JP2017200513A - 乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヒートポンプの効率を低下させることなく、圧縮機の過剰な温度上昇を抑えることができる乾燥機を提供する。【解決手段】乾燥室14aと、循環風路18と、循環風路18を通して乾燥室14a内の空気を循環させる送風機28と、ヒートポンプ32と、外部から循環風路18内へ空気を取り込む外気取込手段49と、ヒートポンプ32が有する圧縮機35の温度Tcを検出する圧縮機温度センサ57と、制御装置61を備え、乾燥運転の実行中に圧縮機温度センサ57で検出された温度Tcに応じて外気取込手段49が循環風路18内へ取り込む空気量を制御する。【選択図】 図1
Description
本実施形態は乾燥機に関する。
従来より、洗濯物等の衣類の乾燥用にヒートポンプを備えた乾燥機は、衣類のしわや縮みが少なく省エネで乾燥時間も短くて済むことから注目されている。
ヒートポンプを備えた乾燥機では、衣類を収容する乾燥室内に連通する循環風路を設け、この循環風路内に、乾燥室内の空気を循環風路を通して循環させるための送風機と、ヒートポンプの蒸発器及び凝縮器を配設している。
ヒートポンプは、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機と、圧縮機から吐出された高温高圧のガス冷媒を放熱させて液化させるための凝縮器と、凝縮器を通った冷媒を減圧する減圧装置と、液化した冷媒を気化させる蒸発器とを配管によって順次接続して構成しており、圧縮機を駆動させることにより、冷媒を循環させるようになっている。
そして、凝縮器で放出された熱により加熱された循環風路内の空気を乾燥室内に送り込み、そして衣類から水分を奪った空気を循環風路内の蒸発器において冷却することにより除湿し、除湿した空気を再び凝縮器で加熱して乾燥室に供給するということを繰り返すことにより、衣類を乾燥させるようにしている。
このようなヒートポンプを備えた乾燥機では、圧縮機を駆動して乾燥室及び循環風路を循環する空気を加熱するため、圧縮機の動作熱に加えて循環風路内を循環する高温の空気の影響を受けて圧縮機の温度が高くなりやすい。
これに対して、圧縮機の周波数を下げたり、減圧装置の開度を大きくしたりすることで、温度上昇を抑え圧縮機を保護することも考えられるが、このような場合であると圧縮機の温度だけでなくヒートポンプの効率も低下してしまい、乾燥時間が長くなるおそれがある。
なお、特許文献1には、循環風路に吸排気口を設け、温度センサによって検出された循環風路を流れる空気の温度に応じて、吸排気口の開口面積を調整することが開示されている。しかし、特許文献1では、オーバーシュートやアンダーシュートによるエネルギーロスの削減や、乾燥終了検知のばらつきを抑えるために、吸排気口の開口面積を調整して循環風路を流れる空気の温度を一定に保つものであり、圧縮機の温度について何ら考慮されていない。
そこで、ヒートポンプの効率を低下させることなく、圧縮機の過剰な温度上昇を抑えることができる乾燥機を提供することを目的とする。
本実施形態の乾燥機は、衣類が収容される乾燥室と、前記乾燥室外に設けられ前記乾燥室の空気を取出して前記乾燥室内に戻す循環風路と、前記循環風路を通して前記乾燥室内の空気を循環させる送風機と、前記循環風路内の空気を加熱する凝縮器と、前記循環風路内の空気を冷却し除湿する蒸発器と、冷媒を圧縮して前記凝縮器に供給する圧縮機と、前記凝縮器を通った冷媒を減圧する減圧装置とを備えたヒートポンプと、外部から前記循環風路内へ空気を取り込む外気取込手段と、前記圧縮機の温度を検出する圧縮機温度センサと、前記送風機、前記圧縮機、及び前記外気取込手段を制御する制御装置を備え、前記送風機及び前記圧縮機を駆動して乾燥運転を実行する乾燥機において、前記制御装置は、乾燥運転の実行中に前記圧縮機温度センサで検出された温度に応じて前記外気取込手段が前記循環風路内へ取り込む空気量を制御するものである。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
