JP2017199821A - 空芯コイル及びその製造方法、並びに、空芯コイルを用いたコイル部品 - Google Patents

空芯コイル及びその製造方法、並びに、空芯コイルを用いたコイル部品 Download PDF

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Abstract

【課題】空芯コイルのリード部の姿勢を安定させる。【解決手段】ワイヤWが空芯状に巻回された巻回部50と、巻回部50から導出されたワイヤWの一端からなる第1のリード部51と、巻回部50から導出されたワイヤWの他端からなる第2のリード部62とを含み、第1及び第2のリード部51,52は、複数本のワイヤWが撚合されてなる。本発明によれば、リード部51,52が複数本のワイヤWを撚合した構造を有していることから、リード部51,52において重量が増加する。これにより、リード部51,52の根元を強く折り曲げ加工することなく、リード部51,52の姿勢を安定させることが可能となる。【選択図】図5

Description

本発明は空芯コイル及びその製造方法に関し、特に、線径の細いワイヤを用いた空芯コイル及びその製造方法に関する。また、本発明は、このような空芯コイルを用いたコイル部品に関する。
空芯コイルは、巻回部から導出されたリード部がスプリングバックすることがあり、この場合、リード部が所望の位置からずれるという問題が生じる。このような問題を解決する方法として、特許文献1には、リード部の根元を強く折り曲げ加工することによってスプリングバックを矯正する方法が開示されている。
特開平8−8136号公報
しかしながら、特許文献1のようにリード部の根元を強く折り曲げ加工すると、芯材を被覆する絶縁膜が損傷する危険性があるため、コイル部品の信頼性を低下させるおそれがあった。特に、線径の細いワイヤを使用する場合は、芯材を被覆する絶縁膜も薄いことから、折り曲げ加工によって絶縁膜が容易に損傷する可能性がある。
したがって、本発明は、線径の細いワイヤを使用する場合であっても、信頼性を低下させることなく、リード部の姿勢を安定させることが可能な空芯コイル及びその製造方法、並びに、このような空芯コイルを用いたコイル部品を提供することを目的とする。
本発明による空芯コイルは、ワイヤが空芯状に巻回された巻回部と、前記巻回部から導出された前記ワイヤの一端からなる第1のリード部と、前記巻回部から導出された前記ワイヤの他端からなる第2のリード部とを含む空芯コイルであって、前記第1及び第2のリード部は、複数本の前記ワイヤが撚合されてなることを特徴とする。
本発明によれば、リード部が複数本のワイヤを撚合した構造を有していることから、リード部において重量が増加する。これにより、リード部の根元を強く折り曲げ加工することなく、リード部の姿勢を安定させることが可能となる。
本発明において、前記複数本のワイヤは、電気的に分離されていても構わないし、短絡されていても構わない。前者の構造は、リード部を撚回形成した後、その先端部を切断することによって得られる。この場合、リード部の長さが必要以上に長くなることがない。
本発明において、前記巻回部は接着部材によって前記ワイヤが相互に固定されていることが好ましい。これによれば、巻回部を構成するワイヤが一体化されるため、線径が細い場合であっても、巻回部の形状を安定させることが可能となる。
この場合、前記第1及び第2のリードを構成する前記複数本のワイヤは、いずれも前記接着部材によって前記巻芯部に接着されていることが好ましい。これによれば、リード部の姿勢をよりいっそう安定させることが可能となる。
本発明によるコイル部品は、磁性材料及び結合材を含む磁心と、前記磁心に埋め込まれた上記の空芯コイルと、前記空芯コイルの前記第1のリード部に接続された第1の端子電極と、前記空芯コイルの前記第2のリード部に接続された第2の端子電極とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、電源用コイルとして好適な表面実装型のコイル部品を提供することが可能となる。
本発明において、前記第1のリード部と前記第1の端子電極、並びに、前記第2のリード部と前記第2の端子電極は、いずれも前記磁心の内部で接続されていることが好ましい。このような構造を有するコイル部品においては、リード部が磁心の外部に導出されないことから、リード部を磁心の外部で保持することができず、リード部の姿勢の安定が特に重要となるからである。
本発明による空芯コイルの製造方法は、ワイヤを巻回することによって、巻回部と、前記巻回部から導出された前記ワイヤの一端からなる第1のリード部と、前記巻回部から導出された前記ワイヤの他端からなる第2のリード部とを形成する第1の工程と、前記第1及び第2のリードをそれぞれ折り返すことによって、複数本の前記ワイヤからなる導体束を形成する第2の工程と、前記導体束を撚回する第3の工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、リード部の根元を強く折り曲げ加工することなく、簡単な方法によってリード部の姿勢を安定させることが可能となる。
