JP2017200131A - 画角制御装置および画角制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 被写体を画角内に捉えるためのズーム動作において、撮影を中断することなく、撮影者の所望する画角に調整して被写体を探索可能にする。
【解決手段】 画角制御装置は、画像の画角を変更する画角変更手段と、第1の判定に応じて、第1の画角から所定量だけ広角側の第2の画角へ画角変更手段により画角を変更する第1の制御を行い、第1の制御の後に、第2の判定に応じて、第1の画角へ画角変更手段により画角を変更する第2の制御を行う制御手段と、所定量に関する設定を変更する操作を受け付ける操作部材とを有する。制御手段は、第1の制御が開始されてから第2の制御が開始されるまでの間に操作部材を介した操作が行われた場合、当該操作に応じて所定量に関する設定を変更する。
【選択図】 図3
【解決手段】 画角制御装置は、画像の画角を変更する画角変更手段と、第1の判定に応じて、第1の画角から所定量だけ広角側の第2の画角へ画角変更手段により画角を変更する第1の制御を行い、第1の制御の後に、第2の判定に応じて、第1の画角へ画角変更手段により画角を変更する第2の制御を行う制御手段と、所定量に関する設定を変更する操作を受け付ける操作部材とを有する。制御手段は、第1の制御が開始されてから第2の制御が開始されるまでの間に操作部材を介した操作が行われた場合、当該操作に応じて所定量に関する設定を変更する。
【選択図】 図3
Description
本発明は、ズーム機能を有する画角制御装置および画角制御方法に関する。
ズームレンズを駆動する光学ズームや撮影画像の一部を拡大する電子ズームを備えるデジタルカメラ等の撮像装置において、近年高倍率化が進んでいる。撮影に不慣れな撮影者がこのような高倍率機種を用いて望遠状態で撮影するとき、手振れや被写体の動きにより、被写体を画角内に捉えることが難しく、また、捉えた被写体をすぐにフレームアウトさせてしまいやすい。このような場合、ズーム操作によって一旦ズームアウトして被写体を探そうとすると、ズーム操作時の手振れなどにより画角が安定しにくい。また、被写体を捉えて再度ズームインする際に、ズーム操作によって元の画角に戻すのに手間取り、その間に再び被写体がフレームアウトしてしまうおそれがある。
このような問題を考慮して、フレームアウトした被写体を画角内に捉え直す操作をサポートするための機能が提案されている。特許文献1には、撮影者によるフレーミングを支援するフレーミングアシストズーム機能(FAズーム機能)が開示されている。また、FAズーム機能において、撮像装置の動き量が大きい場合には、被写体を探していると判断して自動でズームアウトを行い、その後で撮像装置の動き量が小さくなったら、被写体を捉え直したと判断して自動でズームインを行うことが開示されている。
特許文献1に開示されている上記の制御では、自動でズームアウトするときのズームアウト量を、表示部の設定メニューで予め設定しておく必要がある。そのため、ズームアウトされた画角が被写体を探すのに適さない場合には、一旦設定メニューに入ってズームアウト量を設定し直す必要があり、撮影が中断されてしまうという問題がある。
上記の問題に鑑みて、本願発明は、被写体を画角内に捉えるためのズーム動作において、撮影を中断することなく、撮影者の所望する画角に調整して被写体を探索可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画角制御装置は、画像の画角を変更する画角変更手段と、第1の判定に応じて、第1の画角から所定量だけ広角側の第2の画角へ前記画角変更手段により画角を変更する第1の制御を行い、前記第1の制御の後に、第2の判定に応じて、前記第1の画角へ前記画角変更手段により画角を変更する第2の制御を行う制御手段と、前記所定量に関する設定を変更する操作を受け付ける操作部材とを有し、前記制御手段は、前記第1の制御が開始されてから前記第2の制御が開始されるまでの間に前記操作部材を介した操作が行われた場合、当該操作に応じて前記所定量に関する設定を変更することを特徴とする。