本実施形態の洗濯乾燥機1は、衣類の洗濯機能と乾燥機能を備えたドラム式のものであり、衣類乾燥機としても機能する。この洗濯乾燥機1の外殻を構成する外箱2は、矩形の箱状をなしており、この外箱2の前面部2aには、図示しない洗濯物出入口を開閉する扉3(図1参照)が設けられている。この場合、前面部2aは前下がりの傾斜状に形成されている。
外箱2の天板部2bの前部には、操作パネル4(図1、図3参照)が設けられている。この操作パネル4には、電源オンキー5aおよび電源オフキー5bと、タッチパネル6が設けられている。電源オンキー5aを押圧操作することで電源がオンされ、電源オフキー5bを押圧操作することで電源がオフされる。タッチパネル6は、使用者による種々の入力を受け付ける入力部としての機能と、使用者に対する種々の表示を行う表示部としての機能を有していて、運転コースなどの設定を行うことができる。
外箱2の内部には、図1及び図2に示すように、水槽7が図示しないサスペンションにより弾性的に支持された状態で配設されている。この水槽7は、円筒状をなし、後面が水槽端板により閉鎖されている。水槽7は、これの中心軸線が前後方向を向く横向きで、かつやや前上がりの傾斜状態で配置されていて、前面開口部がベローズ8を介して前記洗濯物出入口に接続されている。洗濯乾燥機1には、水槽7内へ給水するための給水機構10(図3参照)が設けられている。給水機構10は、図示はしないが給水ホースを介して水道の蛇口に接続される。
水槽7の後部の底部には排水口11が設けられていて、この排水口11に、排水弁12を介して排水管13が接続されている。排水弁12が閉鎖された状態で給水機構10から水槽7内に水が供給された場合には、その水は水槽7内に貯留される。排水弁12が開放されることに伴い、水槽7内に貯留されていた水は、排水管13を通して機外へ排出される。
水槽7内には、回転槽14が回転可能に配設されており、この回転槽14も、水槽7と同様に、後面が回転槽端板により閉鎖された円筒状をなしていて、これの中心軸線が前後方向を向く横向きで、かつやや前上がりの傾斜状態で配置されている。回転槽14の前面開口部は、水槽7の前面開口部および洗濯物出入口に連通している。扉3を開放することで、洗濯物出入口、水槽7の前面開口部、および回転槽14の前面開口部を通して回転槽14に対して衣類を出し入れすることができる。したがって、回転槽14内には、洗濯および乾燥の対象物となる衣類が出し入れ可能に収容される。回転槽14の周壁部および後部の端板には、複数の孔部15が設けられている。この孔部15は、洗濯運転時には通水孔として機能し、脱水運転時には脱水孔として機能し、乾燥運転時には通風孔として機能する。
水槽7の背面部にはモータ16が設けられている。モータ16は、例えばアウターロータタイプのDCブラシレスモータにより構成されていて、これの回転軸が水槽端板を貫通して回転槽14の端板に連結されている。回転槽14は、モータ16により直接回転駆動される。回転槽14の内部は、乾燥運転時に乾燥対象の衣類を収容する乾燥室14aとして機能する。
外箱2内において、水槽7の外側には循環風路18が設けられている。水槽7には、この循環風路18と接続するための入口19と出口20が設けられている。このうちの入口19は、図2に示すように、水槽7の背面となる水槽端板においてモータ16の上方となる部位に設けられ、出口20は、図1に示すように、水槽7の周壁部における前部の右上部に設けられている。
循環風路18は、この場合、排気ダクト21と、フィルタ用ダクト22と、中間ダクト23と、熱交換器用ダクト24と、給気ダクト25を備えている。循環風路18の一端部を構成する排気ダクト21の一端部が、水槽7の前記出口20に接続されている。排気ダクト21の後端部が、フィルタ用ダクト22に前方から接続されている。フィルタ用ダクト22の前部には、乾燥用のフィルタ装置27が設けられている。フィルタ用ダクト22は、図5にも示すように、後方に向けて下降傾斜していて、後下端部が中間ダクト23の上端部に接続されている。
中間ダクト23は、図2に示すように下方へ延び、その下端部が、外箱2内の下部に配置された熱交換器用ダクト24の一端部に接続されている。熱交換器用ダクト24は、外箱2内の下部において左右方向に延び、他端部が送風機28のファンケーシング29における吸気口29aに接続されている。送風機28は、ファンケーシング29と、このファンケーシング29内に配置されたファン30と、このファン30を回転駆動するファンモータ31を備えている。ファンケーシング29の吐出口29bは上に向けられ、給気ダクト25の下端部に接続されている。給気ダクト25は、上下方向に延びていて、その上端部が、水槽7の背面部において前記入口19に接続されている。
