタを用いることによって、人間の機械受容器の感度が低い周波数成分を遮断したノイズ波形を用いてもよい。
図9は、鉛筆でコピー用紙に筆記した際の動摩擦係数(Coefficient of kinetic friction)の時間変化を表す図である。振動パターンとしては、図9に示す波形のように、実測により得られた波形データをデータ化して用いてもよい。
次に、図10を用いて、実施の形態のタブレットコンピュータ100のアプリケーションプロセッサ220が駆動指令を生成するために実行する処理について説明する。
図10は、実施の形態のタブレットコンピュータ100のアプリケーションプロセッサ220が実行する処理を示すフローチャートである。
タブレットコンピュータ100のOS(Operating System)は、所定の制御周期毎にタブレットコンピュータ100を駆動するための制御を実行する。このため、アプリケーションプロセッサ220は、所定の制御周期毎に演算を行う。
アプリケーションプロセッサ220は、タブレットコンピュータ100とペン型入力装置10の電源がオンにされることにより、処理をスタートさせる。
アプリケーションプロセッサ220は、現在の位置データが表す座標を取得する(ステップS1)。
アプリケーションプロセッサ220は、位置データから移動速度を算出する(ステップS2)。移動速度は、ベクトル演算によって算出すればよい。例えば、現在の位置データと、1つ前の制御周期で得られた位置データとで求まる位置の差を、制御周期(時間)で除算することによって算出することができる。
アプリケーションプロセッサ220は、移動速度が所定の閾値速度以上であるか否かを判定する(ステップS3)。閾値速度は、トップパネル120に触れたペン型入力装置10を移動させながら操作入力を行う際における接触位置の移動速度の最低速度として設定すればよい。このような最低速度は、実験結果に基づいて設定してもよく、タッチパネル150の分解能等に応じて設定してもよい。
アプリケーションプロセッサ220は、ステップS3で移動速度が所定の閾値速度以上である(S3:YES)と判定した場合は、振動素子340をオンにする駆動指令を出力する(ステップS4)。この場合の駆動指令は、振動素子340をオンにする指令と、移動速度とを含む。
ステップS4で出力される駆動指令がペン型入力装置10に送信されることにより、駆動制御部311が駆動指令に基づく振幅データを出力し、振幅変調器330が正弦波発生器320から出力される正弦波の振幅を変調することによって駆動信号が生成され、振動素子340が駆動される。
一方、ステップS3で移動速度が所定の閾値速度以上ではない(S3:NO)と判定した場合は、アプリケーションプロセッサ220は、振動素子340をオフにする駆動指令を出力する(ステップS5)。
この結果、ステップS5で出力される駆動指令がペン型入力装置10に送信されることにより、駆動制御部311が駆動指令に基づく振幅データを出力する。この場合の振幅データが表す振幅値はゼロであるため、駆動制御部311は、振幅値がゼロの振幅データを出力し、振幅変調器330において、正弦波発生器320から出力される正弦波の振幅がゼロに変調された駆動信号が生成される。このため、この場合は、振動素子340は駆動されない。
ステップS4又はS5の処理が終了すると、制御周期の1周期分の制御が終了する(エンド)。タブレットコンピュータ100又はペン型入力装置10の電源がオフにされるまで、図10に示すフローは繰り返し実行される。
図11は、実施の形態のペン型入力装置10の駆動装置300の駆動制御部311が実行する処理を示すフローチャートである。
ペン型入力装置10のOS(Operating System)は、所定の制御周期毎にペン型入力装置10を駆動するための制御を実行する。このため、駆動装置300は、所定の制御周期毎に演算を行う。これは駆動制御部311も同様であり、駆動制御部311は、図11に示すフローを所定の制御周期毎に繰り返し実行する。
駆動制御部311は、ペン型入力装置10の電源がオンにされることにより、処理をスタートさせる。