本発明によれば、被写体を画角内に捉えるためのズーム動作において、撮影を中断することなく、撮影者の所望する画角に調整して被写体を探索可能にすることが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本実施形態によって実現される機能は、ユーザによるフレーミングを支援するフレーミング支援ズーム機能であり、便宜上、フレーミングアシストズーム機能(以下、FAズーム機能)と呼ぶこととする。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態のFAズーム機能を備える画角制御装置の一例としての撮像装置100の構成例を示すブロック図である。撮像装置100は、例えばデジタルビデオカメラのような撮影機能を備えた任意の電子機器である。以下、撮像装置100の各構成部とその動作の一例について具体的に説明する。
図1は、本実施形態のFAズーム機能を備える画角制御装置の一例としての撮像装置100の構成例を示すブロック図である。撮像装置100は、例えばデジタルビデオカメラのような撮影機能を備えた任意の電子機器である。以下、撮像装置100の各構成部とその動作の一例について具体的に説明する。
本実施形態の撮像装置100は振れ補正機能を備えており、振れ補正用に検出する撮像装置100の振れ情報を用いて、後述するFAズーム用の撮像装置100の動き量を算出する。なお、FAズーム専用の動き量検出センサを別で備えてもよく、FAズーム機能を実現する上で振れ補正機能を備えることは必須ではない。
振れ検出センサ101は、撮像装置100に加わる振れを検出する。振れ検出センサ101の一例としては、撮像装置100の振れを角速度として検出する角速度センサがある。振れ検出センサ101の出力に対してマイクロコンピュータ102(μCOM102)で信号処理を行う。μCOM102は、振れ補正量算出部103、減算器104、制御フィルタ105、シフトレンズ制御部106、動き判定部115、ズーム制御部116、動き判定閾値演算部120の各機能ブロックを備える。
振れ補正量算出部103は、振れ検出センサ101の出力に基づいて振れ補正量を算出する。振れ補正量とは、撮像画像の振れを打ち消すために振れ補正機構108を駆動させる量を示す値である。具体的には、振れ補正量算出部103は積分器を備えており、振れ検出センサ101が出力する角速度信号を角度信号に換算して出力する。
減算器104は、振れ補正量算出部103の出力から振れ補正機構108の位置データを減算して得られる偏差データを制御フィルタ105に出力する。減算器104から供給された偏差データは、制御フィルタ105において増幅器及び位相補償フィルタによる信号処理が行われた後、シフトレンズ制御部106に出力される。
シフトレンズ制御部106は、振れ補正機構108を駆動するためのモータ制御量を、パルス波のデューティー比を変化させる波形(即ちPWM波形)に変調して、モータ107の駆動を制御する。モータ107は例えばボイス・コイル型モータであり、モータ107が駆動されることにより、振れ補正機構108が光軸と異なる方向に移動される。振れ補正機構108は、一例として光軸と異なる方向に移動可能なレンズユニットである。なお、図1では振れ補正機構108と撮像素子110とを別に示しているが、撮像素子110が可動ユニット上にあって光軸と異なる方向に移動可能な構造を備えることにより振れ補正機構108を構成してもよい。
位置検出センサ109は、磁石とそれに対抗する位置に備えられたホール・センサを備えて構成され、振れ補正機構108の光軸と垂直な方向への移動量を検出し、上述した減算器104に供給する。これによって、振れ補正量算出部103の出力に対して、振れ補正機構108の光軸と異なる方向への移動量を追従させる、フィードバック制御系を構成している。振れ補正量に基づいて振れ補正機構108の移動が行われた結果、撮像装置100の振れによって生じる撮像面上の被写体の縦あるいは横方向の振れが補正された像が撮像素子110に結像される。
撮像素子110は、振れ補正機構108を含む撮影光学系によって結像された被写体像を電気信号に変換し、信号処理部111に出力する。信号処理部111は、撮像素子110から出力された信号から、例えばNTSCフォーマットに準拠したビデオ信号(画像信号)を生成して画像メモリ112に供給する。
画像メモリ112から出力されるビデオ信号は、記録制御部113に出力される。記録制御部113は、記録開始や終了の指示に用いる操作部(不図示)によってビデオ信号の記録が指示された場合、画像メモリ112から供給されたビデオ信号を記録媒体114に出力し、記録させる。記録媒体114は例えば、半導体メモリ等の情報記録媒体やハードディスク等の磁気記録媒体である。また、表示部122は、TFT型LCD(薄膜トランジスタ駆動型液晶表示器)等を備えて構成され、画像メモリ112から供給されたビデオ信号に基づく画像や、撮影情報等を表示する。このようなライブビュー画像の表示により、撮影者が画角合わせを行うための電子ビューファインダ(EVF)機能を実現している。