熱交換器用ダクト24内には、図2に示すように、ヒートポンプ32の凝縮器33と蒸発器34が配設されている。ヒートポンプ32は、周知のように、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機35と、圧縮機35から吐出された高温高圧の冷媒を放熱して凝縮させて液化させる凝縮器33と、この凝縮器33で液化した冷媒の流量を調整する絞り装置36と、この絞り装置36を通った冷媒を蒸発させる蒸発器34を、冷媒流路を構成する配管で環状に接続して構成されたもので、冷凍サイクルを構成している。このうち、凝縮器33は、熱交換器用ダクト24内を流れる空気を加熱する加熱手段として機能し、蒸発器34は、熱交換器用ダクト24内を流れる空気を冷却して除湿する除湿手段として機能する。熱交換器用ダクト24において、蒸発器34が中間ダクト23との接続部寄りに配置され、凝縮器33が送風機28寄りに配置されている。
送風機28のファンモータ31が駆動されると、ファン30の送風作用により、図1および図2に矢印で示すように、ファンケーシング29の吐出口29bから吐出された空気が給気ダクト25を通り、入口19から水槽7内、ひいては回転槽14内部の乾燥室14aに供給される。また、回転槽14内部の乾燥室14a、ひいては水槽7内の空気は、出口20から排気ダクト21、フィルタ用ダクト22、中間ダクト23、熱交換器用ダクト24を順に通り、ファンケーシング29の吸気口29aからファンケーシング29内に吸い込まれる。このようにして、水槽7内の空気が循環風路18を通して循環される。
フィルタ装置27は、図5に示すように、第1のフィルタ部材40と、第2のフィルタ部材41を備えている。これら第1フィルタ部材40及び第2フィルタ部材41は乾燥運転時において衣類から出るリントなどを捕獲し、リントなどが下流に流れることを防止するためのものであり、二重構造となっている。第2のフィルタ部材41の網目は、第1のフィルタ部材40の網目より細かいものが用いられていて、第1のフィルタ部材40を通過したリントも第2のフィルタ部材41で捕獲できるようになっている。これら第1および第2のフィルタ部材40,41は、フィルタ用ダクト22のフィルタ収容部42に対して着脱可能に装着されている。
図3および図4にも示すように、外箱2の天板部2bにおいて、フィルタ装置27に対応する部位には、フィルタカバー43が設けられている。このフィルタカバー43は、後端部の軸部43a(図5参照)を支点に上下方向へ回動可能とされている。また、フィルタカバー43には、手掛け用開口部44が設けられているとともに、この手掛け用開口部44を開閉する手掛け用蓋45が設けられている。手掛け用蓋45は、後端部の軸部45aを支点に上下方向へ回動可能とされていて、ばねなどの付勢手段により閉鎖方向に付勢されている。
この場合、使用者が、閉鎖状態の手掛け用蓋45の前部を手指で上方から下方へ押すことで、手掛け用蓋45を下方へ回動させて手指を手掛け用開口部44に挿入し、そして手掛け用開口部44の前縁部に手指を掛けてフィルタカバー43を引き上げるようにすることで、フィルタカバー43を開放させることができる。フィルタカバー43を開放させることで、第1および第2のフィルタ部材40,41をフィルタ収容部42から外して掃除することが可能となる。
フィルタ用ダクト22において、フィルタ収容部42の後方側は、前述したように後方に向けて下降傾斜していて、その途中の上部にほぼ水平となる水平状部47が設けられている。その水平状部47に排気口48が設けられている。排気口48は、図4に示すように、複数のスリットによって形成されていて、フィルタ用ダクト22内ひいては循環風路18内と循環風路18外を連通させている。水平状部47の上面側には、排気口48を開閉する排気ダンパ49が設けられている。