駆動制御部311は、タブレットコンピュータ100から駆動指令を受信したかどうかを判定する(ステップS11)。ステップS11の処理は、駆動指令を受信するまで繰り返し実行される。
駆動制御部311は、駆動指令を受信した(S11:YES)と判定すると、現在のアプリケーションの種類に関連付けられた振動パターン(パターンデータ)から振幅値を表す振幅データを読み出し、式(1)に基づいて移動速度に応じた振幅データを算出する(ステップS12)。
駆動制御部311は、ステップS12で算出した振幅データで振動素子340を駆動する(ステップS13)。なお、ステップS12で算出した振幅データの振幅値がゼロである場合は、振動素子340は駆動されない。
ステップS13の処理が終了すると、制御周期の1周期分の制御が終了する(エンド)。ペン型入力装置10の電源がオフにされるまで、図11に示すフローは繰り返し実行される。
以上、実施の形態によれば、ペン型入力装置10の先端12Aがトップパネル120の表面に触れて移動したときに、振動素子340を駆動して棒状振動体12に超音波帯の振動を発生させることによって動摩擦力を変化させるので、利用者に良好な触感を提供することができる。ペン型入力装置10の筐体11を握ってペン先(先端12A)でトップパネル120に描画する利用者に良好な触感を提供することができる。
また、実施の形態のペン型入力装置10は、正弦波発生器320で発生される超音波帯の正弦波の振幅のみを振幅変調器330で変調することによって駆動信号を生成している。
すなわち、正弦波発生器320で発生される超音波帯の正弦波の周波数又は位相を変調することなく、振幅のみを振幅変調器330で変調することによって駆動信号を生成している。
従って、スクイーズ効果による空気層の介在を利用して、トップパネル120の表面をペン型入力装置10でなぞったときに先端12Aに掛かる動摩擦係数を確実に低下させることができ、滑りやすい触感と滑りにくい触感とを利用者に提供することができる。
以上では、ペン型入力装置10の接触位置が移動すると、振動素子340を超音波帯の駆動信号で駆動する形態について説明した。例えば、図6に示すアプリケーションIDと振動パターンに、GUI部品102の表示領域を表す領域データを加えて、所定のGUI部品102の表示領域内に接触位置が位置しており、かつ、接触位置が移動しているときに、振動パターンに応じて振動素子340を駆動するようにしてもよい。
また、ペン型入力装置10を次のように変形してもよい。図12は、実施の形態の変形例によるペン型入力装置10Aを示す図である。
ペン型入力装置10Aは、図1に示すペン型入力装置10の棒状振動体12の先端12Aに設けられた樹脂製のカバー12Cを含み、棒状振動体12の基部12Bは、内壁11Bに接着等によって直接的に固定されている。また、振動素子340Aは、棒状振動体12の基部12Bの外周面に接着されている。
このようなペン型入力装置10Aは、1つの短冊形の振動素子340Aが棒状振動体12の基部12Bの外周面に取り付けられたユニモルフ型のペン型入力装置である。短冊形の振動素子340Aとは、換言すれば、薄板状の振動素子340Aである。
振動素子340Aは、棒状振動体12の長手方向に対して湾曲(屈曲)するように振動する振動素子であればよい。棒状振動体12を長手方向に対して屈曲させるためである。また、2つの振動素子340Aを棒状振動体12の基部12Bの外周面に接着することにより、バイモルフ型にしてもよい。
また、以上では、ペン型入力装置10がトップパネル120に接触し、接触位置の移動速度が所定の閾値速度以上になったときに振動素子340を駆動する形態について説明した。
しかしながら、ペン型入力装置10がトップパネル120に接触した時点で振動素子340を駆動し、接触位置の移動速度が所定の閾値速度よりも大きくなったときに振動素子340を駆動する駆動信号の振幅を増大させてもよい。