本発明において、前記ワイヤの表面には融着層が被覆されており、前記第1の工程を行った後、前記巻回部を加熱することによって前記融着層を融解させることが好ましい。これによれば、巻回部に接着部材を別途供給する必要が無く、工程を単純化することが可能となる。
この場合、前記第3の工程を行った後、前記第1及び第2のリード部を加熱することによって前記融着層を融解させることがより好ましい。これによれば、リード部と巻回部が融着層によって接着されることから、リード部の姿勢をより安定させることが可能となる。
本発明において、前記第3の工程を行った後、前記第1及び第2のリード部の先端を切断しても構わない。これによれば、リード部の長さを所望の長さに調節することが可能となる。
このように、本発明によれば、線径の細いワイヤを使用する場合であっても、信頼性を低下させることなく、リード部の姿勢を安定させることが可能な空芯コイル及びその製造方法、並びに、このような空芯コイルを用いたコイル部品を提供することが可能となる。
図1は、本発明の好ましい実施形態によるコイル部品10の外観を示す略斜視図である。 図2は、コイル部品10の断面図である。 図3は、第1の端子電極41の形状を説明するための略斜視図である。 図4は、コイル部品10の内部構造を説明するための略斜視図である。 図5は、空芯コイル30の構造を説明するための略外観図である。 図5は、空芯コイル31の構造を説明するための略外観図である。 図7は、ワイヤWの断面図である。 図8は、空芯コイル30の製造方法を説明するための模式図である。 図9は、空芯コイル30の製造方法を説明するための模式図である。 図10は、空芯コイル30の製造方法を説明するための模式図である。 図11は、空芯コイル30の製造方法を説明するための模式図である。 図12は、空芯コイル30の製造方法を説明するための模式図である。 図13は、空芯コイル30の製造方法を説明するための模式図である。 図14は、変形例による空芯コイル32の構造を説明するための略外観図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態によるコイル部品10の外観を示す略斜視図である。また、図2は、コイル部品10の断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態によるコイル部品10は、略直方体形状を有する磁心20と、磁心20に埋め込まれた空芯コイル30と、磁心20の実装面23に設けられ、空芯コイル30に接続された2つの端子電極41,42とを備えている。特に限定されるものではないが、本実施形態によるコイル部品10は、電源用コイルとして好適な表面実装型のコイル部品である。
磁心20は、磁性材料及び結合材を含む複合磁性材料からなり、下部磁心21と上部磁心22によって構成される。複合磁性材料に含まれる磁性材料としては、透磁率が高い軟磁性金属粉を用いることが特に好ましい。具体例としては、Ni−Zn系、Mn−Zn、Ni−Cu−Zn系などのフェライト、パーマロイ(Fe−Ni合金)、スーパーパーマロイ(Fe−Ni−Mo合金)、センダスト(Fe−Si−Al合金)、Fe−Si合金、Fe−Co合金、Fe−Cr合金、Fe−Cr−Si合金、Fe、アモルファス(Fe基系)、ナノ結晶(ナノクリスタル)等を挙げることができる。また、結合材としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ポリイミド樹脂、ウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂材料を用いることができる。
下部磁心21は、平板部21aと凸部21bを有しており、凸部21bが空芯コイル30の内径部に挿入されるよう、平板部21aに空芯コイル30が載置される。また、上部磁心22は、下部磁心21に載置された空芯コイル30を埋め込む部分である。特に限定されるものではないが、本実施形態においては凸部21bがテーパー形状を有しており、これにより、金型を用いて下部磁心21を成形する際に、金型から凸部21bが抜けやすくなっている。
空芯コイル30は、銅などの芯材に絶縁被覆が施された被覆導線によって構成される。空芯コイル30は、巻回部50と第1及び第2のリード部51,52を含み、第1のリード部51は第1の端子電極41に接続され、第2のリード部52は第2の端子電極42に接続されている(図4参照)。詳細については後述するが、本実施形態よる空芯コイル30のリード部51,52は、複数のワイヤW1,W2が撚合された構造を有している。