次に、FAズーム機能に関する構成を説明する。振れ検出センサ101の出力は、動き判定部115にも供給される。動き判定部115は、振れ検出センサ101が検出した撮像装置100の動き量に基づいて、撮影者が被写体を探すような動き(例えばパンニング)をしているか否かを判定する。撮影者が被写体を見失った場合は、被写体を探すために撮像装置100を大きく動かすことが想定される。この考えに基づいて、撮像装置100の動き量が第1の閾値以上の場合は、動き判定部115は、撮影者が被写体を探していると判定する。逆に、安定して被写体を捉えられている場合は、撮像装置100の動き量は小さくなるため、動き量が第2の閾値未満の場合は、動き判定部115は、撮影者が被写体を捉えられていると判定する。なお、動き量とは、角速度、加速度、あるいは動き判定部で角速度を積分して算出する角度の少なくともいずれかに基づく値である。また、動き量判定の閾値は、後述する動き判定閾値演算部120で算出した閾値を用いる。
ズーム制御部116は、動き判定部115の判定結果に基づいて、ズームアウトまたはズームインの駆動信号をズームモータ117に与えることで、画角変更を制御する。ズームモータ117は例えばステッピングモータであり、ステッピングモータが回転することにより送りねじが回転し、ズームレンズ118が光軸方向に移動される。ズーム制御部116は、ズームレンズ118を目標位置まで移動させるために必要なパルス数の駆動信号を算出してズームモータ117に入力する。
ズームレンズ118の保持枠には、ズームレンズの位置を検出するための位置スケール(不図示)が固定されている。レンズ鏡筒部(不図示)の位置スケールと対抗する箇所に位置検出センサ119が固定されている。位置スケールには、光軸方向に磁気パターン、光反射パターン等のスケールパターンが形成されている。位置検出センサ119がスケールの位置に応じた磁気信号、光反射信号などを読み取ることで、ズームレンズ118の光軸方向の位置を検出できるように構成されている。位置検出センサ119の検出信号は、ズーム制御部116に入力され、ズームレンズ118の位置制御に用いられる。
動き判定閾値演算部120は、ズーム制御部116より得られる現在のズーム位置情報に基づいて、ズームアウト用動き判定閾値(第1の閾値)とズームイン用動き判定閾値(第2の閾値)を算出する。ズームアウト用動き判定閾値は、ズームイン用動き判定閾値よりも大きい動き量の値を示す。ここで、撮像装置100の動き量が一定であっても、ズーム位置が望遠側にあるときは広角側にあるときと比べて被写体を見失いやすいため、望遠側の場合はより小さい動き量でも被写体を探していると判定されやすくすることが望ましい。そこで、例えば、ズーム位置が望遠側にあるときは、広角側にあるときよりもズームアウトされやすくなるように、ズーム位置に基づいて判定閾値を決めている。一例として、ズーム位置が所定の位置よりも望遠側であるときのズームアウト用動き判定閾値を、所定の位置よりも広角側であるときのズームアウト用動き判定閾値よりも小さく設定してもよい。
なお、本実施形態のFAズーム機能は、ズームレンズ118の移動によって光学的に焦点距離を変更する光学ズームだけでなく、画像メモリ112に出力された画像信号から一部の領域を切り出して拡大することで電子的に変倍する電子ズームに適用してもよい。光学ズームと電子ズームを併用する場合には、光学ズームの望遠端からさらにズームインが指示された場合に電子ズームを用いるようにしてもよい。
次に、FAズーム機能を用いた画角制御の具体例を、図2を用いて説明する。図2では、移動被写体であるボールを捉えようとして撮像装置100を図中左から右方向に動かしたときに撮影される画像及び撮像装置100の動き量を示している。時刻t1までは、撮像装置100はほとんど動かされておらず、動き量は小さい値となっている。時刻t1においてボールが放たれたとき、これを捉えようとして撮影者が撮像装置100を動かすことで、振れ検出センサ101の出力が大きくなり始める。