また、以上では、移動速度に応じた振幅データを生成する形態について説明したが、タブレットコンピュータ100がトップパネル120に掛かる荷重を検出する荷重センサを含む場合には、移動速度の代わりに、あるいは、移動速度に加えて、トップパネル120に掛かる荷重を用いて、振幅データを生成してもよい。
図13は、荷重センサ180を含むタブレットコンピュータ100Aとペン型入力装置10を示す図である。荷重センサ180は、筐体110(図3参照)の内部に配設され、トップパネル120の裏面(Z軸負方向側の面)に接触しており、ペン型入力装置10の先端12Aによってトップパネル120に掛けられる荷重を検出し、荷重データを出力する。
この場合に、ペン型入力装置10の駆動制御部311は、次式(2)を用いて、荷重に応じて補正した振幅データを生成すればよい。ここで、メモリ312に格納される振動パターンの時刻tにおける振幅データをV1(t)と表し、荷重に応じて振幅データV1(t)から生成される振幅データをV3(t)と表すと、振幅データV3(t)は、次式(2)で求めることができる。
なお、wは荷重センサ180で検出される荷重の値であり、w0は基準となる基準荷重の値を表す。基準荷重w0の値は、ペン型入力装置10の先端12Aによってトップパネル120に掛けられる平均的な荷重を表し、実験等で求めた値に設定すればよい。
式(2)によれば、荷重に応じて振幅データV1(t)から生成される振幅データV3(t)は、基準荷重w0に対する荷重wの比によって決まる。換言すれば、振幅データV3(t)は、基準荷重w0に対する荷重wの比によって振幅データV1(t)が補正されたデータである。
このような振幅データV3(t)を用いて、振動素子340を駆動してもよい。また、ここでは、移動速度の代わりに荷重を用いて振幅データV3(t)を算出する変形例について説明したが、移動速度と荷重との両方を用いて算出した振幅データを用いて振動素子340を駆動してもよい。なお、荷重センサ180をペン型入力装置10側に設けて、先端12Aによってトップパネル120に掛けられる荷重を検出してもよい。
また、以上では、タブレットコンピュータ100又は100Aで生成した駆動指令をペン型入力装置10に送信し、ペン型入力装置10で駆動信号を生成して振動素子340を駆動する形態について説明した。しかしながら、タブレットコンピュータ100又は100Aで駆動信号を生成し、駆動信号をペン型入力装置10に送信して、振動素子340を駆動してもよい。
図14は、実施の形態の変形例のタブレットコンピュータ100Bとペン型入力装置10Bを示す図である。以下では、図5で説明した構成要素と同様の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
ペン型入力装置10Bは、振動素子340を含む。図14では、ペン型入力装置10Bの筐体11、棒状振動体12、及びバッテリ350を省略する。
タブレットコンピュータ100Bは、タッチパネル150、ドライバIC151、ディスプレイパネル160、ドライバIC161、制御部200A、正弦波発生器320、振幅変調器330、及びアンプ341を含む。タブレットコンピュータ100Bとペン型入力装置10Bは、ケーブル20によって接続されており、タブレットコンピュータ100Bで生成される駆動信号は、ケーブル20を介してペン型入力装置10Bに送信される。このため、タブレットコンピュータ100Bとペン型入力装置10Bは、それぞれ、通信モジュール260と313(図5参照)を含まない。
制御部200Aは、図5に示す制御部200のメモリ250をメモリ250Aに置き換えるとともに、駆動制御部240を追加した構成を有する。駆動制御部240は、図5に示す駆動制御部311に対応する。制御部200Aは、例えば、ICチップで実現される。
メモリ250Aには、アプリケーションプロセッサ220がアプリケーションの実行に必要とするデータ及びプログラム、及び、通信プロセッサ230が通信処理に必要とするデータ及びプログラム等に加えて、アプリケーションの種類を表すデータと、振動パターンを表すパターンデータとを関連付けたデータ(図6参照)が格納される。