図3に示すように、第1の端子電極41は、磁心20の実装面23に位置する実装部43と、第1のリード部51に接続される接続部44を有しており、接続部44は下部磁心21の平板部21aを貫通している。第2の端子電極42についても同様の構造有している。そして、図4に示すように、下部磁心21に空芯コイル30を載置した後、端子電極41,42の接続部44に空芯コイル30のリード部51,52を溶接し、最後に、上部磁心22によって空芯コイル30を埋め込めば、本実施形態によるコイル部品10が完成する。特に限定されるものではないが、本実施形態においては、端子電極41,42の接続部が互いに対角の位置に設けられる。
図5は、空芯コイル30の構造を説明するための略外観図である。
図5に示すように、本実施形態による空芯コイル30は、ワイヤWが空芯状に巻回された巻回部50と、巻回部50から導出されたワイヤWの一端からなる第1のリード部51と、巻回部50から導出されたワイヤWの他端からなる第2のリード部52とを有する。ワイヤWは、銅などの芯材に絶縁被覆が施された被覆導線である。リード部51,52は、巻回部50から径方向に導出されており、互いに180°異なる位置に配置されている。図5に示す例では、ワイヤWが単線構造であるが、ペア線のように複数の被覆導線が一体化された構造を有するワイヤを用いても構わない。この場合、複数の被覆導線は撚り線構造を有していても構わない。
巻回部50を構成するワイヤWは、接着部材60によって相互に固定されて、これにより自己保持されている。接着部材60の種類については特に限定されないが、ポリエステルなど融点の低い熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。接着部材60は、空芯コイル30を磁心20に埋め込む工程において、ワイヤWを一体的に保持するための仮留めの役割を果たす。したがって、接着部材60は巻回部50を自己保持できる特性及び量であれば足り、接着力が過度に強力である必要はなく、使用量も最小限で構わない。むしろ、接着部材60の使用量が多すぎると、磁心20に埋め込まれる非磁性材料の割合が増加し、磁気特性が低下することから好ましくない。
また、リード部51,52は、2本のワイヤW1,W2が撚合された構成を有している。より具体的には、巻回部50を構成するワイヤWの延長部分であるワイヤW1と、ワイヤW1から切り離されたワイヤW2からなり、これら2本のワイヤW1,W2が複数回に亘って撚り合わされた構成を有している。ワイヤW1とワイヤW2は、同一構成を有する被覆導線であるが、図5に示す例では両者が電気的に分離された別のワイヤである。但し、図6に示す別の例による空芯コイル31のように、折り返された1本のワイヤW1を複数回に亘って撚り合わせることよってリード部51,52を形成しても構わない。
このように、空芯コイル30又は31は、2本のワイヤ(ワイヤW1とW2、或いは、2本のワイヤW1)が撚り合わされた構成を有していることから、撚り合わされていない1本のワイヤからなる場合と比べて重量が増加する。このため、線径の細いワイヤを用いた場合であってもスプリングバックが生じにくく、根元部分を強く折り曲げ加工しなくても巻回部50に対するリード部51,52の位置及び姿勢を安定させることが可能となる。しかも、2本のワイヤは互いに撚合されていることから、両者が分離することがない。尚、巻回部50を構成するワイヤWとして初めから撚り線を用いる場合には、一対の撚り線をさらに撚合することによってリード部51,52を形成すればよい。
リード部51,52は、巻回部50と同様、接着部材60によって相互に固定されている。さらに、図5及び図6に示すように、リード部51,52の根元部分と巻回部50との間にも接着部材60が存在することが好ましく、この場合には、リード部51,52の姿勢をより安定化させることができる。特に、巻回部50を構成するワイヤWの延長部分であるワイヤW1を接着部材60によって巻回部50に固定するだけでなく、ワイヤW2についても接着部材60によって巻回部50に固定すれば、リード部51,52がそれぞれ2箇所で巻回部50に固定されることから、リード部51,52の姿勢をよりいっそう安定させることが可能となる。
次に、空芯コイル30の製造方法について説明する。
まず、ワイヤWを用意し、これを巻回することによって巻回部50を形成する。ワイヤWは、図7に示すように、芯材71、被覆膜72及び融着層73からなる3層構造の被覆導線である。芯材71は銅(Cu)などの良導体からなり、その表面が被覆膜72で覆われている。被覆膜72は、イミド変性ポリウレタンなどからなる絶縁材料からなり、その表面が薄い融着層73で覆われている。融着層73は接着部材60の材料であり、ポリエステルなどの絶縁性樹脂材料からなる。融着層73の融点は、被覆膜72よりも十分に低いことが好ましく、一例として、イミド変性ポリウレタンの融点は約260℃であるのに対し、ポリエステルの融点は約70℃である。