時刻t2においてボールがフレームから外れることを回避しようとして撮影者は撮像装置を動かし続け、動き量はさらに大きくなる。ここで、時刻t2で動き量が動き判定閾値演算部120で算出したズームアウト用動き判定閾値以上の値となり、動き判定部115は被写体を探していると判定し、ズーム制御部116は自動ズームアウトを開始する。これにより、時刻t2より後の時刻t3においては、撮影画角が広角になり、被写体が捉えやすくなる。
ここで、ズーム制御部116による自動ズームアウトの動作量(所定量)は、撮像装置100のメニュー設定により変更することが可能である。また、動作量は、ズーム倍率に対応する値でもよいし、ズームモータ117の駆動パルス数等に対応する値でもよい。動作量のメニュー設定の一例としては、例えば動作量を大・中・小の3段階から選択させ、それぞれのズームアウト倍率を1/6倍、1/4倍、1/2倍のように設定してもよい。別の例としては、任意の動作量に相当するパラメータを入力あるいは選択可能な構成としてもよい。また、メニュー設定によらず、ズーム制御部116の制御可能範囲の限界に達した場合は、自動ズームアウトが停止される。
その後、撮影画角内に被写体が捉えられ、撮像装置100の動きが小さくなることで動き量は減少する。ここで、時刻t4で動き量が動き判定閾値演算部120で算出したズームイン用動き判定閾値未満の値となり、動き判定部115は被写体を捉えられていると判定し、ズーム制御部116は自動ズームインを行う。これにより時刻t4より後の時刻t5においては、撮影画角が望遠になり、被写体を適切な大きさで撮影することができる。このとき、ズーム制御部116による自動ズームインの動作量を、その前に行った自動ズームアウト分だけズームインする動作量とすることで、結果として時刻t1で撮影していた画角と同等の画角に戻ることができる。これにより、FAズーム機能の一連の制御(FAズーム制御)が完了する。
また、撮像装置100は、さらにズーム操作部121を設ける。ズーム操作部121は、撮像装置100に対する操作を受け付け、撮影者による任意のズーム動作を可能とする。FAズーム制御中にズーム操作部121が操作された場合、FAズーム中のいずれの状態かによって制御が異なる。FAズーム制御中の処理については後述する。
なお、FAズーム機能が有効となる状態と、動き量が大きくても自動ズームアウトしない通常撮影状態とは、不図示のFAズームON/OFFボタン等の操作部材や撮像装置100のメニュー設定等により切り替え可能である。
なお、撮像装置100は必ずしも1つのメカで構成されていなくてもよい。例えば、撮像装置100がレンズ交換式のカメラであって、振れ補正機構108、ズームレンズ118、およびこれらを駆動するモータや位置検出センサ等を交換式のレンズ内に含む構成も本実施形態に含まれる。
次に、FAズーム機能が有効になっている状態で実行されるFAズーム制御処理について、図3のフローチャートを用いて詳細に説明する。
ステップS300において、μCOM102(動き判定部115)は、撮像装置100の動き量がズームアウト用動き判定閾値以上かどうかを判定し、動き量がズームアウト用動き判定閾値以上になったらステップS301に処理を進める。ステップS301において、μCOM102(ズーム制御部)は、位置検出センサ119の検出信号に基づいて、現在の焦点距離の情報を取得し、ステップS302に処理を進める。なお、電子ズームを用いている場合は、現在のズーム倍率を光学ズームにおける焦点距離に換算して現在の焦点距離の情報としてもよい。
ステップS302において、μCOM102(ズーム制御部)は、ズームレンズ118を広角方向に移動させるようにズームモータ117に駆動信号を送り、自動ズームアウトを開始する。電子ズームを用いている場合は、まず電子ズーム領域においてズームアウトを行ってもよい。ステップS303において、μCOM102(ズーム制御部)は、撮影者によってズーム操作部121が操作されたか否かを判定する。ズーム操作部121が操作された場合はステップS305に処理を進め、操作されていない場合はステップS304に処理を進める。
ステップS305において、μCOM102(ズーム制御部)は、ステップS302で開始した自動ズームアウトを停止させ、ステップS308に処理を進める。このように、本実施形態では、撮像装置100の動き量がズームアウト用動き判定閾値以上になったことを判定して自動ズームアウトを行っている途中でズーム操作部121が操作された場合、自動ズームアウトを停止する。