この排気ダンパ49は、開閉弁49aと、開閉弁49aの一端部に設けられた軸部49bと、軸部49bを回動させるモータ49cとを備え、開閉弁49aがモータ49cによって軸部49bを支点に回動操作されることで排気口48を開閉する。本実施形態では、図6に示すように、排気口48を閉塞する位置P0と、位置P0から軸部49bの周りに第1角度(例えば、30°)回動した位置P1と、位置P0から軸部49bの周りに第1角度より大きい第2角度(例えば、45°)回動した位置P2と、位置P0から軸部49bの周りに第2角度より大きい第3角度(例えば、60°)回動した位置P3との間で排気ダンパ49が回動移動し、位置P1、P2、P3の順で排気ダンパ49の開度が大きくなるようになっている。
外箱2の天板部2bには、水平状部47の上方付近に位置させて、後方に向けて下降傾斜する傾斜部50が設けられていて、この傾斜部50に、外側排気口51が設けられている。この外側排気口51も、図3に示すように、複数のスリットによって形成されていて、外箱2の内外を連通させている。この場合、外側排気口51の開口面積は、排気口48の開口面積よりも大に設定している。外箱2には、天板部2bの下側に位置させて補強部材52(図4参照)が設けられている。
ここで、送風機28の運転時において、排気ダンパ49が開放動作して排気口48が開放されると、循環風路18内を流れる空気の一部が、図1に矢印A1で示すように、排気口48から外側排気口51を通って循環風路18の外部(外箱2の外部)へ排出される。その際、排気ダンパ49は、開閉弁49aの位置を位置P1、P2,P3の間で変更することで排気ダンパ49の開度を変更し、排気口48から外箱2の外部へ排出する空気量が、位置P1、P2、P3の順で多くなるように調整する。
図2に示すように、循環風路18における熱交換器用ダクト24の上部には、蒸発器34と凝縮器33との間に位置させて吸気口53が設けられている。この吸気口53は、循環風路18内と循環風路18外とを連通させている。吸気口53は常時開放されていて、前記送風機28の運転時に排気ダンパ49が排気口48を開放して循環風の一部が排気されることに伴い、排気口48から循環風路18の外部へ排気された空気量に応じた量の空気が循環風路18の外部(外箱2内)から循環風路18内へ吸入される。つまり、排気ダンパ49及び送風機28は、協働して外部から循環風路18の内部へ空気を取り込む外気取込手段を構成し、排気ダンパ49が開閉弁49aの位置を位置P1、P2,P3の間で変更することで排気ダンパ49の開度を変更し、排気口48から外箱2の外部へ排出する空気量と、吸気口53から循環風路18へ取り込む空気量とが、位置P1、P2、P3の順で多くなるように調整する。
図2に示すように、循環風路18における給気ダクト25には、循環風路18内を流れる循環空気の温度を検知する第1温度センサ55が設けられている。この第1温度センサ55は、循環風路18にあって加熱手段を構成する凝縮器33と入口19との間のうち、入口19の近傍に配置されている。第1温度センサ55は、循環風路18内を流れる循環風のうち、凝縮器33にて加熱されて水槽7内に供給される風の温度を検知する。
図1に示すように、循環風路18における出口20側、この場合、フィルタ用ダクト22には、排気口48の下流側に位置させて第2温度センサ56が設けられている。この第2温度センサ56は、循環風路18内を流れる循環風のうち出口20側の温度を検知する。
図2に示すように、ヒートポンプ32には、圧縮機35の外側面あるいは圧縮機35の吐出口35a付近に、圧縮機35の温度を検知する圧縮機温度センサ57が設けられている。
図1に示すように、外箱2内の下部の前部には、制御手段を構成する制御装置61が設けられている。この制御装置61は、マイクロコンピュータを主体に構成されていて、操作パネル4における電源オンキー5a、電源オフキー5b、タッチパネル6の入力部、第1温度センサ55、第2温度センサ56、圧縮機温度センサ57などからの信号や、予め備えた制御プログラムに基づき、操作パネル4の表示部、給水機構10、排水弁12、モータ16、送風機28、ヒートポンプ32の圧縮機35、排気ダンパ49などを制御する機能を備えている。
上記のような構成の洗濯乾燥機において、乾燥室14a内に衣類を収容した状態で、操作パネル4において乾燥運転が設定されると、制御装置61は乾燥運転を実行する。乾燥運転では、モータ16により回転槽14を適宜回転させるとともに、ヒートポンプ32の圧縮機35を駆動させ、さらに送風機28を所定回転数で駆動させる。
