JP2017199955A - 放送受信状態取得装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
また、放送信号(放送波)に載せて伝送されるコンテンツが通信回線(インターネット等)を介しても配信される場合、より良い状況でコンテンツのデータを受信できるよう、それら両者の受信状態をモニタリングする機能を組み込むことが利用することが見込まれる。しかし、例えば、通信でコンテンツを受信している状況において、そのモニタリングのために放送信号を受信する機能を常に稼働させておくことは、電力消費量が多くなってしまうという問題があった。また、装置上で多くのコンピュータープログラム(いわゆる「アプリ」など)を稼働させる場合、放送信号を受信する機能に関するプログラムがコンピューター資源(CPU等)を多く使用してしまい、他のプログラムに資源を渡しにくくなるという問題もあった。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態による放送受信状態取得装置の概略機能構成を示すブロック図である。図示するように、放送受信状態取得装置6は、チューナー部11と、復調部12と、復号部13と、受信状態取得部21と、装置状態取得部22と、情報取得部26と、制御部30とを含んで構成される。また、図示するように、放送受信状態取得装置6は、コンテンツ提示装置2にコンテンツの情報(映像信号や音声信号)を供給することができる。
放送受信状態取得装置6は、また、一例として、パーソナルコンピューター(PC)や、スマートフォン(スマホ)や、タブレット端末や、ウェアラブル端末などといった情報機器の内部に設けられる。あるいは、これらの情報機器が備えるコンピューターが実行するプログラムとして、放送受信状態取得装置6の機能の一部または全部を実現するようにしてもよい。
チューナー部11は、放送信号を受信する。放送信号は、電波により、空中を伝搬してくる。なお、チューナー部11がケーブルテレビのケーブルで伝送される放送信号を受信するようにしてもよいが、受信状態が比較的変化しやすいのは、電波による伝搬の場合である。チューナー部11は、ユーザーの操作等に基づいて、適宜、選局動作を行い、要求されたチャンネル(周波数帯)の放送信号を受信するようにする。チューナー部11は、受信した放送信号を、復調部12に渡す。
また、チューナー部11は、受信強度を測定し、受信強度に関する情報を、受信状態取得部21に渡す。受信強度に関する情報は、例えば、信号強度(信号そのものの強度)、SNR(signal-to-noise ratio,信号対雑音比)、CNR(carrier-to-noise ratio,搬送波電力対雑音電力比)などの値を含む。また、チューナー部11は、受信した放送信号に関して、受信サービス識別子、受信周波数、変調パラメーターの情報を取得し、これらの情報を受信状態取得部21に渡す。
また、復調部12は、復調の処理の際にビットエラー率(BER,bit error rate)を算出し、ビットエラー率の情報を、受信状態の情報の一部として、受信状態取得部21に渡す。
また、復号部13は、復号の処理の際にエラー率を算出し、このエラー率の情報を、受信状態の情報の一部として、受信状態取得部21に渡す。
装置状態取得部22は、上記のGPS信号によって得られた位置を時間で微分することにより速度を取得する。なお、装置状態取得部22は、加速度を1回積分して得られる情報により、速度を補正してもよい。速度は、地平に相当する平面における2次元の値で表される。速度として、さらに高さ方向の速度の情報を含めてもよい。
装置状態取得部22は、3次元加速度センサーを備え、この加速度センサーにより加速度を取得する。加速度の情報は、3次元の数値で表される。
装置状態取得部22は、上記の加速度センサーから得られる加速度の情報に基づき、自装置の姿勢の情報を取得する。ここで、姿勢の情報は、直行する3次元の軸のそれぞれにおける、基準姿勢からの回転角(−180度から+180度まで)の値として表される。
装置状態取得部22は、内部に温度計および気圧計を備え、これにより、それぞれ、温度および気圧の情報を取得する。温度および気圧は、天候の情報の一部である。さらに、装置状態取得部22は、インターネット等を経由した通信により、外部の天候サーバー装置から、自装置の位置における直近の天候の情報を取得する。具体的には、装置状態取得部22は、自装置の位置情報(緯度、経度)を天候サーバー装置宛に送信し、その位置の天候を問い合わせる。そして、装置状態取得部22は、この問合せへのレスポンスとして天候サーバー装置から送られてくる天候の情報を取得する。装置状態取得部22が受信する天候の情報は、直近の天気(晴れ、曇り、雨、雪等の区別)と、雨の場合における直近の所定時間での降雨量、雪の場合における直近の所定時間での降雪量の情報を含む。なお、激しい雨や雪は、テレビ放送(特に衛星放送)の受信状態に大きく影響する場合がある。