一方、ステップS304において、μCOM102(ズーム制御部)は、実際にズームアウトした動作量が予め設定されているズーム動作量に達したかどうかを判定する。設定されているズーム動作量に達していなければステップS303に戻って判定を継続し、設定されているズーム動作量に達したらステップS306に処理を進め、自動ズームアウトを停止させる。
ステップS307において、μCOM102(ズーム制御部)は、ステップS303と同様に、撮影者によってズーム操作部121が操作されたか否かを判定する。ズーム操作部121が操作された場合はステップS308に処理を進め、操作されていない場合はステップS313に処理を進める。
ステップS303またはステップS307でズーム操作部121の操作が判定された場合、ステップS308に進む。ステップS308において、μCOM102(ズーム制御部)は、撮影者によるズーム操作部121を介した操作に応じてズーム動作を行うように、ズームモータ117に駆動信号を送る。ここでの操作は、ズームアウトでもズームインでも良く、両方が混在した操作でも構わない。また、ここでも電子ズームを用いてもよい。ステップS309において、μCOM102(ズーム制御部)は、ズーム操作部121の操作が完了したか否かを判定する。ズーム操作部121の操作が完了していなければステップS308のズーム動作を継続し、ズーム操作部121の操作が完了したらステップS310に処理を進める。
ステップS310において、μCOM102(ズーム制御部)は、ステップS301と同様に、位置検出センサ119の検出信号に基づいて、現在の焦点距離の情報を取得し、ステップS311に処理を進める。ステップS311において、μCOM102(ズーム制御部)は、ステップS301で取得した自動ズームアウト開始前の焦点距離を基準とした相対的なズーム倍率を算出し、ステップS312に処理を進める。ステップS312において、μCOM102(ズーム制御部)は、予め設定されていたFAズーム制御時のズーム動作量の値を、ステップS311で算出されたズーム倍率に基づいて更新する。なお、ここでは焦点距離の変化からズーム倍率を求めているが、これらの値はズーム動作量に関する別のパラメータでも良いし、ステップS311で取得した焦点距離の情報を自動ズームアウトの目標焦点距離として設定しても良い。また、FAズーム制御におけるズーム動作量の設定が変更されたことを撮影者に通知してもよい。通知の手段は、表示部122に表示する、LEDなどの点灯状態によって通知する、音を出すなど、特定の通知手段に限定されない。
このように、本実施形態では、撮像装置100の動きに応じて自動ズームアウトを行っている最中、あるいは設定されたズーム動作量分の自動ズームアウトが終わって広角の画角が保持されている状態において、ズーム動作量の設定を変更するための操作を受け付ける。つまり、自動ズームアウトが開始されてから後述する自動ズームインが開始されるまでの間、ズーム動作量の設定を変更するための操作を受け付ける。ここで変更されたズーム動作量は、自動ズームイン後も保持され、次回以降の自動ズームアウトに反映される。なお、自動ズームアウト中に当該操作が行われた場合には、上述したように自動ズームアウトが停止される。変更されたズーム動作量は、メニュー設定により選択されている動作量に反映しても良い。また、変更されたズーム動作量は、再び変更されるまで保持するようにしても良いし、撮像装置100の電源オフやFAズーム機能の解除、所定時間の経過などに応じてリセットしても良い。
ステップS312でズーム動作量の設定を変更した場合、またはステップS307でズーム操作部121が操作されていない場合、ステップS313に処理を進める。ステップS313において、μCOM102(動き判定部115)は、撮像装置100の動き量がズームイン用動き判定閾値より小さいかどうかを判定する。動き量がズームアウト用動き判定閾値以上であれば、ステップS307に戻り、ズーム操作部121の操作を監視する。動き量がズームアウト用動き判定閾値より小さくなったらステップS314に処理を進める。
ステップS314において、μCOM102(ズーム制御部)は、ズームレンズ118を望遠方向に移動させるようにズームモータ117に駆動信号を送り、自動ズームインを開始する。ここで、光学ズームの望遠端よりもさらにズームインを行う場合は、電子ズーム領域までズームインを行ってもよい。