次に、図8に示すように、回転軸80及び案内軸81〜86を有する巻回治具にワイヤWをセットし、案内軸84〜86側のワイヤWを固定した状態で回転軸80を回転させる。これにより、案内軸81〜83側からワイヤWが送り出され、回転軸80の周囲にワイヤWが巻回される。そして、必要なターン数を巻回したタイミングで回転軸80の回転を停止させれば、回転軸80の周囲に巻回部50が形成される。ここで、案内軸82,85は、リード部51,52を構成するワイヤWをそれぞれ折り返すことによって、2本のワイヤWからなる導体束A,Bを形成するために用いられる。
次に、図9に示すように、巻回部50を加熱することにより、融着層73を融解させる。加熱される部分は、図9において網掛けが施されている。巻回部50の加熱は、エアヒーターなどを用いて行うことができる。これにより、巻回部50におけるワイヤW間は接着部材60によって満たされるので、室温まで冷却すると、巻回部50を構成するワイヤWが接着部材60によって相互に固定されることになる。
次に、図10に示すように、アーム87,88を用いて、巻回部50の外側に余るワイヤWを挟み込む。アーム87は、案内軸81と案内軸82との間で往復する2本のワイヤWからなる導体束Aを挟み込み、アーム88は、案内軸84と案内軸85との間で往復する2本のワイヤWからなる導体束Bを挟み込む。
次に、図11に示すように、案内軸82,85を待避させた後、アーム87,88を回転させることによって導体束A,Bを撚回する。これにより、アーム87,88の回転に応じて2本のワイヤWが徐々に撚合され、リード部51,52が徐々に形成される。そして、撚合箇所が案内軸81,84の近傍まで進んだ時点で、図12に示すように案内軸81,84を待避させ、さらに撚り進める。この時、別のアーム89,90を用いて残余のワイヤWを引っ張ることにより、撚合箇所を徐々に巻回部50に近づける。
そして、図13に示すように、撚合箇所が巻回部50に達した時点でアーム87,88の回転を停止し、撚合箇所をエアヒーターなどで加熱することにより、融着層73を融解させる。加熱される部分は、図13において網掛けが施されている。これにより、撚合された2本のワイヤWは接着部材60によって相互に固定されることになる。
その後、アーム87,88を外し、ワイヤWの不要部分を切断すれば、図5又は図6に示した空芯コイル30又は31が完成する。この時、アーム89,90で引っ張っていた部分だけを切断すれば図6に示した空芯コイル31の構造を得ることができ、さらに、アーム87,88で挟み込んでいた部分も切断すれば図5に示した空芯コイル30の構造を得ることができる。
このようにして作成された空芯コイル30又は31のリード部51,52は、2本のワイヤWが撚合された構成を有していることから、上述の通り、その位置及び姿勢が安定する。特に、2本のワイヤW1,W2の根元がいずれも接着部材60によって巻回部50に固定されている場合には、リード部51,52の位置及び姿勢をよりいっそう安定させることができる。これにより、例えば、スプリングバックによってリード部51,52が開いて巻回部50から離れるようなことがない。
このような空芯コイル30を用いてコイル部品10を作成する場合、図4に示すように、下部磁心21に空芯コイル30を載置した状態で、端子電極41,42の接続部44に空芯コイル30のリード部51,52を溶接する。この時、従来の空芯コイルではリード部51,52の姿勢が安定せず、端子電極41,42への溶接が困難となるケースがあったが、本実施形態においてはリード部51,52の姿勢が安定していることから、端子電極41,42への溶接を容易に行うことができる。その後、上部磁心22によって空芯コイル30を埋め込めば、本実施形態によるコイル部品10が完成する。
ここで、リード部を磁心の外部に導出した状態で空芯コイルを埋め込むタイプのコイル部品であれば、磁心の外部に導出されたリード部を何らかの治具で保持することができるため、リード部の姿勢が特に安定していなくても作業に大きな支障は生じない。しかしながら、本実施形態によるコイル部品10のように、リード部51,52と端子電極41,42を磁心20の内部で接続するタイプの製品においては、このような治具を使用することができないため、作業性を高めるためにはリード部51,52の姿勢が安定していることが非常に重要である。そして、本実施形態においては、リード部51,52が撚合された構成を有していることから、リード部51,52の姿勢が安定し、リード部51,52と端子電極41,42を磁心20の内部で接続するタイプのコイル部品10を作業性よく作製することが可能となる。
しかも、本実施形態においてはリード部51,52がいずれも2本のワイヤによって構成されていることから、端子電極41,42に対する溶接強度を従来に比べて高めることも可能となる。