具体的には、例えば、制御部30は、状態変化の度合いについての判定の結果として状態変化の度合いが所定の閾値よりも小さい場合には、復号部13によるコンテンツデータの複合の処理を行わないよう制御する。また、例えば、制御部30は、状態変化の度合いについての判定の結果として状態変化の度合いが所定の閾値よりも小さい場合には、繰り返して状態を取得する際のインターバルにおいて処理を待機するよう制御する。また、例えば、制御部30は、状態変化の度合いについての判定の結果として状態変化の度合いが所定の閾値よりも小さい場合には、取得する情報の種別を減らすよう制御する。
図2は、放送受信状態取得装置による処理手順を示すフローチャートである。以下、このフローチャートに沿って説明する。
本ステップにおける判定の結果、状態変化が大きい場合(ステップS13:YES)には次のステップS14に進む。また、状態変化が大きくない場合(ステップS13:NO)にはステップS15に飛ぶ。つまり、状態変化が大きくない場合には次の復号処理を行わない。
なお、ステップS13の判定結果が否定的であった場合には、ステップS14の復号処理を行わずに次のステップS15に進む。この場合、復号部13による復号処理が行われない。また、これにより、復号処理の段階におけるエラー率の情報の取得も行われない。したがってこの場合、放送受信状態取得装置6は、復号処理を行う場合に比べて、自己の電力消費を節約することができる。
本ステップにおける判定の結果、状態変化が大きい場合(ステップS16:YES)には、処理を繰り返すためにステップS12に戻る。また、状態変化が大きくない場合(ステップS16:NO)には次のステップS17に進む。
また、同図では、装置状態の情報は、位置、速度、加速度、姿勢、天候を含む。なお、装置状態の情報として、ここに列挙した情報の一部のみを持つようにしてもよい。また、装置状態の情報として、ここに列挙した情報以外の情報を含めてもよい。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下では、本実施形態に特有の事項を中心に説明し、前実施形態と共通の事項については説明を省略する場合がある。
図4は、本実施形態による放送受信状態取得装置の概略機能構成を示すブロック図である。図示するように、放送受信状態取得装置7は、チューナー部11と、復調部12と、復号部13と、受信状態取得部21と、装置状態取得部22と、情報提供部24と、情報取得部26と、制御部30とを含んで構成される。また、放送受信状態取得装置7は、コンテンツ提示装置2にコンテンツの情報(映像信号や音声信号)を供給することができる。また、放送受信状態取得装置7は、外部の放送受信状態利用装置3から情報の要求を受け、その要求に応じて、受信状態の情報や装置状態の情報を放送受信状態利用装置3に提供する。また、放送受信状態取得装置7は、放送信号を復調した結果である復調データや、復号した結果である復号データを、放送受信状態利用装置3に提供することができる。
放送受信状態取得装置7が有する各機能は、電気回路・電子回路を用いて実現される。あるいは、テレビ受像機の内部に設けられているコンピューターが実行するプログラムとして、放送受信状態取得装置7の機能の一部または全部を実現するようにしてもよい。
情報提供部24は、情報取得部26から渡された情報(受信状態の情報と、装置状態の情報)を、放送受信状態利用装置3に提供(送信)する。
また、本実施形態において、復調部12は、復調した結果得られるデータ(以下において、「復調データ」と呼ぶ)を受信状態取得部21に渡してもよい。また、本実施形態において、復号部13は、復号した結果得られるデータ(以下において、「復号データ」と呼ぶ)を受信状態取得部21に渡してもよい。なお、受信状態取得部21が、復調データあるいは復号データのいずれか一方のみを受け取るようにしてもよい。
受信状態取得部21は、復調データや復号データを受け取った場合、そのデータを情報取得部26に渡す。情報取得部26は、復調データや復号データを受け取った場合、そのデータを情報提供部24に渡す。情報提供部24は、復調データや復号データを受け取った場合、そのデータを放送受信状態利用装置3に提供する。
なお、以下において、受信状態の情報や、装置状態の情報や、受信データを、まとめて「提供情報」と呼ぶ場合がある。放送受信状態取得装置7から放送受信状態利用装置3に提供される情報の詳細については、後で詳述する。