ステップS315において、μCOM102(ズーム制御部)は、実際にズームインした動作量が、設定されているズーム動作量に達したかどうかを判定する。ここでのズーム動作量は、ステップS302で自動ズームアウトを開始する前の画角に戻るためのズーム動作量である。すなわち、上述した自動ズームアウトを行ったときのズーム動作量だけズームインするための動作量だが、ステップS312でズーム動作量の設定が変更された場合には、変更後のズーム動作量設定が適用される。設定されているズーム動作量に達していなければステップS316に処理を進め、設定されているズーム動作量に達したらステップS317に処理を進め、自動ズームインを停止させてFAズーム制御を終了する。
ステップS316において、μCOM102(ズーム制御部)は、ステップS303と同様に、撮影者によってズーム操作部121が操作されたか否かを判定する。ズーム操作部121が操作された場合はステップS318に処理を進め、操作されていない場合はステップS315に戻って判定を継続する。
ステップS318において、μCOM102(ズーム制御部)は、自動ズームインを停止させ、ステップS319に処理を進める。ステップS319において、μCOM102(ズーム制御部)は、ステップS308と同様に、撮影者によるズーム操作部121を介した操作に応じてズーム動作を行うように、ズームモータ117に駆動信号を送る。ステップS320において、μCOM102(ズーム制御部)は、ステップS309と同様に、ズーム操作部121の操作が完了したか否かを判定する。ズーム操作部121の操作が完了していなければステップS319のズーム動作を継続し、ズーム操作部121の操作が完了したらFAズーム制御を終了する。
なお、ステップS309でズーム操作部121の操作が完了してからステップS313の判定を行うまでの間に所定の待ち時間を設けてもよい。このような待ち時間を設けることで、撮影者によるズーム操作部121の操作完了した後すぐに自動ズームインが行われることによる不自然な動作の発生を抑制することができる。
以上の処理により、見失った被写体を効率よく探すためのズーム動作量の設定を、撮影者が画像中の被写体を見ながら設定することができる。また、再度被写体を見失ったときにも同等のズーム動作量が適用されるため、見失った被写体を効率よく探すことが可能となる。このように、本実施形態によれば、撮影を中断することなく、撮影者の所望する画角に調整して被写体を探索可能にすることが可能になる。
なお、本実施形態においては、FAズームにおける自動ズームアウトおよび自動ズームインの開始条件を、撮像装置100の動き量で判定しているが、別の判定基準によって判断してもよい。例えば、撮影者による所定の操作に応じてズームアウトおよびズームインを開始しても良い。撮影者による所定の操作として、ズーム操作部121の操作を条件としても良い。その場合、ズーム操作部121の操作時間が所定の時間未満であれば自動ズームインの開始条件とし、所定の時間以上であればステップS303あるいはS307で判定される操作を受け付けるというように、操作時間に応じて実行する処理を変えても良い。また、自動ズームインの開始条件については、自動ズームアウト完了後に所定時間が経過することとしても良い。
<第2の実施形態>
第2の実施形態は、自動ズームアウト中あるいは自動ズームアウトが終わって広角の画角が保持されている状態で撮影者の操作によりズーム位置(画角)が変更された場合に、操作後のズーム位置に応じて処理を変更する点で第1の実施形態と異なる。本実施形態のFAズーム制御処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。以下では、第1の実施形態と共通する部分については説明を省略する。
第2の実施形態は、自動ズームアウト中あるいは自動ズームアウトが終わって広角の画角が保持されている状態で撮影者の操作によりズーム位置(画角)が変更された場合に、操作後のズーム位置に応じて処理を変更する点で第1の実施形態と異なる。本実施形態のFAズーム制御処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。以下では、第1の実施形態と共通する部分については説明を省略する。