駆動制御部240は、アプリケーションプロセッサ220から駆動指令が入力されると、駆動指令に基づいてメモリ250から振幅データを読み出し、振幅データを振幅変調器330に出力する。この結果、振幅変調器330から振幅データに基づく駆動信号がアンプ341に出力され、アンプ341からケーブル20を介してペン型入力装置10Bに駆動信号が送信され、振動素子340が駆動される。
以上のようなタブレットコンピュータ100Bにおいて、所定のアプリケーションが実行されているときに、ペン型入力装置10Bの移動速度が所定の閾値速度以上になると、アプリケーションプロセッサ220が駆動指令を生成する。また、駆動制御部240が駆動指令に基づいて振幅データを生成し、アンプ341からケーブル20を介してペン型入力装置10Bに駆動信号が送信され、振動素子340が駆動される。
この結果、トップパネル120の表面に沿って移動するペン型入力装置10Bに掛かる動摩擦力が低下され、ペン型入力装置10Bを手に持つ利用者に、動摩擦力の変化による触感が提供される。
このように、タブレットコンピュータ100Bで駆動信号を生成して、ペン型入力装置10Bの振動素子340を駆動するようにしてもよい。
なお、ケーブル20は、ペン型入力装置10Bを非使用時にタブレットコンピュータ100Bに固定するためのストラップを兼ねていてもよい。
以上、本発明の例示的な実施の形態の電子機器について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
一端と他端とを有するペン本体と、
ペン先になる第1端部と、前記第1端部の反対側に位置する第2端部とを有し、前記第2端部が前記ペン本体の前記一端側に固定される、棒状部材と、
前記棒状部材に取り付けられ、前記棒状部材に超音波帯の振動を発生させる駆動信号で駆動される振動素子と
を含む、ペン型入力装置。
(付記2)
前記振動素子は、前記棒状部材の前記第2端部と前記ペン本体との間、又は、前記棒状部材の前記第2端部側の側面に配置される、付記1記載のペン型入力装置。
(付記3)
前記駆動信号は、前記棒状部材に、前記第1端部と前記第2端部とを結ぶ長手方向に対して屈曲する振動を発生させる駆動信号である、付記1又は2記載のペン型入力装置。
(付記4)
前記駆動信号は、可聴域の周波数で振幅が変化する駆動信号であり、
前記振動素子は、前記可聴域の周波数で前記振動の強度が変化するように駆動される、付記1乃至3のいずれか一項記載のペン型入力装置。
(付記5)
前記駆動信号を出力する駆動制御部をさらに含む、付記1乃至4のいずれか一項記載のペン型入力装置。
(付記6)
開口部を有する筐体と、
前記筐体に固定され、前記開口部から表出する操作面を有するトップパネルと、
前記筐体の内部に配置され、前記操作面に行われる操作入力の位置を検出する位置検出部と、
前記筐体の内部に配置され、前記位置検出部で検出される位置の時間的変化度合に応じて駆動指令を生成する第1駆動制御部と、
前記筐体の外部に設けられ、前記操作面に前記操作入力を行うペン型入力装置と
を含む、電子機器であって、
前記ペン型入力装置は、
一端と他端とを有するペン本体と、
ペン先になる第1端部と、前記第1端部の反対側に位置する第2端部とを有し、前記第2端部が前記ペン本体の前記一端側に固定される、棒状部材と、
前記棒状部材に取り付けられる振動素子と、
前記第1駆動制御部によって生成される前記駆動指令に基づいて、前記棒状部材に超音波帯の振動を発生させる駆動信号を生成し、前記駆動信号を用いて、前記時間的変化度合に応じて前記振動の強度が変化するように前記振動素子を駆動する第2駆動制御部と
を有する、電子機器。
(付記7)
前記筐体の内部、又は、前記ペン型入力装置に設けられ、前記トップパネルに接触する前記ペン型入力装置にかかる荷重を検出する荷重センサをさらに含み、
前記第2駆動制御部は、前記荷重センサによって検出される荷重に基づいて前記駆動信号を補正し、前記補正した駆動信号を用いて、前記時間的変化度合に応じて前記振動の強度が変化するように前記振動素子を駆動する、付記6記載の電子機器。