放送受信状態取得装置7は、また、一例として、他の機器の内部に設けられる形態ではなく、独立の装置として実現される。独立の装置として構成される場合、放送受信状態取得装置7は、例えば、建物内に置かれ、その建物内の放送受信状態利用装置3に対して上記の提供情報を提供する。また、放送受信状態取得装置7は、公共のスペースに設置され、近傍の放送受信状態利用装置3に対して上記の提供情報を提供する。
チューナー部11は、第1実施形態と同様に、放送信号を受信する。チューナー部11は、放送受信状態利用装置3からの情報要求の制御信号に基づいて、適宜、選局動作を行い、要求されたチャンネル(周波数帯)の放送信号を受信することができるようにする。
復調部12は、第1実施形態と同様に、チューナー部11が受信した放送信号を復調する。前述のように、復調部12が、復調データを受信状態取得部21に渡すようにしてもよい。
復号部13は、第1実施形態と同様に、復調部12からデータを受けとり、符号化されている映像や音声のコンテンツを復号する。前述のように、復号部13が、復号データを受信状態取得部21に渡すようにしてもよい。
装置状態取得部22は、第1実施形態と同様に、装置の状態を示す情報を取得する。そして、装置状態取得部22は、その装置状態の情報を、情報取得部26に渡す。
情報取得部26は、受信状態取得部21から受け取ったデータ(受信状態の情報、復調データ、復号データ)と、装置状態取得部22から受け取ったデータ(装置状態の情報)とを、情報提供部24に渡す。
そして、既に述べたように、情報提供部24は、情報取得部26から受け取ったデータを放送受信状態利用装置3に提供(送信)する。
図5は、放送受信状態取得装置および放送受信状態利用装置による処理手順を示すフローチャートである。なお、同図において、ステップS111からS118までは放送受信状態取得装置7による処理であり、ステップS131からS132までは放送受信状態利用装置3による処理である。また、同図内の破線矢印は、これら両装置間で渡される情報の流れを示している。以下、このフローチャートに沿って説明する。
次にステップS132において、放送受信状態利用装置3は、放送受信状態取得装置7からの応答を受信する動作を開始する。
まずステップS111において、放送受信状態取得装置7は、放送受信状態利用装置3から受信した開始制御の信号に基づいて、チューナー部11を制御する。これにより、チューナー部11は、放送受信状態利用装置3から指定されたチャンネルを選局し、放送信号の受信を開始する。以後、チューナー部11は、放送信号を受信し続ける。なお、チューナー部11は、受信強度に関する情報を、受信状態取得部21に渡す。
本ステップにおける判定の結果、状態変化が大きい場合(ステップS113:YES)には次のステップS114に進む。また、状態変化が大きくない場合(ステップS113:NO)にはステップS115に飛ぶ。つまり、状態変化が大きくない場合には次の復号処理を行わない。
なお、ステップS113の判定結果が否定的であった場合には、ステップS114の復号処理を行わずに次のステップS115に進む。この場合、復号部13による復号処理が行われない。したがってこの場合、放送受信状態取得装置7は、復号処理を行う場合に比べて、自己の電力消費を節約することができる。
ステップS116において放送受信状態取得装置7から送信された情報(受信状態、装置状態、復調データ、復号データ)は、放送受信状態利用装置3側で受信される。データを受信した放送受信状態利用装置3側の処理はステップS132に戻る。
本ステップにおける判定の結果、状態変化が大きい場合(ステップS117:YES)には、処理を繰り返すためにステップS112に戻る。また、状態変化が大きくない場合(ステップS117:NO)には次のステップS118に進む。
ステップS118での待機処理が終了すると、放送受信状態取得装置7の処理はステップS112に戻る。
これにより、放送受信状態利用装置3は、放送受信状態取得装置7における受信状態および装置状態の情報を取得できる。これにより、放送受信状態利用装置3は、どの経路で取得したコンテンツを提示するのが良いかを判断することができる。このとき、放送受信状態利用装置3は、提示するコンテンツのデータの質と、コンテンツを受け取るためのコストとを勘案した判断をおこなうことができる。
一般に、コンテンツを含んだ放送信号を空中波として伝送するコストは相対的に低く、コンテンツのデータをWAN(広域通信網。インターネットや専用回線等)で伝送するコストは相対的に高い。放送受信状態取得装置7から放送受信状態利用装置3に復調済あるいは復号済のコンテンツデータを伝送するためのコストは、装置間の近距離通信を用いる場合には、通常は相対的に低い。つまり、放送受信状態取得装置7において受信する放送信号の強度(信号の絶対的な強度、あるいはノイズに対する信号強度の比率)が所定のレベルよりも高く安定している場合には、放送受信状態取得装置7で放送信号として受信したコンテンツのデータを放送受信状態利用装置3に送信して提示することは合理的である。一方、放送受信状態取得装置7において受信する放送信号の強度が足りない場合、あるいは不安定な場合には、コンテンツのデータの質を確保するためには、放送受信状態利用装置3が通信経由でコンテンツの配信を受ける方が有利である。