ステップS400〜ステップS411の処理は、第1の実施形態の図3のステップS301〜ステップS311と同様の処理である。第1の実施形態と同様にステップS411でズーム倍率を算出したら、ステップS421に処理を進める。 ステップS421において、μCOM102(ズーム制御部)は、ステップS411で算出したズーム倍率が所定値以上であるか否かを判定し、所定値以上であればステップS422へ処理を進め、所定値より小さければステップS412へ処理を進める。ステップS412以降の処理は、図3のステップS312以降の処理と同様である。
ここで、所定値は最大でも1とする。これは、ズーム倍率が1よりも大きい場合、現在の焦点距離が、ステップS402における自動ズームアウト開始前の焦点距離よりも望遠側となってしまい、自動ズームアウトにおける動作量として扱えなくなるためである。このような状況では、撮影者によるズーム操作部121の操作が完了した時点での画角が撮影者の所望する撮影画角である可能性が高い。そのため、ステップS422において、μCOM102(ズーム制御部)は、自動ズームインを実行せずに、FAズーム制御を終了する。この場合、ステップS412のズーム動作量の設定変更は行われない。
なお、ズーム倍率が1より小さくても、1に近い値である場合には、自動ズームアウト前後の画角の差が小さくなり、被写体を探しやすくするという目的を満たせなくなる可能性が高い。そのため、所定値については、被写体を探すために十分なズームアウトが行われるように、経験的あるいは実験的に適切な値を設定することが望ましい。
以上の処理により、本実施形態においても、撮影を中断することなく、撮影者の所望する画角に調整して被写体を探索可能にすることが可能になる。また、本実施形態では、自動ズームアウト中あるいは自動ズームアウトが終わって広角の画角が保持されている状態で撮影者により画角が変更された場合には、変更後の画角に応じてズーム動作量の更新を行わない。これにより、見失った被写体を探しやすくするというFAズームの目的に対して適切でないズーム動作量が設定されるのを防ぐことができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。また、上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
また、上述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いてプログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリでもよい。
また、プログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムを記憶し、接続のあったクライアントコンピュータはがコンピュータプログラムをダウンロードしてプログラムするような方法も考えられる。
100 撮像装置
102 マイクロコンピュータ
115 動き判定部
116 ズーム制御部
118 ズームレンズ
121 ズーム操作部
102 マイクロコンピュータ
115 動き判定部
116 ズーム制御部
118 ズームレンズ
121 ズーム操作部
Claims (20)
- 画像の画角を変更する画角変更手段と、
第1の判定に応じて、第1の画角から所定量だけ広角側の第2の画角へ前記画角変更手段により画角を変更する第1の制御を行い、前記第1の制御の後に、第2の判定に応じて、前記第1の画角へ前記画角変更手段により画角を変更する第2の制御を行う制御手段と、
前記所定量に関する設定を変更する操作を受け付ける操作部材とを有し、
前記制御手段は、前記第1の制御が開始されてから前記第2の制御が開始されるまでの間に前記操作部材を介した操作が行われた場合、当該操作に応じて前記所定量に関する設定を変更することを特徴とする画角制御装置。 - 前記操作部材は、画像の画角を変更する操作を受け付け、
前記制御手段は、前記第1の制御が開始されてから前記第2の制御が開始されるまでの間に前記操作部材を介した操作が行われた場合、当該操作に応じて変更された後の第3の画角と前記第1の画角に基づいて、前記所定量に関する設定を変更することを特徴とする請求項1に記載の画角制御装置。 - 前記制御手段は、前記第1の制御が開始されてから前記第2の制御が開始されるまでの間に前記操作部材を介した操作が行われた場合、前記第1の画角を基準とする前記第3の画角のズーム倍率に基づいて、前記所定量に関する設定を変更することを特徴とする請求項2に記載の画角制御装置。
- 前記制御手段は、前記第1の画角を基準とする前記第3の画角のズーム倍率が所定値以上の場合、前記所定量に関する設定を変更しないことを特徴とする請求項3に記載の画角制御装置。