このうち、回転槽14を回転させることで、乾燥室14a内の衣類が撹拌される。また、圧縮機35を駆動させることで、冷媒がヒートポンプ32を循環する。これに伴い、凝縮器33で生じる放熱により当該凝縮器33の周りの空気が加熱されるとともに、蒸発器34で生じる吸熱により当該蒸発器34の周りの空気が冷却されて除湿される。
そして、送風機28の駆動に伴い、凝縮器33で加熱された温風が給気ダクト25を通り、入口19から水槽7内、ひいては回転槽14内部の乾燥室14aに供給される。その温風により衣類が加熱され、湿気が奪われる。湿気を奪った空気は、出口20から排気ダクト21側へ排出される。排気ダクト21側へ排出された空気は、フィルタ用ダクト22、中間ダクト23を通り、熱交換器用ダクト24内に入る。熱交換器用ダクト24内に入った、湿気を含んだ空気は、蒸発器34を通過する過程で冷却されて除湿される。除湿された空気は、凝縮器33を通過する過程で再び加熱されて温風化され、その温風が給気ダクト25を通り入口19から水槽7内に供給される。この流れを繰り返すことで、衣類が乾燥されるようになる。
乾燥運転中において、衣類からリントが発生すると、そのリントも、出口20から排気ダクト21側へ排出される空気と共に流れ、第1のフィルタ部材40、第2のフィルタ部材41を通過する際にそれらに捕獲される。
そして、制御装置61は、例えば、第1温度センサ55で検出された循環風路18の入口19付近の温度と第2温度センサ56で検出された循環風路18の出口20付近の温度との温度差が設定値以下になる等、所定の乾燥終了条件を満たすと、ヒートポンプ32の運転を停止しつつ送風機28を駆動する冷却行程を所定時間実行した後、送風機28も停止して乾燥運転を終了する。
このような乾燥運転中において、制御装置61は、圧縮機温度センサ57によって動作中の圧縮機35の温度Tcを検出し、検出された温度Tcに応じて外気取込手段を構成する排気ダンパ49の開度を制御する。
具体的には、乾燥運転の開始時は、排気ダンパ49の開閉弁49aが位置P0に位置し排気口48を閉塞している。そのため、水槽7内および循環風路18内を循環する空気が排気口48から排気されないとともに、吸気口53から吸気もされない。
そして、乾燥運転が進むにつれて循環風路18を循環する空気の温度が上昇するとともに圧縮機35の温度も上昇する。正常な乾燥運転であれば動作中の圧縮機35の温度は、所定温度以下になるが、過負荷運転などにより圧縮機35の温度が上昇し、圧縮機温度センサ57で検出される圧縮機35の温度Tcが第1閾値温度Tth1(例えば、Tth1=98℃)より大きくなると(つまり、Tth1<Tc)、制御装置61は、送風機28の回転数を維持したまま排気ダンパ49の開閉弁49aを位置P0から位置P1へ回動移動させ排気口48を開放する。
すると、循環風路18を流れる空気の一部は、図1の矢印A1で示すように、排気口48から外側排気口51を通って機外である外箱2の外側へ排気されるとともに、図2の矢印A2で示すように、循環風路18外の空気が、熱交換器用ダクト24の吸気口53から循環風路18内へ吸気され、循環風路18内を循環する空気の温度が低下する。循環風路18内を循環する空気は、凝縮器33及び蒸発器34においてヒートポンプ32を循環する冷媒と熱交換するため、循環風路18内を循環する空気の温度低下に伴ってヒートポンプ32を循環する冷媒温度も低下し、冷媒が内部を流れる圧縮機35も冷却される。
このような排気ダンパ49の制御に伴い、圧縮機温度センサ57で検出される圧縮機35の温度Tcが第1閾値温度Tth1以下になれば、排気ダンパ49の開閉弁49aを位置P1から位置P0へ回動移動させ、排気口48を閉塞して循環風路18外の空気の取込を中止する。
一方、排気ダンパ49の開閉弁49aを位置P0から位置P1へ回動移動させ排気口48を開放した後も、更に、圧縮機35の温度が上昇し、圧縮機温度センサ57で検出される圧縮機35の温度Tcが第2閾値温度Tth2(例えば、Tth2=100℃)より大きくなると(つまり、Tth2<Tc)、制御装置61は、送風機28の回転数を所定値に維持したまま、排気ダンパ49の開閉弁49aを位置P1から位置P2へ回動移動させ排気ダンパ49の開度を大きくして、吸気口53から循環風路18へ取り込む空気量を増加させ、圧縮機35の冷却能力を上昇する。