図14は、変形例による空芯コイル32の構造を説明するための略外観図である。
図14に示す空芯コイル32は、2本のワイヤW,W10が同心円状に巻回されている点において、図5に示した空芯コイル30と相違している。これら2本のワイヤW,W10は、いずれも空芯状に巻回された巻回部50を構成するとともに、一方のワイヤWは、巻回部50から導出された第1及び第2のリード部51,52を備え、他方のワイヤW10は、巻回部50から導出された第3及び第4のリード部53,54を備えている。
巻回部50を構成するワイヤW,W10は、接着部材60によって相互に固定され、自己保持されている。また、第3及び第4のリード部53,54についても、それぞれ2本のワイヤW11,W12が撚合された構成を有しているとともに、ワイヤW11,W12の根元部分と巻回部50が接着部材60によって固定されている。これにより、リード部51〜54の姿勢を安定させることが可能となる。尚、図14に示す例では、4つのリード部51〜54が互いに90°の角度をもって巻回部50から導出されているが、本発明がこれに限定されるものではない。
このような構成を有する空芯コイル32は、4端子構成を有するコイル部品に使用することができる。
このように、本発明における空芯コイルは、複数のワイヤを同心円状に巻回したものであっても構わない。この場合、ワイヤの本数は2本に限定されず、3本以上であっても構わない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記の実施形態では、巻回部50を構成するワイヤWを2本束ねて導体束A,Bとし、これを撚合しているが、巻回部50を構成するワイヤWを3本以上束ねてなる導体束を撚合することによってリード部51,52を形成しても構わない。
10 コイル部品
20 磁心
21 下部磁心
21a 平板部
21b 凸部
22 上部磁心
23 実装面
30〜32 空芯コイル
41,42 端子電極
43 実装部
44 接続部
50 巻回部
51〜54 リード部
60 接着部材
71 芯材
72 被覆膜
73 融着層
80 回転軸
81〜86 案内軸
87〜90 アーム
A,B 導体束
W,W1,W2,W10〜W12 ワイヤ

Claims (10)

  1. ワイヤが空芯状に巻回された巻回部と、前記巻回部から導出された前記ワイヤの一端からなる第1のリード部と、前記巻回部から導出された前記ワイヤの他端からなる第2のリード部とを含む空芯コイルであって、
    前記第1及び第2のリード部は、複数本の前記ワイヤが撚合されてなることを特徴とする空芯コイル。
  2. 前記複数本のワイヤは、電気的に分離されていることを特徴とする請求項1に記載の空芯コイル。
  3. 前記巻回部においては、接着部材によって前記ワイヤが相互に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の空芯コイル。
  4. 前記第1及び第2のリードを構成する前記複数本のワイヤは、いずれも前記接着部材によって前記巻芯部に接着されていることを特徴とする請求項3に記載の空芯コイル。
  5. 磁性材料及び結合材を含む磁心と、前記磁心に埋め込まれた請求項1乃至4のいずれか一項に記載の空芯コイルと、前記空芯コイルの前記第1のリード部に接続された第1の端子電極と、前記空芯コイルの前記第2のリード部に接続された第2の端子電極とを備えることを特徴とするコイル部品。
  6. 前記第1のリード部と前記第1の端子電極、並びに、前記第2のリード部と前記第2の端子電極は、いずれも前記磁心の内部で接続されていることを特徴とする請求項5に記載のコイル部品。
  7. ワイヤを巻回することによって、巻回部と、前記巻回部から導出された前記ワイヤの一端からなる第1のリード部と、前記巻回部から導出された前記ワイヤの他端からなる第2のリード部とを形成する第1の工程と、
    前記第1及び第2のリードをそれぞれ折り返すことによって、複数本の前記ワイヤからなる導体束を形成する第2の工程と、
    前記導体束を撚回する第3の工程と、を備えることを特徴とする空芯コイルの製造方法。
  8. 前記ワイヤの表面には融着層が被覆されており、
    前記第1の工程を行った後、前記巻回部を加熱することによって前記融着層を融解させることを特徴とする請求項7に記載の空芯コイルの製造方法。
  9. 前記第3の工程を行った後、前記第1及び第2のリード部を加熱することによって前記融着層を融解させることを特徴とする請求項8に記載の空芯コイルの製造方法。
  10. 前記第3の工程を行った後、前記第1及び第2のリード部の先端を切断することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一項に記載の空芯コイルの製造方法。
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