(付記8)
開口部を有する筐体と、
前記筐体に固定され、前記開口部から表出する操作面を有するトップパネルと、
前記筐体の内部に配置され、前記操作面に行われる操作入力の位置を検出する位置検出部と、
前記筐体の内部に配置される駆動制御部と、
前記筐体の外部に設けられ、前記操作面に前記操作入力を行うペン型入力装置と
を含む、電子機器であって、
前記ペン型入力装置は、
一端と他端とを有するペン本体と、
ペン先になる第1端部と、前記第1端部の反対側に位置する第2端部とを有し、前記第2端部が前記ペン本体の前記一端側に固定される、棒状部材と、
前記棒状部材に取り付けられ、前記駆動制御部から出力される駆動信号によって駆動される振動素子であって、前記棒状部材に超音波帯の振動を発生させる前記駆動信号に基づいて、前記位置検出部で検出される位置の時間的変化度合に応じて、前記振動の強度が変化するように駆動される振動素子と
を有する、電子機器。
(付記9)
前記筐体の内部、又は、前記ペン型入力装置に設けられ、前記トップパネルに接触する前記ペン型入力装置にかかる荷重を検出する荷重センサをさらに含み、
前記振動素子は、前記荷重センサによって検出される荷重に基づいて補正された駆動信号に基づいて、前記時間的変化度合に応じて前記振動の強度が変化するように駆動される、付記8記載の電子機器。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
一端と他端とを有するペン本体と、
ペン先になる第1端部と、前記第1端部の反対側に位置する第2端部とを有し、前記第2端部が前記ペン本体の前記一端側に固定される、棒状部材と、
前記棒状部材に取り付けられ、前記棒状部材に超音波帯の振動を発生させる駆動信号で駆動される振動素子と
を含む、ペン型入力装置。
(付記2)
前記振動素子は、前記棒状部材の前記第2端部と前記ペン本体との間、又は、前記棒状部材の前記第2端部側の側面に配置される、付記1記載のペン型入力装置。
(付記3)
前記駆動信号は、前記棒状部材に、前記第1端部と前記第2端部とを結ぶ長手方向に対して屈曲する振動を発生させる駆動信号である、付記1又は2記載のペン型入力装置。
(付記4)
前記駆動信号は、可聴域の周波数で振幅が変化する駆動信号であり、
前記振動素子は、前記可聴域の周波数で前記振動の強度が変化するように駆動される、付記1乃至3のいずれか一項記載のペン型入力装置。
(付記5)
前記駆動信号を出力する駆動制御部をさらに含む、付記1乃至4のいずれか一項記載のペン型入力装置。
(付記6)
開口部を有する筐体と、
前記筐体に固定され、前記開口部から表出する操作面を有するトップパネルと、
前記筐体の内部に配置され、前記操作面に行われる操作入力の位置を検出する位置検出部と、
前記筐体の内部に配置され、前記位置検出部で検出される位置の時間的変化度合に応じて駆動指令を生成する第1駆動制御部と、
前記筐体の外部に設けられ、前記操作面に前記操作入力を行うペン型入力装置と
を含む、電子機器であって、
前記ペン型入力装置は、
一端と他端とを有するペン本体と、
ペン先になる第1端部と、前記第1端部の反対側に位置する第2端部とを有し、前記第2端部が前記ペン本体の前記一端側に固定される、棒状部材と、
前記棒状部材に取り付けられる振動素子と、
前記第1駆動制御部によって生成される前記駆動指令に基づいて、前記棒状部材に超音波帯の振動を発生させる駆動信号を生成し、前記駆動信号を用いて、前記時間的変化度合に応じて前記振動の強度が変化するように前記振動素子を駆動する第2駆動制御部と
を有する、電子機器。
(付記7)
前記筐体の内部、又は、前記ペン型入力装置に設けられ、前記トップパネルに接触する前記ペン型入力装置にかかる荷重を検出する荷重センサをさらに含み、
前記第2駆動制御部は、前記荷重センサによって検出される荷重に基づいて前記駆動信号を補正し、前記補正した駆動信号を用いて、前記時間的変化度合に応じて前記振動の強度が変化するように前記振動素子を駆動する、付記6記載の電子機器。
(付記8)
開口部を有する筐体と、