排気ダンパ49の開閉弁49aを位置P2へ回動移動させた後、圧縮機温度センサ57で検出される圧縮機35の温度Tcが第2閾値温度Tth2以下になれば、排気ダンパ49の開閉弁49aを位置P2から位置P1へ回動移動させ、圧縮機35の温度Tcが更に上昇して第3閾値温度Tth3より大きくなると(つまり、Tth3<Tc)、制御装置61は、送風機28の回転数を所定値に維持したまま、排気ダンパ49の開閉弁49aを位置P2から位置P3へ回動移動させ排気ダンパ49の開度を大きくして、吸気口53から循環風路18へ取り込む空気量を増加させ、圧縮機35の冷却能力を更に上昇する。
排気ダンパ49の開閉弁49aを位置P3へ回動移動させた後、圧縮機温度センサ57で検出される圧縮機35の温度Tcが第3閾値温度Tth3以下になれば、排気ダンパ49の開閉弁49aを位置P3から位置P2へ回動移動させ、圧縮機35の温度Tcが更に上昇して停止温度に達すると、制御装置61は圧縮機35を保護するためこれを停止して乾燥運転を中止する。
以上のような本実施形態では、圧縮機温度センサ57で検出された圧縮機35の温度Tcが所定温度以上になると、吸気口53から循環風路18へ外部の空気を取り込むため、吸気口53から循環風路18へ取り込んだ空気によって圧縮機35を冷却することができるとともに、衣類から奪った湿気を含み高湿度になっている乾燥運転中の空気を排気口48から外箱2の外部へ排出して循環風路18内の除湿を促進させることができ、乾燥時間を短縮することができる。
しかも、本実施形態では、圧縮機温度センサ57で検出された圧縮機35の温度Tcが高くなるにしたがって、循環風路18内へ取り込む空気量を増加させるため、循環風路18内の空気温度が下がりすぎるのを防ぐことができる。
(変更例)
上記した実施形態では、送風機28の回転数を所定値に維持しつつ排気ダンパ49の開度を調整することで吸気口53から循環風路18へ取り込む空気量を調整する場合について説明したが、例えば、排気ダンパ49の開度を一定に保ちつつ送風機28の回転数を調整することで循環風路18へ取り込む空気量を調整したり、排気ダンパ49の開度と送風機28の回転数とを調整することで循環風路18へ取り込む空気量を調整してもよい。
上記した実施形態では、送風機28の回転数を所定値に維持しつつ排気ダンパ49の開度を調整することで吸気口53から循環風路18へ取り込む空気量を調整する場合について説明したが、例えば、排気ダンパ49の開度を一定に保ちつつ送風機28の回転数を調整することで循環風路18へ取り込む空気量を調整したり、排気ダンパ49の開度と送風機28の回転数とを調整することで循環風路18へ取り込む空気量を調整してもよい。
例えば、図8に示すように、乾燥運転中に圧縮機温度センサ57で検出される圧縮機35の温度Tcが第1閾値温度Tth1、第2閾値温度Tth2、第3閾値温度Tth3より大きくなると、制御装置61は、排気ダンパ49の開閉弁49aを所定位置(例えば、位置P1)へ回動移動させ排気口48を開放するとともに、送風機28の回転数を、第1回転数(例えば、5000rpm)、第2回転数(例えば、5500rpm)、第3回転数(例えば、6000rpm)に設定し、循環風路18内へ取り込む空気量を調整してもよい。
また、上記した実施形態では、排気ダンパ49として軸部49bを支点に開閉弁49aが回動することで排気口48を開閉する場合について説明したが、例えば、図9に示すように、スライドゲート弁70がアクチュエータ72によって排気口48に沿ってスライド移動することで排気口48を開閉してもよい。その場合、スライドゲート弁70のスライド移動量を調整することで排気ダンパ49の開度(排気口48の開口面積)を調整してもよい。