放送受信状態利用装置3が放送受信機能を持つ場合には、上記の選択に加えてさらに、放送受信状態利用装置3自身における受信状態に基づいて、放送受信状態利用装置3自身が受信した放送信号からコンテンツデータを取得して提示するという選択肢もある。
放送受信状態利用装置3が複数の放送受信状態取得装置7と通信し合うことが可能な状況においては、放送受信状態利用装置3はさらに、どの放送受信状態取得装置7における受信状態が良いか、即ち、どの放送受信状態取得装置7からコンテンツのデータを受け取るのが良いかを選択することもできる。
また、例えば、乗り物(自動車、電車、船等)の中に複数のスマートフォン等の情報機器が存在し、それらの情報機器の各々が放送受信状態取得装置7としても放送受信状態利用装置3としても機能し得る場合、各情報機器が放送受信状態取得装置7として他の情報機器に対して受信状態と装置状態とを提供することができる。これにより、それらの情報機器の中で最も有利な状況にいる情報機器(例えば、受信状態が良い情報機器)を選択し、その情報機器が他の情報機器に対してコンテンツのデータを提供するようにできる。
例えば、上記実施形態ではテレビの放送信号を対象として処理を行ったが、テレビ放送ではなくラジオの放送信号(音声のみ)を対象として同様の処理を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態(図2,図5の処理手順など)では、状態変化が大きくない場合に、復号処理を省略し、且つ所定時間の待機をするようにしていた。しかし、状態変化が大きくない場合に、復号処理を省略あるいは所定時間の待機のいずれか一方のみを制限するようにしてもよい。言い換えれば、処理部の稼働を制限するとき、その一部のみを制限するようにしてもよい。
3 放送受信状態利用装置
6,7 放送受信状態取得装置
11 チューナー部
12 復調部
13 復号部
21 受信状態取得部
22 装置状態取得部
24 情報提供部
26 情報取得部
30 制御部
Claims (6)
- 放送信号を受信するチューナー部と、
前記チューナー部が受信した前記放送信号を復調する復調部と、
前記復調部で復調された前記放送信号からコンテンツデータを復号する復号部と、
前記チューナー部と前記復調部と前記復号部との少なくともいずれかから受信状態の情報を取得する受信状態取得部と、
自装置の状態である装置状態の情報を取得する装置状態取得部と、
前記受信状態取得部から渡される前記受信状態の情報と前記装置状態取得部から渡される前記装置状態の情報に基づき、状態変化の度合いについての判定を行い、状態変化の度合いが所定の閾値よりも小さい場合には、前記チューナー部と前記復調部と前記復号部と前記装置状態取得部との少なくともいずれかに関して状態を取得する処理を制限するよう制御する制御部と、
を具備することを特徴とする放送受信状態取得装置。 - 前記制御部は、前記状態変化の度合いについての判定の結果として状態変化の度合いが所定の閾値よりも小さい場合には、前記復号部によるコンテンツデータの複合の処理を行わないよう制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載の放送受信状態取得装置。 - 前記制御部は、前記状態変化の度合いについての判定の結果として状態変化の度合いが所定の閾値よりも小さい場合には、繰り返して状態を取得する際のインターバルにおいて処理を待機するよう制御する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の放送受信状態取得装置。 - 前記制御部は、前記状態変化の度合いについての判定の結果として状態変化の度合いが所定の閾値よりも小さい場合には、取得する情報の種別を減らすよう制御する、
ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか一項に記載の放送受信状態取得装置。 - 前記受信状態取得部から渡される前記受信状態の情報と、前記装置状態取得部から渡される前記装置状態の情報とを、外部の装置に提供する情報提供部、
をさらに具備することを特徴とする請求項1から4までのいずれか一項に記載の放送受信状態取得装置。 - 放送信号を受信するチューナー部を備えるコンピューターを、
請求項1から5までのいずれか一項に記載の放送受信状態取得装置として機能させるためのプログラム。
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