前記筐体に固定され、前記開口部から表出する操作面を有するトップパネルと、
前記筐体の内部に配置され、前記操作面に行われる操作入力の位置を検出する位置検出部と、
前記筐体の内部に配置される駆動制御部と、
前記筐体の外部に設けられ、前記操作面に前記操作入力を行うペン型入力装置と
を含む、電子機器であって、
前記ペン型入力装置は、
一端と他端とを有するペン本体と、
ペン先になる第1端部と、前記第1端部の反対側に位置する第2端部とを有し、前記第2端部が前記ペン本体の前記一端側に固定される、棒状部材と、
前記棒状部材に取り付けられ、前記駆動制御部から出力される駆動信号によって駆動される振動素子であって、前記棒状部材に超音波帯の振動を発生させる前記駆動信号に基づいて、前記位置検出部で検出される位置の時間的変化度合に応じて、前記振動の強度が変化するように駆動される振動素子と
を有する、電子機器。
(付記9)
前記筐体の内部、又は、前記ペン型入力装置に設けられ、前記トップパネルに接触する前記ペン型入力装置にかかる荷重を検出する荷重センサをさらに含み、
前記振動素子は、前記荷重センサによって検出される荷重に基づいて補正された駆動信号に基づいて、前記時間的変化度合に応じて前記振動の強度が変化するように駆動される、付記8記載の電子機器。
10、10A、10B ペン型入力装置
11 筐体
12 棒状振動体
12A 先端
100、100A、100B タブレットコンピュータ
110 筐体
120 トップパネル
130 両面テープ
150 タッチパネル
160 ディスプレイパネル
170 基板
180 荷重センサ
200 制御部
220 アプリケーションプロセッサ
230 通信プロセッサ
250 メモリ
260 通信モジュール
300 駆動装置
310 制御部
311 駆動制御部
312 メモリ
313 通信モジュール
320 正弦波発生器
330 振幅変調器
340 振動素子
350 バッテリ
11 筐体
12 棒状振動体
12A 先端
100、100A、100B タブレットコンピュータ
110 筐体
120 トップパネル
130 両面テープ
150 タッチパネル
160 ディスプレイパネル
170 基板
180 荷重センサ
200 制御部
220 アプリケーションプロセッサ
230 通信プロセッサ
250 メモリ
260 通信モジュール
300 駆動装置
310 制御部
311 駆動制御部
312 メモリ
313 通信モジュール
320 正弦波発生器
330 振幅変調器
340 振動素子
350 バッテリ
Claims (9)
- 一端と他端とを有するペン本体と、
ペン先になる第1端部と、前記第1端部の反対側に位置する第2端部とを有し、前記第2端部が前記ペン本体の前記一端側に固定される、棒状部材と、
前記棒状部材に取り付けられ、前記棒状部材に超音波帯の振動を発生させる駆動信号で駆動される振動素子と
を含む、ペン型入力装置。 - 前記振動素子は、前記棒状部材の前記第2端部と前記ペン本体との間、又は、前記棒状部材の前記第2端部側の側面に配置される、請求項1記載のペン型入力装置。
- 前記駆動信号は、前記棒状部材に、前記第1端部と前記第2端部とを結ぶ長手方向に対して屈曲する振動を発生させる駆動信号である、請求項1又は2記載のペン型入力装置。
- 前記駆動信号は、可聴域の周波数で振幅が変化する駆動信号であり、
前記振動素子は、前記可聴域の周波数で前記振動の強度が変化するように駆動される、請求項1乃至3のいずれか一項記載のペン型入力装置。 - 前記駆動信号を出力する駆動制御部をさらに含む、請求項1乃至4のいずれか一項記載のペン型入力装置。
- 開口部を有する筐体と、
前記筐体に固定され、前記開口部から表出する操作面を有するトップパネルと、
前記筐体の内部に配置され、前記操作面に行われる操作入力の位置を検出する位置検出部と、
前記筐体の内部に配置され、前記位置検出部で検出される位置の時間的変化度合に応じて駆動指令を生成する第1駆動制御部と、
前記筐体の外部に設けられ、前記操作面に前記操作入力を行うペン型入力装置と
を含む、電子機器であって、