また、上記した実施形態では、排気口48にこれを開閉する排気ダンパ49を設けたが、この排気ダンパ49に代えて、あるいは排気ダンパ49とともに循環風路18の吸気口53を開閉する吸気ダンパを設け、当該吸気ダンパの開度を調整することで循環風路内へ取り込む空気量を制御してもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…洗濯乾燥機、2…外箱、7…水槽、10…給水機構、11…排水口、12…排水弁、13…排水管、14…回転槽、14a…乾燥室、15…孔部、16…モータ、18…循環風路、19…入口、20…出口、21…排気ダクト、22…フィルタ用ダクト、23…中間ダクト、24…熱交換器用ダクト、25…給気ダクト、28…送風機、32…ヒートポンプ、33…凝縮器、34…蒸発器、35…圧縮機、35a…吐出口、36…絞り装置、48…排気口、49…排気ダンパ、49a…開閉弁、49b…軸部、49c…モータ、51…外側排気口、53…吸気口、55…温度センサ、56…温度センサ、57…圧縮機温度センサ、61…制御装置、70…スライドゲート弁、72…アクチュエータ
Claims (4)
- 衣類が収容される乾燥室と、
前記乾燥室外に設けられ前記乾燥室の空気を取出して前記乾燥室内に戻す循環風路と、
前記循環風路を通して前記乾燥室内の空気を循環させる送風機と、
前記循環風路内の空気を加熱する凝縮器と、前記循環風路内の空気を冷却し除湿する蒸発器と、冷媒を圧縮して前記凝縮器に供給する圧縮機と、前記凝縮器を通った冷媒を減圧する減圧装置とを備えたヒートポンプと、
外部から前記循環風路内へ空気を取り込む外気取込手段と、
前記圧縮機の温度を検出する圧縮機温度センサと、
前記送風機、前記圧縮機、及び前記外気取込手段を制御する制御装置を備え、
前記送風機及び前記圧縮機を駆動して乾燥運転を実行する乾燥機において、
前記制御装置は、乾燥運転の実行中に前記圧縮機温度センサで検出された温度に応じて前記外気取込手段が前記循環風路内へ取り込む空気量を制御する乾燥機。 - 前記外気取込手段は、前記循環風路内の空気を外部へ放出する排気口と、外部の空気を前記循環風路内に取り込む吸気口と、前記排気口及び前記吸気口の少なくとも一方を開閉するダンパを備え、
前記制御装置は、前記ダンパの開度を調整して前記外気取込手段が前記循環風路内へ取り込む空気量を制御する請求項1に記載の乾燥機。 - 前記外気取込手段は、前記循環風路内の空気を外部へ放出する排気口と、外部の空気を前記循環風路内に取り込む吸気口とを備え、
前記制御装置は、前記送風機の回転数を調整して前記外気取込手段が前記循環風路内へ取り込む空気量を制御する請求項1に記載の乾燥機。 - 前記ダンパは、前記排気口及び前記吸気口の少なくとも一方に沿って移動するスライドゲート弁を備える請求項2に記載の乾燥機。
Priority Applications (1)
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| JP2016092615A JP2017200513A (ja) | 2016-05-02 | 2016-05-02 | 乾燥機 |
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| JP2016092615A JP2017200513A (ja) | 2016-05-02 | 2016-05-02 | 乾燥機 |
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|---|---|---|---|---|
| JP2023032110A (ja) * | 2021-08-26 | 2023-03-09 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 衣類乾燥機 |
| CN117071240A (zh) * | 2023-08-22 | 2023-11-17 | 珠海格力电器股份有限公司 | 衣物护理方法和挡板装置 |
| CN118048762A (zh) * | 2023-12-29 | 2024-05-17 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种衣物处理设备的烘干控制方法及衣物处理设备 |
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2016
- 2016-05-02 JP JP2016092615A patent/JP2017200513A/ja active Pending
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