- 前記制御手段は、前記第1の画角を基準とする前記第3の画角のズーム倍率が前記所定値以上の場合、前記第2の制御を行わないことを特徴とする請求項4に記載の画角制御装置。
- 前記第3の画角のズーム倍率が前記所定値以上の場合とは、前記第3の画角が前記第1の画角よりも望遠側にある場合を含むことを特徴とする請求項4または5に記載の画角制御装置。
- 前記制御手段は、前記第1の画角を基準とする前記第2の画角のズーム倍率を変更することで、前記所定量に関する設定を変更することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画角制御装置。
- 前記制御手段は、前記第2の画角に対応する焦点距離を変更することで、前記所定量に関する設定を変更することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画角制御装置。
- 変更された前記所定量に関する設定は、前記第2の制御の後も保持されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画角制御装置。
- 前記制御手段は、前記第1の制御が開始されてから完了するまでの間に前記操作部材を介した操作が行われた場合、前記第1の制御を停止し、当該操作に応じて前記所定量に関する設定を変更することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画角制御装置。
- 前記画角制御装置の動き量を取得する取得手段を有し、
前記制御手段は、前記取得手段により取得された動き量に基づいて、前記第1の判定および前記第2の判定を行うことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画角制御装置。 - 前記制御手段は、前記第1の判定として前記取得手段により取得された動き量が第1の閾値以上の場合に前記第1の制御を行うことを特徴とする請求項11に記載の画角制御装置。
- 前記制御手段は、前記第2の判定として前記取得手段により取得された動き量が第2の閾値より小さい場合に前記第2の制御を行うことを特徴とする請求項11または12に記載の画角制御装置。
- 前記制御手段は、前記第2の判定として前記第1の制御が完了してから第1の時間が経過した場合に前記第2の制御を行うことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画角制御装置。
- 前記制御手段は、撮影者による所定の操作に基づいて、前記第1の判定および前記第2の判定を行うことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の画角制御装置。
- 前記所定の操作は、前記第1の制御および前記第2の制御それぞれの開始を指示する操作であることを特徴とする請求項15に記載の画角制御装置。
- 前記制御手段は、前記第1の制御が開始されてから前記第2の制御が開始されるまでの間に前記操作部材を介した操作が行われた場合、当該操作が行われてから第2の時間が経過するまで、前記第2の制御を行わないことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の画角制御装置。
- 前記画角変更手段は、光学的に焦点距離を変更することで画角を変更することを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記載の画角制御装置。
- 前記画角変更手段は、画像の一部の領域を拡大することで電子的に画角を変更することを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載の画角制御装置。
- 画像の画角を制御する画角制御方法であって、
第1の判定に応じて、第1の画角から所定量だけ広角側の第2の画角へ画角を変更する第1の制御を行い、
前記第1の制御の後に、第2の判定に応じて、前記第1の画角へ画角を変更する第2の制御を行い、
前記第1の制御が開始されてから前記第2の制御が開始されるまでの間に、前記所定量に関する設定を変更する操作が行われた場合、当該操作に応じて前記所定量に関する設定を変更することを特徴とする画角制御方法。
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