前記ペン型入力装置は、
一端と他端とを有するペン本体と、
ペン先になる第1端部と、前記第1端部の反対側に位置する第2端部とを有し、前記第2端部が前記ペン本体の前記一端側に固定される、棒状部材と、
前記棒状部材に取り付けられる振動素子と、
前記第1駆動制御部によって生成される前記駆動指令に基づいて、前記棒状部材に超音波帯の振動を発生させる駆動信号を生成し、前記駆動信号を用いて、前記時間的変化度合に応じて前記振動の強度が変化するように前記振動素子を駆動する第2駆動制御部と
を有する、電子機器。 - 前記筐体の内部、又は、前記ペン型入力装置に設けられ、前記トップパネルに接触する前記ペン型入力装置にかかる荷重を検出する荷重センサをさらに含み、
前記第2駆動制御部は、前記荷重センサによって検出される荷重に基づいて前記駆動信号を補正し、前記補正した駆動信号を用いて、前記時間的変化度合に応じて前記振動の強度が変化するように前記振動素子を駆動する、請求項6記載の電子機器。 - 開口部を有する筐体と、
前記筐体に固定され、前記開口部から表出する操作面を有するトップパネルと、
前記筐体の内部に配置され、前記操作面に行われる操作入力の位置を検出する位置検出部と、
前記筐体の内部に配置される駆動制御部と、
前記筐体の外部に設けられ、前記操作面に前記操作入力を行うペン型入力装置と
を含む、電子機器であって、
前記ペン型入力装置は、
一端と他端とを有するペン本体と、
ペン先になる第1端部と、前記第1端部の反対側に位置する第2端部とを有し、前記第2端部が前記ペン本体の前記一端側に固定される、棒状部材と、
前記棒状部材に取り付けられ、前記駆動制御部から出力される駆動信号によって駆動される振動素子であって、前記棒状部材に超音波帯の振動を発生させる前記駆動信号に基づいて、前記位置検出部で検出される位置の時間的変化度合に応じて、前記振動の強度が変化するように駆動される振動素子と
を有する、電子機器。 - 前記筐体の内部、又は、前記ペン型入力装置に設けられ、前記トップパネルに接触する前記ペン型入力装置にかかる荷重を検出する荷重センサをさらに含み、
前記振動素子は、前記荷重センサによって検出される荷重に基づいて補正された駆動信号に基づいて、前記時間的変化度合に応じて前記振動の強度が変化するように駆動される、請求項8記載の電子機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2016089661A JP2017199208A (ja) | 2016-04-27 | 2016-04-27 | ペン型入力装置、及び、電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2016089661A JP2017199208A (ja) | 2016-04-27 | 2016-04-27 | ペン型入力装置、及び、電子機器 |
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| JP2017199208A true JP2017199208A (ja) | 2017-11-02 |
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ID=60237923
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016089661A Pending JP2017199208A (ja) | 2016-04-27 | 2016-04-27 | ペン型入力装置、及び、電子機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017199208A (ja) |
-
2016
- 2016-04-27 JP JP2016089661A patent/JP2017199208A/ja active Pending
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